JP2007124453A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 放送されるコンテンツの特徴判断を、放送局から送られてくる情報だけでなく判定することができ、また、映像をリアルタイムにジャンル別に判定することができる画像表示装置を得る。
【解決手段】 入力された映像信号の、輝度信号における均一に階調数を分割しているヒストグラムから得られる最大階調値あるいはそれに準ずる値、中間階調値あるいはそれに準ずる値、最小階調値あるいはそれに準ずる値、平均階調値あるいはそれに準ずる値に基づいて、コンテンツの特徴を判定し、画像信号に対して階調補正を行っているため、コンテンツの特性に応じたコントラスト調整が可能であり、コントラスト調整機能を操作することなくコントラストを向上することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示装置に関する。
従来の画像表示装置が例えば下記特許文献1に開示されている。特許文献1に記載のデジタルテレビ放送受信機では、デジタル放送コンテンツとともに放送局から送られてくるジャンル情報を元に、出力映像特性および出力音声特性をジャンル別にユーザの好みに応じて設定している。
また、ビデオコンテンツを特徴付ける方法が例えば下記特許文献2に開示されている。特許文献2に記載のビデオコンテントのヒストグラム式特徴付け方法では、ビデオコンテント内のキーフレームを識別することにより、そのキーフレームからヒストグラムを作成し、そのヒストグラムを分類することで番組の境界線とビデオコンテントの検索をつけている。
特開平10−322622号公報 特表2002−520747号公報
特許文献1において、ジャンル情報は、CS放送のようなデジタル放送の場合に、コンテンツ情報と同時に送られてくるものである。すなわちこれらのコンテンツ情報は、従来のアナログ放送や、DVDなどの録画された映像には含まれていない。また、送られてくる映像のジャンルが必ずしも視聴者が分類するジャンルに正しく分かれているわけではない。例えば、そのコンテンツがアニメであるのか映画であるのかという判断は、放送局から送られてくる情報により判定されているため、視聴者の分類と異なる場合がある。
特許文献2において、ジャンルはキーフレームを識別し、これをもとにヒストグラムに分解し、そのヒストグラムの分類からジャンルを判定し、番組の境界線と番組の検索をするために、映像をリアルタイムにジャンル別に判定することは出来ない。
そこで、本発明は上述の問題に鑑みて成されたものであり、入力された映像信号の輝度ヒストグラムより映像の特徴量を抽出し、コンテンツの特徴に適応した画像処理を行う画像表示装置を提供することを目的とする。
この発明の画像表示装置は、1フレーム分の画像信号から得られる輝度信号から階調数を均等に分割しているヒストグラムを作成し、当該ヒストグラムから、最大階調値あるいはそれに準ずる値である最大階調情報値を検出して、最大輝度情報として出力する最大階調検出部と、中間階調値あるいはそれに準ずる値である中間階調情報値を検出して、中間輝度情報として出力する中間階調検出部と、最小階調値あるいはそれに準ずる値である最小階調情報値を検出して、最小輝度情報として出力する最小階調検出部と、平均階調値あるいはそれに準ずる値である平均階調情報値を検出して、平均輝度情報値として出力する平均輝度階調検出部と、これら情報をもとにコンテンツの特徴を判定するコンテンツ特徴判定部と、前記1フレーム分の画像信号に対して階調補正を行う階調補正部とを備える。
この発明の第1の画像表示装置によれば、輝度信号における均一に階調数を分割しているヒストグラムから得られる最大階調値あるいはそれに準ずる値、中間階調値あるいはそれに準ずる値、最小階調値あるいはそれに準ずる値、平均階調値あるいはそれに準ずる値に基づいて、コンテンツの特徴を判定し、画像信号に対して階調補正を行っているため、コンテンツの特性に応じたコントラスト調整が可能であり、コントラスト調整機能を操作することなくコントラストを向上することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態1に係る画像表示装置は、入力端子1と、受信部2と、画像処理装置7と、表示部8とを備えている。入力端子1には、テレビやコンピューター等で用いられている所定の形式の画像信号Daが入力される。受信部2は、入力端子1に入力された画像信号Daを受信して、当該画像信号Daを画像処理装置7で処理可能な形式に変換して画像信号Dbとして出力する。例えば受信部2は、画像信号Daを、輝度信号Yを含むいくつかのデジタル形式の画像信号に変換して画像信号Dbとして出力する。受信部2は、入力された画像信号Daがアナログ形式の信号の場合にはA/D変換器などで構成され、入力された画像信号Daがデジタル形式の信号の場合にはその形式に適合した所定の復調器等などで構成される。
画像処理装置7は、輝度情報検出部9及びコンテンツ特徴判定部10及び階調補正部6を備えており、階調補正部6は、補正制御部4及び補正実行部5を有している。受信部2から出力された画像信号Dbは、画像処理装置7の輝度情報検出部9及び補正実行部5に入力される。輝度情報検出部9は、入力された画像信号Dbに含まれる輝度信号Yから、各画素における輝度の階調情報値Yiを検出して、コンテンツ特徴検出部10に出力する。コンテンツ特徴検出部10は、階調情報値Yiをもとに映像コンテンツの特徴を判定し、コンテンツ特徴情報値Jiを補正制御部4に出力する。補正制御出力部4は、補正実行部5が画像信号Dbに対する階調補正を行う際に使用する補正パラメータPaをコンテンツ特徴情報値Jiに基づいて算出し、補正実行部5に出力する。
補正実行部5は、入力された補正パラメータPaを用いて画像信号Dbに対して階調補正を行い、それを画像信号Dcとして表示部8に出力する。表示部8は、入力された画像信号Dcに基づいて画像を表示する。表示部8は、例えば、液晶ディスプレイ、DMD(Digital Micromirror Device)ディスプレイ、ELディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイであって、反射型、透過型、あるいは自発光デバイスなどのあらゆる表示手段を適応できる。
