JP2007159735A - Bag with casters - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、キャスター付きの鞄に関し、とくに、移動範囲を制限し、あるいは引っ張って軽く移動できる鞄に関する。 The present invention relates to a cage with casters, and more particularly, to a cage that can be moved lightly by limiting the moving range or by pulling.
上下に伸縮できる伸縮取手を備えるキャスター付きの鞄はすでに開発されて多く使用されている。この構造の鞄は、航空機に持込みできる程度の大きさ、あるいは、これよりも多少大きいタイプのものが多い。この構造の鞄は、例えば、米国特許第4995487号の明細書(特許文献1)、特公平4−76686号公報(特許文献2)、実開平57−179824号公報(特許文献3)及び実開昭63−131634号公報(特許文献4)に記載されている。 Casters with casters that can be extended and retracted up and down have already been developed and used a lot. Many types of kites with this structure are of a size that can be brought into an aircraft, or that are slightly larger. For example, US Pat. No. 4,995,487 (Patent Document 1), Japanese Patent Publication No. 4-76686 (Patent Document 2), Japanese Utility Model Laid-Open No. 57-179824 (Patent Document 3), and Japanese Utility Model This is described in Japanese Patent Laid-Open No. 63-131634 (Patent Document 4).
これ等の公報に記載される鞄は、図1に示すように底面の片側に2個のキャスター71を設けている。キャスター71の反対側には、短い脚75を固定している。鞄を垂直に立てると、キャスター71と脚75とが床に接触する。この状態では、回転しない脚75が接触するので、鞄は移動しない状態で垂直に自立する。さらに、鞄を引っ張って移動させるために、上面に引き出しできるように取手72を設けている。取手72は、鞄を傾斜させた状態で引っ張って移動させるので、キャスター71と同じ側に設けられる。
The scissors described in these publications are provided with two
この構造の鞄は、図1に示すように、鞄を傾け、取手72を引っ張って移動できる。鞄が傾斜すると、キャスター71が床に接触し、脚75は床から離れる。この状態で取手72を引っ張ると、キャスター71が回転して楽に移動できる。しかしながら、このようにして移動させる鞄は、航空機内のように狭いところや、混雑するところでは、キャスター71を使用できないことがある。キャスター71で走行させると、鞄の横幅が広くなって、機内の座席の間の狭い通路や、混雑するところで自由に移動できないからである。キャスター71が使用できなくなると、鞄を手で持ち上げて移動させる必要がある。手で持ち上げて移動させるときは、横幅が広くならないように、図1の矢印Aで示す方向に移動できる。
As shown in FIG. 1, the scissors having this structure can be moved by tilting the scissors and pulling the
キャスター付きの鞄は、重い鞄を軽く、楽に移動させるのに便利な構造である。鞄が重くても、キャスターで楽に移動できるからである。本発明者は、このような欠点を解消するために、図2に示す構造の鞄を開発した(特許文献5参照)。この図の鞄は、キャスター81を、ケース本体83の底面に装着している。キャスター81は、ケース本体83を垂直姿勢で自立できるように、底面の四隅に設けている。取手82の握り部84は、ケース本体83の上方で、その左右の中央に位置する。この構造の鞄は、図1に示す鞄のように、鞄を傾斜させて移動させるのではない。鞄を垂直に立てた姿勢で、図2の矢印で示す方向に移動させる。矢印で示す方向に移動させると、横幅を狭くして移動できる。このため、機内や混雑するところで便利に移動できる特長がある。さらに、4個のキャスター81に、自由な方向に移動できる自在キャスターを使用するので、鞄は、垂直の姿勢で自由な方向に移動できる。垂直姿勢の鞄は、鞄の重さが取手82に作用しない。このため、鞄が極めて重くても、押すだけで楽に移動できる。
Casters with casters are a convenient structure for moving heavy kites lightly and easily. This is because even if the bag is heavy, it can be moved easily on casters. The present inventor has developed a bag having a structure shown in FIG. 2 in order to eliminate such a drawback (see Patent Document 5). The bag in this figure has a
この構造の鞄は、取手の握り部を押して、4個のキャスターで軽く楽に移動できる。ただ、この構造の鞄は、四隅のキャスターで自立するので、移動させない状態、たとえば電車等に載って、電車が加速したり減速するときに、移動してしまう欠点がある。この欠点は、たとえば特許文献6に記載するように、鞄本体に紐を連結して解消できる。この鞄は、鞄本体に連結している紐の端を握って移動範囲を制限できる。また、紐を連結している鞄は紐を引っ張って移動することもできる。ただ、鞄本体に伸縮取手を連結して、鞄を移動させるときに伸縮ロッドを伸長させる状態に停止して、グリップを握って移動させる鞄は、図3に示すように、鞄本体93の上面の高さが手の位置よりも低くなるので、鞄本体93に連結する紐96を引っ張って鞄本体93の移動を制限するときに、あるいは鞄本体93を引っ張って移動するときに、相当に強い力で引っ張る必要がある。それは、図3に示すように、紐96を引っ張る方向と、鞄本体93を移動する方向とが一致しないからである。たとえば、図に示すように、紐96が45度の方向に引っ張られるとき、鞄本体93の移動方向である水平方向の分力は、紐96の引張力の2−1/2倍となって、約70%に低下する。鞄を移動させる水平方向の分力が、紐の引張力とcosθの積となって、引張力の水平方向に対する傾斜角θが大きくなるにしたがって小さくなるからである。キャスター付の鞄は、重いものを軽く移動できることを特徴とすることから、重い鞄となることが多いので、これを引っ張って移動する力が大きくなり、あるいは移動範囲を制限するための引張力が強くなると、楽に使用できなくなる欠点がある。とくに、移動範囲を制限する状態にあっては、自分で引っ張って動くのではなくて、電車の加速や減速で不意に移動することから、できるかぎり弱い力で確実に移動を停止できることが大切である。
The bag with this structure can be moved lightly and easily with four casters by pressing the handle of the handle. However, since the bag of this structure is self-supporting by the casters at the four corners, there is a drawback that it moves when the train is accelerated or decelerated in a state where it is not moved, for example, on a train. This drawback can be solved by connecting a string to the heel body as described in
本発明の第1の目的は、以上の欠点を解決すること、すなわち、紐を介して重い鞄を軽い力で引っ張って移動でき、また鞄が不意に移動するのを軽い引張力で制限して、楽に使用できるキャスター付の鞄を提供することにある。 The first object of the present invention is to solve the above-mentioned drawbacks, that is, by moving a heavy kite with a light force through a string and restricting the kite from moving unexpectedly with a light tensile force. The purpose is to provide a bag with casters that can be used easily.
さらに、鞄本体の四隅にキャスターを設けて自立させ、この姿勢で伸縮取手を引き上げる状態で上端のグリップを握って移動させる鞄は、凹凸があって路面抵抗の大きい場所では、垂直姿勢で移動させるのが難しく、倒れ易い欠点がある。この欠点はキャスターの外径を大きくして解消できる。ただ、キャスターを大きくすると、鞄全体が大きくなるので、全体の寸法に制約を受ける鞄にあっては、鞄本体を小さくする必要がある。このため、鞄本体の収納容積が減少する弊害がある。鞄は、収納容積を大きくすることが極めて大切であるから、全体の寸法が制約される用途にあっては、キャスターの外径に制約を受ける。このため、凹凸の大きい路面を移動させるときは、キャスターが路面の凹凸に引っかかってスムーズに移動できなくなる。伸縮取手を引き上げた状態で上端のグリップを押して移動させる鞄は、キャスターの路面抵抗が大きいと前方に倒れるので、スムーズに楽に移動できなくなる。 In addition, casters are provided at the four corners of the kite body to stand on their own, and the kite that is moved by grasping the upper end grip while pulling up the telescopic handle in this posture is moved in a vertical posture when it is uneven and has high road resistance. There are drawbacks that make it difficult to collapse. This disadvantage can be solved by increasing the outer diameter of the caster. However, if the casters are made larger, the entire bag becomes larger. Therefore, it is necessary to reduce the size of the bag body if the bag is restricted by the overall dimensions. For this reason, there is an adverse effect that the storage capacity of the bag main body is reduced. Since it is extremely important to increase the storage capacity of the bag, the outer diameter of the caster is limited in applications where the overall dimensions are limited. For this reason, when moving a road surface with large unevenness, the caster is caught by the road surface unevenness and cannot move smoothly. The heel that is moved by pushing the grip at the upper end while the telescopic handle is pulled up will fall forward if the road surface resistance of the caster is large, so it cannot move smoothly and easily.
