JP2007159287A - Motor support mechanism of drive unit for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用の駆動装置にかかり、特に、その駆動装置に備えられる電動機の支持機構に関するものである。 The present invention relates to a drive device for a vehicle, and more particularly to a motor support mechanism provided in the drive device.
エンジンなどの駆動力源の出力を電動機と出力部材とに分配する動力分配機構を備えた車両用駆動装置が知られている。例えば、非特許文献1に記載されたハイブリッド車両用駆動装置がそれである。非特許文献1では、主に発電用として機能するジェネレータと、主に駆動用として機能するモーターの2つの電動機を備えている。また、エンジンの動力を発電機と出力部材に分配する動力分配用の遊星歯車装置と、モーターの回転を減速させる減速用の遊星歯車装置との2つの遊星歯車装置を同軸心上に備えている。このような駆動装置では、電動機に与える電気的な負荷を制御することによって出力部材の回転速度を無段階に制御することが可能となり、エンジンを最適な状態に維持しつつ車両を走行させることができる。
2. Description of the Related Art A vehicle drive device that includes a power distribution mechanism that distributes the output of a driving force source such as an engine to an electric motor and an output member is known. For example, this is a hybrid vehicle drive device described in Non-Patent
ところで、前記非特許文献1に記載の車両用駆動装置においては、ジェネレータおよびモータのロータ軸は、それぞれハウジングケースの外周より内周側に伸びるケース壁の内周縁に圧入されたボールベアリングによって両端が回転可能に支持されている。すなわち、ロータ軸はボールベアリングを介して、ハウジングケースによって支持されている。このような支持機構では、ボールベアリングをケース壁に圧入する工程が多くなり、組付性に問題があった。さらに、それぞれのロータ軸を支持するボールベアリングはロータ軸の外周側に嵌め付けられるので、ロータ軸を支持するボールベアリングの内径寸法が大きくなるためにボールベアリング自体が大型化し、そのボールベアリングを搭載するスペースが増大し全体としても車両用駆動装置が大型化する恐れがあった。
By the way, in the vehicle drive device described in Non-Patent
また、非特許文献1において、ジェネレータのロータ軸は動力分配機構のサンギヤにスプライン嵌合によって連結されている。このスプライン嵌合部によって車両用駆動装置の軸長が長くなる問題があった。この問題を解消するため、ジェネレータのロータ軸とサンギヤとを一体的に成形するで軸長を短くすることもできるが、組付性の問題からボールベアリングの内径がサンギヤの外周径よりも大きくしなければ組付が不可能であるため、ボールベアリングの内径を大きくしなければならなくなり、結果として車両用駆動装置が大型化してしまい問題の解決にはならなかった。
In
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、車両用駆動装置をコンパクトにすることができ、さらに組付性が向上した車両用駆動装置の電動機支持機構を提供することにある。 The present invention has been made against the background of the above circumstances, and the object of the present invention is to make it possible to make the vehicle drive device compact and to further improve the assembling performance. To provide a mechanism.
上記目的を達成するための、請求項1にかかる発明の要旨とするところは、(a)一端がエンジンに連結された回転軸と、その回転軸の同軸心上に順次配置された第1の電動機および第2の電動機と、前記第1および第2の電動機の間に介在され前記エンジンおよび前記第1および第2電動機の駆動力を遊星歯車によって動力分配する動力分配機構と、を備えた車両用駆動装置であって、(b)前記回転軸は、非回転部材であるハウジングケースのケース壁に固定された一対の玉軸受を介してその両端が回転可能に支持され、(c)前記第1および第2の電動機の少なくとも一方のロータを支持するロータ軸は、前記回転軸の外周に配置されたころ軸受を介してその回転軸に回転可能に支持されると共に、前記ケース壁または前記回転軸と前記ロータ軸の軸心方向端部との間に介在されたスラストころ軸受によって、そのロータ軸が軸心方向に支持されることを特徴とする。
In order to achieve the above object, the gist of the invention according to
また、請求項2にかかる発明の要旨とするところは、請求項1の車両駆動装置の電動機支持機構において、前記第1または第2の電動機のロータ軸は、前記動力分配機構のサンギヤと一体的に成形されていることを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, there is provided a motor support mechanism for a vehicle drive device according to the first aspect, wherein a rotor shaft of the first or second motor is integrated with a sun gear of the power distribution mechanism. It is characterized by being molded.
