JP2007255248A - Compressor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、冷蔵庫に使用される圧縮機に関するものである。 The present invention relates to a compressor used in a refrigerator.
従来この種の圧縮機は、高効率化を行うため吸入バルブ装置に改良を加えたものがある(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, this type of compressor has an improved intake valve device for higher efficiency (for example, see Patent Document 1).
以下、図面を参照しながら上記従来の圧縮機を説明する。 The conventional compressor will be described below with reference to the drawings.
図13は特許文献1に記載された従来の圧縮機を示す断面図、図14は従来の圧縮機の要部断面図、図15は従来の圧縮機の吸入リードの平面図、図16は従来の圧縮機の吸入リードの斜視図である。
13 is a cross-sectional view showing a conventional compressor described in
図13から図16において、容器1は固定子2、および回転子3からなる電動要素4とこれによって駆動される圧縮機構5を収容している。
13 to 16, the
次に圧縮機構5の詳細を以下に説明する。
Next, details of the
クランクシャフト10は回転子3に圧入固定した主軸部11および主軸部11に対し偏心して形成された偏心部12からなる。ブロック13は略円筒形のシリンダーボア14を有するとともに主軸部11を軸支する軸受け部15を有している。
The
シリンダーボア14に遊嵌されたピストン16は、ピストンピン17を介して偏心部12との間を連結手段であるコンロッド18によって連結されている。シリンダーボア14の端面はバルブプレート19で封止されピストン16と共に圧縮室20を構成している。
The
ヘッド21は高圧室を形成し、バルブプレート19の反シリンダーボア14側に固定される。サクションチューブ22は容器1に固定されるとともに装置の1次側(図示せず)に接続され、作動流体(図示せず)を容器1内に導く。サクションマフラー23は、バルブプレート19とヘッド21に挟持される。
The
バルブプレート19は吸入孔31と吸入弁座32とを備えており、薄板状のばね鋼材にスリット24を設けることで形成した円頭部33と基部34と円頭部33と基部34とを繋ぐ腕部35からなる吸入リード36と共に吸入バルブ37を構成する。腕部35は腕部35の軸線と鋭角をなす屈折部38において曲げ加工がなされている。
The
また、バルブプレート19には反シリンダーボア14側に吐出孔(図示しない)と吐出弁座(図示しない)が形成されており吐出リード(図示しない)と共に吐出バルブ(図示しない)を構成する。
The
吸入リード36はシリンダーボア14に相当する円形の抜き部を有するプレートガスケット50を介して、バルブプレート19、ヘッドガスケット(図示しない)、ヘッド21と共にブロック13にボルト締結される。
The
以上のように構成された圧縮機について、以下その動作を説明する。 The operation of the compressor configured as described above will be described below.
電動要素4に外部電源より通電がされると、回転子3が回転する。回転子3はクランクシャフト10を回転させ、偏心部12の偏心運動が連結手段のコンロッド18からピストンピン17を介してピストン16を駆動することでピストン16はシリンダーボア14内を往復運動し、圧縮機構5が所定の圧縮動作を行う。
When the
サクションチューブ22を通して容器1内に導かれた作動流体はこの圧縮動作によりサクションマフラー23から吸入バルブ37を介して吸入され、圧縮室20内で連続して圧縮され吐出バルブ(図示せず)から排出される。
The working fluid introduced into the
作動流体が吸入バルブ37を介して圧縮室20に吸入される際、吸入リード36の屈折部38の曲げ加工により、吸入バルブ37の閉時において吸入リード36の腕部35と円頭部33には吸入バルブ37を開放しようとするバネ力が弾性変形によって発生する。
When the working fluid is sucked into the
その結果、吸入弁座32と円頭部33のオイル粘性による貼り付きによる吸入リード36の開き遅れを回避し、圧縮室20への作動流体(図示せず)の吸入量を増加せしめ、効率が向上する。
しかしながら上記従来の構成では、屈折部38の曲げ加工は薄板を塑性変形させるため、薄板のスプリングバックや曲げ冶具の摩耗等により屈折量が安定せず圧縮機の能力と効率が個体間においてばらつくという課題を有していた。
However, in the above-described conventional configuration, the bending process of the refracting
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、能力と効率の個体間におけるばらつきの小さい圧縮機を提供することを目的としている。 The present invention solves the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to provide a compressor with small variations in capacity and efficiency between individuals.
