JP2007160966A - Gear shifting operation device of automatic transmission - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、主として自動車等の車両に用いられる自動変速機の変速操作装置に関する。 The present invention relates to a shift operation device for an automatic transmission mainly used in a vehicle such as an automobile.
自動変速機の変速操作装置として、自動変速機の機能にマニュアル操作機能を加え、自動変速モードにおけるD(ドライブ)レンジにおいて、マニュアルモード(「手動変速モード」という。)に切換えることにより、運転者が手動により変速段をシフトアップ又はシフトダウンさせるようにしたものがある。このような自動変速機の変速操作装置としては、例えば特許文献1に開示されている自動変速機用の変速操作装置がある。
As a shift operation device for an automatic transmission, a manual operation function is added to the function of the automatic transmission, and the driver is switched to the manual mode (referred to as “manual shift mode”) in the D (drive) range in the automatic shift mode. Have manually shifted up or down the gear position. As such a shift operation device for an automatic transmission, for example, there is a shift operation device for an automatic transmission disclosed in
前記特許文献1に記載された変速操作装置は、図20に断面図で示すように、断面U字形の容器状に形成されたベース体902を備えている。ベース体902内には、継手部品906がその上方から差し込まれかつ車両幅方向(図20において左右方向)に延びるシフト軸904を介して回動可能に支持されている。継手部品906には、シフトレバー体903がその上方から差し込まれかつ車両前後方向(図20において紙面表裏方向)に延びるセレクト軸905を介して回動可能に支持されている。なお、シフト軸904及びセレクト軸905並びに継手部品906により、カルダン継手908が構成されている。
As shown in the sectional view of FIG. 20, the speed change operation device described in
前記特許文献1の変速操作装置901では、シフトレバー体903をシフト軸904の回りのシフト操作方向に交差する方向(すなわち、セレクト軸905の軸回り方向)にセレクト操作(図20中、矢印S参照。)することにより、変速モードを切換えるように構成されている。このため、自動変速モードのシフト操作にかかるシフトレバー体903のシフト経路と、手動変速モードのシフト操作にかかるシフトレバー体903のシフト経路とを、並列的に設定せざるを得ないことから、装置構成の大型化を余儀なくされるという問題があった。
In the
本発明が解決しようとする課題は、装置構成を小型化することのできる自動変速機の変速操作装置を提供することにある。 The problem to be solved by the present invention is to provide a shift operation device for an automatic transmission that can be downsized.
前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とする自動変速機の変速操作装置により解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1にかかる自動変速機の変速操作装置によると、レバー本体の軸方向の移動と軸回り方向の回動とに基づいて変速モードを切換えることができる。このため、自動変速モードのシフト操作にかかるシフトレバー体のシフト経路と、手動変速モードのシフト操作にかかるシフトレバー体のシフト経路とを、同列上に設定することができる。したがって、各変速モード毎のシフトレバー体のシフト経路を並列的に設定する従来装置に比べて、装置構成を小型化することができる。
The above-mentioned problem can be solved by a shift operation device for an automatic transmission having the gist of the configuration described in the appended claims.
That is, according to the shift operation device for an automatic transmission according to
また、特許請求の範囲の請求項2にかかる自動変速機の変速操作装置によると、自動変速モードのD(ドライブ)レンジにおける手動変速モードへの切換えを可能としかつ自動変速モードのDレンジ以外のシフトレンジにおける手動変速モードへの切換えを規制するモード切換え規制手段を備えている。したがって、自動変速モードから手動変速モードへの切換えをDレンジのみで行なえ、また、Dレンジ以外のシフトレンジにおける手動変速モードへの切換えを規制することにより手動変速モードへの誤操作を回避することができる。
Further, according to the shift operation device for an automatic transmission according to
また、特許請求の範囲の請求項3にかかる自動変速機の変速操作装置によると、ノブの傾動によって、ディテント機構のディテントロッドを作動させることができる。このため、ディテントロッドを作動させるために従来必要とされたノブボタンを廃止し、ノブをコンパクト化することができる。
According to the shift operation device for an automatic transmission according to
本発明の自動変速機の変速操作装置によれば、レバー本体の軸方向の移動と軸回り方向の回動とに基づいて変速モードを切換えることにより、各変速モード毎のゲートを同列上に設定することができるので、装置構成を小型化することができる。 According to the shift operating device of the automatic transmission of the present invention, the gate for each shift mode is set in the same row by switching the shift mode based on the movement of the lever body in the axial direction and the rotation in the direction around the axis. Therefore, the device configuration can be reduced in size.
次に、本発明を実施するための最良の形態について実施例を参照して説明する。 Next, the best mode for carrying out the present invention will be described with reference to examples.
本発明の一実施例について説明する。図1は自動変速機の変速操作装置の外観を示す斜視図、図2は同じく側面図、図3は図2のIII−III線矢視断面図、図4は図3のIV−IV線矢視断面図である。なお、説明の都合上、自動変速機の変速操作装置の前後方向は車両の前後方向に準じ、その左右方向は車両のフロアコンソールに面する状態における左右方向に準じるものとする。
図2に示すように、自動変速機の変速操作装置1は、自動変速モード(「A/Tモード」という。)と手動変速モード(「M/Tモード」という。)とを備える形式のもので、ベース体3とシフトレバー体5とを備えている。ベース体3は、図示しない自動変速機を備えた車両のフロアコンソールの内部に配置された固定部材(本明細書でいう「車体部材」に相当する。)に設置されている。ベース体3は、所定間隔を隔てて一体状に並ぶ左右の両側壁部3aを有している(図3参照。)。
An embodiment of the present invention will be described. 1 is a perspective view showing an appearance of a speed change operation device of an automatic transmission, FIG. 2 is a side view of the same, FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG. 2, and FIG. FIG. For convenience of explanation, the front-rear direction of the shift operation device of the automatic transmission conforms to the front-rear direction of the vehicle, and the left-right direction conforms to the left-right direction in a state facing the vehicle floor console.
