JP2007206747A - 盗難監視システム - Google Patents

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権崇 福田
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Abstract

【課題】ループ状の光ファイバーを監視対象物品を補足するように取り付け、該光ファイバーに伝播する光の有無を検出することにより、比較的簡単な設備により確実に盗難を監視することができる盗難監視システムを提供する。
【解決手段】この監視制御部8は、光ファイバー17の往路ファイバー6の端部から光を入射させる光源(発光手段)12と、光ファイバー17を伝播した光を復路ファイバー5の端部から受光するフォトセンサ(受光手段)14と、フォトセンサ14の信号を増幅するアンプ16と、アンプ16のレベルを監視する制御部15と、光源12から入射された光を分岐する光分岐器9と、復路ファイバー5の端部からから入射して光を分岐する光分岐器11と、光分岐器9からの光をフォトセンサ14に入射するバイパス回路(バイパス手段)10とを備えて構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、盗難監視システムに関し、さらに詳しくは、監視対象物品が盗難されたことを自動的に監視して報知する盗難監視システムに関するものである。
従来から貴重品を盗難から防護するために、各種の監視装置が提案されている。例えば、宝石等の比較的物品が小さいが高価なものは、金庫やケースに収納して物理的に持ち出しができないようにすると共に、センサを設置して金庫の扉が開放されたことを検知して通報するようにしている。また、セキュリティ会社に委託して、建造物に侵入したことをセンサにより検知してセキュリティ会社に通報することが行なわれている。しかし、これらの物品は比較的形状が小さく軽量なため、屋内に収納することが可能であるが、形状が大きな重量物は屋外或いは倉庫等に収納する場合が多い。特に、電力関係のケーブルを巻きつけたリール等は、形状が大きく、しかも重量が重いため屋外に野積みにされることが多い。また最近では光通信の発達による光ファイバーの需要増により集積場所の確保が困難となりつつあることもあって、リールに巻き付けた光ファイバーを屋外の資材置き場に野積みにしておく場合もあるが、光ファイバーは一般の銅線と異なり値段が格段に高く、それを狙う盗難も多くなっている。光ファイバー等を巻き付けたリールは大型且つ高重量であるため、これを不正に持ち出すためにはフォークリフト、トラック等の運搬手段と複数の人手が必須となるが、これらの資材置き場は人通りの少ない僻地に設けられていることが多いばかりか、監視者が配置されていないことも多いため、大がかりな機材類を使用した盗難が比較的容易に行われる傾向にある。
また光ファイバーを使用してセンサループを監視する技術として特許文献1には、各種センサを光ファイバーにより直列に接続し、光ファイバーにクロック信号を送出し、センサからのアドレス信号とクロック信号を切り分けることにより、どのセンサが異常かをアドレスにより判別する技術が開示されている。
特開昭62−294338号公報
しかしながら、屋外に野積みにされた物品の盗難を防止するためには、強固な囲いを設けて進入、持ち出しの防止を図るか、或いは監視員を常時配置しておくか、或いは監視カメラ等で別な場所からモニタして監視しなければならず、設備が大掛かりとなるばかりでなく、そのためのコストが膨大となるといった問題がある。
また特許文献1に開示されている従来技術は、各センサにアドレス発信部を備え、光ファイバーに送信されたクロック信号とアドレス信号を切り換えることにより、どのセンサが異常であるかをアドレス信号から判断する発明であるが、切替手段が異常な場合は、センサの異常と区別ができないといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、ループ状の光ファイバー、導線等の監視用の線材を監視対象物品に対して組み付けておき、該光ファイバー、導線に伝播する光、電流の有無を検出することにより、比較的簡単な設備により確実に盗難を監視することができる盗難監視システムを提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、監視対象物品が盗難されたことを監視する盗難監視システムであって、ループ状の光ファイバーと、該光ファイバーの一端部から監視のための光を入射させる発光手段と、前記光ファイバーを伝播して他端部から出射した光を受光する受光手段と、該受光手段の信号レベルを監視する監視制御部と、を備え、前記監視対象物品を盗難できないように前記光ファイバーのループに組み込んだ状態において、前記監視制御部は、前記光ファイバーの一端部から入射した光が前記受光手段により受光できないことを検出した場合、前記監視対象物品が盗難されたと判断することを特徴とする。
