JP2007150942A - Data transmission system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、光物理レベルで秘匿性を高めたデータ伝送システムに関する。 The present invention relates to a data transmission system with improved secrecy at the optical physical level.
光物理レベルで秘匿性を高めるデータ伝送システムとして、光子数揺らぎを利用する方法(特許文献1)と、光波長拡散を利用する方法(特許文献2)が知られている。
しかし、特許文献1に記載の方法は、特殊な光源を必要とし、受信装置が複雑な構成で、高価なものになる。また、特許文献2に記載の方法は、複数の波長間を一定時間毎にホッピングして、データを光信号に変換することになり、送信装置の構成が複雑化する。受信装置にも、複数の波長に応じた波長フィルタを用意しなければならず、複雑な構成になる。 However, the method described in Patent Document 1 requires a special light source, and the receiving apparatus is complicated and expensive. In addition, the method described in Patent Document 2 hops between a plurality of wavelengths at regular intervals to convert data into an optical signal, which complicates the configuration of the transmission apparatus. A wavelength filter corresponding to a plurality of wavelengths must also be prepared in the receiving apparatus, resulting in a complicated configuration.
そこで、本発明は、簡易な構成でありながら、光物理レベルで高い秘匿性を実現できるデータ伝送システムを提示することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a data transmission system that can realize high secrecy at the optical physical level while having a simple configuration.
本発明に係るデータ伝送システムは、データを搬送する信号光を発生する信号光発生装置、及び、当該信号光に非線形群遅延を与える非線形群遅延エンコーダを具備する光送信装置と、当該光送信装置から出力される信号光を受信する光受信装置であって、当該非線形群遅延エンコーダによる非線形群遅延を補償する非線形群遅延デコーダ、当該非線形群遅延デコーダの出力光信号を電気信号に変換する光電気変換器、及び、当該光電気変換器の出力電気信号から当該データを復調するデータ復調器を具備する光受信装置とを具備することを特徴とする。 A data transmission system according to the present invention includes a signal light generator that generates signal light that carries data, an optical transmitter that includes a nonlinear group delay encoder that applies a nonlinear group delay to the signal light, and the optical transmitter An optical receiving device that receives signal light output from a nonlinear group delay decoder that compensates for nonlinear group delay by the nonlinear group delay encoder, and photoelectric that converts an output optical signal of the nonlinear group delay decoder into an electrical signal A converter, and an optical receiver including a data demodulator that demodulates the data from an electrical signal output from the photoelectric converter.
好ましくは、第1の共振器長のN個(Nは2以上の整数)の第1のリング共振器、および、第1の共振器長のN倍に等しい共振器長を具備する第2のリング共振器の内の、1以上を当該非線形群遅延エンコーダに配置し、残りを当該非線形群遅延デコーダに配置する。当該第2のリング共振器は、当該N個の第1のリング共振器の合成非線形群遅延を補償する非線形群遅延を具備する。 Preferably, the first resonator resonator has N first ring resonators (N is an integer of 2 or more), and a second resonator length equal to N times the first resonator length. One or more of the ring resonators are arranged in the nonlinear group delay encoder, and the rest are arranged in the nonlinear group delay decoder. The second ring resonator includes a nonlinear group delay that compensates for a combined nonlinear group delay of the N first ring resonators.
本発明によれば、光信号に非線形群遅延を与えることで、高い秘匿能力を得ることができる。リング共振器を使うことにより、低損失でデータを隠蔽できると共に、正規ユーザは簡単にデータを復元できる。 According to the present invention, high concealment capability can be obtained by giving a nonlinear group delay to an optical signal. By using the ring resonator, the data can be concealed with low loss, and the authorized user can easily restore the data.
