JP2007232260A - Plate heat exchanger - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、使用状況に応じて熱交換量を調節可能な板状熱交換器に関する。 The present invention relates to a plate heat exchanger capable of adjusting a heat exchange amount according to a use situation.
特許文献1に記載されているように、板状体の内部に、板状体の厚み方向に伝熱部で隔離された放熱側流体通路と受熱側流体通路とからなる熱交換部を設けた板状熱交換器が考案されている。
このような板状熱交換器は、伝熱部を介して放熱側流体と受熱側流体とで間接的に熱のやり取りを行うものであり、熱交換の効率が高く、従来の熱交換器と比較して省スペース化が図られるため、大きくは原子力発電所から、小さくは家庭用給湯器まで広く利用可能である。
As described in
Such a plate-shaped heat exchanger indirectly exchanges heat between the heat-dissipating side fluid and the heat-receiving side fluid via the heat transfer section, and has high heat exchanging efficiency. Since space saving is achieved in comparison, it can be used widely from nuclear power plants to small household water heaters.
ところで、このような板状熱交換器を用いて所望の熱交換量を得るには、複数の板状熱交換器を並列、直列を組み合わせるなどして連結する必要があるが、これらは従来と比べれば改善されてはいるものの依然として場所を取り、また、このように多くの板状熱交換器を製作するにはコストが高くつく。
さらに、それぞれの板状熱交換器を、外部からの熱干渉を避けるため断熱材で被覆する必要があり、手間がかかった。
By the way, in order to obtain a desired heat exchange amount using such a plate-shaped heat exchanger, it is necessary to connect a plurality of plate-shaped heat exchangers in parallel or in series. Although improved, it still takes up space and is costly to produce such a large number of plate heat exchangers.
Furthermore, it is necessary to cover each plate heat exchanger with a heat insulating material in order to avoid external heat interference, which is troublesome.
これらの問題は、一つの板状熱交換器で熱交換量を自由に調節することができれば解決する。すなわち、板状熱交換器が一つであれば、製造コストも比較的低く抑えられ、コンパクト化が図られ、断熱材で被覆する際にも一度の手間で足りる。
そこでこの発明は、熱交換量を自由に調節可能な板状熱交換器を提供することをその課題とする。 Then, this invention makes it the subject to provide the plate-shaped heat exchanger which can adjust the heat exchange amount freely.
上記した課題を解決するため、この発明にかかる板状熱交換器においては、一の板状体の内部に、板状体の厚み方向に伝熱部で隔離され、この伝熱部を介して熱の交換を行う放熱側流体通路と受熱側流体通路とからなる熱交換部を複数、互いに隔離された状態で設け、板状体の外面に、各放熱側流体通路および各受熱側流体通路に連通する放熱側流体出入口および受熱側流体出入口を設けたのである。 In order to solve the above-described problems, in the plate heat exchanger according to the present invention, the heat transfer unit is isolated in the thickness direction of the plate member inside the one plate member, and the heat transfer unit is interposed therebetween. A plurality of heat exchanging portions composed of a heat radiating side fluid passage and a heat receiving side fluid passage for exchanging heat are provided in a state of being isolated from each other. A heat-radiating side fluid inlet / outlet and a heat-receiving side fluid inlet / outlet are provided.
このような構成において、異なる放熱側流体通路の出入口および異なる受熱側流体通路の出入口をそれぞれ選択してこれらを連結すると、熱交換部全体を連通する放熱側流体通路および受熱側流体通路を種々のパターンで形成可能となる。
そのため、流体通路のパターンを使用状況に応じて自由に選択することで、板状熱交換器全体としての熱交換量を適宜調節することができる。
このように1つの板状熱交換器で所望の熱交換量を得ることができるため、複数の板状熱交換器を製作してこれらを組み合わせて用いる場合と比較して、製造コストが低廉であり、コンパクトでもある。
また、板状熱交換器を断熱材で被覆するばあいにも、1つだけであるからあまり手間がかからず、断熱材の使用量も減らすことができる。
In such a configuration, when the inlet / outlet of the different heat radiation side fluid passages and the inlet / outlet of the different heat reception side fluid passages are selected and connected to each other, the heat radiation side fluid passage and the heat reception side fluid passage communicating with the entire heat exchanging section can be The pattern can be formed.
