JP2007199040A - Rolling bearing unit with load-measuring device joint-fixed with wheel - Google Patents
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Abstract
Description
この発明に係るホイールを結合固定した荷重測定装置付転がり軸受ユニットは、自動車等の車両の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪に加わる荷重の大きさを測定して、車両の安定運行の確保に利用する。 The rolling bearing unit with a load measuring device to which the wheel according to the present invention is coupled and fixed, while rotatably supporting the wheel of a vehicle such as an automobile with respect to the suspension device, and measuring the magnitude of the load applied to the wheel, Used to ensure stable operation of vehicles.
例えば自動車の車輪は懸架装置に対し、複列アンギュラ型等の転がり軸受ユニットにより、回転自在に支持する。又、自動車の走行安定性を確保する為に、例えば非特許文献1に記載されている様な、アンチロックブレーキシステム(ABS)やトラクションコントロールシステム(TCS)、更には、電子制御式ビークルスタビリティコントロールシステム(ESC)等の車両用走行安定化装置が使用されている。この様な各種車両用走行安定化装置を制御する為には、車輪の回転速度、車体に加わる各方向の加速度等を表す信号が必要になる。そして、より高度の制御を行なう為には、車輪を介して上記転がり軸受ユニットに加わる荷重(例えばラジアル荷重とアキシアル荷重との一方又は双方)の大きさを知る事が好ましい場合がある。 For example, a wheel of an automobile is rotatably supported by a rolling bearing unit such as a double-row angular type with respect to a suspension device. In order to ensure the running stability of the automobile, for example, as described in Non-Patent Document 1, an antilock brake system (ABS), a traction control system (TCS), and an electronically controlled vehicle stability A vehicle travel stabilization device such as a control system (ESC) is used. In order to control such various vehicle running stabilization devices, signals representing the rotational speed of the wheels, acceleration in each direction applied to the vehicle body, and the like are required. In order to perform higher-level control, it may be preferable to know the magnitude of a load (for example, one or both of a radial load and an axial load) applied to the rolling bearing unit via a wheel.
この様な事情に鑑みて、特許文献1には、複列アンギュラ型の玉軸受ユニットである転がり軸受ユニットを構成する1対の列の玉の公転速度に基づいて、この転がり軸受ユニットに加わるラジアル荷重又はアキシアル荷重を測定する、荷重測定装置付転がり軸受ユニットに関する発明が記載されている。この様な特許文献1に記載された荷重測定装置付転がり軸受ユニットは、上記両列の玉の公転速度を、これら各玉を保持した1対の保持器の回転速度として求め、これら両列の玉の公転速度に基づいて、上記ラジアル荷重又はアキシアル荷重を算出する。この様な従来構造の場合、上記各玉の転動面と上記両保持器のポケットの内面との間に不可避的に存在する隙間に起因して、上記両列の玉の公転速度と上記両保持器の回転速度との間に、微妙なずれが生じる可能性がある。この為、上記ラジアル荷重又はアキシアル荷重を精度良く求める為には、改良の余地がある。 In view of such circumstances, Patent Document 1 discloses a radial applied to a rolling bearing unit based on the revolution speed of a pair of balls constituting a rolling bearing unit which is a double-row angular ball bearing unit. An invention relating to a rolling bearing unit with a load measuring device for measuring a load or an axial load is described. Such a rolling bearing unit with a load measuring device described in Patent Document 1 obtains the revolution speed of the balls in both rows as the rotation speed of a pair of cages holding these balls, Based on the revolution speed of the ball, the radial load or the axial load is calculated. In the case of such a conventional structure, due to a gap inevitably existing between the rolling surface of each ball and the inner surfaces of the pockets of both cages, the revolution speed of the balls in both rows and the both There may be a slight deviation between the rotational speed of the cage. For this reason, in order to obtain | require the said radial load or axial load accurately, there is room for improvement.
これに対して、未公開ではあるが、上述の様な不可避的なずれに基づく測定精度の悪化を防止できる構造として、特殊なエンコーダを使用した荷重測定装置付転がり軸受ユニットが発明(例えば、特願2005−147642号)され、その開発が進められている。図3〜7は、この様な特殊なエンコーダを使用した荷重測定装置付転がり軸受ユニットの第1例を示している。この先発明の第1例の荷重測定装置付転がり軸受ユニットは、静止側軌道輪である外輪1の内径側に、回転側軌道輪であるハブ2を、複数個の転動体3、3を介して回転自在に支持している。具体的には、上記外輪1の内周面に複列に設けた外輪軌道4、4と、上記ハブ2の外周面に複列に設けた内輪軌道5、5との間に、それぞれ上記転動体3、3を複数個ずつ、転動自在に設けている。これら各転動体3、3には、互いに逆向きの(図示の場合には背面組み合わせ型の)接触角と共に、予圧を付与している。又、上記外輪1の外周面の軸方向内端(軸方向に関して「内」とは、自動車への組み付け状態で車両の幅方向中央側を言い、図1、2、3、6、8、11、12、14、16の右側。反対に、車両の幅方向外側となる図1、2、3、6、8、11、12、14、16の左側を、軸方向に関して「外」と言う。本明細書及び特許請求の範囲の全体で同じ。)寄り部分に固定側フランジ6を、上記ハブ2の外周面の外端寄り部分に回転側フランジ7を、それぞれ形成している。
