JP2007194690A - 無線通信システムと無線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】FM多重放送帯域(デジタル伝送帯域)を利用する非音声情報通信を行う無線装置を提供する。
【解決手段】FM多重放送システムに対応した受信部を備えた無線通信可能な複数の端末によって構築される無線通信システムであって、受信部の復調方式に対応する変調方式で送信する送信部2と、端末を識別するための識別情報と通信情報を設定して送信データを生成し、送信データを送信するためにデータフォーマットをFM多重放送システム用の送信方式に変換し、受信部が他の端末から送信された送信データを受信したときは識別情報と通信情報に基づいて表示内容を制御する制御部6とを具備する無線通信システムである。
【選択図】図1

Description

本発明は複数参加型の無線通信システムに係り、特にFM多重放送システムを利用した技術に関する。
近年、携帯電話などを利用しての会話は、公共の場(電車やバス内、映画館、セミナー会場等)での使用を道徳的に好ましくないとして制限される傾向にある。また、携帯電話などを使用しない場合でも、仲間同士が隣席に座っていてもあまり声を出して会話をすることは好ましくない。さらに、電車内で離れた座席に座る場合に、声を出しての会話はマナー上好ましくなく、会話しにくい環境でもある。
このような場合、携帯電話に付随するメール機能を使えばコミュニケーションを取ることが可能となるが、通信代がかかることと、リアルタイム性に優れないため、相手からの反応を待つ時間が長いなどの問題がある。
そこで、FM多重放送システムを利用したリアルタイム通信により上記のような問題を解決する提案を行う。FM多重放送システムの一例としてRDS(Radio Data System)がある。RDSは、欧州等では一般的に使用されている方式で、例えばFMラジオでは音声帯域の広域側空き領域にデジタル伝送用の帯域を使用するものである。詳細にはラジオ放送信号に付加された副搬送波を周波数変調することによって符号化デジタルデータを送信する。そして、ラジオに付属の表示スクリーン(特に自動車用ラジオ)にメッセージ(例えば自動車の乗員に対する目的地情報のメッセージなど)を表示させる。あるいは現在位置で最適受信を与える周波数に自動同調させたりするために、RDS信号によって搬送されてくるデータを処理するRDS受信機が組み込まれている。
特許文献1では、RDS受信機などのデジタル受信機を有するラジオと、移動電話機などのデジタル信号を送出する送信機と設けた装置を用意し、ラジオ放送を受信し、受信信号に含まれるRDS信号により搬送されたデジタルデータを処理する。そして、ラジオ局によって放送されるRDS信号はシーケンスの識別コードを、ユーザ識別コードに基づいて必要な情報を送信機で送信させるRDSデータを利用した放送とユーザとの相互間の通信が提案されている。
また特許文献2では、RDSを利用しない通信が記載されている。親機が備えるデータベース内の情報を子機が親機にアクセスすることにより取り出す装置が提案されている。
特開表2001−516526号公報 特開平7−115375号公報
しかしながら、上記説明したように会話しにくい環境でのマナーの問題について、特許文献1、2では記載されていない。また、メールやチャットに代表されるようなコミュニケーションを取ることにより通信代がかかること、リアルタイム性に優れないため複数の相手からの反応を待つ時間が長いなどの問題がある。
本発明は上記のような実情に鑑てなされたものであり、FMラジオのFM多重帯域(デジタル伝送帯域)を利用する非音声情報通信を行う無線装置を提供することを目的とする。
本発明の態様のひとつであるFM多重放送に対応した受信部を備えた無線通信可能な複数の端末によって構築される無線通信システムであって、上記受信部の復調方式に対応する変調方式で送信する送信部と、上記端末を識別するための識別情報と通信情報を設定して送信データを生成し、上記送信データを送信するためにデータフォーマットを上記FM多重放送システム用の送信方式に変換し、上記受信部が他の端末から送信された上記送信データを受信したときは上記識別情報と上記通信情報に基づいて表示内容を制御する制御部と、を具備する構成である。