As shown in FIG. 2, the
図3に示すように、前記シフトレバー体5は、その主体をなす中空軸状のレバー本体6と、そのレバー本体6の下端部を直交状にかつレバー本体6を軸方向に移動可能にかつ軸回り方向に回動可能に支持する支持部材7と、レバー本体6の上端部すなわち操作端部に設けられかつ車両を運転する運転者によって操作されるノブ10とを有している。なお、レバー本体6の軸方向の移動とはレバー本体6の軸線6Lに沿う方向の移動のことであり、また、レバー本体6の軸回り方向の回動とはレバー本体6の軸線6Lを中心とする回動のことである。
As shown in FIG. 3, the
前記支持部材7の周辺部の構成を説明する。図13は支持部材の周辺部を示す分解斜視図、図14は支持部材の周辺部を示す側断面図である。
図13に示すように、前記支持部材7は、ほぼT字管状をなしており、左右方向に延びる軸受筒部7aと、その軸受筒部7a上に直交状に立ち上がる有底筒状の支持筒部7bとを有している。軸受筒部7aは、前記ベース体3の両側壁部3aの間に対して、車両左右方向(幅方向)に延びる支持軸12を介して回動可能に支持されている(図3参照。)。したがって、ベース体3に対して、支持部材7と共にシフトレバー体5を支持軸12の軸線12Lの回りに回動することにより、レバー本体6が車両前後方向(図3において紙面表裏方向、図2において左右方向)にシフト操作される。
The configuration of the peripheral part of the
As shown in FIG. 13, the
図14に示すように、前記支持筒部7bには、前記レバー本体6の下端部が軸方向に移動可能にかつ軸回り方向に回動可能に嵌入されている。しかして、支持筒部7bには、前後一対をなすほぼL字状をなすガイド溝9が軸線6Lを中心として点対称状に形成されている。また、レバー本体6の下端部には、前後方向に貫通しかつ支持筒部7bの両ガイド溝9に係合するガイドピン8が圧入により取付けられている。これにより、レバー本体6は、ガイドピン8の両端部が両ガイド溝9に沿って軸方向に移動可能でかつ軸回り方向に回動可能となっている。なお、図15はガイドピンとガイド溝との関係を示す正面図である。
As shown in FIG. 14, the lower end portion of the
前記ガイドピン8と前記ガイド溝9との関係について図15を参照して説明する。ガイド溝9は、縦方向に延びる縦溝部9aと、その縦溝部9aの下端部において横方向(図15において右方)に延びる横溝部9bとを有している。ガイドピン8は、ガイド溝9の縦溝部9a内に沿って移動する範囲内でレバー本体6の軸方向(図15において上下方向)に移動可能となっており、ガイドピン8がガイド溝9の横溝部9b内に沿って移動する範囲内でレバー本体6の軸回り方向に回動可能となっている。したがって、支持部材7の支持筒部7bに対するレバー本体6の軸方向の移動と軸回り方向の回動とに基づいて、自動変速機の変速モードの切換えすなわちA/TモードとM/Tモードを選択的に切換えるように構成されている。この変速モードの切換えに関しては随時説明する。なお、レバー本体6の軸方向の移動量すなわちガイド溝9の縦溝部9aに対するガイドピン8の移動量は、例えば1〜2cm程度に設定されている。また、レバー本体6の軸回り方向の回動角度すなわち両ガイド溝9の横溝部9bに対するガイドピン8の軸線6Lを中心とする回動量は、例えば12°程度に設定されている。
The relationship between the
図14に示すように、前記支持筒部7b内の底面と前記レバー本体6の下端面との間には、コイルスプリングからなるコンプレッションスプリング11が介在されている。コンプレッションスプリング11は、常にレバー本体6を軸方向上方へ付勢している。
また、図15に示すように、前記ガイド溝9の横溝部9bの奥端部(図15において右端部)の上側には、前記コンプレッションスプリング11の付勢をもってガイドピン8を受入れる凹部9c、及び、縦溝部9aと凹所9cとの間で垂下状に突出する戻止め部9dが形成されている。このため、レバー本体6がコンプレッションスプリング11の付勢に抗して軸方向下方へ移動されるにともない、ガイドピン8がガイド溝9の縦溝部9aに沿って下方へ移動する(図15中、二点鎖線8(1)参照。)。その状態でのレバー本体6の軸回り方向の回動により、ガイドピン8がガイド溝9の横溝部9bに沿って横方向へ移動する。ガイドピン8がガイド溝9の横溝部9bの奥端部(図15において右端部)に位置した状態で、レバー本体6に対する軸方向下方への押し下げ力を解放すると、レバー本体6が軸方向上方へ少し押し戻されるとともに、ガイドピン8がガイド溝9の凹部9c内に係合する(図15中、二点鎖線8(2)参照。)。この状態では、ガイド溝9の戻止め部9dによって、ガイドピン8の戻り方向(縦溝部9a側の方向)の回動いわゆる逆回転が規制されることにより、レバー本体6が回動された位置に保持されるようになっている。なお、ガイドピン8がガイド溝9の凹部9c内に係合した状態から、レバー本体6をコンプレッションスプリング11の付勢に抗して軸方向下方へ移動すれば、ガイド溝9の凹部9c内及び戻止め部9dに対するガイドピン8の係合が解除されるため、ガイドピン8の戻り方向(縦溝部9a側の方向)への回動が可能となり、レバー本体6を戻り方向へ回動することができる。
As shown in FIG. 14, a
Further, as shown in FIG. 15, on the upper side of the back end portion (right end portion in FIG. 15) of the lateral groove portion 9b of the
ところで、図1に示すように、変速操作装置1におけるA/Tモードのシフトレンジ(シフトポジション、シフト位置ともいう。)としては、「P(パーキング)レンジ」、「R(リバース)レンジ」、「N(ニュートラル)レンジ」、「D(ドライブ)レンジ」が、前方から後方へ直列状に並んで設定されている。また、M/Tモードのシフトレンジとしては、「+(プラス)レンジ」、「M(マニュアル)レンジ」、「−(マイナス)レンジ」が、前方から後方へ直列状に並んで設定されている。しかして、M/Tモードのシフト操作にかかるシフトレバー体5のシフト経路すなわちインジケータパネル38のゲート部39(後述する。)は、A/Tモードのシフト操作にかかるシフトレバー体5のシフト経路上に+レンジ及びMレンジが重複しており、MレンジがDレンジと同シフト位置に設定されており、Dレンジにおいてレバー本体6が軸方向(本実施例では軸方向下方で、「押下方向」という。)に移動されかつ続いて軸回り方向(平面視で軸線6Lを中心として左回り方向で、「正方向」という。)に回動されることによりMレンジに切換えられ、また逆に、Mレンジにおいてレバー本体6が軸回り方向(平面視で軸線6Lを中心として右回り方向で、「逆方向」という。)に回動されかつ続いて軸方向(軸方向上方で、「押上方向」という。)に移動されることによりDレンジに切換えられる。したがって、レバー本体6のA/Tモードのシフトレバー体5のシフト操作と、M/Tモードのシフトレバー体5のシフト操作とは、見掛け上、同じシフト経路上でのシフト操作となっている。