図2は輝度情報検出部9の詳細な構成を示すブロック図である。図2に示されるように、本実施の形態1に係る輝度情報検出部9は、ヒストグラム生成部91yと、最大階調検出部92yと、中間階調検出部93yと、最小階調検出部94yと、平均輝度階調検出部95yとを備えている。
受信部2から出力された画像信号Dbに含まれる、輝度信号Yは、ヒストグラム生成部91yに入力される。
ヒストグラム生成部91yは、1フレーム分の画像信号Dbにおける輝度信号Yのヒストグラムを生成する。最大階調検出部92yは、ヒストグラム生成部91yで生成されたヒストグラムから、1フレーム分の画像信号Dbにおける輝度信号最大階調値を検出して最大階調情報値Yimaxを出力する。中間階調検出部93yは、ヒストグラム生成部91yで生成されたヒストグラムから、1フレーム分の画像信号Dbにおける輝度信号中間階調値を検出して、中間階調情報値Yimidを出力する。最小階調検出部94yは、ヒストグラム生成部91yで生成されたヒストグラムから、1フレーム分の画像信号Dbにおける輝度最小階調値を検出して最小階調情報値Yiminを出力する。平均輝度階調検出部95yは、ヒストグラム生成部91yで生成されたヒストグラムから、1フレーム分の画像信号Dbにおける輝度信号平均階調値を検出して、平均階調情報値Yiaveを出力する。
ここで、「最大階調情報値」とは、最大階調値あるいは所定方法で検出される当該最大階調値に準ずる値を意味している。また「中間階調情報値」とは、中間階調値あるいは所定方法で検出される当該最小階調値に準ずる値を意味している。また「最小階調情報値」とは、最小階調値あるいは所定方法で検出される当該最小階調値に準ずる値を意味している。また「平均輝度階調情報値」とは、平均輝度階調値あるいは所定方法で検出される当該平均階調値に準ずる値を意味している。これらについては後で詳細に説明する。
図3は、ヒストグラム生成部91yが生成するヒストグラムの一例を示す図である。図中の横軸は階調値(階級)を示し、縦軸は度数、つまり1フレーム分の画像信号Dbの輝度に対する画素数を示している。なお以下の説明では、画像信号Dbの輝度信号Yは、例えば8ビットのデータで構成されており、その階調値が“0”から“255”までの値を採り、その階調数は“256”とする。
本実施の形態1に係るヒストグラム生成部91yは、例えば256の階調数を8階調ごとに32の領域に分割し、当該32の領域をヒストグラムの階級としている。そして、各階級での中心値付近の値、本例では、当該中心値に最も近くそれよりも大きい整数値を当該階級の代表値としている。例えば、階調値“0”から“7”までで構成される階級では、中心値は“3.5”となるため、当該階級の代表値は“4”となる。図3の横軸の数字は各階級の代表値を示している。
なお、階級の中心値が整数であれば、当該中心値を当該階級の代表値としても良い。また、本例のように階級の中心値が整数でなく小数の場合であっても、階級の代表値として当該階級の中心値を採用しても良い。階級の中心値が小数の場合には、本例のように、階級の代表値として当該階級の中心値付近の整数を採用することによって、演算量を低減できる。
このように、本実施の形態1に係るヒストグラム生成部91rでは、8つの連続する階調値からなる領域を一つの階級としているため、図3に示されるヒストグラムの各度数は、8階調分の信号の総和となる。例えば、横軸の数値4に示された度数は、1フレーム分の輝度信号Dbに含まれる、階調値0から階調値7までの信号の総和に相当する。
なお、図3のヒストグラムとは異なり、各階調値ごとに度数を計数してヒストグラムを生成してもよい。つまり、各階級を一つの階調値で構成するようにしても良い。この場合には、各階級の代表値は当該階級を構成する階調値そのものとなる。また、階調数を分割する場合には、その分割数は32以外でも良く、当該分割数を減らすことによって、ヒストグラム生成部91yでの演算量を低減することができる。分割数は、処理可能な演算量と、階調補正部6で必要とされる階調補正精度とに基づいて決定される。
最大階調検出部92yは、以上のようにして生成されたヒストグラムにおいて、階級の最大から最小に向かって度数を累積し、それによって得られる累積度数HYWが所定のしきい値YA(例えば、全画素の10%にあたる値)よりも初めて大きくなる階級の代表値を抽出する。そして最大階調検出部92yは、抽出した値を最大階調情報値Yimaxとして出力する。
一方、最小階調検出部94yは、ヒストグラム生成部91yで生成されたヒストグラムにおいて、階級の最小から最大に向かって度数を累積し、それによって得られる累積度数HYBが所定のしきい値YB(例えば、全画素の10%にあたる値)よりも初めて大きくなる階級の代表値を抽出する。そして最小階調検出部94yは、抽出した代表値を最小階調情報値Yiminとして出力する。
また、中間階調検出部93yは、以上のようにして生成されたヒストグラムにおいて、階級の最小から最大に向かって度数を累積し、それによって得られる累積度数HYBが所定のしきい値YC(たとえば画素数全体の半分にあたる値)よりも初めて大きくなる階級の代表値を抽出する。そして中間階調検出部93yは、抽出した代表地を中間輝度階調Yimidとして出力する。尚、中間階調の検出は、累積度数HYWを用いてもよい。当然のことながら、しきい値YCを全画素の半分にあたる値に設定した場合には、HYBを用いた場合と同じ値になる。
図3に示されるヒストグラムでは、累積度数HYWがしきい値YAよりも初めて大きくなる階級の代表値は“188”であるため、この“188”が最大階調情報値Yimaxとなる。このように、最大階調情報値Yimaxは1フレーム分の画像信号Dbにおける最大階調値“204”ではなく、累積度数HYW及びしきい値YAを用いて検出された値である。なお、処理の軽減のため最大階調値自体を最大階調情報値として用いてもよい。これは以下の最小階調情報値についても同様である。
