JP2007147008A - Looseness preventive nut and spacer gripping part using the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、架空線の緩み防止を図ったクランプ装置などに用いられる緩み止めナット部材にかかり、特に、高所におけるボルトナット装置の締付け作業の簡略化と施工の確実性を向上させることができる緩み止めナットおよびそれを用いた緩み防止クランプに関するものである。 The present invention relates to a locking nut member used in a clamp device or the like that prevents the overhead wire from loosening, and in particular, can simplify the tightening operation of the bolt and nut device at a high place and improve the reliability of construction. The present invention relates to a locking nut and a locking clamp using the locking nut.
従来、架空送電線、例えば４導体送電線の素導体間角を一定の間隔に保持するために、送電線路の径間方向に、２０〜６０ｍの間隔で、図１に示すような４導体用のスペーサが取付けられていた。 Conventionally, in order to keep the angle between the conductors of an overhead power transmission line, for example, a four-conductor power transmission line, at a constant interval, for a four-conductor as shown in FIG. Spacers were installed.
図１の４導体スペーサは、枠体１の外周方向の所定の４ヶ所にチャンバ２を溶接し、そこにコイルばね３を介してターミナル４を可動的に取付け、前記ターミナル４には円形断面を有するマユ形軸５が回動自在に取付けられ、前記マユ軸の両端には軸方向に延びる小径な突起部５Ａおよび５Ｂが設けられている。このマユ軸にはクランプ６Ａとクランプ６Ｂとが可動的に取り付けられ、クランプ６Ａの基部側はマユ軸の突起部５Ａに対してルーズに着脱可能であり、クランプ６Ｂに対してはマユ軸の突起部５Ｂはクランプ６Ｂが脱落しないように、その先端ｐが加締められている。
また、クランプ５Ａには圧入ナット７が圧入され固着されていて、電線把持孔Ｃに電線を配置した後、ボルト８で締付けて電線を把持させることにより、４導体スペーサ１０を送電線に取付けていた。
The four-conductor spacer in FIG. 1 welds the
Further, a press-
架空送電線は、大気絶縁方式であるから、自然界の様々な外力を直接受けやすく、中でも着氷雪が架空送電線に付着した場合に発生しやすいギャロッピング振動やサブスパンギャロッピング振動等の外力により、１９８０年代に、締付けボルトの緩みによるスペーサ取付け部における電線損傷が、多くの電力会社において、多数発見されるに至った。 Since the overhead power transmission line is an atmospheric insulation system, it is easy to receive various external forces in nature directly, and in particular, due to external forces such as galloping vibration and sub-span galloping vibration that are likely to occur when icing snow adheres to the overhead power transmission line, 1980 In the ages, a number of wire damages in spacer mounting parts due to loosening of tightening bolts have been found in many electric power companies.
上記の不具合を避けるため、ボルトの緩み防止を図った送電線把持クランプが提案されている（例えば特許文献１）。特許文献１では、架空送電線１をゴムインサート２を介してアーマロッド３を巻付けて把持するクランプであって、ヒンジピン５で開閉自在に構成された吊り金具本体４ａ，４ｂと、その上部で吊り金具本体４ａ，４ｂを一体に結合する六角ボルト６、ハードロックナット７と、吊り金具本体４ａの二股の頂部を相間スペーサに引き留める丸頭角根ボルト８、ハードロックナット９とからなり、かつ前記六角ボルト６の先端にＴ字形のナット脱落防止具６−ａを挿入し、六角ボルト６にスプリングピン６−ｂで固定するようにした送電線把持クランプが開示されている。
In order to avoid the above problems, a power transmission line gripping clamp that prevents the bolt from loosening has been proposed (for example, Patent Document 1). In
なお、従来のハードロックナット１１（登録商標）については、図３および図４に示されたものがあり、これは、下ナット１２と上ナット１３とからなり、上ナット１３又は下ナット１２の何れか一方側には、ネジ孔１４の周りに軸方向外方にしたがって縮径するテーパー状の外周面を有する凸部１６が形成され、他方側１３には、前記凸部１６が嵌合する凹部１７がネジ孔１５周りに形成されており、該凸部１６の外周面又は凹部１７の内周面の一方がネジ孔１４に対して微小量偏心され、他方がネジ孔１５と同心状とされた緩み止めダブルナットである（例えば特許文献２および３）。
Note that there is a conventional hard lock nut 11 (registered trademark) shown in FIGS. 3 and 4, which includes a
前記［特許文献１］の送電線把持クランプでは、次のような問題点があった。
１）特許文献１の送電線把持クランプは、ゴムインサート２を介してアーマロッド３を巻付けて送電線を把持するクランプ構造であるから、吊り金具本体４ａと４ｂとを貫通して締付ける六角ボルト６に螺合しているハードロックナット７を、不便な高所で緩めて、前記ハードロックナット７をＴ字形のナット脱落防止具６−ａ上に緩め戻す面倒な手間が必要であった。
２）Ｔ字形のナット脱落防止具６−ａは、施工完了まで取り外すことが出来ないので、運搬中に折損して紛失したり、施工中にも障害物となったりし易く、工具などを引っ掛けて折れることもあり、ナットの落下等が懸念され安全上の不安要素となっていた。
The power transmission line gripping clamp of [Patent Document 1] has the following problems.