請求項1にかかる発明の車両用駆動装置の電動機支持機構によれば、第1の電動機および第2の電動機の少なくとも一方のロータ軸は、両端が玉軸受で回転可能に支持された回転軸の外周面に配設されたころ軸受を介して回転可能に支持され、ロータ軸の軸心方向端部に配置されたスラストころ軸受によって軸心方向に支持される。すなわち、ロータ軸は、ころ軸受を介して回転軸によって支持され、スラストころ軸受を介して、ハウジングケースのケース壁または回転軸に支持されている。このように、ロータ軸の支持機構を従来の玉軸受からころ軸受に変更することで、軸受を搭載するスペースが全体的に小さくなり、結果として車両用駆動装置をコンパクトにすることができる。また、玉軸受をなくすことで、玉軸受を圧入する工程を減らすことができるため、組付性を向上させることができる。 According to the motor support mechanism of the vehicle drive device of the first aspect of the present invention, at least one rotor shaft of the first motor and the second motor is a rotary shaft whose both ends are rotatably supported by ball bearings. It is rotatably supported via a roller bearing disposed on the outer peripheral surface, and is supported in the axial direction by a thrust roller bearing disposed at an axial end of the rotor shaft. That is, the rotor shaft is supported by the rotating shaft via the roller bearing, and is supported by the case wall of the housing case or the rotating shaft via the thrust roller bearing. Thus, by changing the support mechanism of the rotor shaft from the conventional ball bearing to the roller bearing, the space for mounting the bearing is reduced as a whole, and as a result, the vehicle drive device can be made compact. Moreover, since the process of press-fitting the ball bearing can be reduced by eliminating the ball bearing, the assemblability can be improved.
また、請求項2にかかる発明の車両用駆動装置の電動機支持機構によれば、ロータ軸をころ軸受で支持することによって、ロータ軸と動力分配機構のサンギヤとを一体的に成形しても、ころ軸受の内径を大きくする等の組付の制約は発生しない。これにより一体成形が可能となり、一体成形することで、ロータ軸とサンギヤとのスプライン嵌合部をなくすことができ、その分だけ車両用駆動装置の軸長を短くすることができる。
According to the motor support mechanism of the vehicle drive device of the invention according to
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施例であるハイブリッド車両用の駆動装置10を説明する骨子図である。図1において、駆動装置10は、車体に取り付けられる非回転部材であるハウジングケース12(以下、ケース12と記載する)内において、エンジン14側から順番に、エンジン14からのトルク変動等による脈動を吸収するダンパー16、そのダンパー16を介してエンジン14によって回転駆動させられる入力軸18、第1電動機20、動力分配機構として機能する第1遊星歯車装置22、減速装置として機能する第2遊星歯車装置24、および第2電動機26を備えている。
FIG. 1 is a skeleton diagram illustrating a
