JP2007237855A - Wiper blade - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はワイパアームの先端に取り付けられて車両のウインドガラスを払拭するワイパブレードに関する。 The present invention relates to a wiper blade that is attached to the tip of a wiper arm and wipes a windshield of a vehicle.
乗用車やバス、トラックなどの車両には、フロントウインドガラスやリアウインドガラスに付着した雨、雪、前車の飛沫等を拭き取って運転者の視界を確保するためにワイパブレードが設けられている。このようなワイパブレードは、ウインドガラスに直接接触するゴム製のブレードラバーとブレードラバーを保持するラバーホルダとを有しており、ラバーホルダにおいてワイパアームの先端に取り付けられ、ワイパモータによりワイパアームが駆動されるとウインドガラス上の払拭範囲を往復動してガラス面を払拭するようになっている。 Vehicles such as passenger cars, buses, and trucks are provided with wiper blades to secure the driver's field of view by wiping rain, snow, splashes from the front car, and the like attached to the front window glass and rear window glass. Such a wiper blade has a rubber blade rubber that is in direct contact with the window glass and a rubber holder that holds the blade rubber. The rubber holder is attached to the tip of the wiper arm, and the wiper motor is driven by the wiper motor. And the glass surface is wiped by reciprocating the wiping range on the wind glass.
このようなワイパブレードとしては、例えば特許文献1に示されるように、板ばね部材が装着されたブレードラバーを2点保持式のラバーホルダにより保持するようにしたものが知られている。この場合、板ばね部材はガラス面に垂直な方向に弾性変形自在に形成されてブレードラバーに形成された装着溝に装着され、一方、ラバーホルダの長手方向両端部にはそれぞれ一対の保持爪が設けられ、これらの保持爪がブレードラバーの両側部に設けられる保持溝に係合することにより、ブレードラバーはラバーホルダにより保持されるようになっている。これにより、ワイパアームからの押え力がラバーホルダに加えられると、その押え力はラバーホルダの両端の2点からブレードラバーに加えられ、板ばねがガラス面に沿う形状に弾性変形して、ブレードラバーは所定の分布圧でガラス面に弾圧的に接触する。
しかしながら、従来の2点支持式のワイパブレードでは、保持溝への保持爪の係合を容易にするために、保持溝のウインドガラスに垂直な方向の幅寸法は当該方向の保持爪の厚み寸法よりも若干大きく形成されており、また、その厚み寸法はブレードラバーの弾性変形によっても増減するものとなっている。そのため、ワイパブレードが払拭動作してブレードラバーにガラス面からの払拭抵抗が加わると、その払拭抵抗によりブレードラバーがラバーホルダに対して傾動することになる。したがって、ブレードラバーに装着される板ばね部材もラバーホルダに伴って傾動することになり、この傾動により板ばね部材に振動等が発生して、ワイパブレードの払拭性が低下するおそれがあった。 However, in the conventional two-point support type wiper blade, in order to facilitate the engagement of the holding claw with the holding groove, the width dimension of the holding groove in the direction perpendicular to the window glass is the thickness dimension of the holding claw in that direction. The thickness dimension is increased or decreased by the elastic deformation of the blade rubber. For this reason, when the wiper blade performs a wiping operation and a wiping resistance from the glass surface is applied to the blade rubber, the blade rubber is tilted with respect to the rubber holder by the wiping resistance. Therefore, the leaf spring member attached to the blade rubber is also tilted with the rubber holder, and this tilting may cause vibration or the like in the leaf spring member, which may reduce the wipeability of the wiper blade.
本発明の目的は、ブレードラバーに装着される板ばね部材のラバーホルダに対する傾動を防止して、ワイパブレードの払拭性を向上させることにある。 An object of the present invention is to improve the wiping performance of a wiper blade by preventing the leaf spring member attached to the blade rubber from being tilted with respect to the rubber holder.