On the other hand, although not disclosed, a rolling bearing unit with a load measuring device using a special encoder has been invented (for example, as a special feature) as a structure capable of preventing the deterioration of measurement accuracy based on the inevitable deviation as described above. No. 2005-147642) and its development is underway. 3 to 7 show a first example of a rolling bearing unit with a load measuring device using such a special encoder. In the rolling bearing unit with a load measuring device according to the first example of the present invention, a
そして、上記ハブ2の軸方向中間部で複列に配置された上記各転動体3、3の間部分に、円筒状のエンコーダ8を外嵌固定している。又、上記外輪1の中間部に1対のセンサ9、9を支持固定すると共に、これら両センサ9、9の検出部を、上記エンコーダ8の被検出面である外周面に近接対向させている。尚、上記1対のセンサ9、9の検出部にはそれぞれ、ホールIC、ホール素子、MR素子、GMR素子等の磁気検知素子を組み込んでいる。
A
上記エンコーダ8は、図4〜5に示す様に、永久磁石により全体を円筒状に構成すると共に、軟鋼板等の磁性金属板により全体を円筒状に構成した芯金10の外周面に、全周に亙り添着固定している。そして、この芯金10を上記ハブ2の軸方向中間部に、締り嵌めで外嵌固定している。又、被検出面である、上記エンコーダ8の外周面には、N極に着磁した部分(第一特性部)とS極に着磁した部分(第二特性部)とを、円周方向に関して交互に且つ等間隔で配置している。これらN極に着磁された部分とS極に着磁された部分との境界は、上記エンコーダ8の軸方向(上記被検出面の幅方向)に対し同じ角度だけ傾斜させると共に、この軸方向に対する傾斜方向を、このエンコーダ8の軸方向中間部を境に互いに逆方向としている。従って、上記N極に着磁された部分とS極に着磁された部分とは、軸方向中間部が円周方向に関して最も突出した(又は凹んだ)、「く」字形となっている。尚、上記被検出面のうち、軸方向の何れか一方の半部が第一の特性変化部に相当し、他方の半部が第二の特性変化部に相当する。
As shown in FIGS. 4 to 5, the
又、上記外輪1の軸方向中間部の下端部に1対の取付孔11、11を形成すると共に、これら両取付孔11、11の内側に、上記1対のセンサ9、9を挿通支持している。この様な各取付孔11、11を、負荷圏となる、上記外輪1の上端部に形成する事は、この外輪1の強度を確保する観点から好ましくない。そこで、図示の例では、上記各取付孔11、11を、非負荷圏となる、上記外輪1の下端部に形成している。そして、上記両センサ9、9の検出部を、それぞれ上記エンコーダ8の外周面の下端部で、円周方向に関する位相が互いに等しい部分に近接対向させている。又、上記外輪1と上記ハブ2との間にアキシアル荷重が作用しない状態で、上記N極に着磁された部分とS極に着磁された部分との軸方向中間部で円周方向に関して最も突出した部分(境界の傾斜方向が変化する部分)が、上記両センサ9、9の検出部同士の間の丁度中央位置に存在する様に、各部材8、9、9の設置位置を規制している。
In addition, a pair of
上述の様に構成する荷重測定装置付転がり軸受ユニットを自動車に組み付ける場合には、図6に略示する様に、上記外輪1の外周面に設けた固定側フランジ6を、懸架装置を構成するナックル12に対し、図示しない複数本のボルトにより結合固定する。これと共に、ディスクブレーキを構成するディスク13、及び、車輪14を構成するホイール15を、上記ハブ2の外周面に設けた回転側フランジ7に対し、図示しない複数のスタッド及びナットにより結合固定する。
When the rolling bearing unit with a load measuring device configured as described above is assembled to an automobile, the fixed-
上述の様に自動車に組み付けた先発明の第1例の場合、自動車の旋回時等に、車輪14を構成するタイヤ16と路面17との接触部(接地面部分)から、上記ハブ2にアキシアル荷重が加わると、上記両センサ9、9の出力信号が変化する位相がずれる。即ち、上記外輪1とハブ2との間にアキシアル荷重が作用しておらず、これら外輪1とハブ2とが相対変位していない、中立状態では、上記両センサ9、9の検出部は、図7の(A)の実線イ、イ上、即ち、上記最も突出した部分から軸方向に同じだけずれた部分に対向する。従って、上記両センサ9、9の出力信号の位相は、同図の(C)に示す様に一致する。
In the case of the first example of the prior invention assembled in the automobile as described above, the
これに対して、上記エンコーダ8を固定したハブ2に、図7の(A)で下向きのアキシアル荷重が作用(上記外輪1に対し上記ハブ2が軸方向に変位)した場合には、上記両センサ9、9の検出部は、図7の(A)の破線ロ、ロ上、即ち、上記最も突出した部分からの軸方向に関するずれが互いに異なる部分に対向する。この状態では上記両センサ9、9の出力信号の位相は、同図の(B)に示す様にずれる。更に、上記エンコーダ8を固定したハブ2に、図7の(A)で上向きのアキシアル荷重が作用した場合には、上記両センサ9、9の検出部は、図7の(A)の鎖線ハ、ハ上、即ち、上記最も突出した部分からの軸方向に関するずれが、逆方向に互いに異なる部分に対向する。この状態では上記両センサ9、9の出力信号の位相は、同図の(D)に示す様にずれる。
On the other hand, when a downward axial load acts on the
上述の様に、先発明の第1例の場合には、上記両センサ9、9の出力信号の位相が、上記外輪1とハブ2との間に加わるアキシアル荷重の作用方向に応じた方向にずれる。又、このアキシアル荷重により上記両センサ9、9の出力信号の位相がずれる程度(変位量)は、このアキシアル荷重が大きくなる程大きくなる。従って、先発明の第1例の場合には、上記両センサ9、9の出力信号の位相ずれの有無、ずれが存在する場合にはその方向及び大きさに基づいて、上記外輪1とハブ2との間に作用しているアキシアル荷重の作用方向及び大きさを求められる。尚、上記両センサ9、9の出力信号の位相差に基づいて上記アキシアル荷重を算出する処理は、図示しない演算器により行なう。この為、この演算器には、予め理論計算や実験により調べておいた上記位相差と上記アキシアル荷重との関係を、計算式やマップ等の形式で組み込んでおく。
As described above, in the case of the first example of the present invention, the phases of the output signals of the
次に、図8〜10は、先発明の第2例を示している。この先発明の第2例の場合も、上述した先発明の第1例の場合と同様、ハブ2の軸方向中間部に外嵌固定した、永久磁石製で円筒状のエンコーダ8aの外周面(被検出面)に、N極に着磁した部分(第一特性部)とS極に着磁した部分(第二特性部)とを、円周方向に関して交互に且つ等間隔で配置している。但し、この先発明の第2例の場合、上記N極に着磁された部分とS極に着磁された部分との境界線を、上記エンコーダ8aの軸方向に対し同じ角度だけ傾斜した直線とすると共に、円周方向に隣り合う各境界線同士で、軸方向に対する傾斜方向を互いに逆にしている。これにより、上記N極に着磁された部分の円周方向に関する幅を軸方向片側{図9(B)の下側}程広くし、且つ、上記S極に着磁された部分の円周方向に関する幅を軸方向他側{図9(B)の上側}程広くしている。又、外輪1の軸方向中間部の下端部には、1つの取付孔11のみを形成し、この取付孔11の内側に1つのセンサ9を支持固定している。そして、このセンサ9の検出部を、上記エンコーダ8aの外周面の下端部に近接対向させている。
Next, FIGS. 8 to 10 show a second example of the prior invention. In the case of the second example of the prior invention, as in the case of the first example of the prior invention described above, the outer peripheral surface (covered) of the
