JP2007228456A - Combined antenna - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば、AM/FMラジオ用のロッドアンテナと無線電話用のモノポールアンテナを組み合わせた複合アンテナに関する。 The present invention relates to a composite antenna that combines, for example, a rod antenna for AM / FM radio and a monopole antenna for radio telephone.
従来、AM/FMラジオ用ロッドアンテナとモノポールアンテナとを組み合わせた複合型アンテナが知られている。図4、図5は、上記のロッドアンテナとモノポールアンテナを複合化して設置した図を示す。このアンテナでは、例えば車体天井の上等に取り付けられるダイキャストベース20上に、モノポールアンテナ(周辺を含む)21とロッドアンテナ22とを前後に並べて配置している。ダイキャストベース20はアルミニウム等の材料が用いられ、全体がアンテナカバー(図示せず)で覆われている。
Conventionally, a composite antenna combining an AM / FM radio rod antenna and a monopole antenna is known. 4 and 5 are diagrams in which the rod antenna and the monopole antenna are combined and installed. In this antenna, for example, a monopole antenna (including the periphery) 21 and a
ロッドアンテナ22は図示しない棒状樹脂材を有しており、この棒状樹脂材の周りに螺旋状に細長いワイヤ23を巻いたものであり、ワイヤ23の表面は更に樹脂で保護される構造とされている。ロッドアンテナ22は、棒状樹脂材の比誘電率による波長短縮効果とワイヤ23を螺旋状に伸ばして電気長を延ばすことにより小型化を実現している。ロッドアンテナ22は給電ピン24を介して回路基板25の回路パターン26と接続されて給電される。ロッドアンテナ22はアンテナカバー内には収納されず、カバー外側に突出している。
The
モノポールアンテナ21は金属板状の1/4波長モノポールアンテナである。この金属板の一方が回路基板27を貫通し、回路基板27の面に形成された回路パターン28に接続される構成とされている。回路基板27にはグランド金属面29が形成されており、グランド金属面29にはモノポールアンテナ21が導通しないように、抜きパターンが形成されている。
The monopole antenna 21 is a metal plate-like quarter-wave monopole antenna. One of the metal plates penetrates the
なお、次に掲げる特許文献1にはUHF及びVHFを受信可能とした小型の車載複合アンテナが開示され、特許文献2には広帯域で4つの異なる周波数バンドに対して使用できるロッド状多領域放射器が開示されている。
しかしながら、図4、図5に示す複合アンテナではモノポールアンテナ21とロッドアンテナ22とが所望の間隔で前後に配置されており、2つのアンテナ全体が投影面上において大きな面積を占めることとなっているため、車体の天井等に取り付けた際に設置面積が大きくなるという問題がある。
However, in the composite antenna shown in FIG. 4 and FIG. 5, the monopole antenna 21 and the
本発明の目的は、広帯域の周波数の電波を受信できると共に、小型化が容易な複合アンテナを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a composite antenna that can receive radio waves having a wide frequency range and can be easily miniaturized.
上記課題を解決するために、本願の複合アンテナは、移動体に設置する複合アンテナにおいて、放送波を受信する螺旋状金属ワイヤを備えた第1アンテナと、前記放送波と分離される周波数帯域の電波を受信する第2アンテナとを備え、該第2アンテナが前記第1アンテナの給電ピンを兼ね、前記第1アンテナが前記第2アンテナを介して電波を受信する受信回路に接続されていることを特徴とする。 In order to solve the above-described problems, a composite antenna of the present application is a composite antenna installed in a moving body, wherein the first antenna having a spiral metal wire for receiving a broadcast wave and a frequency band separated from the broadcast wave are provided. A second antenna for receiving radio waves, the second antenna also serving as a feeding pin for the first antenna, and the first antenna is connected to a receiving circuit for receiving radio waves via the second antenna. It is characterized by.
