JP2007222240A - Bobbin holder - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、布に縫付ける為の紐状の刺繍材等を蓄えるボビンの保持具に関する。 The present invention relates to a bobbin holder for storing a string-like embroidery material or the like for sewing on a cloth.
従来より、基部材から持ち出された持出腕の先部には、ボビンを回動自在に支持する為のボビンガイドを備えさせているボビン保持具は多く知られている。例えば特許文献1に示されるようなボビン保持具は図6(A)に示されるように構成されている。図において、Aは刺繍縫ミシン(例えば周知のコーネリータイプのミシン)の基枠の一部を示し、ベッド1と一連に連らなっている。2は周知のルーパ、3は駆動用のねじ歯車、4は上下動および回動自在に構成されている中空針棒で、下方には周知のように下糸7を引上げて縫う為の針6を有する。8は回転筒でカサ歯車9を有し、これの回動をニップル保持筒10に伝達できるように保持筒10に固定された連動用キー16を係合させる縦溝15を備える。この保持筒10の下方には糸孔12を備えるニップル13を備え、カサ歯車9を回すときには図示外の連動機構により針6と連動的にニップル13を回動させたり、駆動レバー11の上下によりニップル13を上下動させたりできるようにしてある。17はボビン用支持筒で、受筒17aで支えられ、受け溝18で回動自在に支持され、歯車19を回すと、支持杆20と、ガイドレバー24を伴って回動する。支持杆20に設けた軸20'に対し回動自在に装着した巻糸ボビン21には巻糸(例えば、飾り糸、紐、テープ、ビーズ素材糸等の紐類・以下コードともいう)26が巻付けられており、布30に縫付けられている糸の側からボビンの巻糸26を引くと、巻糸26は、ボビン21を出発し、順次支持杆に付されたガイド22から糸道用孔25に向かって下ってくる。
上記支持杆20と、巻糸ボビン21の側板との間には、巻糸ボビン21が軽快に回動することを防止する為のブレーキ用「ボビン側方板バネ」が介在されている。
上記構成において、周知のコーネリーミシンと同様に針6、ルーパ2、ニップル13、支持筒17を作動させ、布30を矢印30a方向に移動させると、芯糸14に巻糸26が巻付きながら順に嵩高糸27を作り、これが下糸7で布30に縫付けられる(図6(B)参照)。また周知の刺繍ミシン枠(図示外)をX-Y方向に移動させることによりそれに付される布30もX-Y方向に変位する。また布30に対して芯糸14が先行するように布とタイミングを合せてニップル13と針6の向きも変えられる(一般にコンピューターのプログラムによって同期的に変える)(例えば、特許文献1参照)。
なお、上記の特許文献1に関わる説明において使用した符号(本願願書に添付した図面の図6(A)(B)に用いられている符号)は、特許文献1において用いられた特有の符号を使用したもので、本願発明に係る[発明を実施するための最良の形態]の欄に用いる符号とは関係がない。
さらに、公知のボビン保持具の内には、例えば特許文献2に示されるものがある。特許文献2に記載されているボビン保持具は、基部材から持出された持出腕(ボビンホルダーともいう)の先部に、ボビンを回動自在に支持する為のボビンガイドを備えている。そして、布の移動に従って、布に縫付けられているコード(刺繍材ともいう)が移動し、その移動によってボビンからコードが引出され、布に対して順々に、縫付けられる。その場合、要求に応じて図6(C)に示されるようなジグザグ状の縫目(千鳥縫目ともいう)で縫付けられていた。
Conventionally, there are many known bobbin holders provided with a bobbin guide for rotatably supporting a bobbin at the tip of a take-out arm taken out from a base member. For example, a bobbin holder as shown in Patent Document 1 is configured as shown in FIG. In the drawing, A indicates a part of a base frame of an embroidery sewing machine (for example, a well-known Corneli type sewing machine), and is connected to the bed 1 in series. 2 is a known looper, 3 is a screw gear for driving, 4 is a hollow needle bar configured to be movable up and down, and a
Between the
In the above configuration, when the
In addition, the code | symbol (The code | symbol used for FIG. 6 (A) (B) of drawing attached to this application) used in description regarding said patent document 1 is the peculiar code | symbol used in patent document 1. FIG. It is used and has nothing to do with the reference numerals used in the [Best Mode for Carrying Out the Invention] column according to the present invention.
Further, among known bobbin holders, for example, there is one shown in
これら従来のボビン保持具を用いた場合の布に対するコードの縫付け状態、例えば周知の千鳥縫いの状態を図6(D)(E)に示す。図6(D)(E)において、SはコードCを縫付る為の予定線、Tは縫糸、T1は針落ち位置(縫付位置)を示す。
従来のボビン保持具では、布に対してコードを縫付ける場合、ボビンに巻かれたコードの量が多いときは、コードは小さい力で引出される。従って、コードにかかるテンションは小さく、コードが弛んだ状態で縫付けられてしまう。例えば図6(D)に示されるように、コードCが弛んだ状態で予定線Sより外側にずれて縫付けられてしまう。
さらに、縫付け作業が進行してボビンにおける巻糸の量が減少すると、徐々にコードを引出すのに大きい力を要するようになる。従ってコードにかかるテンションが増加し、コードは引き張った状態で縫付けられてしまう。例えば図6(E)に示されるようにコードCは予定線Sより内側にずれて縫付けられてしまう。
このように、ボビンの巻量によって、コードにかかるテンションが変化して、コード縫付け予定ラインSより外れて(位置ずれして)縫付られてしまうという、精度上の問題点があった。
このことは、縫付けの最初の方と最後の方では、コードの縫付け状態がばらついて、刺繍模様全体の風合いが崩れてしまい、刺繍商品の品質を落とす問題点もあった。
なお、従来より周知の糸調子を備えさせてコードのテンションを調節することも考えられるが、コードにあっては、多くの場合糸系が太く、或いは外周面に激しい凹凸があり、糸調子を利用できない悩みがあった。
6 (D) and 6 (E) show a sewing state of the cord to the cloth when these conventional bobbin holders are used, for example, a well-known staggered state. 6D and 6E, S indicates a planned line for sewing the code C, T indicates a sewing thread, and T1 indicates a needle drop position (sewing position).