本発明のワイパブレードは、ワイパアームの先端に取り付けられて車両のウインドガラスを払拭するワイパブレードであって、前記ウインドガラスに接触するブレードラバーと、前記ウインドガラスに垂直な方向に弾性変形自在に形成され、前記ブレードラバーに設けられる装着溝に装着される板ばね部材と、長手方向両端部にそれぞれ一対の保持爪を備え、前記ブレードラバーの保持溝に前記保持爪を係合させて前記ブレードラバーを保持するラバーホルダと、前記ラバーホルダの少なくとも一方の長手方向端部に設けられ、前記板ばね部材を前記ウインドガラスに垂直な方向から挟み込んで支持する板ばね支持部とを有することを特徴とする。 The wiper blade of the present invention is a wiper blade that is attached to the tip of a wiper arm and wipes the windshield of a vehicle, and is formed so as to be elastically deformable in a direction perpendicular to the windshield and a blade rubber that contacts the wind glass. A blade spring member mounted in a mounting groove provided in the blade rubber, and a pair of holding claws at both longitudinal ends, and the blade rubber is engaged with the holding claws in the holding groove of the blade rubber. And a leaf spring support portion provided at at least one longitudinal end portion of the rubber holder and supporting the leaf spring member by sandwiching the leaf spring member from a direction perpendicular to the window glass. To do.
本発明のワイパブレードは、前記ラバーホルダの長手方向両端部に前記板ばね支持部を設けることを特徴とする。 The wiper blade of the present invention is characterized in that the leaf spring support portions are provided at both longitudinal ends of the rubber holder.
本発明のワイパブレードは、前記装着溝に連なる切り欠き部を前記ブレードラバーに設け、前記板ばね部材の前記切り欠き部から露出する部分に前記板ばね支持部を係合させることを特徴とする。 The wiper blade of the present invention is characterized in that a notch portion connected to the mounting groove is provided in the blade rubber, and the leaf spring support portion is engaged with a portion exposed from the notch portion of the leaf spring member. .
本発明のワイパブレードは、前記装着溝から払拭方向に張り出す張り出し部を前記板ばね部材に設け、前記張り出し部に前記板ばね支持部を係合させることを特徴とする。 The wiper blade according to the present invention is characterized in that a protruding portion that protrudes in the wiping direction from the mounting groove is provided in the leaf spring member, and the leaf spring support portion is engaged with the protruding portion.
本発明によれば、ラバーホルダの少なくとも一方の長手方向端部には板ばね支持部が設けられ、この板ばね支持部によりブレードラバーに装着される板ばね部材をウインドガラスに垂直な方向から挟み込んで支持するようにしたので、払拭動作時に板ばね部材がラバーホルダに対して傾動することを防止して、このワイパブレードの払拭性を向上させることができる。 According to the present invention, at least one longitudinal end portion of the rubber holder is provided with a leaf spring support portion, and the leaf spring member attached to the blade rubber is sandwiched by the leaf spring support portion from a direction perpendicular to the window glass. Therefore, the leaf spring member can be prevented from tilting with respect to the rubber holder during the wiping operation, and the wiping performance of the wiper blade can be improved.
また、本発明によれば、ラバーホルダの長手方向両端部のそれぞれに板ばね支持部を設けるようにしたので、ラバーホルダの長手方向両端部の2点において板ばね部材を支持して、板ばね部材の傾動をさらに強固に防止することができる。 Further, according to the present invention, since the leaf spring support portions are provided at each of the longitudinal end portions of the rubber holder, the leaf spring member is supported at two points on both ends of the rubber holder in the longitudinal direction. The tilting of the member can be prevented more firmly.
さらに、本発明によれば、装着溝に連なる切り欠き部をブレードラバーに設け、板ばね部材の切り欠き部から露出する部分に板ばね支持部を係合させるようにしたので、板ばね部材として払拭方向の幅寸法が均一なものを用いることができ、これにより、このワイパブレードのコストを低減させることができる。 Furthermore, according to the present invention, the notch portion connected to the mounting groove is provided in the blade rubber, and the leaf spring support portion is engaged with the portion exposed from the notch portion of the leaf spring member. Those having a uniform width dimension in the wiping direction can be used, whereby the cost of the wiper blade can be reduced.
