JP2007146545A - Sliding door device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば病院や福祉施設等の建築物に建付けられる引き戸装置の技術分野に属するものである。 The present invention belongs to the technical field of sliding door devices installed in buildings such as hospitals and welfare facilities.
一般に、この種引き戸装置のなかには、ドア体に上方に突出する走行ローラを設け、該走行ローラを、開口部上方の躯体側に配した走行レールに移動自在に吊持することにより、ドア体が走行ローラに案内される状態で開口部を開閉するように構成したものがある。このような引き戸装置では、ドア体の開閉作動の過程で、走行ローラの走行レールへの吊持部を支点とするドア厚方向(表裏方向)の揺動(振れ)が生じて円滑な開閉作動を損なうことがある。 Generally, in this kind of sliding door device, a traveling roller protruding upward is provided on the door body, and the traveling body is movably suspended on a traveling rail disposed on the housing side above the opening so that the door body can be moved. Some are configured to open and close the opening while being guided by the running roller. In such a sliding door device, in the process of opening and closing the door body, swinging (swinging) in the door thickness direction (front and back direction) occurs with the suspending portion of the traveling roller on the traveling rail as a fulcrum, and smooth opening and closing operation May be damaged.
この改善策として、ドア体の表裏一方のドア面の上部に振れ止めローラを設ける一方、躯体天井部に前記振れ止めローラが移動自在に嵌合する振れ止めレールを設けて構成される振れ止め手段を設けて、ドア体の開閉作動の過程で前記振れ止めローラが振れ止めレールに案内される状態で移動することで、ドア体のドア厚方向の振れを規制するようにしたものが提唱されている。
ところで、ドア体の表裏方向の振れはドア体吊持部を支点として生じるため、ドア体の下方ほど振幅が大きくなる。このため、振れ止めローラをなるべくドア体の下方に設けることにより効果的なドア体の振れ止めとすることができる。ところが、前記従来のものは、振れ止めローラが嵌入する振れ止めレールを、走行レールに沿って天井部に設ける構成としたので、先端に振れ止めローラが設けられるローラアームの基端部をドア体に固定する構成となっている。このようなものにおいて、ドア体の効果的な振れ止めをするべくローラアームの基端部をドア体の下方に固定する場合では、ローラアームの全長を長く形成しなければならず、このようにすると、ローラアームの強度や耐久性が劣ることが想定され、これらを確保するためには重量化してしまうばかりでなく、意匠性にも劣るという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。 By the way, since the swing in the front and back direction of the door body occurs with the door body suspension portion as a fulcrum, the amplitude increases toward the lower side of the door body. For this reason, it can be set as the effective steadying of a door body by providing a steadying roller below the door body as much as possible. However, in the above-described conventional structure, the steadying rail into which the steadying roller is fitted is provided on the ceiling along the traveling rail, so that the base end of the roller arm provided with the steadying roller at the tip is the door body. It becomes the composition fixed to. In such a case, in the case where the base end portion of the roller arm is fixed below the door body in order to effectively prevent the door body from being steady, the entire length of the roller arm must be formed long. Then, it is assumed that the strength and durability of the roller arm are inferior, and in order to ensure these, there is a problem that not only the weight is increased but also the design property is inferior, and here the problem to be solved by the present invention There is.