In the conventional bobbin holder, when the cord is sewn on the cloth, the cord is pulled out with a small force when the amount of the cord wound around the bobbin is large. Accordingly, the tension applied to the cord is small and the cord is sewn in a slack state. For example, as shown in FIG. 6D, the cord C is sewn out of the planned line S in a slack state.
Further, as the sewing operation progresses and the amount of thread wound on the bobbin decreases, a large force is required to gradually pull out the cord. Accordingly, the tension applied to the cord increases, and the cord is sewn in a stretched state. For example, as shown in FIG. 6 (E), the cord C is sewn on the inner side with respect to the planned line S.
As described above, the tension applied to the cord is changed depending on the winding amount of the bobbin, and there is a problem in accuracy that the cord is sewn out of the planned sewing line S (shifted).
This means that there is a problem in that the quality of the embroidery product is deteriorated because the sewed state of the cord varies in the first and last sewing, and the texture of the entire embroidery pattern is lost.
Although it is conceivable to adjust the tension of the cord by providing a well-known thread tension, in the case of the cord, in many cases, the thread system is thick or there are severe irregularities on the outer peripheral surface, and the thread tension is adjusted. There was a trouble that was not available.
本件出願の目的は、布に対してコードを縫付ける場合、ボビンに蓄えられたコードが引出されて布に縫付けられるボビン保持具を提供しようとするものである。
他の目的は、布に対してコードを縫付ける場合、コードが均一のテンションで引出され、予定通りの位置に刺繍模様を縫付けできる可能性を有するボビン保持具を提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
An object of the present application is to provide a bobbin holder in which a cord stored in a bobbin is pulled out and sewn on the fabric when the cord is sewn on the fabric.
Another object is to provide a bobbin holder that has the potential to sew an embroidery pattern in the intended position when the cord is sewn against a fabric, with the cord pulled out with uniform tension. .
Other objects and advantages will be readily apparent from the drawings and the following description associated therewith.
本願発明におけるボビン保持具は、基部材12、31から持ち出された持出腕40の先部40bには、ボビン3を回動自在に支持する為のボビンガイド45を備えさせているボビン保持具2において、上記基部材12、31から、上記の持出腕40の先部40bに回動自在に装着されるべきボビン3の巻糸26の外周26aに向けて、バネ材70を延設し、かつ、バネ材70の長さは、先部74を巻糸26の外周26aに対して弾力的な当接を可能にする長さに設定し、上記バネ材70のバネ力は、上記ボビン3に巻かれる巻糸26の量が最大径D1のときは上記バネ材の先部74の位置が巻糸26の最大径D1の位置にあって強い力で接触し、上記ボビン3に巻かれる巻糸26の量が減少して、巻き糸の半径が徐々に小さくなり、小径位置D2に向かうに伴い、上記バネ材の先部74の位置は、その小径位置D2に向けて徐々に圧接力を減少させながら移動するように設定したものである。
The bobbin holder according to the present invention has a
また好ましくは、バネ材70は線材で形成され、元部は、コイル状に巻回形成されてその自由端は基部材31に止め付けられ、先部は上記ボビン3の軸芯に平行になる状態で巻き糸の表面に接するように形成してあるものであればよい。
Preferably, the
また好ましくは、バネ材70は線材で形成され、元部は、コイル状に巻回形成されてその自由端は、基部材31に対して回動調節自在に備えさせてある調節リング78に止め付けられ、先部74は上記ボビン3の軸芯に平行になる状態で巻き糸の表面に接するように形成して、上記調節リング78を回動することにより上記先部74の巻き糸表面に接する圧力を可変可能にしてあるものであればよい。
Preferably, the
また好ましくは、基部材31から持ち出された持出腕40の先部40bには、ボビン3を回動自在に支持する為のボビンガイド45を備えさせているボビン保持具2において、上記持出腕40の元部は上記基部材31の一端に装着し、基部材31の他端には上記持出腕40に対応させる補助アーム50を回動自在に装着し、持出腕40の先部40bにて一端が支持されている上記ボビンガイド45の他端に対しては、上記補助アーム50の先部を着脱自在に装着して、上記ボビンガイド45の両端を持出腕40の先部40bと、補助アーム50の先部とで支持できるようにしてあり、ボビンガイド45に対してボビン3を着脱する場合には、基部材31を軸芯にして補助アーム50の先部を回動させることによりボビンガイド45の軸心方向の周辺から退避させるようにしてあり、一方、上記基部材31から、上記の持出腕40の先部40bに回動自在に装着されるべきボビン3の巻糸26の外周26aに向けて、バネ材70を延設し、かつ、バネ材70の長さは、先部74を巻糸26の外周26aに対して弾力的な当接を可能にする長さに設定し、上記バネ材70のバネ力は、上記ボビン3に巻かれる巻糸26の量が最大径D1のときは上記バネ材の先部74の位置が巻糸26の最大径D1の位置にあって強い力で接触し、上記ボビン3に巻かれる巻糸26の量が減少して、巻き糸の半径が徐々に小さくなり、小径位置D2に向かうに伴い、上記バネ材の先部74の位置は、その小径位置D2に向けて徐々に圧接力を減少させながら移動するように設定してあり、さらに上記補助アーム50には、基部材31を軸芯にして補助アーム50の先部を回動させる場合に、上記バネ材70を巻糸26の外周26aから離す方向に伴って回動できるように上記バネ材70に対する係合を可能にバネ連動ピン62を備えさせたものであればよい。
Also preferably, in the
以上のように本願発明は、布に対してコードを縫付ける場合、ボビンにおけるコードの巻量に関係なくコードが均一のテンションで引き出されるので、コードが予定位置に縫付られるという精度上の特長がある。
さらにこのことは、縫付開始から縫付完了まで、コードの縫付け状態がばらつかないので、刺繍模様全体の風合いが整って予定通りの美しい刺繍模様の商品を提供することができる品質上の効果がある。
As described above, according to the present invention, when the cord is sewn on the cloth, the cord is pulled out with a uniform tension regardless of the amount of the cord wound on the bobbin. There is.
