JP2007257100A - パノラマ画像作成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラのレンズの主点が一致しない条件で撮られた画像からでも、物体の画像がぶれない状態でパノラマ画像を作成する。
【解決手段】パノラマ画像の視点を中心とした複数の仮想的な同心球を用意し、同心球面上の任意の点に対応する各画像上の点もしくは点の近傍の画素値同士から計算される類似度を、同心球面上にマッピングし、同心球面上の任意の点に対して、同心球面上の任意の点と画像を撮影したカメラの光学系の物体側主点とを結ぶ線と、同心球面上の任意の点と同心球の中心点を結ぶ線との角度と、対応する画像上の点の画素値から計算されるテクスチャ値を同心球面上にマッピングし、同心球と中心点を同じくする単位球を用意し、同心球の中心を起点として単位球面上の各点へ延ばした線が各同心球面と交わる点にマッピングされている類似度と、テクスチャ値より求められる値を単位球面上の各点のテクスチャ値としてマッピングし、単位球面にマッピングされたテクスチャ値をパノラマ画像として出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、パノラマ画像作成方法に係り、特に、コンピュータビジョンにおいて、カメラで撮像した2枚以上の複数の画像からパノラマ画像を作成する技術に関する。
従来から、カメラで撮像した2枚以上の複数の画像からパノラマ画像を作成する方法が知られている(下記、非特許文献1、2参照)。
以下、従来のパノラマ画像作成方法について説明する。
図5は、従来のパノラマ画像作成方法について、幾何学的な構成を示した図である。
同図において、101は最終的なパノラマ画像を投射する半径1の単位球、102は101の単位球の中心、103はカメラ1のレンズの主点、104はカメラ2のレンズの主点、105はカメラ1の光軸、106はカメラ2の光軸、107はカメラ1で撮像された画像、108はカメラ2で撮像された画像、109はカメラ1の画像を単位円101の面上に投射した際の投射像の範囲、110はカメラ2の画像を単位円101の面上に投射した際の投射像の範囲、112は109と110で重複する投射像の範囲である。
なお、図5では、説明を簡単にするために、107と108のカメラ1、2の画像の光軸が紙面上に配置されるようにしているが、それらの光軸が紙面上に無い場合であっても原理は変わらない。
また、図5では、説明を簡単にするために、本来2つよりも多い画像を使用するところを、2つの画像のみ示しているが、2つよりも多い画像であったとしても、原理は変わらない。
カメラが規定する座標系をカメラ座標系と呼ぶこととする。このカメラ座標系では、原点は、カメラのレンズの物体側主点と像側主点であるが、レンズヘの光の入射に関する座標の原点は物体側主点となり、レンズからの光の出射に関する座標の原点は像側主点となる。
ここで、カメラをC(ただし、iはカメラを区別する番号であり、i=1,2,3,…である。)と名付けるとする。このカメラCの規定する座標系は以下のようになる。
Ciは、レンズ光軸と一致し、カメラヘの光の入射とは反対方向をプラス方向とする。 XCi軸は、原点を含むZCi軸と直交した面内にあり、二次元撮像素子の水平走査方向と平行な軸である。そして水平走査方向をプラス方向とする。
Ci軸は、ZCi軸とXCi軸の両方と直交する軸であり、右手系としてYCi軸のプラス方向を決めるものとする。
カメラの撮像素子である二次元撮像素子が規定する座標系をディジタル画像座標系と呼ぶこととする。このディジタル画像座標系では、原点は、1フレームの走査の起点とし、水平走査方向と平行な軸をuCi軸とし、垂直走査方向と平行な軸をvCi軸とする。
カメラの光軸と二次元撮像素子との交点の座標を、ディジタル画像座標系では、[uCiO,vCiOと表すこととする。カメラのレンズの像側主点とカメラの二次元撮像素子の受光面までの距離をfCiとする。
カメラの二次元撮像素子のピクセルピッチについては、uCi軸方向のものは、1/kCi、vCi軸方向のものは、1/kvCiとする。
カメラの二次元撮像素子の水平走査方向と垂直走査方向の成す角をψCiとする。
パノラマ画像が規定する座標系をパノラマ画像座標系と呼ぶこととする。このパノラマ画像座標系の原点は、パノラマ画像を構成する際の視点の位置であり、この位置をCと呼ぶこととする。
この原点を中心に任意のデカルト座標系の軸を決める。この系の座標を[XC0,YC0,ZC0と表すこととする。
パノラマ画像座標系におけるカメラCの回転を表す行列をRC0Ci=[rC0CiX,rC0CiY,rC0CiZ(rC0CiX,rC0CiY,rC0CiZは、それぞれパノラマ画像座標系におけるカメラCのX、Y、Z軸方向の単位ベクトル)とする。
パノラマ画像座標系におけるカメラCの原点の座標をT=[TC0CiX,TC0CiY,TC0CiZ(TC0CiX,TC0CiY,TC0CiZは、それぞれパノラマ画像座標系におけるカメラCの原点のX、Y、Z座標)とする。
