JP2007149168A - Tape cartridge - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、1個のテープドライブに対してケース厚みが異なる2種のテープカートリッジを共用できるテープシステム用のテープカートリッジに関する。 The present invention relates to a tape cartridge for a tape system that can share two types of tape cartridges having different case thicknesses for one tape drive.
テープカートリッジをコンピュータの外部記憶媒体として使用するテープシステムにおいて、ケース厚みが異なる薄形テープカートリッジと厚形テープカートリッジとが、1個のテープドライブに共通して適用できるようにしたテープシステムは、特許文献1に公知である。厚形テープカートリッジは、薄形テープカートリッジに比べてテープ幅が大きい分だけケース厚みが大きいが、ケース構造など基本的な構成に違いはない。 In a tape system that uses a tape cartridge as an external storage medium of a computer, a tape system in which a thin tape cartridge and a thick tape cartridge with different case thicknesses can be commonly applied to one tape drive is patented. It is known from document 1. The thick tape cartridge has a larger case thickness than the thin tape cartridge because the tape width is larger, but there is no difference in the basic structure such as the case structure.
上記のテープシステムにおいては、テープドライブに装填された本体ケースの厚み寸法を厚みセンサーで検知して、本体ケースを押さえ保持するホルダーの高さを変更調節し、厚みが異なる本体ケースを同じホルダーでそれぞれ適正に押圧保持できるようにしている。この発明に係るテープドライブでは、厚形テープカートリッジがローディング枠に装填されたことを厚みセンサーで検知して、厚形テープカートリッジと薄形テープカートリッジとを識別する。 In the above tape system, the thickness dimension of the main body case loaded in the tape drive is detected by the thickness sensor, and the height of the holder that holds and holds the main body case is changed and adjusted. Each can be properly pressed and held. In the tape drive according to the present invention, the thickness sensor detects that the thick tape cartridge is loaded in the loading frame, and identifies the thick tape cartridge and the thin tape cartridge.
具体的には、図5に示すように本体ケース1の上面側を幅方向に横断する横長の検知バー42と、検知バー42を支持する検知アーム43と、検知アーム43が所定量だけ上方揺動することでオン信号を出力するスイッチ44などで厚みセンサー41を構成している。このセンサー41は、薄形テープカートリッジT1には反応せず、厚形テープカートリッジT2がローディング枠に装填されると、検知バー42が本体ケース1で押し上げ操作されてスイッチ44がオン状態に切り換わる。
Specifically, as shown in FIG. 5, a horizontally
上記の厚みセンサー41は、図5のように本体ケース1が前蓋7の側を装填始端とする適正な姿勢で装填される限り、厚形テープカートリッジT2を問題なく出し入れできる。しかし、図10に示すように本体ケース1が前後逆姿勢で、しかも上下反転姿勢で誤装填されたときに問題が生じる。本体ケース1が誤装填されると、厚みセンサー41の検知バー42がケース表面に押し上げ操作された後、シャッター8のスライド領域に対応して凹み形成された段落ち面19で受け止められる。そのため、誤装填に気付いて本体ケース1を抜き出し操作しようとしても、検知バー42が段落ち面19の後端の段壁に引っ掛かって、テープカートリッジを抜き出すことができなくなる。無理にテープカートリッジを引き抜くと、検知バー42や検知アーム43などが変形するおそれがある。
As long as the main body case 1 is loaded in an appropriate posture with the
この発明の目的は、上記のようにテープカートリッジが誤った装填姿勢でローディング枠に装填されてしまっても、センサーや周辺機器の故障を伴うこともなくテープカートリッジを抜き出し操作でき、したがって誤装填に伴うテープドライブの故障を一掃できるテープカートリッジを提供することにある。 The object of the present invention is that even if the tape cartridge is loaded into the loading frame in the wrong loading posture as described above, the tape cartridge can be pulled out without causing a failure of the sensor or peripheral device, and therefore, it can be loaded erroneously. An object of the present invention is to provide a tape cartridge that can wipe out the failure of the tape drive.