本発明の第2の目的は、キャスターを大きくすることなく、路面抵抗の大きい路面を安定して倒れない姿勢で、楽にスムーズに移動できるキャスター付の鞄を提供することにある。 A second object of the present invention is to provide a caster-equipped scissor that can move easily and smoothly in a posture in which a road surface having a large road resistance is not stably tilted without enlarging the caster.
本発明の請求項1のキャスター付の鞄は、底面の四隅部に自由な方向に走行可能なキャスター1を有する鞄本体3と、この鞄本体3に連結している伸縮取手2と、この伸縮取手2に連結している所定の長さの紐材からなるサブグリップ6とを備える。伸縮取手2は、鞄本体3から上方に伸びて自立し、かつ上下方向に伸縮自在で上端にはグリップ4を設けている伸縮ロッド5と、この伸縮ロッド5を伸長位置に停止させるストッパ15とを備える。キャスター付の鞄は、伸縮取手2に連結している紐材からなるサブグリップ6を握って鞄本体3の移動範囲を制限し、あるいは鞄本体3を引っ張って移動する。
According to a first aspect of the present invention, a bag with a caster has a
本発明の請求項2のキャスター付の鞄は、請求項1に記載されるキャスター付の鞄であって、サブグリップ6の紐材の全長を10cm〜90cmとしている。
The bag with a caster according to
本発明の請求項3のキャスター付の鞄は、請求項1に記載されるキャスター付の鞄であって、サブグリップ6が、先端部に、紐材をループ状に連結してなるループ部6Aを有している。
The caster-attached scissors according to
本発明の請求項4のキャスター付の鞄は、請求項1に記載されるキャスター付の鞄であって、伸縮ロッド5を鞄本体3の側面に固定している。この伸縮ロッド5は、上端のグリップ4を鞄本体3の中央に位置させる方向に傾斜し、または湾曲している。
According to a fourth aspect of the present invention, the bag with a caster is the bag with a caster according to the first aspect, and the
本発明の請求項5のキャスター付の鞄は、請求項1に記載されるキャスター付の鞄であって、鞄本体3を載せて連結するベースフレーム7を備え、このベースフレーム7の四隅にキャスター1を連結して、側部に伸縮ロッド5を連結している。この伸縮ロッド5は、上端のグリップ4を鞄本体3の中央に位置させる方向に傾斜し、または湾曲している。
The caster-equipped scissors according to
本発明の請求項6のキャスター付の鞄は、請求項1に記載されるキャスター付の鞄であって、伸縮取手2が、途中の引き出し位置で停止するストッパ15を備えている。
The caster-equipped scissors according to
本発明の請求項7のキャスター付の鞄は、底面の四隅部に自由な方向に走行可能なキャスター1を有する鞄本体3と、この鞄本体3に連結している伸縮取手2と、鞄本体3に連結している所定の長さの紐材からなるサブグリップ6とを備える。伸縮取手2は、鞄本体3から上方に伸びて自立し、かつ上下方向に伸縮自在で上端にはグリップ4を設けている伸縮ロッド5と、この伸縮ロッド5を伸長位置に停止させるストッパ15とを備える。キャスター付の鞄は、伸縮取手2のグリップ4で鞄本体3を垂直姿勢に保持しながら、鞄本体3に連結している紐材からなるサブグリップ6を握って鞄本体3の移動範囲を制限し、あるいは鞄本体3を引っ張って移動する。
According to a seventh aspect of the present invention, a bag with a caster includes a bag
本発明の請求項8のキャスター付の鞄は、請求項7に記載されるキャスター付の鞄であって、サブグリップ6の紐材の全長を10cm〜90cmとしている。
According to the eighth aspect of the present invention, the bag with a caster is the bag with a caster according to the seventh aspect, wherein the total length of the string material of the
本発明の請求項9のキャスター付の鞄は、請求項7に記載されるキャスター付の鞄であって、サブグリップ6が、先端部に、紐材をループ状に連結してなるループ部6Aを有している。
The caster-attached scissors according to claim 9 of the present invention are caster-equipped scissors according to
本発明の請求項10のキャスター付の鞄は、請求項7に記載されるキャスター付の鞄であって、伸縮ロッド5を鞄本体3の側面に固定している。この伸縮ロッド5は、上端のグリップ4を鞄本体3の中央に位置させる方向に傾斜し、または湾曲している。
According to a tenth aspect of the present invention, the bag with a caster is the bag with a caster according to the seventh aspect, and the
本発明の請求項11のキャスター付の鞄は、請求項7に記載されるキャスター付の鞄であって、鞄本体3を載せて連結するベースフレーム7を備え、このベースフレーム7の四隅にキャスター1を連結して、側部に伸縮ロッド5を連結している。この伸縮ロッド5は、上端のグリップ4を鞄本体3の中央に位置させる方向に傾斜し、または湾曲している。
The caster-equipped scissors according to claim 11 of the present invention is a caster-equipped scissors according to
本発明の請求項12のキャスター付の鞄は、請求項7に記載されるキャスター付の鞄であって、伸縮取手2が、途中の引き出し位置で停止するストッパ15を備えている。
The caster-equipped scissors according to claim 12 of the present invention is a caster-equipped scissors according to
本発明のキャスター付の鞄は、紐を介して重い鞄を軽い力で引っ張って移動でき、また鞄が不意に移動するのを軽い引張力で制限して、楽に使用できる特徴がある。それは、本発明の鞄が、伸縮取手に紐のサブグリップを連結し、このサブグリップを手で握って、鞄本体を引っ張って移動させ、あるいは移動範囲を制限するので、伸縮取手を伸縮することで、サブグリップである紐の引っ張り方向を、鞄本体の移動方向である水平方向に合わせられるからである。鞄本体を移動方向である水平方向に引っ張るサブグリップは、引張力が鞄本体の移動に効果的に使用でき、重い鞄本体をも軽くスムーズに引っ張って移動でき、また電車等においては、鞄本体が移動するのを軽く阻止できる特徴がある。とくに、本発明の鞄は、紐のサブグリップを上下に伸縮できる伸縮取手に連結するので、サブグリップを引っ張る高さに伸縮ロッドを伸縮して調整できる。このため、サブグリップが鞄本体を引っ張る高さが変化しても、伸縮ロッドを伸縮させて、引張力を鞄本体の移動方向である水平方向に調整できる。たとえば、背の高い人が立った状態で使用するときは、サブグリップを引っ張る手の位置が高くなるので、伸縮ロッドを伸長させてサブグリップの位置を高くして楽に引っ張ることができる。また背の低い人が使用するときには、伸縮ロッドを調整してサブグリップの位置を最適な位置として楽に引っ張ることができる。さらにまた、電車やバス等では、シートに座ることもあるが、この場合においても、伸縮ロッドを収縮させてサブグリップの連結部分を最適な高さとすることにより、最も理想的に鞄の移動を制限できる。以上のように、サブグリップが鞄本体を引っ張る高さが変化しても、常にサブグリップでもって、鞄本体の移動方向である水平方向として、軽く弱い力で重い鞄本体を移動でき、また移動を阻止できる。 The bag with a caster according to the present invention has a feature that a heavy bag can be pulled and moved through a string with a light force, and the bag can be used easily by restricting a bag from moving unexpectedly with a light pull. That is, the hook of the present invention connects the subgrip of the string to the extendable handle, grasps the subgrip with the hand, and pulls the hook main body to move, or restricts the movement range, so that the extendable handle can be expanded and contracted. This is because the pulling direction of the string as the sub-grip can be adjusted to the horizontal direction as the moving direction of the bag main body. The sub-grip that pulls the heel body in the horizontal direction, which is the direction of movement, can be used effectively to move the heel body, and even the heavy heel body can be moved by pulling lightly and smoothly. There is a feature that can lightly prevent the movement. In particular, the bag of the present invention is connected to an extendable handle that can extend and retract the subgrip of the string, so that the extension rod can be extended and adjusted to the height at which the subgrip is pulled. For this reason, even if the height at which the sub-grip pulls the cocoon body changes, the telescopic rod can be expanded and contracted to adjust the tensile force in the horizontal direction, which is the moving direction of the cocoon body. For example, when used in a state where a tall person is standing, the position of the hand that pulls the sub-grip becomes high, so that the telescopic rod can be extended to raise the position of the sub-grip and be pulled easily. In addition, when a person with a short height uses it, the telescopic rod can be adjusted so that the position of the sub grip can be easily pulled as the optimum position. Furthermore, in trains, buses, etc., you may sit on the seat, but even in this case, it is most ideal to move the kite by contracting the telescopic rod to make the connecting part of the sub grip optimal height. Can be limited. As described above, even if the height at which the subgrip pulls the heel body changes, the heel body can be moved and moved with light and weak force as the horizontal direction, which is the direction of movement of the heel body, at all times. Can be prevented.