Therefore, the heat exchange amount as the whole plate-shaped heat exchanger can be appropriately adjusted by freely selecting the fluid passage pattern according to the use situation.
Thus, since a desired heat exchange amount can be obtained with a single plate heat exchanger, the manufacturing cost is lower than when a plurality of plate heat exchangers are manufactured and used in combination. Yes and compact.
In addition, when the plate-shaped heat exchanger is covered with a heat insulating material, the number of heat insulating materials can be reduced because the number of heat exchangers is only one.
隣接する熱交換部の間に貫通スリットを設けると、熱交換部相互の熱干渉を防ぐことができ、熱交換量が一層安定する。 When a through slit is provided between adjacent heat exchange parts, heat interference between the heat exchange parts can be prevented, and the amount of heat exchange is further stabilized.
放熱側流体通路に、流体の流れる方向にほぼ直交する複数の階段状リブを設けると、流体に乱流が生じやすくなるため、熱交換の効率が向上する。 If a plurality of stepped ribs substantially orthogonal to the direction of fluid flow are provided in the heat dissipation side fluid passage, turbulent flow is likely to occur in the fluid, so that the efficiency of heat exchange is improved.
このような板状熱交換器は、流路形成溝が打ち抜かれた流路形成板と、伝熱板とを交互に重ね合わせ、一対の側板により挟み込むと容易に製造することができ、打ち抜きはプレス加工によると、エッチング等により流路形成溝を形成する場合に比べ、製造コストが安価であり、また流路の形状も精度よく作ることができる。 Such a plate-shaped heat exchanger can be easily manufactured by alternately stacking the flow path forming plates with the flow path forming grooves punched out and the heat transfer plates and sandwiching them between the pair of side plates. According to the press working, the manufacturing cost is low and the shape of the flow path can be made with high accuracy as compared with the case where the flow path forming groove is formed by etching or the like.
流体通路を板状体内部において隔離した状態で設け、これらの流体出入口を自由な組み合わせで連結することにより、板状体全体にわたって種々のパターンの流体通路を形成できるため、1つの板状熱交換器で、使用状況に応じた所望の熱交換量を得ることができる。 By providing fluid passages in an isolated state inside the plate-like body and connecting these fluid inlets and outlets in any combination, various patterns of fluid passages can be formed over the entire plate-like body, so one plate heat exchange A desired heat exchange amount according to the use situation can be obtained by the vessel.
以下、図面を参照しつつこの発明の実施の形態について説明する。図1のように実施形態にかかる板状熱交換器10は、その内部に、その厚み方向に伝熱部で隔離され、この伝熱部を介して熱の交換を行うほぼ方形の放熱側流体通路120と受熱側流体通路130とからなる熱交換部100が、互いに隔離された状態で縦に2列、横に3つ合計6つが並列して設けられている。
