JP2007221480A - 通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入力操作が簡単な通信端末装置を提供する。
【解決手段】 筐体5、筐体5の面にほぼ平行に離間して配置され、回動可能に固定され、板厚を貫く開口を形成された指掛け部13を円周に沿った周辺部に有する円板11、円板11の回転角度及び回転方向の少なくとも一方を検出するロータリエンコーダ31、指掛け部13に対向する筐体5の面に配設されたダイヤルキー15、筐体5に配設された機能選択キー17、及び、筐体5に配設され、円板11及びダイヤルキー15を介して入力されたキャラクタを表示する表示部21を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機等の通信端末装置に関する。
従来、通信端末装置の一形態である携帯電話機は、4行3列に配置されたダイヤルキーで、数字、文字、記号等のキャラクタが入力される場合が多い。
例えば、ダイヤルキーの上側をなす3行3列に「1〜9」が順番に割り当てられ、4行目の中央列に「0」が割り当てられている。所望のキーを押下することにより、数字入力が可能である。そして、「0〜9」のダイヤルキーのそれぞれには、また、50音の各行が割り当てられて、例えば、ダイヤルキーの「3」に日本語の「さ行」が割り当てられ、この「3」キーの押下を繰り返す毎に「さ→し→す→せ→そ→・・」というように循環的に文字が表示されるようになっている。例えば、「そ」の入力は、ダイヤルキーの「3」を5回押下することにより「そ」が表示され、選択できる。
同一のダイヤルキーを複数回押下する仮名の入力は、操作が煩わしいという問題がある。そこで、側面に表示部を有し、上面に通信用アンテナを有する略円柱状の端末本体と、端末本体の同軸下方に回転自在に取り付けられた回転操作部とを有し、そして回転操作部の側面に形成された円形凹部に決定キー(入力決定部)が設けられている電話機等の移動体端末が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、開示された回転操作部を有する移動体端末は、回転により選択、入力される数字・文字等は表示部で確認しなければならず、また、端末本体及び回転操作部は円筒形をなしているために、例えば、一方を固定して、他方を回転させることが必要である。すなわち、入力しようとする数字・文字等への到達が、回転だけで行えるように単純化されているために、手順を覚えることが苦手な人は使いにくく、視力の弱い人は表示部の表示確認が難しく、また、片手だけで入力することが難しい等の入力操作上の問題がある。
特開2003−316501号公報(第2、3頁、図1)
本発明は、入力操作が簡単な通信端末装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の通信端末装置は、筐体と、前記筐体の面にほぼ平行に離間して配置され、回動可能に固定され、板厚を貫く開口を形成された指掛け部を円周に沿った周辺部に有する円板と、前記円板の回転角度及び回転方向の少なくとも一方を検出する回転検出部と、前記指掛け部に対向する前記筐体の面に配設されたダイヤルキーと、前記筐体に配設された機能選択キーと、前記筐体に配設され、前記円板及び前記ダイヤルキーを介して入力されたキャラクタを表示する表示部とを備えていることを特徴する。
本発明によれば、入力操作が簡単な通信端末装置を提供することが可能である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。各図では、同一の構成要素には同一の符号を付す。なお、投影図の隠れた部分を表わす線(破線)の一部は省略されている。
本発明の実施例1に係る通信端末装置について、図1乃至図4を参照しながら説明する。図1は通信端末装置の構成を模式的に示すもので、図1(a)は正面図、図1(b)は側面図、図1(c)は図1(a)のA−A線に沿った表面に突き出た部分を断面で表わした底面側から見た模式図である。図2は、通信端末装置のダイヤルキーを拡大した模式図である。図3は通信端末装置の機能的な構成を示すブロック図である。図4は通信端末装置のキャラクタ割付表である。