また図3の例では、累積度数HYBがしきい値YBよりも初めて大きくなる階級の代表値が“20”であるため、この“20”が最小階調情報値Yiminとなる。この最小階調情報値Yiminは、1フレーム分の画像信号Dbにおける最小階調値ではなく、累積度数HYB及びしきい値YBを用いて検出された値となる。
そして、累積度数HYBがしきい値YCよりも初めて大きくなる階級の代表値は“76”であるため、この“76”が中間階調情報値Yimidとなる。通常、この中間階調情報値Yimidは、1フレーム分の画像信号Dbにおける全体の画素数の半分(50%)に達しうたときの階調値となる。
平均輝度階調検出部95yは、1フレーム分の画像信号Dbから得られる輝度信号Dbyから、1フレーム分の輝度信号Dbyにおける平均輝度階調情報値を演算してこれを輝度信号平均階調情報値Yiaveとして出力する。具体的には、
輝度信号階調数をYi、その輝度信号階調の画素数を nYi として(1)の式で計算する。
輝度信号平均=Σ(Y×nYi)/ΣnYi (1)
この平均輝度信号階調数を輝度信号平均階調情報値Yiaveとして出力する。
なお本例では、累積度数HYw,HYb等は、ヒストグラム生成部91yで生成していたが、最大階調検出部92y及び中間階調検出部93y、最小階調検出部94y、平均輝度階調検出部95yで生成しても良い。
図4はコンテンツ特徴検出部10の詳細な構成を示すブロック図である。図4に示されるように、本実施の形態1に係るコンテンツ特徴検出部10は、最大輝度判定部101yと、中間輝度判定部102yと、最小輝度判定部103yと、平均輝度判定部104yと、コンテンツ特徴判定部105yとを備えている。
輝度情報検出部から出力された最大階調情報値Yimaxは最大輝度判定部101yに入力され、中間階調情報値Yimidは中間輝度判定部102yに入力され、最小階調情報値Yiminは最小輝度判定部103yに入力され、平均輝度情報値Yiaveは平均輝度判定部104yに入力される。
最大輝度判定部101yは、最大階調情報値Yimaxから最大輝度の大きさを分類して、最大輝度情報値としてYimax情報値を生成する。中間輝度判定部102yは、中間階調情報値Yimidから中間輝度の大きさを分類して、中間輝度情報値としてYimid情報値を生成する。最小輝度判定部103yは、最小階調情報値Yiminから最小輝度の大きさを分類して、最小輝度情報値としてYimin情報値を生成する。平均輝度判定部104yは、平均輝度階調情報値Yiaveから平均輝度の大きさを分類して、その平均輝度情報値としてYiave情報値を生成する。
具体的には、図5に示すように最大輝度判定部101yは、最大階調情報値Yimaxの値が、所定の最大輝度判定閾値Ymaxaより小さい値であるか、所定の閾値Ymaxa値とそれより大きな所定の閾値であるYmaxb値の間の値であるか、最大輝度判定閾値Ymaxbより大きい値であるかを判定し、3つの分類情報値であるYimax小、Yimax中、またはYimax大のいずれかを出力して、コンテンツ特徴判定部10に入力される。具体的には、図5の例の場合は、所定の閾値Ymaxa値とそれより大きな所定の閾値であるYmaxb値の間の値であるため、Yimax中の情報値が出力され、コンテンツ特徴判定部105yに入力される。
また、中間輝度判定部102yは、図6に示すように、中間階調情報値Yimidの値が、所定の中間輝度判定閾値Yimidaより小さい値であるか、所定の閾値Ymida値とそれより大きな所定の閾値であるYmidb値の間の値であるか、中間輝度判定閾値Ymidbより大きい値であるかを判定し、3つの分類情報値であるYimid小、Yimid中、Yimid大のいずれかを出力して、コンテンツ特徴判定部105yに入力される。具体的には、図6の例の場合は、所定の閾値Yimida値とそれより大きな所定の閾値であるYmidb値の間の値であるため、Yimid中の情報値が出力され、コンテンツ特徴判定部105yに入力される。
また、最小輝度判定部103yは、図7に示すように、最小階調情報値Yiminの値が、所定の最小輝度判定閾値Yiminaより小さい値であるか、所定の閾値Yimina値とそれより大きな所定の閾値であるYiminb値の間の値であるか、最小輝度判定閾値Yiminbより大きい値であるかを判定し、3つの分類情報値であるYimin小、Yimin中、Yimin大のいずれかを出力して、コンテンツ特徴判定部105yに入力される。具体的には、図7の例の場合は、所定の閾値Yimina値より小さい値であるため、Yimin小の情報値が出力され、コンテンツ特徴判定部105yに入力される。
また、平均輝度判定部104yは、式(1)より計算された平均輝度階調情報値Yiaveの値が、所定の平均輝度判定閾値Yiaveaより小さい値であるか、所定の閾値Yiavea値とそれより大きな所定の閾値であるYiaveb値の間の値であるか、平均輝度判定閾値Yiavebより大きい値であるかを判定し、3つの分類情報値Yiave小、Yiave中、Yiave大のいずれかを出力して、コンテンツ特徴判定部105yに入力される。
コンテンツ特徴判定部105yは、4つの輝度情報値の組み合わせから、図8に示すような組み合わせをもとにコンテンツ特徴判定を行う。コンテンツ特徴判定部は、コンテンツ特徴判定情報値Jiを出力し、階調補正部6に入力する。尚、コンテンツ特徴判定の組み合わせ表は、観視者の好みや映像データベースを元に任意に作成することが出来る。例えば、それぞれにしきい値に対して、平均輝度階調情報値Yiaveが小、最小階調情報値Yiminが小、中間階調情報値Yimidの値が小、最大階調情報値Yimaxが小であれば、コンテンツ特徴J1と判断して階調補正部6へ出力する。
また、コンテンツ特徴判定部105yは、4つの輝度情報値のうちの3つ以下の情報のみを使用して判定してもよい。例えば平均輝度情報値1つでコンテンツ特徴を分類する、平均輝度情報値と最大輝度情報値の2つで分類する、など情報を選択できる。このように、情報量を減らすことによって、特徴検出の速度を速め、必要なメモリー容量を減らすことが出来る。