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、ドア体に上方に突出する走行ローラを設け、該走行ローラを、躯体の開口部上方に配した走行レールに移動自在に吊持して、ドア体が開口部を閉鎖する全閉姿勢とドア体が開口部を開放する全開姿勢とに変姿してなる引き戸装置において、ドア体の上部にローラアームを介して設けた振れ止めローラを、躯体に設けた振れ止めレールに移動自在に嵌合する振れ止め手段を設けて、ドア体の吊持部を支点とするドア厚方向の振れ止めをするにあたり、前記振れ止めローラの配設位置を、ドア体の走行レールへの吊持部とローラアームのドア体への固定部とのあいだで、かつ、ドア厚方向一方に偏寄する位置とするとともに、振れ止めレールを、開口部上方のドア面に対して平行となる壁面に設けるように構成した引き戸装置である。
請求項2の発明は、引き戸装置は、複数のドア体により構成され、各ドア体にそれぞれ設けた走行ローラを、躯体の開口部上方の壁面にドア厚方向並列状に配した複数の走行レールにそれぞれ移動自在に吊持し、ドア体が幅方向に隣接して開口部を閉鎖する全閉姿勢とドア体がドア厚方向に積層して開口部を開放する全開姿勢とに変姿する構成とし、振れ止めローラは全閉姿勢で戸先側に位置するドア体に設けられている請求項1に記載の引き戸装置である。
請求項3の発明は、ドア体は、ドア面に対して平行となる壁面の戸先側端部に設けた自閉装置により自閉する構成とし、振れ止めローラを、ドア体の全閉姿勢で自閉装置の戸尻側に隣接して設ける一方、振れ止めレールを自閉装置固定部から開口部の戸尻側に向けて配設した請求項1または2に記載の引き戸装置である。
請求項4の発明は、ローラアームは、ドア体の上端面に固定される第一部材と、該第一部材に連結され、ドア体のドア厚方向一方の面に沿って上方に延出する垂直延出部を備えた第二部材と、該垂直延出部から壁体に向けて突出する水平延出部を備えた第三部材とを用いて構成され、これら第一、第二、第三部材は、ドア体に対しドア厚方向と上下方向との位置調整が自在に組み込まれている請求項1乃至3の何れか一項に記載の引き戸装置である。
請求項5の発明は、振れ止めレールは、壁体に一体化される第一レール部材と、振れ止めローラが嵌入するレール溝を備え、前記第一レール部材に対しドア厚方向の位置調整が自在な第二レール部材とを用いて構成されている請求項1乃至4の何れか一項に記載の引き戸装置である。
The present invention was created in view of the above-described circumstances in order to solve these problems. The invention of
According to a second aspect of the present invention, the sliding door device is constituted by a plurality of door bodies, and a plurality of traveling rails in which traveling rollers provided for each door body are arranged in parallel in the door thickness direction on the wall surface above the opening of the housing. The door body is movably suspended, and the door body is adjacent to the width direction and the opening portion is closed, and the door body is stacked in the door thickness direction to open the opening portion. The swing-preventing roller is a sliding door device according to
According to a third aspect of the present invention, the door body is configured to be self-closed by a self-closing device provided at a door end side end portion of the wall surface parallel to the door surface, and the steadying roller is set to the fully closed posture of the door body. The sliding door device according to
In the invention of
According to a fifth aspect of the present invention, the steadying rail includes a first rail member integrated with the wall body and a rail groove into which the steadying roller is fitted, and position adjustment in the door thickness direction with respect to the first rail member is possible. It is a sliding door apparatus as described in any one of
請求項1の発明とすることにより、ローラアームをコンパクトにすることができ、重量化するのを抑制することができ、耐久性、意匠性にも優れる。
請求項2の発明とすることにより、ドア体の振れを有効に吸収して、静粛で安定した開閉作動とすることができる。
請求項3の発明とすることにより、自閉する構成のドア体であっても、開閉作動の過程でドア体の振れを有効に吸収して、静粛で安定した開閉作動とすることができる。
請求項4の発明とすることにより、振れ止めローラの配設位置を精度よく設定することができ、静粛、かつ、円滑な開閉作動とすることができる。
請求項5の発明とすることにより、振れ止めレールの配設位置を精度よく設定することができ、静粛、かつ、円滑な開閉作動とすることができる。
By setting it as invention of
By making it the invention of
According to the third aspect of the present invention, even a door body configured to be self-closing can effectively absorb the swing of the door body in the process of opening and closing, and can achieve a quiet and stable opening and closing operation.
According to the fourth aspect of the present invention, the position of the steadying roller can be set with high accuracy, and a quiet and smooth opening / closing operation can be achieved.
According to the fifth aspect of the present invention, the position where the steadying rail is disposed can be set with high accuracy, and a quiet and smooth opening / closing operation can be achieved.
