JP2007202004A - 冗長化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の方法を利用することで、ルータに接続されたサーバはネットワークインタフェースの冗長化を意識せずに可用性の高いシステム設計を行うことが出来る。
【解決手段】システム業務を実行する任意のサーバと、サーバから伝送するデータを集約的に管理するためのルータから構成されている。システム業務を実行するサーバはネットワークインタフェースの有効性を確認するためのドライバと、ネットワークインタフェースにIPアドレスの付与又は取消を実行するためのデーモンを有する。ルータにもネットワークインタフェースの有効性を確認するためのドライバと、ルーティングを制御実行するためのデーモンを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、冗長化方法に関し、特にルータによるサーバネットワークインタフェースの冗長化方法に関する。
従来のシステム内のサーバではネットワークインタフェースの冗長化を行うためにサーバ側で定義、制御を行ってきた。つまり、冗長化を行う上で現用系のインタフェースと待機系のインタフェースを組にしてネットワークの可用性を高めてきた。
しかし、従来の方法を利用するとネットワークの冗長化を行うには最低でも現用系のインタフェース分だけ待機系のインタフェースが必要と言う問題があった。そのため、必要なネットワークドメインの数だけネットワークインタフェースを購入する必要があった。また、ネットワークインタフェースが必要な個数分だけ差し込めるスロットが搭載されているサーバも考慮し購入を検討しなければならないと言う問題があった。
従来のシステムの場合、基本的に現用系のインタフェースと待機系のインタフェースは1対である。ここで、待機系のインタフェースを複数導入することも可能である。例えば、現用系のインタフェース1つに待機系のインタフェースが#1,#2,#3の3つ存在する場合、現用系のインタフェースが故障した時、待機系のインタフェース#1が使用される。更に、待機系のインタフェース#1が故障した時、待機系のインタフェース#2が使用される。このように、待機系のインタフェースが多数存在すれば、それだけインタフェースの冗長化が増大する。上記の例では、現用系のインタフェース1つと待機系のインタフェース3つが存在し、合計でインタフェースが4つになる。もし、現用系のインタフェースが3つの場合、4×3=12で、ネットワークインタフェースが12個も必要となる。
関連する技術として、特開2003−8581号公報に通信制御装置が開示されている。
この通信制御装置は、ノード間のネットワーク経路が冗長化された通信経路に用いられ、通信制御手段と、ネットワーク冗長化管理手段と、通信制御手段とを備える。
通信制御手段は、ノード内の一般アプリケーションとは独立に設けられ、前記冗長化ネットワークの一方と前記一般アプリケーションへの接続を行う。ネットワーク冗長化管理手段は、ノード内の一般アプリケーションとは独立に設けられ、ネットワーク経路の異常や回復の検出とノードの故障や回復の検出を定周期にチェックして通信制御手段に対してネットワークの切り替え指令を発信する。通信制御手段は、ノード内の一般アプリケーションとは独立に設けられ、前記冗長化ネットワークの一方と前記一般アプリケーションへの接続を行い、前記一般アプリケーションの前記ネットワークへの送信要求に対する応答を監視し、異常の場合に前記ネットワーク冗長化管理手段に通知する。
また、特開2005−136690号公報にネットワーク装置が開示されている。
このネットワーク装置は、物理インターフェースと、第1の処理部と、第2の処理部と、コネクション処理部とを有する。
物理インターフェースは、前記ネットワークに対して接続して固有のネットワークアドレスが設定されるとともに、前記ネットワーク内の他のネットワーク装置と共通の仮想ネットワークアドレスが設定される。第1の処理部は、前記固有のネットワークアドレスを用いた通信データに対する処理を実行する。第2の処理部は、前記仮想ネットワークアドレスを用いた通信データに対する処理を実行する。コネクション処理部は、前記他のネットワーク装置との間にコネクションを確立する。
なお、前記ネットワーク装置は、前記他のネットワーク装置とともに稼動系及び待機系からなる冗長構成を形成する。また、前記ネットワーク装置が待機系である場合に、前記第2の処理部は、前記仮想ネットワークアドレスを用いた通信データを前記コネクション処理部に渡し、前記コネクション処理部は渡された前記通信データを前記コネクションを介して前記他のネットワーク装置に転送し、前記コネクションの切断が検出されると、前記第2の処理部は前記仮想ネットワークアドレスを用いた通信データを前記コネクション処理部に渡すことなく自ら処理する。