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。光送信装置10は、光源であるレーザダイオード12を具備する。光強度変調器14は、レーザ12からのレーザ光の強度をデータD1に従って変調し、データD1を搬送するパルス信号光を非線形群遅延エンコーダ16に出力する。
FIG. 1 shows a schematic block diagram of an embodiment of the present invention. The
非線形群遅延エンコーダ16は、強度変調器14から出力される光信号に、そのバンド内で周期的に変動する非線形群遅延を与えて、光信号のパルス波形を劣化させた歪み信号光を生成する。この歪み信号光が、光送信装置10の出力信号光として光ファイバ伝送路28に出力される。
The nonlinear
非線形群遅延エンコーダ16は、強度変調器14の出力と光ファイバ伝送路28を接続する接続導波路18と、接続導波路18に沿ってシリアルに配置される共振器長Lの3つのリング共振器20,22,24とからなる。
The nonlinear
各リング共振器20,22,24は、リング導波路20a,22a,24aと、リング導波路20a,22a,24aを接続導波路18に光結合する光結合器20b,22b,24bと、リング導波路20a,22a,24a上に配置され、リング導波路20a、22a,24aを伝搬する光の位相を所定量だけシフトする位相シフタ20c,22c,24cからなる。本実施例では、リング共振器20,22,24の共振器長は等しくLであり、リング共振器20,22,24の非線形群遅延特性は、共振波長が互いに異なることを除いて、同じである。非線形群遅延エンコーダ16の群遅延特性の詳細は、後述する。
Each
光ファイバ伝送路28を伝送した信号光は、光受信装置30の非線形群遅延デコーダ32に入射する。非線形群遅延デコーダ32は、光送信装置10の非線形群遅延デコーダ16による非線形群遅延を解消する装置であり、非線形群遅延デコーダ16の非線形群遅延特性とはほぼ逆の非線形群遅延特性を具備する。
The signal light transmitted through the optical
非線形群遅延デコーダ32は、光ファイバ伝送路28とフォトダイオード40とを接続する接続導波路34と、当該接続導波路34に沿ってシリアルに配置される2つのリング共振器36,38からなる。リング共振器36は、リング導波路20a,22a,24aと同じ光路長のリング導波路36aと、リング導波路36aを接続導波路34に光結合する光結合器36bと、リング導波路36a上に配置され、リング導波路36aを伝搬する光の位相を所定量だけシフトする位相シフタ36cからなる。リング共振器36の共振器長はLである。リング共振器36の非線形群遅延特性は、共振波長がリング共振器20,22,24の何れとも異なることを除いて、リング共振器20,22,24の非線形群遅延と理論的には同じである。
The nonlinear
また、リング共振器38は、リング導波路20a,22a,24aのほぼ4倍の光路長のリング導波路38aと、リング導波路38aを接続導波路34に光結合する光結合器38bと、リング導波路38a上に配置され、リング導波路38aを伝搬する光の位相を所定量だけシフトする位相シフタ38cとからなる。リング共振器38の共振器長は4Lである。
The
非線形群遅延デコーダ32の群遅延特性については、非線形群遅延エンコーダ16と一緒に後述する。
The group delay characteristic of the nonlinear
非線形群遅延デコーダ32は、非線形群遅延デコーダ16による歪みを、データ復調可能な程に解消する。非線形群遅延デコーダ32は、光ファイバ伝送路28における群遅延による波形歪みを同時に解消する群遅延特性を具備しても良い。
The nonlinear
フォトダイオード40は、非線形群遅延デコーダ32の出力光信号を電気信号に変換する。データ復調器42は、フォトダイオード40の出力電気信号からデータD1を復調する。
The
光信号のバンド内で周期的に変動する群遅延特性は、単一の又はシリアルに接続された複数のリング共振器により実現できる。 The group delay characteristic that periodically varies within the band of the optical signal can be realized by a plurality of ring resonators connected in a single or serial manner.
また、光ファイバ伝送路28上での光信号のリークによるデータ漏洩を避けるために、光ファイバ伝送路28上では、波形の歪みが大きいのが望ましい。かつまた、非線形群遅延デコーダ32の出力段階では、波形歪みがない又は少ないのが望ましい。これらの要請を満たすために、本実施例では、基本的に、リング共振器長の異なる2種類のリング共振器を組み合わせて使用する。
Further, in order to avoid data leakage due to optical signal leakage on the optical
先ず、リング共振器の構造と特性を説明する。図2は、単一のリング共振器の平面図を示し、図3は、図2のA−A線から見た断面図を示す。 First, the structure and characteristics of the ring resonator will be described. FIG. 2 is a plan view of a single ring resonator, and FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG.