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は、建物内に形成される各室への出入り口部に設けられる引き戸装置であって、該引き戸装置1は、開口部を閉鎖する閉鎖姿勢において戸先側に位置する第一ドア体(戸先側ドア体)2と、戸尻側に位置する第二ドア体(戸尻側ドア体)3とを備えて構成されている。そして、これら第一、第二ドア体2、3は、開口部の戸尻側部に配されたパネル体4に沿ってドア厚方向に積層して開口部を開放する全開姿勢から、第一、第二ドア体2、3がパネル体4配設部位から引出されて、開口部の戸先側と戸尻側とに並列して開口部を閉鎖する全閉姿勢とのあいだを変姿することで、開口部の開閉を行う構成となっていること等は従来通りである。
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
In the drawings, 1 is a sliding door device provided at an entrance / exit to each room formed in a building, and the sliding
前記第一、第二ドア体2、3、そして、パネル体4とは、それぞれ一対の表裏パネル体2a、3a、4aのあいだにコア材2b、3b、4bを介装することにより構成されており、それぞれあらかじめ設定される所定の板厚(ドア厚)を有したものに形成されている。ここで、本実施の形態の引き戸装置1は、第一ドア体2が最も室外側に位置し、該第一ドア体2の室内側に第二ドア体3、さらに室内側にパネル体4が配設され、これらがドア厚方向(表裏方向)に積層する位置関係となっており、説明の都合上、各ドア体2、3、パネル体4の室外側面方向を表面方向として説明する。
Said 1st,
さて、前記第一、第二ドア体2、3の上部には、それぞれ左右一対(戸先側と戸尻側と)の第一、第二走行ローラユニット5、6がそれぞれ一体的に設けられている。前記第一、第二走行ローラユニット5、6は、それぞれ第一、第二ドア体2、3の上端面に固定される第一、第二固定片5a、6aと、該第一、第二固定片5a、6aから上方に向けて起立する第一、第二起立片5b、6bとを備えて構成されており、各起立片5b、6bの上端部から裏面側(室内側)に突出する支軸5c、6cにそれぞれ第一、第二走行ローラ5d、6dが回転(転動)自在に軸承されている。ここで、第一、第二走行ローラ5d、6dは、第一、第二ドア2、3の直上方向に位置して配設されている。
尚、第一、第二起立片5b、6bは、それぞれ上下方向長さが異なるように形成され、第一走行ローラ5dの下端部の下方に第二走行ローラ6dの上縁部が配設されて上下方向段差状となり、第一、第二走行ローラ5d、6d同士が上下方向に重なることがないように構成されている。
Now, a pair of left and right (door end side and door bottom side) first and second
The first and second
一方、開口部上方からパネル体4上方に至る躯体壁体には、パネル体4の表面と略面一となる位置関係の取り付け面7aを備えたレール用支持ブラケット7が固定されており、該取り付け面7aの上下方向中間部に、第二走行ローラ6dが走行するための第二走行レール8が一体的に設けられている。さらに、レール用支持ブラケット7の上部であって、第二走行レール8の上方には、室外側に突出する補助取り付け面7bが一体的に設けられており、ここに、第一走行ローラ5dが走行するための第一走行レール9が一体的に設けられており、これによって、第一、第二走行レール9、8が表裏方向に並列する状態で配設されている。ここで、第一走行レール9は、レール用支持ブラケット7の左右方向略全長に亘って設けられるが、第二走行レール8は、全閉姿勢の第二ドア体3対向位置から全開姿勢の第二ドア体3対向位置とのあいだに設けられている。
そして、第一、第二ドア体2、3は、それぞれ一対の第一、第二走行ローラ5d、6dの回転面を第一、第二走行レール9、8の上側から係止させることにより、表裏方向に積層される状態で吊持され、各レール9、8に移動案内を受ける状態で左右方向の移動走行をするように設定されている。
On the other hand, a
Then, the first and