上記従来の課題を解決するために、本発明の圧縮機は、吸入弁座の弁座面をバルブプレートのシリンダーボア側の面より低く形成したものであり、吸入弁座の弁座面の高さを加工により精度良くだすことができるため、吸入バルブの閉状態において吸入リードには開方向への安定したバネ力が生じるという作用を有する。 In order to solve the above-described conventional problems, the compressor according to the present invention is such that the valve seat surface of the intake valve seat is formed lower than the cylinder bore side surface of the valve plate, and the height of the valve seat surface of the intake valve seat is high. Since the thickness can be accurately obtained by processing, a stable spring force in the opening direction is generated in the suction lead when the suction valve is closed.
本発明の圧縮機は、吸入弁座の弁座面の高さは加工により精度良く仕上げられ、吸入バルブの閉状態において吸入リードには開方向への安定したバネ力が生じることから吸入リードの応答性が良くなり、性能と効率が良く、個体間におけるばらつきを小さくすることができる。 In the compressor of the present invention, the height of the valve seat surface of the suction valve seat is finished with high precision by machining, and a stable spring force in the opening direction is generated in the suction lead when the suction valve is closed. Responsiveness is improved, performance and efficiency are improved, and variation among individuals can be reduced.
請求項1に記載の発明は、シリンダーボアを形成したブロックと、前記シリンダーボア内を往復運動するピストンと、前記ブロックの前記シリンダーボア開口端を封止するように配置されたバルブプレートを備え、前記バルブプレートに穿設した吸入孔と、前記吸入孔の前記シリンダーボア側の外周に形成された吸入弁座と、前記吸入弁座を開閉する薄板状の吸入リードとで形成された吸入バルブを有するとともに、前記吸入弁座の弁座面を前記バルブプレートの前記シリンダーボア側の面より低く形成したものであり、吸入弁座の弁座面の高さを加工により精度良く仕上げることから吸入バルブの閉状態において吸入リードには開方向への安定したバネ力が生じ、吸入リードの応答性を改善し、性能と効率が良く、個体間におけるばらつきを小さくすることができる。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、バルブプレートに吸入弁座と周辺部から吸入リードの基部に対応する部分に向かう傾斜部を設けたものであり、周辺部が吸入リードの基部に対応する部分まで続く場合よりも再膨張体積の増大を抑えて請求項1に記載の発明の効果に加えてさらに性能と効率が向上する。
The invention according to
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、吸入弁座の弁座面を吸入リードの閉時の傾斜にあわせて傾斜したものであり、吸入バルブが閉じる際に吸入弁座の弁座面に対し吸入リードがほぼ全周において同時に衝突するとともに閉時においてシール性が良いことから請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えてさらに吸入バルブの耐久性が向上し、性能と効率が向上する。
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, the valve seat surface of the intake valve seat is inclined in accordance with the inclination when the intake lead is closed, and the intake valve is closed. 3. In addition to the effects of the invention according to
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、周辺部と傾斜部の終端がシリンダーボアの延長範囲内に位置するものであり、組立状態において吸入リードが押圧されるシリンダーボアの延長範囲外にバルブプレートの面が存在し、吸入リードが押圧により変形するのを防止でき、吸入バルブの閉時、吸入リードに開方向への一定なバネ力が生じるため、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えてさらに個体間における性能と効率のばらつきを小さくすることができる。
The invention according to
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、吸入リードは薄板状のばね鋼材にスリットを設けることで形成したものであり、組立時において吸入リードはバルブプレート等の部品と共にボルト締結できるということから請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えてさらに生産性が向上する。
The invention according to
以下、本発明による圧縮機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。 Embodiments of a compressor according to the present invention will be described below with reference to the drawings. The present invention is not limited to the embodiments.