このとき、カメラCのパノラマ画像座標系における射影行列PC0Ciは、下記(1)式のようになる。
Figure 2007257100
前述の射影行列を使用すると、ある点のパノラマ画像座標系上の位置を[XC0,YC0,ZC0,]としたときの、その点がカメラの二次元撮像素子上に結像する点の位置をディジタル画像座標系で[uCi,vCiと表したとき、下記(2)式の関係があるので、下記(3)式となる。
また、パノラマ座標系を極座標系で表したときの座標[rC0,θC0,φC0を、下記(4)式と定める
Figure 2007257100
前述の幾何学的な構成を用いて、以下のように、101の単位球上にパノラマ画像を作成する。
(1)rC0が1となる単位球面上で、ユーザが欲する画像のレゾリューションとなるように複数の点を定め、それらの座標を[1,θC0j,φC0j(jは点を区別する数字)とする。
(2)101の単位球面上のある点jを指定する。
(3)各カメラの画像上の前述の点jに対応する点の位置を算出する。これは、幾何学上は、101の単位球面上の点から各カメラのレンズの主点を通る線を引き、カメラの画像との交点の位置を出すことに相当する。
図5では、101の単位球面上の「投射」と書かれた点から矢印を逆に進み、カメラ1では103のレンズの主点を通り、107の画像に到達した点となる。また、カメラ2では104のレンズの主点を通り、108の画像に到達した点となる。
これは、例えば、パノラマ画像座標系における単位球面上の点jの座標を[XCj,YCj,ZCjとしたとき、下記(5)式のように算出できる。
Figure 2007257100
(4)もし、101の単位球面上の点jに対するカメラの画像の点が1つの場合は、そのカメラの画像の点にある色ベクトルDCij(iはカメラを区別する数字、jは単位球面上の点を区別する数字)をそのまま投射し、点jの色として使用する。
もし、112に示すように、101の単位球面上の点jに対するカメラの画像の点が複数の場合は、対応するカメラの画像の点にある色ベクトルDCij(iはカメラを区別する数字、jは単位球面上の点を区別する数字)を投射し、それら投射された色ベクトルを定められた重みに従ってブレンディングして、そのブレンディングした色ベクトルを点jの色として使用する。
前述のブレンディングは、たとえば、各カメラ画像の端からjの対応点までの距離に対して単調増加する割合でブレンディングの重みを大きくする方法がある。具体的には、例えば、各カメラ画像の端からの距離LCijを求め、下記(6)式によりブレンディングする。
(5)前述の(2)〜(4)を、前述の(1)で定めた単位球面上の全ての点jについて行う。単位球面上の各点jに得られた色ベクトルの集合がパノラマ画像となる。
ここで述べた実施例は、パノラマ画像を作成するための投射先を単位球として説明したが、単位球を半径1の単位円柱としても同様の操作でパノラマ画像を作成できる。
Figure 2007257100
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
R.Szeliski,H-Y.Shum,"Creating Full View Panoramic Image Mosaics and Environment Maps",Computer Graphics Proceedings,Annual Conference Series,PP.251-258,1997 R.Szeliski,"Image Mosaicing for Tele-Reality Applications",In Proceedings of Workshop on Applications of Computer Vision,pp.44-53,1994
しかしながら、前述の従来方法では、景色の奥行き情報が使用されていないため、図5に示すような各カメラのレンズの主点が一致しないような条件で撮られた画像からは、複数のカメラの投射像が重なった図5の112のような部分については、各カメラの画像に写っている物体の位置がカメラに近いものほど、各カメラの画像から単位球または単位円柱に投射したときの物体の像のずれが大きく、ブレンディングしてパノラマ画像を作成した場合に、その物体の画像がぶれた状態となる欠点がある。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、カメラのレンズの主点が一致しない条件で撮られた画像からでも、物体の画像がぶれない状態でパノラマ画像を作成することが可能なパノラマ画像作成方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