さらに、第一ドア体2の上端面には、左右の第一走行ローラユニット5のあいだに位置してベルト連結体10が設けられ、該ベルト連結体10の左右端部には、第一、第二ドア体2、3を連動するための長尺状の第一、第二ベルト体11、12の一端部がそれぞれ連結固定されている。そして、第一ベルト体11の遊端部は、第二ドア体3の戸先側に突出する状態で設けられた戸先側プーリ13に懸け回された後、レール用支持ブラケット7に設けられた第一ベルト固定具14に固定されている。また、第二ベルト体12の遊端部は、第二ドア体3の戸尻側に設けられた戸尻側プーリ15に懸け回された後、レール用支持ブラケット7に設けられた第二ベルト固定具14aに固定されている。ここで、引き戸装置1の全閉姿勢において、第二ドア体3の戸先側プーリ13は、第一ドア体2に設けられたベルト連結体10よりも戸先側に位置する位置関係で、第一、第二ベルト固定具14、14aは、戸尻側プーリ15よりも戸先側に位置する位置関係でそれぞれ配設されている。
そして、第一ドア体2を開放作動した場合では、ベルト連結体10が開放方向に変位することにより、第一ベルト体11が戸先側プーリ13を引っ張るように作用して第二ドア体3を強制的に開放作動し、第二ドア体2を閉鎖作動した場合では、ベルト連結体10が閉鎖方向に変位することにより、第二ベルト体12が戸尻側プーリ15を引っ張るように作用して第二ドア体3を強制的に閉鎖作動するように設定されている。このとき、戸先側、戸尻側プーリ13、15は、それぞれ動滑車として機能することになり、所定の速度で開閉操作される第一ドア体2に対し、第二ドア体3は、第一ドア体2の半分の速度で開閉作動するように設定されている。
尚、2cは第一ドア体2の戸先側に設けられた把手であって、該把手2cを把持することで軽快な開放操作ができるように構成されている。
Furthermore, a
When the
さらに、引き戸装置1には、第一、第二ドア体2、3を自動的に閉鎖させる自閉装置16が設けられており、把手2cを把持して開放操作をし、第一、第二ドア体2、3を必要なだけ開放させた後に把手2cを放すことで、第一、第二ドア体2、3が自動的に閉鎖するように構成されている。
前記自閉装置16は、開口部上方の壁体に固定されたレール用支持ブラケット7の戸先側部端部に配設されており、該自閉装置16には図示しない巻装具が設けられ、該巻装具に巻装されたワイヤ16aの先端部が、自閉装置16を構成するケーシング16bから右方(戸尻側)に向けて延出する構成となっている。そして、ワイヤ16aの延出端部は、第一ドア体2の戸先側に設けられた第一走行ローラユニット5の第一起立片側5bに連結されており、第一ドア体2の開放作動に伴いワイヤ16aがケーシング16bから引き出されるように設定され、該ワイヤ16aの引き出しに基づいて巻装具にはワイヤ16aを巻き取る方向の蓄勢力が蓄勢されるように設定されている。これによって、開放操作が解消されたとき、第一ドア体2は巻装具の蓄勢力を受けたワイヤ16aにより引っ張られる状態で閉鎖方向に移動し、これに伴い第一、第二ドア体2、3の閉鎖作動が連動してなされるように設定されている。
Further, the sliding
The self-closing
また、本実施の形態の引き戸装置1には、第一、第二ドア体2、3を全開姿勢に変姿せしめたとき、該全開姿勢を維持するためのストッパ装置17が設けられている。該ストッパ装置17は、第一ドア体2の戸先側に設けられた走行ローラユニット5の起立片5bの上縁部戸先側に位置し、上方に突出する状態で設けられたストップローラ17aと、開口部上方(レール用支持ブラケット7の上方)に固定され、下方に突出する山状の傾斜面17bが形成され、所定の押圧力で上動(押動)するローラ受け具17cとにより構成されている。そして、開放操作がなされたとき、第一、第二ドア体2、3の開放操作力が大きく、ストップローラ17aがローラ受け具17cの傾斜面17bを押圧して強制的にローラ受け具17cを上動させた場合に、第一、第二ドア体2、3が全開姿勢になることに伴いストップローラ17aが傾斜面17bを乗り越えてローラ受け具17cに係合するように構成されている。この状態となると、第一、第二ドア体2、3の全開姿勢の姿勢保持がなされるが、このとき、第一、第二ドア体2、3には自閉装置16による閉鎖方向への引っ張り力が作用している。このため、ローラ受け具17cを強制上動(強制押動)させるのに必要な作動力は、自閉装置16の巻装具に第一、第二ドア体2、3の全開姿勢で蓄勢される蓄勢力よりも大きく設定され、これによって、第一、第二ドア体2、3が全開姿勢に保持されるように構成している。