さらに、本発明によれば、装着溝から払拭方向に張り出す張り出し部を板ばね部材に設け、この張り出し部に板ばね支持部を係合させるようにしたので、板ばね部材を露出させるための切り欠き部をブレードラバーに設ける必要をなくして、このワイパブレードのコストを低減させることができる。 Furthermore, according to the present invention, since the leaf spring member is provided with the overhanging portion that protrudes from the mounting groove in the wiping direction, and the leaf spring support portion is engaged with the overhanging portion, the leaf spring member is exposed. Since it is not necessary to provide a notch in the blade rubber, the cost of the wiper blade can be reduced.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は本発明の一実施の形態であるワイパブレードを示す斜視図であり、このワイパブレード11は車両12のワイパアーム13の先端に取り付けられ、図示しないワイパモータによりワイパアーム13が揺動駆動されると、ワイパアーム13とともに揺動運動して車両12のフロントウインドガラス14(以下、ウインドガラス14とする。)を払拭する。
FIG. 1 is a perspective view showing a wiper blade according to an embodiment of the present invention. The
このワイパブレード11は、ウインドガラス14に直接接触するブレードラバー15とブレードラバー15を保持するラバーホルダ16とを有し、ラバーホルダ16の長手方向の両側には一対のカバー17が設けられている。
The
図2は図1におけるA−A線に沿う断面図であり、図3(a)、(b)はそれぞれ図1に示す保持部の詳細を示す説明図である。 2 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 1, and FIGS. 3A and 3B are explanatory views showing details of the holding portion shown in FIG.
図2に示すように、ブレードラバー15は天然ゴムあるいは合成ゴムなどを材料として断面矩形のヘッド部21とリップ部22およびネック部23を備えた長手方向に一様断面の棒状に形成されており、リップ部22においてウインドガラス14に接触するようになっている。ネック部23はヘッド部21やリップ部22に対して払拭方向の幅が狭く形成されており、これによりリップ部22はヘッド部21に対して払拭方向に傾動自在となっている。
As shown in FIG. 2, the
ヘッド部21とネック部23の間にはそれぞれ払拭方向の両側面に開口するとともに長手方向に延びる保持溝24が形成され、また、ヘッド部21の両側面にはそれぞれ装着溝21aが長手方向に延びて形成されている。そして、これらの装着溝21aにはそれぞれ板ばね部材25が装着されている。
Between the
板ばね部材25は鋼板等の板材を打ち抜き加工することによりブレードラバー15と同程度の長さ寸法の平板状に形成され、ウインドガラス14に垂直な方向に弾性変形自在となっており、これにより、板ばね部材25が装着されたブレードラバー15は板ばね部材25と一体的にウインドガラス14に垂直な方向つまりその湾曲度合いを変化させる方向に弾性変形自在となっている。また、板ばね部材25は自然状態ではその弾性変形自在な方向に向けてウインドガラス14の曲率より強く湾曲しており、これにより、板ばね部材25が装着されたブレードラバー15もウインドガラス14から離れた状態ではウインドガラス14よりも強く湾曲している。
The
なお、図示する場合では、板ばね部材25は鋼板により形成されているが、これに限らず、例えば硬質の樹脂等により形成するなど、ウインドガラス14に垂直な方向に弾性変形自在なものであればよい。
In the illustrated case, the