前述の目的を達成するために、本発明は、内部パラメタ(光学系の焦点距離、撮像素子の画素ピッチ、撮像素子の縦横軸の角度、光学系の光軸と撮像素子との交点)が既知なカメラを用いて、所定範囲内の地点から互いに重なる部分があるように撮影方向を変えて撮像し、かつ撮影時のカメラ位置と方向の相対値が既知な複数枚の画像からパノラマ画像を作成するパノラマ画像作成方法において、パノラマ画像の視点を中心とした複数の仮想的な同心球を用意するステップ1と、該同心球面上の任意の点に対応する各画像上の点もしくは点の近傍の画素値同士から計算される類似度を、該同心球面上にマッピングするステップ2と、該同心球面上の任意の点に対して、該同心球面上の任意の点と該画像を撮影したカメラの光学系の物体側主点とを結ぶ線と、該同心球面上の任意の点と該同心球の中心点を結ぶ線との角度と、対応する画像上の点の画素値から計算されるテクスチャ値を該同心球面上にマッピングするステップ3と、該同心球と中心点を同じくする単位球を用意し、該同心球の中心を起点として、該単位球面上の各点へ延ばした線が各同心球面と交わる点にマッピングされている類似度と、テクスチャ値より求められる値を該単位球面上の各点のテクスチャ値としてマッピングするステップ4と、該単位球面にマッピングされたテクスチャ値をパノラマ画像として出力するステップ5とを有することを特徴とする。
また、本発明は、内部パラメタ(光学系の焦点距離、撮像素子の画素ピッチ、撮像素子の縦横軸の角度、光学系の光軸と撮像素子との交点)が既知なカメラを用いて、所定範囲内の地点から互いに重なる部分があるように撮影方向を変えて撮像し、かつ撮影時のカメラ位置と方向の相対値が既知な複数枚の画像からパノラマ画像を作成するパノラマ画像作成方法において、パノラマ画像の視点を通る一本の線を中心とした複数の仮想的な同心円柱を用意するステップ1と、該同心円柱面上の任意の点に対応する各画像上の点もしくは点の近傍の画素値同士から計算される類似度を、該同心円柱面上にマッピングするステップ2と、該同心円柱面上の任意の点に対して、該同心円柱面上の任意の点と該画像を撮影したカメラの光学系の物体側主点とを結ぶ線と、該同心円柱面上の任意の点と該同心円柱の中心線上にある視点を結ぶ線との角度と、対応する画像上の点の画素値から計算されるテクスチャ値を該同心円柱面上にマッピングするステップ3と、該同心円柱と中心点を同じくする単位円柱を用意し、該単位円柱の中心線上にある視点を起点として、該単位円柱面上の各点へ延ばした線が各同心円柱面と交わる点にマッピングされている類似度と、テクスチャ値より求められる値を該単位円柱面上の各点のテクスチャ値としてマッピングするステップ4と、該単位円柱面にマッピングされたテクスチャ値をパノラマ画像として出力するステップ5とを有することを特徴とする。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、類似度とテクスチャを三次元空間上にマッピングすることによって、三次元空間上の各点における物体の存在する可能性に関連する類似度と、その点における物体の色を三次元空間に配置することが可能となるため、カメラのレンズの主点が一致しない条件で撮られた画像からでも、物体の画像がぶれない状態でパノラマ画像を作成することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1のパノラマ画像作成方法について、幾何学的な構成の例を示す図である。
図1において、201は最終的なパノラマ画像を投射する半径1の単位球、202は単位球201の中心、203はカメラ1のレンズの主点、204はカメラ2のレンズの主点、205はカメラ1の光軸、206はカメラ2の光軸、207はカメラ1で撮像された画像、208はカメラ2で撮像された画像、211は単位球201の中心202を中心とする複数の同心球が層状に形成され、複数のカメラの画像間の類似度をその同心球の面上に配置した類似度マップとテクスチャマップ、212はカメラ1、2で作成される類似度マップの範囲、213は単位球201の中心202を中心とする複数の同心球が層状に形成され、複数のカメラの画像間の色情報から計算されたテクスチャをその同心球の面上に配置したテクスチャマップ、214はカメラ1、2で作成されるテクスチャマップの範囲である。
図1では、説明を簡単にするために、207と208のカメラ1,2の画像の光軸が紙面上に配置されるようにしているが、それらの光軸が紙面上に無い場合であっても、原理は変わらない。また、図1では、説明を簡単にするために、本来2つよりも多い画像を使用するところを、2つの画像のみ示しているが、2つよりも多い画像であったとしても、原理は変わらない。
カメラが規定する座標系をカメラ座標系と呼ぶこととする。このカメラ座標系では、原点は、カメラのレンズの物体側主点と像側主点であるが、レンズヘの光の入射に関する座標の原点は物体側主点となり、レンズからの光の出射に関する座標の原点は像側主点となる。
ここでカメラC(ただし、iはカメラを区別する番号であり、i=1,2,3,…である。)の規定する座標系を、以下のように定義する。