本発明の請求項3と請求項9のキャスター付の鞄は、サブグリップが、先端部に、紐をループ状に連結してなるループ部を備えているので、このループ部を手で握って、あるいは、このループ部に手を挿通して、簡単かつ楽に、しかも、しっかりとサブグリップを保持することができる。
In the caster-equipped scissors according to
また、本発明の請求項4と請求項5のキャスター付の鞄は、グリップが鞄本体の中央に位置する方向に伸縮ロッドを傾斜させ、あるいは湾曲させるので、グリップに紐材のサブグリップを連結してこれを引っ張ることにより、鞄本体を引張方向にスムーズに移動できる。
In addition, according to
さらに、本発明の請求項6のキャスター付の鞄は、伸縮取手が途中の引き出し位置で停止するストッパを備えるので、サブグリップの引張方向が水平方向となるように伸縮ロッドの長さを調整して、その位置に停止して、鞄本体を引っ張って移動できる。この鞄は、サブグリップの引張力を水平方向に調整して鞄本体を引っ張るとき、伸縮ロッドの長さが変化せず、サブグリップの引張方向を常に水平方向に保持して、鞄本体を軽くスムーズに移動できる。
Furthermore, the caster-equipped scissors according to
さらにまた、本発明の請求項7のキャスター付の鞄は、キャスターを大きくすることなく、路面抵抗の大きい路面を安定して倒れない姿勢で、楽にスムーズに移動できる極めて優れた特徴を実現する。それは、この鞄が、伸縮取手のグリップを握って鞄本体を倒れない姿勢に保持しながら、鞄本体に連結している紐のサブグリップを引っ張って鞄本体を移動できるからである。この移動状態は、たとえば、図16で示すように、左手で伸縮取手2のグリップ4を握り、右手で紐材のサブグリップ6を引っ張って鞄本体3を移動する状態となる。このとき、伸縮取手2のグリップ4を握る左手と、サブグリップ6の右手の両方で鞄本体3を移動させることもできる。この状態で移動される鞄は、鞄本体3が倒れるのを伸縮取手2のグリップ4で確実に阻止しながら、サブグリップ6でもって鞄本体3を多少は上向きに引っ張って移動させる。鞄本体3を上向きに引っ張るサブグリップ6は、引張力の全てを鞄本体3の移動に利用できない。ただ、凹凸が大きくてスムーズに移動できない路面抵抗の大きい場所では、鞄本体を上向きに引き上げながら移動することで、キャスターが路面の凹凸を越える状態でスムーズに移動できる。ただ、この状態で凹凸の大きい路面に移動される鞄本体は、倒れやすくなるが、伸縮取手のグリップを握って倒れないように保持されるので、倒れることなく、凹凸の大きい路面をも楽に移動できる特徴がある。
Furthermore, the bag with a caster according to
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための鞄を例示するものであって、本発明は鞄を以下のものに特定しない。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. However, the example shown below illustrates the bag for embodying the technical idea of the present invention, and the present invention does not specify the bag as follows.
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。 Further, in this specification, in order to facilitate understanding of the scope of claims, numbers corresponding to the members shown in the examples are indicated in the “claims” and “means for solving problems” sections. It is added to the members. However, the members shown in the claims are not limited to the members in the embodiments.
図4ないし図10に示す鞄は、底面の四隅部に自由な方向に走行可能なキャスター1を有する鞄本体3と、この鞄本体3に連結している伸縮取手2と、伸縮取手2または鞄本体3に連結している所定の長さの紐材からなるサブグリップ6とを備える。鞄本体3の底面の四隅部に設けたキャスター1は、自由な方向に走行可能な首振り式のキャスターである。この鞄は、四隅のキャスター1で鞄本体3を自立させる状態として、伸縮取手2を押して、あるいは伸縮取手2を引いて、自由な方向に移動できる。
4 to 10 includes a
図4ないし図7に示す鞄は、鞄本体4の底面の四隅部にキャスター1を固定している。図8ないし図10に示す鞄は、底面の四隅部にキャスター1を設けているベースフレーム7を備え、このベースフレーム7に鞄本体3を載せて、鞄本体4の底面の四隅部にキャスター1を配置している。図8ないし図10の鞄は、鞄本体3を脱着できるようにベースフレーム7に装着している。この鞄は、鞄本体3を簡単に交換できる特長がある。ただ、鞄本体は、脱着できないようにベースフレームに固定することもできる。
4 to 7,
鞄本体3は、充分な強度を有する硬質材、例えば、ABS樹脂等の硬質プラスチック、繊維材をバインダーで硬化結合して成形したもの、耐水性の硬い紙の表面に塗料を塗布したもの、アルミニウム等の金属で製作することも、可撓性のシート等の軟質材で製作することも、あるいはまた、これらを組み合わせて製作することもできる。可撓性のシートで製作される鞄本体は、内側に補強枠材を配設して保形することができる。ただ、可撓性のシート等の軟質材で製作される鞄本体は、必ずしも補強剤で補強する必要はなく、鞄全体が可撓性を有する構造とすることもできる。この鞄本体は、たとえば、ベースフレームに連結して使用する。
The
図に示す鞄本体3は、本体部3Aと、蓋体3Bとからなる。蓋体3Bは、開閉できるように本体部3Aに連結されている。本体部3Aと蓋体3Bからなる鞄本体3は、図4、図5、図8ないし図10に示すように、片面に開閉できる蓋体3Bを有する構造とすることも、図6に示すように、両面に開閉できる蓋体3Bを有する構造とすることも、あるいは、図7に示すように、中間部分で展開できる構造とすることもできる。鞄本体3は、本体部3Aや蓋体3Bの表面に、ポケットを設けて便利に使用できる。
The bag
伸縮取手2は、鞄本体3から上方に伸びて自立し、かつ上下方向に伸縮自在な伸縮ロッド5を備える。伸縮取手2は、伸縮ロッド5の上端にグリップ4を設けている。さらに、伸縮取手2は、伸縮ロッド5を伸長位置に停止させるストッパを備えている。
The expansion /
伸縮取手2は、鞄本体3に連結している。図4ないし図7に示す伸縮取手2は、伸縮ロッド5を収縮した状態で、鞄本体3に収納できるように、伸縮ロッド5の下部を鞄本体3の内部に配設して、グリップ4を鞄本体3の上面に配置している。とくに、図4ないし図6に示す鞄本体3は、収納された伸縮取手2のグリップ4を掴みやすいように、鞄本体3の上面に挿入凹部14を設けており、この挿入凹部14にグリップ4を収納するようにしている。
The
さらに、図8ないし図10に示す鞄は、伸縮取手2を、ベースフレーム7の側部に自立姿勢で固定している。これらの図のベースフレーム7は、プラスチックを成形して製作している。ベースフレーム7は、四隅部にキャスター1を設けて、上に鞄本体3を装着している載せ台8を備えており、この載せ台8の側部に伸縮ロッド5を自立するように固定している。このように、載せ台8の側部に伸縮ロッド5を配置する構造は、載せ台8の上面のほぼ全面に鞄本体3を配置できるので、載せ台8に装着する鞄本体3の底面を広くできる特長がある。図のベースフレーム7は、載せ台8の上面であって、伸縮ロッド5に隣接して鞄本体3を装着している。
8 to 10 fixes the
図8に示すベースフレーム7は、長方形の載せ台8の長辺となる側部の両端に一対の伸縮ロッド5を固定している。図8のベースフレーム7は、載せ台8の隅部に固定される伸縮ロッド5を補強壁9で補強している。補強壁9は、載せ台8の両端縁に沿って設けられた壁で、伸縮ロッド5と載せ台8とを連結して、伸縮ロッド5を倒れないように載せ台8に連結する。補強壁9は、プラスチック製の載せ台8に一体的に成形して設けている。このベースフレーム7は、伸縮ロッド5と補強壁9で囲まれる部分に鞄本体3を装着している。
A
図9と図10に示すベースフレーム7は、長方形の載せ台8の長辺となる側部の中央に一対の伸縮ロッド5を固定している。このベースフレーム7は、伸縮ロッド5を挿通して連結する支持筒10を、プラスチック製の載せ台8に一体的に成形して設けている。図のベースフレーム7は、載せ台8の側部に2本の支持筒10を設けて、各々の支持筒10に伸縮ロッド5を挿通して連結している。さらに、図に示すベースフレーム7は、支持筒10を載せ台8の下面から突出して設けており、この突出部に補強壁11を一体的に成形して設けている。補強壁11は、支持筒10と載せ台8の下面に連結している。補強壁11は、載せ台8の四隅の下面にキャスター1を設けることによってできるキャスター間のスペースを有効利用して設けている。さらに、ベースフレーム7は、キャスター1で持ち上げられて、載せ台8の下面にできるスペースを有効利用して、支持筒10と補強壁11とを設けている。
The
伸縮取手2は、鞄をキャスター1で移動させるときに上方に引き出される。鞄をキャスター1で移動させないとき、伸縮取手2は収縮して押し込まれる。伸縮取手2のグリップ4は、伸縮ロッド5を介して鞄本体3に伸縮自在に連結される。図4、図5、図7ないし図10に示す伸縮取手2は、鞄本体3の片側(図において右側)に配設して、伸縮取手2を伸長させて引き上げると、伸縮ロッド5の上端のグリップ4が片側から中央に向かって移動するように配設している。図に示すように、伸縮ロッド5を鞄本体3の片側に固定する場合、鞄本体3の中央とは、左右方向の中心を意味するものとする。