上述の様に構成する先発明の第2例の場合、自動車の旋回時等に、車輪14を構成するタイヤ16(図6参照)の外周面と路面17との接触部(接地面部分)から、上記ハブ2にアキシアル荷重が加わると、上記センサ9の出力信号のパターンが変化する。即ち、上記外輪1とハブ2との間にアキシアル荷重が作用しておらず、これら外輪1とハブ2とが相対変位していない、中立状態では、上記センサ9の検出部は、図10の(A)の鎖線α上、即ち、上記エンコーダ8aの外周面の幅方向中央部分に対向する。この結果、上記センサ9の出力信号のデューティ比(=高電位継続時間/1周期)は、図10の(B)に示す様に50%となる。これに対して、上記エンコーダ8aを固定したハブ2に、図10の(A)で上向きのアキシアル荷重が作用(上記外輪1に対し上記ハブ2が軸方向に変位)した場合には、上記センサ9の検出部は、図10の(A)の鎖線β上、即ち、上記エンコーダ8aの外周面のうち、幅方向中央部よりも下側にずれた部分に対向する。この結果、上記センサ9の出力信号のデューティ比は、図10の(C)に示す様に、50%からずれた値(図示の例では30%)となる。更に、上記エンコーダ8aを固定したハブ2に、図10の(A)で下向きのアキシアル荷重が作用した場合には、上記センサ9の検出部は、図10の(A)の鎖線γ上、即ち、上記エンコーダ8aの外周面のうち、幅方向中央部よりも上側にずれた部分に対向する。この結果、上記センサ9の出力信号のデューティ比は、図10(D)に示す様に、50%から逆方向にずれた値(図示の例では70%)となる。
In the case of the second example of the prior invention configured as described above, from the contact portion (ground contact surface portion) between the outer peripheral surface of the tire 16 (see FIG. 6) and the
上述の様に、先発明の第2例の場合には、上記センサ9の出力信号のデューティ比が、上記外輪1とハブ2との間に加わるアキシアル荷重の作用方向に応じた方向にずれる。又、このアキシアル荷重により上記センサ9の出力信号のデューティ比がずれる程度(変位量)は、このアキシアル荷重が大きくなる程大きくなる。従って、先発明の第2例の場合には、上記センサ9の出力信号のデューティ比のずれの有無、ずれが存在する場合にはその方向及び大きさに基づいて、上記外輪1とハブ2との間に作用しているアキシアル荷重の作用方向及び大きさを求められる。尚、上記センサ9の出力信号のデューティ比に基づいて上記アキシアル荷重を算出する処理は、図示しない演算器により行なう。この為、この演算器には、予め理論計算や実験により調べておいた上記デューティ比と上記アキシアル荷重との関係を、計算式やマップ等の形式で組み込んでおく。
As described above, in the case of the second example of the present invention, the duty ratio of the output signal of the
次に、図11は、先発明の第3例を示している。この先発明の第3例の場合には、ハブ2の内端部に、永久磁石により円筒状に構成したエンコーダ8bを、軟鋼板等の磁性金属板により段付円筒状に形成した支持環18を介して、上記ハブ2と同心に支持固定している。被検出面である、このエンコーダ8bの外周面には、N極に着磁した部分(第一特性部)とS極に着磁した部分(第二特性部)とを、円周方向に関して交互に且つ等間隔で配置している。又、上記N極に着磁した部分とS極に着磁した部分との境界線を、上記エンコーダ8bの軸方向に対し同方向に同じ角度だけ傾斜した直線としている。そして、この様なエンコーダ8bの外周面のうち、円周方向に関する位相が互いに180度異なる部分である、上下両端部に、1対のセンサ9、9の検出部を近接対向させている。即ち、外輪1の内端開口部に被着したカバー19の内周面の上下両端部に上記両センサ9、9を支持固定すると共に、これら両センサ9、9の検出部を、上記エンコーダ8bの外周面の上下両端部に近接対向させている。
Next, FIG. 11 shows a third example of the prior invention. In the case of the third example of the present invention, an
自動車の車輪支持用転がり軸受ユニットの場合、上記外輪1とハブ2との間に加わるアキシアル荷重は、車輪14を構成するタイヤ16(図6参照)の外周面と路面17との接触部(接地面部分)から入力される。この接地面部分は、上記外輪1及び上記ハブ2の回転中心よりも径方向外方に存在する為、上記アキシアル荷重はこれら外輪1とハブ2との間に、純アキシアル荷重としてではなく、これら外輪1及びハブ2の中心軸と上記接地面部分の中心とを含む(鉛直方向の)仮想平面内での、モーメントを伴って加わる。そして、このモーメントの大きさは、上記接地面から入力されるアキシアル荷重の大きさに比例する。そこで、このモーメントを求めれば、このアキシアル荷重を求められる事になる。一方、上記ハブ2にモーメントが加わると、これに応じて、上記エンコーダ8bの上端部が軸方向に関して何れかの方向に、同じく下端部がこれと逆方向に、それぞれ変位する。この結果、上記エンコーダ8bの外周面の上下両端部にそれぞれの検出部を近接対向させた、上記両センサ9、9の出力信号の位相が、それぞれ中立位置に対して、逆方向にずれる。そこで、これら両センサ9、9の出力信号の位相のずれの向き及び大きさに基づいて、上記外輪1とハブ2との間に作用するアキシアル荷重を求められる。
In the case of a rolling bearing unit for supporting a wheel of an automobile, the axial load applied between the outer ring 1 and the
次に、図12〜13は、先発明の第4例を示している。この先発明の第4例の場合、外輪1の内端部内周面とハブ2aの内端部外周面との間を塞ぐ組み合わせシールリング20を構成する、上記ハブ2aの内端部に外嵌固定したスリンガ21の内側面に、永久磁石により円輪状に形成したエンコーダ8cを、上記ハブ2aと同心に添着固定している。このエンコーダ8cは、前述の図3〜5に示した先発明の第1例に組み込んだ円筒状のエンコーダ8を、円輪状にした如き構成を有するものである。即ち、被検出面である、上記エンコーダ8cの内側面には、N極に着磁した部分とS極に着磁した部分とを、円周方向に関して交互に且つ等間隔で配置している。これらN極に着磁した部分とS極に着磁した部分との境界線は、上記エンコーダ8cの径方向中間部を境とした径方向両側部分で、それぞれ直線状にすると共に、これら径方向両側部分同士で、径方向に対する傾斜角度(絶対値)を互いに等しくし、且つ、径方向に対する傾斜方向を互いに逆にしている。即ち、上記境界線は、径方向中間部が円周方向片側に最も突出した、「く」字形となっている。尚、上記エンコーダ8cの内側面のうち、径方向の何れか一方の半部が第一の特性変化部に相当し、他方の半部が第二の特性変化部に相当する。
Next, FIGS. 12 to 13 show a fourth example of the prior invention. In the case of the fourth example of the present invention, the
又、上記外輪1の内端部に被着したカバー19aの下端部に、1対のセンサ9、9を支持している。そして、この状態で、上記エンコーダ8cの内側面の下端部で、円周方向に関する位相が互いに等しい部分に、上記1対のセンサ9、9の検出部を、径方向(上下方向)にずらせた状態で近接対向させている。又、上記外輪1とハブ2aとの間にアキシアル荷重によるモーメントが作用しない中立状態で、上記各境界線の傾斜方向が変化する部分が、上記両センサ9、9の検出部同士の間の丁度中央位置に存在する様に、各部材の設置位置を規制している。尚、図示の車輪支持用転がり軸受ユニットは、重量が嵩む自動車の駆動輪を支持するものである為、複数の転動体3a、3aとして円すいころを使用すると共に、上記ハブ2aの中心部に駆動軸を係合させる為のスプライン孔22を設けている。
A pair of
上述の様に構成する先発明の第4例の場合、上記外輪1とハブ2aとの間にアキシアル荷重によるモーメントが作用すると、これに応じて、上記エンコーダ8cが上記両センサ9、9の対して径方向に変位する。この結果、これら両センサ9、9の出力信号の位相差が変化する。そこで、この位相差に基づいて、上記外輪1とハブ2aとの間に作用するアキシアル荷重の向き及び大きさを求められる。尚、この様な作用効果は、上記両センサ9、9の検出部を上記エンコーダ8cの内側面の上端部に対向させる構成を採用する場合にも得られる。
In the case of the fourth example of the prior invention configured as described above, when a moment due to an axial load acts between the outer ring 1 and the