1) Since the power transmission line gripping clamp of
2) Since the T-shaped nut drop prevention tool 6-a cannot be removed until the completion of construction, it can easily be broken and lost during transportation, or it can easily become an obstacle during construction. As a result, there were concerns about the nut falling, which was a factor of safety.
［特許文献２または３］におけるハードロックナット(図３と４を参照)にあっては、次のような問題点があった。
１）本装置は、ボックスレンチを用いて上記ハードロックナットの締め付け作業を行う場合、下ナットの締め付け作業に支障はないが、下ナットの締め付け完了後に上ナットの締め付け作業を行う際に、ボックスが下ナットにも係合してしまい、下ナットに対して上ナットが相対回転せず、くさび効果が発揮されず、ハードロックナット本来の緩み止め作用が得られない不具合があった。
The hard lock nut (see FIGS. 3 and 4) in [
1) This device will not interfere with the tightening of the lower nut when the above-mentioned hard lock nut is tightened using a box wrench, but when the upper nut is tightened after the lower nut has been tightened, the box Engages with the lower nut, the upper nut does not rotate relative to the lower nut, the wedge effect is not exhibited, and the original locking action of the hard lock nut cannot be obtained.
２）ハードロックナットは、下ナットと上ナットとを適正なトルクで締め付けなければ、緩み止め効果が十分に発揮されないので、締め付け作業は、規定のトルクにセットしたトルクレンチにより、締付トルク値を確認して緩み止めの管理をする必要がある。しかし、架空送電線のスペーサ取付け工事のように、高所で作業性の悪い場所での緩み止めナットの締付作業にあっては、上ナットの締付け時にスパナが滑って下ナットにズレたりして、共回りする等の干渉が生じ、締付管理上好ましくない問題があった。 2) The hard lock nut will not fully exhibit its locking prevention effect unless the lower nut and upper nut are tightened with the appropriate torque. The tightening operation is performed using a torque wrench set to the specified torque. It is necessary to check the looseness and manage the locking. However, when tightening the locking nut at a high place where workability is poor, such as when installing the overhead transmission line spacer, the spanner may slip and shift to the lower nut when the upper nut is tightened. As a result, there is an unfavorable problem in tightening management due to interference such as co-rotation.
３）上記１）および２）における不都合は、下ナットと上ナットとのナットサイズが同一のために起因するもので、施工性向上のためにハードロックナットの下ナットと上ナットとを一括して締付け作業を行うような場合があるが、この様な場合には、下ナットが送電線を把持したクランプを十分締付けない内に、ハードロックナットの下ナットを上ナットが締付けてロックされて、施工不良となるケースが多く、このため、適正施工チエックのために多大の費用を要していた。 3) The inconveniences in 1) and 2) above are caused by the same nut size between the lower nut and the upper nut. To improve the workability, the lower nut and the upper nut are combined together. However, in such a case, the upper nut is locked by tightening the lower nut of the hard lock nut while the lower nut does not fully tighten the clamp that grips the transmission line. In many cases, the construction is defective, and therefore, a great amount of money is required for proper construction check.
本発明は、上述の従来の課題を解決し、架空線のスペーサクランプの緩み防止を図るみことができる緩み止めナットすなわちハードロックナット装置において、特に前記ハードロックナット装置の高所における締付け作業の簡略化と施工の確実性を向上させ得る緩み止めナットの構造とその製造方法、および前記構造の緩み止めナットを用いた緩み防止クランプ装置を提供することを、その目的とするものである。 The present invention solves the above-described conventional problems, and in a locking nut, that is, a hard lock nut device, which can prevent the overhead wire spacer clamp from loosening, particularly in a tightening operation at a high place of the hard lock nut device. It is an object of the present invention to provide a structure of a locking nut that can be simplified and improve the reliability of construction, a method for manufacturing the same, and a clamping device that uses the locking nut having the structure described above.
本発明では上記目的を達成するために、以下のような手段を講じたものである。
特許請求項１の発明は、上ナット（１３）と下ナット（１２）とからなる緩み止めナットであり、上ナット（１３）又は下ナット（１２）の何れか一方側には、ネジ孔（１４）の周りに軸方向外方にしたがって縮径するテーパー状の外周面を有する凸部（１６）が形成され、他方側（13）には、前記凸部（１６）が嵌合する凹部（１７）がネジ孔（１５）の周りに形成されており、該凸部（１６）の外周面又は凹部（１７）の内周面の一方がネジ孔（１４）に対して微小量偏心され、他方がネジ孔（15）と同心状とされた緩み止めナット、即ちハードロックナット（11）において、下ナット（１２）の対辺幅（ｓ）および対角幅（ｅ）を上ナット（１３）のそれよりも少なくとも1ランク上のサイズとしたことを特徴とする緩み止めナットである。
In the present invention, in order to achieve the above object, the following means are taken.