The
図4及び図7ないし図9に示す伸縮取手2は、グリップ4が引き上げられて伸縮ロッド5が伸長されると、鞄本体3の片側から中央に向かってグリップ4を移動させるように伸縮ロッド5を湾曲させている。これらの図の鞄は、鞄本体3の右側に伸縮ロッド5を固定しているので、伸縮取手2が引き上げられると、グリップ4を鞄本体3の右側から左側に向かって移動させるように、伸縮ロッド5を湾曲させている。いいかえると、伸縮ロッド5は、中央部が外側に突出する方向に湾曲されて、引き上げられたグリップ4を、鞄本体3の側部から中央に接近する方向に移動させるようにしている。
The
さらに、図5と図10の伸縮取手2は、グリップ4が引き上げられて伸縮ロッド5が伸長されると、鞄本体3の片側から中央に向かってグリップ4を移動させるように伸縮ロッド5を傾斜させている。図5の鞄は、鞄本体3の右側に伸縮ロッド5を固定しているので、引き上げられるグリップ4が鞄本体3の右側から左側に向かって移動するように、伸縮ロッド5を傾斜させている。さらに、図10に示す鞄は、ベースフレーム7の片側に固定される伸縮ロッド5を、引き上げられるグリップ4が載せ台8の右側から左側に向かって移動するように、伸縮ロッド5を傾斜させている。
5 and FIG. 10, when the
以上のように、伸縮ロッド5が上端のグリップ4を鞄本体3の中央に位置させるように方向に傾斜し、あるいは湾曲する伸縮取手2は、グリップ4を引き上げた状態で、必ずしもグリップが鞄本体の中央に位置する必要はない。それは、グリップが完全に中央になくても、グリップを押して鞄を曲がらないように前方に移動できるからである。引き上げられたグリップ4の位置は、図において、伸縮ロッド5を配設している鞄本体の一方の端面を基準の0点とし、反対側の端面を100とすれば、たとえば、15〜80%の位置、好ましくは20〜60%、さらに好ましくは20〜50%の位置である。
As described above, the
さらに、図示しないが、鞄は、湾曲する伸縮ロッドを傾斜して鞄本体の片側に固定して、グリップを引き上げて、鞄本体の片側から中央に向かって移動させることもできる。この鞄は、湾曲する曲率半径を大きくすると共に、傾斜角を直角に近くして、グリップを引き上げて鞄本体の中央に接近できる。それは、傾斜させることと湾曲させることの両方で、引き上げたグリップを鞄本体の側部から中央に移動できるからである。 Further, although not shown in the drawing, the scissors can be moved from one side of the scissors body toward the center by tilting a bending telescopic rod and fixing it to one side of the scissors body, pulling up the grip. In addition to increasing the curvature radius of the heel, the heel can be brought close to a right angle and the grip can be pulled up to approach the center of the heel body. This is because the lifted grip can be moved from the side of the bag body to the center by both inclining and bending.
さらに、図6に示す伸縮取手2は、グリップ4を鞄本体3の上面の中央に配置している。この伸縮取手2は、鞄本体3の中央に、直線状の伸縮ロッド5を垂直に固定している。この鞄も、グリップ4を引き上げた状態で、グリップ4を鞄本体3の中央に配置できる。
Furthermore, the
以上の鞄は、伸縮取手2を引き上げた状態で、グリップ4が鞄本体3の中央に位置するので、グリップ4を握って鞄をスムーズに移動できる特徴がある。さらに、後述するが、伸縮取手にサブグリップを連結する鞄においては、サブグリップを引っ張ることにより、鞄本体を引張方向にスムーズに移動できる特徴がある。
Since the
ただ、本発明の鞄は、伸縮取手を引き上げた状態で、必ずしもグリップが鞄本体の中央に位置するように伸縮ロッドを湾曲させ、あるいは傾斜させ、あるいはまた、鞄本体の中央に伸縮ロッドを配設する必要はない。伸縮取手は、図示しないが、鞄本体の片側に、直線状の伸縮ロッドを垂直に固定することもできる。 However, with the heel of the present invention, the telescopic rod is bent or inclined so that the grip is positioned at the center of the heel body, or the telescopic rod is arranged at the center of the heel body with the expansion handle pulled up. There is no need to install it. Although the extension handle is not shown, a linear extension rod can be fixed vertically to one side of the bag main body.
伸縮ロッド5は、収縮状態、いいかえるとグリップ4を最も押し下げた状態では、グリップ4が鞄本体3の上部ないし上方に位置してストッパで停止される。伸縮ロッド5は、収縮されてグリップ4を最も低くする位置で、キャスター1の底面からグリップ4の上面までの距離を約50cmとする。ただし、伸縮ロッドは、収縮されてグリップを最も低くする位置で、キャスターの底面からグリップの上面までの距離を、好ましくは30〜80cm、さらに好ましくは35〜70cmとすることもできる。伸縮ロッド5を収縮してグリップ4を最も低くする状態で、グリップ4を掴みやすいように、鞄本体3をグリップ4よりも低くする。伸縮ロッド5は、伸長状態、いいかえるとグリップ4を最も高く引き上げた状態では、キャスター1の底面からグリップ4の中心までの高さが60〜100cm、好ましくは65〜85cmとなる位置でストッパで停止される。
When the
伸縮ロッド5は、鞄本体3またはベースフレーム7に、上下方向に配設しているガイド筒5Bと、このガイド筒5Bに出し入れできるように挿入している引出ロッド5Aとを備え、引出ロッド5Aの上端にグリップ4を固定している。図4、図5、及び図7に示す鞄は鞄本体3の片側に、図6に示す鞄は鞄本体3の中央に、図8ないし図10に示す鞄は鞄本体3の片側であってベースフレーム7の側部に、それぞれガイド筒5Bを固定している。ガイド筒5Bと引出ロッド5Aは、太さの異なる金属筒とすることができる。ただし、ガイド筒と引出ロッドは、プラスチックを角筒状に成形して製作することもできる。
The
図4ないし図7、図9、及び図10に示す伸縮ロッド5は、ガイド筒5Bに出し入れできるように挿入している2段の引出ロッド5Aを備える。2段の引出ロッド5Aは、上段の引出ロッド5Aaを下段の引出ロッド5Abよりも細くして、上段の引出ロッド5Aaを下段の引出ロッド5Abに出し入れできるように挿通している。さらに、伸縮ロッド5は、下段の引出ロッド5Abをガイド筒5Bよりも細くして、下段の引出ロッド5Abをガイド筒5Bに出し入れできるように挿通している。これらの図の伸縮ロッド5は、2段に伸縮できる構造としている。ただ、伸縮ロッド5は、図8に示すように、ガイド筒5Bに出し入れできる1段の引出ロッド5Aを備えて、1段の伸縮構造とすることも、あるいは、図示しないが、3段以上に伸縮できる構造とすることもできる。
The
以上の図に示す鞄は、鞄本体3の片側あるいは中央に2本の伸縮ロッド5を配置して、2本の伸縮ロッド5の上端にグリップ4を連結している。図8ないし図10に示す伸縮取手2は、2本のガイド筒5Bの上端を連結ロッド12で連結している。これらの図の伸縮取手2は、ガイド筒5Bの下端を載せ台8に固定して、上端部分を連結ロッド12で連結している。このように、ガイド筒5Bの上端を連結ロッド12で連結する構造は、2本の伸縮ロッド5を補強して、より安定して自立できる。さらに、図9の鎖線で示すように、最も降下したグリップ4と連結ロッド12との間には、手を入れる挿入隙間13を設けている。降下したグリップ4を掴みやすくするためである。図のグリップ4は、プラスチックで全体をコ字状に成形して、両端の折曲部分を引出ロッド5Aに連結して、挿入隙間13を設けている。
In the scissors shown in the above figures, two
ストッパは、伸縮ロッドの伸縮を停止できる全ての機構を利用できる。ストッパは、好ましくは、伸縮取手を途中の引き出し位置で停止できる構造とする。この構造のストッパを備える伸縮取手は、グリップの位置を好適に選択しながら伸縮ロッドの伸縮を停止できるからである。伸縮取手のストッパの詳細な構造については後述する。 The stopper can use any mechanism that can stop the expansion and contraction of the telescopic rod. The stopper is preferably structured so that the extendable handle can be stopped at an intermediate pulling position. This is because the expansion / contraction handle provided with the stopper of this structure can stop the expansion / contraction of the expansion / contraction rod while suitably selecting the position of the grip. The detailed structure of the extendable handle stopper will be described later.