次に、図14〜15は、先発明の第5例を示している。この先発明の第5例の場合も、ハブ2aの内端部に外嵌固定したスリンガ21の内側面に、永久磁石により円輪状に形成したエンコーダ8dを、上記ハブ2aと同心に添着固定している。このエンコーダ8dは、前述の図8〜9に示した先発明の第2例に組み込んだ円筒状のエンコーダ8aを、円輪状にした如き構成を有するものである。即ち、被検出面である、上記エンコーダ8dの内側面には、N極に着磁した部分とS極に着磁した部分とを、円周方向に関して交互に且つ等間隔で配置している。これらN極に着磁した部分とS極に着磁した部分との境界線は、上記エンコーダ8dの径方向に対し所定角度だけ傾斜した直線とすると共に、円周方向に隣り合う各境界線同士で径方向に対する傾斜方向を互いに逆にしている。これにより、上記N極に着磁した部分の円周方向に関する幅を内径側程広くし、且つ、上記S極に着磁した部分の円周方向に関する幅を外径側程広くしている。又、外輪1の内端部に被着したカバー19aの下端部に、1つのセンサ9を支持すると共に、このセンサ9の検出部を、上記エンコーダ8cの内側面の下端部に近接対向させている。
Next, FIGS. 14 to 15 show a fifth example of the prior invention. Also in the case of the fifth example of the present invention, an
上述の様に構成する先発明の第5例の場合、上記外輪1とハブ2aとの間にアキシアル荷重によるモーメントが作用すると、これに応じて、上記エンコーダ8dが上記センサ9の対して径方向に変位する。この結果、このセンサ9の出力信号のデューティ比(高電位継続時間/1周期)が変化する。そこで、このデューティ比に基づいて、上記外輪1とハブ2aとの間に作用するアキシアル荷重の向き及び大きさを求められる。尚、この様な作用効果は、上記センサ9の検出部を上記エンコーダ8dの内側面の上端部に対向させる構成を採用する場合にも得られる。
In the case of the fifth example of the prior invention configured as described above, when a moment due to an axial load acts between the outer ring 1 and the
次に、図16〜17は、先発明の第6例を示している。この先発明の第6例の場合も、ハブ2aの内端部に外嵌固定したスリンガ21の内側面に、永久磁石により円輪状に形成したエンコーダ8eを、上記ハブ2aと同心に添着固定している。このエンコーダ8eは、前述の図11に示した先発明の第3例に組み込んだ円筒状のエンコーダ8bを、円輪状にした如き構成を有するものである。即ち、被検出面である、上記エンコーダ8eの内側面には、N極に着磁した部分とS極に着磁した部分とを、円周方向に関して交互に且つ等間隔で配置している。これらN極に着磁した部分とS極に着磁した部分との境界線は、上記エンコーダ8eの径方向に対して同方向に同じ角度だけ傾斜した直線としている。又、外輪1の内端部に被着したカバー19aの上下両端部に1対のセンサ9、9を支持すると共に、これら両センサ9、9の検出部を、上記エンコーダ8eの内側面のうち、円周方向の位相が互いに180度異なる部分である、上下両端部に近接対向させている。
Next, FIGS. 16 to 17 show a sixth example of the prior invention. Also in the case of the sixth example of the prior invention, an
上述の様に構成する先発明の第6例の場合、上記外輪1とハブ2aとの間にアキシアル荷重によるモーメントが作用すると、これに応じて、上記エンコーダ8eが上記両センサ9、9の対して径方向に変位する。この結果、これら両センサ9、9の出力信号の位相差が変化する。そこで、この位相差に基づいて、上記外輪1とハブ2aとの間に作用するアキシアル荷重の向き及び大きさを求められる。
In the case of the sixth example of the prior invention configured as described above, when a moment due to an axial load acts between the outer ring 1 and the
尚、上述した各先発明の場合には、エンコーダを永久磁石製とすると共に、このエンコーダの被検出面に配置する第一特性部をN極とし、第二特性部をS極とする構成を採用している。但し、荷重測定装置付転がり軸受ユニットを実施する場合には、エンコーダを単なる磁性材製とすると共に、このエンコーダの被検出面に設ける第一特性部を透孔(又は凹部)とし、第二特性部を柱部(又は凸部)とする構成を採用する事もできる。尚、この様にエンコーダを単なる磁性材製とする場合には、センサ側に永久磁石を組み込む。 In the case of each of the above-described prior inventions, the encoder is made of a permanent magnet, and the first characteristic portion arranged on the detected surface of the encoder is an N pole and the second characteristic portion is an S pole. Adopted. However, when implementing a rolling bearing unit with a load measuring device, the encoder is made of a simple magnetic material, and the first characteristic portion provided on the detected surface of the encoder is a through-hole (or recess), and the second characteristic The structure which makes a part a pillar part (or convex part) can also be employ | adopted. When the encoder is made of a simple magnetic material, a permanent magnet is incorporated on the sensor side.
次に、本発明が解決しようとする課題に就いて、前述した先発明の第1例を示す、図3〜7を参照しつつ説明する。今、走行する車両が旋回しており、図3、6に示した車輪支持用転がり軸受ユニットが、旋回中心から見て径方向外側の車輪14を支持しているとする。この場合、上記車輪支持用転がり軸受ユニットを構成するハブ2には、上記車輪14を構成するタイヤ16の外周面と路面17との接触部(接地面部分)から、上下方向(z軸方向)上向きのラジアル荷重Fzの他、軸方向内向き(y軸方向右向き)のアキシアル荷重Fyが負荷される。これらラジアル荷重Fz及びアキシアル荷重Fyは、車両の旋回加速度が(0から、又は、或る値から)上昇(下降)する事に伴って(旋回加速度度に応じて)増大(減少)する。又、このうちのアキシアル荷重Fyが増大(減少)すると、これに応じて、上記ハブ2が外輪1に対し、軸方向内側(軸方向外側)に変位する。この結果、このハブ2に支持固定したエンコーダ8の被検出面が、上記外輪1に支持固定した1対のセンサ9、9の検出部に対し、軸方向内側(軸方向外側)に変位する。
Next, the problem to be solved by the present invention will be described with reference to FIGS. 3 to 7 showing the first example of the above-described prior invention. Now, assume that the traveling vehicle is turning, and the wheel-supporting rolling bearing unit shown in FIGS. 3 and 6 supports the
又、車両が旋回する場合、上記ハブ2には、上述したラジアル荷重Fz及びアキシアル荷重Fyだけでなく、モーメントも作用する。即ち、これらラジアル荷重Fz及びアキシアル荷重Fyの作用点Pは、上記接地面部分に存在するのに対し、上記車輪支持用転がり軸受ユニットの中心点Oは、上記ハブ2の中心軸上に存在する。言い換えれば、上記作用点Pは上記中心点Oに対し、上記アキシアル荷重Fyの方向(y軸方向)と直角方向である上下方向(z軸方向)に関して、上記タイヤ16の半径R分だけ下方にオフセットした位置に存在する。この為、上記ハブ2には、上記アキシアル荷重Fyによる、上記中心点Oを通る前後方向軸(x軸に平行な軸)を中心とする反時計回りのモーメントMy(=Fy・R)が作用する。尚、このモーメントMyは、車両の旋回加速度が(0から、又は、或る値から)上昇(下降)する事に伴い、上記アキシアル荷重Fyと共に増大(減少)する。
Further, when the vehicle turns, not only the radial load Fz and the axial load Fy described above but also a moment acts on the
