JP2007213251A - 画像補正処理装置及び画像補正処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】原画像データのサイズに装置の規模が依存せず、且つ原画像全体に対して適用可能な補正技術を提供することを目的とする。
【解決手段】原画像データを記憶する原画像データ記憶手段と、原画像データ記憶手段から原画像データを予め定められた一定サイズのブロック単位で読み出す読み出し手段と、読み出し手段によって読み出されたブロック単位の原画像データを、ブロック単位毎に補正処理する補正処理手段と、補正処理手段によって補正処理された補正済み画像データをブロック単位毎に転送する転送手段と、を有することによって前記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像補正処理装置及び画像補正処理方法に関する。
原画像データを縮小処理した後、ブロック単位に分割し圧縮符号化する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、原画像データをブロック単位で処理する技術として、変倍率に応じて原画像データを所定のサイズにブロック化し、各々のブロックの白黒の濃度比率が保存されるように出力データを決定する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、原画像データを複数の小ブロックに区分し、ブロック毎に画像処理を行なって出力データを生成する装置において、ブロック毎に異なる処理特性での処理を行なえるようにする技術が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平09−331529号公報 特開平10−93811号公報 特開平09−93486号公報
しかしながら、前記特許文献1に係る技術では、原画像データのサイズに装置の規模が依存してしまう問題があった。また、前記特許文献2、3に係る技術ではブロック毎に異なった画像処理を施すことから原画像全体に対する補正処理に対しては適用出来ない問題があった。
本発明は前記の問題点に鑑みなされたもので、原画像データのサイズに装置の規模が依存せず、且つ原画像全体に対して適用可能な補正技術を提供することを目的とする。
そこで、前記問題を解決するため、本発明は、原画像データを記憶する原画像データ記憶手段と、前記原画像データ記憶手段から前記原画像データを予め定められた一定サイズのブロック単位で読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段によって読み出された前記ブロック単位の前記原画像データを、前記ブロック単位毎に補正処理する補正処理手段と、前記補正処理手段によって補正処理された補正済み画像データを前記ブロック単位毎に転送する転送手段と、を有することを特徴とする。
また、前記問題を解決するため、本発明は、画像補正処理方法としてもよい。
本発明によれば、原画像データのサイズに装置の規模が依存せず、且つ原画像全体に対して適用可能な補正技術を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、画像補正処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。101は、CCD(Charge Coupled Devices)センサやレンズ等から成る画像入力部である。102は、画像入力部101より入力された信号に対して各種画像処理を施しYCbCr信号形式の画像データに変換する現像処理部である。103は、画像データを記憶しておくメモリである。
104は、コントローラ114からの制御によりメモリ103への読み書き動作を行なうメモリコントローラである。105は、メモリコントローラ104により読み出された画像データから輝度(Y)成分を抽出する輝度抽出部である。
106、107、108は各々画像データを縮小する縮小処理部であり、カスケード接続されている。各々縮小率として1/2、1/2、1/10を想定する。即ち原画像からの縮小率では1/2、1/4、1/40となる。
109、110、111は、各々縮小された画像データを一時記憶しておくバッファである。112は、バッファ109〜111の縮小画像データのうち、何れかを選択し後段に出力するためのセレクタである。113は、縮小画像データに対してフィルタ処理を行なうフィルタ処理部である。ここでは5×5の二次元フィルタとする。
114は、全体のシーケンス制御を行なうコントローラである。115、116、117は、フィルタ処理された画像データを一時記憶しておくバッファである。118、119、120は、各々バッファ115〜117の画像データを拡大する拡大処理部である。ここで、拡大率は前記縮小処理部106〜108の縮小率に対応しており、各々2倍、4倍、40倍となる。
