JP2007123984A - コンテンツ配信システム、ストリーム送出装置、受信装置、およびコンテンツ配信方法 - Google Patents

コンテンツ配信システム、ストリーム送出装置、受信装置、およびコンテンツ配信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受信装置での符号化処理の処理負荷を低減し、容易にリアルタイム符号化でき、かつ適切な画質でコンテンツの記録を可能とする。
【解決手段】配信サーバ装置10からクライアント装置30にコンテンツを配信するとき、コンテンツ管理部19は、配信するコンテンツの属性に対応した符号化パラメータをパラメータテーブル11から選択するよう選択部14に指示し、通信部15から、コンテンツデータを含むストリーム信号とそのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータとが送信される。通信部35は、配信サーバ装置10から送信されたストリーム信号と符号化パラメータとを受信し、符号化部37は、受信した符号化パラメータを設定し、受信したストリーム信号に含まれるコンテンツデータを符号化処理することで符号化データを生成し、記録部38がこの符号化データを記録媒体39に記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツを配信するコンテンツ配信システム、そのコンテンツを含むストリーム信号を送出するストリーム送出装置、そのストリーム信号を受信する受信装置、およびコンテンツ配信方法に関し、特に、ストリーム送出装置から映像や音声などのコンテンツデータを、ユーザからの配信要求に応じてストリーミング配信するシステムやコンテンツデータを放送するシステムであるコンテンツ配信システム、ストリーム送出装置、受信装置、およびコンテンツ配信方法に関する。
近年、ネットワークの高速化やパーソナルコンピュータ、デジタルテレビジョン受信機などの一般家庭への急速な普及により、リクエスト型の情報提供サービスなど各種マルチメディアサービスが広く実用化されている。とりわけ、デジタル放送システムやインターネットを利用したコンテンツ配信システムなどでは、映像や音声などのコンテンツデータをMPEG(Moving Picture Experts Group)などの規格に基づいて圧縮符号化し、圧縮符号化したコンテンツデータである符号化データの断片をパケットとし、パケットの集合をストリーム信号として伝送する形態が一般的となっている。また、このようなストリーム信号を受け取る側は、パソコン、セットトップボックス、携帯情報端末装置、または携帯電話などの情報機器として、ストリーム信号に含まれる符号化データを抽出し、抽出した符号化データに対して復号化処理を施すことで、コンテンツデータを復元する。
また、このようなストリーム信号を伝送する手法として、デジタル放送システムでは、トランスポートストリームと呼ばれるストリーム信号を伝送することでデジタル放送が行われる。また、インターネットを利用したコンテンツ配信システムなどにおいて、動画像データの配信では、通常、動画像ではリアルタイム性が要求されるため、受信側で正しい時間間隔で動画像を再生するような仕組みを盛り込んだストリーミング方式と呼ばれる方式が利用される。すなわち、インターネットなどネットワークを介して動画像などを配信する場合、コンテンツデータを上述のようにストリーム信号に変換し、このストリーム信号をストリーミング方式に基づき配信するストリーム配信システムが一般的に利用される。
一方、このようなデジタル技術を利用した各種情報機器において、情報をデジタル形式で記録するハードディスクや光ディスクなど記録媒体の大容量化がめざましく進展し、民生用の映像機器分野においても、例えばDVDレコーダなどと呼ばれる記録再生装置を利用して、ビデオデータのような大容量データを一般家庭で記録して扱うことが可能となっている。さらに、記録媒体の小型化もめざましく進展しており、例えば、SD(Secure Digital)メモリカードなどのメモリカードや電子カードを、携帯電話やデジタルカメラなどに装着し、映像や音声などのコンテンツデータを記録したり再生することも可能となっている。
このように、近年では一般家庭において、容易にデジタル化された映像や音声などのコンテンツデータが取得できるとともに、大容量のコンテンツデータを容易に記録することができる。
ところで、このような記録再生装置を用いてコンテンツデータを記録する場合には、通常コンテンツデータを圧縮符号化して記録するため、上述したような各圧縮符号化の方式に応じて規定される符号化レートや動き補償モードなどの各種符号化パラメータを設定する必要があった。しかし、これらのパラメータは符号化の対象であるコンテンツの内容により適切な値が異なり、しかも、その適切なパラメータの設定にはある種のノウハウが必要とされていたため、一般ユーザにとってはその取り扱いが複雑であった。
このため、従来、コンテンツの内容に応じた圧縮符号化処理を行い、ユーザに対する利便性の向上を図った記録再生装置に関する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、このような、コンテンツの内容に応じて圧縮符号化処理を行う従来の記録再生装置の構成図である。
図6に示すように、従来の記録再生装置は、記録媒体96に記録するための映像データが、まず付加情報抽出部91に供給される。付加情報抽出部91は、映像データを符号化部94に供給するとともに、映像データにそのコンテンツに関する情報が含まれている場合、その情報を抽出し、符号化制御部92に供給する。符号化制御部92には、また、映像データにそのコンテンツに関する情報が含まれていない場合など、直接、コンテンツに関する情報が供給されたり、あるいは、コンテンツに関する情報が記録モードなどとしてあらかじめ用意されておりユーザが入力部93を介して選択することで、符号化制御部92にコンテンツに関する情報が設定される。なお、コンテンツに関する情報とは、例えば、そのコンテンツのジャンルを示す情報などである。
符号化制御部92は、このようなコンテンツに関する情報を解析して、コンテンツごとに最適な圧縮符号化を行うように、映像データを圧縮符号化する際の符号化パラメータを自動的に設定する。設定された符号化パラメータは、符号化部94に供給される。符号化部94は、供給された符号化パラメータに基づき、付加情報抽出部91から供給された映像データに圧縮符号化処理を施し、得られた符号化データを記録部95に供給する。記録部95は、符号化データを記録媒体96に対して出力して記録する。
このような従来の記録再生装置の構成により、例えば、スポーツ番組のようなコンテンツに対しては、動きの激しい場面を含むと仮定して、動きベクトル探索範囲は広くし、符号化が難しい映像であるため、符号化レートは高めの値として圧縮符号化し記録する。また、例えば、ニュース番組のようなコンテンツに対しては、ニュースの内容が分かる程度の画質でよいという前提で、動きベクトル探索範囲は狭くし、符号化レートは低めとして圧縮符号化し記録する。
また、このような従来の記録再生装置は、例えば、記録するコンテンツデータの画像構造を自動的に解析して画像中のオブジェクトの登場期間や画面内の位置を検出するようにし、その検出結果に応じて最適な符号化パラメータを設定し、適応的に圧縮符号化するような構成も可能である。
以上のように、従来の記録再生装置は、複雑な符号化パラメータの設定をユーザに意識させることなく、内容や好みに応じた適切な画質で記録を行うことができる。
特開2000−287173号公報
しかしながら、上述した従来の記録再生装置は、各種符号化パラメータを切替えて圧縮符号化処理を行うような手法であるため、例えばスポーツ番組のような動きが激しく符号化が難しい映像まで処理が可能な符号化部を備えておく必要があった。このため、符号化部をハードウェアにより実現する場合、高価な圧縮符号化回路が必要となる。また、符号化部を、例えば符号化プログラムのようなソフトウェアにより実現することで、価格を抑えることが可能となるが、複雑なアルゴリズムまで対応できるプログラムを備えておく必要があり、プログラムを実行させるCPU(Central Processing Unit)の処理負荷が重くなるという課題があった。
すなわち、従来の記録再生装置において符号化処理をソフトウェアにより実現するような場合、実際には動きの少ない映像を記録する場合であっても、あらかじめ設定された複雑なアルゴリズムまで対応できるプログラムを利用して圧縮符号化処理を実行するため、例えば、圧縮符号化処理に必要以上の時間を要したり、実行プログラムを格納するメモリ領域が必要以上に大きくなったりする。