Ciはレンズ光軸と一致し、カメラヘの光の入射とは反対方向をプラス方向とする。
Ci軸は、原点を含むZCi軸と直交した面内にあり、二次元撮像素子の水平走査方向と平行な軸である。そして水平走査方向をプラス方向とする。
Ci軸は、ZCi軸とXCi軸の両方と直交する軸であり、右手系として、YCi軸のプラス方向を決めるものとする。
カメラの撮像素子である二次元撮像素子が規定する座標系をディジタル画像座標系と呼ぶこととする。このディジタル画像座標系では、原点は、1フレームの走査の起点とし、水平走査方向と平行な軸をuCi軸とし、垂直走査方向と平行な軸をvCi軸とする。
パノラマ画像が規定する座標系をパノラマ画像座標系と呼ぶこととする。このパノラマ画像座標系の原点は、パノラマ画像を構成する際の視点位置であり、この位置をCと呼ぶこととする。
この原点を中心に任意のデカルト座標系の軸を決める。この系の座標を[XC0,YC0,ZC0と表すこととする。
図2は、本実施例のパノラマ画像作成方法を説明するためのフローチャートであり、201の単位球上にパノラマ画像を作成するための処理手順を示すフローチャートである。
なお、本実施例のパノラマ画像作成方法は、コンピュータにより実行されるものであり、各カメラ画像は記憶装置に記憶される。
初めに、ユーザが欲する奥行き方向の解像度に応じて、必要な数の同心球を準備し(ステップS11)、同心球面上の各点に対するカメラ画像上の対応点を計算する(ステップS12)。
次に、同心球面上の各点に対するカメラ画像上の対応点間の類似度を計算し(ステップS13)、同心球面上の各点に対するテクスチャを計算する(ステップS14)。
前述のステップS12〜ステップS14の処理を、全ての点に対して実行した後(ステップS15)、同心球の中心から直線を延ばし、直線と交わる各同心球面の交点の類似度とテクスチャより、各直線に対するテクスチャを計算する(ステップS16)。
そして、各直線に対するテクスチャをパノラマ画像として出力する(ステップS17)。
以下、本実施例のパノラマ画像作成方法について詳細に説明する。
(1)ユーザが欲する奥行きの範囲を定める。さらに、ユーザが欲する奥行き方向のレゾリューションとなる数だけ、パノラマ画像座標系の原点を中心とする同心球を定める。
このとき定めた同心球の半径をrC0k(kは球を区別する数字)とする。
(2)k=0のときの同心球を単位球、つまり、半径をrC00=1とする。その単位球上に、パノラマ画像を作成するとして、ユーザが欲する画像のレゾリューションを満たす複数のサンプル点を定め、それらの座標を[1,θC0j,φC0j(jは点を区別する数字)とする。
(3)半径がrC0k,k≠0、となる球面上で、上記の点jに対応する点[rC0k,θC0j,φC0j(kは球を区別する数字、jは単位球面上の点を区別する数字)について、それに対応する全てにカメラのディジタル画像座標系上の点の位置[uCijk,vCijk(iはカメラを区別する数字、jは単位球面上の点を区別する数字、kは球を区別する数字)を求める。
単位球面上の点からディジタル画像座標系上の点への射影は、例えば、以下のように行われる。
カメラのレンズの像側主点と、カメラの二次元撮像素子の受光面までの距離をfCi、カメラの二次元撮像素子のuCi軸方向のピクセルピッチを1/kuCi、vCi軸方向を1/kvCi、カメラの二次元撮像素子の水平走査方向、と垂直走査方向の成す角をψCi、カメラの光軸と二次元撮像素子との交点の座標を、ディジタル画像座標系では、[uCiO,vCiOと表すこととする。なお、これらの値は、カメラ内部パラメタとして既知である。
ここで、パノラマ画像座標系におけるカメラCの回転を表す行列を、RC0Ci=[rC0CiX,rC0CiY,rC0CiZ(rC0CiX,rC0CiY,rC0CiZは、それぞれパノラマ画像座標系におけるカメラCのX、Y、Z軸方向の単位ベクトル)、パノラマ画像座標系におけるカメラCの原点の座標をTC0Ci=[TC0CiX,TC0CiY,TC0CiZ(TC0CiX、TC0CiY、TC0CiZは、それぞれパノラマ画像座標系におけるカメラCの原点のX、Y、Z座標)とすると、カメラCのパノラマ画像座標系における射影行列PC0Ciは、下記(7)式のように表される。
Figure 2007257100
前述の射影行列を使用すると、ある点のパノラマ画像座標系上の位置を[XC0,YC0,ZC0としたときの、その点がカメラの二次元撮像素子に結像する点の位置をディジタル画像座標系で[uCi,vCiと表したとき、下記(8)式の関係にあり、下記(9)式となる。
パノラマ座標系を極座標系で表したときの座標[rC0,θC0,φC0は、下記(10)式となる。したがって、(uCijk,vCijk)は、下記(11)式で求められる。
Figure 2007257100