By the way, as shown in FIG. 1, as the shift range (also referred to as shift position or shift position) of the A / T mode in the speed
図3に示すように、前記レバー本体6には、前記ベース体3の両側壁部3aの間に摺動可能に配置される係合部材14が外嵌状態で固着されている。なお、図5は自動変速モードの状態を示す図4のV−V線矢視断面図、図6は手動変速モードの状態を示す図4のV−V線矢視断面図、図7は変速モードの切換えにかかる構成部品を示す分解斜視図である。
図7に示すように、係合部材14には、その前方へ突出する係合アーム部15が形成されている。係合アーム部15の先端部には、右方へ突出する縦長突片状のA/Tモード用係合突起16と、左方へ突出する頭付きピン状のM/Tモード用係合突起17が形成されている。A/Tモード用係合突起16は、係合アーム部15の先端部における右側面の下部に形成されている。また、M/Tモード用係合突起17は、係合アーム部15の先端部における左側面の上端部に突出された円柱状の軸部17aと、その軸部17aの先端部に形成された円形フランジ状の頭部17bとを有している。
As shown in FIG. 3, an engaging
As shown in FIG. 7, the engaging
前記係合アーム部15の先端部における左側面の下部には、左方へ突出する縦長突片状のストッパ突起19が形成されている。
さらに、前記係合部材14には、その後方へ突出するプレート部25が形成されている。プレート部25の先端部(後端部)の下面には、後下方へ向けて傾斜状に突出する係合軸部26が形成されている。
また、係合部材14の上端部には、相反方向に突出する左右一対のストッパ片27が左右対称状に形成されている。
A vertically long piece-
Further, the engaging
Further, a pair of left and
図3に示すように、前記支持軸12上には、A/Tモードにおいて前記シフトレバー体5と共に回動されるコントロールレバー20が、シフトレバー体5の支持部材7の右側に並ぶ状態で回動可能に支持されている。コントロールレバー20の先端部に設けられかつ支持軸12と平行をなすケーブル連結ピン21には、自動変速機(図示しない。)に連繋されるシフトケーブル22が回動可能に連結されている(図2参照。)。
また、図5に示すように、コントロールレバー20には、前記係合部材14の係合アーム部15のA/Tモード用係合突起16に対応する縦長状のA/Tモード用係合孔24が形成されている(図7参照。)。レバー本体6がA/Tモードにあるときは、A/Tモード用係合突起16がA/Tモード用係合孔24に係合する(図5参照。)。このため、A/Tモードにおいては、シフトレバー体5のシフト操作にともない、シフトレバー体5と共にコントロールレバー20が支持軸12の回りに回動される。これにより、シフトケーブル22(図2参照。)がプッシュプル動作されることによって、自動変速機(図示しない。)のA/Tモードのシフトレンジ(P、R、N、D)が選択的に切換えられる。
As shown in FIG. 3, on the
As shown in FIG. 5, the
また、A/TモードのDレンジにおいて、M/TモードのMレンジに切換えるために、レバー本体6が押下方向に移動されたときは、A/Tモード用係合突起16がA/Tモード用係合孔24に係合したまま下方へ移動し、続いて、レバー本体6が正方向(図5中、矢印Y1参照。)に回動されてM/TモードのMレンジへの切換えを完了したときは、A/Tモード用係合突起16がA/Tモード用係合孔24から抜け出るいわゆる離脱する(図6参照。)。これにより、M/Tモードにおいては、シフトレバー体5のシフト操作にコントロールレバー20が連動されず、シフトレバー体5だけが支持軸12の回りに回動されることになる。
In addition, when the lever
また、M/TモードのMレンジにおいて、A/TモードのDレンジに切換えるために、レバー本体6が逆方向(図6中、矢印Y2参照。)に回動されたときは、A/Tモード用係合突起16がA/Tモード用係合孔24に係合(図5参照)し、続いて、レバー本体6が押上方向に回動されてA/TモードのDレンジへの切換えを完了したときは、A/Tモード用係合突起16がA/Tモード用係合孔24に係合したまま上方へ移動する。
なお、コントロールレバー20には支持軸12の軸線12Lを中心として凹凸状に形成されたA/Tモード用節度波形部20a(図7参照。)が形成されており、その節度波形部20aにベース体3側に設置された板ばね20b(図4参照。)の先端部が弾性的にかつ摺動可能に係合されている。これにより、コントロールレバー20のA/Tモード用節度波形部20aを板ばね20bの先端部が相対的にかつ弾性的に乗り越えることにより、シフトレバー体5にシフトレンジ毎の段階的な節度感が与えられるようになっている。
When the
The
次に、前記変速操作装置1が備える変速モードの切換え及びM/Tモードにおけるシフト操作にかかる節度機構について説明する。図16は節度機構を示す斜視図、図17は節度機構にかかるトーションスプリングの周辺部を示す斜視図、図18は節度機構にかかるトーションスプリングの周辺部を示す平面図である。
図17に示すように、前記ベース体3内には、スプリング保持部28が設けられている。スプリング保持部28上には、保持軸部28aが突出されている。保持軸部28aには、トーションスプリング29の巻回部29aが嵌装されている(図16参照。)。図18に示すように、トーションスプリング29は、左方に突出されかつ相互に平行をなす前後一対の端末部29b,29cを有している。両端末部29b,29cの先端部近くには、開口幅を狭くする絞り部(符号省略。)が形成されている。また、スプリング保持部28には、トーションスプリング29の両端末部29b,29cの間において保持軸部28aとの間に巻回部29aを保持する保持片28bが形成されている(図16及び図17参照。)。