Furthermore, since the sewing state of the cord does not vary from the start of sewing to the completion of sewing, the texture of the entire embroidery pattern is in order and a product with a beautiful embroidery pattern as planned can be provided. effective.
以下本願発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1及び乃至図5において、1は一般に広く知られているミシンの機構部、2はボビン3を保持する為のボビン保持具を示す。
次に機構部1において、11は通常知られているミシンのヘッドに連なる部材で、例えば,本縫いハンドルミシンの本体に連なる基軸11を示す。12は、基軸11の内側において回動自在に備えさせてある回転筒を示す。この回転筒12の内側には周知の針棒14が上下動自在に備えさせてあり、周知の駆動機構を介して図示外の主軸に連繋させてある。15は針棒14に装着してある本縫い用の針棒を、また16は周知のように主軸に連繋させてあり、かつ上下動自在にしてある布押えを示す。
なお、22はミシンにおける針板、23は針板22の上に載せられている布を示し、布23は周知のように刺繍枠に装着されており、針板22の上においてコンピューター制御に基づきX、Y方向の二次元方向に任意自在に動くようになっている。24は、針15によって布の表面に縫い付けられる縫糸を示し、刺繍糸材(例えば、飾り糸、紐、テープ、ビーズ素材糸等)25を布23の表面に止着する為のものである。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In FIGS. 1 and 5, reference numeral 1 denotes a generally known mechanical part of a sewing machine, and 2 denotes a bobbin holding tool for holding the
Next, in the mechanism portion 1,
次に17は糸ガイド機構85を駆動するためのガイド用駆動機構を示し、18は、回転筒12の外周面に対して、上下方向には任意に上下動自在で、回動方向には一体に回動するように備えさせてある回転リングを示し、周囲には、上下方向に向けて揺動自在にしてある爪19に係合させる為の係合溝18aが周設されている。爪19は、図示外の主軸に連繋させてあり、糸ガイド部88を針棒14の動きと同期させて揺動させる為に揺動自在にしてあり、これの揺動に伴い、回転リング18は上下動し、また回転リング18に連結されている伝達部材20、20も上下動し、伝達部材20の先端に備えさせてある係合子21を上下動させる。係合子21の上下動により、係合部87は上下揺動し、糸ガイド機構85は所定の動作をする。
Next, 17 is a guide drive mechanism for driving the
次にボビン保持具2は、保持手段30を備える。保持手段30としては基部材31から持ち出された持出腕40の先部40bに、ボビン3を回動自在に支持する為のボビンガイド45を備え、基部材31によってボビンを回動自在に支持できるようにしたものである。
具体的には、上記持出腕40の元部40aは上記基部材31の一端に固着的に装着し、基部材31の他端には上記持出腕40に対応させる補助アーム50を回動自在に装着してある。持出腕40の先部40bにて一端が固着的に支持されている上記ボビンガイド45の他端に対しては、上記補助アーム50の先部を着脱自在に装着して、上記ボビンガイド45の両端を、常時は持出腕40の先部40bと、補助アーム50の先部50aとで支持できるようにしてある。
ボビンガイド45に対してボビン3を着脱する場合には、基部材31を軸芯にして補助アーム(開閉アーム)50の先部50aを図示のように回動させることによりボビンガイド45の軸心方向の周辺から退避させ、ボビン3の着脱を可能にする空間を形成し得るようにしてある(図4参照)。
Next, the
Specifically, the
When the
上記構成の保持手段30を具体例を示す図面についてさらに詳細に説明する。31は基部材で、棒状の本体32の両側には持出腕40の元部40a、補助アーム50の元部50bを夫々装着する為の雌ねじ孔を有する装着面31a、31aを備える。33と34は、夫々後述するバネ材70の巻部(コイル部)72を配置する為の巻バネ保持部を示し、基部材31の両端を小径にして形成している。
35、36は夫々巻ばね保持部33、34に装着された巻部72の軸芯方向への広がりを規制する為の規制面を示す。
基部材31における38は、ミシンの回転筒12に装着するのに用いる連結部材93を固着する為の連結部を示し、連結面38aを連結部材93における装着面93aに対応形状に形成してある。さらに、連結面38aと連結部材93との間に糸ガイド機構85を介在させて固着した場合に、糸ガイド機構85が揺動できる巾寸法に形成してある。連結部38と連結部材93との固着は、夫々の固着用の孔を介してボルト94、94で着脱可能に一体的に固着してある。
The holding means 30 having the above configuration will be described in more detail with reference to the drawings showing specific examples.