この駆動装置10は、車両において横置きされるFF(フロントエンジン・フロントドライブ)型車両に好適に用いられるものであり、図示しないカウンターギヤおよび差動歯車装置を介してエンジン14の出力が駆動輪に伝達される。なお、駆動装置10は、軸心に対して略対称的に構成されているため、その下半分が省略されている。
This
入力軸18は、両端がボールベアリング28および30によって回転可能に支持されており、一端がダンパー16を介してエンジン14に連結されることで回転駆動させられる。第1遊星歯車装置22は動力分配機構として機能し、入力軸18に伝達されたエンジン14の出力を機械的に分配する機械的機構であって、エンジン14の出力を第1電動機20および出力歯車32に分配する。本実施例の第1電動機20および第2電動機26は、発電機能をも有する所謂モータジェネレータであるが、第1電動機20は反力を発生させるためのジェネレータ(発電)機能を少なくとも備え、第2電動機26は、駆動力を出力するためのモータ(電動機)機能を少なくとも備える。
Both ends of the
第1遊星歯車装置22は、動力分配機構として機能するシングルピニオン型の遊星歯車装置であり、第1サンギヤS1、第1遊星歯車P1、その第1遊星歯車P1を自転および公転可能に支持する第1キャリヤCA1、第1ピニオンギヤP1を介して第1サンギヤS1と噛み合う第1リングギヤR1を回転要素として備えている。一方、第2遊星歯車装置24は、減速装置として機能するシングルピニオン型の遊星歯車装置であり、第2サンギヤS2、第2遊星歯車P2、その第2遊星歯車P2を自転および公転可能に支持する第2キャリヤCA2、第2ピニオンギヤP2を介して第2サンギヤS2と噛み合う第2リングギヤR2を回転要素として備えている。なお、第1遊星歯車装置22のリングギヤR1および第2遊星歯車装置24のリングギヤR2は一体化された複合歯車となっており、その外周部には出力部材として機能する出力歯車32が設けられている。
The first
この第1遊星歯車装置22においては、第1キャリヤCA1は入力軸18に連結され、第1サンギヤS1は第1電動機20に連結され、第1リングギヤR1は出力歯車32に連結されている。これより、第1サンギヤS1、第1キャリヤCA1、第1リングギヤR1は、それぞれ相互に相対回転可能となることから、エンジン14の出力が第1電動機20および出力歯車32に分配され、第1電動機20に分配されたエンジン14の出力で第1電動機20が発電され、その発電された電気エネルギや蓄電された電気エネルギで第2電動機26が回転駆動されるので、例えば無段変速状態とされて、エンジン14の所定回転に拘わらず出力歯車32の回転が連続的に変化させられる。
In the first
第2遊星歯車装置24においては、第2キャリヤCA2は非回転部材であるケース12に連結されることで回転が阻止され、第2サンギヤS2は第2電動機26に連結され、第2リングギヤR2は出力歯車32に連結されている。これにより、例えば発進時などは第2電動機26が回転駆動することにより、第2サンギヤS2が回転させられ、第2遊星歯車装置24によって減速させられて出力歯車32に回転が伝達される。
In the second
図2は、図1の駆動装置10の内部構造を説明するための断面図である。駆動装置10は、ケース12内に入力軸18を備えており、その入力軸18の一端側の外周面には、エンジンに連結されエンジン14のトルク変動等による脈動を吸収するダンパー16がスプライン嵌合されおり、エンジン14の出力はこのダンパー16を介して入力軸18に伝達される。一方、他端側には、オイルポンプドライブロータ34が連結されており、エンジン14の駆動時において、第1遊星歯車装置22および第2遊星歯車装置24の各歯車に潤滑油を供給している。また、入力軸18の軸心上には、ダンパー16側から順番に、第1電動機20、第1遊星歯車装置22、第2遊星歯車装置24、および第2電動機26が配設されている。ここで、入力軸18は、第1電動機20とダンパー16との間に介在され、ケース12の外周側から内周側に向かって伸びるケース壁面12aの内周縁に圧入されたボールベアリング28、および入力軸18のオイルポンプドライブロータ34側端部に位置し、ケース12の外周側から内周側に向かって伸びるケース壁面12bの内周縁に圧入されたボールベアリング30によって両端が回転可能に支持されており、これらのボールベアリング28、30は、回転によって生じる軸心方向のスラスト荷重および径方向のラジアル荷重を受けている。なお、本実施例の入力軸18は、本発明の回転軸に対応しており、第1遊星歯車装置22は、遊星歯車によって動力分配する動力分配機構に対応しており、ボールベアリング28および30は1対の玉軸受に対応している。
FIG. 2 is a cross-sectional view for explaining the internal structure of the