補正制御部4は、入力されたコンテンツ特徴情報値Jiに基づいて、コンテンツ特徴に対応した補正パラメータPiを選択して、補正実行部5に出力する。図9は、補正制御部4の動作を説明するための図である。図9に示されるように、補正制御部4は、x軸は入力信号(画像信号Db)の階調値を表わし、y軸は出力される階調値(画像信号Dc)を示すxy座標系において、コンテンツ特徴判定に対応した変換式を選択する。具体的には、図8でしめした組み合わせ1の判定がなされたときは、変換グラフP1が選定される。
ここで、準備される変換グラフPiは、輝度情報値による組み合わせの数だけ配備(この例の場合は81通り)してもよいし、コンテンツ特徴の種類の数と同じ数であってもよい。
補正実行部5は、補正パラメータPiが求められる際に使用された1フレーム分の画像信号Dbに対して、当該補正パラメータPiに基づいて階調補正を行う。この階調補正は、1フレームごとに行う。
以上のように、本実施の形態1に係る画像表示装置では、全画素の輝度信号から求めた最大階調情報値及び中間階調情報値、最小階調情報値、平均輝度階調情報値に基づいて判定されたコンテンツ特徴情報に基づいて、画像信号Dbに対して階調補正を行っているため、当該画像信号Dbから得られるコンテンツ特徴判定をもとに最適なコントラスト調整が可能になる。
上記に係る画像処理装置では、フレーム毎に特徴を抽出しコンテンツ特徴を判定し、Dbに対して階調補正を行っているため、リアルタイムにコンテンツ特徴判定を行い、フレーム毎に最適なコントラスト調整が可能である。
また、本実施の形態1では、生成した階調値のヒストグラムから得られる所定の累積度数がしきい値よりも初めて大きくなる階級の代表値を、その画像信号についての最大輝度情報値あるいは最小輝度情報値、中間輝度情報値としている。そのため、当該しきい値を調整することにより、細やかでユーザに対応する階調補正が可能となる。
また、上記当該しきい値を調整することにより、入力画像信号Daにおける電圧レベルに合わせた値に変更可能であるため、画像信号入力装置に対応した階調補正が可能となる。さらに、階調補正の補正パラメータを、予めユーザが調整することとしてもよい。
上記では、各フレームごとに輝度信号を抽出することとしたが、演算量の低減のために一定タイミングごとに輝度信号を抽出することとしてもよい。例えば、図10に示したように、輝度情報検出部9の前段にフレーム抽出部30を設け、一定周期でフレームの輝度信号を抽出して、輝度情報検出部9に出力する構成としてもよい。さらに、このフレーム抽出部30は、さらに所定数のフレーム分の画像信号を蓄積し、この蓄積されたフレームから輝度信号を抽出して輝度情報検出部9に出力する構成としてもよい。輝度情報検出部9以降の、ヒストグラムを生成した後の最大階調情報値Yimax、中間階調情報値Yimid、最小階調情報値Yimin、平均輝度階調情報値Yiaveの検出、およびそれらの判定結果であるYimax情報値、Yimid情報値、Yimin情報値、Yiave情報値等の処理は上記と同様に行う。
また、図11に示したように、輝度情報検出部9の前段にシーンチェンジ検出部31を設け、シーンチェンジの検出ごとにフレームの輝度信号を抽出して、輝度情報検出部9に出力する構成としてもよい。シーンチェンジの検出処理は既知の方法で行う。例えば、上記特許文献2に記載のシーンチェンジ方法を採用してもよい。さらに、シーンチェンジ検出部31はメモリを有し、シーンチェンジ検出後の所定数のフレームから輝度信号を抽出し、輝度情報検出部9に出力する構成としてもよい。複数のフレームを蓄積し、その蓄積したデータから輝度信号を抽出すれば、より正確なコンテンツ特徴検出を行うことができる。これにより各フレームごとに特徴判定を行う場合とくらべて演算量の低減を図りつつ、シーンごとに適切な階調補正を行うことができる。
さらに、1フレームごとにジャンル判定を行い、判定した度数を累積して、一定量に達したときにコンテンツの判定結果を出力する構成としてもよい。その際、図1においてコンテンツ特徴検出部10のコンテンツ特徴判定部105yはジャンル判定した度数を蓄積するメモリを備え、度数が一定量に達したときにコンテンツの判定結果を出力する。
これらの応用例は、以下の実施の形態2〜4についても同様に適用することができる。
実施の形態2
図12は、本発明の実施の形態2にかかわる画像表示装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態2に係る画像表示装置は、上述の実施の形態1に係る画像処理装置において、輝度情報検出部9の替わりに輝度情報検出部19を備えるものである。
本実施の形態2に係る画像処理装置7は、実施の形態1に係るコンテンツ特徴判定部10と、階調補正部6と、輝度情報検出部19を備えている。輝度情報検出部19は、受信部2から出力される画像信号Dbに含まれる輝度信号DbYが入力され、当該輝度信号DbYから各画素における輝度情報を検出して、ヒストグラムを作成し、ヒストグラムから得られる階調情報値Yiを出力する。
階調補正部6は、上述の実施の形態1に係る補正制御部4と、補正実行部5とを備えている。本実施の形態2に係る補正制御部4は、実施の形態1と同じものであり、階調補正部6及び表示部8は、実施の形態1で説明した動作と全く同じ動作を行う。また、コンテンツ特徴判定部も同じ処理を行うため、それらの詳細な動作説明は省略する。
図13は輝度情報検出部19の詳細な構成を示すブロック図である。図13に示されるように、本実施の形態2に係る輝度情報検出部19は、ヒストグラム生成部191yと、最大階調検出部92yと、中間階調検出部93yと、最小階調検出部94yと、平均輝度階調検出部95yとを備えている。
最大階調検出部92yと、中間階調検出部93yと、最小階調検出部94yと、平均輝度階調検出部95yは、実施の形態1で説明した動作と全く同じ動作を行うため、それらの詳細な動作説明は省略する。
図14は、本実施の形態2に係わるヒストグラム生成部191yが生成するヒストグラムの一例を示す図である。実施の形態2においては処理の対象、つまり度数を計数する対象となる階調値の範囲を自由に設定できるように構成している。