特開平9−259096号公報にネットワーク高信頼化方式及びシステムが開示されている。
このネットワーク高信頼化方式及びシステムでは、LANにクライアントと前記クライアントからの要求を処理するサーバを接続し、通常、前記クライアントの要求を処理する現用系サーバと、前記現用系サーバの障害発生時に前記現用系サーバの代わりに処理を行う待機系サーバからサーバの冗長化を図り、前記現用系サーバに障害が発生した場合に、前記待機系サーバが前記現用系サーバの代替処理を行う。
また、前記LAN上で冗長構成をとる各サーバに、冗長構成サーバ間の状態を相互監視及び自アドレスを他のサーバとやり取りする相互監視部、前記サーバと前記LANとの接続点である1つのLANインターフェースをクライアントとの通信処理を行う通信処理部に対して複数存在するように見せかける仮想化レイヤを設け、前記冗長構成サーバ群の内で任意のサーバに障害が発生した場合、前記相互監視部にて前記サーバ障害を検出した待機系サーバは、前記障害サーバのネットワークアドレスを通信処理部に使用できるよう設定し、LAN上の全クライアントの通信処理部に対して、障害サーバのネットワークアドレスを前記代替サーバが引き継いだことを通知する。
特開平10−303966号公報にインターネットワーク装置の冗長構成システムの障害検出方式が開示されている。
インターネットワーク装置は、複数のネットワークによるネットワークシステムにおいて、複数のネットワークを相互に接続しネットワーク層におけるデータ中継機能と中継経路を決定する機能を有しネットワークに接続するポート部を少なくとも1個以上有しネットワークからのパケットデータの受信機能と該ネットワークへのパケットデータの送信機能を有する複数のネットワーク接続モジュール(以下、インタフェースモジュールと称す)とを有する。インターネットワーク装置を特定のネットワーク間で冗長に配し一方を通常は現用として動作する現用系のインターネットワーク装置、もう一方を交替系のインターネットワーク装置とする。
現用系のインターネットワーク装置のインタフェースモジュールの障害に対しインターフェースモジュール単位で交替系のインターネットワーク装置が現用系に切り替わり動作しデータ中継の停止を防ぐインターネットワーク装置の冗長構成システムにて現用系インタフェースモジュールが運用中に交替系のインタフェースモジュール障害発生を監視する。障害発生時には外部に障害通知を出し、現用系インタフェースモジュールが運用中に交替系のインタフェースモジュール障害の対策を出来るようにすることによって、現用系のインタフェースモジュールの障害発生により交替系のインタフェースに切り替え及び切り替え後の運用のインタフェースモジュールの動作保証を高くし、データ中継の信頼度を上げる。
特開2003−8581号公報 特開2005−136690号公報 特開平9−259096号公報 特開平10−303966号公報
本発明の目的は、待機系のネットワークインタフェースを複数用意するのではなく、一つの待機系ネットワークインタフェースでネットワークの高可用を実現する冗長化方法を提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。但し、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
システム内のサーバ(100)と、前記サーバ(100)から伝送されるデータを集約的に管理するためのルータ(200)とを具備する。
前記ルータ(200)は、第1のインタフェース(40)と、前記第1のインタフェース(40)に接続され、前記サーバ(100)と通信するための第1のケーブル(340)と、前記第1のインタフェース(40)に接続され、前記サーバ(100)と通信するための第2のケーブル(350)とを有する。
前記ルータ(200)は、前記第1のケーブル(340)に異常が発生した場合、前記第1のケーブル(340)に付与されている第1のIPアドレスを削除し、前記第2のケーブル(350)に前記第1のIPアドレスを付与する。
前記サーバ(100)は、第2のインタフェース(10)と、前記第2のインタフェース(10)に接続され、前記ルータ(200)と通信するための第3のケーブル(310)と、前記第2のインタフェース(10)に接続され、前記ルータ(200)と通信するための第4のケーブル(320)とを有する。
前記サーバ(100)は、前記第3のケーブル(310)に異常が発生した場合、前記第3のケーブル(310)に付与されている第2のIPアドレスを削除し、前記第4のケーブル(320)に前記第2のIPアドレスを付与する。
前記第1のIPアドレスと前記第2のIPアドレスとは、同じドメインのネットワークのIPアドレスである。