The invention of
特許請求項２の発明は、上ナット（１３）と下ナット（１２）とからなる緩み止めナットすなわちハードロックナット（１１）において、下ナット（１２）に略外接するパイプ材（１９）を被せるかまたは下ナットに略嵌合する中空六角リング体を前記したナットに嵌め込んで圧着し、上ナット（１３）よりも少なくとも1ランク上のサイズの下ナット（１９）を形成することを特徴とする緩み止めナット（２０）である。
In the invention of
特許請求項３の発明は、請求項１〜２記載の上ナット（１３）と下ナット（１２）とからなる緩み止めナットすなわちハードロックナット（１１）において、下ナット（１２）にナットの高さ（Ｈ）の全周側面をエンジニアリングプラスチック例えばポリカーボネイト樹脂、またはＦＲＰその他の硬質樹脂で被覆し、上ナット（１３）よりも少なくとも1ランク上のサイズの下ナット（１９’）を樹脂層で形成することを特徴とする緩み止めナット（２０’）である。
The invention of
特許請求項４の発明は、請求項１〜３記載の緩み止めナット（２０）または（２０’）において、上ナット（１３）または下ナット（１２）のいずれか一方側に着色を施し、宙乗り点検またはヘリコプターなどの飛行点検に、視認容易としたことを特徴とする緩み止めナットである。 According to a fourth aspect of the present invention, in the locking nut (20) or (20 ') according to any one of the first to third aspects, either the upper nut (13) or the lower nut (12) is colored, It is a locking nut characterized in that it is easily visible for inspection or flight inspection such as a helicopter.
特許請求項５の発明は、請求項１〜４記載の緩み止めナット（２０）または（２０’）が、架空送電線用スペーサ把持部アイボルト（２６）に一体的に組み付けられており、前記緩み止めナット（２０）または（２０’）をアイボルト（２６）から取り外すことなく異サイズナット兼用のラチエット式トルクレンチで締付けることを特徴とする多導体送電線用スペーサ把持部である。
The invention according to
本発明の「緩み止めナットおよびそれを用いたスペーサ把持部」によれば、次のような顕著な効果を有する。
１．本発明の請求項１にかかる緩み止めナット（１１）によれば、下ナット（１２）の対辺幅（ｓ）および対角幅（ｅ）を上ナット（１３）のそれよりも少なくとも1ランク上のサイズとしたことにより、アイボルトに緩み止めナット（１１）を一体的に組み付けて締付けた場合でも、上ナット（１３）を締付ける恐れはなくなるので確実な締付けと緩み防止を図ることが出来る。
According to the “loosening prevention nut and the spacer gripping portion using the same” of the present invention, the following significant effects are obtained.
1. According to the locking nut (11) according to
２．本発明の請求項２にかかる緩み止めナットによれば、上ナット（１３）と下ナット（１２）とからなる通常市販のハードロックナット（１１）において、下ナット（１２）にアルミパイプ材（１９）を被せて正六角形に圧縮して、上ナット（１３）よりも少なくとも1ランク上のサイズの下ナット（２０）を形成した緩み止めナットが製造されるから、特別な材料の変更をすることなく安価に量産が出来る。特にパイプ材としてアルミパイプを用いれば、亜鉛めっきなどを施したナットに損傷を与えることなく１ランク上のナットを形成できるので、軽量で長寿命のナットを得ることが出来る。また、アルミパイプの代わりに中空六角リング体をアルミ鋳物で製作したものを下ナットに嵌合させて圧着するようにすれば一層のコストダウンを図った緩み止めナットを提供できる。
2. According to the loosening prevention nut according to
３．本発明の請求項３にかかる緩み止めナット（２０’）では、下ナット（１２）にナットの高さ（Ｈ）の全周側面をエンジニアリングプラスチック例えばポリカーボネイト樹脂、またはＦＲＰその他の硬質樹脂で被覆し、上ナット（１３）よりも少なくとも1ランク上のサイズの下ナット（２０’）を樹脂層で形成したので、量産が容易でしかも低コストで製造する方法を提供できる。また、請求項２のように製造されたものと比べ、一層軽量化を図った緩み止めナットを提供できる。
3. In the locking nut (20 ') according to
４．本発明の請求項４にかかる緩み止めナット（２０）または（２０’）によれば、上ナットまたは下ナットのいずれか一方側に視認性を高め得る着色を施したので、宙乗り点検またはヘリコプターなどの飛行点検時に、締付け状況の異常の有無の確認が一目して判別できるようにしたので点検費用を大幅に削減できる。 4). According to the loosening prevention nut (20) or (20 ′) according to the fourth aspect of the present invention, since either one of the upper nut and the lower nut is colored so as to improve visibility, an airborne inspection or a helicopter, etc. At the time of flight inspection, it is possible to determine at a glance whether there is an abnormality in the tightening situation, so that the inspection cost can be greatly reduced.
