JP2007130989A - Thin-leaf binding implement - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は紙片などの薄片を綴じる薄片綴じ具に係わり、更に詳しくは薄片を綴じる部材(リング状のもの)にパンチ穴を開ける機能を持たせる事によって、パンチと称する穴あけ器を不要としたものに関する。 The present invention relates to a thin binding tool for binding a thin piece such as a piece of paper, and more specifically, a member for binding a thin piece (ring-shaped one) has a function of making a punch hole, thereby eliminating the need for a punch called a punch. About.
一般に各種資料などを集めたり、保管する場合はパンチと称する穴あけ器により資料に穴を開け、この穴をバインダーの綴じ部材(リング状のもの)に通して綴じておくのが便利であるが、資料を綴じておくバインダーの他に資料に穴を開けるパンチが必要である。このパンチは結構重くてかさばり、携帯するには苦労する。従って色々な所で資料を集めて歩き回る場合などは不便であった。 Generally, when collecting or storing various materials, it is convenient to make a hole in the material with a punch called a punch and bind this hole through a binder binding member (ring-shaped one). In addition to the binder that binds the material, a punch is required to make a hole in the material. This punch is quite heavy and bulky and hard to carry. Therefore, it was inconvenient to collect data at various places and walk around.
本発明の目的は、バインダーと称する薄片綴じ具の綴じ部材(リング状のもの)にパンチ穴を開ける機能を持たせる事によってパンチと称する重くてかさばる穴あけ器を不要とし、以って携帯を楽にし、資料集めが便利になる様にするところにある。 The object of the present invention is to eliminate the need for a heavy and bulky punch called a punch by providing a binding member (ring-shaped member) of a thin binding tool called a binder with a function of making a punch hole. However, it is in a place that makes collecting materials convenient.
本発明は上記目的を達成する為、第1の発明では支持台に回動自在に備えられた綴じ部材と、穴の周囲に切り刃を有する刃体とを備え、綴じ部材の先端部を刃体の穴に挿入して刃体の上に乗せられた薄片に穴を開け、かくして薄片に開けられた穴を綴じ部材に通し、第2の発明では支持台に回動自在に備えられた綴じ部材と、穴とを備え、綴じ部材の先端部に備えられた切り刃を有する刃体を前記穴に挿入して穴の上に乗せられた薄片に穴をあけ、かくして薄片に開けられた穴を綴じ部材に通す様に構成した。 In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the binding member includes a binding member rotatably provided on the support base, and a blade body having a cutting blade around the hole. A hole formed in a thin piece inserted into a hole in the body and placed on the blade body, and the hole thus formed in the thin piece is passed through a binding member, and in the second invention, the binding provided rotatably on the support base A hole provided with a member and a hole and having a cutting blade provided at the front end portion of the binding member is inserted into the hole to make a hole in the thin piece placed on the hole, and thus the hole formed in the thin piece Is configured to pass through the binding member.