本発明の通信装置(100,200)は、インタフェース(10,40)と、前記インタフェース(10,40)を監視するドライバ(20,50)と、前記ドライバ(20,50)から前記インタフェース(10,40)の通信状況に関する情報を取得し、前記インタフェース(10,40)にIPアドレスの付与又は取消を実行するデーモン(30,60)と、前記インタフェース(10,40)に接続され、第1のIPアドレスを付与されている第1のケーブル(310,340)と、前記インタフェース(10,40)に接続された第2のケーブル(320,350)とを具備する。
前記デーモン(30,60)は、前記第1のケーブル(310,340)に異常が発生した時、前記第1のケーブル(310,340)に付与されている前記第1のIPアドレスを削除し、前記第2のケーブル(320,350)に前記第1のIPアドレスを付与する。
前記デーモン(30,60)は、前記第1のケーブル(310,340)の異常が解消した時、前記第2のケーブル(320,350)に付与された前記第1のIPアドレスを削除し、前記第1のケーブル(310,340)に前記第1のIPアドレスを付与する。
本発明の通信装置(100,200)は、前記第1のケーブル(310,340)に異常が発生した時、前記第2のケーブル(320,350)に既に第2のIPアドレスが付与されている場合、前記デーモン(30,60)は、前記第1のケーブル(310,340)に付与されている前記第1のIPアドレスを削除し、前記第2のケーブル(320,350)に付与されている前記第2のIPアドレスを削除した後、前記第1のケーブル(310,340)に前記第2のIPアドレスを付与し、前記第2のケーブル(320,350)に前記第1のIPアドレスを付与する。
本発明の冗長化方法は、(a)1つのインタフェースに接続された複数のネットワークケーブルを監視するステップと、(b)前記複数のネットワークケーブルのうちの1つにIPアドレスを付与するステップと、(c)前記IPアドレスを付与したネットワークケーブルに異常が発生した場合、前記ネットワークケーブルに付与した前記IPアドレスを取り消すステップと、(d)前記ネットワークケーブル以外の前記複数のネットワークケーブルのうちの1つに前記IPアドレスを付与するステップとを具備する。
前記(b)ステップは、(b1)サーバ(100)側のネットワークケーブルとルータ(200)側のネットワークケーブルとに、同じドメインのネットワークのIPアドレスを付与するステップを具備する。
本発明の冗長化方法は、(e)前記ネットワークケーブルの異常が解消した場合、前記ネットワークケーブルに再度、前記IPアドレスを付与するステップを具備する。
本発明のプログラムは、上記のいずれかの冗長化方法をコンピュータに実行させる。
ネットワークインタフェースの冗長化を行うことが出来る。また、複数のネットワークドメインがサーバに存在する場合において、複数の待機ネットワークインタフェースを実装しなくても一つもしくは二つの待機ネットワークインタフェースを実装するだけで十分になる。従って、ネットワークドメイン毎に待機ネットインタフェース分の機器を準備する必要が無くなる。
以下に本発明の第1実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1を参照すると、本発明は、サーバ100と、ルータ200を有する。
サーバ100は、ネットワークインタフェース10と、ドライバ20と、デーモン30を備える。ルータ200は、ネットワークインタフェース40と、ドライバ50と、デーモン60を備える。
ネットワークインタフェース10は、サーバ100側の通信用ポートである。ドライバ20は、ネットワークインタフェース10を監視している。デーモン30は、ドライバ20からネットワークインタフェース10の通信状況に関する情報を取得し、ネットワークインタフェース10に割り当てるIPアドレスを管理する。ネットワークインタフェース40は、ルータ200側の通信用ポートである。ドライバ50は、ネットワークインタフェース40を監視している。デーモン60は、ドライバ50からネットワークインタフェース40の通信状況に関する情報を取得し、ネットワークインタフェース40に割り当てるIPアドレスを管理する。また、デーモン60はルーティング機能を有し、ネットワークのパケットデータのフロー制御を行うことが出来る。
次に、本発明の動作について詳細に説明する。
図2の例では、サーバ100側のネットワークインタフェース10とルータ200側のネットワークインタフェース40にネットワークケーブルが310から390の9本実装されている。ネットワークインタフェース10にネットワークケーブル310、320、330が実装され、ネットワークインタフェース40にネットワークケーブル340から390が実装されている。ネットワークインタフェース10及びネットワークインタフェース40は、少なくとも実装されるネットワークケーブルの本数のポートを有する。なお、その他のネットワークインタフェースには空きがあり、ネットワークケーブルが実装されていなくても構わない。