図1に示すように、通信端末装置である携帯電話機1は、携帯可能な大きさの筐体5、筐体5の正面にあり、板厚を貫く開口を有する指掛け部13を円周に沿った周辺部に有する円板11、円板11の回転角度及び/または回転方向を検出する回転検出部であるロータリエンコーダ31、指掛け部13に対向する筐体5の正面に配設されたダイヤルキー15、筐体5に配設された機能選択キー17、及び、円板11及びダイヤルキー15を介して入力されたキャラクタを表示する表示部21を備えている。
筐体5は、プラスチックあるいは強化されたプラスチック製で、大人の手の平に載せて楽に操作できる大きさ、例えば、高さ約13cm、幅約8cm、奥行き約2cmの概ね直方体である。筐体5の正面は、数字、文字、記号等からなるキャラクタの入力操作、そのキャラクタの表示、及び、受送話のための構成要素等が集中して配置されている。なお、例えば、筐体5の側部等に伸縮自在に配設されるアンテナ、接続端子及びストラップ接続部材等は省略されている。
円板11は、筐体5の正面の下部側に、表面が筐体5の表面から、例えば、約5mm離れた外側に配設され、中心を軸として回動可能に、固定ねじ14によって固定されている。円板11は、ダイヤルキーが識別できる程度に半透明または透明のプラスチック製で、周辺部に、指の先端部を挿入して回転させることが可能な大きさの円形の開口を有する指掛け部13が、互いに離間して、12個配置(30度間隔)されている。指掛け部13の縁は、筐体5の表面に近付く程、開口径が小さくなるようなテーパが付けられて、円板11の指掛け部13の強度が確保されている。円板11の外径は、筐体5の幅より小さく形成され、筐体5の幅及び高さの内側に配置されている。なお、指掛け部13の数は、「0〜9」までの数字に対応させることが必要で、10個(36度間隔)乃至それ以上あれば差し支えない。
円板11の裏面側、すなわち、筐体5の表面に対向する側には、円を12等分する位置の角に凹部37を、辺に中心側を向いた凸形状の曲線を配した近似12角形のプランジャ受け36が形成されている。プランジャ受け36は、円板11の中心側を、筐体5に固定されたプランジャ35の先端と接触するための構成物である。プランジャ35は、円筒部の中にコイルばね及び円筒部の出口にボール35aが配設され、コイルばねの弾性を利用して先端のボール35aを押圧する構造をなす。
プランジャ35は、円板11の表面及び筐体5の表面にほぼ平行に、円板11の中心が対称中心となるように、ボール35aを外周方向に向けて2個配置されている。プランジャ35は、先端のボール35aがプランジャ受け36を、実質的に、円板11の外周方向に押圧する関係にあれば、コイルばねが筐体5の側に傾斜をして配置することは可能である。なお、プランジャ35は、円板11の中心が対称中心となるように4個以上配置してもよいし、円板11の中心が回転対称中心となるように奇数個配置しても差し支えない。
プランジャ35が、プランジャ受け36の凹部37を押している状態は、凹部37以外を押している状態より落ち着きがよい。通常、円板11は凹部37を押した状態で静止している。すなわち、プランジャ35とプランジャ受け36は、30度毎の特定の回転位置に止まるようにしてあるため、円板11と筐体5との間の位置合わせ機構として機能する。また、プランジャ35が、プランジャ受け36の凹部37を押した状態は、凹部37以外を押している状態と異なるために、円板の回転時、通過した凹部37を指に感じることが可能である。プランジャ受け36は、強度の大きいエンジニアリングプラスチックあるいは金属等で形成されていることが好ましい。
ロータリエンコーダ31は、円板11の中心軸に接続された軸33に接続され、筐体5の内部に固定されている。本実施例では、軸33を共有するようにロータリエンコーダ31と円板11とが接続されているが、他の動力伝達手段を介して、間接的に接続されても差し支えない。ロータリエンコーダ31は、回転角をパルス列に変換できる機構を有し、また、正回転及び逆回転を区別して計数及び出力可能である。