サブグリップ6は、所定の長さの紐材で、伸縮取手2または鞄本体3に連結している。伸縮取手2に連結されるサブグリップ6は、図4ないし図10に示すようにグリップ4に連結し、あるいは伸縮ロッドに連結する。グリップ4に連結するサブグリップ6は、好ましくは、グリップ4の端部に連結する。それは、サブグリップ6を引っ張って、鞄本体3を引張方向にスムーズに移動できるからである。図に示すグリップ4は、端部にサブグリップ6を連結する連結部40を設けている。連結部40は、たとえば、図4と図11に示すように貫通孔40Aとすることができる。図に示す貫通孔40Aは、グリップ4の上面と端面とを連通して開口している。ただ、グリップ4に設ける貫通孔40Aは、図7と図8に示すように、グリップ4の両側面を貫通して設けることもできる。貫通孔40Aである連結部40は、最も簡単に設けることができる。さらに、連結部40は、図12と図13に示すように、グリップ4に設けた連結具40B、40Cとすることもできる。図12に示す連結具は、グリップ4に設けた貫通孔40Aに挿通したリング部材である。さらに、図13に示す連結具40Cは、グリップ4に固定したリング部材である。グリップ4に固定するリング部材は、グリップ4に埋設し、あるいはネジ止めし、あるいは接着して所定の位置に固定できる。
The
グリップ4の端部に設ける連結部40は、好ましくは、グリップ4の両端部に設ける。それは、鞄を使用するユーザーの利き手や得手によって鞄を引っ張る方向が異なるからである。たとえば、図4において、矢印Aで示す方向に伸縮取手2を引っ張る場合には、図においてグリップ4の左下側の端部に設けた連結部40にサブグリップ6を連結し、矢印Bで示す方向に伸縮取手2を引っ張る場合には、図においてグリップ4の右上側の端部に設けた連結部40にサブグリップ6を連結する。以上の図に示す連結部40は、グリップ4の端部に設けているが、連結部は、グリップの中央部に設けることもできる。
The connecting
また、伸縮ロッド5に連結するサブグリップ6は、図14に示すように、伸縮ロッド5に巻き付ける状態で連結することができる。図に示すサブグリップ6は、連結側の先端部に連結部材46を備えている。図の連結部材46は、細い線材をループ状に連結してなる連結ループ部46Aである。図のサブグリップ6は、この連結ループ部46Aを伸縮ロッド5の周囲に沿って巻くと共に、巻いた連結ループ部46Aの先端部にサブグリップ6の本体部分を挿通して引っ張って、線材である連結部材46を伸縮ロッド5に巻き付けて連結している。この連結構造は、サブグリップ6を簡単かつ容易に伸縮ロッド5に連結できる特長がある。さらに、図に示す連結構造で、サブグリップをグリップに連結することもできる。ただ、サブグリップは、伸縮ロッドに貫通孔や連結具等の連結部を設けて、この連結部を介して連結することもできる。このように、伸縮ロッド5にサブグリップ6を連結する構造は、実質的にはグリップの端部にサブグリップを連結するときと同様に、サブグリップ6を引っ張って、鞄本体を引張方向にスムーズに移動できると共に、鞄本体の移動を制限できる特長がある。
Moreover, the
さらに、鞄本体3に連結されるサブグリップ6は、図4ないし図10の鎖線で示すように本体部3Aに連結する。鞄本体3に連結するサブグリップ6は、好ましくは、本体部3Aの前後方向(図4において矢印A、Bで示す方向)の端部であって、上部に連結する。すなわち、鞄本体3の上側両端部のコーナー部の近傍に連結する。これらの図に示す鞄本体3は、上側両端のコーナー部にサブグリップ6を連結する連結部41を設けている。連結部41は、好ましくは、鞄本体3の左右の中央に設ける。サブグリップ6を引っ張って鞄を移動しやすくするためである。連結部41は、たとえば、本体部3Aに固定した連結具41Aとすることができる。図4ないし図6に示す連結部41は、連結具41Aを、金属製あるいはプラスチック製のリング部材として、連結片42を介して鞄本体3の表面に連結している。図7に示す連結部41は、鞄本体3に一体的に成形した連結凸部41Bとしている。さらに、図8ないし図10に示す連結部41は、布地や紐で形成したループ部41Cとして、連結片42を介して鞄本体3に連結している。これらの連結部41にサブグリップ6の連結端を連結してサブグリップ6を鞄本体3に連結している。鞄本体3に設ける連結部41も、好ましくは、鞄本体3の前後の両側に設ける。それは、前述のように、鞄を使用するユーザーの利き手や得手によって鞄を引っ張る方向が異なるからである。たとえば、図4において、矢印Aで示す方向に鞄本体3を引っ張る場合には、図において左下側の端部に設けた連結部41にサブグリップ6を連結し、矢印Bで示す方向に鞄本体3を引っ張る場合には、図において右上側の端部に設けた連結部(図示せず)にサブグリップを連結する。
Further, the
ただ、鞄本体は、必ずしも専用の連結部を設ける必要はない。たとえば、図に示す鞄本体3は、伸縮取手2のグリップ4以外にも、鞄本体3を手で持ち運ぶことができるグリップ部43を鞄本体3の上面あるいは端面に設けている。このグリップ部43をサブグリップ6の連結部とすることもできる。たとえば、図4ないし図6に示す鞄のグリップ部43は、握り部44の両端を連結リング45を介して鞄本体3に連結している。この連結リング45をサブグリップ6の連結部に併用して連結リング45にサブグリップ6を連結することもできる。図に示す鞄本体3は、上面と端面の両方にグリップ部43を設けている。したがって、この鞄は、鞄本体3の上面のグリップ部43の連結リング45にサブグリップを連結し、あるいは、端面に位置するグリップ部43の上方の連結リング45にサブグリップ6を連結して使用できる。ただ、サブグリップは、グリップ部の握り部に連結することもできる。
However, the bag main body does not necessarily need to be provided with a dedicated connecting portion. For example, in addition to the
さらに、本発明の鞄は、伸縮取手や鞄本体に設ける連結部を以上の構造に特定しない。本発明は、サブグリップを連結できる種々の形状や構造の連結部を伸縮取手や鞄本体に設けることができる。 Furthermore, the bag of this invention does not specify the connection part provided in a telescopic handle or a bag main body to the above structure. In the present invention, connecting portions having various shapes and structures capable of connecting the subgrip can be provided on the extendable handle or the bag main body.