基板50上にマッハツェンダ干渉計52を配置してある。マッハツェンダ干渉計52は、2入力・2出力の2つの光合分波器54,56と、光合分波器54の2つの出力ポートと、光合分波器56の2つの入力ポート間をそれぞれ接続する2つのアーム58,60を具備する。光合分波器54の一方の入力ポートに入力導波路62が接続し、光合分波器56の一方の出力ポートに出力導波路64が接続する。また、光合分波器56の他方の出力ポートが、導波路66を介して光合分波器54の他方の入力ポートに接続する。
A Mach-Zehnder
入力導波路62、アーム60及び出力導波路64からなる部分が、エンコーダ16の接続導波路18及びデコーダ32の接続導波路34に対応し、導波路66及びアーム58からなる部分が、リング導波路20a,22a,24a,36a,38aに対応する。本実施例では、リング導波路20a,22a,24a,36a,38aは、接続導波路18,34に光合分波器54,56の2箇所で光結合する。
The portion composed of the
アーム60上に位相シフタとしての薄膜ヒータ68を配置し、電圧制御器70が薄膜ヒータ68に電圧を印加する。薄膜ヒータ68によりアーム60の光路長を調節し、その結果として、導波路62,64と導波路66との間の光結合率、即ち、接続導波路18,34とリング導波路20a,22a,24a,36a,38aとの間の光結合率を調節できる。マッハツェンダ干渉計52が、光結合器20b,22b,24b,36b,38bに対応する。
A
また、導波路66上には、位相シフタ20c,22c,24c,36c,38cに対応する薄膜ヒータ72を配置してあり、電圧制御器74が、薄膜ヒータ72に電圧を印加する。薄膜ヒータ72により、導波路66、即ちリング導波路20a,22a,24a,36a,38aを伝搬する光の光位相を調節できる。
A
図2及び図3に示すようなリング共振器の群遅延特性は、下記式
τ(ω)=T(1−K2)/{1+K2−2Kcos(ωT−φ)}
但し、
K=(1−κ)1/2
κ=0.5+0.5cosθ
で与えられる。ωは光の角周波数、Tは上述のリング導波路を信号光が1周するのに要する時間、φは薄膜ヒータ72による位相シフト量(相対値)である。Tは導波路66の光路長、即ち、リング導波路20a,22a,24a,36a,38aの光路長に依存する。光速をcとすると、波長λ=2πc/ωである。自由スペクトル領域FSR(Free Spectral Region)は1/Tで表される。θは薄膜ヒータ68による位相シフト量(相対値)である。κはマッハツェンダ干渉計52の結合率を示す。薄膜ヒータ68による位相シフト量θを調整することで、結合率κを0から100%の間で選択できる。
The group delay characteristics of the ring resonator as shown in FIGS. 2 and 3 are expressed by the following equation τ (ω) = T (1−K 2 ) / {1 + K 2 −2K cos (ωT−φ)}.