ダイヤルキー15は、「0〜9」、「*」及び「#」が表面に最も大きく書き込まれた矩形をなし、円板11の指掛け部13に対応できるように筐体5の表面に12個配置されている。ダイヤルキー15と円板11の指掛け部13は、プランジャ35の弾性により、互いに対向する位置にある。円周に沿って配列されたダイヤルキー15は、頂部に「1」を配置、反時計回りに、「2、3・・6」、底部に「7」、以降、反時計回りに、「8、9、0」、次に、「*」及び「#」の順で1周する。
図2に示すように、ダイヤルキー15を細かく見ると、「1」キーには、例えば、「あ.@」が割り当ててある。「5なjkl」キーの表面には、他のキーと区別できるように、凸部39が形成されている。ダイヤルキー15の表面は、指先で触れて識別できるように、筐体5の表面から少し外側に出っ張っている。なお、逆に、ダイヤルキー15の表面を、筐体5の表面より少し内側に配置しても差し支えない。
ダイヤルキー15は、押下することで、そのキーに割り当てられたキャラクタを入力することが可能である。例えば、数字入力に機能選択されている場合、「1」キーを押せば、「1」が入力可能であり、仮名入力に機能選択されている場合、「1」キーは「あ行」が割り当てられ、「1」キーを1回押せば「あ」を表示することが可能である。また、プログラムによっては、例えば、2回押せば「い」というように、循環的に、仮名を割り当てることは可能である。
機能選択キー17は、それぞれの機能を表わす表示が表面に書き込まれた矩形をなし、筐体5の正面の上半部、ダイヤルキー15の上部の左右周辺部に、筐体5の表面から少し外側に張り出して配置されている。機能選択キー17は、電源、通話、切断、メニュー、数字入力選択(回転またはキー)、仮名入力選択(回転またはキー)、ローマ字入力選択(回転またはキー)、英字入力選択(回転またはキー)、表示拡大縮小、クリア、戻り、確定等の機能を選択できるキーである。これらの機能は、1機能が1キーに割り当てられている場合と、複数機能が1キーに割り当てられている場合がある。なお、機能選択キー17の一部は、筐体5の側面等に配設されても差し支えない。
表示部21は、画素がマトリクス状に配列された液晶ディスプレイからなり、筐体5の正面の上半部、ダイヤルキー15の上部側に、筐体5の表面とほぼ同一面となるように配置されている。表示部21は、また、左右周辺部の機能選択キー17の間に位置している。
筐体5の表面には、その他に、筐体5を貫通する孔を介して、受話部25及び送話部27が、それぞれ、正面の高さ方向の上部と下部に分かれて、配設されている。
次に、図3に示すように、携帯電話機1は、機能ブロック的に、円板11に接続されたロータリエンコーダ31を有する回転操作部51、ダイヤルキー15を有するキー操作部52、機能選択キー17を有する機能選択操作部53を備え、これらの操作部からの入力をRAM54に記憶し、ROM55に格納してあるプログラム等を使用して、制御部56で制御している。機能選択操作部53で選択されたプログラム等に従って、制御部56からの出力は、表示駆動部57を介して、表示部21に表示される。
確定された電話番号や文字情報等は、送受信回路部59に送られて、更に、携帯電話機1から送信される。逆に、送受信回路部59で受けた相手の電話番号や文字情報等は、機能選択操作部53の指示に従って、表示部21に表示される。
電話の場合は、確定された電話番号を送信して、回線がつながった後は、送受話部60の送話部25及び受話部27を介して、回線を通した会話が可能となる。
なお、携帯電話機1が備えている照明部、着信音出力部、撮影部、チューナ部、外部機器接続部、外部メモリ入出力部、及び電源部等は省略してある。
次に、円板11の回転及びダイヤルキー15を操作して、キャラクタを入力する方法を説明する。
図4に示すように、数字・仮名割付表の縦軸の左第1列は、回転角30度を単位とした回転単位、左第2、3列は、回転単位に対応する回転範囲である。数字割付の列は、回転単位に対応する入力可能な数字である。文字割付の列は、横軸に仮名の行(あ行〜わ行)、縦軸には、回転単位に対応するそれぞれの入力可能な仮名文字を示している。横軸の仮名の行をダイヤルキー15で選択した後、円板11を回転して、縦軸の仮名文字を選択することが可能である。仮名文字は循環的に配列されている。ここで、仮名は平仮名として説明するが、片仮名を機能選択キーで選択すれば、片仮名に適用することが可能である。
デフォルトまたは機能選択キー17で数字回転入力を選択した場合を説明する。