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における圧縮機の断面図、図2は、同実施の形態における圧縮機の要部断面図、図3は、同実施の形態における圧縮機の要部断面拡大図、図4は、同実施の形態における圧縮機のバルブプレートを示す平面図、図5は、同実施の形態における圧縮機の吸入リードを示す平面図、図6は、同実施の形態における圧縮機のプレートガスケットを示す平面図である。
(Embodiment 1)
1 is a cross-sectional view of a compressor according to
図1から図6において、容器101は固定子102、および回転子103からなる電動要素104とこれによって駆動される圧縮機構105を収容している。
1 to 6, a container 101 contains a
次に圧縮機構105の詳細を以下に説明する。
Next, details of the
クランクシャフト110は回転子103に圧入固定した主軸部111および主軸部111に対し偏心して形成された偏心部112からなる。ブロック113は略円筒形のシリンダーボア114を有するとともに主軸部111を軸支する軸受け部115を有している。
The
シリンダーボア114に遊嵌されたピストン116は、ピストンピン117を介して偏心部112との間を連結手段であるコンロッド118によって連結されている。シリンダーボア114の端面はバルブプレート119で封止されピストン116と共に圧縮室120を構成している。
The
ヘッド121は高圧室を形成し、バルブプレート119の反シリンダーボア114側に固定される。サクションチューブ122は容器101に固定されるとともに装置の1次側(図示せず)に接続され、作動流体(図示せず)を容器101内に導く。サクションマフラー123は、バルブプレート119とヘッド121に挟持される。
The
バルブプレート119は吸入孔131と吸入弁座132とを備えている。吸入リード136は薄板状のばね鋼材にスリット124を設けることで形成した円頭部133と基部134と円頭部133と基部134とを繋ぐ腕部135からなるリード弁を備える。吸入リード136とバルブプレート119とで吸入バルブ137を構成する。
The
吸入弁座132の弁座面132aはバルブプレート119のシリンダーボア114側の面119aよりも低く(図3に示すA)形成されており、吸入リード136の非応力状態における位置との間に間隔ができる。
The valve seat surface 132a of the
吸入弁座132の周辺部138から吸入リード136の腕部135と基部134に対応する方向に向かって高さが高くなる傾斜部139を備える。このとき傾斜部139の基部134側の終端140はシリンダーボア114の延長範囲146の仮想線内にある。
An
また、バルブプレート119には吐出孔(図示しない)と吐出弁座(図示しない)が形成されており吐出リード(図示しない)と共に吐出バルブ(図示しない)を構成する。
The
吸入リード136はシリンダーボア114に相当する円形の抜き部を有するプレートガスケット150を介して、バルブプレート119、ヘッドガスケット(図示しない)、ヘッド121と共にブロック113にボルト締結される。
The suction lead 136 is bolted to the
以上のように構成された圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。 About the compressor comprised as mentioned above, the operation | movement and an effect | action are demonstrated below.
電動要素104に外部電源より通電がされると、回転子103が回転する。回転子103はクランクシャフト110を回転させ、偏心部112の偏心運動が連結手段のコンロッド118からピストンピン117を介してピストン116を駆動することでピストン116はシリンダーボア114内を往復運動し、圧縮機構105が所定の圧縮動作を行う。
When the
サクションチューブ122を通して容器101内に導かれた作動流体はこの圧縮動作によりサクションマフラー123から吸入バルブ137を介して圧縮室120内に吸入され、圧縮室120内で連続して圧縮され吐出バルブ(図示せず)から排出される。
The working fluid introduced into the container 101 through the
作動流体が吸入バルブ137を介して圧縮室120に吸入される際、吸入弁座132の弁座面132aがバルブプレート119のシリンダーボア114側の面119aよりも低い位置にあるため、吸入バルブ137の閉時において吸入リード136の腕部135と円頭部133には吸入バルブ137を開放しようとするバネ力が弾性変形によって発生する。
When the working fluid is sucked into the
その結果、吸入弁座132の弁座面132aと円頭部133間のオイル粘性による貼り付き及び、バルブプレート119のシリンダーボア114側の面119aや傾斜部139と腕部135のオイル粘性による貼り付きによる吸入リード136の開き遅れを防止でき応答性が改善されるので、圧縮室120への作動流体(図示せず)の吸入量が増加され、能力と効率が向上する。