図1は本発明による薄片綴じ具の一実施例で、先ず図1(イ)において(A−A’線断面を拡大した図1(ロ)も参照)、支持台1に回動軸7を中心に回動自在に備えられた(図では回動軸7より細い回動軸8が軸受部に嵌り込んでおり、これを中心に回動する)綴じ部材9と、穴3の周囲に切り刃4を有する刃体2とが備えられている。綴じ部材9はリング状を呈しており、先端側にあるHの部分は綴じ部材9の回動中心を中心とした円弧形(又は略円弧形)をしており、刃体2の穴3に嵌り込んでも当らない様に構成してある。綴じ部在9の先端部は穴3に嵌り込んで薄片を押して切り刃4により穴を開ける必要上、穴3より僅かに小さい断面を有しているが、ここからは綴じ部材9の断面はつなぎ部10により徐々に小さくなり、以後はほぼ一定となり(これにより綴じた薄片が移動し易くなる)、根本部で若干太くなっている。刃体2は穴3の周囲に切り刃4(切り刃4は支持台1から突出した位置にある)を有する構造で、図1(ハ)の如く切り刃4は山部5と谷部6とを有し、刃体2の上に乗せられた薄片に食い込み易くしている(もちろん山部5,谷部6を有しない図3(ハ)の様な刃体でも良いが、この場合は切り刃4を鋭利にする必要がある)。この場合、切り刃4を鋭利にして切れ味を鋭くしても良いが、安全の為、山部5の頂上の部分に小さな丸みを持たせて指が当っても怪我しない様にするのが良い(こうすると切れ味は鈍くなるが、谷部6には指がは入らないので、この部分を鋭利にする事で切れ味を回復させる事が出来る)。支持台1には操作部材12が内蔵され、回動軸7に形成された突起11が操作部材12に形成された切り欠き部13(図1(ニ)参照)に嵌り込む構成としてある。即ち、図示の如く操作部材12を一杯に引き出すと、図1(ニ)に如く(操作部材12を上方から見た図である)突起11は切欠き部13から完全に抜け出し、綴じ部材9は回動自在になり、操作部材12を押し込むと、突起11は切欠き部13の奥の方(Sの部分)へ押し込まれ、この状態では綴じ部材9が固定され、その先端部は穴3に嵌り込んだ状態になっている。次に使い方を説明する。操作部材12を図1(イ)の如く一杯に引き出すと、図1(ニ)の如く突起11が切欠き部13から抜け出し、綴じ部材9が回動自在になる。そこで図1(ロ)において紙片などの薄片を刃体2の上に乗せ、爪16に当るまで押し込んで位置決めし、綴じ部材9を上から押し下げれば(綴じ部材9は図では2個あるから、各々を同時に押し下げる)、切り刃4により薄片に穴が開けられる。通常は突起11が支持台1のストッパー部1’に当るまで押し下げるが、この状態で操作部材12を完全に押し込むと、突起11が切欠き部13の奥の方へ押し込まれて綴じ部材9は回動できなくなり、固定される(この時、綴じ部材9の先端部は穴3の中には入っている)。次に図3(ニ)の如く切り刃4により穴を開けられた薄片18を上方へ持ち上げれば刃体2から抜け出し、続いて爪16の下の押え長さlが短かい為、爪16からも抜け出して、綴じリング9を通して自由に移動させる事が出来る(一旦爪16から抜け出した薄片は再び爪16の下にもぐる事はない)。かくして薄片を綴じ部材9を押し下げて穴を開ければ、それが直ちにこの薄片の穴を綴じ部材9に通す事になり、綴じる事が出来る。資料などで何枚か紙片をホチキスで綴じてあるものは図3(ホ)の如く2〜3回に分けて穴を開けるのが良く、例えば1回目で半分に穴を開けたら、刃体2から抜き取らずにそのままの状態で残りの半分を刃体2の上に乗せ、穴を開ける様にするのである。ここで図1(ハ)において刃体2により薄片に開けられる穴の直径はdであり、このdは綴じ部材9の先端部の直径より大きい為(1mm位大である)。綴じた薄片を綴じ部材9から抜き取ったり逆に差し入れる時はスムーズに行なわれる(図3(ハ)の場合は切り刃4が鋭利であるから、直径d’の穴が開く)。薄片を綴じて綴じ部材9を刃体2の穴3の中に挿入して固定してしまえば、図3(ヘ)の如く刃体2の高さは3mm位と低く、刃体2と綴じ部材9との間の間隔δは0.5mm位と小さい為、図示の如く指の先が綴じ部材9に当るのみで、刃体2の切り刃4に当る事はない。本発明による薄片綴じ具は図3(イ)の如くカバーに取り付けて紙片などの薄片を何枚も綴じてゆくのである。尚、図1(イ)では回動軸7より細い回動軸8を軸受部で支えていたが、図3(ロ)の如く支持台1に形成された軸受部17に回動軸7を嵌め込み、この回動軸7を軸受部17で支える様にしても良い。図11(イ)では綴じ部材9は2本であったが、図3(ト)の如く4本備えても良く、この場合、綴じ部材9の内で4本の全てを同時に押す事は困難で、どうしても2本のみを押す事になるので、薄片を何枚か重ねて無理に穴を開けると他の2本が切損し易い(特に綴じリング9をプラスチック製とした場合)。