(4)各カメラで撮像している画像の[uCijk,vCijk(iはカメラを区別する数字、jは単位球面上の点を区別する数字、kは球を区別する数字)の位置にある画素、または、その画素を含むその周りの複数の画素で形成される画素ブロックを抽出し、カメラ間におけるそれらの類似度Rjkを計算し、これを、点jに対応する同心球kの表面の点の座標[rC0k,θC0j,φC0j(kは球を区別する数字、jは点を区別する数字)の類似度として保存する。
類似度は、例えば、対応する点の画素値の相違度を用いて、下記(12)式で計算される値である。
Figure 2007257100
Figure 2007257100
Figure 2007257100
(5)点jに対応する、kの同心球上の点[rC0k,θC0j,φC0j(kは球を区別する数字、jは点を区別する数字)について、それに対応する全てのカメラのディジタル画像座標系上の点の位置[uCijk,vCijk(iはカメラを区別する数字、jは単位球面上の点を区別する数字、kは球を区別する数字)の色DCijkを、パノラマ画像座標系の原点(同心球の中心)、球面上の点の位置、カメラの物体側主点の位置の相対的な関係を考慮してブレンディングし、そのブレンディングした色Djkを得る。
この色Djkを、点jに対応する同心球kの表面の点の座標[rC0k,θC0j,φC0j(kは球を区別する数字、jは点を区別する数字)のテクスチャとして保存する。
ブレンディングは、例えば、下記(15)式にしたがって行われる。
(15)式のWCijkは、球の中心、すなわち、視点位置と、kの球面上の点jの位置[XC0jk,YC0jk,ZC0jkと、カメラCの物体側主点の位置TC0Cj=[TC0jkX,TC0jkY,TC0jkZによって、下記(16)式のように決められる。
なお、(16)式において、f[]は広義の単調増加関数であり、例えば、下記(17)式のようにしても良い。但し、σは適当な定数であり、画像によって適宜決める。
Figure 2007257100
(6)ある同心球kについて、単位球面上の全ての点jに対応する同心球kの球面上の点について、前述の(3)〜(5)を行い、類似度とテクスチャの計算と保存を行う。
(7)全ての同心球について、前述の(3)〜(6)を行い、類似度とテクスチャの計算と保存を行う。
類似度を保存した同心球で構成されたものを類似度マップと呼ぶこととする。そして、それぞれの同心球を類似度マップの層と呼ぶこととし、それぞれの層は同心球を区別するときに使用したkで区別することとする。
同様に、テクスチャを保存した同心球で構成されたものをテクスチャマップと呼ぶこととする。そして、それぞれの同心球をテクスチャマップの層と呼ぶこととし、それぞれの層は同心球を区別したときに使用したkで区別することとする。
(8)単位球面上のある点jに対応する色ベクトルDj0(jは単位球面上の点を区別する数字、0は単位球を表す数字であり、球を区別する数字kを0としたもの)を、対応する各同心球上の点にマッピングされた全ての類似度マップの類似度Rjkで決まる割合で、対応する各同心球上の点にマッピングされた全てのテクスチャマップのテクスチャDjkをブレンディングすることで得る。例えば、下記(18)式のようにする。
Figure 2007257100
(9)単位球面上の全ての点について、前述の(3)〜(8)を行い、単位球面上に画像を得る。
(10)(9)で得られた画像、つまり、Dj0を極座標[1,θC0j,φC0jの画素値とする画像をパノラマ画像として出力する。
以上説明したように、本実施例では、類似度マップとテクスチャマップによって、三次元空間上の各点における物体の存在する可能性に関連する類似度マップと、その点における物体の色を三次元空間に配置することが可能となるため、カメラのレンズの主点が一致しない条件で撮られた画像からでも、物体の画像がぶれない状態でパノラマ画像を作成することが可能となる。
なお、前述の(4)において、カメラ間の類似度を計算する際に、単位球面上のある点に対応するカメラ画像が1つしかなかった場合、類似度を0以外の値とすれば、対応する画像が1枚しかない領域においても、複数の画像に対応点がある場合と同様の処理によってパノラマ画像を作成できる。
これを行うためには、例えば、複数の対応点があった場合の類似度が0〜1の間の値をとる場合には、対応する画像が1枚しかなかった場合の類似度は常に1とするなどがあげられる。
[実施例2]
図3は、本発明の実施例2のパノラマ画像作成方法について、幾何学的な構成の例を示す図である。
同図において、301は最終的なパノラマ画像を投射する半径1の単位円柱、302は301の単位円柱の中心軸、303はカメラ1のレンズの主点、304はカメラ2のレンズの主点、305はカメラ1の光軸、306はカメラ2の光軸、307はカメラ1で撮像された画像、308はカメラ2で撮像された画像、311は302の単位円柱の中心軸を中心軸とする複数の同心円柱が層状に形成され、複数のカメラの画像間の類似度をその同心円柱の面上に配置した類似度マップ、312はカメラ1、2で作成される類似度マップの範囲、313は302の単位円柱と中心軸が同一な複数の同心円柱が層状に形成され、複数のカメラの画像間の色情報から計算されたテクスチャをその同心円柱の面上に配置したテクスチャマップ、314はカメラ1、2で作成されるテクスチャマップの範囲である。