121は、拡大処理された画像データに対する補正係数を保存しておくLUT(Look Up Table)である。122、123、124は、画像データの値に応じてLUT121から補正係数を獲得するテーブル参照部である。
125は、テーブル参照部122〜124で得られた補正係数を加算する加算処理部である。126は、メモリ103に記憶してある原画像データを、メモリコントローラ104を通して読出し、一時記憶しておく原画像バッファである。
127は、原画像バッファ126より色(C)成分を抽出し、加算処理部125で得られた補正係数に応じた補正を行なう色補正処理部である。128は、原画像バッファ126より輝度(Y)成分を抽出して加算処理部125で得られた補正係数に応じた補正を行なう輝度補正処理部である。
129は、補正された画像データを一時記憶しておくバッファである。130は画像データを圧縮するコーデック部である。
図2は、コントローラ114のより詳細なハードウェア構成の一例を示すブロック図である。201は、後段のコーデック部130と通信を行なう通信制御部である。202から207までは、通信制御部201を通して設定されるレジスタ設定部である。202は、動作の開始及び終了を設定する動作開始・終了設定部である。203は、メモリからの読出し順序を設定する読出し順序設定部である。204は、読出し開始位置を設定する読出し開始位置設定部である。205は、読出し終了位置を設定する読出し終了位置設定部である。206は、複数の読出し開始位置を設定する場合に使用する読出し開始位置2設定部である。207は、複数の読出し終了位置を設定する場合に使用する読出し終了位置2設定部である。
208は、セレクタ112を制御するセレクタ制御部である。209は、フィルタ113を制御するフィルタ制御部である。210は、拡大処理1から3までを制御する拡大処理制御部である。211は、縮小処理1から3までを制御する縮小処理制御部である。212は、メモリコントローラ104を制御するメモリ制御部である。
213は、202から207までの各設定部の設定に応じて、カウンタ214に対してセット、リセット及びカウントアップ、カウントダウンの制御を行うブロック動作制御部である。214は、カウンタであり、ピクセルカウンタ215、ラインカウンタ216、ブロック水平カウンタ217、ブロック垂直カウンタ218から成る。ピクセルカウンタ215は、水平方向のピクセルをカウントするカウンタである。ラインカウンタ216は、垂直方向のラインをカウントするカウンタである。ブロック水平カウンタ217は、水平方向のブロックをカウントするカウンタである。ブロック垂直カウンタ218は、垂直方向のブロックをカウントするカウンタである。208から212までの各制御部に対して、カウント値を出力することにより各制御部は設定に応じた動作を行うことが可能になる。
次に図1に示した画像補正処理装置の概略の動作を説明する。
今、画像入力部101へデータ入力処理がなされ、現像処理部102による変換処理を経て、メモリ103に画像データが記憶されているとする。
図3は、メモリ103における画像データのデータ配置の一例を示した図である。ここではYC4:2:2形式で8bit/pixelを想定している。
以下、この画像データを原画像データと呼ぶ。コーデック部130より画像データ取得要求がなされると、コントローラ114が読み出し動作制御を行なう。より具体的には、前記画像データ取得要求は通信制御部201を介して動作開始・終了設定部202に対して動作開始設定がなされる。
ブロック動作制御部213は、カウンタ214に対して以下の通りに動作をするよう制御信号を送る。カウンタ214では、まず水平方向に予め決められたブロックサイズ分のピクセルをカウントし、次に垂直方向にブロックサイズのライン分カウントする。更に水平方向に全画面分だけブロックをカウントし、最後に垂直方向にブロックをカウントする。
メモリ制御部212は、カウンタ214からのカウント値を受けて、メモリコントローラ104に対して原画像データの読出し要求を行い、メモリコントローラ104がメモリ103より原画像データを読み出す。このときメモリコントローラ104は図4に示したようなブロック単位で順次読出しを行なう。
図4は、ブロック読み出し順序の一例を示す図である。ここで、401は、画像データの一画面分を示しており、402、403、・・・、407、408、409、・・・・の順序で読み出される。各ブロックのサイズとしては、例えばコーデック部130での処理がJPEG圧縮であった場合はマクロブロックサイズである8×8が好適である。図4の場合、ブロックサイズを8×8とすると、ブロックが水平方向に80ブロック、垂直方向に60ブロックあるので全画面サイズは640×480となる。図5は、ブロック内での読出し順序の一例を示す図である。