本発明は、監視対象物品を盗難できないように常時監視用の光を入射した光ファイバーに組み付け、監視対象物品を盗むためには、その光ファイバーを切断、分断しなければならないようにして、切断により受光手段が監視光を受光できなくなった時点で監視対象物品が盗難されたと判断するシステムである。なお、監視対象物品を光ファイバーのループに組み込むとは、光ファイバーを監視対象物品に設けた穴、切欠き等に挿通する等の方法によって係止、係合させることにより、光ファイバーを切断、分断しない限り監視対象物品を移動させることができなくなる状態にすることを意味する。
請求項2は、前記光ファイバーは、該光ファイバーループの所定箇所に、前記光ファイバーを断接する少なくとも1つ以上の断接手段を備えたことを特徴とする。
正当な担当者による通常の物品の搬入搬出作業において、監視対象物品を光ファイバーのループから取り外したり、新たにループに組み込む必要が生じる。そのとき、光ファイバーを切断すると新たに新しい光ファイバーを配設せねばならず、不経済である。そこで本発明では、予め所定の長さ単位に断接が可能な断接手段を光ファイバーに設けておくものである。
請求項3は、前記監視制御部は、前記監視対象物品の盗難を監視する監視モードと、前記監視対象物品の移動に伴う通常作業中であることを知らせる非監視モードと、を実現することを特徴とする。
本発明は、監視制御部が現在システムがどのモードにより稼働中であるかを判断できるように監視モードと非監視モードの2つのモードを設定できるようにするものである。これにより、モードにより制御の方法を切り換えることができる。
請求項4は、前記光ファイバーループを短絡するバイパス手段を更に備え、前記監視制御部は、前記非監視モード中に前記光ファイバーを短絡するように前記バイパス手段を制御することを特徴とする。
非監視モードにおいて、正当な担当者が物品を光ファイバーのループから取り外したり、新たにループに組み込むために断接手段によりループを切断する必要が生じる場合がある。その場合、受光手段により受光できないことを検出して、監視対象物品が盗難されたと誤判断してしまう。そこで本発明では、非監視モードのときは誤判断を避けるために、バイパス手段によりループを短絡するものである。
請求項5は、前記バイパス手段は、少なくとも前記断接手段が設けられている光ファイバーループよりも前記発光手段及び前記受光手段側の位置に備えられていることを特徴とする。
本発明のバイパス手段は、断接手段の影響を受けないように、発光手段及び受光手段側の位置に備えるものである。
請求項6は、前記監視対象物品が盗難されたことを報知する報知手段を更に備え、前記監視制御部は、前記監視モード中に前記発光手段からの光が前記受光手段により受光できないことを検出した場合、前記監視対象物品が盗難されたと判断して前記報知手段によりその旨を報知することを特徴とする。
監視対象物品が置かれている場所に報知手段を設置しておくことは、盗難の抑止力になる。また、盗難が発生した場合に即座に不正者に対して警報音等により警報することは、盗難の実行をその時点で停止させる可能性もある。
請求項7は、前記監視制御部は、前記非監視モード中に前記発光手段からの光が前記受光手段により受光できないことを検出した場合、前記報知手段を動作させないことを特徴とする。
非監視モード中は基本的にバイパス手段により発光手段からの光が受光手段により受光できるはずであるが、バイパス手段の異常等の原因により、受光できない場合も想定される。そこで本発明では、非監視モード中はこのような事態が発生しても報知手段を動作させないようにする。
請求項8は、前記監視対象物品は、前記断接手段を夫々両端に備えた光ファイバーを常備していることを特徴とする。
予め監視対象物品に断接手段を夫々両端に備えた光ファイバーを備えていれば、監視対象物品が増減しても別途光ファイバーを用意する必要がなくなり、作業性が向上する。