円板11の回転方向は、時計回りを+(省略)、反時計回りを−で示す。回転単位(回転角30度)毎に、数字が1つずつ順番に割付てある。まず、回転範囲が、−15度以上15度未満の間は、回転したとは見なさない。すなわち、回転単位を「0」とし、数字の割付はない。次の、1回転単位は、回転範囲が15度以上45度未満の間にあり、1単位の回転と見なし、数字「1」が割付られる。更に、回転範囲が30度増えると、2回転単位として、数字「2」が割付られる。回転範囲が255度以上285度未満の間は、9回転単位として、数字「9」が割付られる。回転範囲が285度以上315度未満の間は、10回転単位として、数字「0」が割付られる。その後は、回転範囲が30度増える毎に、回転単位は1つずつ増加して行くが、数字は「1」に戻って、「1」から順に循環的に割付られる。
数字回転入力の確定は、所望の数字を表示部21に表示して、一定時間の放置(例えば、約2秒)、または、1回転単位以上の逆回転、または、機能選択キー17押下等のいずれかで可能である。確定のための放置時間は、入力速度等に応じて、設定変更が可能である。
ダイヤルキー15は、デフォルトでは、ダイヤルキー15表面に書き込まれた数字入力が可能である。
機能選択キー17で文字回転入力を選択した場合を説明する。
円板11の回転とダイヤルキー15の押下とを使用して入力する。回転単位と回転範囲は、上述の数字回転入力と同じである。ダイヤルキー15の表面に書き込まれた仮名の行の入力が可能である。あ行は、「あいうえお」の5文字と、小文字の「あいうえお」の5文字からなる合計10文字の割付が可能である。ダイヤルキー15の「あ」を押して、回転単位が「0」の場合は、「あ」が割付られる。ダイヤルキー15の「あ」を押して、1回転単位の回転の場合は、「い」が割付られる。ダイヤルキー15の「あ」を押して、5回転単位の回転の場合は、「あ(小文字)」が割付られる。10回転単位を越えると、元に戻って循環的に割付られる。
か行は、「かきくけこがぎぐげご」の10文字が、回転単位に応じて割付可能である。さ行は同様である。た行は、「たちつてと」の5文字、小文字の「つ」、「だぢづでど」の5文字の合計11文字が、回転単位に応じて割付可能である。な行は、「なにぬねの」の5文字が、回転単位に応じて割付可能である。は行は、「はひふへほばびぶべぼぱぴぷぺぽ」の15文字が、回転単位に応じて割付可能である。や行は、「やゆよ」の3文字と、小文字の「やゆよ」の3文字からなる合計6文字が、回転単位に応じて割付可能である。ら行は、「らりるれろ」の5文字が、回転単位に応じて割付可能である。わ行は、「わゐうゑを」の5文字に「ん」を加えた6文字が、回転単位に応じて割付可能である。
文字回転入力の確定は、所望の文字を表示部21に表示して、一定時間の放置(例えば、約2秒)、または、回転単位「1」以上の逆回転、または、次の文字の入力開始を含む任意のダイヤルキー15の押下、または、機能選択キー17押下等のいずれかで可能である。
図4に示す数字・仮名割付表を用いて、携帯電話機1に入力する動作について説明する。
まず、例えば、電話番号「110」を入力する場合である。機能選択キー17の電源をオンにする。入力モードは、デフォルトとして、数字回転入力、及び、ダイヤルキー15は数字入力になっている。円板11のいずれかの指掛け部13に指の先端を掛けて、1回転単位(時計回りに約30度)だけ円板11を回す。円板11には、30度毎に安定位置があるので、1回転単位を指で感じることができる。表示部21に点滅する「1」が表示される。
円板11を動かさない状態で一定時間(例えば約2秒)待って、確定させる。表示部21の「1」の点滅は解除される。
そして、円板11のいずれかの指掛け部13に指の先端を掛けて、1回転単位だけ円板11を回す。表示部21に、既に確定した「1」に隣接して、点滅する「1」が表示される。
円板11を動かさない状態で一定時間(例えば約2秒)待って、確定させる。表示部21の「1」の点滅は解除される。
そして、円板11のいずれかの指掛け部13に指の先端を掛けて、10回転単位(時計回りに約300度)だけ円板11を回す。表示部21に、既に確定した「11」に隣接して、点滅する「0」が表示される。