これに対し、前記ストッパ装置17による全開姿勢の解除は、第一、第二ドア体2、3を、ストップローラ17aが傾斜面17bを押圧して、ローラ受け具17cを強制上動させるのに必要な作動力を上回る操作力で閉鎖操作をすることにより、全開姿勢保持が解除され、該解除後は、自閉装置16の作動を受けて閉鎖するように設定されている。
Further, the sliding
On the other hand, when the
さらに、18は制動装置であって、該制動装置18は、第一、第二ドア体2、3が全閉姿勢となる過程で、第一ドア体2が開口部を構成する戸先側の枠体に衝撃的に当接するのを防止するように設定されている。この制動装置18は、第一ドア体2と一体的に作動する戸先側の第一走行ローラユニット5の起立片5bの上縁部戸尻側に位置して設けられるピニオン18aと、第一走行レール9に配されたラック18bとを備えて構成され、第一ドア体2が全閉姿勢となる前の段階でピニオン18aがラック18b上を走行することにより制動されるように構成され、これによって、第一ドア体2の戸先側端面が開口部の戸先側枠体に衝接するような不具合をなくすことができるように構成されている。
Further,
さらに、引き戸装置1を構成する第一、第二ドア体2、3には、第一、第二走行ローラ5d、6dの第一、第二走行レール9、8への吊持部を支点とする表裏方向の振れ止めをする振れ止め機構が設けられている。
まず、開口部床面には、パネル体4近傍に位置して第二ドア体用振れ止め体3cが固定されており、該第二ドア体用振れ止め体3cに、第二ドア体3の下端面に形成した振れ止め凹部3dを移動自在に外嵌させることにより、第二ドア体3の開閉移動における表裏方向の振れ止めをするように構成されている。さらに、第二ドア体3の下端部戸先側には、表面側(第一ドア体2側)に延出する取り付け片3eが固定され、該取り付け片3eに第一ドア体用振れ止め体3fが設けられており、該第一ドア体用振れ止め体3fに、第一ドア体2の下端面に形成した振れ止め凹部2dを移動自在に外嵌させることにより、第一、第二ドア体2、3の下端部における連繋がなされて、第一ドア体2の開閉移動における表裏方向の振れ止めのみならず、第二ドア体3の戸先側部位の振れ止めをするように構成されている。この場合に、第一ドア体2は、第二ドア体3を介した状態で各振れ止め体3c、3fによる振れ止め機能を受けるが、該振れ止め機能は、第一、第二ドア体2、3が左右方向に並列する状態の全閉姿勢からその近傍部位に位置する状態では戸尻側部位についてのみ有効であって、戸先側の振れ止めをすることはできない。
そこで、第一ドア体2の戸先側部位の振れ止めをするべく、本発明の振れ止め手段が設けられている。
Furthermore, the first and
First, the second door
Therefore, the steadying means of the present invention is provided to steady the door end side portion of the
つぎに、前記振れ止め手段について、図1に示す正面図に基づいて説明する。
つまり、第一ドア体2の戸先側に配される第一走行ローラユニット5を構成する第一固定片5aには、振れ止め手段を構成するローラアームRAの構成部材であるベース部材(本発明の第一部材)19が一体的に設けられている。前記ベース部材19は、第一起立片5bの裏面側(壁体側)に沿う取り付け片19aを備えているが、該取り付け片19aの左右方向幅は第一起立片5bよりも長く形成され、取り付け片19a下端縁の左右両端部に、表面側に向けて突出する一対の止着片19bがそれぞれ折曲形成されている。そして、これら一対の止着片19bを、第一起立片5bの左右両側に位置する第一固定片5aの上面に止め螺子19cを用いて螺合することにより、ベース部材19の第一ドア体2への固定がなされている。尚、ベース部材19は、各止着片19bに開設された表裏方向に長い長孔19dを介して第一固定片5aに螺合することにより、第一ドア体2に対し表裏方向の位置調整がなされた状態で組み込み固定されるように設定されている。
Next, the steadying means will be described based on the front view shown in FIG.