請求項9は、前記監視制御部は、前記非監視モードを設定して前記バイパス手段により前記光ファイバーを短絡した後、所定の時間経過しても前記バイパス手段が動作中であった場合、前記バイパス手段を強制的に非動作とすることを特徴とする。
本システムはあくまでも盗難を監視することが目的である。しかし、バイパス手段を元に戻すのを忘れた場合は、全く監視の機能が果たせなくなってしまう。そこで本発明では、非監視モードを設定して所定の時間経過してもバイパス手段が動作中であった場合、バイパス手段を強制的に非動作とするものである。
請求項10は、監視対象物品が盗難されたことを監視する盗難監視システムであって、ループ状の導線と、該導線の一端部から所定の電流を供給する電流供給手段と、前記導線を伝播した電流を電圧に変換して検出する電圧検出手段と、該電圧検出手段の信号レベルを監視する監視制御部と、を備え、前記監視対象物品を盗難できないように前記導線のループに組み込んだ状態において、前記監視制御部は、前記導線の一端部より前記電流供給手段により電流を供給し、該電流を電圧に変換した結果が前記電圧検出手段により検出できない場合、前記監視対象物品が盗難されたと判断することを特徴とする。
光ファイバーは部品のコストとしては高価である。しかし、信号の伝播距離を長く設定できるといった長所もある。本発明は比較的規模が小さい場合に、光ファイバーの代わりに導線を使用し、この導線に定電流を流して電圧検出手段により導線が切断されたか否かを検出するものである。
請求項1の発明によれば、常時光を入射した光ファイバーを監視対象物品を盗難できないように光ファイバーのループに組み込み、監視対象物品を盗むためには、その光ファイバーを切断、分断しなければならないようにして、切断により受光手段が受光できなくなった時点で監視対象物品が盗難されたと判断するので、単純な構成により確実に監視対象物品の盗難を監視することができる。
また請求項2では、光ファイバーは、光ファイバーループの所定箇所に、光ファイバーを断接する少なくとも1つ以上の断接手段を備えたので、通常作業時に光ファイバーを切断せずに監視対象物品の組み込みと取り外しが可能となる。
また請求項3では、監視制御部は、監視対象物品の盗難を監視する監視モードと、監視対象物品の移動に伴う通常作業中であることを知らせる非監視モードとを備えたので、モードにより制御方法を変えることができる。
また請求項4では、非監視モードのときは誤判断を避けるために、バイパス手段によりループを短絡するので、光ファイバーの断接を自由に行うことができる。
また請求項5では、バイパス手段は、少なくとも断接手段が設けられている光ファイバーループより発光手段及び受光手段側の位置に備えられているので、バイパス手段により光ファイバーを短絡すると、断接手段の断接に関係なく受光手段が光を受光することができる。
また請求項6では、監視制御部は、監視モード中に発光手段からの光が受光手段により受光できないことを検出した場合、監視対象物品が盗難されたと判断して報知手段によりその旨を報知するので、盗難されたことを即座に認識することができると共に、不正者に対して盗難の実行をその時点で停止させる抑止力となる。
また請求項7では、監視制御部は、非監視モード中に発光手段からの光が受光手段により受光できないことを検出した場合、報知手段を動作させないので、非監視モード中に受光手段により光が受光できない場合が発生しても、誤って警報を報知することを停止することができる。
また請求項8では、監視対象物品は、予め断接手段を夫々両端に備えた光ファイバーを常備しているので、別途光ファイバーを用意する必要がなくなり、作業性を向上させることができる。
また請求項9では、非監視モードを設定して所定の時間経過してもバイパス手段が動作中であった場合、バイパス手段を強制的に非動作とするので、非監視モードのまま監視が不可能になることを防止することができる。