図3では、説明を簡単にするために、307と308のカメラ1,2の画像の光軸が紙面上に配置し、同時に、単位円柱の軸が紙面と垂直となるように配置されるようにしているが、それらの光軸が紙面上に無い場合であっても、あるいは、単位円柱の軸が紙面と垂直でない場合であっても、原理は変わらない。
また、図3では、説明を簡単にするために、本来2つよりも多い画像を使用するところを、2つの画像のみ示しているが、2つよりも多い画像であったとしても、原理は変わらない。
カメラが規定する座標系をカメラ座標系と呼ぶこととする。このカメラ座標系では、原点は、カメラのレンズの物体側主点と像側主点であるが、レンズヘの光の入射に関する座標の原点は物体側主点となり、レンズからの光の出射に関する座標の原点は像側主点となる。ここでカメラC(ただし、iはカメラを区別する番号であり、i=1,2,3,…である。)の規定する座標系を以下のように定義する。
Ciはレンズ光軸と一致し、カメラヘの光の入射とは反対方向をプラス方向とする。
Ci軸は、原点を含むZCi軸と直交した面内にあり、二次元撮像素子の水平走査方向と平行な軸である。そして水平走査方向をプラス方向とする。
Ci軸は、ZCi軸とXCi軸の両方と直交する軸であり、右手系としてYCi軸のプラス方向を決めるものとする。
カメラの撮像素子である二次元撮像素子が規定する座標系をディジタル画像座標系と呼ぶこととする。このディジタル画像座標系では、原点は、1フレームの走査の起点とし、水平走査方向と平行な軸をuCi軸とし、垂直走査方向と平行な軸をvCi軸とする。
パノラマ画像が規定する座標系をパノラマ画像座標系と呼ぶこととする。このパノラマ画像座標系の原点は、パノラマ画像を構成する際の視点位置であり、この位置をC呼ぶこととする。
この原点を中心に任意のデカルト座標系の軸を決める。この系の座標を[XC0,YC0,ZC0と表すこととする。
図4は、本実施例のパノラマ画像作成方法を説明するためのフローチャートであり、301の単位円柱上にパノラマ画像を作成するための処理手順を示すフローチャートである。なお、本実施例のパノラマ画像作成方法は、コンピュータにより実行されるものであり、各カメラ画像は記憶装置に記憶される。
ユーザが欲する奥行き方向の解像度に応じて、必要な数の同心円柱を準備し(ステップS21)、同心円柱面上の各点に対するカメラ画像上の対応点を計算する(ステップS22)。
次に、同心円柱面上の各点に対するカメラ画像上の対応点間の類似度を計算し(ステップS23)、同心円柱面上の各点に対するテクスチャを計算する(ステップS24)。
前述のステップS22〜ステップS24の処理を、全ての点に対して実行した後(ステップS25)、同心円柱の中心から直線を延ばし、直線と交わる各同心円柱面の交点の類似度とテクスチャより、各直線に対するテクスチャを計算する(ステップS26)。
そして、各直線に対するテクスチャをパノラマ画像として出力する(ステップS27)。
以下、本実施例のパノラマ画像作成方法について詳細に説明する。
(1)ユーザが欲する奥行きの範囲を定める。さらに、ユーザが欲する奥行き方向のレゾリューションとなる数だけ、パノラマ画像座標系の原点を通る線を中心軸とする同心円柱を定める。
このとき定めた同心円柱の半径をrC0k(kは円柱を区別する数字)とする。なお、それぞれの円柱の高さは、例えば、各円柱に射影された画像が収まる高さ、もしくは、作成したいパノラマ画像の対応点が収まる高さよりも高く決める。
(2)k=0のときの同心円柱を単位円柱、つまり、半径をrC00=1とする。その単位円柱上に、パノラマ画像を作成するとして、ユーザが欲する画像のレゾリューションを満たす複数のサンプル点を定め、それらの座標を[1,θC0j,φC0j(jは点を区別する数字)とする。
(3)半径がrC0k,k≠0、となる円柱面上で、上記の点jに対応する点[rC0k,θC0j,φC0j(kは円柱を区別する数字、jは単位円柱面上の点を区別する数字)について、それに対応する全てにカメラのディジタル画像座標系上の点の位置[uCijk,vCijk(iはカメラを区別する数字、jは単位円柱面上の点を区別する数字、kは円柱を区別する数字)を求める。
単位円柱面上の点からディジタル画像座標系上の点への射影は、例えば、以下のように行われる。
カメラのレンズの像側主点と、カメラの二次元撮像素子の受光面までの距離をfCi、カメラの二次元撮像素子のuCi軸方向のピクセルピッチを1/kuCi、vCi軸方向を1/kvCi、カメラの二次元撮像素子の水平走査方向、と垂直走査方向の成す角をψCi、カメラの光軸と二次元撮像素子との交点の座標を、ディジタル画像座標系では、[uCiO,vCiOと表すこととする。なお、これらの値は、カメラ内部パラメタとして既知である。