サブグリップ6は、好ましくは、脱着自在に伸縮取手2または鞄本体3に連結される。ただ、サブグリップは、脱着できないように伸縮取手または鞄本体に固定することもできる。図に示すサブグリップ6は、伸縮取手2または鞄本体3に、脱着自在に連結するために、連結端に連結部材46を備えている。図4ないし図11、及び図14に示すサブグリップ6は、先端部に細い線材をループ状に連結してなる連結ループ部46Aを設けており、この連結ループ部46Aを伸縮取手2のグリップ4または伸縮ロッド5に連結している。この連結部材46は、貫通部またはリング部である連結部40に挿通された連結ループ部46Aの先端にサブグリップ6の本体部分を挿通して、あるいは、図14に示すように、連結ループ部46Aを伸縮ロッド5の周囲に沿って巻くと共に、巻いた連結ループ部46Aの先端部の内側にサブグリップ6の本体部分を挿通して引っ張って、線材である連結部材46を簡単に伸縮取手2に連結できる。図に示すサブグリップ6は、線材である連結部材46を伸縮取手2に連結しているが、線材である連結部材を鞄本体の連結部に連結することもできる。
The
さらに、連結部材46は、図12や図13に示すように、脱着連結具46Bとすることもできる。図に示す脱着連結具46Bは、開閉できるフック部または脱着できるリング部を有し、このフック部またはリング部を伸縮取手2または鞄本体3の連結部40、41に挿通して連結する構造としている。脱着連結具46Bが連結される伸縮取手2または鞄本体3の連結部40、41は、たとえば、図に示すように、伸縮取手2のグリップ4に設けた連結具40B、40Cとし、あるいは、鞄本体3の本体部3Aに設けた連結具41A、連結凸部41B、またはループ部41Cとすることができる。脱着連結具46Bを有するサブグリップ6は、簡単に脱着できる特長がある。
Further, the connecting
サブグリップ6の紐材は、伸縮取手2または鞄本体3に連結した状態で、離れた位置から引っ張って移動でき、または、移動を制限できる所定の長さと強度を有する。サブグリップ6の紐材は、全長を10cm〜90cmとすることができる。伸縮取手2のグリップ4に連結する紐材は、図15と図16に示すように、伸縮ロッド5でグリップ4の停止位置を上下に変更することにより、サブグリップ6の連結位置を手の高さに接近できるので、全長を10cmないし50cmとして便利に使用できる。また、鞄本体3に連結する紐材は、図17に示すように、グリップ4を最も伸長させた状態で使用して、鞄本体3を引っ張ることができるように、立った状態における手の位置までの長さとなるように、全長を20cm〜90cmとして便利に使用できる。
The string material of the
サブグリップ6の紐材には、たとえば、天然繊維や合成繊維を紐状に編んだもの、または紐状や帯状に織ったものが使用できる。天然繊維には、綿等の植物繊維や絹等の動物繊維が使用できる。合成繊維には、高分子化合物を紡糸した繊維、たとえば、ポリエステル、ポリアミド、アクリル繊維等が使用できる。ポリエステル等の合成繊維を紐状に編み、または紐状や帯状に織った紐材は、手触りが良く、強度も強く、また製造コストを低減できるので安価に大量生産できる特長がある。とくに、合成繊維を袋織りした組紐は、丈夫で引っ張りに対しても強く、また、伸縮性もあるのでサブグリップの紐材として好適に使用できる。
As the string material of the
ただ、サブグリップ6の紐材には、これら以外のもの、たとえば、金属製またはプラスチック製のリングを多数連結してなる鎖、あるいは、プラスチックや布、革等を細長い可撓性のある帯状に成形したテープやベルト、あるいはまた、プラスチックを可撓性のある線状に成形した線材等も使用できる。したがって、本明細書において、紐材とは、プラスチック繊維や糸、布、紙、革等を編んで、あるいは織って紐状としたものだけでなく、細長い帯状のテープやベルト、鎖、線材等を等を含む広い意味で使用する。 However, other than these, for example, a chain formed by connecting a large number of metal or plastic rings, or plastic, cloth, leather, etc., in the form of a thin and flexible band It is also possible to use a molded tape or belt, or a wire formed by forming a plastic into a flexible linear shape. Therefore, in the present specification, the string material is not only a knitted or woven plastic fiber, thread, cloth, paper, leather, etc., but also a strip-like tape, belt, chain, wire, etc. Is used in a broad sense including etc.
サブグリップ6は、連結端を伸縮取手2または鞄本体3に連結すると共に、反対側の端部を握って鞄本体3の移動を制限し、あるいは、鞄本体3を引っ張って移動する。図に示すサブグリップ6は、連結端と反対側の端部に、紐材をループ状に連結してなるループ部6Aを設けている。このサブグリップ6は、ループ部6Aを握って、あるいは、このループ部6Aに手を挿通して、簡単かつ楽に、しかも、しっかりとサブグリップ6を保持することができる。
The
以上の構造の鞄は、以下のようにしてサブグリップ6を使用する。伸縮取手2のグリップ4にサブグリップ6を連結してなる鞄は、ユーザーの使用状態に応じてグリップ4の高さを調整できるので、サブグリップ6である紐材の引っ張り方向を、鞄本体3の移動方向である水平方向に合わせる状態で配置できる。たとえば、図15に示すように、ユーザーが立った状態では、伸縮取手2の伸縮ロッド5を伸長させてグリップ4の位置を手の高さに調整し、サブグリップ6の引っ張り方向が水平な方向となるようにする。この鞄は、たとえば、背の高い人の場合には、グリップ4を高い位置まで引き出して、背の低い人の場合には、グリップ4を低い位置まで押し込んで、サブグリップ6の連結位置を最も手の位置に近づけることができる。手の位置に近いサブグリップ6は、最も楽な姿勢で手で持つことができると共に、最も少ない力で鞄の移動を制限でき、また、鞄を引っ張って移動できる。さらに、図16に示すようにユーザーがシート等に座った状態では、伸縮取手2の伸縮ロッド5を収縮させてグリップ4の位置を座った状態の手の高さに調整し、サブグリップ6の引っ張り方向が水平な方向となるようにして、最も楽な姿勢でサブグリップを持つことができると共に、最も少ない力で鞄の移動を制限できる。このように、上下に伸縮できる伸縮取手2のグリップ4にサブグリップ6を連結する構造は、グリップ4の位置を最適な高さとしながら最も少ない力で鞄を移動でき、また、移動を制限できる状態に保持できる。
The bag having the above structure uses the
さらに、鞄本体3にサブグリップ6を連結してなる鞄は、図17に示すようにして使用する。この図は、左手で伸縮取手2のグリップ4を握り、右手で紐材のサブグリップ6を引っ張って鞄本体3を移動する状態を示している。この移動状態では、伸縮取手2のグリップ4を握る左手と、サブグリップ6の右手の両方で鞄本体3を移動させることができる。このため、鞄本体3が倒れるのを伸縮取手2のグリップ4で確実に阻止しながら、サブグリップ6でもって鞄本体3を上向きに引っ張って移動させて、段差のある路面等を安定して倒れない姿勢で、楽にスムーズに移動できる。
Further, the bag formed by connecting the
さらに、サブグリップを伸縮取手や鞄本体に脱着自在に連結できる鞄は、その用途に応じて、サブグリップの連結位置を変更して、理想的に使用できる。すなわち、伸縮取手に連結する状態では、最も少ない力で鞄本体の移動を制限し、あるいは鞄本体を引っ張って移動させ、また、鞄本体に連結する状態では、凹凸の大きい路面を、倒れないように保持しながら楽に移動できる。 Furthermore, a heel that can be detachably connected to a subgrip handle or a heel body can be used ideally by changing the position of the subgrip according to the application. In other words, in the state where it is connected to the telescopic handle, the movement of the heel body is restricted with the least force, or the heel body is pulled and moved. You can move easily while holding.