また請求項10では、光ファイバーの替わりに導線を使用し、この導線に定電流を流して電圧検出手段により導線が切断されたか否かを検出するので、安価なコストによりシステムを構築することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の第1の実施形態に係る盗難監視システムの概略構成図である。この実施形態では、資材置き場等の屋外の物品保管場所1に野積みにされた複数のケーブルリール(ボビン)3を監視する場合について説明する。この盗難監視システム100は、ループ状の光ファイバーの一端部から入射した光が他端部から出射されるか否かにより盗難の有無を監視する監視制御部8と、各ケーブルリール(監視対象物品)3に設けられた孔部3aを挿通するループ状の光ファイバー17と、光ファイバー17が切断されたことを報知するスピーカ(報知手段)2と、を備えて構成される。尚、説明の便宜上光ファイバー17の往路側を往路ファイバー6、復路側を復路ファイバー5と呼ぶ。また、光ファイバー17には所定の間隔でジョイント部(断接手段)4(4a、4b、4c)が備えられている(詳細は後述する)。
次に、ケーブルリール3を不正に搬出しようとする者がいる場合における監視動作について説明する。本システムが盗難監視体制にあるときは、監視制御部8は往路ファイバー6から光を入射し、復路ファイバー5によりその光を受光することにより、光ファイバー17は正常な状態にあり、且つ各ケーブルリール3は盗難されていないと判断する。即ち、光ファイバー17は各ケーブルリール3の孔部3aを直列に挿通しているので、ケーブルリール3を盗むためにはジョイント部4を外すか、光ファイバー17を切断する以外に方法が無いためである。ここで不正者が光ファイバー17のa部を切断したとする。監視制御部8は常時往路ファイバー6から光を入射し、復路ファイバー5によりその光を受光しているので、切断により復路ファイバー5を伝播する光が遮断されて受光しなくなり、光ファイバー17が切断された(即ち不正に盗難された)と判断することができる。これにより監視制御部8はスピーカ2、その他の報知手段により警報を発して監視者に異常発生を知らせる。
次に、正当な作業者によって行われる通常の作業(非監視体制)時における搬入搬出作業の概略について説明する。本システムが非監視体制にあるときは、監視制御部8は往路ファイバー6と復路ファイバー5を通る光をショートさせる(詳細は後述する)。それにより物品保管場所1側にある光ファイバーの断接に関係なく監視制御部8は正常に光を受光することができる。従って、作業者はジョイント部4を自由に断接して各ケーブルリール3を光ファイバー17のループに組み込んだり、取り外したりできる。そして作業が終了した時点でジョイント部4を正常に接続して監視制御部8により元の盗難監視体制に戻す。
図2は本発明の第1の実施形態に係る盗難監視システムの模式図であり、監視制御部内の構成を示すブロック図である。同じ構成要素には図1と同じ参照番号を付して説明する。この監視制御部8は、光ファイバー17の往路ファイバー6の端部から光を入射させる光源(発光手段)12と、光ファイバー17を伝播した光を復路ファイバー5の端部から受光するフォトセンサ(受光手段)14と、フォトセンサ14の信号を増幅するアンプ16と、アンプ16のレベルを監視する制御部15と、光源12から入射された光を分岐する光分岐器9と、復路ファイバー5の端部からから入射して光を分岐する光分岐器11と、光分岐器9からの光をフォトセンサ14に入射するバイパス回路(バイパス手段)10とを備えて構成される。尚、光源12は可視光、レーザ光、LED、紫外線、赤外線何れでも構わない。また、フォトセンサ14は光源の波長に対して最も感度が高くなるような特性のセンサであることが望ましい。また、本実施形態ではバイパス回路10は制御部15により制御されるように構成されているが、手動により切り換える構成でも構わない。
図3(a)はジョイント部を備えた光ファイバーの構成を示す外観図である。光ファイバー17は接続箇所が両端だけの1本の光ファイバーでも良いが、作業性を考えた場合、所定の長さで両端にジョイント部を備えていた構成の方が扱い易い。即ち、図1のようにケーブルリール3の1つをループから取り外すとき、例えば、光ファイバ17のジョイント部を物品保管場所1の4A、4Bだけに設け、物品保管場所1内の光ケーブルにはジョイント部を設けない場合、場所によっては多くのケーブルリールから光ファイバーを抜かなければならず、非常に作業性が悪くなる。そこで、図3(a)のように所定の長さ単位で両端に雄、雌のジョイント部20、22を備えることにより、部分的に光ファイバー17を断接できるので作業性が非常に良くなる。雄ジョイント部20は雌ジョイント部22と嵌合したときに外れにくくする突起部23を有し、雌ジョイント部22は雄ジョイント部20と嵌合したときにロックする爪部21を有する。