５．本発明の請求項５にかかる緩み止めナット（２０）または（２０’）では、架空送電線用スペーサ把持部アイボルト（２６）に一体的に組み付けられており、緩み止めナット（２０）または（２０’）をアイボルト（２６）から取り外すことなく締付けるようにした多導体送電線用スペーサ把持部であるから、ナット類がアイボルト（２６）から脱落することもなく、スペーサ取付け作業の迅速化と安全性を一層高めることが出来る。
5. In the locking nut (20) or (20 ′) according to
本発明の緩み防止ナットの構造および製造方法と、前記緩み防止ナットを用いた多導体送電線用スペーサ把持部の実施形態について、以下図面を参照して詳細に説明する。
図１の（１０）はＫＰマユ型と呼ばれている従来の４導体用スペーサの正面図であり、図２はその把持部の一部切開拡大図である。図中、（１）はリング状間隔体、（２）はチャンバで、リング状間隔体（１）の周上４ヶ所に溶接されている。（４）はターミナルでその基部側はチャンバ（２）にコイルばね（３）を介装してナット（９）で可動的に取付けられている。
A structure and manufacturing method of a loosening prevention nut of the present invention and an embodiment of a multi-conductor transmission line spacer gripping portion using the loosening prevention nut will be described in detail below with reference to the drawings.
(10) in FIG. 1 is a front view of a conventional four-conductor spacer called a KP mayu type, and FIG. 2 is a partially cut-away enlarged view of the gripping portion. In the figure, (1) is a ring-shaped interval body, and (2) is a chamber, which is welded to four locations on the circumference of the ring-shaped interval body (1). (4) is a terminal, and the base side is movably attached to the chamber (2) with a coil spring (3) with a nut (9).
（５）はマユ型軸であり、その一端の短軸側（５Ｂ）はクランプ（６）の（６Ｂ）側に装着して先端部（Ｆ）を加締めて固着されている。マユ型軸（５）の長軸側（５Ａ）はクランプ（６Ａ）と（６Ｂ）とで形成する電線把持孔（Ｃ）が上下に開閉可能に基部に取付けられている。（７）はクランプ（６Ａ）側に圧入された回り止めナット、（８）は締付けボルトである。
上のように形成された４導体スペーサ（１０）のクランプ（６）は、ＫＰマユ軸（５）を回転中心として線路方向の前後に回転でき、また、線路方向の上下方向にもコイルばね（３）の伸縮により若干変位できるように構成されている。
(5) is a mayu-shaped shaft, and the short shaft side (5B) at one end thereof is attached to the (6B) side of the clamp (6), and the tip (F) is caulked and fixed. The long axis side (5A) of the mayu-shaped shaft (5) is attached to the base so that an electric wire gripping hole (C) formed by the clamps (6A) and (6B) can be opened and closed vertically. (7) is a locking nut press-fitted to the clamp (6A) side, and (8) is a tightening bolt.
The clamp (6) of the four-conductor spacer (10) formed as described above can rotate back and forth in the line direction with the KP mayu axis (5) as the center of rotation. It is configured to be slightly displaceable by the expansion / contraction of 3).
図３および図４は、従来のハードロックナット（１１）の平面図と側面断面図である。このハードロックナット（１１）は、上ナット（１３）と下ナット（１２）とからなり、上ナット（１３）又は下ナット（１２）の何れか一方側には、ネジ孔（１４）の周りに軸方向外方にしたがって縮径するテーパー状の外周面を有する凸部（１６）が形成され、他方側（１３）には、前記凸部（１６）が嵌合する凹部（１７）がネジ孔（１５）周りに形成されており、該凸部（６）の外周面又は凹部（1７）の内周面の一方がネジ孔（1４）に対して図面右側に微小量偏心されており、図示実施例においては、円錐台形状の凸部（１６）がネジ孔（１４）に対して図面右側に偏心されており、凸部（１６）の外周面の軸心（Ｐ）はネジ孔（１４）の軸心（Ｏ）との偏心量は（Ｎ）とされて、他方がネジ孔（1５）と同心状とされた構造の緩み止めナットである。また、（１８）はボルトである。 3 and 4 are a plan view and a side sectional view of a conventional hard lock nut (11). The hard lock nut (11) is composed of an upper nut (13) and a lower nut (12). Either one of the upper nut (13) and the lower nut (12) is provided around the screw hole (14). A convex portion (16) having a tapered outer peripheral surface whose diameter decreases in the axial direction outward is formed on the other side (13), and a concave portion (17) into which the convex portion (16) is fitted is provided on the other side (13). It is formed around the hole (15), and one of the outer peripheral surface of the convex portion (6) or the inner peripheral surface of the concave portion (17) is eccentric to the right side of the drawing with respect to the screw hole (14), In the illustrated embodiment, the frustoconical convex part (16) is eccentric to the right side of the drawing with respect to the screw hole (14), and the axis (P) of the outer peripheral surface of the convex part (16) is the screw hole ( 14) The amount of eccentricity with respect to the shaft center (O) is (N), and the other is loosened with the screw hole (15) being concentric. It is an eye nut. Further, (18) is a bolt.