読み出された原画像データは、輝度抽出部105にて輝度成分のみが抽出され、縮小処理部106へ入力される。縮小処理部106では、原画像データを1/2に縮小する。縮小された画像データは、縮小処理部107、108へ順次送られ、更に1/2、1/10に縮小される。縮小の手法については各画素の値の平均を算出して行なう。
各々の縮小処理部で縮小されたデータは順次バッファ109〜111へ送られる。例えば、バッファ109へは8×8のブロック402の原画像データが読み込まれ縮小処理が施されると、4×4のデータが生成され記憶される。
画像補正処理装置は、上述した原画像データの読出しから縮小、バッファへの記憶までの処理を繰り返し行なう。この間、バッファ109〜111に5×5のデータが記憶された段階で、セレクタ112は、5×5のデータを順次フィルタ113へ送る。フィルタ113は送られてきたデータをフィルタ処理し、1×1のデータを生成し、バッファ115〜117へ順次一時記憶する。
以下にフィルタ113の計算式を示す。ここで、d(x,y)は、座標(x,y)におけるデータ値を示す。
f(x,y)=a11×d(x−2,y−2) + a12×d(x−1,y−2) + a13×d(x,y−2) + a14×d(x+1,y−2) + a15×d(x+2,y−2) + a21×d(x−2,y−1) + a22×d(x−1,y−1) + a23×d(x,y−1) + a24×d(x+1,y−1) + a25×d(x+2,y−1) + a31×d(x−2,y) + a32×d(x−1,y) + a33×d(x,y) + a34×d(x+1,y) + a35×d(x+2,y) + a41×d(x−2,y+1) + a42×d(x−1,y+1) + a43×d(x,y+1) + a44×d(x+1,y+1) + a45×d(x+2,y+1) + a51×d(x−2,y+2) + a52×d(x−1,y+2) + a53×d(x,y+2) + a54×d(x+1,y+2) + a55×d(x+2,y+2)
なお、a11からa55までは係数である。
前記処理を繰り返し、バッファ117に2×2のデータが記憶された段階で、拡大処理部120は、2×2のデータを40倍にする拡大処理を施す。ここでの拡大処理は線形補間方式とする。図6は、線形補間の一例を示す概念図である。以下に2倍、4倍、40倍の線形補間方式拡大処理の計算式を示す。
(1)2倍拡大 V(x,y) = (1−y/2) { (1−x/2)×s + (x/2)×t } + (y/2) { (1−x/2)×u + (x/2)×v }
(x =0 , 1 : y = 0 , 1)
(2)4倍拡大 V(x,y) = (1−y/4) { (1−x/4)×s + (x/4)×t } + (y/4) { (1−x/4)×u + (x/4)×v }
(x =0 , 1 , 2 , 3 : y = 0 , 1 , 2 , 3)
(3)40倍拡大 V(x,y) = (1−y/40) { (1−x/40)×s + (x/40)×t } + (y/40) { (1−x/40)×u + (x/4)×v }
(x =0 , 1 , 2 , …, 39 : y = 0 , 1 , 2 , …,39)
拡大処理部120は、同様にバッファ115、116のデータに対しても線形補間方式による拡大処理を施す。
次にテーブル参照部122〜124において、前記三種類の拡大データの拡大後(=原画像と同じサイズ)の座標が同じ位置にくるデータの値に対応したテーブル値をLUT121から参照する。
そして、加算処理部125において各々の参照値を加算し補正係数を算出する。一方、メモリコントローラ104は、加算処理に先んじて、加算処理を行なうブロックに対応する原画像データをメモリ103より読出し、原画像バッファ126に記憶しておく。そして、原画像バッファ126は、加算処理後の補正係数が出力されるタイミングと合わせて、原画像データを、色成分と、輝度成分とに分離して、色補正処理部127と、輝度補正処理128とに送る。
色補正処理部127と、輝度補正処理部128とでは各々原画像データに対応する補正係数を乗算処理しバッファ129に記憶する。バッファ129では補正処理後のデータが8×8サイズ分蓄積された時点でコーデック部130へデータを転送する。
図7から図10までに、前記処理全体を制御するコントローラ114の動作シーケンスの一例を示す。図7では、メモリ103からの原画像リードから縮小処理後のデータをバッファ109、110、111へ記憶するまでのシーケンスを示している。また図8から図10までには、バッファ115、116、117からのリードからコーデック130へのデータ転送までのシーケンスを時間軸の長さを変えて示している。