That is, the first
そして、前記ベース部材19の取り付け片19aには、L字プレート(本発明の第二部材)20が固定されている。前記L字プレート20は、左右方向に長い一方プレート20aと、該一方プレート20aの長手方向一方(第一ドア体2の戸先側であって、図1において左側端部)から上方に延出する(起立する)他方プレート20bとを備え、これら各プレート20a、20bのプレート面が同一面を有するように構成されており、一方プレート20aの表面を、取り付け片19a裏面の上側半部に宛てがって、螺子20cを用いて螺合固定することによりベース部材19に組み込み固定されている。ここで、一方プレート20aの左右長さは、取り付け片19aの左右長さより長く形成されており、本実施の形態では、上方に向けて起立する他方プレート20bが第一起立片5bよりも左側(戸先側)に位置して配設されるように設定されている。
An L-shaped plate (second member of the present invention) 20 is fixed to the mounting
さらに、L字プレート20に、長尺状板材をL字形に折曲して形成されたアーム部材(本発明の第三部材)21が組込まれるが、該アーム部材21は、上下方向を向く一方片部21aを他方プレート20bの表面に宛てがい螺子21bを用いて固定されている。このとき、アーム部材21は、一方片部21aに開設された上下方向に長い長孔21cを介して他方プレート20bに螺合することにより、L字プレート20(第一ドア体2)に対する上下方向の位置調整がなされた状態で組み込み固定されるように構成されている。そして、アーム部材21の裏面側に突出する他方片部21dの突出端部に、下方に突出する回転軸22aを備えた振れ止めローラ22が軸承されるように構成されている。
このように、本実施の形態のローラアームRAは、ベース部材19、L字プレート20、アーム部材21の三部材から構成され、これらを第一ドア体2に対して表裏方向、および、上下方向の調整がなされた状態で組み込み固定することにより、振れ止めローラ22の第一ドア体2に対する取り付け位置を位置調整できるように構成されている。
ここで、前記L字プレート20は、表裏を反対にして第一走行ローラユニット5に固定されたベース部材19に固定することにより、上方に向けて起立する他方プレート20bを、第一起立片5bの右方に位置する状態で配設することができ、このようにすることにより、ローラアームRAを左右勝手違いの引き戸装置(第一、第二ドア体2、3の開放方向)の何れのものにも、第一走行ローラユニット5の戸先側に位置して組み付けられるようにしている。
Furthermore, an arm member (third member of the present invention) 21 formed by bending a long plate material into an L-shape is incorporated into the L-shaped
As described above, the roller arm RA according to the present embodiment is composed of the three members of the
Here, the L-shaped
そして、第一ドア体2にローラアームRAを介して振れ止めローラ22を取り付けた状態において、アーム部材21に軸承された振れ止めローラ22の上下方向の配設位置は、第一、第二走行ローラ5d、6dの第一、第二走行レール9、8への吊持部よりもさらに下方であるが、ローラアームRAの第一ドア体2との固定部である第一ドア体2(第二ドア体3)上端面よりは上方に位置するように設定され、かつ、振れ止めローラ22の表裏方向の配設位置は、第一ドア体2に積層する第二ドア体3を越えて、レール用支持ブラケット7の取り付け面7a部位に至るよう、第一ドア体2(第二ドア体3)に対してドア厚方向裏面側に偏寄して配設されている。
In the state where the steadying
そして、前記振れ止めローラ22を嵌合するための振れ止めレールユニット23は、開口部上方となる躯体壁面に配されたレール用支持ブラケット7に設けられている。
即ち、レール用支持ブラケット7の取り付け面7aには、振れ止めローラ22配設位置に対向して凹部7cが形成されており、ここに、レールユニット23が設けられている。前記凹部7cは、自閉装置16の戸尻側に隣接する部位から開口部戸尻側部位に至る全長に亘って一体に形成されており、該凹部7cの戸先側部位からパネル体4の戸先側部位の上方に至る部位に、レールユニット23を構成する第一レール部材24が固定されている。前記第一レール部材24は、凹部7cの溝底面に固定される上片24aと、該上片24aよりも表側に偏寄し、下端縁が凹部7cの溝側片に突き当てられる下片24bと、これら上片24aと下片24bとのあいだを連結し、水平方向を向く段差片24cとにより構成されている。そして、段差片24cに第二レール部材25が固定されるが、該第二レール部材25は、段差片24cの上面に宛てがわれる連結片25aと、該連結片25aの表側縁部に一体形成され、凹状のレール溝25bを形成するレール部25cとにより構成されている。そして、第二レール部材25は、連結片25aに形成される表裏方向に長い長孔25dを介して螺子25eにより段差片24cに取付けることにより、躯体壁体に対する表裏方向の位置調整がなされた状態で固定することができるように構成されている。
Further, the
That is, the mounting
そして、振れ止めローラ22をレール溝25b(振れ止めレール23)に嵌合し、レール溝25bの左右方向に長い表裏一対の溝側片により振れ止めローラの移動規制をすることにより、第一ドア体2の戸先側に生じる表裏方向の振れ止めを行うように設定されている。このとき、振れ止めローラ22の配設位置は、前述したように、第一走行ローラ5dの第一走行レール9吊持部よりも下方で、ローラアームRAの第一ドア体2との固定部である第一ドア体2の上面よりも上方位置であり、かつ、第一ドア体2に対しドア厚方向に偏寄する位置に設けられている。そして、振れ止めレール23を開口部上方の躯体壁面のレール用支持ブラケット7に設けることにより、ローラアームRAの全長を短くすることができるように構成されている。
尚、26は、開口部上方に配設されるカバー体であって、該カバー体26は、第一、第二ドア体2、3の上縁部から、第一、第二走行レール9、8の配設部位の表側を覆蓋するように構成されている。
Then, the
In addition, 26 is a cover body arrange | positioned above an opening part, Comprising: This