これを防ぐには図3(チ)の如く回動軸7を中間で分割し、この部分を噛み合い部20とし、バネ19により押して互いに噛み合わせておく事が考えられる。従って綴じ部材9の内で例えば手前側の2本を押し下げた時、無理な力が向う側の2本に加わったら噛み合い部20の凹凸の噛み合いがバネ19に抗して外れ、切損を防ぐ事が出来る。更には図3(リ)の如く、回動軸7に嵌り込む軸受部21に綴じ部材9が連結する構造とし、綴じ部材9の内で手前側の2本を押し下げた時、向う側の2本に無理な力が加わったら、回動軸7に形成された突起22がこれが嵌り込む凹部(軸受部21に形成)から抜け出して軸受部21が空回りし、切損を防ぐ構造も考えられる。次に図1(イ)、(ロ)において切り刃4が鋭利である場合は、安全の為に図2(イ)の如く切り刃4を覆う如く安全ガード23を備える事が望ましい(24は綴じ部材9を通す為の通し部である)。但し、この安全ガード23が固定式である為、薄片に穴を開けたら一旦これを抜き出し、その後に綴じ部材9に改めて通し直さねばならず、面倒である。そこで安全ガードは図2(ロ)の如く可動式の構造が考えられる。即ち図2(ロ)の如く(B方向から見た図2(ハ)も参照)、通常は刃体2を囲む様に安全ガード25が備えられているから安全であるが、薄片に穴を開ける時のみ回動軸26を中心に回動自在の安全ガード25を図2(ニ)の如く倒して刃体2を露出させ、穴を開けるのである。この場合、安全ガード25は回動軸26ではなく回動軸26’を中心に回動させても良い。更には図2(ホ)の如く切り刃4の先を支持台1の表面から僅か(0.5mm位)埋没させる如く凹部に備えると、凹部の直径は小さいから指がは入らず、安全である(切り刃4のギザギザの高さも小さくする)。 FIG. 1 shows an embodiment of a thin binding tool according to the present invention. First, in FIG. 1 (a) (see also FIG. 1 (b) in which the cross section taken along the line AA 'is enlarged), a
図1では切り刃4を支持台1側に備えていたが、綴じ部材9側に備えた構造に相当するものを図4に示す。即ち、図4(イ)において(C−C’断面を示した図4(ロ)も参照)、綴じ部材27の先端部に切り刃28が備えられ、支持台1には穴32が備えられている。図4(ロ)にけるD矢視図を拡大して図4(ハ)に示すが、切り刃28が穴32の近傍位置にある時の切り刃28の特定の断面(例えば図4(イ)の如くx方向、y方向、z方向の断面が考えられるが、y方向の断面)を考え、この断面における切り刃28の一端部28aが刃体29と綴じ部材27との接続部30の端部よりも外側へ突出しており、更に切り刃28の一端部28aと他端部28bとの間に一定の高さの差を与える構成としてある。こうすると切り刃28により薄片に開けられた穴はy方向に長い長円形であり、λに相当する分だけ接続部30の長さより長い為、これが余裕となり、薄片に開けられた穴が若干の透き間(λ=1mm位であるが)を持って綴じ部材27の先端部を通れるから、綴じた薄片を綴じ部材27から抜き取ったり、逆に差し入れたりする時に楽々と通れる(もちろん穴32もy方向に長い長円形である)。この場合、x方向の断面を考え、この断面においても透き間λに相当する透き間を与える様にすると、x方向にもy方向にも若干の透き間を持って綴じ部材27の先端部を通れる様になる(薄片に開けられる穴は円形とする事が出来る)。但し、以上は必要不可欠な事ではなく、綴じ部材27の先端部を図4(ハ)の様に形成しない図4(ホ)の構成であっても良い(綴じた薄片を綴じ部材27から抜き取ったり、差し入れたりする時は少し苦労するが)。31は接続部30から徐々に細くなって綴じ部材27につながるつなぎ部で、薄片に開けられた穴をスムーズに通す為のものである。切り刃28は鋭利にしても良いが、安全の為、小さな丸みを角部に持たせておく事が望ましい。図4(ハ)においては切り刃28を図4(ニ)の如く山部33と谷部44とを有するギザギザを有する構成としても良い。この場合も安全の為、山部の頂上の部分に小さな丸みを持たせるのが良い(谷部34には指がは入らないので、この部分を鋭利にして切れ味を向上させても良い)。尚、綴じ部材27及び回動軸7についてはプラスチック製、金属製が考えられ、後者の場合は強度が大で、アルミニウム又はその合金とするとダイカスト鋳造法が可能となるで、精密にかつ低コストで作る事が出来る(図1の場合も同様である)。図4の本発明による薄片綴じ具の使い方は図1と同じで、薄片を穴32の上に乗せ、綴じ部材27の先端部に備えられた切り刃28を有する刃体29を穴32の中に挿入して穴を開けるのである。16は爪で、図1で説明した通りである。 In FIG. 1, the