以下、伸縮取手のストッパの一例を図面に基づいて説明する。図18ないし図20に示す伸縮ロッド5は、2段の引出ロッド5Aを伸縮できる構造としているので、上下に2つのストッパ15を備えている。第1ストッパ15Aは、上段の引出ロッド5Aaと下段の引出ロッド5Abの伸縮を停止する。第2ストッパ15Bは、下段の引出ロッド5Abとガイド筒5Bの伸長を停止する。さらに、下段の引出ロッド5Abとガイド筒5Bの収縮は、第1ストッパ15Aで停止する。
Hereinafter, an example of the stopper of the extendable handle will be described with reference to the drawings. Since the
第1ストッパ15Aは、上段の引出ロッド5Aaの下端部に配設されて、下段の引出ロッド5Abに向かって弾性的に突出する突出ピン16と、下段の引出ロッド5Abに設けられて、突出ピン16が挿入される係止部17と、突出ピン16を係止部17から強制的に引き抜く第1解除機構18とを備える。第2ストッパ15Bは、下段の引出ロッド5Abの下端部に配設されて、ガイド筒5Bに向かって弾性的に突出する突出ピン36と、ガイド筒5Bに設けられて、突出ピン36が挿入される係止部37と、突出ピン36を係止部37から強制的に引き抜く第2解除機構38とを備える。
The
突出ピン16は、上段の引出ロッド5Aaの下端部の内部に、引出ロッド5Aの外周方向に弾性的に突出するように、弾性部材19を介して配設されている。突出ピン36は、下段の引出ロッド5Abの下端部の内部に、引出ロッド5Aの外周方向に弾性的に突出するように、弾性部材39を介して配設されている。これらの突出ピン16、36は、弾性部材19、39に押圧されて引出ロッド5Aから弾性的に突出する。突出ピン16、36は、互いに反対方向に突出するように引出ロッド5Aに配置している。図の伸縮ロッド5は、突出ピン16を内側に、すなわち対向する伸縮ロッド5の方向へ突出させて、突出ピン36を外側に、すなわち対向する伸縮ロッド5と反対の方向へ突出させている。
The protruding
係止部17、37は、突出ピン16、36が挿入される貫通孔または凹部である。図に示す下段の引出ロッド5Abとガイド筒5Bは、突出ピン16、36を挿入させる貫通孔を開口して係止部17、37としている。このように、係止部17、37を貫通孔とする構造は、ここに挿入される突出ピン16、36を貫通孔に貫通して突出させて、伸縮ロッド5を確実に停止できる特長がある。このことは、とくに、伸縮ロッド5を杖代わりに使用して、いいかえるとグリップ4に体重をかける姿勢として体を支えるときに極めて安全に使用できる。それは、突出ピン16、36が不意に係止部17、37から外れて、伸縮ロッド5が押し込まれるのを有効に防止できるからである。また、グリップ4を持って鞄全体を持ち上げるときにも、伸縮ロッド5が不意に引き出されるのを防止できる特長もある。このように、引出ロッド5Aの位置を確実に固定できるストッパ15は、グリップ4を上昇位置とする場合においても、また降下位置とする場合においても、極めて安全に使用できる特長がある。ただ、係止部は、突出ピンの先端部を挿入させる凹部とすることもできる。
The locking
下段の引出ロッド5Abに設けられる係止部17は、図示しないが、上段の引出ロッド5Aaを最も引き上げた状態と、中間まで引き上げた状態と、最も降下させた状態とで突出ピン16を挿入する複数の位置に設けている。上段の引出ロッド5Aaが最も引き上げられた状態では、最も上の係止部17に突出ピン16が挿入され、上段の引出ロッド5Aaが最も降下された状態では、最も下の係止部17に突出ピン16が挿入され、さらに、上段の引出ロッド5Aaが中間まで引き上げられた状態では、突出ピン16が中間の係止部17に挿入されて上段の引出ロッド5Aaの伸縮が停止される。このように、下段の引出ロッド5Abの中間に係止部17を設けた伸縮ロッド5は、複数の段階に分けて上段の引出ロッド5Aaを伸縮できる特長がある。とくに、下段の引出ロッド5Abの中間に複数の係止部17を設ける伸縮ロッド5は、中間まで引き上げた上段の引出ロッド5Aaを複数の引き上げ位置で停止できるので、グリップ4の位置を少しずつ上下させて最適な位置を選択できる特長がある。ただ、上段の引出ロッドは、必ずしも中間位置で停止できる構造とする必要はなく、上昇位置と降下位置にのみ停止させることもできる。
Although not shown, the locking
ガイド筒5Bに設けられた係止部37は、下段の引出ロッド5Abを最も引き上げた状態で突出ピン36を挿入する位置に設けている。下段の引出ロッド5Abが最も引き上げられた状態で、係止部37に突出ピン36が挿入されて下段の引出ロッド5Abの伸長が停止される。さらに、ガイド筒は、下段の引出ロッドを中間まで引き上げた状態で突出ピンを挿入する位置に複数の係止部を設けることもできる。この伸縮ロッドも、中間まで引き上げた下段の引出ロッドを複数の引き上げ位置で停止できるので、グリップの位置を少しずつ上下させて最適な位置を選択できる特長がある。
The locking
さらに、ガイド筒5Bは、図19に示すように、上段の引出ロッド5Aaと下段の引出ロッド5Abを最も降下した状態で、突出ピン16を挿入する係止部30を設けている。係止部30は、降下位置にある下段の引出ロッド5Abの最も下の係止部17を貫通する突出ピン16を挿入する位置に設けている。すなわち、この伸縮ロッド5は、上段の引出ロッド5Aaと下段の引出ロッド5Abを最も降下させた状態で、下段の引出ロッド5Abの係止部17とガイド筒5Bの内側の係止部30とに突出ピン16を挿入して伸縮ロッド5を最も収縮した状態で停止させる。このように、ガイド筒5Bの外側に設けた係止部37に突出ピン36が挿入されて、下段の引出ロッド5Abの伸長が停止され、ガイド筒5Bの内側に設けた係止部30に突出ピン16が挿入されて、下段の引出ロッド5Abの収縮が停止される。
Further, as shown in FIG. 19, the
第1解除機構18は、図20に示すように、グリップ4に設けている押しボタン20と、この押しボタン20に連結されて、押しボタン20で上下に移動される駆動ロッド21と、駆動ロッド21の下端に押圧されて、突出ピン16を強制的に引き込む方向に回動する回動片22とを備える。
As shown in FIG. 20, the
押しボタン20は、グリップ4の上面の中央部分に、上下に移動できるように配設している。押しボタン20は、弾性体23を介してグリップ4の下面に連結しており、この弾性体23を介して弾性的に押し出されている。この押しボタン20は、下面に駆動ロッド21を連結しており、押しボタン20が指で上下に移動されると、駆動ロッド21を上下に駆動するようにしている。
The
駆動ロッド21は、グリップ4と上段の引出ロッド5Aaの内部に配設されており、押しボタン20で上下に駆動されて回動片22を回動させる。図20に示す駆動ロッド21は、グリップ4の下面に連結された水平ロッド21Aと、上段の引出ロッド5Aaに挿通された垂直ロッド21Bとを備える。水平ロッド21Aの両端は、垂直ロッド21Bの上端の上方に位置しており、水平ロッド21Aが下方に押圧されると垂直ロッド21Bを下方に押し下げるようにしている。垂直ロッド21Bは、上端を、上段の引出ロッド5Aa内を上下に移動する挿入キャップ24に挿通しており、垂直ロッド21Bを上段の引出ロッド5Aa内で正確に上下に移動できるようにしている。ただ、水平ロッドの両端は、垂直ロッドの上端に連結することもできる。たとえば、駆動ロッドは、コ字状に折曲してなる1本のロッドとすることもできる。駆動ロッド21の下端は、上段の引出ロッド5Aaの下端まで延長されている。
The
回動片22は、上段の引出ロッド5Aaの下端部に配設されており、駆動ロッド21の下端に押圧されて突出ピン16を強制的に引き込む方向に回動する。図に示す上段の引出ロッド5Aaは、下端にガイドキャップ25を連結しており、このガイドキャップ25の内部に、垂直面内で回動できるように回動片22を装着している。このガイドキャップ25は、駆動ロッド21の下端部を正確に上下動できるように、上段の引出ロッド5Aaに挿入される連結筒部26に、駆動ロッド21を挿通する挿通孔26Aを開口している。回動片22は、全体の形状をL字状に折曲しており、一端を回転軸27を介してガイドキャップ25に連結すると共に、他端の両側には、突出ピン16に向かって突出するピン22Aを設けている。この回動片22は、駆動ロッド21で押圧されて回動するとき、ピン22Aの先端を突出ピン16の両側に設けた突出部16Aに当接させて、回動するピン22Aで突出ピン16を押圧して強制的に後退させる。駆動ロッド21の押圧が解除されると、突出ピン16は回動片22のピン22Aに押圧されなくなり、弾性部材19で弾性的に押し出されて回動片22を元の姿勢に回動させる。
The rotating
以上の第1解除機構18は、押しボタン20が押されると駆動ロッド21が押し下げられて、駆動ロッド21の下端に配設された回動片22が回動される。回動する回動片22は、ピン22Aの先端で突出ピン16を引き抜く方向に移動させて、突出ピン16を係止部17から引き抜く。この状態で、第1ストッパ15Aは解除されて、上段の引出ロッド5Aaが下段の引出ロッド5Abの内部を上下に移動できる状態となる。押しボタン20を離すと、突出ピン16が弾性部材19に押圧されて下段の引出ロッド5Abに向かって突出できる状態となる。
In the
第1ストッパ15Aは、グリップ4に設けている第1解除機構18の押しボタン20を押して、突出ピン16を強制的に引き込んで係止状態を解除する。この状態で、上段の引出ロッド5Aaを引き上げ、あるいは降下させる。突出ピン16が引き込まれた上段の引出ロッド5Aaは、下段の引出ロッド5Abの内部を上下に移動する。押しボタン20を離した後、グリップ4を所定の高さに調整すると、突出ピン16が係止部17に案内され、上段の引出ロッド5Aaの伸縮が停止されて、グリップ4の上昇と降下が停止される。
The
第2解除機構38は、上段の引出ロッド5Aの下端に設けられた挿入ロッド31と、この挿入ロッド31の下端に押圧されて、突出ピン36を強制的に引き込む方向に回動する回動片32とを備える。
The
挿入ロッド31は、上段の引出ロッド5Aの下端に固定されたガイドキャップ25の下面に、下方に突出して設けられている。この挿入ロッド31は、下段の引出ロッド5Abの下端部に固定されたガイドキャップ35の挿通孔35Aに挿入されて、下端で回動片32の上面を押圧して回動片32を回動させる。
The
回動片32は、下段の引出ロッド5Abの下端部に配設されており、挿入ロッド31の下端に押圧されて突出ピン36を強制的に引き込む方向に回動する。図に示す下段の引出ロッド5Abは、下端にガイドキャップ35を連結しており、このガイドキャップ35の内部に、垂直面内で回動できるように回動片32を装着している。このガイドキャップ35は、挿入ロッド31を挿入できるように、上面に挿通孔35Aを開口している。回動片32は、全体の形状をL字状に折曲しており、一端を回転軸33を介してガイドキャップ35に連結すると共に、他端の両側には、突出ピン36に向かって突出するピン32Aを設けている。この回動片32は、挿入ロッド31で押圧されて回動するとき、ピン32Aの先端を突出ピン36の両側に設けた突出部36Aに当接させて、回動するピン32Aで突出ピン36を押圧して強制的に後退させる。挿入ロッド31の押圧が解除されると、突出ピン36は回動片32のピン32Aに押圧されなくなり、弾性部材39で弾性的に押し出されて回動片32を元の姿勢に回動させる。
The rotating