さらに、上述した従来の記録再生装置は、記録処理の前処理として、受け取ったコンテンツに関する情報を解析する解析処理なども必要となる。特に、例えば、記録するコンテンツデータの画像構造を自動的に解析し、その解析結果に応じて適応的に圧縮符号化することで、内容などの変化まで対応した記録を行うことが可能となるが、画像構造の自動解析にはオブジェクト探索処理など処理負荷の重い処理が必要となる。このように、符号化パラメータを決定する前処理の処理負荷が重くなることがあり、実際に記録を開始するまでの待ち時間が生じ、記録処理の処理時間が長くなるなどの課題があった。
上述したように、インターネットを利用したコンテンツ配信システムなどでは、リアルタイム性を重要視したストリーミング方式を利用して、コンテンツを配信することが一般的に行われる。このような、ストリーミング配信を利用してコンテンツデータを取得し、記録するような場合、従来の記録再生装置のような前処理を含めた符号化処理による処理負荷が、ストリーミング方式の特徴であるリアルタイム性へ大きく影響することとなる。すなわち、従来の記録再生装置では、ストリーミング配信を利用して所望のコンテンツを含むストリーム信号を受け取った時点で、まずそのコンテンツの解析処理やアルゴリズムを決定するための処理が必要である。このため、待ち時間が生じ、ユーザは即座に再生や録画ができず、リアルタイム性を欠いたレスポンスの遅いシステムとなる。
さらに、今日では、携帯電話などの携帯情報端末装置を利用して、このようなインターネットを介したコンテンツ配信サービスが可能であり、また地上波デジタル放送によるコンテンツの受信も可能となるとともに、メモリカードなどをこのような端末装置に装着しコンテンツデータを記録することも可能である。また、このような携帯情報端末装置は、持ち運ぶことを前提としているため、小型化、軽量化とともに低消費電力化が重要である。すなわち、インターネットや地上波デジタル放送を利用してコンテンツデータを受け取りメモリカードなどに記録するような機能を備えた携帯情報端末装置を実現しようとする場合、符号化処理など記録のための処理負荷をできるだけ低減し、低消費電力化を図ることがより重要となる。
以上のように、上述した従来の記録再生装置は、ユーザが意識することなく内容や好みに応じた適切な画質でコンテンツの記録を行うことができるが、複雑なアルゴリズムまで対応できるプログラムを備えておく必要があり、さらに、受け取ったコンテンツに関する情報を解析する処理や、符号化アルゴリズムを決定するための探索などの処理も必要であったため、処理負荷が重くなり、ストリーミング配信を利用してコンテンツデータを取得し、再生や記録するような場合、ストリーミングの特徴であるリアルタイム性への大きな負荷となるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、例えばストリーミング方式を利用してコンテンツを配信する場合やデジタル放送の場合であっても、受信側である受信装置での符号化処理の処理負荷を低減し、容易にリアルタイム符号化を可能とし、これによって、安価な受信装置の実現を可能とするとともに、即座に、かつ適切な画質でコンテンツの記録を可能としたコンテンツ配信システム、ストリーム送出装置、受信装置、およびコンテンツ配信方法を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明のストリーム配信システムは、映像や音声などのコンテンツデータを含むストリーム信号を送出するストリーム送出装置と、ストリーム送出装置から送出されたストリーム信号を受信し、受信したストリーム信号からコンテンツデータを復元し、復元したコンテンツデータに対して符号化し、符号化されたコンテンツデータである符号化データを記録媒体に記録する機能を有した受信装置とを具備する。また、ストリーム送出装置は、コンテンツデータに対して符号化処理を行うための複数種類の符号化パラメータを保持する符号化パラメータ保持部と、送出するコンテンツの属性に対応づけてコンテンツデータ、および符号化パラメータを管理するコンテンツ管理部と、符号化パラメータ保持部から、コンテンツ管理部の指示に応じた符号化パラメータを選択する選択部とを有する。また、受信装置は、設定された符号化パラメータを利用してコンテンツデータに対する符号化処理を行い、符号化処理されたコンテンツデータである符号化データを生成する符号化部と、符号化部により生成された符号化データを記録媒体に記録する記録部とを有する。さらに、ストリーム送出装置が受信装置に対して、コンテンツデータを含むストリーム信号を送出するとき、コンテンツ管理部は、送出するストリーム信号に含まれるコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータを符号化パラメータ保持部から選択するよう選択部に指示し、ストリーム送出装置が、コンテンツデータを含むストリーム信号と選択部で選択されたそのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータとを送出するとともに、受信装置は、ストリーム送出装置から送出されたコンテンツデータを含むストリーム信号とそのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータとを受信し、符号化部は、受信した符号化パラメータを利用して、受信したストリーム信号に含まれるコンテンツデータを符号化処理することで符号化データを生成し、記録部が、生成された符号化データを記録媒体に記録する構成である。
また、本発明のストリーム配信システムは、ストリーム送出装置と受信装置とがネットワークを介して通信接続され、ストリーム送出装置がネットワークを介して受信装置へと、コンテンツデータを含むストリーム信号とそのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータとを送出する構成である。
また、本発明のストリーム配信システムは、ストリーム送出装置が、さらに、ストリーム信号を送出する送信部を有し、受信装置が、さらに、ストリーム信号を受信する受信部を有し、さらに、ストリーム送出装置と受信装置とがネットワークを介して通信接続され、コンテンツデータを含むストリーム信号が、ストリーム送出装置の送信部から受信装置の受信部へと送出され、そのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータが、ネットワークを介してストリーム送出装置から受信装置へと送出される構成である。
また、本発明のストリーム送出装置は、映像や音声などのコンテンツデータを含むストリーム信号を受信装置に送出するストリーム送出装置であって、コンテンツデータに対して符号化処理を行うための複数種類の符号化パラメータを保持する符号化パラメータ保持部と、送出するコンテンツの属性に対応づけてコンテンツデータ、および符号化パラメータを管理するコンテンツ管理部と、符号化パラメータ保持部から、コンテンツ管理部の指示に応じてコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータを選択する選択部とを有し、受信装置に対して、コンテンツデータを含むストリーム信号を送出するとき、コンテンツデータを含むストリーム信号と選択部で選択されたそのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータとを送出する構成である。
また、本発明の受信装置は、受信したストリーム信号から映像や音声などのコンテンツデータを復元し、復元したコンテンツデータに対して符号化し、符号化されたコンテンツデータである符号化データを記録媒体に記録する機能を有した受信装置であって、受信した符号化パラメータを利用してコンテンツデータに対する符号化処理を行い、符号化処理されたコンテンツデータである符号化データを生成する符号化部と、符号化部により生成された符号化データを記録媒体に記録する記録部とを有した構成である。