また板状熱交換器10上面には、それぞれの流体通路120、130に連通する円形の流体出入口10a、10bが開口している。
この板状熱交換器10は、放熱側流体通路120を形成する流路形成板121、122と、受熱側流体通路130を形成する流路形成板131、132と、これらの間に挟まれる伝熱板110と、それを上下から挟み込む側板141、142とから一体的に形成される。
以下、図2に放熱側流体通路120を形成する流路形成板121、122を示し、図3に受熱側流体通路130を形成する流路形成板131、132を示し、図4に伝熱板110を示し、図5に側板141、142を示し、それぞれについて説明する。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the plate-
In addition, circular fluid inlets and
The
2 shows the flow
図2(a)のように、第一の流路形成板121は、厚みが均一で平滑なフレーム121aに囲まれた内部に、放熱側流路形成溝121bおよび受熱側流体出入口121cがプレス加工により打ち抜かれることにより形成されている。
放熱側流路形成溝121bは、詳しくは、ほぼ横長方形の貫通孔であって、対角線上において対向する角隅が上下方向に膨らんで膨出部121dとなっており、この膨出部121dの行き止まりは、外縁が円弧状に形成されて放熱側流体出入口121eとなっている。
放熱側流路形成溝121bは、放熱側流体出入口121e間において、流れ方向にほぼ直行する多数の階段状のリブ121fによって不連続に仕切られている。
このリブ121fとフレーム121aとは厚みが同じであるため、第一の流路形成板121単体では、出入口121e間が連通しておらず、流体を流通させることはできない。
この放熱側流路形成溝121bはフレーム121a内において、図示のように互いに隔離された状態で、縦に2列、横に3列の合計6つが並列して設けられている。
また、受熱側流体出入口121cは、膨出部121dを有する放熱側流路形成溝121b角隅の対角線の延長線上にある放熱側流路形成溝121bから隔離された円形の貫通孔であり、後述するように、受熱側流体通路130に連通して受熱側流体が流通する。
As shown in FIG. 2A, the first flow
Specifically, the heat radiation side flow
The heat radiation side flow
Since the
The heat-dissipation-side flow
Further, the heat receiving side fluid inlet /
図2(b)のように、第二の流路形成板122は、厚みが均一で平滑なフレーム122aに囲まれた内部に、放熱側流路形成溝122bおよび受熱側流体出入口122cがプレス加工により打ち抜かれることにより形成されている。
放熱側流路形成溝122bは、詳しくは、第一の流路形成板121の放熱側流路形成溝121bとほぼ相似形の横長方形の貫通孔であって、対角線上において対向する角隅が上下方向に膨らんで膨出部122dとなっており、この膨出部122dの行き止まりは外縁が円弧状に形成されて放熱側流体出入口122eとなっている。
放熱側流路形成溝122bは、放熱側流体出入口122e間において、流れ方向にほぼ直行する多数の階段状のリブ122fによって不連続に仕切られている。
この階段状リブ122fのパターンは、図示のように、第一の流路形成板121の階段状リブ121fのパターンと鏡像関係をなすものである。すなわち、第二の流路形成板122は、第一の流路形成板121を紙面において180度回転させたものであり、同じ板状体が用いられている。
このリブ122fとフレーム122aとは厚みが同じであるため、第二の流路形成板122単体では、出入口122e間が連通しておらず、流体を流通させることはできない。
この放熱側流路形成溝122bはフレーム122a内において、図示のように互いに隔離された状態で、縦に2列、横に3列の合計6つが並列して設けられている。
また、受熱側流体出入口122cは、膨出部122dを有する放熱側流路形成溝122b角隅の対角線の延長線上にある放熱側流路形成溝122bから隔離された円形の貫通孔であり、後述するように、受熱側流体通路130に連通して受熱側流体が流通する。
As shown in FIG. 2B, the second flow
More specifically, the heat radiation side flow
The heat radiation side flow
The pattern of the
Since the
The heat-dissipating-side flow
The heat-receiving-side fluid inlet /
図2(c)のように、第一の流路形成板121と第二の流路形成板122を重ね合わせると、フレーム121a、122aと、放熱側流路形成溝121b、122b外形と、受熱側流体出入口121c、122cと、膨出部121d、122dと、放熱側流体出入口121e、122eとが完全に一致する。
そして、放熱側流路形成溝121b、122bは、放熱側流体出入口121e、122e間にかけて、鏡像関係をなす階段状のリブ121f、122fが重なり合うことによりほぼ格子状に仕切られる。