好適には、上記端末は、無線通信を開始するとき送受信可能な範囲の他の端末の使用している周波数をサーチし、上記サーチ結果から上記無線通信をするチャンネルを選択する手段と、上記チャンネルを使用して上記無線通信に参加することを通知するネットワーク参加信号を送信する手段と、上記他の端末からネットワーク参加信号により応答があるときは上記応答に基づいて上記端末を識別する情報を登録するメンバーリストの更新をする手段と、を具備する構成としてもよい。
好適には、上記端末は、ネットワーク参加信号を受信したとき、上記チャンネルを使用して上記無線通信に参加可能であることを、上記送信元の上記端末にネットワーク参加信号を返信する手段と、上記受信したネットワーク参加信号に基づいて上記メンバーリストを更新する手段とを具備する構成としてもよい。
好適には、上記端末は、一定時間毎にネットワーク参加信号を送信し、所定時間内に上記他の端末から応答がないときは上記メンバーリストから応答の上記端末の識別する情報を削除する手段を具備する構成としてもよい。
好適には、上記端末は、上記送受信可能な範囲で上記識別情報を構成するデータの送信開始を示すスタートビットと、終了を示すストップビットを検知する手段と、上記スタートビットを検知した場合は、一定時間上記送信を待機させ、上記ストップビットを検知したのちに上記送信を開始する手段と、を具備する構成としてもよい。
本発明の他の態様であるFM多重放送システムに対応した受信部を備えた無線装置であって、上記受信部の復調方式に対応する変調方式で送信する送信部と、
上記無線装置を識別するための識別情報と通信情報を設定して送信データとし、上記送信データを送信するためにデータフォーマットを上記FM多重放送システム用の送信方式に変換し、上記受信部が他の無線装置から送信された上記送信データを受信したときは上記識別情報と上記通信情報に基づいて表示内容を制御する制御部と、を具備する構成とする。
上記構成による複数のFM多重方式を採用した無線装置を利用してネットワークを構築することができるようになる。そして非音声情報通信が可能となる。
本発明によれば、声を出して会話できないような環境で多数のメンバー間でコミュニケーションを取ることができる。
また、送信出力や受信感度を向上させることによりネットワークの範囲を広げることができる。安価なFM放送等のシステム(トランスミッタ、ラジオ)の改良で実施できる。変調方式やデータ処理が簡易なことから消費電力を低減できることなどの利点もある。
また、システム自体は小型化できるのでMP3プレーヤ等に組み込み、音楽を聴きながら友人とコミュニケーションも可能となる。
さらに不特定多数とのコミュニケーション環境も構築できるので、インターネット環境でチャット等を楽しんでいる人であれば、気軽にコミュニケーションの輪を広げるなどの使い方もできる。
以下図面に基づいて本発明の実施形態について詳細を説明する。
(実施例1)
(無線装置の構成)
図1は本発明を実施するための無線装置(端末)の構成を示すブロック図である。図1に示す無線装置は、インタフェース部1、送信部2、受信部3、アンテナ4、メモリ5(記録手段)、制御部6、スイッチ7から構成される。
インタフェース部1は入力部8、表示部9から構成されている。入力部8は、文字、文字列、数字、画像、音声などのコミュニケーションを行うためのコミュニケーション情報を選択して入力するキーボードまたは選択ボタンを備えたものである。表示部9の表示画面上のカーソルを移動することで選択する機能を含んでもよい。図2に示すような表示画面が表示され、受信データ、通信内容のログなどが表示される。ここで入力されたデータ(識別情報、通信情報)はメモリ5に記録され制御部6によりFM多重で送受信するためのデータフォーマットに変換する。ここではFM多重について詳細な説明は省略するが、FM多重はFMラジオ放送の信号に音声のほかデータを載せて配信する仕組みである。本発明は各端末が放送局の送信の役目を果たし双方向に通信(コミュニケーション)をすることができる。
送信部2は変調回路10、周波数変換回路11、アンプ12から構成されている。変調回路10はFM多重の送信フォーマットに変換されたデータを、ベースバンドにおける周波数で変調する。さらに周波数変換回路11でRF(Radio Frequency:無線周波数)帯域まで周波数をアップコンバートを行い、一定の送信出力になるようにアンプ12により出力信号を増幅する。