図7において、コントローラ114は、701で図4及び図5に示した通りの順序でメモリから原画像をリードし、702で縮小処理1にて、1/2縮小処理を行い、703で順次1/2縮小データをバッファ109へ記憶する。
同時にコントローラ114は、1/2縮小データを、縮小処理2に渡し、704で更に1/2縮小処理(原画像データの1/4縮小)を行い、705で順次バッファ110へ記憶する。
更にコントローラ114は、1/4縮小データを、縮小処理3に渡し、706で1/10縮小処理(原画像データの1/40縮小)を行い、707で順次バッファ111へ記憶する。なお、図7においてイタリック体はバッファ内での座標系を示し、普通体は画面上における座標を示している。
図8では、コントローラ114は、801にてバッファ115からバッファ内(1/2縮小データ)の座標における(0,0)、(1,0)、(2,0)、(3,0)、(4,0)を読出し、802にて2倍拡大処理を行なう。すると、拡大処理後の座標で(0,0)から(0,7)までに相当する2倍拡大データが生成される。
同様にコントローラ114は、803にてバッファ116からバッファ内(1/4縮小データ)の座標における(0,0)、(1,0)を、804にてバッファ117からバッファ内(1/40縮小データ)の座標における(0,0)、(1,0)を読出す。そして、コントローラ114は、各々4倍拡大処理、40倍拡大処理を行い、拡大処理後の座標、即ち原画像と同サイズの座標系において(0,0)から(0,7)までに相当するデータを生成する(805,806)。
次にコントローラ114は、807,808,809にて座標毎にテーブルを参照し、810にて三つのテーブル値を加算し、補正係数を算出する。それと同時にコントローラ114は、813にて原画像データ(0,0)から(0,7)までを原画像バッファに読みこんでおき、811、812にて原画像データと、補正係数とを乗算し補正データを生成する。
そして、コントローラ114は、814にて補正データを順次バッファ129へ記憶し、更に815にてコーデック部130へ転送する。なお、図8においてイタリック体はバッファ内での座標系を示し、普通体は画面上における座標を示している。
以下、上述した処理を図9に示した順序で8ライン分繰り返し行なうと、8×8のブロックが生成される。ここで、816は図8における1ライン(8pixel)分の処理を示している。
更に、上述したブロック単位での処理を図10に示した順序で繰り返し行なうことでブロック毎に補正データの出力を行う事が出来る。ここで、901は図9における8×8のブロック分の処理を示している。
この結果、ブロックの出力順序は図4に示したブロック読出し順序と同様となる。以上の処理を行なうことで、コーデック部130に対して、その処理単位であるブロック単位で画像処理を施したデータを転送することが可能になる。よって、画像処理後のデータを一時メモリに保存し、ラスタ・ブロック変換等の処理を行なう必要がない。
また、画面の水平方向のライン単位でバッファを構成することがなくなるので原画像データのサイズに依存することなく画像補正処理装置の構成をすることが可能になる。
なお、以上の説明におけるブロックサイズ、画面サイズ、縮小率、フィルタサイズ、拡大率等の数値は一例であって、本実施形態はこれらに限定されるものではない。また、縮小、拡大の手法についても上述した説明に限定されるものではない。
(実施形態2)
実施形態1においては、ブロックの出力順序は図4のように横(水平)方向に全画面分出力し、しかる後に次のラインに移り、出力するものであった。
この出力方法は後段の処理においてコーデック部がJPEGの圧縮を行なう場合は好適である。しかし、例えばMPEG4のように(後述する図11参照)1102、1103、1104、1105、…、1111、1112、1113、…の順序でコーデック部130に入力することが求められる場合にはブロックの置換処理が必要となる。
本実施形態では、MPEG4の場合に好適な出力を行なう事が可能な構成について説明する。なお、実施形態2では主に実施形態1と異なる点について記述する。
まず、コーデック部130からコントローラ114に対して、ブロック転送順序を指定する通知が送られる。より具体的には通信制御部201を介して、読出し順序設定部203に対して設定がなされる。
ここでは、図11のMPEG方式が設定されたとする。すると、ブロック動作制御部213は、設定に応じて、ブロック単位での読出し順序及びデータ転送順序を変更する。より具体的には、ブロック動作制御部213は、カウンタ214が以下の通りに動作するよう制御する。