As a result, sticking due to oil viscosity between the valve seat surface 132a of the
このとき、バルブプレート119のシリンダーボア114側の面119aと吸入弁座132の弁座面132aの段差寸法には吸入リード136の円頭部133と腕部135の板厚や形状によって決定するバネ定数や固有値、吸入弁座132の弁座面132aの面積やオイル粘性による貼り付きの違いによって最適なる諸元が存在するが、概ね0.1mmから0.7mmの範囲内となることが実験的に判った。0.7mmを超えるような大きな段差は逆に閉時のシール性の悪化を招く。決定された段差寸法は機械加工により精度良く再現することができ、その結果、個体間における能力と効率のばらつきが改善される。個体間のばらつきを抑えるためには決定された最適な段差寸法に対して0.2mmの範囲内で寸法を管理することが好ましい。
At this time, the step dimension between the surface 119a of the
また、吸入リード136の腕部135の長さを有効にするには吸入リード136のバルブプレート119側への可動範囲を決定する周辺部138や傾斜部139の範囲を大きくする必要があるが、傾斜部139の高さを周辺部138から吸入リード136の腕部135と基部134に対応する方向に向かって高くすることによって再膨張体積の増加を抑え、圧縮機の能力と効率の低下を抑えることができる。
Further, in order to make the length of the arm portion 135 of the suction lead 136 effective, it is necessary to increase the range of the
また、周辺部138と傾斜部139の終端140の位置をシリンダーボア114の延長範囲146内とすることにより、組立状態において吸入リード136がプレートガスケット150により押圧される部分にはバルブプレート119のシリンダーボア114側の面119aが密接するため、吸入リード136は変形することがなく、吸入リード136の閉時におけるバネ力が個体間によりばらつかないので能力と効率の個体間におけるばらつきが改善される。
Further, the positions of the
また、非応力状態において吸入リード136が吸入弁座132の弁座面132aを閉塞しないことから、圧縮機の起動時で回転子103の回転数が上昇する期間において吸入弁座132の弁座面132aと吸入リード136のシール部に適度な漏れが生じてアンローダーの働きをして圧縮機の始動性が改善する。
In addition, since the suction lead 136 does not block the valve seat surface 132a of the
また、吸入リード136は薄板状のばね鋼材にスリット124を設けることで形成されてあるので、組立時において吸入リード136はプレートガスケット150を介して、バルブプレート119、ヘッドガスケット(図示しない)、ヘッド121と共にブロック113にボルト締結できるので生産性が向上する。
In addition, since the suction lead 136 is formed by providing a
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2における圧縮機の断面図、図8は、同実施の形態における圧縮機の要部断面図、図9は、同実施の形態における圧縮機の要部断面拡大図、図10は、同実施の形態における圧縮機のバルブプレートを示す平面図、図11は、同実施の形態における圧縮機の吸入リードを示す平面図、図12は、同実施の形態における圧縮機のプレートガスケットを示す平面図である。
(Embodiment 2)
7 is a cross-sectional view of the compressor according to the second embodiment of the present invention, FIG. 8 is a cross-sectional view of the main portion of the compressor according to the same embodiment, and FIG. 9 is a cross-sectional view of the main portion of the compressor according to the same embodiment. FIG. 10 is an enlarged view, FIG. 10 is a plan view showing a valve plate of the compressor in the same embodiment, FIG. 11 is a plan view showing a suction lead of the compressor in the same embodiment, and FIG. 12 is in the same embodiment. It is a top view which shows the plate gasket of a compressor.
