JP2007230205A - 断熱シート - Google Patents

Abstract

【課題】断熱性のある薄く軽い可撓性シートを提供する。
【解決手段】可撓性シート１のすくなくとも片面に多数の発泡ビーズ２を密接又は近接に付着させた断熱シート。２枚の可撓性シートの間に多数の発泡ビーズを介装し、両可撓性シートに密接又は近接に付着させた断熱シートとすることが好ましい。
【効果】断熱効果を利用した農業用のビニールシートや養生シート、又裁断加工して各種防寒用具や防寒用品とする。また防寒機能のない市販されている従来品に本件断熱シートを付着させる事で防寒対応品とする。
【選択図】図１

Description

本発明は農業で使用するビニールシートや夏の養生シートに使用して適する断熱シートで、防寒具や防寒用品等に使用しても良い断熱シートに関するものである。

従来、合成樹脂系素材やゴム系素材あるいは不織布・紙・布等のシート状素材は０．１ミリから０．０５ミリ以下の薄い状態になると０度以下の冷気は断熱できず冷気を伝えていた。

農業や園芸等で使用するビニールシートや不織布シート類は、防寒防霜用であっても取り扱いや作物への負担を少なくする為に０．１ミリから０．０５ミリ以下の非常に薄いシートを使用している。しかしこのシートは薄いため冷気を伝え冷害や雪・霜で作物が痛み出荷できない事があった。

そして、養生シートも農業シート同様に薄いシートであり、断熱機能がない為、シート内部に外気温を伝えていた。

一方、冬場の従来の作業着の場合は断熱や防寒保温の為に綿素材や羽毛等のかさばる素材を使用する等、着ぶくれをして動きにくいものである。

可撓性シートのすくなくとも片面に多数の発泡ビーズを密接又は近接に付着させた断熱シート。

２枚の可撓性シートの間に多数の発泡ビーズを介装し、両可撓性シートに密接又は近接して付着させた断熱シート。

請求項１記載の可撓性シートの発泡ビーズのない片面は接着剤を付着し、この接着面には剥離紙を貼着した請求項１記載の断熱シート。

前記発泡ビーズの外径は約１ミリから４ミリの範囲であることを特徴とする断熱シート。

可撓性シートに断熱効果のある発泡ビーズを付着させた事で断熱シートとなり、又発泡ビーズだから屈曲性があるので可撓性シートの性質を束縛する事もない。さらに空気のごとく軽い発泡ビーズだから重量的負担もかけず扱いやすい断熱シートとなる。

２枚の可撓性シートの間に発泡ビーズを介装した事で片面ビーズ付着の際生じやすい発泡ビーズの剥離剥落を防ぎ、強度と保温性を保つ事ができる断熱シートである。

可撓性シートの片面に発泡ビーズを付着し、反対片面には接着剤又は粘着剤を付着し、この接着面には剥離紙を貼着した、いわゆる発泡ビーズを付着した両面テープであり、必要な場所に必要な量だけ接着使用する事で無駄を省き、従来品を防寒品として使用する為の断熱シートである。

本件断熱シートに使用する発泡ビーズの外径は、密接付着は約１ミリから使用するが近接付着の際は４ミリ迄のサイズを使用する事で農業シートでの採光と断熱防寒を両立させる事ができる。

本件断熱シートは発泡ビーズの断熱機能を利用したもので、夏の養生シートに使用すればシート内の温度上昇を防ぐ事ができる。

温室ハウス栽培で本件断熱シートを利用すれば、室内の温度低下を防ぐ事ができるので暖房費の削減ができる。

図１のごとく、可撓性シート１の片面に多数の発泡ビーズ２を密接又は近接して付着させた状態で、発泡ビーズは防寒目的側に向けて使用する。主に農業用ビニールシート・ガラス温室ハウス・養生シート・果実木全体を覆うシート・冷凍品梱包用パーチ等の用途に使用し、発泡ビーズのサイズは約１ミリから２ミリを使用する。又フローリング床用断熱兼滑り止め具としてカーペットの下敷きにも使用できる。

図２は、可撓性シート１の両面に多数の発泡ビーズ２を実施例１同様に密接又は近接して付着させる事でマイナス温度を遮断し保温を計る事にある。主に農業用ビニールシート・カーペットの滑り止め・作業靴の中敷き等に用い。発泡ビーズは約１ミリから３ミリサイズを使用する。又敷フトン用下敷きマットに利用する場合は約４ミリサイズを使用する。

図３は、２枚の可撓性シート１に多数の発泡ビーズ２を介装し、両可撓性シートに密接又は近接して付着させる。主に農業用ビニールシート・ガラス温室ハウス等に使用し、発泡ビーズは約１ミリから４ミリ迄のサイズを使い別ける事で採光や断熱保温を計る。又使い捨て衛生手袋等の用途では約１ミリサイズを使用する。

図４は、図１記載の可撓性シート１の発泡ビーズ２のない片面は接着剤を付着し、この接着面に剥離紙を貼着する。主に使い捨て衛生手袋の指先や防寒目的の必要部位に必要な量だけ張りつけて使用する。又市販されている従来品に張りつけて使用する商品は腕カバー・防水エプロン等があり、発泡ビーズは約１ミリから２ミリサイズを使用する。

図５は可撓性シート１に４ミリ迄の発泡ビーズ２を近接して付着する。主に農業でのビニールシートでの採光を必要とする場合に用いる。

図１の断熱シートを加工する事で防寒具や防寒用品とする主な商品は、腕カバー・レッグウォーマー・防水エプロン・ウィンドブレーカー・雨ガッパ・雪山登山テント・果実保護袋・スリッパ・使い捨てエンボス手袋等があり、使用する発泡ビーズは約１ミリから２ミリを用いる。

は、本発明の実施例１を示す図で、可撓性シート片面に多数の発泡ビーズを密接して付着させた断面図である。 は、同じく実施例２を示す図で、可撓性シートの両面に多数の発泡ビーズを密接して付着させた断面図である。 は、同じく実施例３を示す図で、２枚の可撓性シートに多数の発泡ビーズを密接して挟んだ断面図である。 は、同じく実施例４を示す図で、可撓性シートの片面に多数の発泡ビーズを密接して付着させ、片面には接着剤が付着され、剥離紙を貼着している断面図である。 は、同じく実施例５を示す図で、可撓性シートの片面に４ミリ迄のサイズの発泡ビーズを近接して付着させた断面図である。

符号の説明

１ 可撓性シート
２ 発泡ビーズ
３ 接着剤
４ 剥離紙

可撓性シートの片面に多数の発泡ビーズを密接又は近接に付着させ、この可撓性シートの発泡ビーズのない片面は接着剤を付着し、この接着面には剥離紙を貼着した事を特徴とした断熱シート。

Claims (4)

1. 可撓性シートのすくなくとも片面に多数の発泡ビーズを密接又は近接に付着させた事を特徴とした断熱シート。
2. ２枚の可撓性シートの間に多数の発泡ビーズを介装し、両可撓性シートに密接又は近接して付着させた事を特徴とした断熱シート。
3. 請求項１記載の可撓性シートの、発泡ビーズのない片面は接着剤を付着し、この接着面は剥離紙を貼着した事を特徴とした請求項１記載の断熱シート。
4. 前記発泡ビーズの外径は約１ミリから４ミリの範囲であることを特徴とした請求項１から３のいずれかに記載の断熱シート。

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