図5(イ)に示す薄片綴じ具は支持台1に回動自在に備えられた綴じ部材35と穴37とを備え、綴じ部材35を2回押し下げて綴じ部材35の先端部を穴37に2回挿入し、穴37の上に乗せられた薄片に穴を開け、この穴の断面が綴じ部材35の先端部に備えられた切り刃36の断面より大きくなる様にして、穴が綴じ部材35の先端部を通り易くしたものである。矢印E方向から見た綴じ部材35を拡大して図5(ロ)に示すが、切り刃36は図5(ハ)の如く山部と谷部を有していても良い。紙片などの薄片を穴37の上に乗せ、爪16に当るまで押し込んで位置決めし、第1回目として綴じ部材35を押し下げれば、切り刃36により図5(ニ)の様な例えば丸穴が開く。次に第2回目として綴じ部材35をバネ38に抗して向う側へ押し(0.5〜1mm位押す)、そのまま押し下げれば図5(ホ)の様な例えば長円形の穴があく(穴37はこれに合わせてもちろん長円形である)。図5(ヘ)は綴じ部材35を1回押し下げるだけでカム面39、及びバネ40により回動軸37が向こう側へ押され、薄片に図5(ホ)の様な例えば長円形の穴を開け、この穴が綴じ部材35の先端部を通り易くなる様にしたものである。矢印F方向から見た綴じ部材35の先端部を拡大して図5(ト)に示す。尚、図5(ヘ)の場合、図5(チ)の様にカム面39を対向させて備えればバネ40は不要である。 5 (a) includes a binding
本発明によれば綴じ部材に穴を開ける機能を持たせたので、重くてかさばるパンチと称する穴あけ器が不要となり、荷物が少なく軽くなり、非常に便利になる。従って色々な所で資料を集めて回る時などは便利さを痛感する、又、パンチを忘れたり紛失して資料を綴じられないなどと言う事もない。図1、4の本発明では薄片に穴ける事は、即、綴じリング9(27)に通して綴じる事につながるので、素早くできる特徴がある。本発明によれば気軽に穴を開けて綴じる事が出来るから、スクラップブック用の薄片綴じ具として使っても便利なものになる。 According to the present invention, since the binding member is provided with a function of making a hole, a puncher called a heavy and bulky punch is not required, the load is reduced, and it becomes very convenient. Therefore, when collecting and gathering materials in various places, you can feel the convenience, and you cannot forget or lose the punch and you can't bind the materials. In the present invention shown in FIGS. 1 and 4, punching a thin piece immediately leads to binding through the binding ring 9 (27), so that it can be quickly performed. According to the present invention, a hole can be easily formed and bound, so that it can be conveniently used as a thin binding tool for a scrapbook.
1は支持台、2は刃体、3は穴、4は切り刃、5・33は山部、6・34は谷部、7・8は回動軸、9・27・35は綴じ部材、10・31はつなぎ部、11は突起、12は操作部材、13は切欠き部、14は蓋、15はストック室、16は爪、17は軸受部、18は薄片、19・38・40はバネ、20は噛み合い部、21は軸受部、22は突起、23・25は安全ガード、24は通し部、26・26’は回動軸、28は切り刃、29は刃体、30は接続部、32は穴、36は切り刃、37は穴、39はカム面、28aは切り刃の一端部、28bは切り刃の他端部、1’はストッパー部である。 1 is a support base, 2 is a blade body, 3 is a hole, 4 is a cutting blade, 5 and 33 are crests, 6 and 34 are troughs, 7 and 8 are pivot shafts, 9 and 27 and 35 are binding members, 10 and 31 are connecting portions, 11 is a protrusion, 12 is an operation member, 13 is a notched portion, 14 is a lid, 15 is a stock chamber, 16 is a claw, 17 is a bearing portion, 18 is a thin piece, and 19, 38 and 40 are
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Legal Events
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