ここでは、サーバ100側のネットワークインタフェース10に実装されているネットワークケーブル310とルータ200側のネットワークインタフェースに実装されているネットワークケーブル340と、ネットワークケーブル390に注目する。ネットワークケーブル340とネットワークケーブル390とは、同じドメインのネットワークのIPアドレスが実装されている。他のネットワークケーブル320、ネットワークケーブル330、ネットワークケーブル350、ネットワークケーブル360は、他のIPアドレスが実装され、他の目的に使用されている。
図3に、図2の例における本発明の基本的な動作を示す。
(1)ステップS101
ネットワークケーブル390を通してルータ200に伝送されてくるデータパケットは、ルータ200で管理されている情報を元に、ネットワークインタフェース40に接続されているネットワークケーブル340に転送される。なお、データパケットは、サーバとルータ間で互いの可動状況を確認するために送受信される。例えば、pingの呼びかけや応答も含まれる。
ここでは、ネットワークケーブル390を通してルータ200にデータパケットを伝送するのは他のサーバ(図示されず)とする。例えば、サーバ10を現用系のサーバとした時、他のサーバは待機系のサーバである。
(2)ステップS102
ネットワークケーブル340に転送されたデータパケットは、サーバ100側のネットワークインタフェース10に接続されているネットワークケーブル310に到達する。
(3)ステップS103
サーバ100側に到達したデータは、ドライバ20を通り上位のアプリケーションにデータが渡される。
(4)ステップS104
サーバ100は、上位のアプリケーションで処理が終了し、外部にデータを転送する場合、サーバ100側のネットワークインタフェース10に接続されているネットワークケーブル310を使用し、データをルータ200に転送する。
(5)ステップS105
ネットワークケーブル310を使用して伝送されたデータは、ルータ200側のネットワークインタフェース40に接続されているネットワークケーブル340に到達する。
(6)ステップS106
ルータ200側に到達したデータはルータ200で管理されている情報を元に、外部ネットワークへの入り口であるネットワークインタフェース40に接続されているネットワークケーブル390を使用しデータパケットを転送する。
次に、図4の例で冗長化構成を組んだ場合の説明をする。
図4の例では、ハードウェア的な構成は全く図2と変わらない。しかし、サーバ100側のネットワークインタフェース10に接続されているネットワークケーブル320、及びルータ200側のネットワークインタフェース40に接続されているネットワークケーブル350にはIPアドレスは定義されていない。つまり、ネットワークケーブル320とネットワークケーブル350とはハードウェア的に接続されているが、ソフトウェア的にはデータパケットが流れない構成になっている。また、サーバ100側のネットワークインタフェース10に接続されているネットワークケーブル330、及びルータ200側のネットワークインタフェース40に接続されているネットワークケーブル360も別の目的で他のドメインのネットワークのIPアドレスが定義されている。
図5A,図5Bに、図3の例における動作を示す。
(1)ステップS201
図4の場合、図2の例と同様に、ネットワークケーブル390を通してルータ200に伝送されてくるデータパケットは、ルータ200で管理されている情報を元に、ネットワークインタフェース40に接続されているネットワークケーブル340に転送される。
(2)ステップS202
ネットワークケーブル340に転送されたデータパケットは、サーバ100側のネットワークインタフェース10に接続されているネットワークケーブル310に到達する。
(3)ステップS203
サーバ100側に到達したデータは、ドライバ20を通り上位のアプリケーションにデータが渡される。
(4)ステップS204
サーバ100は、上位のアプリケーションで処理が終了し、外部にデータを転送する場合、サーバ100側のネットワークインタフェース10に接続されているネットワークケーブル310を使用し、データをルータ200に転送する。
(5)ステップS205
ネットワークケーブル310を使用して伝送されたデータは、ルータ200側のネットワークインタフェース40に接続されているネットワークケーブル340に到達する。
(6)ステップS206