円板11を動かさない状態で一定時間(例えば約2秒)待って、確定させる。表示部21の「0」の点滅は解除され、「110」が確定される。
そして、機能選択キー17の通話キーを押下することによって、携帯電話機1から発信される。
また、電話番号「110」は別の入力が可能である。デフォルトでは、ダイヤルキー15は数字入力になっているので、ダイヤルキー15を押下して、入力することができる。
ダイヤルキー15の表面に書き込まれた「1」キーを、円板11の指掛け部13を通して押下する。表示部21に点滅する「1」が表示される。
一定時間(例えば約2秒)待って、確定させる。表示部21の「1」の点滅は解除される。
そして、ダイヤルキー15の「1」キーを、円板11の指掛け部13を通して押下する。表示部21に、既に確定した「1」に隣接して、点滅する「1」が表示される。
一定時間(例えば約2秒)待って、確定させる。表示部21の「1」の点滅は解除される。
そして、ダイヤルキー15の表面に記載された「0」キーを、円板11の指掛け部13を通して押下する。表示部21に、既に確定した「11」に隣接して、点滅する「0」が表示される。
一定時間(例えば約2秒)待って、確定させる。表示部21の「0」の点滅は解除され、「110」が確定される。
そして、機能選択キー17の通話キーを押下することによって、携帯電話機1から発信される。
次に、入力モードを変更して、文字を入力する場合を説明する。機能選択キー17の文字回転入力を選択して、図4に示す仮名割付表に従って、「ありがとう」を入力する場合である。
まず、機能選択キー17の電源をオンにする。入力モードは、デフォルトとして、数字回転入力、及び、ダイヤルキー15は数字入力になっているので、機能選択キー17の文字回転入力を選択する。
ダイヤルキー15の表面に書き込まれた「あ」キー(数字の併記略)を、円板11の指掛け部13を通して押下する。表示部21に、点滅する「あ」が表示される。
一定時間(例えば約2秒)待って、確定させる。表示部21の「あ」の点滅は解除される。
ダイヤルキー15の表面に書き込まれた「ら」キーを、円板11の指掛け部13を通して押下し、指の押す力を心持抜いて、1回転単位だけ円板11を回す。表示部21に、既に確定した「あ」に隣接して、点滅する「り」が表示される。
一定時間(例えば約2秒)待って、確定させる。表示部21の「り」の点滅は解除される。
ダイヤルキー15の表面に書き込まれた「か」キーを、円板11の指掛け部13を通して押下し、指の押す力を心持抜いて、5回転単位だけ円板11を回す。表示部21に、既に確定した「あり」に隣接して、点滅する「が」が表示される。
一定時間(例えば約2秒)待って、確定させる。表示部21の「が」の点滅は解除される。
ダイヤルキー15の表面に書き込まれた「た」キーを、円板11の指掛け部13を通して押下し、指の押す力を心持抜いて、4回転単位だけ円板11を回す。表示部21に、既に確定した「ありが」に隣接して、点滅する「と」が表示される。
一定時間(例えば約2秒)待って、確定させる。表示部21の「と」の点滅は解除される。
ダイヤルキー15の「あ」キーを、円板11の指掛け部13を通して押下し、指の押す力を心持抜いて、2回転単位だけ円板11を回す。表示部21に、既に確定した「ありがと」に隣接して、点滅する「う」が表示される。
一定時間(例えば約2秒)待って、確定させる。表示部21の「う」の点滅は解除され、「ありがとう」が確定される。
次に、「ありがとう」を送るべき文章ファイルとして確保し、送付先の電話番号を、例えば、上述の方法で入力して、機能選択キー17の通話キーを押下することによって、携帯電話機1から発信される。
上述したように、本実施例の携帯電話機1は、携帯可能な大きさの筐体5、12個の開口である指掛け部13を周辺部に有する円板11、円板11の回転角度及び/または回転方向を検出するロータリエンコーダ31、指掛け部13に対向する筐体5の表面に配設されたダイヤルキー15、筐体5の上部に配設された機能選択キー17、及び、円板11及びダイヤルキー15を介して入力されたキャラクタを表示する表示部21を備えている。相手先電話番号等の数字入力は、円板11の回転だけで入力が可能である。ダイヤルキーを押下する動作が難しい人、あるいは、ダイヤルキーの位置に正確に指先を当てるのが難しい人等にとって、指先を指掛け部13に掛けて回すという簡単で分かり易い操作で、数字入力が可能となる。その結果、携帯電話機1の所有者は、気楽に通話を行うことが可能となる。