又、上記作用点Pは、上記車輪14(ホイール15及びタイヤ16)の軸方向(y軸方向)中央部に存在するのに対し、上記中心点Oは、軸方向(y軸方向)に関して、複数の転動体3、3の列間中央部に存在する。そして、先発明の第1例の構造の場合、上記作用点Pは上記中心点Oに対し、上記ラジアル荷重Fzの方向(z軸方向)と直角方向である軸方向(y軸方向)に関して、外側(左側)に寸法Sだけオフセットした位置に存在する。この為、上記ハブ2には、上記ラジアル荷重Fzによる、上記中心点Oを通る前後方向軸(x軸に平行な軸)を中心とする時計回りのモーメントMz(=Fz・S)が作用する。尚、このモーメントMzも、車両の旋回加速度が上昇(下降)する事に伴い、上記ラジアル荷重Fzと共に増大(減少)する。
Further, the action point P exists in the central portion of the wheel 14 (the
結局、上記ハブ2には、上記反時計回りのモーメントMyと上記時計回りのモーメントMzとが合算されたモーメントM{=My−Mz:反時計回りを正(+)、時計回りを負(−)とする。}が作用する。但し、実用的な構造の場合(タイヤ16の半径Rに対するオフセットSの割合S/Rが極端に大きくない限り)、車両の旋回加速度が上昇(下降)する場合には、これに伴う上記反時計回りのモーメントMyの増大量(減少量)ΔMyが、同じく上記時計回りのモーメントMzの増大量(減少量)ΔMzに比べて大きく(ΔMy>ΔMz)なる。この為、車両の旋回加速度が上昇(下降)する事に伴い、上記ハブ2に作用するモーメントMは、反時計回りに増大(減少)する。そして、この様にハブ2に作用するモーメントMが反時計回りに増大(減少)する分だけ、上記外輪1の中心軸に対する上記ハブ2の中心軸の反時計回りの傾斜角度が増大(減少)する。この結果、上記ハブ2に支持固定したエンコーダ8の被検出面が、上記外輪1に支持固定した1対のセンサ9、9の検出部に対し、軸方向内側(軸方向外側)に変位する。
Eventually, the
従って、上記ハブ2に作用するモーメントMは、上記アキシアル荷重Fyと同じ向きに、上記エンコーダ8の被検出面を上記1対のセンサ9、9の検出部に対し変位させ、これら両センサ9、9の出力信号の位相差を変化させる。言い換えれば、上記ハブ2に作用するモーメントMは、上記位相差の変化率を大きくし、上記アキシアル荷重Fyを測定する荷重測定装置のゲインを増大させる外力となる。ここで、このアキシアル荷重Fyは、車両の走行安定性を制御する際の重要な制御情報となる為、上記ゲインを増大させる事は、非常に重要となる。従って、このゲインを更に増大させる事が望まれるが、上述した説明からも明らかな様に、このゲインを更に増大させる為には、上記モーメントM(上記外輪1の中心軸に対する上記ハブ2の中心軸の傾斜角度)の変化率を大きくすれば良い。ところが、上述した先発明の第1例の構造の場合には、上記モーメントMの構成要素である、上記モーメントMzの向き(時計回り)と、上記モーメントMyの向き(反時計回り)とが、互いに逆になる。この為、この反時計回りのモーメントMyの変化量が、上記時計回りのモーメントMzの変化量の分だけ打ち消される形となる。従って、上記モーメントMの変化率を大きくする事が難しい。
Accordingly, the moment M acting on the
尚、以上の説明では、前述した先発明の第1例の構造に就いて述べたが、前述した先発明の第2〜6例の構造に就いても、同様の事が言える。即ち、これら先発明の第2〜6例の構造の場合も、ハブ2に作用するモーメントMの変化率を大きくすれば、センサ情報(1対のセンサ9、9の出力信号の位相差、1つのセンサ9の出力信号のデューティ比)の変化率を大きくする事ができ、この結果、アキシアル荷重Fyを測定する荷重測定装置のゲインを増大させる事ができる。ところが、上記モーメントMの構成要素である、ラジアル荷重FzによるモーメントMzの向き(時計回り)と、上記アキシアル荷重FyによるモーメントMyの向き(反時計回り)とが、互いに逆になる(M=My−Mz)為、このモーメントMの変化率を大きくする事が難しい。
In the above description, the structure of the first example of the above-described prior invention has been described. However, the same can be said for the structures of the second to sixth examples of the above-described prior invention. That is, also in the structures of the second to sixth examples of the prior invention, if the rate of change of the moment M acting on the
本発明のホイールを結合固定した荷重測定装置付転がり軸受ユニットは、上述の様な事情に鑑み、車両の旋回時に、旋回中心から見て径方向外側に存在する車輪を支持する転がり軸受ユニットに負荷されるアキシアル荷重を測定する荷重測定装置のゲインを増大させる為、上記転がり軸受ユニットに加わるモーメントの変化率を増大させられる構造を実現すべく発明したものである。 The rolling bearing unit with a load measuring device to which the wheel of the present invention is coupled and fixed is loaded on the rolling bearing unit that supports the wheel that exists radially outward as viewed from the turning center when the vehicle turns. In order to increase the gain of the load measuring device for measuring the axial load, the invention was invented to realize a structure capable of increasing the rate of change of the moment applied to the rolling bearing unit.
本発明のホイールを結合固定した荷重測定装置付転がり軸受ユニットは、請求項1に記載した様に、転がり軸受ユニットと、車両の車輪を構成するホイールと、荷重測定装置とを備える。
このうちの転がり軸受ユニットは、静止側周面に複列の静止側軌道を有し、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、回転側周面に複列の回転側軌道を、外周面に回転側フランジを、それぞれ有し、使用時に回転する回転側軌道輪と、上記各静止側軌道と上記各回転側軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けられた転動体とを備える。
又、上記ホイールは、上記回転側軌道輪と同心に配置した状態で、上記回転側フランジに結合固定されている。
又、上記荷重測定装置は、エンコーダと、センサ装置と、演算器とを備える。
このうちのエンコーダは、上記回転側軌道輪又はこの回転側軌道輪と共に回転及び変位する回転部材の一部に支持固定され、この回転側軌道輪又はこの回転部材と同心に設けた被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、この被検出面の特性が円周方向に関して変化する位相若しくはピッチを、この被検出面の幅方向に応じて連続的に変化させている。
又、上記センサ装置は、使用時にも回転しない部分に支持されると共に、少なくとも1つのセンサを備える。そして、このセンサは、検出部を上記被検出面に対向させており、且つ、この被検出面の特性変化に対応して出力信号を変化させる。
又、上記演算器は、上記センサの出力信号が変化するパターンに基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に加わるアキシアル荷重を算出する機能を有する。
特に、本発明のホイールを結合固定した荷重測定装置付転がり軸受ユニットの場合には、上記ホイールの軸方向中央部{上記車輪を構成するタイヤの外周面と路面との接触部(接地面部分)に存在する、ラジアル荷重及びアキシアル荷重の作用点Pの軸方向位置}を、上記各転動体の列間中央部(上記ハブの中心軸上に存在する、上記転がり軸受ユニットの中心点Oの軸方向位置)よりも軸方向内方、又は、この列間中央部と軸方向同位置に配置している。
The rolling bearing unit with a load measuring device to which the wheel of the present invention is coupled and fixed includes a rolling bearing unit, a wheel constituting a vehicle wheel, and a load measuring device.