図7から図12において、容器201は固定子202、および回転子203からなる電動要素204とこれによって駆動される圧縮機構205を収容している。
7 to 12, a
次に圧縮機構205の詳細を以下に説明する。
Next, details of the
クランクシャフト210は回転子203に圧入固定した主軸部211および主軸部211に対し偏心して形成された偏心部212からなる。ブロック213は略円筒形のシリンダーボア214を有するとともに主軸部211を軸支する軸受け部215を有している。
The
シリンダーボア214に遊嵌されたピストン216は、ピストンピン217を介して偏心部212との間を連結手段であるコンロッド218によって連結されている。シリンダーボア214の端面はバルブプレート219で封止されピストン216と共に圧縮室220を構成している。
The
ヘッド221は高圧室を形成し、バルブプレート219の反シリンダーボア214側に固定される。サクションチューブ222は容器201に固定されるとともに装置の1次側(図示せず)に接続され、作動流体(図示せず)を容器201内に導く。サクションマフラー223は、バルブプレート219とヘッド221に挟持される。
The head 221 forms a high pressure chamber and is fixed to the side of the
バルブプレート219は吸入孔231と吸入弁座232とを備えている。吸入リード236は薄板状のばね鋼材にスリット224を設けることで形成した円頭部233と基部234と円頭部233と基部234とを繋ぐ腕部235からなるリード弁を備える。吸入リード236とバルブプレート219とで吸入バルブ237を構成する。
The
吸入弁座232の弁座面232aはバルブプレート219のシリンダーボア214側の面219aよりも低く(図9に示すB)形成されており、吸入リード236の非応力状態における位置との間に間隔ができる。
The valve seat surface 232a of the
吸入弁座232の周辺部238から吸入リード236の腕部235と基部234に対応する方向に向かって高さが高くなる傾斜部239を備える。このとき傾斜部239の基部234側の終端240はシリンダーボア214の延長範囲246の仮想線内にある。
An
また、吸入弁座232の弁座面232aは吸入リード236の閉時の傾斜にあわせた傾斜を有し、周辺部238および傾斜部239は吸入リード236の閉時の位置よりも高くない。
Further, the valve seat surface 232a of the
また、バルブプレート219には吐出孔(図示しない)と吐出弁座(図示しない)が形成されており吐出リード(図示しない)と共に吐出バルブ(図示しない)を構成する。
The
吸入リード236はシリンダーボア214に相当する円形の抜き部を有するプレートガスケット250を介して、バルブプレート219、ヘッドガスケット(図示しない)、ヘッド221と共にブロック213にボルト締結される。
The
以上のように構成された圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。 About the compressor comprised as mentioned above, the operation | movement and an effect | action are demonstrated below.
電動要素204に外部電源より通電がされると、回転子203が回転する。回転子203はクランクシャフト210を回転させ、偏心部212の偏心運動が連結手段のコンロッド218からピストンピン217を介してピストン216を駆動することでピストン216はシリンダーボア214内を往復運動し、圧縮機構205が所定の圧縮動作を行う。
When the
サクションチューブ222を通して容器201内に導かれた作動流体はこの圧縮動作によりサクションマフラー223から吸入バルブ237を介して吸入され、圧縮室220内で連続して圧縮され吐出バルブ(図示せず)から排出される。
The working fluid introduced into the
作動流体が吸入バルブ237を介して圧縮室220に吸入される際、吸入弁座232の弁座面232aがバルブプレート219のシリンダーボア214側の面219aよりも低い位置にあるため、吸入バルブ237の閉時において吸入リード236の腕部235と円頭部233には吸入バルブ237を開放しようとするバネ力が弾性変形によって発生する。
When the working fluid is sucked into the
その結果、吸入弁座232の弁座面232aと円頭部233間のオイル粘性による貼り付き及び、バルブプレート219のシリンダーボア214側の面219aや傾斜部239と腕部235のオイル粘性による貼り付きによる吸入リード236の開き遅れを防止でき応答性が改善されるので、圧縮室220への作動流体(図示せず)の吸入量を増加せしめ、性能と効率が向上する。
As a result, sticking due to oil viscosity between the valve seat surface 232a of the
このとき、バルブプレート219のシリンダーボア214側の面219aと吸入弁座232の弁座面232aの段差寸法には吸入リード236の円頭部233と腕部235の板厚や形状によって決定するバネ定数や固有値、吸入弁座232の弁座面232aの面積やオイル粘性による貼り付きの違いによって最適なる諸元が存在するが、概ね0.1mmから0.7mmの範囲内となることが実験的に判った。0.7mmを超えるような大きな段差は逆に閉時のシール性の悪化を招く。決定された段差寸法は機械加工により精度良く再現することができ、その結果、性能と効率の個体間におけるばらつきが改善される。個体間のばらつきを抑えるためには決定された最適な段差寸法に対して0.2mmの範囲内で寸法を管理することが好ましい。
At this time, the step size of the valve plate surface 219a of the
また、吸入リード236の腕部235の長さを有効にするには吸入リード236のバルブプレート219側への可動範囲を決定する周辺部238や傾斜部239の範囲を大きくする必要があるが、傾斜部239の高さを周辺部238から吸入リード236の腕部235と基部234に対応する方向に向かって高くすることによって再膨張体積の増加を抑え、圧縮機の能力と効率の低下を抑えることができる。
In order to make the length of the