また、本発明のコンテンツ配信方法は、設定する符号化パラメータに応じた符号化処理を実行する符号化部を備え、受け取ったコンテンツデータを符号化部により符号化して記録媒体に記録する機能を有した受信装置に対し、コンテンツデータを配信する方法であって、コンテンツデータに対して符号化処理を行うための複数種類の符号化パラメータを保持し、配信するコンテンツの属性に対応づけてコンテンツデータ、および符号化パラメータを管理し、受信装置に対して、コンテンツデータを配信するとき、配信するコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータを複数種類の符号化パラメータから選択し、選択した符号化パラメータを受信装置の符号化部に設定するようにその符号化パラメータを送出するとともに、配信するコンテンツデータを送出する構成である。
本発明のコンテンツ配信システムによれば、ストリーム送出装置は、受信装置に対して、コンテンツの属性に応じた符号化パラメータを送出し、受信装置は、ストリーム送出装置から受け取ったこの符号化パラメータを利用し、ストリーム信号から復元したコンテンツデータを符号化して記録媒体に記録する。このため、受信装置は、コンテンツに応じた符号化処理が可能となり、符号化処理の処理負荷を低減でき、ストリーム信号を受け取ると、即座に、コンテンツの属性に応じた記録のための符号化処理を実行し、記録媒体に記録することができる。
よって、本発明のコンテンツ配信システム、ストリーム送出装置、受信装置、およびコンテンツ配信方法によれば、例えば、ストリーミング方式を利用してコンテンツを配信する場合やデジタル放送の場合など、受信装置での符号化処理の処理負荷を低減し、安価な受信装置の実現を可能とするとともに、即座に、かつ適切な画質でコンテンツの記録を可能としたコンテンツ配信システム、ストリーム送出装置、受信装置、およびコンテンツ配信方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるコンテンツ配信システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態では、コンテンツをそのコンテンツデータを含むストリーム信号で配信するストリーム配信システムの一例を挙げて説明する。
図1に示すように、本実施の形態のコンテンツ配信システムであるストリーム配信システムは、コンテンツを提供するサービス提供者が所有するストリーム送出装置としてのストリーム配信サーバ装置(以下、配信サーバ装置と呼ぶ)10と、コンテンツを受け取るユーザが所有する受信装置としてのクライアント装置30とが、インターネットやCATVなどのネットワーク20を介して通信接続される構成である。
図1において、配信サーバ装置10は、ユーザの要望に応じて映像や音声などのコンテンツを、例えば番組ごとに提供するため、各コンテンツに対応したコンテンツデータを保持している。配信サーバ装置10は、これらコンテンツデータを圧縮符号化(以下、適宜、符号化と呼ぶ)し、符号化されたコンテンツデータである符号化データを含むストリーム信号を生成する。さらに、配信サーバ装置10は、生成したストリーム信号を、インターネットなどのネットワーク20を介し、クライアント装置30に対して、ストリーミング方式に基づきストリーミング配信する。
クライアント装置30は、配信サーバ装置10から配信されたストリーム信号を受信する装置である。クライアント装置30は、例えばユーザの操作により、配信サーバ装置10にコンテンツの配信要求を発行し、配信サーバ装置10から送信されるストリーム信号を受信する。さらに、クライアント装置30は、受信したストリーム信号から符号化データを復元し、復元した符号化データを復号化することで、配信サーバ装置10からのコンテンツデータを再生する。さらに、本実施の形態のクライアント装置30は、録画機能を備えたことを特徴とする。すなわち、クライアント装置30は、再生したコンテンツデータをさらに符号化し、符号化したコンテンツデータを記録媒体に記録するような機能を備えた構成である。
クライアント装置30は、具体的には、例えば、インターネットに接続され、またDVDやメモリカードのような記録媒体に記録する機能を備えたパーソナルコンピュータである。このパーソナルコンピュータが、インターネットを介したストリーミング配信を受け取り、ストリーミング配信から復元したコンテンツデータを、再エンコードしてDVDなどに記録するような形態である。
このように、本ストリーム配信システムは、送信側の配信サーバ装置10からネットワーク20を介して受信側のクライアント装置30へとストリーミング配信が行われ、受信側のユーザが所望のコンテンツをリアルタイムで視聴したり、録画したりするシステムである。以下、本実施の形態では、このようなストリーム配信システムの構成例を挙げて説明する。
配信サーバ装置10において、コンテンツデータベース(以下、コンテンツDBと呼ぶ)12は、映像や音声などのコンテンツに対応したコンテンツデータを蓄積する。このコンテンツデータは、例えば番組ごとなどの単位で、各単位を識別するような情報を含めて蓄積されている。すなわち、各単位のコンテンツデータは、例えば、映画、スポーツ、娯楽など、それぞれの番組で区分された画像データと音声データ、さらには画像、音声、文字、グラフィックス情報などを組み合わせたデータである。また、例えば、コンテンツID(IDentifier)とするような識別情報を利用することで、各単位でのコンテンツデータの検索や、抽出が可能である。コンテンツDB12から抽出されたコンテンツデータは、以下で説明する符号化部16に供給される。このように、コンテンツDB12は、サービス提供者が配信対象としている各単位ごとのコンテンツデータとして複数のコンテンツデータを蓄積しており、配信サーバ装置10は、このような単位でユーザが所望するコンテンツを配信する。
コンテンツ管理部19は、例えば番組単位でコンテンツDB12に蓄積された各コンテンツデータを管理する。また、コンテンツ管理テーブル191は、メモリなどで構成され、コンテンツDB12に蓄積された各コンテンツデータに対応づけて、それぞれのコンテンツの番組名、それぞれを識別するためのコンテンツID、それぞれの属性を示す属性情報とその属性を識別するための属性コードなどが記録されている。
図2は、このようなコンテンツ管理テーブル191の一例を示した図である。コンテンツ管理部19は、例えば、コンテンツDB12のコンテンツデータを出力する指示を受け取ると、図2に示すようなコンテンツ管理テーブル191を参照して、指示されたコンテンツデータが出力されるようコンテンツDB12を制御する。すなわち、コンテンツ管理部19が指示に応答して、コンテンツDB12から、例えば番組名「aaa」であるコンテンツ「S1」のコンテンツデータを抽出するような場合、まず、コンテンツ管理部19は、図2に示すようなコンテンツ管理テーブル191を参照して、コンテンツ「S1」のコンテンツデータを識別するためのコンテンツID「009」を取得する。コンテンツ管理部19は、この取得したコンテンツID「009」をコンテンツDB12に通知し、コンテンツID「009」に対応したコンテンツデータを出力するよう指示する。コンテンツDB12には、コンテンツIDで区分してそれぞれのコンテンツデータが蓄積されているため、コンテンツDB12からは、コンテンツID「009」に対応した所望のコンテンツ「S1」のコンテンツデータが出力される。
コンテンツ管理部19は、さらに、コンテンツ管理テーブル191を参照して、図2に示すような属性コードを、以下で説明する選択部14に通知する。属性コードは、各コンテンツの属性に対応づけて設定されたコードであり、その属性を識別するために利用される。図2では、スポーツ、ニュース、映画などのジャンルを示す属性とそのコンテンツの画質であるグレードを示す属性とを組み合わせた属性コードの一例を示している。コンテンツ管理部19は、例えば、コンテンツ「S1」のコンテンツデータを抽出するような場合、コンテンツDB12にコンテンツID「009」を通知するとともに、以下で説明する選択部14に対して、コンテンツ「S1」が高画質のスポーツ番組であることを示す属性コード「A」を通知する。
符号化部16は、コンテンツDB12から抽出されたコンテンツデータに対し、MPEG2やMPEG4などの圧縮符号化規格に基づいた符号化処理を施し、符号化されたコンテンツデータを符号化データとして出力する。また、符号化部16で生成された符号化データは、ストリーム生成部13に供給される。ストリーム生成部13は、供給された符号化データに対して、所定のデータ長でパケット化し、このようなパケットで構成されるストリーム信号を生成する。ストリーム生成部13は、生成したストリーム信号を、以下で説明する通信部15に供給する。