However,
K = (1-κ) 1/2
κ = 0.5 + 0.5cosθ
Given in. ω is the angular frequency of the light, T is the time required for the signal light to make one round of the ring waveguide, and φ is the phase shift amount (relative value) by the
図4は、単一のリング共振器の群遅延特性であって、結合率κに対する変化例を示す。図5は、単一のリング共振器の群遅延特性であって、位相シフト量φに対する変化例を示す。図4及び図5で、横軸は、相対波長を示し、縦軸は、相対群遅延を示す。リング共振器の群遅延特性は、周知の通り、波長に対して群遅延が周期的に変動する。その周期は、リング導波路20a,22a,24a,36a,38aの光路長で決定され、ピーク波長は位相シフタ20c,22c,24c,36c,38c位相シフト量φにより決定され、変動の振幅は、結合率κにより決定される。
FIG. 4 is a group delay characteristic of a single ring resonator, and shows a variation example with respect to the coupling rate κ. FIG. 5 shows a group delay characteristic of a single ring resonator, and shows a variation example with respect to the phase shift amount φ. 4 and 5, the horizontal axis indicates the relative wavelength, and the vertical axis indicates the relative group delay. As is well known, the group delay characteristic of the ring resonator has a group delay that periodically varies with respect to the wavelength. The period is determined by the optical path lengths of the
図4から、結合率κを大きくすると、群遅延特性が、正弦波形に近づく。また、結合率κが小さくなると、上に凸の部分が急峻になり、群遅延の極小値と極大値の差が大きくなる。図5から、位相シフト量により、共振波長を変更できることが分かる。φ=2πの群遅延特性は、φ=0の群遅延特性と一致する。図4及び図5から、群遅延の高低差と共振波長を任意に制御できることが分かる。 From FIG. 4, when the coupling rate κ is increased, the group delay characteristic approaches a sine waveform. Further, as the coupling rate κ decreases, the upward convex portion becomes steep, and the difference between the minimum value and the maximum value of the group delay increases. FIG. 5 shows that the resonance wavelength can be changed by the phase shift amount. The group delay characteristic of φ = 2π matches the group delay characteristic of φ = 0. 4 and 5 that the height difference of the group delay and the resonance wavelength can be arbitrarily controlled.
複数のリング共振器をシリアルに接続した場合、全体の群遅延特性は、個々のリング共振器の群遅延特性の和になる。共振器長が同じLで、共振波長を2π/NだけずらしたN個(Nは2以上の整数)のリング共振器をシリアルに配置して得られる群遅延特性は、基本的に、共振器長がN×Lの1つのリング共振器の群遅延特性に近似させることが可能である。従って、前者の合成群遅延特性に対し、後者の群遅延特性をπだけシフトして加算することで、群遅延をほぼ解消できる。但し、リング共振器で実現される群遅延特性は、上に凸の部分と下に凸の部分で形状が僅かに異なるので、多少のリップルが残る。図1に示す実施例では、N=4である。 When a plurality of ring resonators are connected in series, the overall group delay characteristic is the sum of the group delay characteristics of the individual ring resonators. The group delay characteristic obtained by serially arranging N ring resonators (N is an integer of 2 or more) with the same resonator length L and shifted resonance wavelengths by 2π / N is basically a resonator. It is possible to approximate the group delay characteristic of one ring resonator having a length of N × L. Therefore, the group delay can be substantially eliminated by shifting the latter group delay characteristic by π and adding the latter to the former combined group delay characteristic. However, since the group delay characteristics realized by the ring resonator have slightly different shapes between the upward convex portion and the downward convex portion, some ripple remains. In the embodiment shown in FIG. 1, N = 4.
図1に示す実施例では、例えば、リング共振器20,22,24,36の光結合器20b,22b,24b,36bの結合率κを0.6、位相シフタ20c,22c,24c,36cの位相シフト量φをそれぞれ0,π/2,π、3π/2とする。図6(A)は、リング共振器20,22,24の合成群遅延特性80と、リング共振器36の群遅延特性82を示す。横軸は相対波長を示し、縦軸は、相対遅延遅延を示す。図6(B)は、群遅延特性80,82を合成した群遅延特性を示す。リング共振器20,22,24,36のパラメータが、位相シフト量φを除いて同じであり、且つ、位相シフト量φがπ/2(=2π/4)ずつ異なるので、合成群遅延特性は、単一リング共振器の場合に比べ周期が1/4になった、ほぼ正弦波形に近い変化を示す。換言すると、合成群遅延特性が正弦波形に近づくように、結合率κを調節する。
In the embodiment shown in FIG. 1, for example, the coupling rate κ of the
これに対し、リング共振器38の結合率κを0.975で、位相シフト量φをπとする。図6(C)は、リング共振器38の群遅延特性86を示す。横軸は相対波長を示し、縦軸は、相対遅延遅延を示す。結合率κを大きくすることで、群遅延特性86は正弦波形に近づく。また、位相シフト量φをπにすることで、図6(B)に示す合成群遅延特性84を反転した特性に近い群遅延特性を得ることができる。図6(D)は、図6(B)に示すリング共振器20,22,24,36による合成群遅延特性84と、図6(C)に示すリング共振器38による群遅延特性86を合成した結果の群遅延特性88を示す。先に述べたように、リング共振器で実現される群遅延特性は、上に凸の部分と下に凸の部分で形状が僅かに異なるので、この例では、ピーク・ツー・ピークで80psのリップルが残る。この程度のリップルであれば、データを復調するのに支障ない。
On the other hand, the coupling factor κ of the
理論的な関係を簡単に説明する。単一のリング共振器の群遅延特性は、フーリエ級数で展開可能であり、三角関数の合成で表現され得る。リング共振器20の群遅延特性をF1(ω)とすると、
F1(ω)=ΣkEkcos(kωT+kφ1)
但し、Σkは、k=1,2,3,・・・の累積加算を示す。
Briefly explain the theoretical relationship. The group delay characteristic of a single ring resonator can be expanded by a Fourier series and can be expressed by a synthesis of trigonometric functions. When the group delay characteristic of the
F 1 (ω) = Σ k E k cos (kωT + kφ 1 )
However, Σ k indicates the cumulative addition of k = 1, 2, 3,.