Next, a moderation mechanism related to the shift mode switching and the shift operation in the M / T mode provided in the
As shown in FIG. 17, a
前記トーションスプリング29は、前記レバー本体6が押下方向へ移動された状態で正方向へ回動されたときに、前記係合軸部26を両端末部29b,29cの間にその弾性変形を利用して受入れる(図18中、実線26(2)参照。)。また、その状態からレバー本体6が逆方向へ回動されたときには、係合軸部26を両端末部29b,29cの間から離脱させる(図18中、二点鎖線26(1)参照。)。また、係合軸部26を両端末部29b,29cの間に受入れた状態(図18中、実線26(2)参照。)で、レバー本体6が+レンジへシフト操作されるにともない、係合軸部26により前側の端末部29bが弾性変形を利用して前方へ押し拡げられることにより(図18中、二点鎖線29b(1)参照。)、その端末部29bの弾性復元力をもってMレンジへ戻す力が付与されるようになっている。また同様に、レバー本体6が−レンジへシフト操作されるにともない、係合軸部26により後側の端末部29cが弾性変形を利用して後方へ押し拡げられることにより(図18中、二点鎖線29c(1)参照。)、その端末部29cの弾性復元力をもってMレンジへ戻す力が付与されるようになっている。なお、係合軸部26とトーションスプリング29とは、レバー本体6の変速モードの切換えにかかる節度感と、M/Tモードにおけるシフト操作にかかる節度感を与える節度機構を構成している。
The
図7に示すように、前記ベース体3の左側の側壁部3aには、前記係合部材14の係合アーム部15のM/Tモード用係合突起17に対応する横長状のM/Tモード用係合孔30が形成されている。M/Tモード用係合孔30は、その中央部の大径孔部30aと前後の小径孔部30b,30cとを有している(図5参照。)。大径孔部30aは、前記レバー本体6が押下方向に移動された状態での正方向の回動時に、M/Tモード用係合突起17の頭部17bを挿通可能とし(図6参照。)、その状態からの前記レバー本体6の逆方向の回動時にM/Tモード用係合突起17の頭部17bを抜き出しを可能とする(図5参照。)。また、前側の小径孔部30bは、大径孔部30aにM/Tモード用係合突起17の頭部17bが挿通した状態でのMレンジと+レンジとの間のシフト操作にともなうレバー本体6の支持軸12の回りの回動時に、M/Tモード用係合突起17の軸部17aの移動を可能とする(図6中、二点鎖線17b(1)参照。)。また、後側の小径孔部30cは、大径孔部30aにM/Tモード用係合突起17の頭部17bが挿通した状態でのMレンジと−レンジとの間のシフト操作にともなうレバー本体6の支持軸12の回りの回動時に、M/Tモード用係合突起17の軸部17aの移動を可能とする(図6中、二点鎖線17b(2)参照。)。
As shown in FIG. 7, a laterally long M / T corresponding to the M / T
図5に示すように、前記レバー本体6がA/Tモードにあるときは、M/Tモード用係合突起17がM/Tモード用係合孔30から離脱しているため、レバー本体6のA/Tモードにおけるシフト操作にともない、M/Tモード用係合突起17が空振りする。また、レバー本体6がDレンジにおかれかつ押下方向へ移動された時に、M/Tモード用係合突起17がM/Tモード用係合孔30の大径孔部30aに対応する。この状態で、レバー本体6が正方向に回動されたときすなわちMレンジに切換えられたときは、前に述べたように、M/Tモード用係合突起17の頭部17bがM/Tモード用係合孔30の大径孔部30aに挿通され、その軸部17aが大径孔部30a内に位置する(図6参照。)。この状態で、レバー本体6がMレンジと+レンジとの間でシフト操作されることにより、M/Tモード用係合突起17の軸部17aがM/Tモード用係合孔30の大径孔部30aと前側の小径孔部30bとの間で移動される。また、レバー本体6がMレンジと−レンジとの間でシフト操作されることにより、M/Tモード用係合突起17の軸部17aがM/Tモード用係合孔30の大径孔部30aと後側の小径孔部30cとの間で移動される。
As shown in FIG. 5, when the
前記ベース体3の左側の側壁部3aの内側面には、ストッパ部31が設けられている。ストッパ部31は、前記レバー本体6がMレンジから+レンジへシフト操作されたときに前記係合部材14のストッパ突起19(図7参照。)が当接することにより、そのレバー本体6の+レンジ以上へのシフト操作を規制する。なお、ストッパ突起19とストッパ部31とは、「+レンジへのシフト操作にかかるストッパ手段」を構成している。また、レバー本体6の−レンジ以上へのシフト操作は、後述するディテントピン41とディテント係合部45のディテント孔46におけるストッパ部47との当接によって規制されるようになっている。
A
前記シフトレバー体5をMレンジから+レンジにシフト操作すると、その操作の度に前記自動変速機が1段ずつシフトアップされる。また逆に、シフトレバー体5をMレンジから−レンジにシフト操作すると、その操作の度に前記自動変速機が1段ずつシフトダウンされる。ちなみに、ベース体3には、レバー本体6がMレンジに位置したときのM/Tモード用係合突起17の頭部17bを検出するMレンジ検出スイッチ32と、レバー本体6が+レンジに位置したときのM/Tモード用係合突起17の頭部17bを検出するシフトアップスイッチ33と、レバー本体6が−レンジに位置したときのM/Tモード用係合突起17の頭部17bを検出するシフトダウンスイッチ34が設けられている。そして、Mレンジ検出スイッチ32、シフトアップスイッチ33、及び、シフトダウンスイッチ34の各検出信号は、制御手段である電子制御ユニット(「ECU」という。)36に出力される。ECU36は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを主要構成部品として構成されており、Mレンジ検出スイッチ32からの信号に基づいてレバー本体6がM/Tモードに切換えられたことを判断し、シフトアップスイッチ33の検出信号に基づいて自動変速機(図6における「T/M」参照。)をシフトアップさせ、また、シフトダウンスイッチ34の検出信号に基づいて自動変速機をシフトダウンさせる。