さらに、本実施の形態のストリーム配信システムでは、配信サーバ装置10が、メモリなどで構成されるパラメータテーブル11を備えている。パラメータテーブル11は、符号化パラメータ保持手段として機能し、複数の符号化処理にそれぞれ対応した符号化パラメータを保持する符号化パラメータ領域111を有している。すなわち、配信サーバ装置10は、クライアント装置30に対して録画のための複数の異なった符号化処理手段を提供するため、符号化パラメータ領域111に、このようなそれぞれの符号化処理に対応した符号化パラメータを保持している。
図3は、パラメータテーブル11に保持される符号化パラメータの一例を示した図である。図3では、符号化方式として近年提案されたH.264/AVC(Advanced Video Coding)と呼ばれる圧縮符号化方式の一例を示している。このH.264/AVCは、現在実用化されているMPEG−2やMPEG−4方式よりもさらに圧縮率を高めた方式であり、「1セグメント放送」と呼ばれる携帯端末向けの地上波デジタル放送や、高解像度の映像データをDVDに記録するためのHD(High Definition)_DVD規格に採用されることが決定されている。このH.264/AVCは、このような高圧縮率を達成するため、多くの機能が組み合わされている。このため、例えば、全ての機能を利用すると、高品質や高圧縮率の処理が可能となるが、処理負荷が非常に重くなる。逆に、一部の機能のみ利用すれば品質など低下するが軽い負荷で処理が可能となる。このように、H.264/AVCは、多くの機能を有しており、これらの機能に対するパラメータを設定することで、様々な符号化処理、および復号化処理が可能となる。図3は、H.264/AVCの符号化処理において、各機能に対する符号化パラメータの一例を示している。例えば、図3において、パラメータ項目のマクロブロックパターンは、動き補償における選択可能なマクロブロックのサイズを示しており、符号化パラメータと7種類のパターンが選択できる。パラメータテーブル11には、これら各種パラメータをコンテンツの属性に対応づけ、その属性に最適な符号化処理を行うように設定している。
選択部14は、コンテンツ管理部19から通知された属性コードに基づいて、パラメータテーブル11が保持する各符号化パラメータから符号化パラメータを選択し、抽出する。選択部14は、抽出した符号化パラメータを、データバッファ17に供給する。データバッファ17は、選択部14から供給された符号化パラメータを一時記憶するバッファである。データバッファ17に記憶された符号化パラメータは、所定のタイミングで、以下で説明する通信部15に供給される。すなわち、コンテンツ管理部19は、コンテンツDB12から抽出するコンテンツデータに対応した属性コードを選択部14に通知し、これによって、選択部14は、その抽出されるコンテンツデータに最適な符号化パラメータを選択し、このような符号化パラメータがデータバッファ17に記憶される。
通信部15は、ネットワーク20を介してデータやメッセージなどの送受信を行うことで、クライアント装置30などと通信を行う。通信部15は、例えば、クライアント装置30から送信されるユーザの配信要求などを受信し、以下で説明するサーバ制御部18に通知する。また、通信部15は、ユーザが要望するコンテンツのコンテンツデータを含んだストリーム信号、およびこのコンテンツに対応した符号化パラメータを、そのユーザが所有するクライアント装置30に対して送信する。
サーバ制御部18は、配信サーバ装置10における各処理を制御統括し、例えばCPU(Central Processing Unit)およびCPUを実行させるためのプログラムを記憶したメモリなどで構成される。サーバ制御部18は、例えば、クライアント装置30から送信されたユーザからの配信要求などを、通信部15を介して受け取り、配信要求情報などとして管理する。また、サーバ制御部18は、このような配信要求情報に基づき、配信要求に応じたコンテンツデータを含むストリーム信号、および符号化パラメータを配信データとして送信するよう、コンテンツ管理部19や通信部15を制御する。
以上のような配信サーバ装置10の構成により、コンテンツ管理部19は、コンテンツDB12から抽出するコンテンツデータの属性コードを選択部14に通知し、これによって、選択部14は抽出するコンテンツデータに最適な符号化パラメータを選択し、その符号化パラメータがデータバッファ17に一時記憶される。さらに、配信サーバ装置10からは、ストリーム生成部13で生成されたストリーム信号とともに、データバッファ17に一時記憶された符号化パラメータが送出される。例えば、対象のコンテンツが高画質のスポーツ番組である場合、データバッファ17には、高画質に適した量子化パターンとする符号化パラメータや、スポーツ番組に適した広い動きベクトル探索範囲の符号化パラメータが設定され、配信サーバ装置10からクライアント装置30に対して、スポーツ番組のコンテンツが配信されるとともに、そのスポーツ番組のように高画質かつ動きの多い映像を録画するのに適した符号化パラメータが送出される。
一方、ユーザが所有するクライアント装置30において、通信部35は、ネットワーク20を介したデータやメッセージなどの送受信を行うことで、配信サーバ装置10などと通信を行う。通信部35は、例えば、ユーザがサービス提供者に対してコンテンツの配信要求などを行うとき、ユーザ要求に基づくリクエスト情報などを、ネットワーク20を介して配信サーバ装置10に送信する。また、通信部35は、配信サーバ装置10から送信されるストリーム信号や符号化パラメータなどの配信データを受信する。
分離部33は、通信部35で受信した配信データから、配信データの内容に応じて、例えばストリーム信号、符号化パラメータなどを分離し、抽出する。また、分離部33は、受け取ったストリーム信号から、それぞれのパケットを抽出し、抽出したパケットに含まれる符号化データなどを復元する。復元した符号化データは、復号化部36に供給される。復号化部36は、供給された符号化データを再生データ、すなわち配信サーバ装置10から送出されたコンテンツデータへと復元する。これによって、配信サーバ装置10から送出されたコンテンツデータが復元される。復号化部36で復元されたコンテンツデータは、ユーザが要望した映像や音声などのコンテンツに対応するコンテンツデータであり、再生機能などにより映像や音声として再生される。
一方、分離部33で抽出された符号化パラメータは、パラメータ格納部31に供給される。パラメータ格納部31は、分離部33から供給された符号化パラメータを一時記憶する。パラメータ格納部31に一時記憶された符号化パラメータは、以下で説明する符号化部37に供給される。
上述したように、本実施の形態のクライアント装置30は、録画機能を備えており、この録画機能を実現するため、復号化部36で復元したコンテンツデータを、録画するための記録方式に基づき再度符号化し、符号化したコンテンツデータを記録部38により記録媒体39に記録する。
符号化部37は、復号化部36から供給された再生データに対して、パラメータ格納部31から供給された符号化パラメータを利用し、記録媒体39に記録する圧縮符号化方式に対応した符号化処理を行う。符号化部37は、このような符号化処理により、記録用符号化データを生成し、記録部38に供給する。記録部38は、供給された記録用符号化データを記録媒体39に出力し記録する。
このようにして、配信サーバ装置10から送出されたコンテンツデータが記録媒体39に記録され、配信されたコンテンツの録画が行われる。
また、クライアント制御部32は、クライアント装置30における各処理を制御統括し、例えばCPUおよびCPUを実行させるためのプログラムを記憶したメモリなどで構成される。
以上のような本実施の形態におけるストリーム配信システムの構成により、クライアント装置30において、配信されたストリーム信号からコンテンツデータを復元し、復元したコンテンツデータは、そのコンテンツの属性に適した符号化パラメータにより符号化されて記録媒体39に記録されることとなる。例えば、ユーザが図2で示した番組名「bbb」のニュースを配信要求した場合、符号化部37には番組名「bbb」であるコンテンツ「N1」のコンテンツデータが供給される。さらに、符号化部37には、上述したように、番組名「bbb」のコンテンツの属性に最適な符号化パラメータが設定される。