具体的には、ヒストグラム生成部191yは、例えば、階調数が“256”の場合、階調値“222”から階調値“255”までの範囲と階調値“0”から階調値“18”までの範囲を4階調刻み、その他は24刻みにしている。これにより、演算量を低減することと、最小階調情報値と最大階調情報値条件が細かく設定できる。
以上のように、本実施の形態2に係る画像表示装置では、ヒストグラム生成部の演算量を低減させているため、当該画像処理装置7の演算処理の量を小さくしながら、実施の形態1で得られる最適なコントラスト調整と同じ制御が可能になる。
また、本実施の形態2に係る画像処理装置では、実施の形態1同様にフレーム毎に特徴を抽出しコンテンツ特徴を判定して、Dbに対して階調補正を行っているため、リアルタイムにコンテンツ特徴判定を行い、フレーム毎に最適なコントラスト調整が可能である。
また、生成した階調値のヒストグラムから得られる所定の累積度数がしきい値よりも初めて大きくなる階級の代表値を、その画像信号についての最大階調情報値あるいは最小階調情報値、中間階調情報値としている。そのため、当該しきい値を調整することにより、細やかでユーザに対応する階調補正が可能となる。
また、上記当該しきい値を調整することにより、入力画像信号Daにおける電圧レベルに合わせた値に変更可能であるため、外部機器に対応した細やかな階調補正が可能となる。
ここで作成されるヒストグラムの階調の範囲は、最小階調情報値のみの階調の刻みを小さくしてもよいし、中間階調情報値のみの階調の刻みを小さくしてもよいし、最大階調情報値のみの階調の刻みを小さくしてもよい。刻み値の選定は、検出したいコンテンツの特徴に合わせて選択してもよい。
実施の形態3.
図15は、本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態3に係る画像表示装置は、上述の実施の形態1に係る画像処理装置において、画像処理装置7の替わりに画像処理装置17を備えるものである。
本実施の形態3に係る画像処理装置17は、コンテンツ特徴判定部20と、画素数情報検出部11と、実施の形態1に係る階調補正部6と、を備えている。画素数情報検出部11は、受信部2から出力される画像信号Dbに含まれる輝度信号DbYが入力され、当該輝度信号DbYから各画素における輝度情報を検出して、ヒストグラムを作成し、ヒストグラムから得られる画素数情報値Niを出力する。
階調補正部6は、上述の実施の形態1に係る補正制御部4と、補正実行部5とを備えている。本実施の形態3に係る補正制御部4は、実施の形態1と同じものであり、階調補正部6及び表示部8は、実施の形態1で説明した動作と全く同じ動作を行うため、それらの詳細な動作説明は省略する。
図16は画素数情報検出部11の詳細な構成を示すブロック図である。図16に示されるように、本実施の形態3に係る画素数情報検出部11は、ヒストグラム生成部111yと、最大輝度画素数検出部112nと、中間輝度画素数検出部113nと、最小輝度画素数検出部114nと、平均輝度画素数検出部115nとを備えている。
受信部2から出力された画像信号Dbに含まれる、輝度信号Yは、ヒストグラム生成部111yに入力される。
ヒストグラム生成部111yは、1フレーム分の画像信号Dbにおける輝度信号DbYのヒストグラムを生成する。最大輝度画素数検出部112nは、ヒストグラム生成部111yで生成されたヒストグラムから、1フレーム分の画像信号Dbにおける最大輝度信号画素数を検出して最大輝度画素数情報値Nimaxを出力する。中間輝度画素数検出部113nは、ヒストグラム生成部111yで生成されたヒストグラムから、1フレーム分の画像信号Dbにおける中間輝度画素数を検出して、中間輝度画素数情報値Nimidを出力する。最小輝度画素数検出部114nは、ヒストグラム生成部111yで生成されたヒストグラムから、1フレーム分の画像信号Dbにおける最小輝度信号画素数を検出して最小輝度画素数情報値Niminを出力する。平均輝度検出部115nは、ヒストグラム生成部111yで生成されたヒストグラムから、1フレーム分の画像信号Dbにおける平均輝度階調情報値を演算してこれを輝度信号平均階調情報値Yiaveとして出力する。
図17は、ヒストグラム生成部111yが生成するヒストグラムの一例を示す図である。図中の横軸は階調値(階級)を示し、縦軸は度数、つまり1フレーム分の画像信号Dbの輝度に対する画素数を示している。なお以下の説明では、画像信号Dbの輝度信号Yは、例えば8ビットのデータで構成されており、その階調値が“0”から“255”までの値を採り、その階調数は“256”とする。
本実施の形態3に係るヒストグラム生成部111yは、例えば256の階調数を51階調ごとに5つの領域に分割し、当該5の領域をヒストグラムの階級としている。即ち、第一の階調値”204”から最大階調値”255”までの階級から最大輝度画素数を算出し、最小階調値”0”から第二の階調値”50”までの階級から最小輝度画素数を、そして、第三の階級値”102”から第四の階級値”152”までの階級から中間輝度画素数を算出する。その際、各階級での中心値付近の値、本例では、当該中心値に最も近くそれよりも大きい整数値を当該階級の代表値としている。例えば、階調値“0”から“50”までで構成される階級では、中心値は“24.5”となるため、当該階級の代表値は“25”となる。図17の横軸の数字は各階級の代表値を示している。例では階調を5段階に分けて、最小の階調25を最小輝度とし、中間の階調122を中間輝度とし、最大の階調224を最大輝度としている。
なお、図17のヒストグラムとは異なり、5以外の領域に分割してもよい。例えば、3つや7つの領域に分割し、それぞれの数の領域を構成するようにしても良い。これによって、より細かい特徴検出が可能になる。
最大輝度画素数検出部112nは、以上のようにして生成されたヒストグラムにおいて、階級の最大値の画素数、もしくは画素数に相当する画素数情報値を抽出する。そして最大輝度画素数検出部112nは、抽出した画素数情報値を最大輝度画素数情報値Nimaxとして出力する。