一方、ラバーホルダ16は、図2に示すように、樹脂材料により長手方向に延びる天壁部16aと天壁部16aの両側部からウインドガラス14に向けて延びる一対の側壁部16bとを備えた断面コの字形状に形成され、その長さはブレードラバー15のほぼ半分程度に形成されている。ブレードラバー15はその中間部分がラバーホルダ16の内部に配置されてラバーホルダ16により覆われており、リップ部22のみが外部に露出する状態となっている。また、図1に示すように、一方の側壁部16bの長手方向のほぼ中間部には取付部26が固定されており、ラバーホルダ16はこの取付部26においてワイパアーム13の先端に取り付けられている。さらに、天壁部16aにはフィン27が一体に形成されており、このフィン27によりワイパブレード11の空力特性を向上させるようになっている。
On the other hand, as shown in FIG. 2, the
図1に示すように、ラバーホルダ16の長手方向の一端部(ワイパブレード11をワイパアーム13に取り付けたときにワイパアーム13の揺動中心に近い側となる側)には保持部31が設けられている。図3(a)に示すように、保持部31は一対の保持爪32(図中は一方側のみを示すが他方側も同様の保持爪が設けられる。)を備えており、これらの保持爪32はブレードラバー15の長手方向に直交し且つ払拭方向に平行な方向に向けて側壁部16bから突出する断面矩形の突起状に形成され、それぞれ保持溝24に係合してブレードラバー15を保持している。また、ブレードラバー15には各保持爪32を長手方向から挟む一対のストッパ部33a,33bが設けられており、これらのストッパ部33a,33bにより保持爪32はブレードラバー15に対して保持溝24に沿う方向への移動が規制されている。つまり、ブレードラバー15は保持部31においては長手方向への位置決めが成された状態でラバーホルダ16に保持されている。
As shown in FIG. 1, a
同様に、ラバーホルダ16の長手方向の他端部には保持部34が設けられており、図4(b)に示すように、この保持部34はそれぞれ断面矩形に形成される一対の保持爪35(図中は一方側のみを示すが他方側も同様の保持爪が設けられる。)を備え、これらの保持爪35は保持溝24に係合し、これによりブレードラバー15を保持している。また、保持爪35が係合する部分においてはブレードラバー15にはストッパ部は設けられておらず、保持爪35は保持溝24に沿って移動自在となっている。つまり、ブレードラバー15は保持部34においてはラバーホルダ16に対して軸方向に移動自在に保持されている。
Similarly, a holding
このように、このワイパブレード11では、ラバーホルダ16の長手方向の両端部にそれぞれ一対の保持爪32,35を設け、これら保持爪32,35が設けられる保持部31,34の2点においてブレードラバー15を保持するようにしている。したがって、ワイパアーム13からの押え力が取付部26を介してラバーホルダ16に加えられると、その押え力はラバーホルダ16の両端部の2点、つまり各保持部31,34からブレードラバー15に加えられ、これによりブレードラバー15は弾圧的にウインドガラス14に接触する。
As described above, in the
図4(a)〜(d)は、それぞれ図1に示すワイパブレードがウインドガラスに接する際のブレードラバーの形状の変化を示す説明図であり、このワイパブレード11はブレードラバー15がウインドガラス14に接触していないときには、図4(a)に示すように、ブレードラバー15はウインドガラス14の払拭範囲における最大曲率よりもさらに大きな曲率でガラス面に向けて閉じる方向に湾曲している。この状態からワイパブレード11をウインドガラス14にセットすると、まずブレードラバー15の長手方向の両端部がガラス面に接触する。ブレードラバー15の両端部がガラス面に接触した状態でラバーホルダ16を介してワイパアーム13の押え力(図中矢印で示す)がブレードラバー15に加えられると、図4(b)に示すように、ブレードラバー15は長手方向の中央部がガラス面に接触するようにM字形状に変形する。このとき、ブレードラバー15は保持部31においてはラバーホルダ16に対する軸方向の移動が規制され、保持部34においては軸方向への移動が許容されているので、ワイパアーム13からの押え力が増加するに伴ってブレードラバー15はガラス面に沿って変形することができる。そして、図4(c)に示すように、ブレードラバー15は次第にガラス面に沿う状態となるように変形し、ガラス面に完全にセットされたときには、図4(d)に示すように、ワイパアーム13からの押え力により長手方向全体がガラス面に接触する払拭姿勢となる。このとき、ブレードラバー15と同様に板ばね部材25もガラス面に沿う形状に弾性変形するので、取付部26を介してラバーホルダ16に加えられるワイパアーム13の押え力は板ばね部材25の弾性変形によりブレードラバー15の長手方向に分散され、ブレードラバー15は長手方向に均一な分布圧でウインドガラス14に接触する。したがって、ブレードラバー15を長手方向全体が均一にウインドガラス14に接触した状態で払拭動作させて、良好な払拭性を発揮することができる。