この発明のテープカートリッジは、磁気テープ2が巻装されたハブ3を収容する本体ケース1の前面に、ローディング用のポケット5が設けられており、このポケット5が揺動開閉自在な前蓋7と、本体ケース1の底面に設けた前後にスライド開閉可能なシャッター8とで覆われている。本体ケース1の底面の後端には基準面18が設けられており、この基準面18より前方にシャッター8の開閉ストロークに対応する段落ち面19が形成されている。以て、テープドライブ側に設けられる厚みセンサー41の検知バー42を、段落ち面19の側から基準面18へ向かって乗り上げ案内するガイド面23が、基準面18と段落ち面19との間に形成されていることを特徴とする。
In the tape cartridge of the present invention, a
前記ガイド面23は、段落ち面19の側から基準面18へ向かって上り傾斜する傾斜面と、段落ち面19と基準面18とを繋ぐ湾曲面と、段落ち面19の側から基準面へ向かって上り傾斜状に連続する階段面との、少なくともいずれかひとつを含んで形成することができる。
The
基準面18と段落ち面19との間には、ガイド面23を備えたガイド体22を段落ち面19より突出する状態で形成し、シャッター8の底壁には、ガイド体22を受け入れる切欠24を形成し、シャッター8の底壁のうち、駆動軸挿入穴10を覆う穴被覆範囲Zを想定したとき、ガイド体22および切欠24を、穴被覆範囲Zを避けた位置に形成することができる。
A
この発明の別のテープカートリッジは、磁気テープ2が巻装されたハブ3を収容する本体ケース1の前面にテープローディング用のポケット5が設けられており、このポケット5が揺動開閉自在な前蓋7と、本体ケース1の底面に設けた前後にスライド開閉可能なシャッター8とで覆われており、本体ケース1の底面の後端に基準面18が設けられ、基準面18より前方にシャッター8の開閉ストロークに対応する段落ち面19が形成されている。そのうえで、基準面18と段落ち面19との段差寸法Eが、テープドライブ側に設けられる厚みセンサー41の検知バー42の半径寸法より小さく設定されていることを特徴とする。
Another tape cartridge of the present invention is provided with a
この発明のさらに別のテープカートリッジは、磁気テープ2が巻装されたハブ3を収容する本体ケース1の前面にローディング用のポケット5が設けられており、このポケット5が揺動開閉自在な前蓋7と、本体ケース1の底面に設けた前後にスライド開閉可能なシャッター8とで覆われており、本体ケース1の底面の後端に基準面18が設けられ、この基準面18より前方にシャッター8の開閉ストロークに対応する摺動面48が形成されている。そのうえで、基準面18と摺動面48とが面一状に形成されていることを特徴とする。
In another tape cartridge according to the present invention, a
この発明では、本体ケース1の底面に基準面18が設けられ、基準面18より前方にシャッター8の開閉ストロークに対応する段落ち面19が形成してあるテープカートリッジT2において、基準面18と段落ち面19との間にガイド面23を設け、段落ち面19に外接する厚みセンサー41の検知バー42を、ガイド面23で段落ち面19側から基準面18へ向かって乗り上げ案内するので、テープカートリッジT2を誤った装填姿勢でローディング枠に装填しても、センサーや周辺機器に故障を伴うことなくテープカートリッジT2を抜き出し操作できる。したがって、テープカートリッジT2の誤装填に伴うテープドライブの故障を一掃できる。
In the present invention, in the tape cartridge T <b> 2 in which the
前記ガイド面23は、上り傾斜する傾斜面と、湾曲面と、上り傾斜状に連続する階段面とのいずれであってもよく、これらを組み合わせて形成してもよい。なお、ガイド面23が上り傾斜する傾斜面で形成されていると、検知バー42に作用する抜き出し反力を常に均等なものとして、検知バー42の基準面18への乗り上がりを円滑に行える。成形も容易になる。
The
シャッター8の底壁のうち、駆動軸挿入穴10を覆う穴被覆範囲Zを想定するとき、基準面18と段落ち面19との間に形成されるガイド体22と、シャッター8の底壁に形成される切欠24とが、それぞれ穴被覆範囲Zを避けた位置に形成されていると、シャッター8の基本構造を大幅に変更する必要もなく、既存の厚形テープカートリッジT2にガイド体22および切欠24を容易に付加できる。仮に切欠24が穴被覆範囲Zを含む位置に形成してある場合には、切欠24を設けることによって駆動軸挿入穴10が露出してしまうため、シャッター8の構造を大幅に変更しなければならないからである。
Of the bottom wall of the
基準面18と段落ち面19との段差寸法Eが、テープドライブ側に設けられる厚みセンサー41の検知バー42の半径寸法より小さく設定されていると、厚みセンサー41の検知バー42が基準面18と段落ち面19との間の段壁に引っ掛かった状態において、検知バー42はその下半周面が基準面18の前縁に当たる。そのため、検知バー42には横向きの抜き出し反力と同時に上向きの分力が作用することになり、この上向きの分力によって段壁を問題なく乗り越えることができる。したがって、テープカートリッジT2が誤装填されたとしても、センサーや周辺機器の故障を伴うことなくテープカートリッジT2を確実に抜き出し操作できる。この場合には、シャッター8に切欠24を形成する必要はない。
When the step dimension E between the