図５および図６は、本発明の緩み止めナット（２０）の一実施形態を示す断面図とその底面図である。図中（１２）〜（１７）は、図３および図４の従来のハードロックナット（１１）と同一構成のナットであるが、下ナット（１２）には、その六角断面に外接する所定の肉厚を有するアルミパイプ（１９）を、下ナット（１２）の高さよりも若干低く切断し、前記下ナット（１２）の六角断面と相似形状に圧縮し、下ナット（１２）の対辺幅（ｓ’）および対角幅（ｅ’）を、上ナット（１３）の対辺幅（ｓ）および対角幅（ｅ）よりも少なくとも1ランク上のサイズとした緩み止めナットである。例えば、Ｍ１６サイズの上ナットおよび下ナットを用い、下ナットの（ｓ’）および（ｅ’）寸法をＭ２０の寸法とするものである。 5 and 6 are a sectional view and a bottom view showing one embodiment of the locking nut (20) of the present invention. In the figure, (12) to (17) are nuts having the same configuration as the conventional hard lock nut (11) of FIGS. 3 and 4, but the lower nut (12) has a predetermined circumscribing hexagonal cross section. The aluminum pipe (19) having a wall thickness is cut slightly lower than the height of the lower nut (12), compressed into a shape similar to the hexagonal cross section of the lower nut (12), and the width across flats of the lower nut (12) ( The locking nut has a size s ′) and a diagonal width (e ′) at least one rank higher than the opposite side width (s) and the diagonal width (e) of the upper nut (13). For example, an upper nut and a lower nut of M16 size are used, and the (s ′) and (e ′) dimensions of the lower nut are the dimensions of M20.
以上の製造方法の他に、下ナットに嵌合する中空六角リング体を、鍛造、鋳造あるいはプレス成形などにより製作し、前記中空六角リング体を下ナットに圧着するようにすれば、安価で一層効率的に拡大下ナット（１９）を製作できる。なお、圧着するアルミパイプまたは中空六角リング体の幅は、ラチエットレンチなどの締付け工具のボックスヘッドの嵌合に支障を来さなければよいので、下ナットの高さ（Ｈ）の５０〜９０％の範囲で十分である。 In addition to the above manufacturing method, if a hollow hexagonal ring body to be fitted to the lower nut is manufactured by forging, casting or press molding, and the hollow hexagonal ring body is crimped to the lower nut, the cost can be further reduced. An expansion lower nut (19) can be manufactured efficiently. The width of the aluminum pipe or hollow hexagonal ring body to be crimped should not interfere with the fitting of the box head of a tightening tool such as a ratchet wrench, so 50 to 90% of the height (H) of the lower nut A range of is sufficient.
図７および図８は、本発明の緩み止めナット（２０）の下ナット（１２）にアルミパイプを圧着する製造方法の第一実施例を示す側面図である。図において、（１９）は下ナット（１２）の高さ（Ｈ）より若干低く切断されたアルミパイプであり、Ｍ２０のナット寸法に一致する六角内面Ｍを有するダイス（Ｄａ）、（Ｄｂ）で、上下方向から圧縮して、図８のように圧着成型するものである。圧着成型後の下ナットの寸法（ｅ’）、（ｓ’）はＭ２０の標準ナット寸法に一致したものとなる。なお、二つ割りダイスの合わせ面に設けられた（Ｃ）は圧縮によるバリ取り溝である。 7 and 8 are side views showing a first embodiment of a manufacturing method for crimping an aluminum pipe to the lower nut (12) of the locking nut (20) of the present invention. In the figure, (19) is an aluminum pipe cut slightly lower than the height (H) of the lower nut (12), and dies (Da) and (Db) having a hexagonal inner surface M that matches the nut dimension of M20. Compressed from above and below and crimped as shown in FIG. The dimensions (e ') and (s') of the lower nut after the press-molding coincide with the standard nut dimensions of M20. Incidentally, (C) provided on the mating surface of the split die is a deburring groove by compression.
図９は、本発明の緩み止めナット（２０’）の製造方法の第二実施形態を、上ナット（１３）の図示を省略して示した側面図である。
この実施形態では、Ｍ１６寸法の従来の下ナット（１２）に、ナットの高さ（Ｈ）の全周にＭ２０の寸法となるように、斜線の範囲の側面をエンジニアリングプラスチック例えばポリカーボネイト樹脂、またはＦＲＰその他の硬質樹脂で被覆したものである。本製造方法によれば、多数のナットを一括して精度良く安価に量産被覆できる利点があるほか、樹脂に着色したものを用いれば施工の良否判別に至便となると共に、改めて着色塗装の手間が省略できる利点がある。
FIG. 9 is a side view showing the second embodiment of the method of manufacturing the locking nut (20 ′) according to the present invention, omitting the illustration of the upper nut (13).
In this embodiment, the side of the shaded area is made of engineering plastic such as polycarbonate resin, or FRP so that the M16 dimension of the conventional lower nut (12) is M20 dimension all around the nut height (H). It is coated with other hard resin. According to this manufacturing method, there is an advantage that a large number of nuts can be mass-produced with high accuracy and at a low cost. There is an advantage that can be omitted.
図１０は、本発明緩み止めナットを４導体スペーサ（３０）に適用した正面図である。
なお、本発明の緩み防止ナットは、上ナット（１３）と、アルミパイプ材（１９）などを六角形に圧着成型した拡大サイズの下ナット（１２）とからなり、これらのセットを、以下本発明緩み止めナット（２０）と呼ぶこととする。
FIG. 10 is a front view of the present invention locking nut applied to a four-conductor spacer (30).