また、本願の請求項2の複合アンテナは、請求項1の複合アンテナにおいて、前記第2アンテナの送受信する電波は、携帯無線電話の周波数にかかる電波であることを特徴とする。
The composite antenna according to
更に、本願の請求項3の複合アンテナは、請求項1、2の何れかの複合アンテナにおいて、前記第1アンテナは棒状樹脂の周りに放送波受信用の螺旋状金属ワイヤを巻き付けたロッドアンテナであり、前記第2アンテナは、前記第2アンテナ下方に配設された回路基板から垂直上方に延びた後に前後いずれか水平方向に延びて携帯電話用電波を送受信する逆L型のモノポールアンテナとされ、該逆L型のモノポールアンテナ上部の水平に延びる突端部に前記ロッドアンテナが上下に角度調整可能に装着されていることを特徴とする。
Furthermore, the composite antenna according to
本願の請求項1の複合アンテナによれば、第1アンテナが第2アンテナを介して受信回路に接続されていても、第1アンテナの螺旋状金属ワイヤが誘導成分を発生する一方、第1アンテナの受信する放送波と、第2アンテナの受信する電波の周波数が分離されている。このため、第2アンテナが第1アンテナの給電ピンをかねても、第2アンテナは第1アンテナの動作に影響を受けず、送受信が可能となる。また、第2アンテナに第1アンテナを取り付けるので、設置投影平面において設置面積を小型化でき、車体等に設置する場合であっても取付部等を極力少なくして取付作業が容易である。
According to the composite antenna of
本願の請求項2の複合アンテナによれば、この複合アンテナにより放送波の受信と携帯電話の送受信とを行うことができる。
According to the composite antenna of
本願の請求項3の複合アンテナによれば、車体天井等に設置した場合でも水平面における設置面積が大きくならないと共に、高さも高くならので、車両走行に好適である。
According to the composite antenna of
以下、本発明を実施するための最良の形態にかかる複合アンテナを、図面により説明する。図1は実施の形態にかかる複合アンテナの側面を示す図であり、図2は図1の複合アンテナの平面図である。図1、2において符号1は複合アンテナ、2は放送波を受信する螺旋状金属ワイヤを備えた第1アンテナとしてのロッドアンテナ、3は放送波と分離される周波数帯域の電波である携帯電話用電波を受信する第2アンテナとしての逆L型のモノポールアンテナ、4は放送波受信ユニット部と携帯電話用電波の送受信ユニット部及び電源その他の素子を備える回路基板、5は前述の放送波受信ユニット部と携帯電話用電波の送受信ユニット部及び電源その他の素子と接続される回路パターン、6はダイキャストベース、7はシールドケースである。
Hereinafter, a composite antenna according to the best mode for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a side view of the composite antenna according to the embodiment, and FIG. 2 is a plan view of the composite antenna of FIG. 1 and 2,
ロッドアンテナ2はAM/FMラジオ電波を受信するための放送波用ロッドアンテナであり、モノポールアンテナ3は携帯電話用電波を送受信するための4分の1波長モノポールアンテナである。
The
図3(a)〜(d)はロッドアンテナ2の構成を示す。ロッドアンテナ2は棒状樹脂材10を内部に備えており、棒状樹脂材10の外周部に螺旋状の金属ワイヤ11が巻き付けられている。その螺旋状の金属ワイヤ11の下端部の接続部12がモノポールアンテナ3の逆L型突端部に取り付けられて電気的に接続されている。このロッドアンテナ2は上下に回動可能に取り付けられる。棒状樹脂材10は螺旋状金属ワイヤ11が巻き付けられた後に、螺旋状金属ワイヤ11が巻かれた全体が更に樹脂で保護され、ロッドアンテナ2を構成している。
3A to 3D show the configuration of the
モノポールアンテナ3は携帯電話用電波を送受信するための金属製逆L型の小型モノポールアンテナとされ、上下方向の高さが低く設定できるようになっている。モノポールアンテナ3の下端部は、回路基板4を貫通して回路基板4及び回路パターン5からなる携帯電話用無線送受信ユニット部(図示省略)に接続されている。モノポールアンテナ3の上部であって逆L字形で水平に延びる突端部にはロッドアンテナ2が取り付けられている。モノポールアンテナ3はロッドアンテナ2の給電ピンとして機能する構造とされている。モノポールアンテナ3は、携帯電話用電波の送受信のためのものであり、ロッドアンテナ2のAM/FM用とは扱う周波数が異なり、AM/FM周波数帯に比べて非常に高い周波数帯域(0.8Ghz以上)が使用帯域とされている。
The
ロッドアンテナ2は、モノポールアンテナ3に電気的に接続されているが、ロッドアンテナ2の螺旋状金属ワイヤ11は、非常に大きな誘導成分(インダクタンス成分)を生ずるため、モノポールアンテナ3にとっては、ロッドアンテナ2は開放状態とみなされ、モノポールアンテナ3の受信動作は影響を受けない。ロッドアンテナ2が受信したAM/FM波はモノポールアンテナ3を通って回路基板4及び回路パターン5に形成されたAM/FM波受信部に送信される。
The
ロッドアンテナ2の棒状樹脂材10及び螺旋状金属ワイヤ11のように大きなインダクタンス成分の存在による信号分離は、他の共振現象を用いる手法や位相回転による分離手法に比べてより広帯域に亘って概ね良好な信号処理が可能となる。
The signal separation due to the presence of a large inductance component such as the rod-