受信部3は復調回路13、周波数変換回路14、アンプ15から構成されている。アンテナ4で受信した他の端末から送信された送信信号をアンプ15と周波数変換回路14でベースバンドにダウンコンバートする。そして復調回路13は、その受信した信号を復調する。そして、メモリ5に記録する。メモリ5に記録されたデータは制御部6により制御され、表示部9に必要なデータが表示される。
スイッチ7は、データ送信時にはアンテナ4の送信/受信切替を行う。送信時以外は、常に受信モードで使用する。また、送信したデータについては送受信回路を介さずにメモリから表示部へ出力することも可能である。
なお、この回路は例えば携帯電話やMP3プレーヤ等の小型電子装置に組み込まれており、テキスト入力可能な入力部とテキスト表示可能な表示部を有している。
(複数通信)
本発明の無線装置を利用したシステムで運用するネットワークである。このシステムは、無線装置(以下端末という)間が送受信できる距離に限られるが、同一の周波数およびプロトコルを用いるものであれば不特定多数の端末とリンクすることが可能である。
図3に示すネットワークを示す図は、ネットワークの範囲A(破線円)にある端末31〜33が送受信範囲内で通信をし、なおかつグループが同じであることを認識しているため複数通信ができることを示している。また、受信範囲内の端末34、35は同じグループに入れば範囲B(一点破線円)までネットワークの範囲が広がることを示している。
また、上記のような想定されるネットワークの範囲Aが数10〜100m前後である場合で、範囲Bが受信範囲外であれば端末34、35は端末31〜33と通信できない状態になる。しかし、アンテナ等の工夫や個々の端末に中継回路を組み込む等の工夫により範囲Bの範囲に広げることも可能である。
また、FM放送帯域を利用する場合、電波の届く範囲であっても周波数を切り替えることで複数のネットを形成することができる。
また、シーク機能を利用することで自分が利用できるネットを自動的に見つけることも可能である。また、後述するパケットのアドレス制限を行うことで同一周波数であっても特定対象を排除したり、特定の相手(グループ)とだけ通信することも可能である(情報の秘匿性)。
(通信フォーマット)
グループに参加するには図4に示すような方法で参加することができる。
本例ではFM多重放送で送信するデータセル(パケット)のフォーマットを、スタートビット(Start信号)、アドレスビット(Address部)、カウンタビット(Counter部)、データビット(data部)、ストップビット(End信号)などから構成する。
本発明は、フォーマットに限定されるわけではない。スタートビット(Start信号)、アドレスビット(Address部)、カウンタビット(Counter部)、ストップビット(End信号)は識別情報であり、データビット(data部)は通信情報である。
スタートビットはデータ送信開始の宣言を示し、ストップビットはデータの終了の宣言を示す。アドレスビットは、複数ビットで構成され固定アドレス、可変アドレス、個人情報などから構成され、固定アドレスは端末特有のアドレス(端末情報)を格納する。例えばMACアドレスなどを利用してもよい。
可変アドレスは利用者が自由に決めることができるアドレスで上記グループ番号などを格納する。可変アドレスを利用してグループの判別を行う。個人情報は利用者が自由に入力する情報エリアで、ハンドルネーム(名称、色等の情報)などをインタフェース部1から入力することが可能である。例えば、個人情報により色を変えられる。図2に示すように名称(Aさん〜Cさん)も個人情報を利用する。
カウンタビットは、複数ビットで構成され自身が送信したデータが再送データなのか新規データなのかチェックする。
データビットは、複数ビットで構成されコミュニケーション情報を格納する。
FM多重方式の一種であるRDS方式を利用する場合伝送速度は1(kbit/sec)程度である。このうち半分の500ビットをデータ用に使用する場合、62.5(文字/sec)の情報量になる。実際に通信を行う場合、一度に送信する情報量は多くても50文字程度と考えれば、(4セル/sec)程度の情報のやりとりが可能である。
データ誤りなどを採用した場合、送信端末が占有する通信時間は1秒程度におさまるので1(kbit/sec)程度の伝送速度でも十分実用に耐えると考えられる。