図3(b)は雄ジョイント部と雌ジョイント部が嵌合した状態の内部透視図である。同じ構成要素には図3(a)と同じ参照番号を付して説明する。本実施形態の光ファイバー17はデータを光伝送する目的を有しておらず、監視用の光の有無を検出することを目的としているため、嵌合状態が多少ラフであっても構わない。従って、嵌合状態で光ファイバー17の端面接触部24が多少ずれても構わない。このような目的に使用されるジョイント部4は精密な精度を必要としないため、コスト的に安価に実現することができる。
図4は図3(a)のジョイント部を備えた光ファイバーをケーブルリールに常備した外観透視図である。同じ構成要素には図1と同じ参照番号を付して説明する。このケーブルリール3は、孔部3aを有する柱部3cと、柱部3cの両側面に備えられたつば部3bと、孔部3aに挿通した光ファイバー17とを備えている。尚、光ファイバー17は孔部3aから抜けないようにするために、固定具30により両端で固定されている。このように予めケーブルリール3にジョイント部20、22を夫々両端に備えた光ファイバー17を備えていれば、ケーブルリール3が増減しても別途光ファイバーを用意する必要がなくなり、作業性が向上する。
図5は本発明の盗難監視システムの動作を説明するフローチャートである。図2を参照して説明する。本システムが盗難監視体制にあるときは(S1でYESのルート)、監視制御部8はバイパス回路10をOFF状態にして(S2)往路ファイバー6から監視のための光を入射する(S3)。その光は光ファイバー17が切断されていなければ伝播して復路ファイバー5によりフォトセンサ14により受光される(S4でYESのルート)。フォトセンサ14により光を受光することにより、アンプ16の信号レベルが高くなり、制御部15に入力して光ファイバー17が正常状態であると判断する(S5)。そしてステップS1に戻って繰り返す。
一方、盗難が発生して光ファイバー17がa点で切断されると、ステップS4でフォトセンサ14により光を受光しなくなる(S4でNOのルート)。そして再度、盗難監視体制か否かを判断し(S6)、今は盗難監視体制であるので(S6でYESのルート)、異常事態が発生したと判断して(S7)、スピーカ2を駆動して警報をONする(S8)。
一方、ステップS1で本システムが非監視体制にあるときは(S1でNOのルート)、監視制御部8は往路ファイバー6と復路ファイバー5の光をショートするためにバイパス回路10を点線のようにショートする(S10)。それにより物品保管場所1側にある光ファイバーの断接に関係なく監視制御部8はフォトセンサ14により正常に光を受光することができる。従って、作業者はジョイント部4を自由に断接して各ケーブルリール3を光ファイバー17のループに組み込んだり、取り外したりできる。そして作業が終了した時点でジョイント部4を正常に接続して監視制御部8により元の盗難監視体制に戻す。しかし、バイパス回路10を元に戻すのを忘れた場合(即ち、非監視体制のまま)は、全く監視の機能が果たせなくなってしまう。そこで非監視モードを設定して所定の時間経過してもバイパス回路10が動作中であった場合(S11でYESのルート)、ステップS2に進んでバイパス回路10を強制的にOFFにする(S2)。また、ステップS4においてフォトセンサ14が光を受光しなかった場合(S4でNOのルート)、そして再度、盗難監視体制か否かを判断し(S6)、今は非監視体制であるので(S6でNOのルート)、バイパス回路10をチェックして終了する。
図6は本発明の第2の実施形態に係る盗難監視システムの模式図であり、特に監視制御部内の構成を示すブロック図である。同じ構成要素には図1と同じ参照番号を付して説明する。尚、説明の便宜上、導線51の往路側を往路導線48、復路側を復路導線49と呼ぶ。また、導線51には所定の間隔でジョイント部(断接手段)50(50a、50b、50c)が備えられている。この監視制御部40は、ループ状の導線51と、導線51の一方の端部から所定の電流Iを供給する定電流源(電流供給手段)46と、導線51を伝播した電流Iを電圧に変換する抵抗Rと、抵抗Rの端子電圧を検出するコンパレータ(電流検出手段)47と、コンパレータ47の信号レベルを監視する制御部45とを備えて構成される。この盗難監視システム110は、各ケーブルリール(監視対象物品)3を盗難できないように導線51のループに組み込んだ状態において、制御部45は、導線51の一方の端部より定電流源46により電流Iを供給し、電流Iがコンパレータ47により検出できない場合(電流Iがゼロとなり抵抗Rの端子電圧もゼロとなる)、ケーブルリール3が盗難されたと判断するものである。また本システムが非監視体制にあるときは、制御部45は往路導線48と復路導線49をバイパス回路42によりショートする。それによりケーブルリール3の近傍にあるジョイント部50の断接に関係なく制御部45は正常に電流を検出することができる。従って、作業者はジョイント部50を自由に断接して各ケーブルリール3を導線51のループに組み込んだり、取り外したりできる。そして作業が終了した時点でジョイント部50を正常に接続して監視制御部40により元の盗難監視体制に戻す。