このように、符号化部37は、配信サーバ装置10から送出された符号化パラメータを利用して符号化処理を行い、この符号化処理で生成された記録用符号化データが記録媒体39に記録される。この符号化パラメータは、上述したように、ユーザが要望したコンテンツの属性に最適な符号化パラメータである。このため、符号化部37で実行される符号化処理も、処理するコンテンツデータのコンテンツの属性に最適な符号化処理が実行されることとなる。また、このような符号化処理に最適な符号化パラメータが配信サーバ装置10からコンテンツデータと組み合わせて送出される。よって、クライアント装置30は、受け取った符号化パラメータを、単に符号化部37に設定するのみでよく、またその符号化パラメータによる符号化処理はコンテンツに応じた処理負荷となるため、符号化処理の処理負荷を低減でき、その結果、即座に、かつ適切な画質でコンテンツを記録することが可能となる。
図4は、本ストリーム配信システムにおける、各装置間の処理の流れを示す処理シーケンス図である。以下、以上のように構成された本ストリーム配信システムの詳細な動作について、図4の処理シーケンス図に示す流れを参照しながら説明する。また、ここでは、ユーザがクライアント装置30からコンテンツの配信予約を行い、サービス提供者の所有する配信サーバ装置10から予約などリクエストされたコンテンツがそのユーザのクライアント装置30に配信されるコンテンツ配信方法の例を挙げて説明する。
まず、図4の処理S100で示すように、ユーザは、クライアント装置30を利用して、配信サーバ装置10に対し、サービス提供者が所有するコンテンツの一覧表を要求する。配信サーバ装置10は、この要求を受け取るとともに、図4の処理S101で示すように、配信サーバ装置10のコンテンツDB12などに蓄積されたコンテンツの一覧表を、ユーザの使用するクライアント装置30に送出する。
次に、クライアント装置30がこの一覧表を受け取るとともに、ユーザは、受け取った一覧表を参照し、一覧表に表示されるこれらコンテンツのうち、ユーザが配信を希望するコンテンツの種類、および配信を希望する日時などの情報(以下、リクエスト情報と呼ぶ)をクライアント装置30に入力する。このようなリクエスト情報が、ネットワーク20を介して配信サーバ装置10のサーバ制御部18に通知される。これにより、図4の処理S102で示すように、コンテンツ配信の予約が行われる。配信サーバ装置10において、サーバ制御部18は、受け取ったリクエスト情報に基づき配信要求情報を作成し、予約されたコンテンツのコンテンツIDなどとともにこの配信要求情報をメモリなどに記録する。
さらに、配信サーバ装置10において、サーバ制御部18は、各配信要求情報を参照してコンテンツの配信時刻を監視する。サーバ制御部18は、例えば配信時刻の10分前というように、その配信時刻の所定の時間前になると、該当する配信要求情報欄からそのコンテンツIDを読み出し、コンテンツ管理部19に通知するとともに、そのコンテンツIDに対応した符号化パラメータを抽出するよう指示する。コンテンツ管理部19は、この指示に応答して、図4の処理S103で示すように、指示された符号化パラメータをデータバッファ17に格納するための処理を行う。すなわち、例えば、ユーザが、図2で示す番組名「bbb」のニュースを配信要求したとすると、サーバ制御部18は、コンテンツ管理部19にコンテンツID「099」を通知する。コンテンツ管理部19は、コンテンツ管理テーブル191を参照し、通知されたコンテンツID「099」に対応した属性コード「B」を抽出する。さらに、コンテンツ管理部19は、抽出した属性コード「B」を選択部14に通知する。選択部14は、この属性コード「B」に基づき、パラメータテーブル11が保持する各符号化パラメータから、属性コード「B」に対応した符号化パラメータを抽出し、データバッファ17に供給する。これにより、ユーザが配信要求した番組名「bbb」のコンテンツの属性、すなわち低画質のニュースに適した符号化パラメータがデータバッファ17に設定される。
次に、配信サーバ装置10において、サーバ制御部18が、通信部15に対して、データバッファ17に記憶された符号化パラメータをクライアント装置30に送出するよう指示する。これによって、図4の処理S104で示すように、ダウンロード方式に基づき、配信サーバ装置10からクライアント装置30に、符号化パラメータがダウンロードされる。すなわち、例えば、ユーザが図2で示す番組名「bbb」のニュースを配信要求した場合、上述したようにデータバッファ17には、属性コード「B」に対応した符号化パラメータが一時記憶されているため、この符号化パラメータがクライアント装置30にダウンロードされる。
また、クライアント装置30において、分離部33は、配信サーバ装置10からダウンロードされた符号化パラメータを抽出し、パラメータ格納部31に供給し、図4の処理S105で示すように、パラメータ格納部31がこの符号化パラメータを一時記憶する。これによって、例えば、配信サーバ装置10から属性コード「B」に対応した符号化パラメータがダウンロードされた場合、パラメータ格納部31には、この属性コード「B」に対応した符号化パラメータが格納される。
次に、配信サーバ装置10において、サーバ制御部18は、各配信要求情報を参照してコンテンツの配信時刻を監視する。サーバ制御部18は、その配信時刻になると、該当する配信要求情報欄からそのコンテンツIDを読み出し、コンテンツ管理部19に通知するとともに、コンテンツDB12からそのコンテンツIDに対応したコンテンツを抽出するよう指示する。
コンテンツ管理部19は、サーバ制御部18からの指示に応答して、図4の処理S106で示すように、コンテンツDB12からそのコンテンツIDに対応したコンテンツデータを抽出するための処理を行う。すなわち、ユーザが番組名「bbb」のニュースを配信要求した場合、コンテンツ管理部19は、サーバ制御部18からのコンテンツID「099」をコンテンツDB12に通知する。これによって、コンテンツDB12からコンテンツID「099」に対応したコンテンツ「N1」のコンテンツデータが符号化部16に供給される。さらに、符号化部16により、ユーザが配信要求した番組名「bbb」のコンテンツデータに対する符号化処理が実行される。符号化部16により生成された符号化データは、ストリーム生成部13に供給される。ストリーム生成部13は、符号化部16からの符号化データをパケット化し、符号化データを含むストリーム信号を生成する。
配信サーバ装置10は、このようにして生成したストリーム信号を、図4の処理S107で示すように、クライアント装置30へと送出する。このようにして、ユーザが希望したコンテンツのストリーミング配信が開始される。
クライアント装置30は、配信サーバ装置10から送出されたストリーム信号を受信し、受信したストリーム信号に含まれる符号化データを復号化し、これによって、図4の処理S108で示すように、配信サーバ装置10から送出されたコンテンツデータが復元される。
さらに、クライアント装置30において、復元されたコンテンツデータの録画処理が実行される。
このような録画処理を実行するため、クライアント装置30において、符号化部37は、図4の処理S109で示すように、ダウンロードによりパラメータ格納部31に格納された符号化パラメータを利用して、復号化部36から供給されたコンテンツデータに対して符号化処理を行う。符号化部37は、このような符号化処理により、記録用符号化データを生成し、記録部38に供給する。記録部38は、図4の処理S110で示すように、供給された記録用符号化データを記録媒体39に出力し記録する。すなわち、例えば、ユーザが図2で示した番組名「bbb」のニュースを配信要求した場合、クライアント装置30の符号化部37には、再生した番組名「bbb」のコンテンツデータが供給される。一方、パラメータ格納部31には、上述したように、番組名「bbb」であるコンテンツ「N1」の属性に最適な符号化パラメータが設定されている。このため、符号化部37で実行される符号化処理も、記録するコンテンツデータのコンテンツの属性に最適な符号化処理が施されて、ストリーミング配信されたコンテンツデータが記録媒体39に記録されることとなる。
特に、上記例のように、番組名「bbb」のニュースを録画するような場合、このようなニュース番組は、例えば番組名「aaa」の高画質のスポーツ番組に比べて、低画質のニュースに適した符号化処理、すなわち、例えば、動きベクトル探索範囲は狭くし、符号化レートは低めとするような符号化処理でよいため、処理負荷を低減することができる。