ここで、フレーム121a、122aの合計厚みは、当然のことながらリブ121f、122f単独の厚みの倍である。そのため、リブ121f、122fが重なり合っている個所では、リブ121f、122fの合計厚みがフレーム121a、122aの合計厚みに等しく、流体の流通が阻止されるが、リブ121f、122fのいずれか一方のみしか存在しない個所では、空隙が生じ、流体の流通が許容される。
従って、このような空隙が放熱側流体出入口121e、122eにおいて連通するようなパターンを選択すれば、一方の出入口121e、122eから流体を供給すると他方の出入口121e、122eから排出されることとなり、2枚の板状体121、122を重ね合わせることにより、放熱側流体通路120が形成される。
As shown in FIG. 2C, when the first flow
The heat radiation side flow
Here, the total thickness of the
Therefore, if a pattern is selected in which such a gap communicates at the heat radiation side fluid inlet /
図3(a)のように、第一の流路形成板131は、厚みが均一で平滑なフレーム131aに囲まれた内部に、受熱側流路形成溝131bおよび放熱側流体出入口131cがプレス加工により打ち抜かれることにより形成されている。
受熱側流路形成溝131bは、詳しくは、ほぼ横長方形の貫通孔であって、対角線上において対向する角隅が対角線延長方向に膨らんで膨出部131dとなっており、この膨出部131dの行き止まりは外縁が円弧状に形成されて受熱側流体出入口131eとなっている。
受熱側流路形成溝131bは、受熱側流体出入口131e間において、流れ方向に並列する多数のくの字状のリブ131fによって不連続に仕切られている。
このリブ131fとフレーム131aとは厚みが同じであるため、第一の流路形成板131単体では、出入口131e間が連通しておらず、流体を流通させることはできない。
この受熱側流路形成溝131bは、フレーム131a内において、図示のように互いに隔離された状態で、縦に2列、横に3列の合計6つが並列して設けられている。
また、放熱側流体出入口131cは、それぞれの膨出部131dを有する受熱側流路形成溝131b角隅の外側にある受熱側流路形成溝131bから隔離された円形の貫通孔であり、後述するように、放熱側流体通路120に連通して放熱側流体が流通する。
As shown in FIG. 3A, the first flow
Specifically, the heat-receiving-side flow
The heat receiving side flow
Since the
The heat receiving side flow
The heat-radiating-side fluid inlet /
図3(b)のように、第二の流路形成板132は、厚みが均一で平滑なフレーム132aに囲まれた内部に、受熱側流路形成溝132bおよび放熱側流体出入口132cがプレス加工により打ち抜かれることにより形成されている。
受熱側流路形成溝132bは、詳しくは、第一の流路形成板131の受熱側流路形成溝131bとほぼ相似形の横長方形の貫通孔であって、対角線上において対向する角隅が対角線延長方向に膨らんで膨出部132dとなっており、この膨出部132dの行き止まりは外縁が円弧状に形成されて受熱側流体出入口132eとなっている。
受熱側流路形成溝132bは、受熱側流体出入口132e間において、流れ方向に並列する多数の反転くの字状のリブ132fによって不連続に仕切られている。
このリブ132fのパターンは、図示のように、第一の流路形成板131のリブ131fのパターンと鏡像関係をなすものである。すなわち、第二の流路形成板132は、第一の流路形成板131を紙面において180度回転させたものであり、同じ板状体が用いられている。
このリブ132fとフレーム132aとは厚みが同じであるため、第二の流路形成板132単体では、出入口132e間が連通しておらず、流体を流通させることはできない。
この受熱側流路形成溝132bは、フレーム132a内において、図示のように互いに隔離された状態で、縦に2列、横に3列の合計6つが並列して設けられている。
放熱側流体出入口132cは、それぞれの膨出部132dを有する受熱側流路形成溝132bの角隅の外側にある受熱側流路形成溝132bから隔離された円形の貫通孔であり、後述するように、放熱側流体通路120に連通して放熱側流体が流通する。
As shown in FIG. 3B, the second flow
Specifically, the heat-receiving-side flow
The heat receiving side flow
As shown in the figure, the pattern of the
Since the
The heat receiving side flow
The heat radiation side fluid inlet /
図3(c)のように、第一の流路形成板131と第二の流路形成板132を重ね合わせると、フレーム131a、132aと、受熱側流路形成溝131b、132b外形と、放熱側流体出入口131c、132cと、膨出部131d、132dと、受熱側流体出入口131e、132eとが完全に一致する。
そして、受熱側流路形成溝131b、132bは、受熱側流体出入口131e、132e間にかけて、鏡像関係をなす、くの字状のリブ131f、反転くの字状の132fが重なり合うことにより杉綾模様状(斜め格子状)に仕切られる。