また、数字キーを押下して、数字を入力する場合、円板11の指掛け部13がガイドになるので、隣のダイヤルキーに触れる心配が少なく、その下側の筺体5の表面に配置されたダイヤルキーを正確に押すことが可能となる。その結果、数字入力の訂正回数、あるいは、間違えた電話番号を送信する回数が減り、携帯電話機1の所有者は安心して操作することができる。
また、所望の仮名文字は、1回のダイヤルキーの押下と、それに続く回転によって呼び出すことができる。その結果、ダイヤルキーの複数回の押下を苦手とする人にとって、操作が楽な文字入力が可能となる。
また、円板11の指掛け部13は、ダイヤルキー15に対向する位置に、安定的に静止する構造なので、回転単位(30度毎)数を指先で感じることができる。その結果、ダイヤルキー15、または、表示部21を注視しなくても、回転単位の数を確認できる。目の不自由な人が、キャラクタ、特に数字を、容易に入力することが可能となる。
本発明の実施例2に係る通信端末装置について、図5を参照しながら説明する。図5は通信端末装置の構成を模式的に示す正面図である。本実施例では、指掛け部を切り欠け構造とし、円板の外径を縮小した点が実施例1と異なる。以下では、上記実施例1と同一構成部分には同一の符号を付し、その説明は省略し、異なる構成部分について説明する。
図5に示すように、通信端末装置である携帯電話機2は、携帯電話機1と比較して、幅が約15%縮小された筐体5、及び、切り欠け形状の指掛け部13を円周に沿った周辺部に有し、外径が約20%縮小された円板71を備えている。
円板71は、透明乃至半透明のプラスチック製で、周辺部に、指の先端部を掛けて回転させることが可能な大きさの長円形の開口の一部を切り落として、切り欠け状とした指掛け部73が、互いに離間して、12個配置されている。円板71の外径は、筐体5の幅より小さく形成され、筐体5の幅及び高さの内側に配置されている。指掛け部73を、円ではなく、長円の一部からなる切り欠け状とすることにより、隣接する指掛け部73を分離する円板71の一部をより広く取ることが可能となり、円板71周辺部の強度を確保することができる。なお、円板71は、強度を確保するために、板厚を大きくしたり、エンジニアリングプラスチックで形成することは可能である。
円板71の裏面側は、実施例1の携帯電話機1の構造と同じである。円板71をエンジニアリングプラスチック等で形成する場合は、プランジャ受け36は、一体成型しても差し支えない。
機能選択キー17は、筐体5の幅が縮小された分、表示部21に接近させた配置となっている。機能選択キー17の幾つかは、円板71が縮小してできた筐体5の表面のスペースに移すことは可能である。
上述したように、本実施例の携帯電話機2は、実施例1の携帯電話機1に比較して、幅が小さく形成されている。その結果、より小さな手を有する、例えば、若年者、及び、握力が弱くなった高齢者等にとっても、操作し易くなっている。また、指掛け部73の開口が切り欠け状なので、円形の開口部に挿入が難しい程度に指が太い、あるいは、変形している場合でも、指掛け部73に指を掛けられる可能性が高く、また、指掛け部73に対向する位置のダイヤルキー15を正確に押せる可能性が高くなる。その他の効果として、実施例1の携帯電話機1が有する効果を同様に有している。
本発明の実施例3に係る通信端末装置について、図6を参照しながら説明する。図6は通信端末装置の構成を模式的に示す側面図である。本実施例では、円板の表面が筐体の正面をなす最外側面とほぼ同一面をなすように形成された点が実施例1と異なる。以下では、上記実施例1と同一構成部分には同一の符号を付し、その説明は省略し、異なる構成部分について説明する。
図6に示すように、通信端末装置である携帯電話機3は、円板11等の入力を操作する部分が、筐体85の奥行き方向に押し下げられた構造を有する。実施例1の携帯電話機1では、円板11等の入力を操作する部分は、筐体5のほぼ1つの平面で構成された正面から外側に張り出して配設されていた。