ここで、パノラマ画像座標系におけるカメラCiの回転を表す行列を、RC0Ci=[rC0CiX,rC0CiY,rC0CiZ(rC0CiX,rC0CiY,rC0CiZは、それぞれパノラマ画像座標系におけるカメラCのX、Y、Z軸方向の単位ベクトル)、パノラマ画像座標系におけるカメラCの原点の座標をTC0Ci=[TC0CiX,TC0CiY,TC0CiZ(TC0CiX、TC0CiY、TC0CiZは、それぞれパノラマ画像座標系におけるカメラCの原点のX、Y、Z座標)とすると、カメラCのパノラマ画像座標系における射影行列PC0Ciは、下記(19)式のように表される。
Figure 2007257100
前述の射影行列を使用すると、ある点のパノラマ画像座標系上の位置を[XC0,YC0,ZC0としたときの、その点がカメラの二次元撮像素子に結像する点の位置をディジタル画像座標系で[uCi,vCiと表したとき、下記(20)式の関係にあり、下記(21)式となる。
パノラマ座標系を極座標系で表したときの座標[rC0,θC0,φC0は、下記(22)式となる。したがって、(uCijk,vCijk)は、下記(23)式で求められる。
Figure 2007257100
(4)各カメラで撮像している画像の[uCijk,vCijk(iはカメラを区別する数字、jは単位円柱面上の点を区別する数字、kは円柱を区別する数字)の位置にある画素、または、その画素を含むその周りの複数の画素で形成される画素ブロックを抽出し、カメラ間におけるそれらの類似度Rjkを計算し、これを、点jに対応する同心円柱kの表面の点の座標[rC0k,θC0j,φC0j(kは円柱を区別する数字、jは点を区別する数字)の類似度として保存する。
類似度は、例えば、対応する点の画素値の相違度を用いて、下記(24)式で計算される値である。
Figure 2007257100
Figure 2007257100
Figure 2007257100
(5)点jに対応する、kの同心円柱上の点[rC0k,θC0j,φC0j(kは円柱を区別する数字、jは点を区別する数字)について、それに対応する全てのカメラのディジタル画像座標系上の点の位置[uCijk,vCijk(iはカメラを区別する数字、jは単位円柱面上の点を区別する数字、kは円柱を区別する数字)の色DCijkを、パノラマ画像座標系の原点、円柱面上の点の位置、カメラの物体側主点の位置の相対的な関係を考慮してブレンディングし、そのブレンディングした色Djkを得る。
この色Djkを、点jに対応する同心円柱kの表面の点の座標[rC0k,θC0j,φC0j(kは円柱を区別する数字、jは点を区別する数字)のテクスチャとして保存する。
ブレンディングは、例えば、下記(27)式にしたがって行われる。
(27)式のWCijkは、パノラマ画像座標系の原点、すなわち、視点位置と、kの円柱面上の点jの位置[XC0jk,YC0jk,ZC0jkと、カメラCの物体側主点の位置TC0Cj=[TC0jkX,TC0jkY,TC0jkZによって、下記(28)式のように決められる。
なお、(28)式において、f[]は広義の単調増加関数であり、例えば、下記(29)式のようにしても良い。但し、σは適当な定数であり、画像によって適宜決める。
Figure 2007257100
(6)ある同心円柱kについて、単位円柱面上の全ての点jに対応する同心円柱kの円柱面上の点について、前述の(3)〜(5)を行い、類似度とテクスチャの計算と保存を行う。
(7)全ての同心円柱について、前述の(3)〜(6)を行い、類似度とテクスチャの計算と保存を行う。
類似度を保存した同心円柱で構成されたものを類似度マップと呼ぶこととする。そして、それぞれの同心円柱を類似度マップの層と呼ぶこととし、それぞれの層は同心円柱を区別するときに使用したkで区別することとする。
同様に、テクスチャを保存した同心円柱で構成されたものをテクスチャマップと呼ぶこととする。そして、それぞれの同心円柱をテクスチャマップの層と呼ぶこととし、それぞれの層は同心円柱を区別したときに使用したkで区別することとする。
(8)単位円柱面上のある点jに対応する色ベクトルDj0(jは単位円柱面上の点を区別する数字、0は単位円柱を表す数字であり、円柱を区別する数字kを0としたもの)を、対応する各同心円柱上の点にマッピングされた全ての類似度マップの類似度Rjkで決まる割合で、対応する各同心円柱上の点にマッピングされた全てのテクスチャマップのテクスチャDjkをブレンディングすることで得る。例えば、下記(30)式のようにする。
Figure 2007257100
(9)単位円柱面上の全ての点について、前述の(3)〜(8)を行い、単位円柱面上に画像を得る。
(10)(9)で得られた画像、つまり、Dj0を極座標[1,θC0j,φC0jの画素値とする画像をパノラマ画像として出力する。