次に、40はボビンガイド45を支持する為の持出腕を示し、持出の長さはボビン3を、ガイド45に装着した状態でボビン3が回動できる長さにしてある。41は元部40aを基部材31に固着する為の固着手段(例えばボルト)48を挿通させる装着孔、42は先部40bをボビンガイド45の一端45aに固着する為の固着手段(例えばボルト)48を挿通させる装着孔を示す。
Next,
次に、50はボビン3の抜脱を防止できるようにガイド45の一端側に配置した補助アームを示し、元部50bの装着孔51に固着手段(例えばボルト)48を挿通して、元部を基部材31に対して回動自在に装着してある。先部50aには、ボビンガイド45の他端45bを着脱自在に装着する為にU字状に形成してある受止部52を備える。
上記ボビンガイド45は、ボビン3の巻芯95の中空部95aを挿通して支持できるような径に構成してある。46は補助アーム50における受止部52と係合する為の掛合部を示す。
Next,
The
なお、上述の保持手段30においては、持出腕40を基部材31の片側から持出してボビンガイド45を支持する例を説明したが、ボビン支持の態様は任意でよく、周知のように基部材31の両側に固着した2個の持出腕を持ち、ボビンガイド45を両側から支持するように構成しても良い。その場合、図示の補助アーム50を持出腕として利用しても良い。
さらに、ボビンガイド45は、図示のように一端45aを持出腕40で固定的に支持するように構成したが、これの元部が起倒自在に装着してあっても良い。また長さの極めて短い凸部を夫々2本の持出腕の先に備えさせ、ボビン3を両側から着脱自在に支持するようにしても良い。
次に、保持手段30において、持出腕の元部40aは、基部材31に代えてミシンにおける周知の固定フレーム(或いはミシンヘッド部材12)に対して直接装着するようにしたものであっても良い。
In the holding means 30 described above, an example in which the take-out
Further, the
Next, in the holding means 30, the
次に、55はボビン保持具2における開閉手段で、補助アーム50の先部50aをガイドの他端45bに固着させたり、ガイド45の他端45b側からの拘束を外したりする為のものである。
多くの場合、ボビン3をガイド45に対して着脱する場合、図4に表れているように補助アーム50の先部50aを矢印68方向に回動させ、ボビン3の抜き差し方向の空間を開放或いは閉鎖する為のものであり、抜出防止部材56と押圧部材59を備える。
抜出防止部材56は、ボビンガイド45の掛合部46が補助アーム50における受止部52から脱出するのを防止する為のものである。抜出防止部材56は、図3の矢印65方向(ガイド45の軸心方向:図4(B)の矢印67方向)には弾力的に進退可能に、かつ補助アーム50の板面に沿う方向への動作は規制されるように、弾性材、例えば金属薄板材で構成してある。57は抜出防止孔を示し、装着状態においてはボビンガイド45の他端45bと嵌合するように形成してある。58は、抜出防止部材56を指で摘んで図4(B)に表れているように操作する為の操作爪を示す。59は抜出防止部材56の元部を補助アーム50に対して圧着する為の押圧部材を示し、ばね材、例えば板ばねで構成してある。
抜出防止部材56と押圧部材59は、夫々の元部における固着孔56a、56a、59a、59aを介してねじ61、61で補助アーム50の固着孔53、53に一体的に固着してある。
Next, 55 is an opening / closing means in the
In many cases, when the
The
The
次に、70はボビン保持具2におけるバネ材としての線材を示す。バネ材70は上記基部材31から、上記の持出腕40の先部40bに回動自在に装着されるべきボビン3の巻糸26の外周26aに向けて、図5(A)に表れているように延設されている。上記バネ材70としては、巻糸26に対する当接部が平坦で、広い当接面が形成できる弾力性のあるばね板であっても良い。この場合元部は、基部材31の周面における任意の箇所に起倒自在に固着すればよい。
バネ材70の長さは、先部74を巻糸26の外周26aに対して弾力的な当接を可能にする長さに設定してある。
上記バネ材70が線材で形成されている場合、両側の夫々の元部72、72は、コイル状に巻回して形成されている。その内の一方の自由端71は開放されている。他方の自由端71aは後述の如く調節リング78に止着されている。これらの両側の巻部72、72は、夫々の持出部73、73を介して先部74で連結されている。先部74は巻糸26全域に対して当接するような長さで、かつ、上記ボビン3の軸芯に平行になる状態で巻き糸25の表面に接するように直角に曲げ形成してある。
Next,
The length of the
When the
上記バネ材70のバネ力は、上記ボビン3に巻かれる巻糸26の量が図5(A)に示されるような最大径D1のときは上記バネ材の先部74の位置が巻糸26の最大径D1の位置にあって強い力で接触するようにしてある。上記ボビン3に巻かれる巻糸26の量が減少して、巻き糸の半径が徐々に小さくなり、図5(A)に示されるような小径位置D2に向かうに伴い、上記バネ材の先部74の位置は、その小径位置D2に向けて徐々に圧接力を減少させながら移動するように巻きの向きを設定してある。
The spring force of the
次に、76は刺繍糸材25が引出される際にバネ材70の当接部74にコード25における凹凸の凸部分が引っ掛からないようにする為に必要に応じて当接部74の線材の外周に対して回動自在に装着する滑り部材(配線用スパイラル)を示し、例えば長さは、持出部73、73相互間に入る長さで、材質は透明のビニール材で中空状に形成してある。滑り部材76の材質、径のサイズは刺繍糸材25の凹凸の種類、激しさによって刺繍糸材25の繰り出しを妨げないように適当に決めれば良い。
なお、中空筒状の滑り部材の外周には線材74を挿入する為に螺旋状に切れ目を入れておけばよい。