同様に、リング共振器22,24,36の群遅延特性F2(ω)、F3(ω)、F4(ω)は、
F2(ω)=ΣkEkcos(kωT+kφ2)
F3(ω)=ΣkEkcos(kωT+kφ3)
F4(ω)=ΣkEkcos(kωT+kφ4)
である。振幅が等しいので、各群遅延特性F1(ω)、F2(ω)、F3(ω)、F4(ω)の係数Ekは等しい。
Similarly, the group delay characteristics F 2 (ω), F 3 (ω), and F 4 (ω) of the
F 2 (ω) = Σ k E k cos (kωT + kφ 2 )
F 3 (ω) = Σ k E k cos (kωT + kφ 3 )
F 4 (ω) = Σ k E k cos (kωT + kφ 4 )
It is. Since the amplitudes are equal, the coefficients E k of the group delay characteristics F 1 (ω), F 2 (ω), F 3 (ω), and F 4 (ω) are equal.
これらの式に、φ1=0、φ2=π/2、φ3=π、φ4=3π/2を代入する。これらは、2πを同じ共振器長のリング共振器20,22,24,36の数N(ここでは、4)で割った値の整数倍である。
In these equations, φ 1 = 0, φ 2 = π / 2, φ 3 = π, and φ 4 = 3π / 2 are substituted. These are integer multiples of 2π divided by the number N (here, 4) of
F1(ω)、F2(ω)、F3(ω)、F4(ω)の和では、cos( (4n+1)ωT)、cos((4n+2)ωT)及びcos((4n+3)ωT)の成分は、打ち消しあって、消去される。但し、nは整数である。従って、
F1(ω)+F2(ω)+F3(ω)+F4(ω)
=Σk4E4kcos(4kωT)
となる。残留するリップル成分は主として、4E4cos(4ωT)からなる。この成分の周期は、単一のリング共振器の周期Tの1/N倍(ここでは、1/4倍)となる。
In the sum of F 1 (ω), F 2 (ω), F 3 (ω), and F4 (ω), cos ((4n + 1) ωT), cos ((4n + 2) ωT) and cos ((4n + 3) ωT) Ingredients cancel and disappear. However, n is an integer. Therefore,
F 1 (ω) + F 2 (ω) + F 3 (ω) + F 4 (ω)
= Σ k 4E 4 k cos ( 4 kωT)
It becomes. The remaining ripple component mainly consists of 4E 4 cos (4ωT). The period of this component is 1 / N times (here, 1/4 times) the period T of a single ring resonator.