ルータ200側に到達したデータはルータ200で管理されている情報を元に、外部ネットワークへの入り口であるネットワークインタフェース40に接続されているネットワークケーブル390を使用し、データパケットを転送する。
(7)ステップS207
また、ネットワークケーブル370を通して伝送されてくるデータパケットは、ルータ200で管理されている情報を元に、ネットワークインタフェース40に接続されているネットワークケーブル360に転送される。
(8)ステップS208
ネットワークケーブル360に転送されたデータパケットはサーバ100側のネットワークインタフェース10に接続されているネットワークケーブル330に到達する。
(9)ステップS209
サーバ100側に到達したデータはドライバ20を通り上位のアプリケーションにデータが渡される。
(10)ステップS210
サーバ100は、上位のアプリケーションで処理が終了し、外部にデータを転送する場合、サーバ100側のネットワークインタフェース10に接続されているネットワークケーブル330を使用しデータを転送する。
(11)ステップS211
ネットワークケーブル330を使用して伝送されたデータは、ルータ200側のネットワークインタフェース40に接続されているネットワークケーブル360に到達する。
(12)ステップS212
ルータ200側に到達したデータはルータ200で管理されている情報を元に、外部ネットワークへの入り口であるネットワークインタフェース40に接続されているネットワークケーブル370を使用しデータパケットを転送する。
図6の例では、冗長化構成を組んだ場合にネットワークケーブルに障害が発生した時の説明をする。
図6の構成例は図4と同様な構成である。図4の例では2系統のデータパケットが正常に転送される状態を説明した。図6ではサーバ100側のネットワークインタフェース10に接続されているネットワークケーブル310に障害が発生した場合を図示している。
図7に、ネットワークケーブル310に異常が発生した場合における動作を示す。
(1)ステップS301
サーバ100側のドライバ20は常に定期的にネットワークインタフェース10の監視を行っているので、ネットワークインタフェース10に接続されているネットワークケーブル310に異常が発生したことを検知する。
(2)ステップS302
ドライバ20は、ネットワークケーブル310に異常が発生すると、サーバ100側のデーモン30にネットワークケーブル310に異常が発生したことを通知する。
(3)ステップS303
デーモン30は、ネットワークケーブル310に異常が発生したことを受け、ネットワークケーブル320にIPアドレスを実装する前に、ネットワークケーブル310からIPアドレスの登録を削除する。
(4)ステップS304
また、デーモン30は、ネットワークケーブル310に異常が発生したことを受け、管理情報を元に、ネットワークケーブル310に割り振られていたIPアドレスをネットワークケーブル320に実装する。
ステップS304にて、ネットワークケーブル320に既に別のIPアドレスが割り振られていた場合、ネットワークケーブル320からIPアドレスの登録を削除した後、ネットワークケーブル310に割り振られていたIPアドレスをネットワークケーブル320に実装する。
この時、例えば、通常の状態で、ネットワークケーブル310の回線使用率が高く、ネットワークケーブル320の回線使用率が低い場合、デーモン30は、ネットワークケーブル310の異常発生時に、ネットワークケーブル310のIPアドレスとネットワークケーブル320のIPアドレスを交換するようにしても良い。すなわち、ステップS303にて、ネットワークケーブル320からもIPアドレスの登録を削除し、ステップS304の後、ネットワークケーブル320に割り振られていたIPアドレスをネットワークケーブル310に実装する。
更に、ネットワークケーブル310の異常が解消した場合、ドライバ20が、ネットワークケーブル310の通信状況が正常状態になったことを検知した後、デーモン30は、ステップS304でネットワークケーブル320に割り振られたIPアドレスを、ネットワークケーブル320から削除し、このIPアドレスを再度ネットワークケーブル310に実装する。
なお、ネットワークケーブル310とネットワークケーブル340とが同一の1本のネットワークケーブルであり、ネットワークケーブル310とネットワークケーブル340との間で伝送されるデータパケットの代替ルートや回避ルートが存在しない場合、ネットワークケーブル310の異常発生はネットワークケーブル340の異常発生となる。この場合、ルータ200側のネットワークケーブル340の代わりに、ネットワークケーブル320に対応するネットワークケーブル350を使用する必要がある。
(5)ステップS305
ルータ200側のドライバ50も管理情報を元に監視しているため、ネットワークインタフェース40に接続されているネットワークケーブル340に異常が発生したことを検知する。