次に、77はボビン3の回動を摩擦力を利用して調節する為のフェルト製の摩擦部材を示し、必要に応じて備えさせるものであり、ボビンガイド45の一端45aに挿通し、ボビン3の枠板96と、持出腕40の内面とに当接するように配置してある。
Next,
In addition, what is necessary is just to cut | disconnect spirally in order to insert the
Next,
次に、78はバネ材70のバネ力を調節する為の調節機構で、調節リング78は、上記軸状の巻ばね保持部33に対して貫通孔79を貫通させて回動自在に装着されており、これのバネ係止部81には、上記コイル状に巻回形成されているバネ材70の巻部72の自由端71aが止着されている。80は調節リング78の外周に備えてあるローレット(ギザギザ)で、広く知られているように調節リング78を回動操作するとき操作しやすく形成してある。82は周知の波ワッシャー(板バネ材)を示し、調節リング78を指先で強く回した時には回動を許すが、バネ力では自然には回動しないように設けられている。
このバネ力調節機構の存在により、上記調節リング78を回動(矢印83或いは84方向へ回動)させる場合には、バネ材70の巻部72の巻き締め力が増減し、上記巻き糸表面26aに接するバネ材70の先部74の圧力が可変可能になり、繰り出される糸のテンションが強弱調節される。
Next,
When the adjusting
次に、62は補助アーム50から突出させる状態で一体的に備えさせてあるバネ連動ピンを示す。このバネ連動ピン62は、上記基部材31を軸芯にして補助アーム50の先部50aを図4(A)に表れているように回動させる場合に、上記バネ材70の当接部74を伴って巻糸26の外周26aから離す方向に一緒になって図4(A)の位置に向けて回動(矢印68方向へ回動)できるようにするものである。上記バネ連動ピン62の突出寸法は、図4(B)に表れているようにバネ材70に対する係合を可能に長く延出してある。
なお基部材31の両側に配設してある2つの巻部72から延出される持出部73の先端相互は当接部74で1体に連結しておくとよい。その場合一方の持出部73をバネ連動ピン62で押し下げれば、当接部74の全体が下降する。
Next,
In addition, it is good to connect the front-end | tips of the taking-out
次に、従来より知られた構成を備える糸ガイド機構85について説明する。本体部材86は、L字型に構成されており、一端には、ミシン機構部1における糸ガイド用駆動機構17の係合子21と係合させる為の二股状の係合部87を備えており、他端には図2から明らかなようにボビン3から引き出される糸25を案内するためのガイド部(糸案内用の透孔)88が備えられている。86aは、本体部材86を基部材31に対して揺動自在に枢着する為の枢止部を示す。
このような構成にあっては、糸ガイド用駆動機構17の係合子21を揺動させることにより二股状の係合部87と共に糸案内用の透孔88も揺動し、ボビン3から引き出される糸25を布面に対して左右に振り分けて案内する。
なお本体部材86(86bと86c)の一部においては、別部材を連結して構成した部分(部材86bと部材86c)があり、これらの間において、さらなる別の連結部材86dを介在させ、針板22に対する糸案内用の透孔88の高さと揺動位置を変更できるようにしてある。88aは必要に応じて透孔88に対して進退自在に設けるコード通し用のニップルである。
89はガイド部88の高さを調節する為の長孔、90は調節ネジを示す。
91は、糸ガイド機構85を使用しない場合に、ガイド部88を邪魔にならない高い位置に退避させる為の調節ねじを示す。
Next, the
In such a configuration, by swinging the
A part of the main body member 86 (86b and 86c) includes a portion (
89 is a long hole for adjusting the height of the
次に、通常一般に使われているボビン3について説明する。95は中心部に位置させる中空巻芯でこれの周囲に図5のように刺繍糸材25を巻き付けて蓄える。95aはガイド45を挿通する為の中空部、96は中空巻芯95の両側に配設する枠板(フランジ)、97は2つの枠板間に存在する糸巻空間、98は糸量観察(覗き見)孔を示す。これらの構成材料はプラスチックなど任意の硬質材で形成される。
Next, the
上記構成のボビン保持具2を用いて図2(B)に示される状態の千鳥縫いの縫製を行う場合について説明する。
ボビン保持具2として図1に示される状態のものを、図2に示されるようにミシン機構部1における回転筒12に対して、連結部材93を介して装着し一体化させる。
また図1に示される右側のボビンガイド45には、左側の図のようなボビン3を対称的に装着する。装着方法はボビンガイド45の手前側を図4(A)のように、補助アーム50を下側に回動させることにより開放させる。その操作は図4(B)において開閉手段55の操作爪58を、押圧部材59の弾力に抗して指先で矢印67方向に移動させ、補助アーム50の受止部52の開口部を開放させる。この状態で補助アーム50の先部50aを図4(A)のように下降させれば、ボビンガイド45の軸線方向にボビン3を操作する為の大きな空間が形成される。
なお、補助アーム50に対して予めバネ連動ピン62が設けられている場合は、受止部52の回動に際してバネ連動ピン62が回動するので、この先端がバネ材(ネジリバネ)70の持出部73に当たり、持出部73、当接部74をも図4(A)の下側68に向けて補助アーム50と一緒に移動し、手間少なく持出部73を退避及び復元させることができる。
この状態でコード25が最大値巻かれているボビン3をガイド45の一端から軸線方向に移動させてガイド45の軸の周囲に回転自在に装着し、補助アーム50の先部50aを図1に示される位置に戻し、図2(A)の状態から縫製作業に入る。この場合、持出部73、当接部74もフリーの状態となり、補助アーム50と一緒に戻り、当接部74はボビン3の最大径D1に巻かれているコード26の周面26aに対して比較的強い力で弾力的に当接する。