尚、本実施形態では導線51を使用するため、ループの長さが長くなるとループ抵抗が大きくなり、電流がそれに伴って変化するため、定電流源46は電流Iが常に一定値になるように電圧を制御している。しかし、ループ抵抗が極端に多くなると(ループが断線)、無制限に電圧を上昇させなければならないため、上限値を設けて制限している。これにより、ループが切断されても定電流源46を保護することができる。
以上のとおり本発明によれば、常時光を入射した光ファイバー17をケーブルリール3を盗難できないように光ファイバー17のループに組み込み、ケーブルリール3を盗むためには、その光ファイバー17を切断しなければならないようにして、切断によりフォトセンサ14が監視光を受光できなくなった時点でケーブルリール3が盗難されたと判断するので、単純な構成により確実にケーブルリール3の盗難を監視することができる。
また、光ファイバー17は、光ファイバーループの所定箇所に、光ファイバー17を断接する少なくとも1つ以上のジョイント部4を備えたので、通常作業時に光ファイバー17を切断せずにケーブルリール3の組み込みと取り外しが可能となる。
また、制御部15は、ケーブルリール3の盗難を監視する監視モードと、ケーブルリール3の移動に伴う通常作業中であることを知らせる非監視モードとを備えたので、モードにより制御方法を変えることができる。
また、非監視モードのときは誤判断を避けるために、バイパス回路10によりループを短絡するので、光ファイバー17の断接を自由に行うことができる。
また、バイパス回路10は、少なくともジョイント部4が設けられている光ファイバーループより光源12及びフォトセンサ14側に備えられているので、バイパス回路10により光ファイバー17を短絡すると、ジョイント部4の断接に関係なくフォトセンサ14が光を受光することができる。
また、制御部15は、監視モード中に光源12からの光がフォトセンサ14により受光できないことを検出した場合、ケーブルリール3が盗難されたと判断してスピーカ2によりその旨を報知するので、盗難されたことを即座に認識することができると共に、不正者に対して盗難の実行をその時点で停止させる抑止力となる。
また、制御部15は、非監視モード中に光源12からの光がフォトセンサ14により受光できないことを検出した場合、スピーカ2を動作させないので、非監視モード中にフォトセンサ14により光が受光できない場合が発生しても、誤って警報を報知することを停止することができる。
また、ケーブルリール3は、予めジョイント部4を夫々両端に備えた光ファイバーを常備しているので、別途光ファイバーを用意する必要がなくなり、作業性を向上させることができる。
また、非監視モードを設定して所定の時間経過してもバイパス回路10が動作中であった場合、バイパス回路10を強制的に非動作とするので、非監視モードのまま監視が不可能になることを防止することができる。
また、光ファイバー17の替わりに導線51を使用し、この導線51に定電流Iを流してコンパレータ47により導線51が切断されたか否かを検出するので、安価なコストによりシステムを構築することができる。
本発明の第1の実施形態に係る盗難監視システムの概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る盗難監視システムの模式図であり、特に監視制御部内の構成を示すブロック図である。 (a)はジョイント部を備えた光ファイバーの構成を示す外観図、(b)は雄ジョイント部と雌ジョイント部が嵌合した状態の内部透視図である。 ジョイント部を備えた光ファイバーをケーブルリールに常備した外観透視図である。 本発明の盗難監視システムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る盗難監視システムの模式図であり、特に監視制御部内の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 物品保管場所、2 スピーカ、3 ケーブルリール、4 ジョイント部、5 復路ファイバー、6 往路ファイバー、8 監視制御部、9 、11 光分岐器、10 バイパス回路、12 光源、14 フォトセンサ、15 制御部、16 アンプ、17 光ファイバー、100 盗難監視システム