ここで、フレーム131a、132aの合計厚みは、当然のことながらリブ131f、132f単独の厚みの倍である。そのため、リブ131f、132fが重なり合っている個所では、リブ131f、132fの合計厚みがフレーム131a、132aの合計厚みに等しく、流体の流通が阻止されるが、リブ131f、132fのいずれか一方のみしか存在しない個所では、空隙が生じ、流体の流通が許容される。
従って、このような空隙が受熱側流体出入口131e、132eにおいて連通するようなパターンを選択すれば、一方の出入口131e、132eから流体を供給すると他方の出入口131e、132eから排出されることとなり、2枚の板状体131、132を重ね合わせることにより、受熱側流体通路130が形成される。
As shown in FIG. 3C, when the first flow
The heat-receiving-side flow
Here, the total thickness of the
Therefore, if a pattern is selected in which such gaps communicate with each other at the heat-receiving-side fluid inlets and
図4のように、伝熱板110は、厚みが均一で平滑なフレーム110a内の、上記流路形成板121、122、131、132の放熱側流体出入口121e、122e、131c、132cおよび受熱側流体出入口121c、122c、131e、132eに対応する位置に、放熱側流体出入口110bおよび受熱側流体出入口110cが設けられて形成されている。
この伝熱板110は、図2(c)に示す放熱側流路形成板121、122を重ね合わせたものと、図3(c)に示す受熱側流路形成板131、132を重ね合わせたものとの間に挟みこまれることで伝熱部となり、これを介して、放熱側流体通路120および受熱側流体通路130を流通する流体相互の熱交換が行われる。
この熱交換の効率をよくするために、伝熱板110は、放熱側流路形成板121、122や、受熱側流路形成板131、132や、側板141、142よりも厚みが薄く形成されている。
As shown in FIG. 4, the
In this
In order to improve the efficiency of this heat exchange, the
図5(a)のように、一方側板141は、厚みが均一で平滑なフレーム141a内の、上記流路形成板121、122、131、132の放熱側流体出入口121e、122e、131c、132cおよび受熱側流体出入口121c、122c、131e、132eに対応する位置に、放熱側流体出入口141bおよび受熱側流体出入口141cが設けられて形成されている。すなわち、伝熱板110と平面視が完全に相似形である。図5(b)のように、他方側板140は、厚みが均一で平滑なフレーム142aからなる無垢の板状体である。
これら側板141、142は、放熱側流路形成板121、122と、受熱側流路形成板131、132の間に伝熱板110を挟み込んだものを、上下から挟みこんで保持するためのものであって、板状熱交換器10の外部からの熱干渉をできるだけ避けるため、板状体110、121、122、131、132に比べて厚みが大きく形成されている。
As shown in FIG. 5A, the one
These
以上で説明した各板状体110、121、122、131、132、141、142相互を、拡散接合やニッケルペーストによる接合など公知の方法により接合して板状熱交換器10は形成されている。
そして、板状体110、121、122、131、132、141のそれぞれの放熱側流体出入口110b、121e、122e、131c、132c、141bおよび受熱側流体出入口110c、121c、122c、131e、132e、141cが連通することで、図1のように、板状熱交換器10外面に開口する放熱側流体出入口10aと、受熱側流体出入口10bが形成される。
そして、異なる流体通路120、130の流体出入口10a、10b同士をパイプ等で連結することにより、熱交換部100全体にわたる流体通路を形成することが出来る。
流体出入口10a、10b相互はもちろん自由に連結可能であるから、熱交換部100全体にわたる流体通路のパターンも種々形成可能である。
そのため、板状熱交換器10の使用状況に応じて、適宜その熱交換量が調節可能となる。
なお、この場合に、板状体110、121、122、131、132、141、142のそれぞれに、図中鎖線で示すスリット110d、121g、122g、131g、132g、141d、142bを設けると、隣接する熱交換部100相互の熱干渉を避けることができ、板状熱交換器10全体の熱交換量の調節が一層容易となる。
The plate-
And each heat radiation side fluid inlet /
Then, by connecting the fluid inlets /
Since the fluid inlets /
Therefore, according to the usage condition of the plate-shaped
In this case, if the
図6に流体通路120、130相互の連結の一例を示す。
図中流体出入口10a、10b間において、鎖線で囲まれる空間は熱交換部100であり、それぞれの熱交換部100に、説明の便宜上1〜6番の番号を付してある。