A case where staggered stitching in the state shown in FIG. 2B is performed using the
The
Further, the
If the
In this state, the
縫製作業は周知のように針板の上において、刺繍枠に張られている布23を刺繍枠駆動装置(図示外)により予め定められたプログラムに従ってX-Yの二次元方向に作動させる。
一方、この動きに同期させて、ミシン機構部1を動作させる。ミシン機構部1はプログラムに基づき、所定のリズムでもって、回転筒12を回動させ、溝18aと係合する爪19を上下動させて前記のガイド部88の首振り動作を行い、縫い針15と布押え16を上下動させる等、周知の縫い付け動作に入る。このような各所の関連動作により、布23の表面に対して添え付けられるコード25の先端は、縫い針15に装備された縫い糸24により図2(B)(C)に示されるように縫い付けられる。
縫い付け動作の進行により布23が次々と移動し、ボビン3に巻かれていたコード25は逐次引き出され、次々と布23に沿わされ、かつ縫い付けられ、ボビン3に巻かれていたコード25は逐次減少し、巻糸26の直径は小径位置D2に向かう。
As is well known, the
On the other hand, the sewing machine mechanism 1 is operated in synchronization with this movement. Based on the program, the sewing machine mechanism unit 1 rotates the
With the progress of the sewing operation, the
斯かる状況の下では、当接部74は、巻糸26の外周26aに沿っているので逐次ボビン3の巻芯95に近付き巻糸26に対する付勢力を弱める。
従ってボビン3の巻糸26の量が最大径D1である(半径が大きい)ときは、比較的軽い力でコード25を引き出すことができるが、その時は当接部74は巻糸26の周面に対して比較的強い力で弾力的に当接し大きなブレーキをかける。
一方、ボビン3の巻糸26の量が小径D2である(半径が小さい)ときは、比較的強い力でコード25を引き出すことになる。しかし、その時は当接部74は巻糸26の周面に対して比較的弱い力で弾力的に当接し、ブレーキは小さい。
従って、巻糸26の量が最大径D1であっても、小径D2になっても、コード25を引き出す力、即ち、コード25に加わるテンションは常に同じようになる。
Under such circumstances, the
Therefore, when the amount of the winding
On the other hand, when the amount of the
Therefore, even if the amount of the winding
なお図2に示されるようにばね材として当接部74を備えさせた構成のものと、従来の特許文献1におけるボビンと支持杆との間に「ボビン側方板バネ」を配設したものとの機能比較検査をしたので結果を次に紹介する。
・試験の目的
(ア) 「ボビン側方板バネ」は巻き量に対するテンションの変化が大きいことの確認。
(イ) 図2に示されるように素材(巻糸26)に、ばね材として当接部74を当て、直接テンションを加えて巻き量による変化が小さいことの確認。
(ウ) 回転方向によるテンションの違いの確認。
(エ) 「配線用スパイラル(東洋技研 TSP-2.6 内径2.6mm)」を取付けた時と、ないときの違いの確認。
(オ) 素材による凹凸での引っ掛による問題点の確認。
In addition, as shown in FIG. 2, a configuration in which a
・ Purpose of the test (a) Confirm that the tension change with the winding amount of the “bobbin side leaf spring” is large.
(A) As shown in FIG. 2, the
(C) Check the difference in tension depending on the direction of rotation.
(D) Confirmation of the difference between when the "spiral for wiring (Toyo Giken TSP-2.6 ID 2.6mm)" is installed and when it is not.
(E) Confirmation of problems caused by catching on unevenness due to the material.
・ 試験の結果(上記(ア)〜(オ)に夫々対応する結果)
(ア)について: 「ボビン側方板バネ」は、巻量によるテンションの変化が大きいことが確認できた。
(イ) について:巻量によるテンションの変化が小さくなったことが確認できた。
(ウ) について:巻糸26の量が小径D2になって、テンションが大きくなった時は、正回転方向(図2の右側のボビン3aの回転方向)に向けてばね材の当接部74が配置されている方が有利に働くことが確認できた。
(エ)について: 多くの場合「配線用スパイラル」を取付けた状態の方が有利に働くことが確認できた。
(オ)について: ビーズのような凹凸素材は、「配線用スパイラル」無しではばね材の先部における当接部74は使用できなかった。
・ Test results (results corresponding to (a) to (e) above)
About (a): It was confirmed that the “bobbin side leaf spring” had a large change in tension depending on the winding amount.