例えば、人間が文字を打ち込む速度を1(文字/sec)と想定した場合、50文字打ち込むのに50秒必要になる。それに比べて送信時間は1秒程度なので数人〜数十人程度のネットワークであれば回線が混む心配はほとんどないと考えられる。
なお、端末個別のアドレスを設定するとアドレスだけで数十から数百ビット消費してしまうので実運用時には可変アドレスのみで固定アドレスおよび個人情報を省略しても良い。個人情報についてはネットワーク構成時にPINGデータとして取得するので特に無くても良い。
(通信手順)
図5は通信手順を示した図である。プロセスを成立させるためのネットワーク形成手順と参加端末の確認およびデータ送受信の手順を示す。
ステップS1でネットワークへの参加を開始する(図6を参照)。各端末はネットワーク送受信範囲で使用されている周波数(チャンネル)をサーチする。
ステップS2では各端末が受信モードで待機(図7を参照)する。このときインタフェース部1からのテキスト入力は常時可能である。
ステップS3ではネットワーク情報更新作業を行うか判断し、更新するときはステップS4に移行し、更新しないときはステップS5に移行する。
ステップS4ではネットワーク情報を更新する(図8を参照)。ここで、ネットワーク情報は、グループのメンバー(各端末)の少なくともアドレスをリスト(メンバーリスト)に登録し、メンバーリストに登録されている各端末が送受信可能であるか否かを判別するための情報である。メンバーリストはデータベースのように構成し、各端末のアドレスに対応するように送受信範囲であるかどうかを判断する送受信範囲ビットを設ける。その送受信範囲ビットにフラグを立てることでネットワーク情報を更新する。グループのある端末が電源OFF、通信機能OFFにした場合は、送受信範囲ビットは通信範囲にいないと判断して送受信範囲ビットを通信不可能と判断してメンバーリストを更新する。
ステップS5ではデータ送信をするか判断する。送信する場合はステップS6に移行する。送信しない場合はステップS7に移行する。
ステップS6ではデータ送信を行う(図9を参照)。ステップS7ではコミュニケーションを終了するか判断し、終了する場合はステップS8に移行する。終了しない場合は、コミュニケーション終了までステップS2から処理を繰り返し実施する。
ステップS8では電源OFFまたはFM多重放送機能OFFしてコミュニケーションを終了する。
(ネットワークへの参加)
図6はネットワークへの参加について示す図である。
ステップS61ではネットワークサーチを行う。本例の場合はFM多重放送帯域内に存在する周波数をFFTなどにより測定し、受信レベルが一定レベル以上である周波数を表示部9に表示する。
ステップS62ではネットワークサーチで検出したチャンネル(周波数)から選択する。例えば、グループ(メンバーリストに登録されている端末)で予め決めておいた通信周波数を上記表示された周波数から選択する。周波数選択は自動で行ってもかまわない(ステップS1、S2)。また、FFT以外の方法を用いてネットワークサーチを行ってもかまわない。
ステップS63では初期設定が表示される。上記のステップに基づいて周波数、ハンドルネーム、表示色などが表示部9に表示される。
ステップS64ではPING信号情報を生成する。アドレスビットに情報(ハンドルネーム、表示色等をインタフェース部1から設定する。
ステップS65では上記PING信号情報をネットワークに参加するためにネットワーク参加信号として送信する。
ステップS66では他の端末がネットワーク参加信号を受信する。ここで受信する各端末はグループに属していない端末である場合もある。
ステップS67ではPING信号情報が新参加者のものかを判断する。メンバーリストに登録されていないかを判断し、新参加者でなければステップS68に移行し、新参加者であればステップS69に移行する。ステップS68では何もしない。ここで、新参加者であるかはメンバーリストを参照することで判断する。
ステップS69ではPING信号情報から新しい参加者の情報(固定アドレス、可変アドレスなどを)取得し、ステップS610ではメンバーリストの更新を行う。なお一時的な登録(予め設定したメンバーリストにない参加者)である場合は設定によりメンバーリストから自動的に削除することも可能である。例えば送受信範囲から外れた場合などに削除をする。ステップS611では各受信端末が、新参加者へPING信号情報をネットワーク参加信号により送信する。
