JP2007210668A

JP2007210668A - ビンなど容器のフタ開け補助具

Info

Publication number: JP2007210668A
Application number: JP2006060166A
Authority: JP
Inventors: Yoshio Yamazaki; 義雄山崎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2006-02-08
Filing date: 2006-02-08
Publication date: 2007-08-23

Abstract

【課題】本発明は、新しい容器の開けにくいフタや、冷蔵庫に収納して開けにくくなったビンのフタなどを手動によるわずかな力で容易に開けられるようにするフタ開け補助具を提供する。
【解決手段】同心円状にセットされた複数枚よりなる締めつけリングと、これを手動で締める２本の取っ手状の締めつけハンドルを設ける。開けようとする容器のフタに締めつけリングを当てると、フタの径よりも小さな内側の締めつけリングがフタに押されるかたちで上部に傾斜して逃げ、次の大きさの締めつけリングと交替する。フタの周りを囲むことができる締めつけリングを選び、締めつけハンドルを把持してフタに圧着させ、回転させてフタを開ける構造となっている。
【選択図】図１

Description

この発明は、ビンなど容器の開けにくいフタを手動によるわずかな力で容易に開けられるように補助する用具に関するものである。

従来、これに類した製品には、形や使い方の異なるいろいろなものが市販され、利用されていることは知られている。

解決しようとする問題点は、新しい容器のフタが女性や高齢者にとって開けにくいものが多いこと。また冷蔵庫などに収納しておいた容器のフタが冷却・収縮などによって開けにくくなること。課題は手動によるわずかな力で容易に開けられる小型、軽量、多機能のフタ開け補助具の開発である。

ビンなど容器のフタを半周以上囲む締めつけリングと、その両端から伸びた取っ手状のリング締めつけハンドルを軽く握って回転させることでフタを開ける。なお、締めつけリングは径の異なる複数本からなり、これを同心円状にセットすることで、径の異なるフタに柔軟に対応できる。

新しい容器の開けにくいフタや、冷蔵庫に収納して開けにくくなったビンのフタなどを手動によるわずかな力で容易に開けられる。各種のフタに対応する多機能型であり、冷蔵庫表面などに磁力で設置し、小型・軽量で高齢者にも使いやすい製品となる。

リング締めつけハンドルの端を握ることで軽い力で強くフタを締め付けられる機構と、容器のフタより小さい締めつけリングが軽く上部に逃げて次の径の締めつけリングに仕事を譲る機構を実現した。

金属板、合成樹脂板などを用いて、複数枚よりなる径の異なる同心円状の「締めつけリング」（１、図面参照、以下同）を設ける。外側の締めつけリングは上下動しない「固定リング」（２）となり、内側の複数枚の締めつけリングは、固定リングに対して上方にスライドできる「可動リング」（３）になる。

外側の締めつけリングの両端を曲げてまっすぐ伸ばしたかたちで、２本の取っ手状の「リング締めつけハンドル」（４）を設ける。

内側の複数の締めつけリングのそれぞれの両端を曲げてまっすぐ伸ばし、順次、リング締めつけハンドルの内側に密着させ、これらを「ピン状の止め具」（５）で横に貫いたかたちで「連結部」（６）を構成する。

連結部の中間の底部に、内側の締めつけリングが下部にスライドすることを防ぐ「落下防止板」（７）を設ける。落下防止板の一方の端は外側の締めつけリングの一方の底部に固定されている。もう一方の落下防止板の端は、もう一方の締めつけリングの外側でカギ状に曲がってリングを押さえており、落下防止板上での締めつけリングの摺動を可能にする。

本発明のフタ開け補助具は、これを手で持って、開けようとする容器のフタに「締めつけリング」を当てると、容器のフタの径よりも小さな内側の締めつけリングがフタに押されるかたちで上部に傾斜して逃げ、次の大きさの締めつけリングと交替する。フタの周りを緩く囲むことができる締めつけリングを選んで「リング締めつけハンドル」を握り、締めつけリングをふたに圧着させ、回転させてフタを開ける。この作用を便ならしめる小型化、軽量化、デザイン性に優れた構造とする。

本発明の斜視図本発明の正面図本発明の可動状態図

符号の説明

１締めつけリング
２固定リング
３可動リング
４リング締めつけハンドル
５ピン状の止め具
６連結部
７落下防止板

Claims

ビンなど容器のフタの周囲を半周以上に大きく囲む金属板、プラスチック材料などによる「締めつけリング」（図面参照、以下同）と、この締めつけリングを手動でフタに圧着させるために、締めつけリングの両端から延びた２本の取っ手状の「リング締めつけハンドル」を持つフタ開け補助具である。
複数枚の同心円状にセットされた径の異なる締めつけリングは、外側の固定リングと内側の可動リングからなり、この締めつけリングと、リング締めつけハンドルを連結する「連結部」を持つ請求項１記載のフタ開け補助具である。
複数枚の締めつけリングから伸びた連結部をヨコに貫いて一体的に止める「ピン状の止め具」を持ち、内側の可動リングを外側の固定リングより下方に移動させないように連結部の中間で底辺を支える「落下防止板」を設けた、請求項１記載のフタ開け補助具である。
複数枚の同心円状にセットされた径の異なる締めつけリングのうち、開けようとするフタよりも径の小さなリングが、開けようとするフタに押されるかたちで上部に傾斜して逃げ、次の大きさの締めつけリングと交替する構造の連結部を持つ請求項１記載のフタ開け補助具である。