基準面18より前方にシャッター8の開閉ストロークに対応する摺動面48を形成し、基準面18と摺動面48とを面一状に形成してあると、検知バー42の引っ掛かりの原因であった段壁が、基準面18と摺動面48との間に形成されるのを防止できる。したがって、テープカートリッジT2の誤装填があっても、センサーや周辺機器に故障を伴うことがなくテープカートリッジT2を確実に抜き出し操作できる。
If the
(実施例1) 図1ないし図6はこの発明に係るテープカートリッジの実施例を示す。この発明に係るテープシステムは、図3に示す薄形テープカートリッジT1と、厚形テープカートリッジT2の両者を記録媒体として、両テープカートリッジT1・T2を1個のテープドライブに共通して適用することができる。薄形テープカートリッジT1のテープ幅が公称4mmであるのに対し、厚形のテープカートリッジT2の幅は公称8mmに設定してある。 Embodiment 1 FIGS. 1 to 6 show an embodiment of a tape cartridge according to the present invention. In the tape system according to the present invention, both the thin tape cartridge T1 and the thick tape cartridge T2 shown in FIG. 3 are used as recording media, and both the tape cartridges T1 and T2 are commonly applied to one tape drive. Can do. The tape width of the thin tape cartridge T1 is nominally 4 mm, while the width of the thick tape cartridge T2 is nominally 8 mm.
薄形および厚形の両テープカートリッジT1・T2の本体ケース1、ハブ3、前蓋7などの上下寸法は、テープ幅の違いに応じて異なっているが、各構成部品の構造、前後寸法、左右寸法などに差異はないので、同等の部材には同じ符号を付して説明する。なお、薄形テープカートリッジT1は、市販品であるデジタルオーディオ信号を記録する音楽専用のDATと同じ構造に構成してあり、その磁気テープに対する情報信号の記録フォーマットや読み書き速度などが、コンピュータ用テープシステムとして固有化してある点が異なるだけである。
The vertical dimensions of the main body case 1, the
図2および図3において、厚形テープカートリッジT2は、横長角箱状の本体ケース1の内部左右に、磁気テープ2を巻き取るためのハブ3・3を有する。一方のハブ3側のテープロールから繰り出された磁気テープ2は、左右一対のテープガイド4・4を介して他方のハブ3へと移行案内される。両テープガイド4・4をケース前面のテープローディング用のポケット5の前部左右に配置することにより、不使用時の磁気テープ2はポケット5の前面を左右に横切る状態で保持される。本体ケース1は、上下に二分割された上ケース1aと下ケース1bとを蓋合わせ状に接合して固定してある。
2 and 3, the thick tape cartridge T2 has
不使用時の磁気テープ2を保護するために、ポケット5の前面および上面は前蓋7で覆い、ポケット5の下面はシャッター8で覆われている。前蓋7は、本体ケース1で上開き揺動可能に軸支してあり、シャッター8をスライド開放した状態でのみ開閉操作できる。常態における前蓋7は図外のばねで閉じ勝手に回動付勢されている。
In order to protect the
シャッター8をスライド開放したのち、テープドライブ側の開放ピンで前蓋7を相対的に突き上げ操作することにより前蓋7は開放操作でき、前蓋7の開放動作に連動してハブ3をロック保持していたハブロック構造(図示せず)をロック解除操作できる。この状態で、ポケット5の前部に位置する磁気テープ2は、テープドライブ側のローディングピンで引き出し操作できる。
After the
シャッター8は、本体ケース1の下面に組み込まれて前後スライド自在に支持されている。図4に示すように、不使用状態のシャッター8は、ポケット5の下面側を覆うと同時に、本体ケース1の下面に開口された駆動軸挿入穴10を覆っており、この状態で、本体ケース1に設けたロック爪11でスライド開放不能にロック保持されている。シャッター8の下面左右にはガイド溝12を設けてあり、両ガイド溝12・12の後端にロック爪11と係合するロック穴13が開口している。さらに、両ガイド溝12・12に対応して、前蓋7の前壁の左右に切欠14を形成してある。
The
テープドライブ側に設けたロック解除片38(図6参照)でロック爪11をロック解除操作し、さらにシャッター8をケース後方へ向かって開放操作することにより、ポケット5の下面を開放し、同時に駆動軸挿入穴10を開放できる。駆動軸挿入穴10を開放するために、シャッター8の底壁の左右には駆動軸挿入穴10より僅かに大きな軸通口15が形成してある。
The
本体ケース1を構成する下ケース1bの底面の後端には、前後幅の小さな基準面18がケース左右全幅にわたって設けられており、基準面18より前方に、シャッター8を摺動案内する段落ち面19がシャッター8の前後ストロークに対応して凹み形成されている。このように段落ち面19を設けることにより、シャッター8の底壁および左右側壁の外表面が、本体ケース1の外郭線とほぼ面一になる。換言すると、シャッター8の底壁の厚み寸法は、基準面18と段落ち面19との段差寸法と同じか、段差寸法より極僅かに小さく設定してある。
At the rear end of the bottom surface of the