When the
前記変速操作装置1は、ベース体3の上方を覆うインジケータパネル38を備えている(図3参照。)。インジケータパネル38は、図示しない車両のフロアコンソールに形成されたインジケータパネル用取付孔内に配置される。また、図1に示すように、インジケータパネル38には、前記レバー本体6をシフト操作可能に挿通するストレート孔状をなすゲート部39が形成されている。インジケータパネル38には、レバー本体6のシフト操作位置に対応するP,R,N,D,M,+,−が表示されている。なお、前に述べたように、A/TモードのP,R,N,Dと、M/Tモードの+,M,−は、同じシフト経路すなわちゲート部39をレバー本体6がシフト操作されるものであるが、便宜上、インジケータパネル38のゲート部39の右側にP,R,N,Dが表示され、また、ゲート部39の左側に+,M,−が表示されている、
The
また、前記変速操作装置1は、A/TモードのDレンジにおけるM/Tモードへの切換えを可能としかつA/TモードのDレンジ以外のシフトレンジにおけるM/Tモードへの切換えを規制するためのモード切換え規制手段を備えている。なお、図10はモード切換え規制手段を示す斜視図、図11はA/TモードのDレンジにおけるモード切換え機構を示す正断面図、図12はA/TモードのDレンジ以外のシフトレンジにおけるモード切換え機構を示す正断面図である。
図10に示すように、前記ベース体3の両側壁部3aの上端部には、前記係合部材14の両ストッパ片27に対応する両押下阻止ストッパ39aが形成されている。両押下阻止ストッパ39aは、A/TモードのDレンジ以外のシフトレンジにおける係合部材14の両ストッパ片27の下側に位置することにより、両ストッパ片27の押下げすなわちレバー本体6の押下方向への移動すなわちM/Tモードへの切換えを規制する(図12参照。)。また、両押下阻止ストッパ39aは、A/TモードのDレンジにおける両ストッパ片27の下側に形成されていない(図11参照。)。このため、A/TモードのDレンジにおいては、両ストッパ片27の押下げすなわちレバー本体6の押下方向への移動が可能とされる。なお、両ストッパ片27と両押下阻止ストッパ39aとは、本明細書でいう「モード切換え規制手段」を構成している。
Further, the speed
As shown in FIG. 10, both pressing
図3に示すように、前記レバー本体6内には、中実状のディテントロッド40が軸方向すなわち上下方向に移動可能に挿入されている。なお、ディテントロッド40の下部は、上部の外径よりも大きい外径で形成されており、レバー本体6内に軸方向に摺動可能に嵌挿されている。
ディテントロッド40の大径をなす下部の左右両側面には、レバー本体6の軸線6Lに直交しかつ前記支持軸12の軸線12Lに平行をなす直線41L上に位置するディテントピン41が左右対称状に突出されている。両ディテントピン41は、レバー本体6及び係合部材14に整合状態で左右対称状に形成された長孔状のピン孔43(レバー本体6及び係合部材14に同一符号を付す。)内にレバー本体6の軸線6Lに沿って移動可能に挿通されている。両ディテントピン41の先端部は、前記ベース体3の両側壁部3aにそれぞれ形成されたディテント係合部45に係合可能に対応している(図2参照。)。
As shown in FIG. 3, a
Detent pins 41 located on a
図2に示すように、前記ディテント係合部45は、前記ベース体3の両側壁部3a(図2では左側の側壁部3aを示す。)に形成されたディテント孔46の上側口縁部に対して所定の凹凸形状をもって形成されている。ディテント係合部45は、前記ディテントピン41の所定の移動を規制したり、許容したりする形状の凹部を有している。ディテントピン41がディテント係合部45のいずれか1つの凹部に選択的に係合することにより、シフトレバー体5の所定のシフト操作が規制されるようになっている。なお、ディテントロッド40、両ディテントピン41、及び、両ディテント係合部45等により、本明細書でいう「ディテント機構」が構成されている。
As shown in FIG. 2, the
前記ディテント係合部45のディテント孔46の後端部には、前記ディテントピン41と当接可能なストッパ部47が設けられている。ストッパ部47は、前記レバー本体6がMレンジから−レンジへシフト操作されたときにディテントピン41が当接することにより、そのレバー本体6の−レンジ以上へのシフト操作を規制する。なお、ディテントピン41とストッパ部47とは、「−レンジへのシフト操作にかかるストッパ手段」を構成している。
A
図3に示すように、前記レバー本体6の下端部に取付けられたガイドピン8と、レバー本体6内に挿入された前記ディテントロッド40の端面との間には、コイルスプリングからなるディテントスプリング48が前記レバー本体6内に嵌装された状態で介在されている(図14参照。)。ディテントスプリング48は、ディテントロッド40を常に上方へ付勢することにより、前記ディテントピン41を前記ベース体3のディテント係合部45に係合させる。
As shown in FIG. 3, a
図4に示すように、前記ベース体3内には、前記コントロールレバー20と当接可能なストッパ部49が設けられている。ストッパ部49は、前記A/Tモードでかつディテントピン41が押下方向へ移動された状態において、前記レバー本体6がDレンジ以外からDレンジへシフト操作されたときに、そのレバー本体6と一体的に移動するコントロールレバー20の後端部20cと当接することにより、そのレバー本体6のDレンジ以上へのシフト操作を規制する。なお、コントロールレバー20とストッパ部49とは、「Dレンジへのシフト操作にかかるストッパ手段」を構成している。
As shown in FIG. 4, a
次に、前記シフトレバー体5のノブ10の周辺部における構成について詳述する。図8はノブの周辺部を示す側断面図、図9はノブの傾動状態を示す側断面図である。
図8に示すように、前記ディテントロッド40の上部は、前記レバー本体6の上端部より突出されている。ディテントロッド40の上端部には、凸型半球面状に丸められたカムフォロワ面42(図9参照。)が形成されている。
また、前記ノブ10は、例えば、樹脂製で上端部を凸型半球面状に丸めたほぼ円柱形状に形成されている。ノブ10の下面には、前記レバー本体6の上端部より突出された前記ディテントロッド40の上部を収容する有底筒状の収容凹部50が形成されている。ノブ10は、収容凹部50にディテントロッド40の上部を収容した状態で、前記レバー本体6の上端部すなわち操作端部の後側に突出された軸受片52に対して、左右方向に延びる支軸53を介して回動可能に支持されている。これにより、レバー本体6の操作端部にノブ10が支軸53により前後方向へ回動可能に支持されている。なお、ノブ10は、レバー本体6の操作端部に対して、支軸53回りの回動可能範囲(回動角度範囲)が所定量に規制されるように設けられているものとする。