4A to 4D are explanatory views showing changes in the shape of the blade rubber when the wiper blade shown in FIG. 1 is in contact with the wind glass. The
図5は図2に示すラバーホルダとカバーの詳細を示す斜視図であり、図6は図1におけるB−B線に沿う断面図である。なお、本実施の形態においては、ワイパブレード11には一対のカバー17が設けられているが、これらのカバー17は左右対称である以外はほぼ同様な構造となっているので、以下には一方のカバー17についてのみ説明する。
5 is a perspective view showing details of the rubber holder and the cover shown in FIG. 2, and FIG. 6 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. In the present embodiment, the
図5に示すように、カバー17はラバーホルダ16とは別体に形成され、その基端部には連結脚部41が設けられ、この連結脚部41においてラバーホルダ16に連結されるようになっている。図6に示すように、このカバー17は樹脂材料により天壁部17aと一対の側壁部17bとを備えた断面コの字形状に形成され、また、天壁部17aにはラバーホルダ16のフィン27に連なるフィン42が一体に形成され、その空力特性を高めるようにされている。
As shown in FIG. 5, the
図1に示すように、一方のカバー17はラバーホルダ16の長手方向の一方側に当該ラバーホルダ16に並べて配置され、他方のカバー17はラバーホルダ16の長手方向の他方側に当該ラバーホルダ16に並べて配置されており、これにより、ラバーホルダ16の両側から突出するブレードラバー15の先側部分はそれぞれカバー17により覆われている。つまり、ブレードラバー15はリップ部22の一部のみが外部に露出し、その他の部分全体がラバーホルダ16とカバー17とにより覆われるようになっている。
As shown in FIG. 1, one
このように、このワイパブレード11は、ラバーホルダ16の長手方向両側に一対のカバー17を設けるようにしたので、ブレードラバー15の全体をラバーホルダ16とカバー17とにより覆うことができる。したがって、ブレードラバー15に装着される板ばね部材25やブレードラバー15を成型する際に生じるバリ等をカバー17により隠して外部から視認できなくし、これにより、このワイパブレード11の美観を向上させることができる。
Thus, since the
図7は連結脚部の詳細を示す斜視図であり、図8は連結ボス部の詳細を示す斜視図であり、図9は図1におけるC−C線に沿う断面図である。 7 is a perspective view showing details of the connecting leg portion, FIG. 8 is a perspective view showing details of the connecting boss portion, and FIG. 9 is a cross-sectional view taken along line CC in FIG.
図7に示すように、カバー17に設けられる連結脚部41は、カバー17の基端部からラバーホルダ16に向けて突出するようにカバー17と一体に樹脂材料により形成されており、その内部には金属製の補強部材43がインサート成形されている。
As shown in FIG. 7, the connecting
連結脚部41はカバー17に対してウインドガラス14に垂直な方向の厚み寸法が薄い板状に形成されており、その中央部分には長手方向に延びる長孔44が形成され、これにより環状とされている。また、連結脚部41には長孔44を挟んだ両側に位置して一対の係合凹部45が設けられており、これらの係合凹部45は互いにその軸心を一致させるとともに対向して配置されている。一方、図8に示すように、ラバーホルダ16の先端部には、天壁部16aと一体に当該天壁部16aからウインドガラス14側に向けて突出する凸状に形成される連結ボス部46が設けられており、この連結ボス部46の両側部には互いに同軸であり且つそれぞれ払拭方向に向けて突出する一対の回動軸47が設けられている。
The connecting