なお、以上、図4を参照して説明した本ストリーム配信システムの処理では、コンテンツ管理部19が、送出するコンテンツを番組単位で区分し、番組ごとのコンテンツの属性に対応づけてコンテンツデータ、および符号化パラメータを管理し、あらかじめ、その番組に対応した符号化パラメータをクライアント装置30にダウンロードしておき、その後、ストリーム信号を配信するような一例を挙げて説明したが、例えば、配信するコンテンツの時間変化に応じてその時々の最適な符号化処理を実行しながら録画するような構成も可能である。すなわち、配信サーバ装置10において、例えば、コンテンツ管理テーブル191に、それぞれのコンテンツの時間ごとに変化する属性コードを記録することで、コンテンツ管理部19が、送出するコンテンツを、さらに所定の期間単位で区分し、所定の期間ごとのコンテンツの属性に対応づけてコンテンツデータ、および符号化パラメータを管理する。さらに、コンテンツ管理部19がその所定の期間ごとの属性コードを選択部14に通知し、その時間ごとの符号化パラメータをデータバッファ17に格納し、そのコンテンツのコンテンツデータを含むストリーム信号を送出するとともに、その時間ごとに選択した符号化パラメータをクライアント装置30も送出する。一方、クライアント装置30は、このような符号化パラメータを受け取るたびにパラメータ格納部31に格納し、受け取った符号化パラメータを用いてコンテンツデータを符号化し記録媒体39に記録する。これにより、配信するコンテンツの時間変化に応じてその時々の最適な符号化処理を実行しながら録画可能となるため、より細かく処理負荷を制御できることとなる。
また、このような処理を実行するため、配信サーバ装置10が、送出するコンテンツデータを含むストリーム信号に、さらに、そのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータを含めて、ストリーム信号を送出するような構成であってもよい。なお、番組ごとに符号化パラメータを送出する場合も、ストリーム信号にその符号化パラメータを含めて送出してもよい。
このように、クライアント装置30が、配信サーバ装置10から送出されたコンテンツデータとそのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータとを含むストリーム信号を受信し、符号化部37が、受信したストリーム信号に含まれる符号化パラメータを利用して、リアルタイムで、受信したストリーム信号に含まれるコンテンツデータを符号化処理し、符号化データを生成するような構成であってもよい。
また、図4で示した各処理を実行することで、コンテンツデータに対して符号化処理を行うための複数種類の符号化パラメータを保持し、配信するコンテンツの属性に対応づけてコンテンツデータおよび符号化パラメータを管理し、クライアント装置30に対して、コンテンツデータを配信するとき、配信するコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータを複数種類の符号化パラメータから選択し、選択した符号化パラメータをクライアント装置30の符号化部37に設定するようにその符号化パラメータを送出するとともに、配信するコンテンツデータを送出するようなコンテンツ配信方法を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態のストリーム配信システムは、配信サーバ装置10において、コンテンツデータのコンテンツの属性に関した属性コードに対応づけた符号化処理を行うための複数種類の符号化パラメータを保持する符号化パラメータ保持部としてのパラメータテーブル11を有し、また、クライアント装置30において、符号化パラメータを設定することで、コンテンツデータに対して符号化し、符号化されたコンテンツデータである符号化データを生成する符号化部37を有している。さらに、本実施の形態のストリーム配信システムは、配信サーバ装置10からクライアント装置30に対して、コンテンツデータを含むストリーム信号と、そのコンテンツデータのコンテンツの属性に関した属性コードに対応づけた符号化パラメータとを送信する。クライアント装置30は、配信サーバ装置10から受信した符号化パラメータを、パラメータ格納部31に記憶するとともに符号化部37に設定し、配信サーバ装置10から受信したストリーム信号に含まれるコンテンツデータを符号化部37により符号化することで記録するための符号化データを生成し、生成した符号化データを記録媒体39に記録する。
このため、クライアント装置30において、コンテンツデータを取得し、記録媒体39に記録する場合、そのコンテンツの解析処理や符号化のアルゴリズムを決定するための処理などは必要なく、符号化部37で実行される符号化処理は、記録するコンテンツデータのコンテンツの属性に最適、かつその属性に応じた処理負荷で符号化処理が実行されることとなる。よって、本発明のストリーム配信システム、ストリーム配信サーバ装置、およびクライアント装置によれば、ストリーミング方式を利用してコンテンツを配信する場合など、受信側のクライアント装置での符号化処理の処理負荷を低減し、安価なクライアント装置の実現を可能とするとともに、即座に、かつ適切な画質でコンテンツの記録をすることが可能となる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2におけるコンテンツ配信システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態では、コンテンツをそのコンテンツデータを含むトランスポートストリームで送出する放送システムの一例を挙げて説明する。
図5に示すように、本実施の形態のコンテンツ配信システムとしての放送システムは、放送番組としてのコンテンツを提供する放送事業者が所有するストリーム送出装置としての放送装置40とコンテンツを受け取るユーザが所有する受信装置50とで構成され、さらに放送装置40と受信装置50とはネットワーク20を介して通信接続されている。図5では、放送システムとして、デジタル放送システムの一例を挙げており、放送装置40からは、圧縮符号化したコンテンツデータを多重化したトランスポートストリームが放送電波に重畳され送出される。また、受信装置50は、この放送電波を受信し、放送装置40からのコンテンツデータを復元する。さらに、放送装置40と受信装置50とは通信接続されているため、例えば、受信装置50から放送装置40に対してリクエスト情報を送ったり、放送装置40から受信装置50に対して番組情報を提供したりすることが可能である。
以下、本実施の形態では、このような放送システムの構成例を挙げてその構成および動作について説明する。なお、図5において、図1と同じ構成要素については同一の符号を付しており詳細な説明は省略する。
放送装置40において、コンテンツデータベース(以下、コンテンツDBと呼ぶ)12には、放送するためのコンテンツデータが番組ごとにコンテンツIDで区分され、蓄積されている。コンテンツ管理部19は、コンテンツ管理テーブル191を参照しながら、放送スケジュールにあわせて所定のコンテンツデータを出力するようコンテンツDB12を制御する。コンテンツDB12から出力されたコンテンツデータは、符号化部16により、例えば、衛星によるデジタル放送ではMPEG−2方式、携帯端末向け地上波デジタル放送ではH.264/AVC方式のように、その放送にて規定された圧縮符号化方式で符号化処理が行われる。符号化部16で符号化されたコンテンツデータは、ストリーム生成部13により所定のデータ長にパケット化され、このようなパケットで構成されるストリーム信号が生成される。多重化部41には、ストリーム生成部13で生成されたストリーム信号とともに、デジタル放送における制御情報データや番組情報データなどが供給され、多重化部41がこれらデータを多重化し、トランスポートストリームを生成する。送信部42は、トランスポートストリームを放送電波に重畳し、この放送電波を送出する。このようにして、デジタル放送が行われる。
また、コンテンツ管理部19は、実施の形態1と同様に、図2に示したようなコンテンツ管理テーブル191を参照しながら属性コードなどを利用して、受信装置50に対しての録画のための複数の異なった符号化パラメータをも管理している。すなわち、実施の形態1と同様に、放送装置40は、符号化パラメータ領域111に複数種類の符号化処理に対応した符号化パラメータを保持するパラメータテーブル11を有し、さらに、コンテンツ管理部19からの指示に応じた符号化パラメータをパラメータテーブル11から選択し、抽出する選択部14と、選択部14で抽出された符号化パラメータを一時記憶するデータバッファ17とを有している。