また、第1電動機20は、ダンパー16と第1遊星歯車装置22との間に配設されている。図3は、第1電動機20の支持構造を説明するため第1電動機20を拡大した部分断面図である。第1電動機20は、ステータコイル38aおよびコア38bで構成される第1ステータ38と、その第1ステータ38の内周側に配設された第1ロータ40と、その第1ロータ40を支持する第1ロータシャフト42と、を備えている。なお、本実施例の第1電動機20は、本発明の第1の電動機に対応している。
The first
第1ステータ38のコア38bは、ボルト44によってケース12に固定されており、そのコア38bまわりにはステータコイル38aが巻回されている。また、第1ロータシャフト42は、入力軸18に相対回転可能に嵌め付けられその一端側の外周部に第1遊星歯車装置22の第1サンギヤS1が設けられている円筒状の筒部42aおよび筒部42aに連結部42bを介して連結され外周部が軸心と平行に広がるロータ支持部42cを備えている。筒部42aの第1遊星歯車装置22側の軸端の外周部には、第1サンギヤS1が一体的に設けられており、第1電動機20の第1ロータ40と第1遊星歯車装置22のサンギヤとは一体的に回転させられる。また、第1電動機20と第1遊星歯車装置22との間には、ケース12の外周側から内周側に伸びるケース壁12cが設けられており、そのケース壁12cと第1電動機20との間には、第1ロータシャフト42の回転速度を検出するためのレゾルバ43が配設されている。
The core 38b of the
ここで、筒部42aの内周壁の両端に環状に設けられている切欠と入力軸18の外周とで形成される間隙にはニードルベアリング48および50が配置され、第1ロータシャフト42はそれらのニードルベアリング48および50を介して入力軸18によって回転可能に支持されている。また、第1電動機20のダンパー16側には、ケース12の外周側から内周側に向かって伸びる第1ケース壁12aが設けられており、第1ケース壁12aの内周部には、環状壁52が第1ケース壁12aから突設されている。この環状壁52の内周面にボールベアリング28が圧入され、入力軸18の径方向および軸心方向の荷重を受けている。また、入力軸18の第1遊星歯車装置22と第2遊星歯車装置24との間には、径方向に突き出す鍔部18aが設けられている。鍔部18aには段付部が形成されており、段付部と第2遊星歯車装置24のキャリヤCA2との間にはボールベアリング56が介装されている。なお、本実施例のニードルベアリング48および50が本発明の一対のころ軸受に対応している。
Here,
また、環状壁52の軸心方向端部と第1ロータシャフト42の連結部42bとの間には、スラストニードルベアリング54が介在されている。さらに、鍔部18aと筒部42aとの間にはスラストニードルベアリング58が介在されている。これらスラストニードルベアリング54および58によって第1ロータシャフト42は軸心方向の荷重を受けている。このように、第1ロータシャフト42は、ニードルベアリング48および50と、スラストニードルベアリング54および58とで回転可能に支持されている。なお、本実施例のスラストニードルベアリング54および58が本発明のスラストころ軸受に対応している。
A
第1遊星歯車装置22は、第1サンギヤS1が前記第1ロータシャフト42の筒部42aに連結され、第1キャリヤCA1が入力軸18の鍔部18aに連結されている。また、図2に示されるように第1遊星歯車装置22の第1リングギヤR1と第2遊星歯車装置24の第2リングギヤR2とは、一体的に構成され、その外周部に出力歯車32を備えた複合ギヤ60となっている。この複合ギヤ60は、それぞれケース12に固定されたボールベアリング64および66によって回転可能に支持されている。
In the first
図4は、第2遊星歯車装置24および第2電動機26を説明するための部分断面図である。第2遊星歯車装置24の第2リングギヤR2は、前述の複合ギヤ60に設けられており、第1遊星歯車装置22の第1リングギヤR1と一体的に回転させられる。第2キャリヤCA2は、第2電動機26と第2遊星歯車装置24との間に介在されケース12の外周側から内周側に向かって伸びるケース壁12dに接続されており、第2キャリヤCA2の回転が阻止されている。第2サンギヤS2は、後述する第2電動機26の第2ロータシャフト68に連結され、第2ロータシャフト68と一体的に回転させられる。
FIG. 4 is a partial cross-sectional view for explaining the second