Next, the structure in the periphery of the
As shown in FIG. 8, the upper portion of the
The
前記収容凹部50の天井面には、前上がりで後下がり状をなす傾斜面からなるカム面55が形成されている。カム面55には、前記ディテントロッド40のカムフォロワ面42が相対的に摺動接触可能に点接触されている。カム面55は、ノブ10を図8の状態から前方(図8中、矢印Y参照。)へ傾動させることにより、ディテントロッド40のカムフォロワ面42に対して相対的に摺動接触しながらそのディテントロッド40を押し下げ可能に設定されている。なお、カムフォロワ面42とカム面55とにより、「カム機構」が構成されている。
A
図8に示すように、前記ノブ10は、前記ディテントスプリング48(図3参照。)の弾性により、ディテントロッド40が常に上方へ付勢されることにより、後方へ付勢された原状位置に付勢されている。
前記収容凹部50には、ノブ10の原状位置においてディテントロッド40の前側面に対して面接触あるいは線接触状に当接する原状位置規制用ストッパ面57が形成されている。このため、ノブ10の原状位置において、ノブ10の原状位置規制用ストッパ面57がディテントロッド40の前側面に当接することにより、ディテントスプリング48の付勢力によって傾動位置から原状位置へ復帰回動されるノブ10が原状位置に位置決めされ、それ以上の回動が規制される。
また、前記収容凹部50には、ノブ10の傾動位置(図9参照。)において前記レバー本体6の前側面に対して面接触あるいは線接触状に当接する傾動位置規制用ストッパ面58が形成されている。このため、ノブ10の傾動位置(図9参照。)において、ノブ10の傾動位置規制用ストッパ面58がレバー本体6の前側面に当接することにより、原状位置から傾動位置へ傾動操作されるノブ10が傾動位置に位置決めされ、それ以上の傾動(回動)が規制される。
As shown in FIG. 8, the
The
In addition, the
上記した自動変速機の変速操作装置1において、いま、シフトレバー体5のレバー本体6がA/Tモードにおかれており、係合部材14の係合アーム部15のA/Tモード用係合突起16がコントロールレバー20のA/Tモード用係合孔24に係合した状態にあるものとする(図5参照。)。そして、ベース体3のディテント係合部45に対するディテントロッド40のディテントピン41の係合により、所定のシフト操作が規制されているものとする(図2参照。)。この状態から、シフトレバー体5をシフト操作するときは、運転者がノブ10を把持している手で、ノブ10をディテントスプリング48の付勢に抗して前方(図8中、矢印Y参照。)へ押動すると、ノブ10が支軸53の回りに回動して傾動される(図8中、二点鎖線10参照。)。
In the
すると、ノブ10の傾動にともない、ノブ10のカム面55をディテントロッド40のカムフォロワ面42が相対的に下る方向に摺動していくことにより、ディテントロッド40がディテントスプリング48の付勢に抗して押し下げられる(図9参照。)。その結果、ベース体3のディテント係合部45に対するディテントピン41の係合が解除されることによって、シフトレバー体5の所定のシフト操作が可能となる。なお、シフトレバー体5のシフト操作による回動力は、そのシフトレバー体5のレバー本体6と一体的に回動されるコントロールレバー20からシフトケーブル22(図2参照。)を通じて自動変速機の変速レバーに伝達される。これにより、自動変速機のシフトレンジが切換えられる。
Then, as the
また、シフトレバー体5のシフト操作後において、ノブ10に対する前方への押動力を解放すると、ディテントロッド40がディテントスプリング48の弾性復元力により押し戻される。このため、ベース体3のディテント係合部45にディテント係合部45が係合することにより、シフトレバー体5の所定のシフト操作が規制される。これにともない、ノブ10のカム面55をディテントロッド40のカムフォロワ面42が相対的に上る方向に摺動していくことにより、ノブ10が支軸53の回りに前記押動時と逆方向に回動されていき、最終的に原状位置に復帰される(図8参照。)。
In addition, after the shifting operation of the
また、シフトレバー体5がA/TモードのDレンジにシフト操作された状態において、ノブ10と共にレバー本体6をコンプレッションスプリング11の付勢に抗して押下方向に移動し、かつ正方向(図5中、矢印Y1参照。)に回動することにより、M/TモードのMレンジに切換えられる。すると、係合部材14の係合アーム部15のA/Tモード用係合突起16が、コントロールレバー20のA/Tモード用係合孔24内を下方へ移動しかつA/Tモード用係合孔24から離脱する(図6参照。)。これとともに、係合部材14の係合アーム部15のM/Tモード用係合突起17がベース体3の左側の側壁部3aのM/Tモード用係合孔30の大径孔部30aに係合する(図6参照。)。これとともに、係合部材14の係合軸部26が、ベース体3に設けられたトーションスプリング29の両端末部29b,29cの間に弾性的に係合する(図18中、符号、26(2)参照。)。そして、前に述べたように、シフトレバー体5をMレンジから+レンジにシフト操作すると、その操作の度に前記自動変速機が1段ずつシフトアップされ、また逆に、シフトレバー体5をMレンジから−レンジにシフト操作すると、その操作の度に前記自動変速機が1段ずつシフトダウンされる。
Further, when the
また、シフトレバー体5がM/TモードのMレンジにあるときに、ノブ10と共にレバー本体6を逆方向(図6中、矢印Y2参照。)に回動する。すると、係合部材14の係合アーム部15のM/Tモード用係合突起17が、ベース体3の左側の側壁部3aのM/Tモード用係合孔30の大径孔部30aから離脱する(図5参照。)。これとともに、係合部材14の係合アーム部15のA/Tモード用係合突起16が、コントロールレバー20のA/Tモード用係合孔24に係合する(図5参照。)。また、係合部材14の係合軸部26が、ベース体3のトーションスプリング29の両端末部29b,29cの間から離脱する(図18中、二点鎖線26(1)参照。)。そして、コンプレッションスプリング11(図3参照。)の付勢をもって、ノブ10と共にレバー本体6が押上方向に移動されることにより、A/TモードのDレンジに切換えられる。これとともに、係合部材14の係合アーム部15のA/Tモード用係合突起16が、コントロールレバー20のA/Tモード用係合孔24内を上方へ移動することにより、A/Tモードに切換えられる。