Of these, the rolling bearing unit has a double row stationary side raceway on the stationary side circumferential surface, a stationary side race ring that does not rotate even when in use, a double row rotational side raceway on the rotational side circumferential surface, and an outer circumferential surface. Rotation side race rings each having a rotation side flange and rotating at the time of use, and a plurality of rolling elements provided in a freely rotatable manner between each stationary side raceway and each rotation side raceway. .
The wheel is coupled and fixed to the rotation side flange in a state of being concentric with the rotation side race.
The load measuring device includes an encoder, a sensor device, and a calculator.
Of these, the encoder is supported and fixed to the rotating side raceway or a part of a rotating member that rotates and displaces together with the rotating side raceway, and the detected surface provided concentrically with the rotating side raceway or the rotary member. The characteristics are alternately changed in the circumferential direction, and the phase or pitch at which the characteristics of the detected surface change in the circumferential direction is continuously changed in accordance with the width direction of the detected surface.
The sensor device is supported by a portion that does not rotate during use, and includes at least one sensor. In this sensor, the detection unit is opposed to the detected surface, and the output signal is changed in response to a change in characteristics of the detected surface.
The computing unit has a function of calculating an axial load applied between the stationary side raceway and the rotation side raceway based on a pattern in which the output signal of the sensor changes.
In particular, in the case of a rolling bearing unit with a load measuring device to which the wheel of the present invention is coupled and fixed, the axially central portion of the wheel {the contact portion between the outer peripheral surface of the tire constituting the wheel and the road surface (ground surface portion) The axial position of the radial load and the axial load acting point P existing in the center of the rolling bearing unit between the rolling elements in the middle of the row (the axis of the center point O of the rolling bearing unit existing on the center axis of the hub) (Position in the axial direction) or in the same position in the axial direction as the central part between the rows.
上述の請求項1に記載した発明を実施する場合に、具体的には、例えば請求項2に記載した様な構成を採用する。この請求項2に記載した構成の場合、上記エンコーダは、被検出面が円筒面である。且つ、この被検出面のうち互いに軸方向に離れた2個所位置に、第一、第二の特性変化部を備える。そして、これら両特性変化部の特性が、円周方向に関して交互に且つ互いに同じピッチで変化しており、少なくとも上記第一の特性変化部の特性変化の位相が軸方向に関し、上記第二の特性変化部と異なる状態で漸次変化している。又、上記センサ装置は、1対のセンサを備える。そして、これら1対のセンサの検出部が、上記第一、第二の両特性変化部のうち、円周方向の位相が互いに等しい部分である、下端部に対向している。又、上記演算器は、上記1対のセンサの出力信号同士の間に存在する位相差に基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に加わる荷重を算出する機能を有する。
When the invention described in claim 1 is carried out, specifically, for example, a configuration as described in
又は、例えば請求項3に記載した様な構成を採用する。この請求項3に記載した構成の場合、上記エンコーダは、被検出面が円輪面である。且つ、この被検出面のうち互いに径方向に離れた2個所位置に、第一、第二の特性変化部を備える。そして、これら両特性変化部の特性が、円周方向に関して交互に且つ互いに同じピッチで変化しており、少なくとも上記第一の特性変化部の特性変化の位相が径方向に関し、上記第二の特性変化部と異なる状態で漸次変化している。又、上記センサ装置は、1対のセンサを備える。そして、これら1対のセンサの検出部が、上記第一、第二の両特性変化部のうち、円周方向の位相が互いに等しい部分である、上端部又は下端部に対向している。又、上記演算器は、上記1対のセンサの出力信号同士の間に存在する位相差に基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に加わるアキシアル荷重を算出する機能を有する。
Alternatively, for example, a configuration as described in
又は、例えば請求項4に記載した様な構成を採用する。この請求項4に記載した構成の場合、上記エンコーダは、被検出面が円筒面である。且つ、この被検出面に互いに異なる特性を有する第一特性部と第二特性部とを円周方向に関して交互に配置すると共に、このうちの第一特性部の円周方向に関する幅を軸方向片側程広くし、且つ、上記第二特性部の円周方向に関する幅を軸方向他側程広くする。又、上記センサ装置は、1つのセンサを備えたもので、このセンサの検出部が、上記被検出面の下端部に対向している。又、上記演算器は、このセンサの出力信号のデューティ比に基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に加わるアキシアル荷重を算出する機能を有する。
Alternatively, for example, a configuration as described in
又は、例えば請求項5に記載した様な構成を採用する。この請求項5に記載した構成の場合、上記エンコーダは、被検出面が円輪面である。且つ、この被検出面に互いに異なる特性を有する第一特性部と第二特性部とを円周方向に関して交互に配置すると共に、このうちの第一特性部の円周方向に関する幅を径方向片側程広くし、且つ、上記第二特性部の円周方向に関する幅を径方向他側程広くしている。又、上記センサ装置は、1つのセンサを備えたもので、このセンサの検出部が、上記被検出面の上端部又は下端部に対向している。又、上記演算器は、このセンサの出力信号のデューティ比に基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に加わるアキシアル荷重を算出する機能を有する。
Alternatively, for example, a configuration as described in
又は、例えば請求項6に記載した様な構成を採用する。この請求項6に記載した構成の場合、上記エンコーダは、被検出面が円筒面である。且つ、この被検出面に互いに異なる特性を有する第一特性部と第二特性部とを円周方向に関して交互に配置すると共に、これら第一、第二両特性部同士の境界を、軸方向片側に向かう程円周方向片側に向かう方向に傾斜させている。又、上記センサ装置は、1対のセンサを備える。そして、これら1対のセンサの検出部が、上記被検出面のうちで円周方向に関する位相が互いに180度異なる部分である、上端部と下端部とに対向している。又、上記演算器は、上記1対のセンサの出力信号同士の間に存在する位相差に基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に加わるアキシアル荷重を算出する機能を有する。
Alternatively, for example, a configuration as described in
又は、例えば請求項7に記載した様な構成を採用する。この請求項7に記載した構成の場合、上記エンコーダは、被検出面が円輪面である。且つ、この被検出面に互いに異なる特性を有する第一特性部と第二特性部とを円周方向に関して交互に配置すると共に、これら第一、第二両特性部同士の境界を、径方向片側に向かう程円周方向片側に向かう方向に傾斜させている。又、上記センサ装置は、1対のセンサを備える。そして、これら1対のセンサの検出部が、上記被検出面うち、円周方向に関する位相が互いに180度異なる部分である、上端部と下端部とに対向している。又、上記演算器は、上記1対のセンサの出力信号同士の間に存在する位相差に基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に加わるアキシアル荷重を算出する機能を有する。
Alternatively, for example, a configuration as described in
上述の様に構成する本発明のホイールを支持した荷重測定装置付転がり軸受ユニットの場合も、車両の旋回時に、旋回中心から見て径方向外側の車輪を支持している場合には、転がり軸受ユニットを構成する静止側軌道輪に、上記車輪を構成するタイヤの外周面と路面との接触部(接地面部分)に存在する作用点Pから、上向きのラジアル荷重Fzと、軸方向内向きのアキシアル荷重Fyとが加わる。但し、上述した様に、本発明の場合には、上記車輪を構成するホイールの軸方向中央部(上記作用点Pの軸方向位置)を、複数の転動体の列間中央部(上記静止側軌道輪の中心軸上に存在する、上記転がり軸受ユニットの中心点Oの軸方向位置)よりも軸方向内方、又は、この列間中央部と軸方向同位置に配置する構成を採用している。 Even in the case of the rolling bearing unit with a load measuring device that supports the wheel of the present invention configured as described above, when the vehicle is turning, when the wheel on the radially outer side as viewed from the turning center is supported, the rolling bearing is used. From the action point P existing at the contact portion (ground contact surface portion) between the outer peripheral surface of the tire constituting the wheel and the road surface on the stationary side race wheel constituting the unit, the upward radial load Fz and the axially inward An axial load Fy is applied. However, as described above, in the case of the present invention, the axial central portion of the wheel constituting the wheel (the axial position of the action point P) is the central portion between the rows of the rolling elements (the stationary side). Adopting a configuration that is arranged axially inward from the center point O of the rolling bearing unit on the central axis of the bearing ring, or at the same axial position as the central part between the rows. Yes.