ステップS611では新参加者の端末(他者(機))からの反応を確認する。応答があった場合はステップS615に移行する。応答がない場合はステップS613に移行する。
ステップS613では参加可能なグループが無いことを表示し、ステップS614ではネットワークが形成されるまで待機する。
ステップS615では反応のあったPING信号情報からメンバーリスト作成し、ステップS616ではネットワーク参加準備をして、コミュニケーションを開始する。
また、シーク速度を速めるため、予め送受信できる周波数を制限しておく。例えば77、79、81、83、85、87、89MHzのみとしても良い。また、誰も送信しない場合、シークから漏れるケースも考えられるので定期的にネットワーク参加信号(PING信号情報を含む)を送信する(PING信号情報の空射ち)。さらにネットワークを確立したグループ内で一定時間参加者のPING信号情報が受信できない場合、ネットワークから外れた可能性があることをユーザに伝える(メッセージを表示する)。シーク手順は一つの周波数に対し、一定時間(数秒間)周波数信号の有無をモニタする。規定時間経過後次の周波数にシフトを行い、ネットワークが存在すると思われる周波数(チャンネル)をユーザに表示する。
ネットワークの終了については電源OFFまたは通信機能OFF、PING信号情報が無くなれば自然にネットワークが消滅するようにしてもよい。
(データ受信)
図7はデータ受信について示したフローである。
ステップS71では受信部3で受信した受信信号を復調し、復調した通信内容情報をメモリ5に格納する。
ステップS72ではデータのアドレスビットとカウンタビットをチェックする。ステップS73ではエラー訂正などを行う。次にステップS74では修正したデータのテキスト化を行い、ステップS75でテキストを例えば図2に示すように、グループ番号21、ハンドルネーム22、通信内容(データビット)23を表示する。
なお、受信モードを設けて、(a)ANT切替モード(ANT→受信(RX))、(b)送信部OFFモード(消費電力低減、ノイズ低減)、(c)受信部ONモードを切替えて消費電力を低減することができる。受信モードは予め設定時間などを決めることで切替えを行っても良い。
(ネットワーク情報の更新)
図8はネットワーク情報の更新の手順を示した図である。
ステップS81では一定時間毎にネットワーク参加信号(PING信号情報)を送信する。
ステップS82では所定時間内に他の端末(他者(機))からPING信号情報を受信し、応答がない場合はステップS83に移行する。応答がある場合はステップS85に移行する。
ステップS83ではPING信号情報を受け取れなかったことを通知するために、受信不可端末発生メッセージを表示部9に表示する。
さらに、ステップS84では所定時間内にPING信号情報を受信できなかった場合、ステップS86に移行する。応答がある場合はステップS85に移行する。ステップS85では現状維持のままネットワーク更新を完了する。ステップS83、S84は本例では2回であるが特に限定するものではなくループしてもよい。
ステップS86では受信不可端末が会話メンバーから外れたことを表示する。そしてステップS87ではメンバーリストからその端末の送受信範囲ビットのフラグを削除するなどして更新しネットワーク情報更新を完了する。
ここで、コミュニティを形成するネットワーク参加者状況を確認するため、一定時間毎にPING信号情報を送信する。また、PINGを受信した場合、PING信号情報の送信者が既存参加者か新規参加者かの確認を行い、新規であればリストを更新する。既存であればそのままとする。
また、一定時間(例えば300(sec))待ってPING信号情報が検出できない端末に対してはネットワークから外れたものと判定し、メンバーリストの送受信範囲ビットのフラグを削除して、通信不能状態であることを表示する。
なお、メンバーを表示から削除するタイミングはまず、300(sec)以内にPING信号情報を検出できない時点で、ネットワークから外れた可能性ありを警告し、さらに300(sec)後にPING検出できない時点でリスト削除を実施しても良い(警告→削除の順)。