中間輝度画素数検出部113nは、以上のようにして生成されたヒストグラムにおいて、階級の中間値の画素数、もしくは画素数に相当する画素数情報値を抽出する。そして中間輝度画素数検出部113nは、抽出した画素数情報値を中間輝度画素数情報値Nimidとして出力する。
最小輝度画素数検出部114nは、以上のようにして生成されたヒストグラムにおいて、階級の最小値の画素数、もしくは画素数に相当する画素数情報値を抽出する。そして最小輝度画素数検出部114nは、抽出した画素数情報値を最小輝度画素数情報値Niminとして出力する。
平均輝度階調検出部115yは、1フレーム分の画像信号Dbから得られる輝度信号Dbyから、1フレーム分の輝度信号Dbyにおける平均輝度階調情報値Yiaveを演算して出力する。この動作は、実施の形態1の平均輝度階調検出部95yと同じであるので、説明を省略する。
図18はコンテンツ特徴判定部20の詳細な構成を示すブロック図である。図18に示されるように、本実施の形態3に係るコンテンツ特徴判定部20は、最大輝度判定部201yと、中間輝度判定部202yと、最小輝度判定部203yと、平均輝度判定部204yと、コンテンツ特徴判定部205yとを備えている。
輝度情報検出部から出力された最大輝度画素数情報値Nimaxは最大輝度判定部201yに入力され、中間輝度画素数情報値Nimidは中間輝度判定部202yに入力され、最小輝度画素数情報値Niminは最小輝度判定部203yに入力され、平均輝度情報値Yiaveは平均輝度判定部104yに入力される。
最大輝度判定部201yは、最大輝度画素数情報値Nimaxから最大輝度の画素数の大きさを分類して、その分類情報Nimax情報値を生成する。中間輝度判定部202yは、中間輝度情報値Nimidから中間輝度の大きさを分類して、その分類情報Nimid情報値を生成する。最小輝度判定部203yは、最小輝度情報値Niminから最小輝度の大きさを分類して、その分類情報Nimin情報値を生成する。平均輝度判定部204yは、平均輝度情報値Yiaveから平均輝度の大きさを分類して、その分類情報Yiave情報値を生成する。
具体的には、図19に示すように最大輝度判定部201yは、最大輝度画素数情報値Nimaxの値が、所定の最大輝度画素数判定閾値Nmaxaより小さい値であるか、所定の閾値Nmaxa値とそれより大きな所定の閾値であるNmaxb値の間の値であるか、最大輝度判定閾値Nmaxbより大きい値であるかを判定し、3つの分類情報値であるNimax小、Nimax中、またはNimax大のいずれかを出力して、コンテンツ特徴判定部205yに入力される。具体的には、図19の例の場合は、所定の閾値Nmaxb値よりも大きいため、Nimax中の情報値が出力され、コンテンツ特徴判定部205yに入力される。
また、中間輝度判定部202yは、図20に示すように、中間輝度画素数情報値Nimidの値が、所定の中間輝度画素数判定閾値Nmidaより小さい値であるか、所定の閾値Nmida値とそれより大きな所定の閾値であるNmidb値の間の値であるか、中間輝度判定閾値Nmidbより大きい値であるかを判定し、3つの分類情報値であるNimid小、Nimid中、Nimid高のいずれかを出力して、コンテンツ特徴判定部205yに入力される。具体的には、図20の例の場合は、所定の閾値Nimidb値より大きな値であるため、Nimid大の情報値が出力され、コンテンツ特徴判定部205yに入力される。
また、最小輝度判定部203yは、図21に示すように、最小輝度情報値Niminの値が、所定の最小輝度画素数判定閾値Nminaより小さい値であるか、所定の閾値Nmina値とそれより大きな所定の閾値であるNminb値の間の値であるか、最小輝度判定閾値Nminbより大きい値であるかを判定し、3つの分類情報値であるNimin小、Nimin中、Nimin高のいずれかを出力して、コンテンツ特徴判定部205yに入力される。具体的には、図21の例の場合は、所定の閾値Nmina値とNminbの間であるため、Nimin中の情報値が出力され、コンテンツ特徴判定部205yに入力される。
また、平均輝度判定部204yは、式(1)より計算された平均輝度情報値Yiaveの値が、所定の平均輝度判定閾値Yaveaより小さい値であるか、所定の閾値Yavea値とそれより大きな所定の閾値であるYaveb値の間の値であるか、平均輝度判定閾値Yavebより大きい値であるかを判定し、3つの分類情報値Yiave小、Yiave中、Yiave高のいずれかを出力して、コンテンツ特徴判定部205yに入力される。
コンテンツ特徴判定部205yは、4つの輝度情報値の組み合わせから、図22に示すような組み合わせをもとにコンテンツ特徴判定を行う。コンテンツ特徴判定部は、コンテンツ特徴判定情報値Jiを出力し、階調補正部6に入力する。尚、コンテンツ特徴判定の組み合わせ表は、実施の形態1同様に、観視者の好みや映像データベースを元に任意に作成することが出来る。例えば、平均輝度判定値Yiaveが低、最小輝度情報値Niminが小、中間輝度情報値Nimidの値が小、最大輝度情報値Nimaxが小であれば、コンテンツ特徴J1と判断して階調補正部6へ出力する。
また、コンテンツ特徴判定部205yは、4つの輝度情報値のうちの3つ以下の情報のみを使用して判定してもよい。例えば平均輝度情報値1つのみでコンテンツ特徴を分類する、平均輝度情報値と最大輝度情報値の2つで分類するなど情報を選択できる。このように、情報量を減らすことによって、特徴検出の速度を速め、必要なメモリー容量を減らすことが出来る
補正制御部4は、入力されたコンテンツ特徴情報値Jiに基づいて、コンテンツ特徴に対応した補正パラメータPiを選択して、補正実行部5に出力する。これは実施の形態1と同様の制御を行うので説明を省略する。
以上のように、本実施の形態3に係る画像表示装置では、最大輝度画素数情報値及び中間輝度画素数階調情報値、最小輝度画素数情報値、平均輝度階調情報値から判定されたコンテンツ特徴情報に基づいて、画像信号Dbに対して階調補正を行っているため、当該画像信号Dbから得られるコンテンツ特徴判定をもとに最適なコントラスト調整が可能になる。