以上説明したように、本実施例では、類似度マップとテクスチャマップによって、三次元空間上の各点における物体の存在する可能性に関連する類似度と、その点における物体の色を三次元空間に配置することが可能となるため、カメラのレンズの主点が一致しない条件で撮られた画像からでも、物体の画像がぶれない状態でパノラマ画像を作成することが可能となる。
なお、前述の(4)において、カメラ間の類似度を計算する際に、単位円柱面上のある点に対応するカメラ画像が1つしかなかった場合、類似度を0以外の値とすれば、対応する画像が1枚しかない領域においても、複数の画像に対応点がある場合と同様の処理によってパノラマ画像を作成できる。
これを行うためには、例えば、複数の対応点があった場合の類似度が0〜1の間の値をとる場合には、対応する画像が1枚しかなかった場合の類似度は常に1とするなどがあげられる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
本発明の実施例1のパノラマ画像作成方法について、幾何学的な構成の例を示す図である。 本発明の実施例1のパノラマ画像作成方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例2のパノラマ画像作成方法について、幾何学的な構成の例を示す図である。 本発明の実施例2のパノラマ画像作成方法を説明するためのフローチャートである。 従来のパノラマ画像作成方法について、幾何学的な構成の例を示す図である。
符号の説明
101,201 単位球
102,202 位球の中心
103,203,303 カメラ1のレンズの主点
104,204,304 カメラ2のレンズの主点
105,205,305 カメラ1の光軸
106,206,306 カメラ2の光軸
107,207,307 カメラ1の画像
108,208,308 カメラ2の画像
109 カメラ1の投射像の範囲
110 カメラ2の投射像の範囲
112 カメラ1、2の両方で重複する投射像の範囲
211,311 類似度マップ
212, カメラ1、2で作成される類似度マップの範囲
213,313 テクスチャマップ
214,314 カメラ1、2で作成されるテクスチャマップの範囲
301 単位円柱
302 単位円柱の中心軸

Claims (2)

  1. 内部パラメタが既知なカメラを用いて、所定範囲内の地点から互いに重なる部分があるように撮影方向を変えて撮像し、かつ撮影時のカメラ位置と方向の相対値が既知な複数枚の画像からパノラマ画像を作成するパノラマ画像作成方法において、
    パノラマ画像の視点を中心とした複数の仮想的な同心球を用意するステップ1と、
    該同心球面上の任意の点に対応する各画像上の点もしくは点の近傍の画素値同士から計算される類似度を、該同心球面上にマッピングするステップ2と、
    該同心球面上の任意の点に対して、該同心球面上の任意の点と該画像を撮影したカメラの光学系の物体側主点とを結ぶ線と、該同心球面上の任意の点と該同心球の中心点を結ぶ線との角度と、対応する画像上の点の画素値から計算されるテクスチャ値を該同心球面上にマッピングするステップ3と、
    該同心球と中心点を同じくする単位球を用意し、該同心球の中心を起点として該単位球面上の各点へ延ばした線が各同心球面と交わる点にマッピングされている類似度と、テクスチャ値より求められる値を該単位球面上の各点のテクスチャ値としてマッピングするステップ4と、
    該単位球面にマッピングされたテクスチャ値をパノラマ画像として出力するステップ5とを有することを特徴とするパノラマ画像作成方法。
  2. 内部パラメタが既知なカメラを用いて、所定範囲内の地点から互いに重なる部分があるように撮影方向を変えて撮像し、かつ撮影時のカメラ位置と方向の相対値が既知な複数枚の画像からパノラマ画像を作成するパノラマ画像作成方法において、
    パノラマ画像の視点を通る一本の線を中心とした複数の仮想的な同心円柱を用意するステップ1と、
    該同心円柱面上の任意の点に対応する各画像上の点もしくは点の近傍の画素値同士から計算される類似度を、該同心円柱面上にマッピングするステップ2と、
    該同心円柱面上の任意の点に対して、該同心円柱面上の任意の点と該画像を撮影したカメラの光学系の物体側主点とを結ぶ線と、該同心円柱面上の任意の点と該同心円柱の中心線上にある視点を結ぶ線との角度と、対応する画像上の点の画素値から計算されるテクスチャ値を該同心円柱面上にマッピングするステップ3と、
    該同心円柱と中心点を同じくする単位円柱を用意し、該単位円柱の中心線上にある視点を起点として該単位円柱面上の各点へ延ばした線が各同心円柱面と交わる点にマッピングされている類似度と、テクスチャ値より求められる値を該単位円柱面上の各点のテクスチャ値としてマッピングするステップ4と、
    該単位円柱面にマッピングされたテクスチャ値をパノラマ画像として出力するステップ5とを有することを特徴とするパノラマ画像作成方法。
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