また、ネットワーク参加信号の送信タイミングはデータ送信されていないタイミングを見計って送信されるものとする(データ信号優先)。データ送信を実施した端末は一定時間内にPING送信を実施したものとして規定時間内におけるPING送信は行わない(トラフィック低減のため)。
(データ送信)
図9はデータ送受信(送信)のフローを示した図である。
ステップS91ではインタフェース部1から通信内容を入力する。
ステップS92では入力した文字列などのデータ(通信情報)をメモリ5に保存する。そしてステップS93では送信コマンドを実行する。送信時は通信情報をメモリ5から読み出しデータビットに書き込みされる。また、送信の決定は例えば利用者が入力部8から送信内容の決定後、送信コマンド発行に対応する選択キーなどを選び送信する。ここで送信コマンドは送信するためのトリガであればよく、一般的な通信で使用する送信コマンドであればよいためここでは説明は省略する。
ステップS94では他の端末からStart信号が発信されているかを判断する。発信されている場合はステップS95に移行し、発信がされていなければステップS97へ移行する。
ステップS95では他の端末からEnd信号が発信されていないかを判断する。発信されている場合はステップS96に移行し待機する(待機時間はランダム)。発信がある場合はステップS97に移行する。
ステップS97ではステップS92でメモリ5に格納したデータにヘッダ情報(識別情報)を制御部6で付加する。その後送信部2でFM多重で通信するために変調を行う。ステップS98では送信周波数にアップコンバートし、ステップS99では通信内容を含んだ信号を送信する。
ステップS910では待機する(待機時間はランダム)。
ステップS911〜S915ではステップS94〜S99と同様に、ステップS911ではStart信号がネットワーク内で使用されていないかを検出し判断する。ステップS912ではEnd信号が発信されていないかを検出し判断する。Start信号が検出され、End信号が検出できなければステップS910に移行して待機する。それ以外の場合はステップS913に移行してデータにヘッダ情報を付加し変調し、ステップS914では送信周波数変換し、ステップS915では信号を送信する。
図10パケット送信状況を示す図である。端末A〜Dが送受信範囲で同じグループでネットワークを形成した場合を示している。本例では端末Cが端末BのStart信号(S)を見落としたため、送信が重なったケースである(T2の見落期間)。この場合、端末BとCのデータは混信するため使用不可となる。そこで、Start信号(S)を受信したら他の端末は送信しない。End信号(E)を受信したら、他の端末はランダムなウエイト時間で一時停止した後、信号を送信することができる。ただし、ウエイト時間中に他の端末が発するStart信号を検出した場合は再び送信を停止する。
ステップS916ではデータ送信基本プロセス繰り返し他の端末と通信を行う。ここでステップS93〜S99のプロセスは参加をはじめる時の第1参加プロセスであり、ステップS910〜S916は基本的にコミュニケーションが成立し連続して利用者が双方向通信をFM多重で行っている状態を示している。
繰り返し回数について説明する。例えば、フィールドテスト等でエラー訂正に有効な繰り返し回数を決めた上で繰り返し回数を設定する。運用条件(例えば、電車内、屋内、屋外等)毎に回線品位を維持できる回数を数種類用意しておき、初期設定時に繰り返し回数を変更できるようにしても良い。
また、エラーが発生しやすい場合には自動的に繰り返し回数を上げて精度向上を図る機能を付加しても良い。この場合、精度向上が必要と判定した端末がPING発信時に他の端末に繰り返し回数設定変更コードを送信し、ユーザ操作のバックグランドで自動変更できるようにしてもかまわない。
上記構成により、声を出して会話できないような環境で多数のメンバー間でコミュニケーションを取ることができる。
また、送信出力や受信感度を向上させることによりネットワークの範囲を広げることができる。安価なFM放送等のシステム(トランスミッタ、ラジオ)の改良で実施できる。変調方式やデータ処理が簡易なことから消費電力を低減できることなどの利点もある。
また、システム自体は小型化できるのでMP3プレーヤ等に組み込み、音楽を聴きながら友人とコミュニケーションも可能となる。