そして、図9に示すように、連結脚部41は、その内面が連結ボス部46の外面に係合するように連結ボス部46を長孔44に配置するとともに、係合凹部45が対応する回動軸47に回動自在に係合するように連結ボス部46に連結されている。これにより、カバー17は連結脚部41において回動軸47を中心としてウインドガラス14に垂直な方向に回動自在にラバーホルダ16に連結されるようになっている。したがって、ワイパブレード11が払拭動作を開始してブレードラバー15がウインドガラス14に追従するように弾性変形しても、カバー17はラバーホルダ16に対して回動してブレードラバー15の弾性変形を阻害することがなく、これにより、このワイパブレード11のガラス面への追従性を高めることができる。
As shown in FIG. 9, the connecting
図10はラバーホルダに設けられる板ばね支持部の配置を示す説明図であり、このワイパブレード11では、ラバーホルダ16の長手方向両端部にそれぞれ板ばね支持部51,52を設け、これらの板ばね支持部51,52により板ばね部材25を支持して、ラバーホルダ16に対する板ばね部材25の払拭方向への傾動を防止するようにしている。これらの板ばね支持部51,52は、その配置場所が異なる以外は同様の構造となっているので、以下ではラバーホルダ16の長手方向の一方の端部に設けられる板ばね支持部51についてその詳細を説明する。
FIG. 10 is an explanatory view showing the arrangement of the leaf spring support portions provided in the rubber holder. In the
図11は図10に示す板ばね支持部の詳細を示す斜視図であり、図12はブレードラバーの切り欠き部の詳細を示す斜視図である。 11 is a perspective view showing details of the leaf spring support portion shown in FIG. 10, and FIG. 12 is a perspective view showing details of a notch portion of the blade rubber.
図11に示すように、板ばね支持部51はラバーホルダ16の側壁部16bと一体に形成される上側支持突起53と下側支持突起54とを有しており、これらの支持突起53,54はウインドガラス14に垂直な方向に所定の間隔を空けて並べて配置され、それぞれ側壁部16bの内面から払拭方向(ブレードラバー15側)に向けて突出している。上側支持突起53には平面状に形成される上側支持面53aが設けられ、下側支持突起54には平面状であるとともに上側支持面53aに平行な下側支持面54aが設けられており、上側支持面53aと下側支持面54aとの間隔は板ばね部材25のウインドガラス14に垂直な方向の厚み寸法とほぼ同程度に設定されている。
As shown in FIG. 11, the leaf
なお、図8から解るように、ラバーホルダ16の他方の側壁部16bにも、図11に示すのと同様に支持突起53,54が設けられており、これら4つの支持突起53,54により板ばね支持部51が構成されている。
As can be seen from FIG. 8, the other
一方、図10に示すように、板ばね支持部51,52の各支持突起53,54を板ばね部材25に係合させるために、ブレードラバー15にはラバーホルダ16の各支持突起53,54に対応した4箇所に切り欠き部55が設けられている。
On the other hand, as shown in FIG. 10, the
図12に示すように、これらの切り欠き部55は装着溝21aを区画するヘッド部21の一部を切り欠くことにより形成され、それぞれ装着溝21aに連なるとともに装着溝21aをウインドガラス14に垂直な両方向に開放するようになっている。これにより、切り欠き部55が形成された部分においては、装着溝21aに装着された板ばね部材25は、ウインドガラス14に垂直な両方向に向けて外部に露出するようになっている。
As shown in FIG. 12, these
図13は板ばね支持部を板ばね部材に係合させた状態を示す断面図であり、板ばね支持部51,52を備えたラバーホルダ16に切り欠き部55を備えたブレードラバー15を所定の位置にて保持させると、図13に示すように、板ばね支持部51,52を構成する各支持突起53,54はそれぞれブレードラバー15の対応する切り欠き部55に配置される。このとき、図9からも解るように、板ばね部材25は切り欠き部55から露出する部分において上側支持突起53と下側支持突起54とに係合し、つまりウインドガラス14に垂直な方向から上側支持面53aと下側支持面54aとの間に挟み込まれ、その部分におけるウインドガラス14に垂直な方向への移動が規制された状態で板ばね支持部51に支持される。同様に、板ばね支持部52においても、板ばね部材25はウインドガラス14に垂直な方向から上側支持突起53と下側支持突起54との間に挟み込まれ、その部分におけるウインドガラス14に垂直な方向への移動が規制された状態で板ばね支持部52に支持される。これにより、板ばね部材25はラバーホルダ16に対する払拭方向への傾動が規制されることになり、したがって、ワイパブレード11が払拭動作を開始してブレードラバー15に払拭抵抗が加えられても、板ばね部材25は板ばね支持部51,52に支持されてラバーホルダ16に対して傾動することが防止される。