叙述の如く構成された本形態において、開口部を、左右二枚の第一、第二ドア体2、3により開閉するように構成したものにおいて、第一ドア体2の戸先側部位の振れ止めは、戸先側に配した振れ止めローラ22を振れ止めレール23に嵌合させることによりなされるが、この場合に、振れ止めローラ22は、第一走行ローラ5dの第一走行レール9吊持部よりも下方で、ローラアームRAの第一ドア体2との固定部である第一ドア体2の上面よりも上方位置であり、かつ、第二ドア体2に対しドア厚方向に偏寄する位置に設けられている。これによって、振れ止めレール23を開口部上方の躯体壁面のレール用支持ブラケット7に設けることができ、天井部に振れ止めレールを設ける場合のようにローラアームRAの全長を長くする必要がなくコンパクトにすることができ、重量化するのを抑制できるうえ、耐久性、意匠性にも優れる。
In this embodiment configured as described, the opening is configured to be opened and closed by the first and
そして、このものでは、第一、第二ドア体用振れ止め体3c、3fで吸収することができにくい第一ドア体2の、しかも、第一ドア体2の戸先側における振れを吸収することができ、第一、第二ドア体2、3の開閉作動を全過程で静粛で安定したものにすることができる。
さらに、このものでは、レール用支持ブラケット7に自閉装置16が設けられていて、第一、第二ドア体2、3を自閉させることができるように構成されるが、振れ止めローラ22は、引き戸装置1の全閉姿勢において、自閉装置16の戸尻側に隣接するように第一ドア体2に設けられている。これによって、振れ止めローラ22と振れ止めレール23とがともに自閉装置16に干渉することがない状態において、第一ドア体2の最も戸先となる部位に設けられることになって、効果的に振れを吸収することができて、静粛で安定した開閉作動をする引き戸装置1とすることができる。
And in this thing, the 1st and 2nd
Further, in this structure, the
しかもこのものでは、ローラアームRAをベース部材19、L字プレート20、アーム部材21の三部材で構成し、これらを第一ドア体2に対し表裏方向の位置調整、上下方向の位置調整が可能な状態で組み込み固定することができる構成としたので、これらの調整に基づいて振れ止めローラ22の配設位置を設定することができ、第一ドア体2の建て付け誤差を吸収することができる。
In addition, in this structure, the roller arm RA is composed of three members: a
さらにこのものでは、振れ止めレール23を、第一、第二レール部材24、25の二部材で構成し、これら部材24、25をレール用支持ブラケット7に対し表裏方向の位置調整が可能な状態で組み込み固定することができる構成としたので、レール用支持ブラケット7に対する振れ止めレール23の配設位置を適宜調整でき、持って、振れ止めローラ22と振れ止めレール23とを精度のよい嵌合状態とすることができ、振れ止め手段を設けたものでありながら、第一、第二ドア体2、3を静粛で円滑な開閉作動の引き戸装置とすることができる。
Further, in this case, the steadying
1 引き戸装置
2 第一ドア体
3 第二ドア体
4 パネル体
5d 第一走行ローラ
6d 第二走行ローラ
8 第二走行レール
9 第一走行レール
16 自閉装置
17 ストッパ装置
18 制動装置
19 ベース部材
20 L字プレート
21 アーム部材
22 振れ止めローラ
23 振れ止めレール
24 第一レール部材
25 第二レール部材
DESCRIPTION OF
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005344119A JP2007146545A (en) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | Sliding door device |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005344119A JP2007146545A (en) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | Sliding door device |
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---|---|
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103352622A (en) * | 2013-07-08 | 2013-10-16 | 山东国强五金科技有限公司 | Plastic steel inward opening upper hung window upper hinge component and size calculating method of hinge |
JP2014231670A (en) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 小松ウオール工業株式会社 | Vertical adjustment device for partition panel |
JP2020031713A (en) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | 沖電気工業株式会社 | Road fire hydrant |
-
2005
- 2005-11-29 JP JP2005344119A patent/JP2007146545A/en active Pending
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Date | Code | Title | Description |
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A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20071112 |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Effective date: 20080117 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 |