ロッドアンテナ2からのAM/FM信号はモノポールアンテナ3の電話信号と一緒に回路パターン5へ入力され、回路基板4及び回路パターン5に設けられた高域通過フィルタ素子と低域通過フィルタ素子によりそれぞれ信号が分離され、各々の回路へと信号が伝送される。
The AM / FM signal from the
なお、図1、図2ではシールドケース7を設けているが、ダイキャストベース6の構造や仕様によってはシールドケースを要しない場合もあり得る。
Although the
このように、本願の実施の形態にかかる複合アンテナ1は、自動車等の移動体に設置する複合アンテナであって、モノポールアンテナ3を逆L型アンテナで構成し、モノポールアンテナ3の逆L型水平部分の突端部にロッドアンテナ2の根元を角度調整できるように取り付け、更に、ロッドアンテナ2に螺旋状金属ワイヤ11を備え、螺旋状金属ワイヤ11の内部に棒状樹脂材10を備えるので、モノポールアンテナ3を介してロッドアンテナ2が受信した放送波は、回路基板4の回路パターン5に送信される。ロッドアンテナ2はインダクタンス成分が大きいので、ロッドアンテナ2とモノポールアンテナ3の受信する電波の周波数は分離されている。このため、モノポールアンテナ3がロッドアンテナ2の給電線をかねても、モノポールアンテナ3はロッドアンテナ2の受信する電波の影響を受けない。そして、モノポールアンテナ3が接続される回路基板4及び回路パターン5からなる送受信ユニットには、放送波用の低域フィルタ部と携帯電話用電波の送受信用の高域フィルタ部とを有するので、放送波の受信と携帯電話用電波の送受信が可能となる。また、逆L型モノポールアンテナ3の突端部にロッドアンテナ2を上下に角度調整可能に取り付けるので、設置投影平面において設置面積を小型化でき、車体等に設置する場合であっても取付部等を極力少なくして取付作業が容易である。
As described above, the
1 複合アンテナ
2 ロッドアンテナ
3 モノポールアンテナ
4 回路基板
5 回路パターン
6 アルミダイキャスト
7 シールドケース
10 棒状樹脂材
11 螺旋状金属ワイヤ
DESCRIPTION OF
Claims (3)
放送波を受信する螺旋状金属ワイヤを備えた第1アンテナと、前記放送波と分離される周波数帯域の電波を受信する第2アンテナとを備え、該第2アンテナが前記第1アンテナの給電ピンを兼ね、前記第1アンテナが前記第2アンテナを介して電波を受信する受信回路に接続されていることを特徴とする複合アンテナ。 In complex antennas installed on mobile objects,
A first antenna having a spiral metal wire for receiving a broadcast wave; and a second antenna for receiving a radio wave in a frequency band separated from the broadcast wave, the second antenna being a feed pin of the first antenna And the first antenna is connected to a receiving circuit for receiving radio waves via the second antenna.
前記第2アンテナの送受信する電波は、携帯電話用電波であることを特徴とする複合アンテナ。 The composite antenna according to claim 1, wherein
The radio wave transmitted and received by the second antenna is a radio wave for a mobile phone.
前記第1アンテナは棒状樹脂の周りに放送波受信用の螺旋状金属ワイヤを巻き付けたロッドアンテナであり、前記第2アンテナは、前記第2アンテナ下方に配設された回路基板から垂直上方に延びた後に前後いずれか水平方向に延びて携帯電話用電波を送受信する逆L型のモノポールアンテナとされ、該逆L型のモノポールアンテナ上部の水平に延びる突端部に前記ロッドアンテナが上下に角度調整可能に装着されていることを特徴とする複合アンテナ。 The composite antenna according to claim 1 or 2,
The first antenna is a rod antenna in which a spiral metal wire for receiving a broadcast wave is wound around a rod-shaped resin, and the second antenna extends vertically upward from a circuit board disposed below the second antenna. After that, it is an inverted L-type monopole antenna that extends in the horizontal direction either forward or backward and transmits / receives radio waves for mobile phones. Composite antenna characterized by being adjustable.
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- 2006-02-27 JP JP2006049566A patent/JP2007228456A/en active Pending
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