これに対して、リング共振器38の共振器長をN×L(ここでは、4L)とすることで、リング共振器38のFSRは、リング共振器20,22,24,36のそれの1/Nになる。4E4cos(4ωT)を打ち消すために、位相シフタ38cによる位相シフト量をπ(rad)に設定し、振幅が4E4と一致するように光結合器38bの結合率κを調節する。図6(C)は、このようにして得られたリング共振器38の群遅延特性86を示す。
On the other hand, by setting the resonator length of the
図6(D)は、リング共振器20,22,24,36による合成群遅延特性84(図6(B))をリング共振器38の群遅延特性86(図6(C))で相殺した結果、残留する群遅延特性88を示す。残留した群遅延特性88のリップルは、ピーク・ツー・ピークで80ps程度である。
In FIG. 6D, the combined group delay characteristic 84 (FIG. 6B) by the
10Gbit/sのNRZ信号光の場合、エンコーダ16及びデコーダ32の影響を調べた。エンコーダ16及びデコーダ32を設けない場合で、ビットエラーレート(BER)が10−9となる受信光強度を基準値とし、同じBERを得るために要した光強度の倍率(dB)をパワーペナルティと定義する。図7は、リップル対パワーペナルティの計算結果を示す。横軸は、ピーク・ツー・ピークのリップル(ps)を示し、縦軸は、パワーペナルティを示す。残留するリップルが260psの場合、即ち、受信装置30のデコーダ32がリング共振器36のみからなる場合には、パワーペナルティは2.7dBであり、リップルが80psの場合、即ち、デコーダ32が、リング共振器34と同36からなる場合には、パワーペナルティは0.2dBであった。これにより、デコーダ32により、良好な信号を受信できることが分かる。
In the case of 10 Gbit / s NRZ signal light, the influence of the
リング共振器38は、共振器長Lのシリアルに接続された4つのリング共振器で置換できるが、そうすると、各リング共振器の結合率κ及び位相シフト量φの調節が面倒になり、制御も煩雑となる。
The
共振器長LのN個のリング共振器の内の何個を送信側に配置するかは、適宜に決定でき、また、共振器長N×Lのリング共振器を送信側と受信側のどちらに配置するかも、適宜に決定できる。 How many of the N ring resonators having the resonator length L are arranged on the transmission side can be determined as appropriate, and the ring resonator having the resonator length N × L is set on the transmission side or the reception side. It can also be determined as appropriate.
リング共振器の配置の変更例を簡単に説明する。図8は、第1の変更配置例を示す。送信側のエンコーダ16aに共振器長Lの2つのリング共振器110,112を配置し、受信側のデコーダ32aに共振器長Lの2個のリング共振器114,116と共振器長4Lのリング共振器118を配置する。
An example of changing the arrangement of the ring resonator will be briefly described. FIG. 8 shows a first modified arrangement example. Two
図9は、第2の変更配置例を示す。図9では、送信側のエンコーダ16bに共振器長Lの1つのリング共振器120を配置し、受信側のデコーダ32bに共振器長Lの3個のリング共振器122,124,126と共振器長4Lのリング共振器128を配置する。
FIG. 9 shows a second modified arrangement example. In FIG. 9, one
図10は、第3の変更配置例を示す。図10では、送信側のエンコーダ16cに共振器長Lの3個のリング共振器130,132,134と共振器長4Lのリング共振器136を配置し、受信側のデコーダ32cに共振器長Lの1つのリング共振器138を配置する。
FIG. 10 shows a third modified arrangement example. In FIG. 10, three
図10に示す変更配置例は、また、図11に示す変更配置例のように変更できる。即ち、送信側のエンコーダ16dに共振器長Lの2個のリング共振器140,142、共振器長4Lのリング共振器144、及び共振器長Lのリング共振器146をシリアルに配置し、受信側のデコーダ32dに共振器長Lの1つのリング共振器148を配置する。複数のリング共振器140〜148はシリアルに接続され、各非線形特性が線形に加算されるので、共振器長4Lのリング共振器144は、エンコーダのどこに(例えば先頭に)配置されても良い。
The change arrangement example shown in FIG. 10 can be changed like the change arrangement example shown in FIG. That is, two
共振器長Lの4つのリング共振器と共振器長4Lの1つのリング共振器とを組み合わせて利用する実施例を説明したが、上述したように、一般的には、共振器長LのN個のリング共振器と、共振器長N×Lの1つのリング共振器とを組み合わせることで、同様の作用効果を得ることができる。Nは、原理的には2以上でよいが、データの秘匿性からは、Nは、3以上が好ましい。 Although an embodiment has been described in which four ring resonators having a resonator length L and one ring resonator having a resonator length 4L are used in combination, as described above, in general, N of the resonator length L By combining a single ring resonator and one ring resonator having a resonator length of N × L, the same effect can be obtained. N may be 2 or more in principle, but N is preferably 3 or more in terms of data confidentiality.