FIG. 13 is a cross-sectional view showing a state in which the leaf spring support portion is engaged with the leaf spring member. The
このように、このワイパブレード11では、ラバーホルダ16の長手方向両端部に設けられる板ばね支持部51,52により板ばね部材25をウインドガラス14に垂直な方向から挟み込んで支持するようにしたので、払拭動作時における板ばね部材25のラバーホルダ16に対する傾動を防止して、このワイパブレード11の払拭性を向上させることができる。
Thus, in this
また、このワイパブレード11では、ラバーホルダ16の長手方向両端部のそれぞれに板ばね支持部51,52を設けるようにしたので、ラバーホルダ16の長手方向両端部の2点において板ばね部材25を支持して、板ばね部材25の傾動をさらに強固に防止することができる。
Further, in the
さらに、このワイパブレード11では、板ばね部材25が装着されるブレードラバー15に装着溝21aに連なる切り欠き部55を設け、板ばね部材25の切り欠き部55から露出する部分に板ばね支持部51,52の支持突起53,54を係合させるようにしたので、板ばね部材25として払拭方向の幅寸法が均一なものを用いることができる。これにより、板ばね部材25の歩留まりを向上させ、あるいはその加工を容易にして、このワイパブレード11のコストを低減させることができる。
Further, in the
図14は図1に示すワイパブレードにおける板ばね部材と板ばね支持部との係合構造の変形例を示す断面図である。 14 is a cross-sectional view showing a modification of the engagement structure between the leaf spring member and the leaf spring support portion in the wiper blade shown in FIG.
図1に示すワイパブレード11では、図12から解るように、ブレードラバー15に装着される板ばね部材25を装着溝21aの払拭方向の幅寸法とほぼ同一の幅寸法に形成して装着溝21a内に収容する構造とするとともに、ブレードラバー15に切り欠き部55を設け、この切り欠き部55から露出する部分において板ばね支持部51,52を板ばね部材25に係合させるようにしている。
In the
これに対して、図14に示すワイパブレード61では、ブレードラバー15に装着される板ばね部材25に、装着溝21aから払拭方向つまりラバーホルダ16の側壁部16bに向けて張り出す張り出し部62を設け、この張り出し部62に板ばね支持部51,52つまり各支持突起53,54を係合させるようにしている。つまり、このワイパブレード61では、図12に示すような切り欠き部55をブレードラバー15に設けず、板ばね部材25をブレードラバー15に対して払拭方向に張り出させることで、板ばね部材25に板ばね支持部51,52との係合部分を確保するようにしている。したがって、ブレードラバー15に切り欠き部55を設ける必要がなく、その加工が容易となり、あるいはブレードラバー15として汎用品を用いることができる。
On the other hand, in the
このように、このワイパブレード61では、装着溝21aから払拭方向に張り出す張り出し部62を板ばね部材25に設け、この張り出し部62に板ばね支持部51,52を係合させるようにしたので、板ばね部材25を露出させるための切り欠き部55をブレードラバー15に設ける必要をなくして、このワイパブレード61のコストを低減させることができる。
As described above, in the
図15は図1に示すワイパブレードにおける各支持突起の変形例を示す説明図である。 FIG. 15 is an explanatory view showing a modification of each support protrusion in the wiper blade shown in FIG.