The loosening prevention nut of the present invention comprises an upper nut (13) and an enlarged lower nut (12) obtained by press-molding an aluminum pipe material (19) or the like into a hexagonal shape. It shall be called the invention locking nut (20).
図１１はＡ部の拡大断面図である。図中（２１）は間隔体であって、一対の平鋼を折り曲げ成型してＷ部で突き合わせ溶接して方形の間隔体としている。（２２）と（２３）は、クランプで蝶番ピン（２４）により開閉自在に連結されている。クランプ（２２）側の電線把持孔（２９）の図面左側には、蝶番ピン（２５）によりアイボルト（２６）が左右方向に回動自在に取付けられている。該アイボルト（２６）には平座金（２７）と皿ばね（２８）が装着され、本発明の緩み防止ナット（２０）または（２０’は一体的に組み付けられている。また、アイボルト（２６）の頭部はかしめられており(Ｔの箇所)、ナット（１３,１９）を十分に緩めてクランプ（２３）を開いた状態でも、前記緩み止めナット（２０）はアイボルト（２６）から脱落しない構造となっている。
FIG. 11 is an enlarged cross-sectional view of part A. In the figure,
また、クランプ（２２）の基部側にはクレビス部が形成され、該箇所にはターミナル（３２）が装着され、連結ボルト（３１）により、図面の前後方向に回動自在に連結されている。なお、前記連結ボルトのねじ部には、抜け止めのためのスプリングピン（３３）が、クレビス部の壁面と連結ボルト（３１）を貫通して装着されており、前記連結ボルトの回転緩みを防止している。 Further, a clevis portion is formed on the base side of the clamp (22), and a terminal (32) is attached to the location, and is connected to the front and rear direction of the drawing by a connecting bolt (31). In addition, a spring pin (33) is attached to the threaded portion of the connecting bolt so as to pass through the wall surface of the clevis portion and the connecting bolt (31) to prevent rotational loosening of the connecting bolt. is doing.
次に、前記ターミナル（３２）の基部側は間隔体（２１）に取付けられ、前記間隔体の内側方向よりコイルばね（３４）および平座金（３５）を順次装着して、溝付きナット（３６）の締付け量を調整した後、割りピン（３７）を装着して、４導体スペーサの組み立てが完成する。 Next, the base side of the terminal (32) is attached to the spacing member (21), and the coil spring (34) and the flat washer (35) are sequentially attached from the inner side of the spacing member, and the grooved nut (36 After adjusting the tightening amount of), the split pin (37) is mounted to complete the assembly of the four-conductor spacer.
上記の構成の４導体スペーサ（３０）を架空送電線への取付けに際しては、以下の手順で行うことが出来る。
１）アイボルト（２６）の緩み止めナット（２０）を十分に緩めてアイボルト（２６）を基部側に倒し、クランプ（２３）を開いておく。
２）電線を把持孔（２９）に入れてアイボルト（２６）をクランプ（２３）に掛け、拡大下ナット（１９）をＭ２０のラチエット式トルクレンチで規定のトルク（８０Ｎ-ｍ）で締付ける。
３）次に、Ｍ１６のラチエット式トルクレンチにより、規定のトルクで上ナット（１３）を締付けて確実な緩み止めを図る。
４）以上の取付け操作を他のクランプについて実施して、スペーサ取付け作業が終了する。
The four-conductor spacer (30) having the above configuration can be attached to the overhead power transmission line by the following procedure.
1) Loosen the locking nut (20) of the eyebolt (26) sufficiently, tilt the eyebolt (26) toward the base side, and open the clamp (23).
2) Put the electric wire into the gripping hole (29), hang the eyebolt (26) on the clamp (23), and tighten the expansion lower nut (19) with the M20 latitudinal torque wrench to the specified torque (80 Nm).
3) Next, with an M16 latitudinal torque wrench, the upper nut (13) is tightened with a specified torque to ensure secure locking.
4) The above mounting operation is performed on the other clamps, and the spacer mounting operation is completed.
図１２は、本発明緩み止めナットを４導体スペーサ（４０）に適用した第２の実施形態を示している。この第２の実施形態では、電線外周表面にスパイラル状の突起が形成された低騒音電線と呼ばれる電線を把持するために、先の図１０〜１１とはクランプの把持部分が変更されているが、共通する部品に対しては同一符号を付して示したので、以下は重複する説明は省略する。 FIG. 12 shows a second embodiment in which the present invention locking nut is applied to a four-conductor spacer (40). In the second embodiment, the gripping portion of the clamp is changed from that of FIGS. 10 to 11 in order to grip a wire called a low noise wire having a spiral protrusion formed on the outer peripheral surface of the wire. Since common parts are denoted by the same reference numerals, the following description is omitted.