更には、共振器長Lが異なるリング共振器を組み合わせてもよい。図12は、その変更配置例を示す。送信側のエンコーダ16eに共振器長Laの2個のリング共振器150,152、共振器長Lbの2個のリング共振器154,156をシリアルに配置し、受信側のデコーダ32eに、共振器長Laの1つのリング共振器158、共振器長3Laのリング共振器160、共振器長Lbのリング共振器162及び共振器長3Lbのリング共振器164をシリアルに配置する。エンコーダ16e内で、リング共振器150,152,154,156の並び順は、限定されない。同様に、デコーダ32e内で、リング共振器158,160,162,164の並び順も、限定されない。
Furthermore, ring resonators having different resonator lengths L may be combined. FIG. 12 shows an example of the changed arrangement. Two
リング共振器160は、リング共振器150,152,158による群遅延を補償し、リング共振器164は、リング共振器154,156,162による群遅延を補償する。
特定の説明用の実施例を参照して本発明を説明したが、特許請求の範囲に規定される本発明の技術的範囲を逸脱しないで、上述の実施例に種々の変更・修整を施しうることは、本発明の属する分野の技術者にとって自明であり、このような変更・修整も本発明の技術的範囲に含まれる。 Although the invention has been described with reference to specific illustrative embodiments, various modifications and alterations may be made to the above-described embodiments without departing from the scope of the invention as defined in the claims. This is obvious to an engineer in the field to which the present invention belongs, and such changes and modifications are also included in the technical scope of the present invention.
10:光送信装置
12:レーザダイオード
14:光強度変調器
16,16a,16b,16c,16d,16e:非線形群遅延エンコーダ
18:接続導波路
20,22,24:リング共振器
20a,22a,24a:リング導波路
20b,22b,24b:光結合器
20c,22c,24c:位相シフタ
28:光ファイバ伝送路
30:光受信装置
32,32a,32b,32c,32d,32e:非線形群遅延デコーダ
34:接続導波路
36,38:リング共振器
36a,38a:リング導波路
36b,38b:光結合器
36c,38c:位相シフタ
40:フォトダイオード
42:データ復調器
50:基板
52:マッハツェンダ干渉計
54,56:光合分波器
58,60:アーム
62:入力導波路
64:出力導波路
66:導波路
68:薄膜ヒータ
70:電圧制御器
72:薄膜ヒータ
74:電圧制御器
110,112,114,116,118:リング共振器
120,122,124,126,128:リング共振器
130,132,134,136,138:リング共振器
140,142,144,146,148:リング共振器
150,152,154,156,158,160,162,164:リング共振器
10: Optical transmitter 12: Laser diode 14:
Claims (3)
当該光送信装置から出力される信号光を受信する光受信装置であって、当該非線形群遅延エンコーダによる非線形群遅延を低減する非線形群遅延デコーダ(32,32a〜32e)、当該非線形群遅延デコーダの出力光信号を電気信号に変換する光電気変換器(40)、及び、当該光電気変換器の出力電気信号から当該データを復調するデータ復調器(42)を具備する光受信装置(30)
とを具備するデータ伝送システム。 An optical transmitter (10) comprising a signal light generator (12, 14) for generating signal light for carrying data and a nonlinear group delay encoder (16, 16a-16e) for giving a nonlinear group delay to the signal light When,
An optical receiver that receives signal light output from the optical transmitter, and includes a nonlinear group delay decoder (32, 32a to 32e) that reduces nonlinear group delay by the nonlinear group delay encoder, and the nonlinear group delay decoder. Optical receiver (30) comprising an optical / electrical converter (40) for converting an output optical signal into an electric signal, and a data demodulator (42) for demodulating the data from the electric output signal of the photoelectric converter
A data transmission system comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005345054A JP2007150942A (en) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | Data transmission system |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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