以上の第2解除機構38は、上段の引出ロッド5Aaが下段の引出ロッド5Abの最深部まで押し込まれると挿入ロッド31がガイドキャップ35の挿通孔35Aに挿入されて、下段の引出ロッド5Abの下端に配設された回動片32が回動される。回動する回動片32は、ピン32Aの先端で突出ピン36を引き抜く方向に移動させて、突出ピン36を係止部37から引き抜く。この状態で、第2ストッパ15Bは解除されて、下段の引出ロッド5Abがガイド筒5Bの内部を上下に移動できる状態となる。このとき、第1ストッパ15Aaの突出ピン16は下段の引出ロッド5Abの最も下に設けた係止部17に挿通されており、挿入ロッド31がガイドキャップ35の挿通孔35Aに挿入された状態に保持されている。このため、突出ピン36は、回動片32によって引き抜き方向に移動された状態に保持される。この状態で、上段の引出ロッド5Aaと下段の引出ロッド5Abは、収縮状態に連結されており、上段の引出ロッド5Aaと下段の引出ロッド5Abが一体的に連結された状態でガイド筒5Bの内部を上下に移動する。
In the
さらに、一体的に連結された上段の引出ロッド5Aaと下段の引出ロッド5Abとをガイド筒5Bに最も深く挿入すると、第1ストッパ15Aの突出ピン16がガイド筒5Bの内側に設けた係止部30に挿入される。この状態で、伸縮ロッド5の収縮が停止され、グリップ4が最も降下された状態で停止する。この突出ピン16と係止部30との係止状態を解除するときは、第1解除機構18の押しボタン20を押して突出ピン16を係止部30から引き抜く。この状態で、下段の引出ロッド5Abは、ガイド筒5Bの内部を上下に移動できる状態となる。
Further, when the upper drawing rod 5Aa and the lower drawing rod 5Ab that are integrally connected are inserted into the
さらに、下段の引出ロッド5Abの引き出しを停止するときは、第1解除機構18の押しボタン20を押して突出ピン16を強制的に引き込んで第1ストッパ15Aを解除し、上段の引出ロッド5Aaを下段の引出ロッド5Abから引き出す。このとき、挿入ロッド31がガイドキャップ35の挿通孔35Aから引き出され、突出ピン36が弾性部材39で突出される状態となる。この状態で、下段の引出ロッド5Abが引き出されて、突出ピン36がガイド筒5Bの上端部に設けた係止部37に挿入されて、下段の引出ロッド5Abの引き出しが停止される。
Further, when stopping the pulling out of the lower pulling rod 5Ab, the
以上の構造のストッパ15は、引出ロッド5Aが2段に伸縮される伸縮ロッド5を決められた位置に停止できる。ただし、本発明の鞄は、ストッパを以上の構造に特定しない。ストッパには伸縮ロッドを所定の位置で停止できる全ての機構とすることができる。
The
1…キャスター
2…伸縮取手
3…鞄本体 3A…本体部
3B…蓋体
4…グリップ
5…伸縮ロッド 5A…引出ロッド
5Aa…上段の引出ロッド
5Ab…下段の引出ロッド
5B…ガイド筒
6…サブグリップ 6A…ループ部
7…ベースフレーム
8…載せ台
9…補強壁
10…支持筒
11…補強壁
12…連結ロッド
13…挿入隙間
14…挿入凹部
15…ストッパ 15A…第1ストッパ
15B…第2ストッパ
16…突出ピン 16A…突出部
17…係止部
18…第1解除機構
19…弾性部材
20…押しボタン
21…駆動ロッド 21A…水平ロッド 21B…垂直ロッド
22…回動片 22A…ピン
23…弾性体
24…挿入キャップ
25…ガイドキャップ
26…連結筒部 26A…挿通孔
27…回転軸
30…係止部
31…挿入ロッド
32…回動片 32A…ピン
33…回転軸
35…ガイドキャップ 35A…挿通孔
36…突出ピン 36A…突出部
37…係止部
38…第2解除機構
39…弾性部材
40…連結部 40A…貫通孔
40B…連結具
40C…連結具
41…連結部 41A…連結具
41B…連結凸部
41C…ループ部
42…連結片
43…グリップ部
44…握り部
45…連結リング
46…連結部材 46A…連結ループ部
46B…脱着連結具
71…キャスター
72…取手
75…脚
81…キャスター
82…取手
83…ケース本体
84…握り部
93…鞄本体
96…紐
DESCRIPTION OF
3B ...
5Aa… Upper drawer rod
5 Ab ... Lower drawer rod
5B ...
15B ...
40B ... Connector
40C ...
41B ... Connection convex part
41C ...
46B ...
Claims (12)
伸縮取手(2)は、鞄本体(3)から上方に伸びて自立し、かつ上下方向に伸縮自在で上端にはグリップ(4)を設けている伸縮ロッド(5)と、この伸縮ロッド(5)を伸長位置に停止させるストッパ(15)とを備え、
伸縮取手(2)に連結している紐材からなるサブグリップ(6)を握って鞄本体(3)の移動範囲を制限し、あるいは鞄本体(3)を引っ張って移動するようにしてなるキャスター付の鞄。 The heel body (3) having casters (1) that can run in any direction at the four corners of the bottom, the telescopic handle (2) connected to the heel body (3), and the telescopic handle (2) A subgrip (6) made of a string material of a predetermined length connected,
The telescopic handle (2) extends upward from the heel body (3), is self-supporting, can be vertically expanded and contracted, and has a grip (4) at the upper end, and the telescopic rod (5 ) With a stopper (15) that stops at the extended position,
A caster that restricts the range of movement of the heel body (3) by gripping the subgrip (6) made of string material connected to the extendable handle (2), or pulls the heel body (3) to move. Attached spear.
伸縮取手(2)は、鞄本体(3)から上方に伸びて自立し、かつ上方に伸縮自在で上端にはグリップ(4)を設けている伸縮ロッド(5)と、この伸縮ロッド(5)を伸長位置に停止させるストッパ(15)とを備え、
伸縮取手(2)のグリップ(4)で鞄本体(3)を垂直姿勢に保持しながら、鞄本体(3)に連結している紐材からなるサブグリップ(6)を握って鞄本体(3)の移動範囲を制限し、あるいは鞄本体(3)を引っ張って移動するようにしてなるキャスター付の鞄。 鞄 body (3) with casters (1) that can run freely in the four corners of the bottom, telescopic handle (2) connected to this 鞄 body (3), and 鞄 body (3) A subgrip (6) made of a string material of a predetermined length,
The telescopic handle (2) extends upward from the heel body (3), is self-supporting, and is telescopic upward (upper) and is provided with a grip (4) at the upper end, and the telescopic rod (5) And a stopper (15) for stopping at the extended position,
While holding the heel body (3) in the vertical position with the grip (4) of the telescopic handle (2), grasp the sub grip (6) made of the string material connected to the heel body (3) and hold the heel body (3 ) With casters that limit the movement range of) or move by pulling the heel body (3).
The rod with a caster according to claim 7, further comprising a stopper (15) for stopping the telescopic handle (2) at a halfway pulling position.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005358296A JP2007159735A (en) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | Bag with casters |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005358296A JP2007159735A (en) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | Bag with casters |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007159735A true JP2007159735A (en) | 2007-06-28 |
Family
ID=38243312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005358296A Pending JP2007159735A (en) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | Bag with casters |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007159735A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010167050A (en) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Adachi Shiki Kogyo Kk | Carry bag |
JP2013085581A (en) * | 2011-10-13 | 2013-05-13 | Swany Corp | Bag with caster |
-
2005
- 2005-12-12 JP JP2005358296A patent/JP2007159735A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010167050A (en) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Adachi Shiki Kogyo Kk | Carry bag |
JP2013085581A (en) * | 2011-10-13 | 2013-05-13 | Swany Corp | Bag with caster |
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A621 | Written request for application examination |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081111 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090310 |