基準面18の一側寄りには、磁気テープ2の種類、長さ、テープカートリッジの種類など、テープカートリッジ固有の種別情報をテープドライブ側で検知するための識別穴20を4個列設してある。各識別穴20の深さ寸法は、対応する種別情報に応じて大小に設定してある。テープドライブの側には、これらの識別穴20の深さを検知する検知ピンが設けてある(図示していない)。
Near one side of the
図5および図6においてテープドライブは、角箱状のケース25の内部に、薄形テープカートリッジT1および厚形テープカートリッジT2の両者に、それぞれ共通して適用されるローディング機構、駆動機構、信号読み書き機構、各機構を制御する制御回路、読み書き信号の処理回路などを設けてある。ケース25の前面には、両テープカートリッジT1・T2を出し入れする装填口26が開口しており、その下側に取出スイッチ27、選択スイッチ28、入力スイッチ29などのスイッチ類と、テープドライブの動作状況を表示する液晶ディスプレイ30などを配置してある。符号31は電源スイッチである。
5 and 6, the tape drive includes a loading mechanism, a driving mechanism, and signal reading and writing that are commonly applied to the inside of the rectangular box-shaped
装填口26の内部には、ローディング機構を構成するローディング枠34や押圧ホルダー35などを設けてある。ローディング枠34は、本体ケース1の底面を受け止める底壁と、底壁に連続する左右の側壁とを一体に備えた枠体からなる。底壁の左右には、先に説明したシャッター用のロック爪11をロック解除操作し、同時にシャッター8を閉じ位置から相対的にスライド開放操作するロック解除片38が突設してある。
Inside the
押圧ホルダー35は、図外の操作機構で上下に移動操作されて、各テープカートリッジT1・T2の本体ケース1の厚み寸法に適合する高さに変位操作される。押圧ホルダー35の下面側には、弾性変形する状態で本体ケース1の上面を押さえ保持する板ばね39を設けてある。先のローディング枠34と押圧ホルダー35とが協同して本体ケース1を挟み保持することにより、本体ケース1を遊動不能に固定保持できる。この状態でローディング枠34と押圧ホルダー35とが下降移動することにより、前蓋7が開放され、駆動軸が各ハブ3・3のハブ穴に係合する。
The
装填口26の近傍のケース内部には、装填口26から装填された本体ケース1の厚みを検知するための厚みセンサー41が配置してある。図1において厚みセンサー41は、本体ケース1の上面側を幅方向に横断する横長の検知バー42と、検知バー42の両端を支持する左右一対の検知アーム43と、検知アーム43が所定量だけ上方揺動することでオン信号を出力するスイッチ44と、検知アーム43を下方の待機位置へ向かって揺動付勢する引っ張りばね45などで構成してある。検知アーム43は上下揺動のみ可能に支持してあって、丸棒からなる検知バー42を回転自在に支持している。スイッチ44としては、マイクロスイッチ、近接スイッチ、光センサーなどを適用できる。
A
図5に示すように厚形テープカートリッジT2がローディング枠34に装填されると、検知バー42が本体ケース1の上面側へ押し上げ操作されてスイッチ44がオン状態に切り換わり、先の押圧ホルダー35の高さを変更する操作機構にオン信号が出力される。待機状態における検知バー42のローディング枠34からの高さは、薄形テープカートリッジT1の本体ケース1の上下寸法より大きいので、厚みセンサー41は薄形テープカートリッジT1には反応しない。
As shown in FIG. 5, when the thick tape cartridge T2 is loaded into the
上記のテープシステムにおいて、厚形テープカートリッジT2が誤装填された場合に、検知バー42が基準面18と段落ち面19との間の段壁に引っ掛かるのを防ぐために、段壁部分の幅方向両端と中央部との3箇所にはガイド体22が設けてある。図1、図2および図4に示すようにガイド体22は、段落ち面19より突出する三角形状に形成されていて、基準面18と段落ち面19との間の内隅を埋めており、段落ち面19の側から基準面18へ向かって上り傾斜する傾斜面を備えている。この傾斜面が、検知バー42を乗り上げ案内するガイド面23となる。シャッター開放時の接触干渉を避けるために、シャッター8の底壁後縁の3箇所には、ガイド体22を受け入れる切欠24が形成してある。
In the above tape system, in order to prevent the
上記のように、基準面18と段落ち面19との間にガイド体22が設けられていると、誤装填された本体ケース1を抜き出し操作するとき、検知バー42をガイド面23で基準面18へ向かって乗り上げ案内できるので、検知バー42が基準面18と段落ち面19との間の段壁に引っ掛かるのを確実に防止し、厚形テープカートリッジT2の誤装填に伴う厚みセンサー41の破損や故障を一掃できる。
As described above, when the
段壁部分の幅方向両端と中央部との3箇所にガイド体22を設けると、シャッター8の基本構造を大幅に変更する必要もなく、既存の厚形テープカートリッジT2にガイド体22および切欠24を付加できる。シャッター8が閉じられた状態において、駆動軸挿入穴10は図4のハッチング線で示す穴被覆範囲Zの底壁によって覆われている。そのため、例えば切欠24が穴被覆範囲Zを含んで形成してある場合には、駆動軸挿入穴10を完全に覆うことができなくなる。このような不具合を避けるために、ガイド体22および切欠24は穴被覆範囲Zを避けて形成することが好ましい。
If the