Claims (10)

  1. 監視対象物品が盗難されたことを監視する盗難監視システムであって、
    ループ状の光ファイバーと、該光ファイバーの一端部から監視のための光を入射させる発光手段と、前記光ファイバーを伝播して他端部から出射した光を受光する受光手段と、該受光手段の信号レベルを監視する監視制御部と、を備え、
    前記監視対象物品を盗難できないように前記光ファイバーのループに組み込んだ状態において、前記監視制御部は、前記光ファイバーの一端部から入射した光が前記受光手段により受光できないことを検出した場合、前記監視対象物品が盗難されたと判断することを特徴とする盗難監視システム。
  2. 前記光ファイバーは、該光ファイバーループの所定箇所に、前記光ファイバーを断接する少なくとも1つ以上の断接手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の盗難監視システム。
  3. 前記監視制御部は、前記監視対象物品の盗難を監視する監視モードと、前記監視対象物品の移動に伴う通常作業中であることを知らせる非監視モードと、を実現することを特徴とする請求項1又は2に記載の盗難監視システム。
  4. 前記光ファイバーループを短絡するバイパス手段を更に備え、前記監視制御部は、前記非監視モード中に前記光ファイバーを短絡するように前記バイパス手段を制御することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の盗難監視システム。
  5. 前記バイパス手段は、少なくとも前記断接手段が設けられている光ファイバーループよりも前記発光手段及び前記受光手段側の位置に備えられていることを特徴とする請求項4に記載の盗難監視システム。
  6. 前記監視対象物品が盗難されたことを報知する報知手段を更に備え、前記監視制御部は、前記監視モード中に前記発光手段からの光が前記受光手段により受光できないことを検出した場合、前記監視対象物品が盗難されたと判断して前記報知手段によりその旨を報知することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の盗難監視システム。
  7. 前記監視制御部は、前記非監視モード中に前記発光手段からの光が前記受光手段により受光できないことを検出した場合、前記報知手段を動作させないことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の盗難監視システム。
  8. 前記監視対象物品は、前記断接手段を夫々両端に備えた光ファイバーを常備していることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の盗難監視システム。
  9. 前記監視制御部は、前記非監視モードを設定して前記バイパス手段により前記光ファイバーを短絡した後、所定の時間経過しても前記バイパス手段が動作中であった場合、前記バイパス手段を強制的に非動作とすることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の盗難監視システム。
  10. 監視対象物品が盗難されたことを監視する盗難監視システムであって、
    ループ状の導線と、該導線の一端部から所定の電流を供給する電流供給手段と、前記導線を伝播した電流を電圧に変換して検出する電圧検出手段と、該電圧検出手段の信号レベルを監視する監視制御部と、を備え、
    前記監視対象物品を盗難できないように前記導線のループに組み込んだ状態において、前記監視制御部は、前記導線の一端部より前記電流供給手段により電流を供給し、該電流を電圧に変換した結果が前記電圧検出手段により検出できない場合、前記監視対象物品が盗難されたと判断することを特徴とする盗難監視システム。
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