図1に示すワイパブレード11では、図11に示すように、板ばね支持部51,52の各支持突起53,54の支持面53a,54aはそれぞれ互いに平行となる平面状に形成されている。
In the
これに対して、図15に示すワイパブレード71では、板ばね支持部51,52に設けられる各支持突起53,54の各支持面53a,54aを、それぞれ板ばね部材25の表面に対してその長手方向に向けて湾曲する湾曲面として形成するようにしている。これにより、ワイパブレード71が払拭動作してブレードラバー15がガラス面へ追従する際には、板ばね部材25は、図15中に一点鎖線で示すように、各支持突起53,54の湾曲する各支持面53a,54aに沿って湾曲度合いを変化させることができる。これにより、板ばね部材25を滑らかに弾性変形させて、ワイパブレード71の払拭性を向上させることができる。
On the other hand, in the
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、本実施の形態においては、ワイパブレード11は車両12のフロントウインドガラス14を払拭するものとされているが、これに限らず、車両12のリアウインドガラスなどを払拭するものであってもよい。
It goes without saying that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. For example, in the present embodiment, the
また、本実施の形態においては、板ばね支持部51,52はラバーホルダ16の長手方向両端部に設けられているが、これに限らず、ラバーホルダ16の長手方向のいずれか一端部にのみ設けるようにしてもよい。
Further, in the present embodiment, the leaf
さらに、本実施の形態においては、ラバーホルダ16の長手方向の両側にはそれぞれカバー17が連結されているが、これに限らず、これらのカバー17を設けないでブレードラバー15のラバーホルダ16を除いた部分が露出してもよい。
Further, in the present embodiment, the
さらに、本発明は、タンデム式、対向払拭式等、様々な形式のワイパ装置に用いられるワイパブレードに適用することができる。 Furthermore, the present invention can be applied to wiper blades used in various types of wiper apparatuses such as a tandem type and a counter wiping type.
11 ワイパブレード
12 車両
13 ワイパアーム
14 フロントウインドガラス
15 ブレードラバー
16 ラバーホルダ
16a 天壁部
16b 側壁部
17 カバー
17a 天壁部
17b 側壁部
21 ヘッド部
21a 装着溝
22 リップ部
23 ネック部
24 保持溝
25 板ばね部材
26 取付部
27 フィン
31 保持部
32 保持爪
33a,33b ストッパ部
34 保持部
35 保持爪
41 連結脚部
42 フィン
43 補強部材
44 長孔
45 係合凹部
46 連結ボス部
47 回動軸
51,52 板ばね支持部
53 上側支持突起
53a 上側支持面
54 下側支持突起
54a 下側支持面
55 切り欠き部
61 ワイパブレード
62 張り出し部
71 ワイパブレード
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記ウインドガラスに接触するブレードラバーと、
前記ウインドガラスに垂直な方向に弾性変形自在に形成され、前記ブレードラバーに設けられる装着溝に装着される板ばね部材と、
長手方向両端部にそれぞれ一対の保持爪を備え、前記ブレードラバーの保持溝に前記保持爪を係合させて前記ブレードラバーを保持するラバーホルダと、
前記ラバーホルダの少なくとも一方の長手方向端部に設けられ、前記板ばね部材を前記ウインドガラスに垂直な方向から挟み込んで支持する板ばね支持部とを有することを特徴とするワイパブレード。 A wiper blade attached to the tip of the wiper arm to wipe the windshield of the vehicle,
A blade rubber in contact with the window glass;
A leaf spring member that is formed to be elastically deformable in a direction perpendicular to the window glass and is mounted in a mounting groove provided in the blade rubber;
A rubber holder that includes a pair of holding claws at both longitudinal ends, and holds the blade rubber by engaging the holding claws with the holding grooves of the blade rubber;
A wiper blade having a leaf spring support portion provided at at least one longitudinal end portion of the rubber holder and supporting the leaf spring member by sandwiching it from a direction perpendicular to the window glass.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006061546A JP2007237855A (en) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | Wiper blade |
Applications Claiming Priority (1)
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JP (1) | JP2007237855A (en) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020044923A (en) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | 株式会社デンソー | Wiper lever assembly and wiper blade |
JP2020045034A (en) * | 2018-09-20 | 2020-03-26 | 株式会社デンソー | Wiper lever assembly and wiper blade |
DE102022211361A1 (en) | 2022-10-26 | 2024-05-02 | Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Wiper blade, wiper strip unit and stiffening element for a wiper blade |
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2006
- 2006-03-07 JP JP2006061546A patent/JP2007237855A/en active Pending
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