また、上述したように、本放送システムでは、ネットワーク20を介して放送装置40と受信装置50とが通信接続されている。このように受信装置50と通信するため、放送装置40は通信部15を備えており、通信部15は、ネットワーク20を介してデータやメッセージなどの送受信を行うことで受信装置50などと通信を行う。また、放送装置制御部418は、放送装置40における各処理を制御統括し、例えば、受信装置50から放送装置40に対してリクエスト情報が送られると、通信部15がこのリクエスト情報を受信し、このリクエスト情報を放送装置制御部418に通知する。放送装置制御部418は、このリクエスト情報を解析し、その解析結果に応じた制御を行う。
一方、ユーザが所有する受信装置50において、受信部52は、放送装置40から送出された放送電波を受信し、トランスポートストリームを復元する。分離部33は、受信部52で復元したトランスポートストリームから、例えばストリーム信号、番組情報データなどを分離し、抽出する。分離部33は、抽出したストリーム信号から、さらにそれぞれのパケットを抽出し、抽出したパケットに含まれる符号化データなどを復元する。復号化部36は、復元された符号化データを再生データ、すなわち放送装置40から送出されたコンテンツデータへと復元する。これによって、放送装置40から送出されたコンテンツデータが復元される。復号化部36で復元されたコンテンツデータは、ユーザがチャンネル設定などで選択した番組のコンテンツに対応するコンテンツデータであり、再生機能などにより映像や音声として再生される。
また、受信装置50において、通信部35は、ネットワーク20を介したデータやメッセージなどの送受信を行うことで、放送装置40などと通信を行う。また、受信装置制御部532は、受信装置50における各処理を制御統括する。
例えば、ユーザが放送事業者に対して番組情報や符号化パラメータなどの配信要求などを行うとき、受信装置制御部532が配信要求などを行うよう通信部35を制御し、通信部35は、その制御に応じて、ユーザ要求に基づくリクエスト情報などを、ネットワーク20を介して放送装置40に送信する。また、通信部35は、放送装置40から送信される符号化パラメータなどの配信データを受信する。
通信部35が放送装置40からの符号化データを受け取ると、この符号化パラメータは、パラメータ格納部31に一時記憶され、一時記憶された符号化パラメータは、符号化部37に供給される。実施の形態1と同様に、受信装置50は、録画機能を備えており、この録画機能を実現するため、復号化部36で復元したコンテンツデータを、録画するための記録方式に基づき再度符号化し、符号化したコンテンツデータを記録部38により記録媒体39に記録する。このとき、符号化部37は、再生データに対して、パラメータ格納部31から供給された符号化パラメータを利用し、記録媒体39に記録する圧縮符号化方式に対応した符号化処理を行い、記録用符号化データを生成し、記録部38に供給する。記録部38は、供給された記録用符号化データを記録媒体39に出力し記録する。このようにして、放送装置40から送出されたコンテンツデータが記録媒体39に記録され、放送されたコンテンツの録画が行われる。
以上のような本放送システムの構成により、例えば、ユーザが受信装置50に対して、録画予約を行うとともに、その録画に適した符号化パラメータの配信を要求するよう指示すると、このようなリクエスト情報が、ネットワーク20を介して放送装置制御部418に通知され、録画する番組の符号化に最適な符号化パラメータの配信の予約が行われる。放送装置制御部418は、この配信の予約に基づき、例えば該当する配信要求情報欄からそのコンテンツIDを読み出し、コンテンツ管理部19に通知するとともに、そのコンテンツIDに対応した符号化パラメータを抽出するよう指示する。コンテンツ管理部19は、この指示に応答して、指示された符号化パラメータをデータバッファ17に格納するため、コンテンツ管理テーブル191を参照してそのコンテンツの属性コードを抽出する。さらに、コンテンツ管理部19は、抽出した属性コードを選択部14に通知し、これにより、選択部14はユーザが録画するコンテンツに最適な符号化パラメータを選択し、選択された符号化パラメータがデータバッファ17に格納されることとなる。さらに、データバッファ17に格納された符号化パラメータが、通信部15から受信装置50に送出される。受信装置50において、通信部35は、送出された符号化パラメータを受け取り、この符号化パラメータがパラメータ格納部31に格納される。
このように、放送番組を受信し、受信した番組のコンテンツデータを録画しようとするとき、所望の番組を受信するのに先立って、所望の番組を録画するのに最適な符号化処理を実行する符号化パラメータが符号化部37に設定されることとなる。この後、ユーザが所望する番組の放送が開始されると、符号化部37はその番組に最適な符号化処理を実行して記録用符号化データを生成し、記録部38により記録媒体39に記録される。
なお、放送装置40と受信装置50とが通信接続されたネットワーク20において、それぞれが無線通信接続されていてもよい。すなわち、受信装置50は、放送装置40と無線通信接続された、例えば携帯電話などの移動体を対象とした通信端末装置であり、符号化パラメータをこのように無線通信接続されたネットワークを介して受信するような形態であってもよい。
以上説明したように、本実施の形態の放送システムは、放送装置40において、コンテンツデータのコンテンツの属性に関した属性コードに対応づけた符号化処理を行うための複数種類の符号化パラメータを保持する符号化パラメータ保持部としてのパラメータテーブル11を有し、また、受信装置50において、符号化パラメータを設定することで、コンテンツデータに対して符号化し、符号化されたコンテンツデータである符号化データを生成する符号化部37を有している。さらに、本実施の形態の放送システムは、放送装置40から受信装置50に対して、放送される番組のコンテンツデータのコンテンツの属性に関する属性コードに対応づけた符号化パラメータを、ネットワーク20を介して送出する。受信装置50は、放送装置40から受信した符号化パラメータを、パラメータ格納部31に記憶するとともに、符号化部37に設定し、放送装置40から受信した番組のコンテンツデータを符号化部37により符号化することで、記録するための符号化データを生成し、生成した符号化データを記録媒体39に記録する。
このため、受信装置50において、コンテンツデータを取得し、記録媒体39に記録する場合、そのコンテンツの解析処理や符号化のアルゴリズムを決定するための処理などは必要なく、符号化部37で実行される符号化処理は、記録するコンテンツデータのコンテンツの属性に最適、かつその属性に応じた処理負荷で符号化処理が実行されることとなる。よって、本発明のコンテンツ配信システム、ストリーム送出装置、受信装置、およびコンテンツ配信方法によれば、デジタル放送の場合など、受信装置での符号化処理の処理負荷を低減し、安価な受信装置の実現を可能とするとともに、即座に、かつ適切な画質でコンテンツの記録をすることが可能となる。
本発明は、例えば、放送を行う放送システム、ストリーミング方式を利用して映像や音声などのコンテンツをリアルタイム配信するシステムや配信サーバ装置などに利用することが可能である。
本発明の実施の形態1におけるコンテンツ配信システムの構成を示すブロック図 コンテンツ管理テーブルの一例を示した図 符号化パラメータの一例を示した図 各装置間の処理の流れを示す処理シーケンス図 本発明の実施の形態2におけるコンテンツ配信システムの構成を示すブロック図 従来の記録再生装置の構成図
符号の説明
10 配信サーバ装置
11 パラメータテーブル
12 コンテンツDB
13 ストリーム生成部
14 選択部
15 通信部
16 符号化部
17 データバッファ
18 サーバ制御部
19 コンテンツ管理部
20 ネットワーク
30 クライアント装置
31 パラメータ格納部
32 クライアント制御部
33 分離部
35 通信部
36 復号化部
37 符号化部
38 記録部
39 記録媒体
40 放送装置
41 多重化部
42 送信部
50 受信装置
52 受信部
91 付加情報抽出部
92 符号化制御部
93 入力部
94 符号化部
95 記録部
96 記録媒体
111 符号化パラメータ領域
191 コンテンツ管理テーブル
418 放送装置制御部
532 受信装置制御部

Claims (14)

  1. 映像や音声などのコンテンツデータを含むストリーム信号を送出するストリーム送出装置と、前記ストリーム送出装置から送出された前記ストリーム信号を受信し、前記受信したストリーム信号から前記コンテンツデータを復元し、前記復元したコンテンツデータに対して符号化し、前記符号化されたコンテンツデータである符号化データを記録媒体に記録する機能を有した受信装置とを具備し、