第2電動機26は、ケース12のケース壁12bと第2遊星歯車装置24との間に配設されており、ステータコイル70aおよびコア70bで構成される第2ステータ70と、その第2ステータ70の内周側に配設された第2ロータ72と、その第2ロータ72を支持する第2ロータシャフト68と、を備えている。なお、本実施例の第2電動機26は、本発明の第2の電動機に対応している。
The second
第2ステータ70のコア70bは、ボルト74によってケース12に固定されており、そのコア70bまわりにはステータコイル70aが巻回されている。また、第2ロータシャフト68は、入力軸18に相対回転可能に嵌め付けられその一端側の外周部に第2遊星歯車装置24の第2サンギヤS2が一体的に成形されている略円筒状の筒部68a、および筒部68aに連結部68bを介して連結され、外周部が軸心と平行に広がるロータ支持部68cを備えている。また、ケース壁12bと第2ロータシャフト68との間には、第2ロータシャフト68の回転速度を検出するためのレゾルバ76が配設されている。
The core 70b of the
ここで、筒部68aの内周壁の両端に環状に設けられている切欠と入力軸18とで形成される間隙には、一対のニードルベアリング78および80が配置され、第2ロータ68は、それらのニードルベアリング78、80を介して入力軸18によって回転可能に支持されている。なお、本実施例のニードルベアリング78および80が本発明の一対のころ軸受に対応している。
Here, a pair of
また、第2ロータシャフト68の筒部68aに設けられた段付部82と、ケース壁12dの内周縁部との間にはスラストニードルベアリング84が介在されている。さらに、筒部68aのケース壁12b側の軸心方向の端部とボールベアリング30の筒部68a側に設けられているスペーサ86との間には、スラストニードルベアリング88が介在されている。これら、スラストニードルベアリング84および88によって、第2ロータシャフト68の軸心方向の荷重を受けている。このように、第2ロータシャフト68は、ニードルベアリング78および80と、スラストニードルベアリング84および88とで回転可能に支持されている。なお、本実施例のスラストニードルベアリング84および88が本発明のスラストころ軸受に対応している。
A
上述のように、前述の実施例によれば、第1電動機20および第2電動機26のロータシャフト(42、68)は、両端が玉軸受28、30で回転可能に支持された入力軸18の外周面に配設されたニードルベアリング(48、50、78、80)を介して回転可能に支持され、ロータシャフト(42、68)の軸心方向端部に配置されたスラストニードルベアリング(54、58、84、88)によって軸心方向に支持される。すなわち、ロータシャフト(42、68)は、ニードルベアリング(48、50、78、80)を介して入力軸18によって支持され、スラストニードルベアリング(54、58、84、88)を介して、ケース12のケース壁(12a、12b、12d)または入力軸18に支持されている。このように、ロータシャフト(42、68)の支持機構を従来のボールベアリングからニードルベアリングに変更することで、軸受を搭載するスペースが全体的に小さくなり、結果として駆動装置10をコンパクトにすることができる。
As described above, according to the above-described embodiment, the rotor shafts (42, 68) of the first
また、前述の実施例によれば、第1ロータシャフト42をニードルベアリング(48、50)で支持することによって、第1ロータシャフト42と第1遊星歯車装置20の第1サンギヤS1とを一体的に成形しても、ニードルベアリング(48、50)の内径を大きくする等の組付性の問題は発生しない。これにより一体成形することで、第1ロータシャフト42と第1サンギヤS1とのスプライン嵌合部をなくすことができ、駆動装置10の軸長を短縮化することができる。さらに、一体成形することによって、部品点数を減らすことができ、組付工程も減らすことができる。
Further, according to the above-described embodiment, the
また、前述の本実施例によれば、ボールベアリングの数を減らすことができるため、ボールベアリングの圧入工程を省略することができ、組付工程を低減することができる。 Moreover, according to the above-mentioned present Example, since the number of ball bearings can be reduced, the press-in process of a ball bearing can be skipped and an assembly process can be reduced.