本例において、上述の特許文献2に記載の技術を用いてコンテンツ特徴判定を行うには、コンテンツを特徴付けるためのキーフレームを識別し、その情報を元にキーフレームと関連するフレーム番号を処理の間中に保持する必要がある。
しかしながら、本実施の形態3に係る画像処理装置では、フレーム毎に特徴を抽出しコンテンツ特徴を判定し、Dbに対して階調補正を行っているため、リアルタイムにコンテンツ特徴判定を行い、フレーム毎に最適なコントラスト調整が可能である。
また本実施の形態3では、生成した階調値のヒストグラムから得られる所定の輝度範囲を、その画像信号についての最大輝度情報値あるいは最小輝度情報値、中間輝度情報値としている。また、それぞれの輝度に対して輝度画素数判定しきい値を設定している。そのため、当該しきい値を調整することにより、細やかでユーザに対応する階調補正が可能となる。
実施の形態4
図23は、本発明の実施の形態4にかかわる画像表示装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態4に係る画像表示装置は、上述の実施の形態3に係る画像処理装置において、画素数情報検出部11の替わりに画素数情報検出部21を備えるものである。
本実施の形態4に係る画像処理装置17は、実施の形態3に係るコンテンツ特徴判定部20と、階調補正部6と、画素数情報検出部21を備えている。画素数情報検出部21は、受信部2から出力される画像信号Dbに含まれる輝度信号DbYが入力され、当該輝度信号DbYから各画素における輝度情報を検出して、ヒストグラムを作成し、ヒストグラムから得られる画素数情報値Niを出力する。
階調補正部6は、上述の実施の形態1に係る補正制御部4と、補正実行部5とを備えている。本実施の形態4に係る補正制御部4は、実施の形態1と同じものであり、階調補正部6及び表示部8は、実施の形態1で説明した動作と全く同じ動作を行う。また、コンテンツ特徴判定部も同じ処理を行うため、それらの詳細な動作説明は省略する。
図24は画素数情報検出部21の詳細な構成を示すブロック図である。図24に示されるように、本実施の形態4に係る画素数情報検出部21は、ヒストグラム生成部211yと、最大輝度画素数検出部212nと、中間輝度画素数検出部213nと、最小輝度画素数検出部214yと、平均輝度階調検出部215yとを備えている。
最大輝度画素数検出部212nと、中間輝度画素数検出部213nと、最小輝度画素数検出部214nと、平均輝度階調検出部215yは、実施の形態3で説明した動作と全く同じ動作を行うため、それらの詳細な動作説明は省略する。
図25は、本実施の形態4に係わるヒストグラム生成部211yが生成するヒストグラムの一例を示す図である。実施の形態4においては処理の対象、つまり度数を計数する対象となる階調値の範囲を自由に設定できるように構成している。
具体的には、ヒストグラム生成部211yは、例えば、階調数が“256”の場合、第一の階調値“205”から最大階調値“255”までの範囲を最大輝度とし、最小階調値“0”から第二の階調値“51”までの範囲を最小輝度、そして、第三の階調値“52”から第四の階調値“204”までが中間輝度である。このヒストグラムの条件により、演算量を低減することができる。
以上のように、本実施の形態4に係る画像表示装置では、ヒストグラム生成部の演算量を低減させているため、当該画像処理装置17の演算処理の量を小さくしながら、実施の形態3で得られる最適なコントラスト調整と同じ制御が可能になる。
また、本実施の形態4に係る画像処理装置では、実施の形態1同様にフレーム毎に特徴を抽出しコンテンツ特徴を判定して、Dbに対して階調補正を行っているため、リアルタイムにコンテンツ特徴判定を行い、フレーム毎に最適なコントラスト調整が可能である。
また、ヒストグラムを生成するときの階調の範囲から、最大輝度画素数情報値あるいは最小輝度画素数情報値、中間輝度画素数情報値としている。そのため、当該範囲を調整することにより、細やかでユーザに対応する階調補正が可能となる。
また、上記当該範囲を調整することにより、入力画像信号Daにおける電圧レベルに合わせた値に変更可能であるため、外部機器に対応した細やかな階調補正が可能となる。
本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る輝度情報検出部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るヒストグラム生成部で生成されるヒストグラムと輝度情報の条件を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るコンテンツ特徴判定部を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る最大輝度情報のしきい値条件を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る中間輝度情報のしきい値条件を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る最小輝度情報のしきい値条件を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るコンテンツ特徴判定をするための対応表である。 本発明の実施の形態1に係る補正制御部の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の別の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の別の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る輝度情報検出部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るヒストグラム生成部で生成されるヒストグラムと輝度情報の条件を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る画素数情報検出部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係るヒストグラム生成部で生成されるヒストグラムを示す図である。 