Further, when the
上記した自動変速機の変速操作装置1によると、レバー本体6の軸方向の移動と軸回り方向の回動とに基づいて変速モードを切換えることができる。このため、A/Tモードのシフト操作にかかるシフトレバー体5のシフト経路と、M/Tモードのシフト操作にかかるシフトレバー体5のシフト経路とを、同列上に設定することができる。したがって、各変速モード毎のシフトレバー体5のシフト経路を並列的に設定する従来装置に比べて、装置構成を小型化することができる。
According to the
また、A/TモードのDレンジにおけるM/Tモードへの切換えを可能としかつA/TモードのDレンジ以外のシフトレンジにおけるM/Tモードへの切換えを規制するための、両ストッパ片27と両押下阻止ストッパ39aとにより構成されたモード切換え規制手段を備えている。したがって、A/TモードからM/Tモードへの切換えをDレンジのみで行なえ、また、Dレンジ以外のシフトレンジにおけるM/Tモードへの切換えを規制することによりM/Tモードへの誤操作を回避することができる。
Further, both
また、ノブ10の傾動によって、ディテント機構のディテントロッド40を作動させることができる。このため、ディテントロッド40を作動させるために従来必要とされたノブボタンを廃止し、ノブ10をコンパクト化することができる。
Further, the
また、ディテントロッド40を原状位置へ付勢するためのディテントスプリング48が、ノブ10を原状位置へ付勢するためのリターンスプリングを兼用しているため、専用のリターンスプリングを廃止することができる。なお、ノブ10を原状位置へ付勢するためのリターンスプリングが、ディテントロッド40を原状位置へ付勢するためのディテントスプリング48を兼用するものとした場合は、ディテントスプリング48を廃止することができる。なお、ディテントスプリング48とリターンスプリングとを、それぞれ専用のスプリングを設定してもよい。
Further, since the
本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、フロアコンソールに限らず、インストルメントパネル等に配置される変速操作装置1としても適用することができる。また、前記実施例では、ノブ10をレバー本体6の操作端部に対して前方へ傾動可能に設けたが、図19に示すように、ノブ10を、前後方向に延びる支軸54を介してレバー本体6の操作端部の軸受片52に回動可能に支持することにより、左方(図19中、矢印Y3参照。)へ傾動可能に設けることができる。また、ノブ10をレバー本体6の操作端部に対して前方、左方の他、右方、後方、上方、下方等のように、任意の方向へ傾動可能に設けることができる。また、前記実施例では、ノブ10をレバー本体6に直接的に傾動可能に設けたが、レバー本体6の外周部を覆うことによりレバー本体6の外観を向上する意匠部材として機能するノブホルダを介してノブ10をレバー本体6に間接的に傾動可能に設けることもできる。また、上記実施例では、DレンジからMレンジに切換えるに際し、レバー本体6を押下方向に移動させたが、そのレバー本体6を押上方向に移動させるように構成することができる。また、前記実施例では、DレンジからMレンジに切換えるに際し、Dレンジにおいて押下方向へ移動させたレバー本体6を正方向に回動させてMレンジに切換えたが、そのレバー本体6を逆方向に回動させてMレンジに切換えるように構成することができる。
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and modifications can be made without departing from the gist of the present invention. For example, the present invention can be applied not only to the floor console but also to the speed
1 変速操作装置
3 ベース体
5 シフトレバー体
6 レバー本体
7 支持部材
10 ノブ
27 ストッパ片(モード切換え規制手段の一部)
40 ディテントロッド
39a 押下阻止ストッパ(モード切換え規制手段の一部)
DESCRIPTION OF
40
Claims (3)
車両の車体部材に設置されるベース体と、前記ベース体にシフト操作可能に設けられるシフトレバー体とを備え、
前記シフトレバー体は、その主体をなすレバー本体と、そのレバー本体の基端部に設けられかつ前記ベース体にシフト操作方向に回動可能に支持される支持部材と、前記レバー本体の操作端部に設けられるノブとを有し、
前記支持部材に対して、前記レバー本体をそのレバー本体の軸方向に移動可能にかつ軸回り方向に回動可能に設け、
前記レバー本体の軸方向の移動操作と軸回り方向の回動操作とに基づいて前記変速モードを切換える構成とした
ことを特徴とする自動変速機の変速操作装置。 A shift operation device for an automatic transmission having an automatic shift mode and a manual shift mode,
A base body installed on a vehicle body member of the vehicle, and a shift lever body provided on the base body so that a shift operation is possible,
The shift lever body includes a main body of the lever, a support member provided at a base end portion of the lever body and rotatably supported by the base body in a shift operation direction, and an operation end of the lever body A knob provided in the section,