ガイド面23は、平坦な傾斜面で形成する必要はなく、図7(a)に示すように、段落ち面19と基準面18とを繋ぐ湾曲面で形成することができる。湾曲面は、突弧状あるいは凹弧状の部分円弧面や、滑らかに連続する複数の円弧面などで構成することができる。ガイド面23は、図7(b)に示すように、段落ち面19の側から基準面18へ向かって上り傾斜状に連続する階段面で形成してもよい。もちろん、平坦な傾斜面と湾曲面と階段面の複数の面を組み合わせてガイド面23を形成することができる。必要があれば、図7(c)に示すように、基準面18の前縁の全体を切り欠いてガイド面23とすることができる。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同様に扱う。
The
(実施例2) 図8はこの発明に係るテープカートリッジの実施例2を示す。そこでは基準面18と段落ち面19との段差寸法Eを、厚みセンサー41の検知バー42の半径寸法より小さく設定して、検知バー42が基準面18と段落ち面19との間の段壁に引っ掛かるのを解消した。この場合に、基準面18の前縁が丸めてあると、あるいは基準面18の前縁が斜めに面取りしてあると、検知バー42の基準面18側への乗り上がりをさらに確実に行うことができる。
(Example 2) FIG. 8 shows Example 2 of the tape cartridge according to the present invention. In this case, the step size E between the
(実施例3) 図9はこの発明に係るテープカートリッジの実施例3を示す。そこでは
基準面18より前方にシャッター8の開閉ストロークに対応する摺動面48を設ける。そのうえで基準面18と摺動面48とを面一状に形成して、検知バー42の引っ掛かりの原因であった段壁が、基準面18と摺動面48との間に形成されるのを防止した。
(Example 3) FIG. 9 shows Example 3 of the tape cartridge according to the present invention. In this case, a sliding
上記の実施例以外に、ガイド面23は段落ち面19の左右幅方向の少なくとも一箇所に形成してあればよい。ガイド体22は、下ケース1bと一体のリブで形成することができ、複数個の突起を階段状に配列して形成することができる。その場合のガイド面23は不連続面であってもよい。ガイド体22は上ケース1aと一体に形成することができ、その場合には、ガイド体22の下端に設けたガイド面23を下ケース1bの外面に露出させて、検知バー42を基準面18へ向かって乗り上がり案内する。
In addition to the embodiment described above, the
1 本体ケース
2 磁気テープ
3 ハブ
5 ポケット
7 前蓋
8 シャッター
10 駆動軸挿入穴
18 基準面
19 段落ち面
22 ガイド体
23 ガイド面
24 切欠
26 装填口
34 ローディング枠
41 厚みセンサー
42 検知バー
T1 薄形テープカートリッジ
T2 厚形テープカートリッジ
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (5)
前記本体ケースの底面の後端に基準面が設けられ、前記基準面より前方に前記シャッターの開閉ストロークに対応する段落ち面が形成されているテープカートリッジであって、
テープドライブ側に設けられる厚みセンサーの検知バーを、前記段落ち面の側から前記基準面へ向かって乗り上げ案内するガイド面が、前記基準面と前記段落ち面との間に形成されていることを特徴とするテープカートリッジ。 A loading pocket is provided on the front surface of the main body case that accommodates the hub on which the magnetic tape is wound. It is covered with a shutter that can be opened and closed,
A tape cartridge in which a reference surface is provided at the rear end of the bottom surface of the main body case, and a stepped surface corresponding to the opening / closing stroke of the shutter is formed in front of the reference surface,
A guide surface that guides the detection bar of the thickness sensor provided on the tape drive side from the stepped surface side toward the reference surface is formed between the reference surface and the stepped surface. Tape cartridge characterized by.
前記シャッターの底壁に、前記ガイド体を受け入れる切欠が形成されており、
前記シャッターの底壁のうち、駆動軸挿入穴を覆う穴被覆範囲を想定したとき、前記ガイド体および前記切欠が、前記穴被覆範囲を避けた位置に形成されている請求項1または2記載のテープカートリッジ。 Between the reference surface and the stepped surface, a guide body provided with the guide surface is formed in a state protruding from the stepped surface,