このうち、上記ホイールの軸方向中央部(上記作用点P)を上記列間中央部(上記中心点O)よりも軸方向内方に配置する構成を採用する場合には、上記ラジアル荷重Fzにより上記静止側軌道輪に作用するモーメントMzの向きを、上記アキシアル荷重Fyにより上記静止側軌道輪に作用するモーメントMyの向きと、一致させる事ができる。一方、上記ホイールの軸方向中央部(上記作用点P)を上記列間中央部(上記中心点O)と軸方向同位置に配置する構成を採用する場合には、上記ラジアル荷重Fzにより上記静止側軌道輪に作用するモーメントMzを、ゼロにできる。即ち、これら何れの構成を採用する場合でも、上記ラジアル荷重Fzにより上記静止側軌道輪に作用するモーメントMzの向きが、上記アキシアル荷重Fyにより上記静止側軌道輪に作用するモーメントMyの向きと逆になる事を防止できる。 Among these, in the case of adopting a configuration in which the central portion in the axial direction of the wheel (the working point P) is disposed inward in the axial direction from the central portion between the rows (the central point O), the radial load Fz The direction of the moment Mz acting on the stationary raceway can be made to coincide with the direction of the moment My acting on the stationary raceway by the axial load Fy. On the other hand, in the case of adopting a configuration in which the axial central portion (the working point P) of the wheel is disposed at the same axial position as the inter-row central portion (the central point O), the stationary load is caused by the radial load Fz. The moment Mz acting on the side raceway can be made zero. That is, in any of these configurations, the direction of the moment Mz acting on the stationary side raceway due to the radial load Fz is opposite to the direction of the moment My acting on the stationary side raceway due to the axial load Fy. Can be prevented.
この為、本発明の場合には、上記車両の旋回加速度が変化する事に伴う、上記静止側軌道輪に作用するモーメントM(上記両モーメントMy、Mzを合算したモーメント)の変化率を大きくできる。従って、例えば請求項2〜7に記載した様な具体的な構造を採用すれば、センサ情報(1対のセンサの出力信号の位相差、1つのセンサの出力信号のデューティ比)の変化率を大きくできる。この結果、上記アキシアル荷重Fyを測定する荷重測定装置のゲインを大きくできる。尚、旋回中心から見て径方向内側の車輪に関しては、荷重測定装置のゲインを大きくできないが、径方向内側の車輪に加わる荷重は径方向外側の車輪に加わる荷重よりも小さく、荷重測定の必要性が比較的低いので、特に問題とはならない。
For this reason, in the case of the present invention, the rate of change of the moment M (moment obtained by adding both the moments My and Mz) acting on the stationary-side raceway can be increased as the turning acceleration of the vehicle changes. . Therefore, for example, if a specific structure as described in
[実施の形態の第1例]
図1は、請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例の特徴は、転がり軸受ユニットの中心点Oと、ハブ2の回転側フランジ7に結合固定した車輪14を構成するタイヤ16(図1には図示省略。図6参照)の外周面と路面17との接触部(接地面部分)に存在する、ラジアル荷重Fz及びアキシアル荷重Fyの作用点Pとの、軸方向(y軸方向)に関する互いの位置関係を規制した点にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の図3〜7に示した先発明の第1例の場合と同様である為、重複する図示並びに説明は省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
[First example of embodiment]
FIG. 1 shows a first example of an embodiment of the present invention corresponding to
本例の転がり軸受ユニットの場合も、車両の旋回時に、旋回中心から見て径方向外側の車輪14を支持している場合には、上記ハブ2に、上記作用点Pから、上下方向(z軸方向)上向きのラジアル荷重Fzと、軸方向内向き(y軸方向右向き)のアキシアル荷重Fyとが加わる。但し、本例の場合には、上記車輪14を構成するホイール15(図1では図示省略。図6参照)等の形状や寸法等を規制する(回転側フランジ7の取付面に対する軸方向内向きのオフセット量を大きくする)事により、このホイール15の幅方向中央部(上記作用点Pの軸方向位置)を、複数の転動体3、3の列間中央部(上記中心点Oの軸方向位置)よりも、寸法S分だけ軸方向内方(y軸方向右方)に配置している。そして、この様な構成を採用する事により、上記ラジアル荷重Fzにより上記ハブ2に作用するモーメントMz(=Fz・S)を、上記アキシアル荷重Fyにより上記ハブ2に作用するモーメントMy(=Fy・R)と同様、上記中心点Oを通る前後方向軸(x軸と平行な軸)を中心とする、反時計回りのモーメントとしている。
Also in the case of the rolling bearing unit of this example, when the
上述の様に構成する、本例のホイールを結合固定した荷重測定装置付転がり軸受ユニットの場合、上記ハブ2に作用するモーメントMは、上述の様な互いに同じ向き(反時計回り)の2つのモーメントMy、Mzを足し合わせたもの(M=My+Mz)となる。この為、本例の場合には、車両の旋回加速度が変化する事に伴う、上記ハブ2に作用するモーメントM(外輪1の中心軸に対する上記ハブ2の中心軸の傾斜角度)の変化率を大きくできる。従って、1対のセンサ9、9の出力信号の位相差の変化率を大きくできる。この結果、上記アキシアル荷重Fyを測定する荷重測定装置のゲインを大きくできる。
In the case of the rolling bearing unit with a load measuring device having the wheel of this example coupled and fixed as described above, the moment M acting on the
[実施の形態の第2例]
次に、図2は、請求項1、3に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、前述の図12〜13に示した先発明の第4例の場合と同様の基本構造を有する、ホイールを結合固定した荷重測定装置付転がり軸受ユニットを対象としている。そして、上述した実施の形態の第1例の場合と同様、作用点Pを中心点Oよりも寸法S分だけ、軸方向内方(y軸方向右方)に配置している。これにより、車両の旋回時、旋回中心から見て径方向外側の車輪14(図2には図示省略。図6参照)を支持している場合に、ハブ2aに作用する、上記作用点Pに加わる上向きのラジアル荷重FzによるモーメントMz(=Fz・S)を、同じく軸方向内向きのアキシアル荷重FyによるモーメントMy(=Fy・R)と同様、上記中心点Oを通る前後方向軸(x軸と平行な軸)を中心とする、反時計回りのモーメントとしている。
[Second Example of Embodiment]
Next, FIG. 2 shows a second example of an embodiment of the present invention corresponding to
上述の様に構成する、本例のホイールを結合固定した荷重測定装置付転がり軸受ユニットの場合も、上記ハブ2aに作用するモーメントMは、上述の様な互いに同じ向き(反時計回り)の2つのモーメントMy、Mzを足し合わせたもの(M=My+Mz)となる。この為、車両の旋回加速度が変化する事に伴う、上記ハブ2に作用するモーメントM(外輪1の中心軸に対する上記ハブ2aの中心軸の傾斜角度)の変化率を大きくできる。従って、1対のセンサ9、9の出力信号の位相差の変化率を大きくできる。この結果、上記アキシアル荷重Fyを測定する荷重測定装置のゲインを大きくできる。
Also in the case of the rolling bearing unit with a load measuring device constructed as described above and coupled to the wheel of this example, the moment M acting on the
尚、上述した各実施の形態では、作用点Pを中心点Oよりも軸方向内方に配置する構成を採用したが、これに代えて、作用点Pを中心点Oと軸方向同位置に配置する構成を採用する場合も、軸方向外方に配置する場合に比べて、上記ゲインを大きくできる。又、上述した各実施の形態では、前述した先発明の第1例及び第4例の場合と同様の基本構造を有する軸受ユニットに対して、本発明を適用した。但し、本発明は、例えば前述した先発明の第2、3、5、6例の場合と同様の基本構造を有する軸受ユニットに対して適用する事もできる。更に、内径側軌道輪部材が静止側軌道輪であり、外径側軌道輪部材が回転側軌道輪である、所謂外輪回転型の構造にも適用できる。この場合、各モーメントの方向を一致させるべく、センサの設置位置を適切に規制する。 In each of the above-described embodiments, the configuration in which the action point P is arranged inward in the axial direction from the center point O is adopted, but instead, the action point P is set at the same position in the axial direction as the center point O. Even when the arrangement is adopted, the gain can be increased as compared with the case where the arrangement is arranged outward in the axial direction. In each of the above-described embodiments, the present invention is applied to a bearing unit having the same basic structure as that of the first and fourth examples of the above-described prior invention. However, the present invention can also be applied to, for example, a bearing unit having the same basic structure as that of the second, third, fifth, and sixth examples of the previous invention described above. Furthermore, the present invention can be applied to a so-called outer ring rotating type structure in which the inner diameter side bearing ring member is a stationary side bearing ring and the outer diameter side bearing ring member is a rotation side bearing ring. In this case, the installation position of the sensor is appropriately regulated so that the directions of the moments coincide.