さらに不特定多数とのコミュニケーション環境も構築できるので、インターネット環境でチャット等を楽しんでいる人であれば、気軽にコミュニケーションの輪を広げるなどの使い方もできる。
また、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
本発明を実施するための無線装置の構成を示す図である。 表示部の表示画面の例を示す図である 複数通信の原理を示したネットワークを示す図である。 グループに参加するための方法を示した図である。 通信手順を示した図である。 ネットワークへの参加について示す図である。 データ受信について示したフローである。 ネットワーク情報の更新の手順を示した図である。 データ送受信(送信)のフローを示した図である。 パケット送信状況を示す図である。
符号の説明
1…インタフェース部
2…送信部
3…受信部
4…アンテナ
5…メモリ
6…制御部
7…スイッチ
8…入力部
9…表示部
10…変調回路
11…周波数変換回路
12…アンプ
13…復調回路
14…周波数変換回路
15…アンプ

Claims (6)

  1. FM多重放送システムに対応した受信部を備えた無線通信可能な複数の端末によって構築される無線通信システムであって、
    前記各端末が、前記受信部の復調方式に対応する変調方式で送信する送信部と、
    前記端末を識別するための識別情報と通信情報を設定して送信データを生成し、前記送信データを送信するためにデータフォーマットを前記FM多重放送システム用の送信方式に変換し、前記受信部が他の端末から送信された前記送信データを受信したときは前記識別情報と前記通信情報に基づいて表示内容を制御する制御部と、
    を具備することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記端末は、無線通信を開始するとき送受信可能な範囲の他の端末の使用している周波数をサーチし、前記サーチ結果から前記無線通信をするチャンネルを選択する手段と、
    前記チャンネルを使用して前記無線通信に参加することを通知するネットワーク参加信号を送信する手段と、
    前記他の端末からネットワーク参加信号により応答があるときは前記応答に基づいて前記端末を識別する情報を登録するメンバーリストの更新をする手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記端末は、ネットワーク参加信号を受信したとき、前記チャンネルを使用して前記無線通信に参加可能であることを、前記送信元の前記端末にネットワーク参加信号を返信する手段と、
    前記受信したネットワーク参加信号に基づいて前記メンバーリストを更新する手段と、
    を具備することを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記端末は、一定時間毎にネットワーク参加信号を送信し、所定時間内に前記他の端末から応答がないときは前記メンバーリストから応答のない前記端末の識別する情報を削除する手段を具備することを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記端末は、前記送受信可能な範囲で前記識別情報を構成するデータの送信開始を示すスタートビットと、終了を示すストップビットを検知する手段と、
    前記スタートビットを検知した場合は、一定時間前記送信を待機させ、前記ストップビットを検知したのちに前記送信を開始する手段と、
    を具備することを特徴とする請求項4に記載の無線通信システム。
  6. FM多重放送システムに対応した受信部を備えた無線装置であって、
    前記受信部の復調方式に対応する変調方式で送信する送信部と、
    前記無線装置を識別するための識別情報と通信情報を設定して送信データとし、前記送信データを送信するためにデータフォーマットを前記FM多重放送用の送信方式に変換し、前記受信部が他の無線装置から送信された前記送信データを受信したときは前記識別情報と前記通信情報に基づいて表示内容を制御する制御部と、
    を具備することを特徴とする無線装置。



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