本発明の実施の形態3に係るコンテンツ特徴判定部を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る最大輝度画素数情報のしきい値条件を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る中間輝度画素数情報のしきい値条件を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る最小輝度画素数情報のしきい値条件を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るコンテンツ特徴判定をするための対応表である。 本発明の実施の形態4に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る画素数情報検出部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係るヒストグラム生成部で生成されるヒストグラムを示す図である。
符号の説明
1 入力端子、2 受信部、4 補正制御部、5 補正実行部、6 階調補正部、
7、17 画像処理装置、8 表示部、9、19 輝度情報検出部、
91y、191y、111y、211y ヒストグラム生成部、
92y 最大階調検出部、93y 中間階調検出部、
94y 最小階調検出部、95y 平均輝度階調検出部、
10、20 コンテンツ特徴判定部、101y、201y最大輝度判定部、
102y、202y中間輝度判定部、103、203y最小輝度判定部、
104y、204y平均輝度判定部、105y、205yコンテンツ特徴判定部、
112n、212n最大輝度画素数検出部、113n、213n中間輝度画素数検出部、114n、214n最小輝度画素数検出部、115y、215y平均輝度検出部、
21 画素数情報検出部

Claims (8)

  1. 1または複数のフレーム分の画像信号に含まれる画素が取り得る輝度の全階調を所定数の領域に分割して階級とし、各階級に該当する前記フレームに含まれる画素数について
    最大階級から各階級ごとに該当する画素数を累積し全画素の半分より小さい所定の割合に達する階級の階調値である最大階調情報値と、
    最大階級あるいは最小階級から各階級ごとに該当する画素数を累積し全画素の半分に達する階級の輝度値である中間階調情報値と、
    最小階級から各階級ごとに該当する画素数を累積し全画素の半分より小さい所定の割合に達する階級の輝度値である最小階調情報値と、
    全画素の階級の平均を算出し、その階級の階調値である平均輝度階調情報値とを出力する輝度情報検出部と、
    前記輝度情報検出部から出力される前記各階調情報値とこの各階調情報値ごとに予め設定されたしきい値とを比較した比較結果から前記画像信号の映像コンテンツの特徴判定を行う特徴判定部と、
    前記特徴判定部から出力される前記特徴判定値に基づいて、前記画像信号の階調補正を行う階調補正部を備える、画像表示装置。
  2. 前記階級は、所定数の領域に不均一に分割したことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 1または複数のフレーム分の画像信号に含まれる画素について
    最大階調から所定の第一の階調までに含まれる画素数である最大輝度画素数情報値と、
    最小階調から所定の第二の階調までに含まれる画素数である最小輝度画素数情報値と、
    前記第二の階調より大きい第三の階調と、この第三の階調より大きく、かつ前記第一の階調より小さい第四の階調との間に含まれる画素数である中間輝度画素数情報値と、
    全画素の階級の平均を算出し、その階級の階調値である平均輝度階調情報値とを出力する画素数情報検出部と、
    前記画素数情報検出部から出力される前記各画素数情報値および平均輝度情報値とこの各画素数情報値および平均輝度情報値ごとに予め設定されたしきい値とを比較した比較結果から前記画像信号の映像コンテンツに対応した特徴判定値を出力する特徴判定部と、
    前記特徴判定部から出力される前記特徴判定値に基づいて、前記画像信号の階調補正を行う階調補正部を備える、画像表示装置。
  4. 前記特徴判定部は、前記比較結果の組合わせに対応したコンテンツ番号を記憶しており、前記比較結果の組合わせに対応したコンテンツ番号を特徴判定値として出力し、
    前記階調補正部は、予め設定された前記特徴判定値に対応した階調補正パラメータを用いて前記画像信号の階調補正を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像表示装置。
  5. 前記フレームは所定の周期ごとに抽出されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像表示装置。
  6. 前記フレームはシーンチェンジごとに抽出されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像表示装置。
  7. 前記特徴判定部は、前記4つの輝度情報値のうちのいずれか1つまたは複数を用いて前記画像信号の映像コンテンツの特徴判定を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  8. 前記輝度情報検出部は1フレーム分の画像信号ごとに前記各階調情報値を出力し、
    前記特徴判定部は、前記コンテンツ番号と判定された度数を累積し、所定の度数以上となった場合に該コンテンツ番号を前記特徴判定値として出力することを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
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