筐体85は、正面をなす表面に、奥行き方向に、円板11がすっぽり収容できるキャビティ87を有している。つまり、筐体85の正面は、機能選択キー17が配設された最外側の表面と、キャビティ87の底をなす表面の2段構成である。円板11は、接続されるロータリエンコーダ31により接近した配置となるため、軸93はそれに見合う長さに短縮されている。キャビティ87の表面には、実施例1の携帯電話機1の正面のダイヤルキー15及びプランジャ35等が、全く同様に配置されている。
上述したように、本実施例の携帯電話機3は、実施例1の携帯電話機1に比較して、円板11等の入力を操作する部分が、筐体85の奥行き方向に押し下げられたため、携帯電話機3全体の奥行きが小さく形成されている。その結果、入力の操作性等を落とすことなく、ポケット、ケース、及びカバン等への収納性を向上させることが可能となる。円板11等の入力を操作する部分が、筐体85の表面から張り出してないことにより、円板11は、周囲のものに接触したり、衝突したりする可能性が減少する。その結果、携帯電話機3は、故障や破損の可能性が低減される。その他の効果として、実施例1の携帯電話機1が有する効果を同様に有している。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することができる。
例えば、実施例3では、実施例1の構造に基づいて、円板等の入力を操作する部分が、筐体の奥行き方向に押し下げられる構造を示したが、実施例2の構造に基づいて、円板等の入力を操作する部分が、筐体の奥行き方向に押し下げられる構造とすることは可能である。
また、実施例では、プランジャ受けを円板に配設し、プランジャを筐体に配設する例を示したが、逆に、プランジャ受けを筐体に配設し、プランジャを円板に配設することは差し支えない。
また、実施例では、コイルばねの弾性を利用したプランジャで、接触面形状に凹凸を設けたプランジャ受けを押圧することにより、回転角度を指で感じられる構造としたが、プランジャに替えて、板ばねあるいは線状のばね等を加工して、ばね材で直接、プランジャ受け相当部を押圧することにより、同様の回転角度を指で感じられる構造としても差し支えない。
また、実施例では、ばねの弾性を利用して回転感覚を持たせる構造としたが、例えば、円板と筐体に、それぞれ磁石を配設し、反発力と引力によって、回転感覚を持たせる構造としても差し支えない。
また、実施例では、時計回りの回転で、数字あるいは文字等のキャラクタを循環的に割付ける例を示したが、反時計回りの回転で、逆の方向から循環的に、例えば、か行では、「かごげぐ・・」というように割付ける機能を持たせることは可能である。また、時計回りの割付と反時計回りの割付とを入れ替えことは差し支えないし、その他のプログラムに沿った割付を導入することは差し支えない。
また、実施例で示したように、ダイヤルキーの筐体上への配置(「1」キーを頂部に、左回りに数が大きくなるように配置)、数字、仮名及びアルファベットのキーへの割り当て(例えば、「2/か/abc」等)、循環的割付けの順序(例えば、か行「かきくけこがぎ・・」等)等は、一例に過ぎず、他の配置、割り当て、割付等を行うことは可能である。
また、円板は、プランジャと係り合う部分に注意し、固定ねじを緩めることによって、比較的簡単に交換が可能である。指掛け部の大きさや形状を変更したり、円板の色、形状、アクセサリー追加等の変更をすることは可能であり、円板を個性的に構成することは差し支えない。
また、実施例では、1つの筐体に、必要な構成要素を組み込む例を示したが、2つの筐体に、必要な構成要素を分けて組み込み、2つの筐体を開閉自在に接続しても差し支えない。例えば、受話部と表示部等を1つの筐体に組み込み、回転操作部、キー操作部、及び送話部等を他の筐体に組み込み、これらの筐体を開閉自在に接続し、使用時には開いて使用することが可能である。
また、実施例では、通信端末装置として携帯電話機の例を示したが、通話機能を必ずしも備えてない手のひらサイズの小型コンピュータや電子手帳等の情報端末機器であっても差し支えない。
本発明は、以下の付記に記載されるような構成が考えられる。