    前記ストリーム送出装置は、
    コンテンツデータに対して符号化処理を行うための複数種類の符号化パラメータを保持する符号化パラメータ保持部と、
    送出するコンテンツの属性に対応づけてコンテンツデータ、および前記符号化パラメータを管理するコンテンツ管理部と、
    前記符号化パラメータ保持部から、前記コンテンツ管理部の指示に応じた符号化パラメータを選択する選択部とを有し、
    前記受信装置は、
    設定された符号化パラメータを利用してコンテンツデータに対する符号化処理を行い、前記符号化処理されたコンテンツデータである符号化データを生成する符号化部と、
    前記符号化部により生成された符号化データを記録媒体に記録する記録部とを有し、
    前記ストリーム送出装置が前記受信装置に対して、前記コンテンツデータを含むストリーム信号を送出するとき、
    前記コンテンツ管理部は、前記送出するストリーム信号に含まれるコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータを前記符号化パラメータ保持部から選択するよう前記選択部に指示し、前記ストリーム送出装置が、前記コンテンツデータを含むストリーム信号と前記選択部で選択されたそのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータとを送出するとともに、
    前記受信装置は、前記ストリーム送出装置から送出された前記コンテンツデータを含むストリーム信号とそのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータとを受信し、
    前記符号化部は、前記受信した符号化パラメータを利用して、前記受信したストリーム信号に含まれるコンテンツデータを符号化処理することで符号化データを生成し、
    前記記録部が、前記生成された符号化データを記録媒体に記録することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  2. 前記コンテンツ管理部は、送出するコンテンツを番組単位で区分し、前記番組ごとのコンテンツの属性に対応づけて前記コンテンツデータ、および前記符号化パラメータを管理することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ配信システム。
  3. 前記コンテンツの属性は、前記コンテンツのジャンルを含めた属性であることを特徴とする請求項2記載のコンテンツ配信システム。
  4. 前記コンテンツ管理部は、送出するコンテンツを、さらに、所定の期間単位で区分し、前記所定の期間ごとのコンテンツの属性に対応づけて前記コンテンツデータ、および前記符号化パラメータを管理することを特徴とする請求項2記載のコンテンツ配信システム。
  5. 前記ストリーム送出装置と受信装置とはネットワークを介して通信接続され、前記ストリーム送出装置は前記ネットワークを介して前記受信装置へと、前記コンテンツデータを含むストリーム信号とそのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータとを送出することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のコンテンツ配信システム。
  6. 前記ストリーム送出装置は、前記ストリーム信号を、リアルタイムで配信するストリーミング方式により前記受信装置に送出することを特徴とする請求項5記載のコンテンツ配信システム。
  7. 前記ストリーム送出装置は、前記符号化パラメータを、ダウンロード方式により前記受信装置に送出することを特徴とする請求項6記載のコンテンツ配信システム。
  8. 前記ストリーム送出装置は、送出する前記コンテンツデータを含むストリーム信号に、さらに、そのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータを含めて、前記ストリーム信号を送出することを特徴とする請求項5記載のコンテンツ配信システム。
  9. 前記受信装置は、前記ストリーム送出装置から送出された前記コンテンツデータとそのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した前記符号化パラメータとを含むストリーム信号を受信し、前記符号化部は、前記受信したストリーム信号に含まれる符号化パラメータを利用して、リアルタイムで、前記受信したストリーム信号に含まれるコンテンツデータを符号化処理し、前記符号化データを生成することを特徴とする請求項8記載のコンテンツ配信システム。
  10. 前記ストリーム送出装置は、さらに、前記ストリーム信号を送出する送信部を有し、
    前記受信装置は、さらに、前記ストリーム信号を受信する受信部を有し、
    さらに、前記ストリーム送出装置と受信装置とはネットワークを介して通信接続され、
    前記コンテンツデータを含むストリーム信号は、前記ストリーム送出装置の送信部から前記受信装置の受信部へと送出され、そのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータは、前記ネットワークを介して前記ストリーム送出装置から前記受信装置へと送出されることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のコンテンツ配信システム。
  11. 前記受信装置は、前記ストリーム送出装置と無線通信接続された、移動体を対象とした通信端末装置であり、符号化パラメータを無線通信接続されたネットワークを介して受信することを特徴とする請求項10記載のコンテンツ配信システム。
  12. 映像や音声などのコンテンツデータを含むストリーム信号を受信装置に送出するストリーム送出装置であって、
    コンテンツデータに対して符号化処理を行うための複数種類の符号化パラメータを保持する符号化パラメータ保持部と、
    送出するコンテンツの属性に対応づけてコンテンツデータ、および前記符号化パラメータを管理するコンテンツ管理部と、
    前記符号化パラメータ保持部から、前記コンテンツ管理部の指示に応じてコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータを選択する選択部とを有し、
    前記受信装置に対して、前記コンテンツデータを含むストリーム信号を送出するとき、前記コンテンツデータを含むストリーム信号と前記選択部で選択されたそのコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータとを送出することを特徴とするストリーム送出装置。
  13. 受信したストリーム信号から映像や音声などのコンテンツデータを復元し、前記復元したコンテンツデータに対して符号化し、前記符号化されたコンテンツデータである符号化データを記録媒体に記録する機能を有した受信装置であって、
    受信した符号化パラメータを利用してコンテンツデータに対する符号化処理を行い、前記符号化処理されたコンテンツデータである符号化データを生成する符号化部と、
    前記符号化部により生成された符号化データを記録媒体に記録する記録部とを有したことを特徴とする受信装置。
  14. 設定する符号化パラメータに応じた符号化処理を実行する符号化部を備え、受け取ったコンテンツデータを前記符号化部により符号化して記録媒体に記録する機能を有した受信装置に対し、前記コンテンツデータを配信する方法であって、
    コンテンツデータに対して符号化処理を行うための複数種類の符号化パラメータを保持し、
    配信するコンテンツの属性に対応づけて前記コンテンツデータ、および前記符号化パラメータを管理し、
    前記受信装置に対して、前記コンテンツデータを配信するとき、
    前記配信するコンテンツデータのコンテンツの属性に対応した符号化パラメータを前記複数種類の符号化パラメータから選択し、前記選択した符号化パラメータを前記受信装置の符号化部に設定するようにその符号化パラメータを送出するとともに、前記配信するコンテンツデータを送出することを特徴とするコンテンツ配信方法。
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