図１３はＡ部の拡大断面図である。図中（４２）は間隔体であって、丸鋼材を有底円筒状のチャンバ（４１）の側面に溶接して方形の間隔体（４２）としている。クランプ（２２）と（２３）が形成する電線把持孔（４４）には、低騒音電線を把持するため、その外形状に合致するアルミカラー（４３）が配設され、これを介して締付ける構造である。前記アルミカラー（４３）は２つ割り構造の半円形のカラー（４３Ａ）と（４３Ｂ）からなり、カラーの内面には低騒音電線の外形状に合致するスパイラル状の溝（Ｇ）が設けられている。また、前記２つ割りカラーは、分離しないようにその中央部分に円形に成型されて、ばね性のあるバンド（４５）が２つ割りの合わせ部分の半周以上に跨って巻付けられて固着されている。なお、前記バンド（４５）の材料はステンレスやナイロンなどの条帯を用いることが出来る。 FIG. 13 is an enlarged cross-sectional view of part A. In the figure, reference numeral (42) denotes an interval body, in which a round steel material is welded to the side surface of the bottomed cylindrical chamber (41) to form a rectangular interval body (42). In the electric wire holding hole (44) formed by the clamps (22) and (23), an aluminum collar (43) matching the outer shape is arranged to hold the low noise electric wire, and the structure is fastened through this. It is. The aluminum collar (43) is composed of a half-circular collar (43A) and (43B) with a split structure, and a spiral groove (G) that matches the outer shape of the low noise electric wire is provided on the inner surface of the collar. ing. The split collar is molded in a circular shape at the center so as not to be separated, and a springy band (45) is wound and fixed over half a circumference of the split part. ing. The band (45) may be a strip made of stainless steel or nylon.
前記２つ割りカラーの電線への取付けは、アルミカラーのスパイラル溝（Ｇ）を低騒音電線のスパイラル突起に合わせて嵌め込み、その上からクランプの電線把持孔（４４）に取り入れて後、緩み止めナットを締付ければよい。また、本第２の実施形態では、クランプ部基部のクレビス部とターミナル連結部の可動時の騒音を防止するために、緩衝用スプリング(３８)が連結ボルトに介装されていて、常時ターミナル部のガタを吸収するようにしている。なお、前記緩衝用スプリング(３８)は必要に応じて採用されるものである。 The split collar is attached to the electric wire by fitting the spiral groove (G) of the aluminum collar with the spiral protrusion of the low noise electric wire, and then taking it into the electric wire gripping hole (44) of the clamp from above to prevent loosening. Tighten the nut. Further, in the second embodiment, in order to prevent noise when the clevis part of the base part of the clamp part and the terminal connecting part are movable, a buffering spring (38) is interposed in the connecting bolt, and the terminal part is always connected. To absorb the backlash. The buffer spring (38) is employed as necessary.
以上の説明では、本発明緩み止めナットを４導体スペーサ（４０）に適用した実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば電線把持部が１個である微風振動防止用のダンパや、着雪防止装置として知られている捩れ防止ダンパの電線把持部などの電線付属品に適用でき、そのほかにも、鉄塔、橋梁、鉄骨構造の建築部材の締付け装置としても幅広く適用することが出来る。 In the above description, the embodiment in which the locking nut of the present invention is applied to the four-conductor spacer (40) has been described. However, the present invention is not limited to this, and for example, a damper for preventing a slight wind vibration having one wire gripping portion. It can also be applied to wire accessories such as the wire gripping part of a torsion prevention damper known as a snow accretion prevention device. In addition, it can be widely applied as a tightening device for steel towers, bridges, and steel structure building members. I can do it.
１ リング状間隔体
２ チャンバ
３ コイルばね
４ ターミナル
５ マユ形軸
５Ａ マユ形軸の長軸
５Ｂ マユ形軸の短軸
６、６Ａ、６Ｂ クランプ
７ 回り止めナット
８ 締付けボルト
９ ターミナル用ナット
１０ ＫＰマユ型４導体スペーサ
１１ ハードロックナット
１２ 下ナット
１３ 上ナット
１４、１５ ネジ孔
１６ 凸部
１７ 凹部
１８ ボルト
１９ アルミパイプ圧着拡大下ナット
２０、２０’ 緩み止めナット
２１ 間隔体
２２、２３ クランプ
２４、２５ 蝶番ピン
２６ アイボルト
２７、３５、３９ 平座金
２８ 皿ばね
２９ 電線把持孔
３０ ４導体スペーサ
３１ 連結ボルト
３２ ターミナル
３３ スプリングピン
３４ コイルばね
３６ 溝付きナット
３８ 緩衝用スプリング
４０ 低騒音電線用４導体スペーサ
４１ チャンバ
４２ 間隔体
４３ アルミカラー
４３Ａ，４３Ｂ ２つ割りアルミカラー片
４４ 電線把持孔
４５ バンド
Ｃ 電線把持孔
Ｆ、Ｔ かしめ箇所
Ｐ 凸部の外周面の軸心
Ｏ ネジ孔の軸心
Ｎ 偏芯量
Ｓ ハードロックナットの対辺幅
ｓ’ 拡大下ナットの対辺幅
ｅ ハードロックナットの対角幅
ｅ' 拡大下ナットの対角幅
Ｄａ、Ｄｂ 六角圧縮ダイス
Ｄ アルミパイプ外径
Ｍ 六角圧縮ダイスの圧縮面
Ｈ 拡大下ナットの六角面の高さ
ｔ 拡大下ナットの六角面アルミまたは樹脂の厚さ
Ｗ 溶接箇所
Ｇ アルミカラー内面のスパイラル溝