1 外輪
2、2a ハブ
3、3a 転動体
4 外輪軌道
5 内輪軌道
6 固定側フランジ
7 回転側フランジ
8、8a〜8e エンコーダ
9 センサ
10 芯金
11 取付孔
12 ナックル
13 ディスク
14 車輪
15 ホイール
16 タイヤ
17 路面
18 支持環
19、19a カバー
20 シールリング
21 スリンガ
22 スプライン孔
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (7)
このうちの転がり軸受ユニットは、静止側周面に複列の静止側軌道を有し、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、回転側周面に複列の回転側軌道を、外周面に回転側フランジを、それぞれ有し、使用時に回転する回転側軌道輪と、上記各静止側軌道と上記各回転側軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けられた転動体とを備えたものであり、
上記ホイールは、上記回転側軌道輪と同心に配置した状態で、上記回転側フランジに結合固定されており、
上記荷重測定装置は、エンコーダと、センサ装置と、演算器とを備え、
このうちのエンコーダは、上記回転側軌道輪又はこの回転側軌道輪と共に回転及び変位する回転部材の一部に支持固定され、この回転側軌道輪又はこの回転部材と同心に設けた被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、この被検出面の特性が円周方向に関して変化する位相若しくはピッチを、この被検出面の幅方向に応じて連続的に変化させたものであり、
上記センサ装置は、使用時にも回転しない部分に支持されると共に、少なくとも1つのセンサを備え、このセンサは、検出部を上記被検出面に対向させており、且つ、この被検出面の特性変化に対応して出力信号を変化させるものであり、
上記演算器は、上記センサの出力信号が変化するパターンに基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に加わるアキシアル荷重を算出する機能を有するものである、
ホイールを結合固定した荷重測定装置付転がり軸受ユニットであって、
このホイールの軸方向中央部を、上記各転動体の列間中央部よりも軸方向内方又はこの列間中央部と軸方向同位置に配置している事を特徴とするホイールを結合固定した荷重測定装置付転がり軸受ユニット。 A rolling bearing unit, a wheel constituting a vehicle wheel, and a load measuring device;
Of these, the rolling bearing unit has a double row stationary side raceway on the stationary side circumferential surface, a stationary side race ring that does not rotate even when in use, a double row rotational side raceway on the rotational side circumferential surface, and an outer circumferential surface. Rotation side race rings each having a rotation side flange and rotating at the time of use, and a plurality of rolling elements provided in a freely rotatable manner between each stationary side raceway and each rotation side raceway. And
The wheel is coupled and fixed to the rotation side flange in a state of being arranged concentrically with the rotation side raceway,
The load measuring device includes an encoder, a sensor device, and a calculator.
Of these, the encoder is supported and fixed to the rotating side raceway or a part of a rotating member that rotates and displaces together with the rotating side raceway, and the detected surface provided concentrically with the rotating side raceway or the rotary member. While alternately changing the characteristics with respect to the circumferential direction, the phase or pitch at which the characteristics of the detected surface change with respect to the circumferential direction is continuously changed according to the width direction of the detected surface,
The sensor device is supported by a portion that does not rotate during use, and includes at least one sensor. The sensor has a detection unit facing the detection surface, and a characteristic change of the detection surface. To change the output signal in response to
The computing unit has a function of calculating an axial load applied between the stationary side raceway and the rotation side raceway based on a pattern in which the output signal of the sensor changes.
A rolling bearing unit with a load measuring device in which a wheel is coupled and fixed,
The wheel characterized by being arranged in the axial direction center part of this wheel in the axial direction inner side rather than the center part between the rows of each rolling element, or in the same position in the axial direction as the center part between the rows. Rolling bearing unit with load measuring device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006021173A JP2007199040A (en) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | Rolling bearing unit with load-measuring device joint-fixed with wheel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006021173A JP2007199040A (en) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | Rolling bearing unit with load-measuring device joint-fixed with wheel |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007199040A true JP2007199040A (en) | 2007-08-09 |
Family
ID=38453773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006021173A Pending JP2007199040A (en) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | Rolling bearing unit with load-measuring device joint-fixed with wheel |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007199040A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109719137A (en) * | 2018-12-29 | 2019-05-07 | 中冶京诚工程技术有限公司 | Steel plate corner control method, device and equipment for corner rolling and storage medium |
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2006
- 2006-01-30 JP JP2006021173A patent/JP2007199040A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109719137A (en) * | 2018-12-29 | 2019-05-07 | 中冶京诚工程技术有限公司 | Steel plate corner control method, device and equipment for corner rolling and storage medium |
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