(6)ステップS306
ドライバ50は、ネットワークケーブル340に異常が発生した場合、サーバ100側のデーモン60に、ネットワークケーブル340に異常が発生した旨を通知する。
(7)ステップS307
デーモン60は、ネットワークケーブル340に異常が発生したことを受け、ネットワークケーブル350にIPアドレスを実装する前にデーモン60はネットワークケーブル340からIPアドレスの登録を削除する。
(8)ステップS308
また、デーモン60は、ネットワークケーブル340に異常が発生したことを受け、管理情報を元に、ネットワークケーブル340に割り振られていたIPアドレスをネットワークケーブル350に実装する。
なお、例えば、ネットワークケーブル310及び320と、ネットワークケーブル340及び350との間に他の中継装置が存在し、伝送されるデータパケットの代替ルートや回避ルートが存在する場合、ネットワークケーブル310に異常が発生しても、ネットワークケーブル320とネットワークケーブル340との通信が可能である。この場合、ステップS301からS304の動作のみでも良い。逆に、ネットワークケーブル340に異常が発生しても、ネットワークケーブル310とネットワークケーブル350との通信が可能である。この場合、ステップS305からS308の動作のみでも良い。
このように、サーバ100側のドライバ20とデーモン30と、ルータ200側のドライバ50とデーモン60との動作により、瞬時にネットワークの切り替えを発生させる。上記の説明では、ネットワークケーブル310もしくはネットワークケーブル340の障害時の説明をしたが、同様にネットワークケーブル330もしくはネットワークケーブル360の障害時でも同じ動作を行う。
また、上記の説明では、ネットワークケーブル310のIPアドレスをネットワークケーブル320に付与し、ネットワークケーブル340のIPアドレスをネットワークケーブル350に付与する例について説明したが、どのネットワークケーブルに新たにIPアドレスを付与するかは、ネットワークケーブルの混雑率や重要度に応じて決定するようにしても良い。すなわち、混雑率や重要度が高いネットワークケーブルは避けて、混雑率や重要度が低いネットワークケーブルを代わりのネットワークケーブルとして使用する。ネットワークケーブルの混雑率や重要度については、ドライバがネットワークインタフェースを監視し、デーモンが決定する。重要度は、定期的にデータパケットを受信する必要のあるネットワークケーブルや重要なデータの通信を行うネットワークケーブルほど高く設定する。
本発明におけるサーバ100及びルータ200の内部の動作については、それぞれが有するプログラムを実行することにより実施しても良い。例えば、サーバ100のドライバ20やデーモン30の動作は、サーバ100の記憶部(図示されず)に格納されたドライバ用プログラムやデーモン用プログラムを、サーバ100のCPU(図示されず)が実行することで実現可能である。ルータ200側に関しても同様である。
本発明の第1の特徴は、ルーティング機能を有するルータをサーバに直結することによりサーバのネットワークインタフェースを冗長化できる点である。
本発明の第2の特徴は、ルーティング機能を有するルータをサーバに直結することによりサーバの複数のネットワークインタフェースの待機系を一つのネットワークインタフェースで賄える点である。
本発明の第3の特徴は、サーバの複数のネットワークインタフェースの待機系を一つのネットワークインタフェースで実装できるため、ハードウェア的な視点であるでコスト削減になる点である。
以上のように、本発明は、システム業務を実行する任意のサーバと、サーバから伝送するデータを集約的に管理するためのルータから構成されている。システム業務を実行するサーバはネットワークインタフェースの有効性を確認するためのドライバと、ネットワークインタフェースにIPアドレスの付与又は取消を実行するためのデーモンを有する。ルータにもネットワークインタフェースの有効性を確認するためのドライバと、ルーティングを制御実行するためのデーモンを有する。
本発明の方法を利用することで、ルータに接続されたサーバはネットワークインタフェースの冗長化を意識せずに可用性の高いシステム設計を行うことが出来る。
図1は、本発明の構成図である。 図2は、第1実施例を示す図である。 図3は、第1実施例の動作を示すフローチャートである。 図4は、第2実施例を示す図である。 図5Aは、第2実施例の動作を示すフローチャート(1)である。 図5Bは、第2実施例の動作を示すフローチャート(2)である。 図6は、第3実施例を示す図である。 図7は、異常発生時の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ネットワークインタフェース