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。 As mentioned above, although the Example of this invention was described in detail based on drawing, this invention is applied also in another aspect.
たとえば、本実施例の駆動装置10では、ケース12のケース壁12cおよび12dが設けられているが、ロータシャフト(42、68)の支持機構をボールベアリングからニードルベアリングに変更したことにより、ボールベアリングを支持するケース壁(12c、12d)が不要になるため、これらのケース壁(12c、12d)を省略することもできる。これにより、ケース壁を配置するスペースが不要となり、さらに駆動装置10をコンパクトにすることができる。
For example, in the driving
また、本実施例の駆動装置10では、第1電動機20と第2電動機26との間に動力分配機構として機能する第1遊星歯車装置22および減速装置として機能する第2遊星歯車装置24の2つの遊星歯車装置が配置されているが、第2遊星歯車装置24をなくし動力分配機構である第1遊星歯車装置22のみを配置して実施することもできる。
Further, in the driving
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。 The above description is only an embodiment, and the present invention can be implemented in variously modified and improved forms based on the knowledge of those skilled in the art.
10:車両用駆動装置 12:ハウジングケース 12a、12b、12c、12d:ケース壁 14:エンジン 18:入力軸(回転軸) 20:第1電動機(第1の電動機) 24:第2電動機(第2の電動機) 22:第1遊星歯車装置(動力分配機構) 28、30:玉軸受 40:第1ロータ 42:第1ロータシャフト 48、50、78、80:ニードルベアリング(ころ軸受) 54、58、84、88:スラストニードルベアリング(スラストころ軸受) 68:第2ロータシャフト 72:第2ロータ S1:第1サンギヤ(動力分配機構のサンギヤ)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10: Vehicle drive device 12:
Claims (2)
前記回転軸は、非回転部材であるハウジングケースのケース壁に固定された一対の玉軸受を介してその両端が回転可能に支持され、
前記第1および第2の電動機の少なくとも一方のロータを支持するロータ軸は、前記回転軸の外周に配置されたころ軸受を介して該回転軸に回転可能に支持されると共に、前記ケース壁または前記回転軸と前記ロータ軸の軸心方向端部との間に介在されたスラストころ軸受によって、該ロータ軸が軸心方向に支持されることを特徴とする車両用駆動装置の電動機支持機構。 A rotating shaft having one end connected to the engine, a first electric motor and a second electric motor sequentially disposed on the coaxial axis of the rotating shaft, and the engine interposed between the first electric motor and the second electric motor A vehicle drive device comprising: a power distribution mechanism that distributes the power of the first and second motors by planetary gears;
The rotating shaft is rotatably supported at both ends via a pair of ball bearings fixed to a case wall of a housing case which is a non-rotating member,
A rotor shaft that supports at least one rotor of the first and second electric motors is rotatably supported on the rotating shaft via a roller bearing disposed on an outer periphery of the rotating shaft, and the case wall or An electric motor support mechanism for a vehicle drive device, wherein the rotor shaft is supported in an axial direction by a thrust roller bearing interposed between the rotary shaft and an axial end portion of the rotor shaft.
The motor support mechanism for a vehicle drive device according to claim 1, wherein a rotor shaft of the first or second motor is formed integrally with a sun gear of the power distribution mechanism.
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