Regarding (b): It was confirmed that the change in tension due to the winding amount was reduced.
Regarding (c): When the amount of the winding
Regarding (d): In many cases, it was confirmed that the state where the “wiring spiral” was attached worked more advantageously.
Regarding (e): For the uneven material such as beads, the
・ 考察
「ボビン側方板バネ」によるテンションは、巻量に大きく左右されるため好ましくない。よって図2のように、ばね材としての当接部74を加える方が有効である。更に実施にあたっては次のような配慮をするとよい。
本縫いハンドル機において、テープ、コード縫いは、図2の右側のボビン3aのようにように引き出しの回転方向(矢印29方向)に対して引きずられるように当接部74を配置(左側を元部72)にしてテンションを加え、「配線用スパイラル76」は無し(ビーズ素材のようなものはないため)にするとよい。
千鳥、巻縫いは、ボビン交換時の「バネキャンセル操作(退避操作)」の容易性と、コード25の引き出しと、ガイド部88に対するコードの送り出しを考えると、図2の左側のボビン3bのようにボビンの回転方向(矢印28方向)に対して、逆方向(右側を元部72とし、当接部74を図のように左側に配置)する。なおこの場合「配線用スパイラル76」は、当接部74に装着した方が良い。
-Consideration The tension by the “bobbin side leaf spring” is not preferable because it greatly depends on the winding amount. Therefore, it is more effective to add a
In the main sewing machine, the
Staggering and winding stitches are like the bobbin 3b on the left side of FIG. 2, considering the ease of “spring canceling operation (retracting operation)” when replacing the bobbin, drawing out the
次に縫い付け状態、例えば周知の千鳥縫いを示す図2(B)(C)を説明する。24bはコード25を縫い付ける為の予定線、24aは針落ち位置(縫付位置)を示す。図2(B)にあってはコード25をボビン3から直線的に繰り出すと共に、布23を周知の刺繍機構を用いてX-Yに作動させて縫い付けする。図2(C)にあっては布23を直進させ、上記糸ガイド機構85におけるガイド部88を針の動きに同期させて左右に振り動かすことにより縫い付けする。これらの動作においては、ボビンにおける糸の量の大小にかかわらず、ばね材70の存在により、布の動きに伴うコード25の引き出しは略一定のテンションで行われ、コード25を予定位置に縫い付けできる。
Next, a sewing state, for example, FIGS. 2B and 2C showing a well-known zigzag stitch will be described. 24b indicates a planned line for sewing the
1・・・ミシン機構部、2・・・ボビン保持具、3・・・ボビン、11・・・基軸、12・・・回転筒、14・・・針棒、15・・・針、16・・・布押え、17・・・ガイド用駆動機構、18・・・回転リング、19・・・爪、20・・・伝達部材、21・・・係合子、22・・・針板、23・・・布、24・・・縫糸、25・・・刺繍糸材(コード)、26・・・巻糸、30・・・保持手段、31・・・基部材、31a・・・装着面、32・・・本体、33、34・・・巻バネ保持部、38・・・連結部、40・・・持出腕、45・・・ボビンガイド、46・・・掛合部、48・・・固着手段(ボルト)、52・・・受止部、55・・・開閉手段、56・・・抜出防止部材、57・・・抜出防止孔、58・・・操作爪、59・・・押圧部材、61・・・固着手段(ボルト)、62・・・バネ連動ピン、70・・・バネ材(ネジリバネ)、71・・・端部、72・・・巻部、73・・・持出部、74・・・当接部、76・・・滑り部材(スパイラル)、77・・・摩擦部材(フェルト)、78・・・調節リング、79・・・貫通孔、81・・・バネ係止部、82・・・波ワッシャー(板バネ材)、85・・・糸ガイド機構、86・・・枢止部、87・・・係合部、88・・・ガイド部、89・・・長孔、90・・・ネジ、93・・・連結部材、95a・・・中空部、96・・・枠板(フランジ)、97・・・糸巻空間
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Sewing machine part, 2 ... Bobbin holder, 3 ... Bobbin, 11 ... Base shaft, 12 ... Rotating cylinder, 14 ... Needle bar, 15 ... Needle, 16. ················ 17 ..Cloth, 24 ... sewing thread, 25 ... embroidery thread material (code), 26 ... winding thread, 30 ... holding means, 31 ... base member, 31a ... mounting surface, 32 ... Main body, 33, 34 ... Wind spring holding part, 38 ... Connecting part, 40 ... Take-out arm, 45 ... Bobbin guide, 46 ... Hanging part, 48 ... Fixed Means (bolts), 52 ... receiving part, 55 ... opening and closing means, 56 ... extraction prevention member, 57 ... extraction prevention hole, 58 ... operation claw, 59 ... pressing Part , 61 ... fixing means (bolt), 62 ... spring interlocking pin, 70 ... spring material (torsion spring), 71 ... end, 72 ... winding part, 73 ... take-out
Claims (4)
上記基部材から、上記の持出腕の先部に回動自在に装着されるべきボビンの巻糸の外周に向けて、バネ材を延設し、かつ、バネ材の長さは、先部を巻糸の外周に対して弾力的な当接を可能にする長さに設定し、
上記バネ材のバネ力は、上記ボビンに巻かれる巻糸の量が最大径のときは上記バネ材の先部の位置が巻糸の最大径の位置にあって強い力で接触し、上記ボビンに巻かれる巻糸の量が減少して、巻き糸の半径が徐々に小さくなり、小径位置に向かうに伴い、上記バネ材の先部の位置は、その小径位置に向けて徐々に圧接力を減少させながら移動するように設定してあることを特徴とするボビン。 In the bobbin holder provided with a bobbin guide for rotatably supporting the bobbin at the tip of the take-out arm taken out from the base member,
A spring material is extended from the base member toward the outer periphery of the bobbin thread to be rotatably attached to the tip of the take-out arm, and the length of the spring material is Is set to a length that enables elastic contact with the outer periphery of the wound yarn,
The spring force of the spring material is such that when the amount of the wound yarn wound around the bobbin is the maximum diameter, the position of the tip of the spring material is at the position of the maximum diameter of the wound yarn and contacts with a strong force. As the amount of the wound yarn is reduced, the radius of the wound yarn is gradually reduced, and the position of the tip portion of the spring material gradually increases the pressure contact force toward the small diameter position. A bobbin that is set to move while decreasing.