20 ドライバ
30 デーモン
40 ネットワークインタフェース
50 ドライバ
60 デーモン
100 サーバ
200 ルータ
310〜390 ネットワークケーブル

Claims (10)

  1. システム内のサーバと、
    前記サーバから伝送されるデータを集約的に管理するためのルータと
    を具備し、
    前記ルータは、
    第1のインタフェースと、
    前記第1のインタフェースに接続され、前記サーバと通信するための第1のケーブルと、
    前記第1のインタフェースに接続され、前記サーバと通信するための第2のケーブルと
    を有し、
    前記ルータは、前記第1のケーブルに異常が発生した場合、前記第1のケーブルに付与されている第1のIPアドレスを削除し、前記第2のケーブルに前記第1のIPアドレスを付与する
    ネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記サーバは、
    第2のインタフェースと、
    前記第2のインタフェースに接続され、前記ルータと通信するための第3のケーブルと、
    前記第2のインタフェースに接続され、前記ルータと通信するための第4のケーブルと
    を有し、
    前記サーバは、前記第3のケーブルに異常が発生した場合、前記第3のケーブルに付与されている第2のIPアドレスを削除し、前記第4のケーブルに前記第2のIPアドレスを付与する
    ネットワークシステム。
  3. 請求項2に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記第1のIPアドレスと前記第2のIPアドレスとは、同じドメインのネットワークのIPアドレスである
    ネットワークシステム。
  4. インタフェースと、
    前記インタフェースを監視するドライバと、
    前記ドライバから前記インタフェースの通信状況に関する情報を取得し、前記インタフェースにIPアドレスの付与又は取消を実行するデーモンと、
    前記インタフェースに接続され、第1のIPアドレスを付与されている第1のケーブルと、
    前記インタフェースに接続された第2のケーブルと
    を具備し、
    前記デーモンは、前記第1のケーブルに異常が発生した時、前記第1のケーブルに付与されている前記第1のIPアドレスを削除し、前記第2のケーブルに前記第1のIPアドレスを付与する
    通信装置。
  5. 請求項4に記載の通信装置において、
    前記デーモンは、前記第1のケーブルの異常が解消した時、前記第2のケーブルに付与された前記第1のIPアドレスを削除し、前記第1のケーブルに前記第1のIPアドレスを付与する
    通信装置。
  6. 請求項4に記載の通信装置において、
    前記第1のケーブルに異常が発生した時、前記第2のケーブルに既に第2のIPアドレスが付与されている場合、
    前記デーモンは、前記第1のケーブルに付与されている前記第1のIPアドレスを削除し、前記第2のケーブルに付与されている前記第2のIPアドレスを削除した後、前記第1のケーブルに前記第2のIPアドレスを付与し、前記第2のケーブルに前記第1のIPアドレスを付与する
    通信装置。
  7. (a)1つのインタフェースに接続された複数のネットワークケーブルを監視するステップと、
    (b)前記複数のネットワークケーブルのうちの1つにIPアドレスを付与するステップと、
    (c)前記IPアドレスを付与したネットワークケーブルに異常が発生した場合、前記ネットワークケーブルに付与した前記IPアドレスを取り消すステップと、
    (d)前記ネットワークケーブル以外の前記複数のネットワークケーブルのうちの1つに前記IPアドレスを付与するステップと
    を具備する
    冗長化方法。
  8. 請求項7に記載の冗長化方法において、
    前記(b)ステップは、
    (b1)サーバ側のネットワークケーブルとルータ側のネットワークケーブルとに、同じドメインのネットワークのIPアドレスを付与するステップ
    を具備する
    冗長化方法。
  9. 請求項7に記載の冗長化方法において、
    (e)前記ネットワークケーブルの異常が解消した場合、前記ネットワークケーブルに再度、前記IPアドレスを付与するステップ
    を具備する
    冗長化方法。
  10. 請求項7乃至9のいずれか一項に記載の冗長化方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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