With respect to the support member, the lever main body is provided so as to be movable in the axial direction of the lever main body and rotatable in the direction around the axis,
A shift operation device for an automatic transmission, wherein the shift mode is switched based on an axial movement operation of the lever main body and a rotation operation in a direction around the axis.
自動変速モードのD(ドライブ)レンジにおける手動変速モードへの切換えを可能としかつ自動変速モードのDレンジ以外のシフトレンジにおける手動変速モードへの切換えを規制するモード切換え規制手段を備えたことを特徴とする自動変速機の変速操作装置。 A shift operation device for an automatic transmission according to claim 1,
A mode switching restricting means is provided which enables switching to the manual shift mode in the D (drive) range of the automatic shift mode and restricts switching to the manual shift mode in a shift range other than the D range of the automatic shift mode. A shift operation device for an automatic transmission.
前記ベース体と前記シフトレバー体との間に、前記レバー本体の所定のシフト操作を規制しかつその規制をディテントロッドの作動により解除することでレバー本体の他のレンジへのシフト操作を可能とするディテント機構を備え、
前記ノブを、前記レバー本体の操作端部に対して傾動可能に設け、
前記ノブの傾動に基づいて前記ディテントロッドを作動させる構成とした
ことを特徴とする自動変速機の変速操作装置。
A shift operation device for an automatic transmission according to claim 1 or 2,
By restricting a predetermined shift operation of the lever body between the base body and the shift lever body and releasing the restriction by operating the detent rod, the lever body can be shifted to another range. With a detent mechanism
The knob is provided so as to be tiltable with respect to the operation end of the lever body,
A shift operation device for an automatic transmission, wherein the detent rod is operated based on tilting of the knob.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005356042A JP2007160966A (en) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | Gear shifting operation device of automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005356042A JP2007160966A (en) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | Gear shifting operation device of automatic transmission |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007160966A true JP2007160966A (en) | 2007-06-28 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005356042A Pending JP2007160966A (en) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | Gear shifting operation device of automatic transmission |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007160966A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009176376A (en) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Seiko Epson Corp | Medium conveying mechanism and medium processing device equipped with the same |
JP2009255714A (en) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Nissan Motor Co Ltd | Shifting device |
CN103522897A (en) * | 2012-07-06 | 2014-01-22 | 本田技研工业株式会社 | A vehicle gear lever device |
-
2005
- 2005-12-09 JP JP2005356042A patent/JP2007160966A/en active Pending
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