(付記1) 筐体と、前記筐体の面にほぼ平行に離間して配置され、回動可能に固定され、板厚を貫く開口を形成された指掛け部を円周に沿った周辺部に有する円板と、前記円板の回転角度及び回転方向の少なくとも一方を検出する回転検出部と、前記指掛け部に対向する前記筐体の面に配設されたダイヤルキーと、前記筐体に配設された機能選択キーと、前記筐体に配設され、前記円板及び前記ダイヤルキーを介して入力されたキャラクタを表示する表示部とを備えている通信端末装置。
(付記2) 前記円板の表面は、前記円板の周囲にある前記筐体の外側面とほぼ同一面をなしている付記1に記載の通信端末装置。
(付記3) 前記円板は、前記円板を通して前記ダイヤルキーが識別できる程度に光を透過可能である付記1または2に記載の通信端末装置。
(付記4) 前記指掛け部と前記ダイヤルキーとを対向させるように、前記円板と前記筐体との間に位置合わせ機構が配設されている付記1乃至3のいずれか1項に記載の通信端末装置。
(付記5) 前記位置合わせ機構は、ばねの弾性を利用したプランジャを有する付記5に記載の通信端末装置。
(付記6) 前記回転検出部は、ロータリエンコーダを有する付記1乃至5のいずれか1項に記載の通信端末装置。
(付記7) 前記機能選択キーは、前記円板の回転角度とキャラクタとを関係付ける機能を有する付記1乃至6のいずれか1項に記載の通信端末装置。
(付記8) 前記円板の回転角度は、36度を越えない角度毎に、1つのキャラクタに対応させてある付記1乃至7のいずれか1項に記載の通信端末装置。
(付記9) 前記ダイヤルキーは、前記円板の指掛け部の数を超えない数だけ配設されている付記1乃至8のいずれか1項に記載の通信端末装置。
本発明の実施例1に係る通信端末装置の構成を模式的に示すもので、図1(a)は正面図、図1(b)は側面図、図1(c)は図1(a)のA−A線に沿った表面の部分を断面で表わした底面側から見た模式図。 本発明の実施例1に係る通信端末装置のダイヤルキーを拡大した模式図。 本発明の実施例1に係る通信端末装置の機能的な構成を示すブロック図。 本発明の実施例1に係る図4は通信端末装置のキャラクタ割付表。 本発明の実施例2に係る通信端末装置の構成を模式的に示す正面図。 本発明の実施例3に係る通信端末装置の構成を模式的に示す側面図。
符号の説明
1、2、3 携帯電話機
5、85 筐体
11、71 円板
13、73 指掛け部
14 固定ねじ
15 ダイヤルキー
17 機能選択キー
21 表示部
25 受話部
27 送話部
31 ロータリエンコーダ
33、93 軸
35 プランジャ
35a ボール
36 プランジャ受け
37 凹部
39 凸部
51 回転操作部
52 キー操作部
53 機能選択操作部
54 RAM
55 ROM
56 制御部
57 表示駆動部
59 送受信回路部
60 送受話部
87 キャビティ

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体の面にほぼ平行に離間して配置され、回動可能に固定され、板厚を貫く開口を形成された指掛け部を円周に沿った周辺部に有する円板と、
    前記円板の回転角度及び回転方向の少なくとも一方を検出する回転検出部と、
    前記指掛け部に対向する前記筐体の面に配設されたダイヤルキーと、
    前記筐体に配設された機能選択キーと、
    前記筐体に配設され、前記円板及び前記ダイヤルキーを介して入力されたキャラクタを表示する表示部と、
    を備えていることを特徴する通信端末装置。
  2. 前記指掛け部と前記ダイヤルキーとを対向させるように、前記円板と前記筐体との間に位置合わせ機構が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 前記円板は、10個以上の指掛け部が配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の通信端末装置。
  4. 前記指掛け部は、円形の孔を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  5. 前記指掛け部は、切り欠きを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信端末装置。
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