即ち、まず実施形態1と同様に、ブロック動作制御部213は、ピクセルカウンタ215、ラインカウンタ216で1ブロック(図11におけるブロック1102)をカウントする。ブロック動作制御部213は、次にブロック水平カウンタ217をカウントアップし、次の1ブロック(図11におけるブロック1103)をカウントする。
しかる後に、ブロック動作制御部213は、ブロック水平カウンタ217をカウントダウン、ブロック垂直カウンタ218をカウントアップし、図11におけるブロック1104をカウントする。更にブロック動作制御部213は、ブロック水平カウンタ217をカウントアップし、図11におけるブロック1105をカウントする。
以下、ブロック動作制御部213は、上述したカウント動作を繰り返し、図11におけるブロック1106、1107、…の順にカウントしていく。208から212までの各制御部は前記カウント値を受け取り、カウント値に応じて制御を行なう。
即ち、メモリコントローラ104がメモリ103から原画像データを読み出す順序は図4で示したものに変わり、図11で示した順序で読み込まれる。
なお、実施形態2においても、ブロック内の読出し順序は実施形態1の図5と同様である。また、読み込んだ後の縮小処理についても、実施形態1の図7に示したような動作シーケンスで行われる。読出し順序が変更されることから縮小処理に必要なデータの蓄積順序は異なったものとなるが、順次縮小処理を行い、バッファ109〜111に記憶していく構成も実施形態1と同様である。
実施形態2におけるバッファ115〜117よりデータを読み出した後の動作シーケンスにおけるブロック内の処理についても、実施形態1の図8及び図9と同様である。但し、実施形態1のブロック単位に動作シーケンスを示した図10については、図12に示す動作シーケンスに変更となる。
図12において、1201から1202までは実施形態1の図10と同様だが、1203以降の処理順序が異なったものとなる。この結果、ブロックの出力順序は図11に示したブロック読出し順序と同様となる。
なお、最初のブロック転送順序指定において、図4のJPEG方式が指定された場合は実施形態1と同様の動作を行なう。
以上のように構成すれば、コーデック部130からの設定により、ブロックの処理順序を異なったものにすることが可能になり、異なったブロック順序の入力を要求するコーデック部130に対応することができる。
また、本実施形態では領域設定をコーデック部130から行なったが、これを例えば外部のアプリケーションCPUから行なうような構成としてもよい。
(実施形態3)
上述した実施形態においては、画面全体(原画像データ全体)に対して補正処理を施したが、これを一部分の領域を切り出し、前記領域に対してのみ補正処理を施す構成としてもよい。
図13において、1301は画面全体(原画像データ全体)を示し、1302が補正処理を施す領域を示している。ここで、1303は領域の開始位置座標(xs,ys)、1304は領域の終了位置座標(xe,ye)である。
以下、本実施形態の動作を説明する。コーデック部130は、まず要求する範囲(画面範囲)をコントローラ114へ通知する。なお、通知は開始位置座標(xs,ys)と、終了位置座標(xe,ye)とを指定することで行なわれる。
コントローラ114は、開始位置座標を読出し開始位置設定部204へ設定し、終了位置座標を読出し終了位置設定部205へ設定する。ブロック動作制御部213は、これらの設定に応じて、ブロック読出し範囲を変更する。
より具体的には、コントローラ114は、カウンタ214内のピクセルカウンタ215及びラインカウンタ216の初期値を開始位置座標に設定すると共に、カウンタ値の範囲を開始位置から終了位置までの間で動作させる。
但し、例えば縮小処理3での原画像からの縮小率を1/40とした場合、コントローラ114は、読出し範囲は40×40を単位とし、開始座標位置についても(40×a,40×b)(a、bは整数)とする。
図14は、補正処理領域1302内のブロック構造の一例を示す図である。また、図15は、メモリからの原画像データリードから、バッファ109〜111へ記憶するまでの動作シーケンスの一例を示す図である。
メモリ103からの原画像データリードは開始座標位置(xs,ys)から開始される他は、実施形態1の図7と同様である。なお、図15においてイタリック体はバッファ内での座標系を示し、普通体は画面上における座標を示している。