また、異なる熱交換部100に連通する流体出入口10a、10b相互をつなぐ実線は、流体出入口10a、10bを連結するパイプ200であり、矢印方向に流体が流通する。
また、熱交換部100内を横断する実線は、熱交換部100内を流通する流体であり、矢印方向に流通する。
図6(a)のように、それぞれの熱交換部100の放熱側流体通路120を1番、3番、5番、6番、4番、2番の順にパイプ200で連結して板状熱交換器10全体にわたる放熱側流体通路を形成している。
また、図6(b)のように、それぞれの熱交換部100の受熱側流体通路130を1番、2番、4番、3番、5番、6番の順にパイプ200で連結して板状熱交換器10全体にわたる受熱側流体通路を形成している。
図示の矢印をたどればわかるように、熱交換部100の1番、4番、5番において、放熱側流体と受熱側流体とは平行流となっており、熱交換部100の2番、3番、6番において、放熱側流体と受熱側流体とは対向流となっている。
また、放熱側流体は、上述した熱交換部100の連結順に従い、1番、3番、5番、6番、4番、2番の順に温度が低くなっており、受熱側流体は、上述した熱交換部100の連結順に従い、1番、2番、4番、3番、5番、6番の順に温度が高くなっている。
これら連結の順番や対向流および平行流の配置を適宜変化させることで、板状熱交換器10の熱交換量が自在に調節される。
FIG. 6 shows an example of mutual connection between the
In the figure, the space surrounded by the chain line between the fluid inlets /
A solid line connecting the fluid inlets and
Moreover, the solid line which crosses the inside of the
As shown in FIG. 6 (a), the heat-dissipation side
Further, as shown in FIG. 6B, the heat receiving side
As can be seen by following the illustrated arrow, the heat-dissipating side fluid and the heat-receiving side fluid are in parallel flow in Nos. 1, 4, and 5 of the
In addition, the heat-dissipation side fluid has a lower temperature in the order of No. 1, No. 3, No. 5, No. 6, No. 4, and No. 2 in accordance with the connection order of the
The amount of heat exchange of the
この板状熱交換器10は小型であるため、家庭用のヒートポンプ式給湯器に用いるのに好適であり、この場合には、受熱側流体すなわち温められる側は水となり、放熱側流体すなわち温める側は二酸化炭素となる。
ヒートポンプ式給湯器の概要を説明すると、まず、外気と熱交換してその熱を吸収した二酸化炭素を、コンプレッサで圧縮してさらに温度を上昇させ、これを板状熱交換器10の流体通路120に送り込む。
他方の流体通路130には水を流通させ、各熱交換部100において、伝熱板110からなる伝熱部を介して二酸化炭素は水を温める。
水との熱交換後、冷えた二酸化炭素を膨張させて、さらに温度を下げて外気の温度よりも低くした上で、再度外気と熱交換してその熱を吸収させ、コンプレッサで圧縮昇温後、板状熱交換器10に送り込み、水を温める。
このサイクルを繰り返すことにより、適温の湯が連続的に供給可能となり、家庭での利用に供される。
Since the
The outline of the heat pump type hot water heater will be described. First, carbon dioxide that has exchanged heat with the outside air and absorbed the heat is compressed by a compressor to further increase the temperature, and this is used as the
Water is circulated through the
After exchanging heat with water, expand the cold carbon dioxide, lower the temperature further to lower than the temperature of the outside air, then exchange heat with the outside air again to absorb the heat, and after the compression temperature rise with the compressor Then, it is sent to the
By repeating this cycle, hot water of appropriate temperature can be continuously supplied and used at home.