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Ring-shaped space | interval 2 Chamber 3 Coil spring 4 Terminal 5 Eyebrow shaft 5A Long shaft of eyebrow shaft 5B Short shaft of eyebrow shaft 6, 6A, 6B Clamp 7 Non-turn nut 8 Tightening bolt 9 Nut for terminal 10 KP mayu Type 4 conductor spacer 11 Hard lock nut 12 Lower nut 13 Upper nut 14, 15 Screw hole 16 Convex part 17 Concave part 18 Bolt 19 Aluminum pipe crimping enlarged lower nut 20, 20 'Loosening prevention nut 21 Spacing body 22, 23 Clamp 24, 25 Hinge pin 26 Eye bolt 27, 35, 39 Flat washer 28 Belleville spring 29 Wire gripping hole 30 4 Conductor spacer 31 Connecting bolt 32 Terminal 33 Spring pin 34 Coil spring 36 Grooved nut 38 Buffer spring 40 Low noise wire 4 conductor spacer 41 Chamber 42 Spacing body 4 Aluminum collar 43A, 43B Split aluminum collar piece 44 Wire gripping hole 45 Band C Wire gripping hole F, T Caulking location P Shaft outer peripheral surface axis O Screw hole shaft center N Eccentricity S Hard lock nut Width across flats s 'Width across flat bottom nut e Width across hard lock nut e' Diagonal width across wide bottom nut Da, Db Hexagonal compression dies D Aluminum pipe outer diameter M Compression surface of hex compression dies H Hex surface height t Expanded lower nut hexagon surface aluminum or resin thickness W Welding point G Aluminum collar inner surface spiral groove
Claims (5)
前記上ナット又は下ナットの何れか一方側には、ネジ孔の周りに、軸方向外方にしたがって縮径するテーパー状の外周面を有する凸部が形成され、他方側には、前記凸部が嵌合する凹部がネジ孔の周りに形成されており、
前記凸部の外周面又は凹部の内周面の一方が、ネジ孔に対して微小量偏心され、他方がネジ孔と同心状とされた緩み止めナットであって、
前記下ナットの対辺幅および対角幅を、前記上ナットのそれよりも少なくとも上のサイズとしたことを特徴とする緩み止めナット。 A locking nut consisting of an upper nut and a lower nut,
On either side of the upper nut or the lower nut, a convex portion having a tapered outer peripheral surface that is reduced in diameter in the axial direction outward is formed around the screw hole, and on the other side, the convex portion is formed. Is formed around the screw hole,
One of the outer peripheral surface of the convex portion or the inner peripheral surface of the concave portion is eccentric by a minute amount with respect to the screw hole, and the other is a locking nut that is concentric with the screw hole,
A loosening prevention nut characterized in that the opposite side width and the diagonal width of the lower nut are at least a size larger than that of the upper nut.
前記上ナットと下ナットとは、
前記下ナットに外接するパイプ材を被せるか、または前記下ナットに嵌合する中空六角リング体を前記ナットに嵌め込むかして圧着され、前記上ナットよりも少なくとも上のサイズの拡大下ナットが形成される、ことを特徴とする緩み止めナット。 The locking nut according to claim 1,
The upper nut and the lower nut are:
The lower nut is covered with a pipe material that circumscribes it, or a hollow hexagonal ring body that fits into the lower nut is fitted into the nut and is crimped to form an enlarged lower nut that is at least above the upper nut. A locking nut characterized by being made.
前記上ナットと下ナットとは、
前記下ナットにナットの高さの全周側面を、エンジニアリングプラスチックで被覆し、前記上ナットよりも少なくとも上のサイズの拡大下ナットが形成される、ことを特徴とする緩み止めナット。 The locking nut according to claim 1,
The upper nut and the lower nut are:
A loosening-preventing nut, wherein the lower nut is covered with engineering plastic on the entire circumferential side of the height of the nut, and an enlarged lower nut having a size at least above the upper nut is formed.
前記上ナットまたは下ナットのいずれか一方側に着色を施し、
宙乗り点検または飛行点検時に視認容易とした、ことを特徴とする緩み止めナット。 In the locking nut according to any one of claims 1 to 3,
Coloring either the upper nut or the lower nut,
A locking nut that is easy to see during airborne inspection or flight inspection.
前記緩み止めナットは、架空送電線用スペーサ把持部のアイボルトに一体的に組み付けられており、
前記緩み止めナットは、前記アイボルトから取り外されることなく、異サイズナット兼用のラチエット式トルクレンチで締付けられる、ことを特徴とする架空送電線用スペーサ把持部。 An overhead power transmission line spacer gripping portion comprising the locking nut according to any one of claims 1 to 4,
The locking nut is integrally assembled with the eyebolt of the overhead power transmission line spacer gripping part,
The overhead gripping power line spacer gripping part, wherein the locking nut is tightened with a ratchet type torque wrench also serving as a different size nut without being removed from the eyebolt.
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