図16、17、18にはバッファ115、116、117からのリードからコーデック130へのデータ転送までのシーケンスを時間軸の長さを変えて示している。拡大処理以降における画素の座標が(xs,ys)から開始となる他は実施形態1の図8、9、10と同様である。但し、上述した実施形態では画面終了位置まで動作を行なったが、本実施形態では終了位置座標(xe,ye)まで処理動作を行い、処理動作を終了する。なお、図16においてイタリック体はバッファ内での座標系を示し、普通体は画面上における座標を示している。
以上のような構成とすることで、画面(原画像データ)の一部分に対してのみ画像補正処理を行なうことが可能となる。
また、本実施形態においても領域設定をコーデック部130から行なったが、これを例えば外部のアプリケーションCPUから行なうような構成としてもよい。
(実施形態4)
実施形態3においては単一の領域を切り出し、前記領域に対してのみ補正処理を施したが、複数の領域を切り出し、各々の領域に対して補正処理を施す構成としてもよい。
図19は、複数の領域1902、1903に対して開始位置座標(xs1,ys1)、(xs2,ys2)及び終了位置座標(xe1,ye1)、(xe2,ye2)を設定した場合の一例を示す図である。
以下、本実施形態の動作を実施形態3と異なる点について、主に説明する。
コーデック部130は、要求する第1、第2の画面範囲の開始位置座標、終了位置座標をコントローラ114へ通知する。コントローラ114は、第1の開始位置座標を読出し開始位置設定部204へ、終了位置座標を読出し終了位置設定部205へ設定すると共に、第2の開始位置座標を読出し開始位置2設定部206へ、終了位置座標を読出し終了位置2設定部207へ設定する。
ブロック動作制御部213は、前記設定に従いブロック読出しを複数回実行する。より具体的には、ブロック動作制御部213は、カウンタ214に対して、実施形態3で行ったようなカウント動作を複数回実行する。その際、カウンタの初期値等は毎回セットされる。
図20は、コントローラ114におけるバッファ115〜117からのリードから、データ転送までの動作シーケンスの一例を示す図である。最初にコントローラ114は、領域1902に対して補正処理を行い、データ転送を行なう(2001)。
転送終了後、コントローラ114は、2002において各バッファのクリアを行なう。そして、2003においてコントローラ114は、領域1903に対して補正処理、データ転送処理を行ない、動作を終了する。
本実施形態では二つの領域に対する補正処理を施す例について述べたが、もちろんこれに限定されるものではなく三つ以上の領域に対しても適用可能である。
以上のように構成することで、画面(原画像データ)の複数の領域に対して画像補正処理を行うことが可能となる。
上述した実施形態によれば、原画像データのサイズに装置の規模が依存せず、且つ原画像全体に対して適用可能な補正技術を提供することができる。
従来は、原画像データのサイズに依存した構成であったが、上述した実施形態によれば、画像補正処理装置が出力するブロックサイズによって決められるバッファを備えればよいので、様々な原画像データサイズに対応することができる。
また、上述した実施形態によれば、JPEGやMPEG等、各種のコーデックに対応することもできる。また、上述した実施形態によれば、画面(原画像データ)の所望の一部分を切り出して画像補正処理を行うこともできる。また、上述した実施形態によれば、複数の領域を切り出して、画像補正処理を行うこともできる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
画像補正処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 コントローラ114のより詳細なハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 メモリ103における画像データのデータ配置の一例を示した図である。 ブロック読み出し順序の一例を示す図(その1)である。 ブロック内での読出し順序の一例を示す図である。 線形補間の一例を示す概念図である。 コントローラ114の動作シーケンスの一例を示す図(その1)である。 コントローラ114の動作シーケンスの一例を示す図(その2)である。 コントローラ114の動作シーケンスの一例を示す図(その3)である。 コントローラ114の動作シーケンスの一例を示す図(その4)である。 ブロック読み出し順序の一例を示す図(その2)である。 コントローラ114の動作シーケンスの一例を示す図(その5)である。 補正処理領域1302の設定に関する一例を示す図である。 補正処理領域1302内のブロック構造の一例を示す図である。 コントローラ114の動作シーケンスの一例を示す図(その6)である。 コントローラ114の動作シーケンスの一例を示す図(その7)である。 コントローラ114の動作シーケンスの一例を示す図(その8)である。 コントローラ114の動作シーケンスの一例を示す図(その9)である。 複数の領域1902、1903に対して開始位置座標(xs1,ys1)、(xs2,ys2)及び終了位置座標(xe1,ye1)、(xe2,ye2)を設定した場合の一例を示す図である。 コントローラ114の動作シーケンスの一例を示す図(その10)である。