なお、この実施形態では、熱交換部100を、縦2列、横3列の合計6つとしたが、勿論個数や配列の仕方はこれに限られない。
また、流体出入口10a、10bを板状熱交換器の上面に形成したが、側面や底面に形成してもよい。
また、板状体110、121、122、131、132、141、142の材質は特に限定されないが、ステンレス、チタン、アルミニウム、銅などが伝熱性、耐食性などの点で好ましい。
これら板状体110、121、122、131、132、141、142の外形は、実施形態の方形に限られず、円形、楕円形など種々選択可能である。
流路形成溝121b、122b、131b、132bを区画するリブ121f、122f、131f、132fのパターンも図示に限定されず種々選択可能である。
また、放熱側流体通路120と、受熱側流体通路130とをそれぞれ一層としたが、流路形成板121、122、伝熱板110、流路形成板131、132の順に複数積層し、側板141、142で挟み込むことで、板状熱交換器10の流体通路120、130を多層構造としてもよい。
また、それぞれの流体通路120、130に流通させる流体の種類は特に限定されず、相の状態も特に限定されず、気体−気体、液体−液体、気体−液体のどれでもよい。
なお、実施形態において、流体通路120、130は、板状体121、122、131、132のプレス加工で打ち抜かれた流路形成溝121b、122b、131b、132bを重ね合わせることにより形成しているが、これに限られず、たとえば、板状体表面にエッチングで浅い(板状体表裏を貫通しない)流路形成溝を設け、その板状体を重ね合わせることにより形成するなどしてもよい。
この場合、板状体の厚み方向において、エッチングによる溝が穿たれていない無垢の部分が伝熱部となり、上下の流体通路を隔離するとともに、それらを流通する流体相互の熱交換を媒介する。
In this embodiment, the total number of
Moreover, although the fluid inlet /
Further, the material of the plate-
The external shape of these plate-
The patterns of the
In addition, the heat-dissipation
In addition, the type of fluid flowing through each of the
In the embodiment, the
In this case, in the thickness direction of the plate-like body, a solid portion where no groove is formed by etching becomes a heat transfer portion, which isolates the upper and lower fluid passages and mediates heat exchange between the fluids flowing through them.
10 板状熱交換器
10a、10b 流体出入口
100 熱交換部
110 伝熱板
110a フレーム
110b 放熱側流体出入口
110c 受熱側流体出入口
110d スリット
120 放熱側流体通路
121、122 放熱側流路形成板
121a、122a フレーム
121b、122b 放熱側流路形成溝
121c、122c 受熱側流体出入口
121d、122d 膨出部
121e、122e 放熱側流体出入口
121f、122f リブ
121g、122g スリット
130 受熱側流体通路
131、132 受熱側流路形成板
131a、132a フレーム
131b、132b 受熱側流路形成溝
131c、132c 放熱側流体出入口
131d、132d 膨出部
131e、132e 受熱側流体出入口
131f、132f リブ
131g、132g スリット
141、142 側板
141a、142a フレーム
141b 放熱側流体出入口
141c 受熱側流体出入口
141d、142b スリット
200 パイプ
DESCRIPTION OF
130 Heat-receiving-side
141, 142
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006052603A JP2007232260A (en) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | Plate heat exchanger |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006052603A JP2007232260A (en) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | Plate heat exchanger |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007232260A true JP2007232260A (en) | 2007-09-13 |
Family
ID=38553031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006052603A Pending JP2007232260A (en) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | Plate heat exchanger |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007232260A (en) |
-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006052603A patent/JP2007232260A/en active Pending
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