ことを特徴とする請求項1記載のボビン保持具。 The spring material is formed of a wire material, the base portion is wound in a coil shape, the free end is fastened to the base member, and the tip portion is parallel to the bobbin axis, and the surface of the wound yarn The bobbin holder according to claim 1, wherein the bobbin holder is formed so as to be in contact with the bobbin.
ことを特徴とする請求項1記載のボビン保持具。 The spring material is formed of a wire material, the base portion is formed in a coil shape, and the free end thereof is fastened to an adjustment ring that is provided so as to be freely adjustable with respect to the base member. It is formed so as to be in contact with the surface of the wound yarn in a state parallel to the axis of the bobbin, and by rotating the adjusting ring, the pressure in contact with the surface of the wound yarn at the tip can be varied. The bobbin holder according to claim 1, wherein
上記持出腕の元部は上記基部材の一端に装着し、基部材の他端には上記持出腕に対応させる補助アームを回動自在に装着し、
持出腕の先部にて一端が支持されている上記ボビンガイドの他端に対しては、上記補助アームの先部を着脱自在に装着して、上記ボビンガイドの両端を持出腕の先部と、補助アームの先部とで支持できるようにしてあり、
ボビンガイドに対してボビンを着脱する場合には、基部材を軸芯にして補助アームの先部を回動させることによりボビンガイドの軸心方向の周辺から退避させるようにしてあり、
一方、上記基部材から、上記の持出腕の先部に回動自在に装着されるべきボビンの巻糸の外周に向けて、バネ材を延設し、かつ、バネ材の長さは、先部を巻糸の外周に対して弾力的な当接を可能にする長さに設定し、
上記バネ材のバネ力は、上記ボビンに巻かれる巻糸の量が最大径のときは上記バネ材の先部の位置が巻糸の最大径の位置にあって強い力で接触し、上記ボビンに巻かれる巻糸の量が減少して、巻き糸の半径が徐々に小さくなり、小径位置に向かうに伴い、上記バネ材の先部の位置は、その小径位置に向けて徐々に圧接力を減少させながら移動するように設定してあり、
さらに上記補助アームには、基部材を軸芯にして補助アームの先部を回動させる場合に、上記バネ材を巻糸の外周から離す方向に伴って回動できるように上記バネ材に対する係合を可能にバネ連動ピンを備えさせたことを特徴とするボビン。
In the bobbin holder provided with a bobbin guide for rotatably supporting the bobbin at the tip of the take-out arm taken out from the base member,
The base of the take-out arm is attached to one end of the base member, and an auxiliary arm corresponding to the take-out arm is rotatably attached to the other end of the base member.
To the other end of the bobbin guide, one end of which is supported by the tip of the take-out arm, the tip of the auxiliary arm is detachably attached, and both ends of the bobbin guide are attached to the tip of the take-out arm. And can be supported by the tip of the auxiliary arm,
When attaching and detaching the bobbin to the bobbin guide, the base member is used as an axis to rotate the tip of the auxiliary arm so as to be retracted from the periphery in the axial direction of the bobbin guide.
On the other hand, from the base member, a spring material is extended toward the outer periphery of the bobbin winding thread to be rotatably attached to the tip of the take-out arm, and the length of the spring material is: Set the tip to a length that allows elastic contact with the outer periphery of the wound yarn,
The spring force of the spring material is such that when the amount of the wound yarn wound around the bobbin is the maximum diameter, the position of the tip of the spring material is at the position of the maximum diameter of the wound yarn and contacts with a strong force. As the amount of the wound yarn is reduced, the radius of the wound yarn is gradually reduced, and the position of the tip portion of the spring material gradually increases the pressure contact force toward the small diameter position. It is set to move while decreasing,
Further, the auxiliary arm has an engagement with the spring material so that the spring material can be rotated in a direction away from the outer periphery of the wound yarn when the tip of the auxiliary arm is rotated with the base member as an axis. A bobbin characterized by having a spring interlocking pin to enable the combination.
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