符号の説明
101 画像入力部
102 現像処理部
103 メモリ
104 メモリコントローラ
105 輝度抽出部
106 縮小処理1
107 縮小処理2
108 縮小処理3
109 バッファ1
110 バッファ2
111 バッファ3
112 セレクタ
113 フィルタ
114 コントローラ
115 バッファ4
116 バッファ5
117 バッファ6
118 拡大処理1
119 拡大処理2
120 拡大処理3
121 LUT(Look Up Table)
122 テーブル参照1
123 テーブル参照2
124 テーブル参照3
125 加算処理部
126 原画像バッファ
127 色補正処理部
128 輝度補正処理部
129 バッファ7
130 コーデック部

Claims (7)

  1. 原画像データを記憶する原画像データ記憶手段と、
    前記原画像データ記憶手段から前記原画像データを予め定められた一定サイズのブロック単位で読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段によって読み出された前記ブロック単位の前記原画像データを、前記ブロック単位毎に補正処理する補正処理手段と、
    前記補正処理手段によって補正処理された補正済み画像データを前記ブロック単位毎に転送する転送手段と、
    を有することを特徴とする画像補正処理装置。
  2. 前記補正処理手段は、
    前記原画像データの輝度成分に対して異なった縮小率による縮小処理を行う複数の縮小処理手段と、
    複数の前記縮小処理手段によって縮小処理された複数の縮小画像データに対してフィルタ処理を行うフィルタ処理手段と、
    前記不利田処理手段によってフィルタ処理されたフィルタ処理済画像データに対して、前記縮小率に対応する異なった拡大率による拡大処理を行う複数の拡大処理手段と、
    複数の前記拡大処理手段によって拡大処理された複数の拡大画像データに対応する複数の補正係数を取得する補正係数取得手段と、
    同座標位置に対する複数の前記補正係数を加算する補正係数加算手段と、
    前記補正係数加算手段によって加算された加算済み補正係数に対応する前記原画像データの輝度成分と、色成分との各々に対して、前記加算済み補正係数を乗算する乗算手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像補正処理装置。
  3. 前記補正係数取得手段は、ルックアップテーブルより、前記拡大画像データに対応する前記補正係数を取得することを特徴とする請求項2に記載の画像補正処理装置。
  4. 前記ブロック単位でのデータの読み出しの順序又はデータの転送順序を設定する順序設定手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像補正処理装置。
  5. 前記ブロック単位での読み出しに係る領域の開始位置及び終了位置を設定する位置設定手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像補正処理装置。
  6. 前記ブロック単位での読み出しに係る複数の領域の開始位置及び終了位置を設定する位置設定手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像補正処理装置。
  7. 画像補正処理装置における画像補正処理方法であって、
    原画像データを記憶する原画像データ記憶手段から前記原画像データを予め定められた一定サイズのブロック単位で読み出す読み出し工程と、
    前記読み出し工程において読み出された前記ブロック単位の前記原画像データを、前記ブロック単位毎に補正処理する補正処理工程と、
    前記補正処理工程において補正処理された補正済み画像データを前記ブロック単位毎に転送する転送工程と、
    を有することを特徴とする画像補正処理方法。
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JP2009070162A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Mitsubishi Electric Corp 画像転送装置

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