A notch for receiving the guide body is formed in the bottom wall of the shutter,
3. The guide body and the notch are formed at positions avoiding the hole covering range, assuming a hole covering range that covers the drive shaft insertion hole in the bottom wall of the shutter. Tape cartridge.
前記本体ケースの底面の後端に基準面が設けられ、前記基準面より前方に前記シャッターの開閉ストロークに対応する段落ち面が形成されているテープカートリッジにおいて、
前記基準面と前記段落ち面との段差寸法が、テープドライブ側に設けられる厚みセンサーの検知バーの半径寸法より小さく設定されていることを特徴とするテープカートリッジ。 A tape loading pocket is provided on the front surface of the main body case that houses the hub on which the magnetic tape is wound, and the front and back of the main body case are provided with a front lid that can swing open and close. It is covered with a shutter that can be opened and closed,
In the tape cartridge, a reference surface is provided at the rear end of the bottom surface of the main body case, and a stepped surface corresponding to the opening / closing stroke of the shutter is formed in front of the reference surface.
A tape cartridge, wherein a step size between the reference surface and the stepped surface is set smaller than a radius size of a detection bar of a thickness sensor provided on the tape drive side.
前記本体ケースの底面の後端に基準面が設けられ、前記基準面より前方に前記シャッターの開閉ストロークに対応する摺動面を設けてあるテープカートリッジにおいて、
前記基準面と前記摺動面とが、面一状に形成されていることを特徴とするテープカートリッジ。 A tape loading pocket is provided on the front surface of the main body case that houses the hub on which the magnetic tape is wound, and the front and back of the main body case are provided with a front lid that can swing open and close. It is covered with a shutter that can be opened and closed,
In the tape cartridge provided with a reference surface at the rear end of the bottom surface of the main body case, and provided with a sliding surface corresponding to the opening / closing stroke of the shutter in front of the reference surface,
The tape cartridge, wherein the reference surface and the sliding surface are formed to be flush with each other.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH06223531A (en) * | 1993-01-20 | 1994-08-12 | Sony Corp | Tape cassette |
JPH0750083A (en) * | 1993-09-27 | 1995-02-21 | Hitachi Maxell Ltd | Tape cartridge |
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2005
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Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH06223531A (en) * | 1993-01-20 | 1994-08-12 | Sony Corp | Tape cassette |
JPH0750083A (en) * | 1993-09-27 | 1995-02-21 | Hitachi Maxell Ltd | Tape cartridge |
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