また、周辺部238と傾斜部239の終端240の位置をシリンダーボア214の延長範囲246内とすることにより、組立状態において吸入リード236がプレートガスケット250により押圧される部分にはバルブプレート219のシリンダーボア214側の面219aが密接するため、吸入リード236は変形することがなく、吸入リード236の閉時におけるバネ力が個体間によりばらつかないので能力と効率の個体間におけるばらつきが改善される。
Further, by setting the positions of the
また、非応力状態において吸入リード236が吸入弁座232の弁座面232aを閉塞しないことから、圧縮機の起動時で回転子203の回転数が上昇する期間において吸入弁座232の弁座面232aと吸入リード236のシール部に適度な漏れが生じてアンローダーの働きをして圧縮機の始動性が改善する。
In addition, since the
また、吸入リード236は薄板状のばね鋼材にスリットを設けることで形成したものであり、組立時において吸入リード236はプレートガスケット250を介して、バルブプレート219、ヘッドガスケット(図示しない)、ヘッド221と共にブロック213にボルト締結できるので生産性が向上する。
Further, the
また、吸入リード236が閉時において吸入弁座232に衝突する際、吸入弁座232の弁座面232aを吸入リード236の閉時の傾斜に合せた傾斜の面で形成し、また周辺部238および傾斜部239を吸入リード236の閉時の位置よりも低くすることにより、吸入リード236の円頭部233は吸入弁座232の弁座面232aの全周にわたってほぼ同時に衝突する。その結果、吸入リード236の片当たりを防止し、吸入弁座232と吸入リード236にかかる衝撃を抑えることができるので耐久性を向上することができる。また、吸入リード236が吸入弁座232の弁座面232aにほぼ平行に全周にわたってほぼ同時に着座することからシール性が向上し、性能と効率が向上する。
Further, when the
なお、吸入リード236の閉時の傾斜については実測やCAEで求めることができる。
Note that the inclination when the
以上のように、本発明にかかる圧縮機は、吸入弁座の高さを加工により精度良く仕上げることから吸入バルブの閉状態において吸入リードには開方向への安定したバネ力が生じ、性能と効率が良く個体間におけるばらつきを小さくすることが可能となるので、冷蔵庫に加えて空調や自販機等の用途にも適用できる。 As described above, the compressor according to the present invention finishes the height of the suction valve seat with high accuracy by machining, so that a stable spring force in the opening direction is generated in the suction lead in the closed state of the suction valve. Since it is efficient and can reduce variation among individuals, it can be applied to uses such as air conditioning and vending machines in addition to refrigerators.
113,213 ブロック
114,214 シリンダーボア
116,216 ピストン
119,219 バルブプレート
119a,219a 面
124,224 スリット
131,231 吸入孔
132,232 吸入弁座
132a,232a 弁座面
134,234 基部
136,236 吸入リード
137,237 吸入バルブ
138,238 周辺部
139,239 傾斜部
140,240 終端
146,246 延長範囲
113, 213
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006078442A JP2007255248A (en) | 2006-03-22 | 2006-03-22 | Compressor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006078442A JP2007255248A (en) | 2006-03-22 | 2006-03-22 | Compressor |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=38629745
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007255248A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013011215A (en) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Panasonic Corp | Hermetic compressor |
JP2016003635A (en) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | 日立アプライアンス株式会社 | Hermetic compressor and apparatus using hermetic compressor |
US20220364554A1 (en) * | 2021-05-13 | 2022-11-17 | Walmsley Developments Pty Ltd | Portable pump |
-
2006
- 2006-03-22 JP JP2006078442A patent/JP2007255248A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013011215A (en) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Panasonic Corp | Hermetic compressor |
JP2016003635A (en) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | 日立アプライアンス株式会社 | Hermetic compressor and apparatus using hermetic compressor |
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