JP2007121075A - Multi-hands watch and standard time radio-controlled multi-hands watch - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、時間を計測するクロノグラフ機能を備えた多針時計および標準時刻電波受信型多針時計に関する。 The present invention relates to a multi-hand timepiece having a chronograph function for measuring time and a standard time radio wave receiving type multi-hand timepiece.
従来、クロノグラフ機能を備えた多針時計においては、特許文献1に記載されているように、輪列ブロックを時刻系輪列とクロノグラフ系輪列とに分け、時刻系輪列を地板と輪列受との間に配置し、クロノグラフ系輪列を輪列受とクロノ受との間に配置することにより、輪列ブロックを上下に重ねた2層構造にし、この2層構造の輪列ブロックに電源である自動巻発電用輪列を更に重ねて搭載した構成になっている。
しかしながら、このような従来の多針時計では、時刻系輪列、クロノグラフ系輪列、および自動巻発電用輪列を順次積層させているため、時計全体の厚みが厚くなるばかりか、組立時には、まず、時刻系輪列を組み立て、この後、時刻系輪列にクロノグラフ系輪列を組み付けた上、更に自動巻発電用輪列を組み付けなければならないため、組立作業が煩雑で、生産性が悪いという問題がある。特に、このような多針時計では、回路基板を組み込む場合、回路基板を複数に分割しなければ、回路基板をスペース的に効率良く組み込むことができないため、回路基板の製作が面倒で、その組立作業も煩雑になるという問題もある。 However, in such a conventional multi-hand timepiece, the time series train wheel train, the chronograph train wheel train, and the self-winding power train wheel train are sequentially laminated. First, the time train wheel is assembled, then the chronograph train wheel is assembled to the time train wheel, and then the automatic power train wheel train must be assembled. There is a problem that is bad. In particular, in such a multi-hand timepiece, when a circuit board is incorporated, the circuit board cannot be efficiently incorporated in a space unless the circuit board is divided into a plurality of parts. There is also a problem that the work becomes complicated.
この発明が解決しようとする課題は、回路基板を分割せず、組立作業性が良く、時計全体の薄型化を図ることができる多針時計および標準時刻電波受信型多針時計を提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to provide a multi-hand timepiece and a standard time radio wave reception type multi-hand timepiece that do not divide the circuit board, have good assembling workability, and can reduce the thickness of the entire timepiece. is there.
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
In order to solve the above problems, the present invention includes the following components.
In addition, the reference numerals of the drawings attached to the respective components described in the section of the embodiment described later are attached to the respective components together with parentheses.
請求項1に記載の発明は、図1〜図22に示すように、複数の指針をそれぞれ運針する複数組の輪列(3針用輪列15、2針用輪列16、秒針専用輪列17、日車用輪列18)を平面的に配列したクロノグラフ機能を有する輪列ブロック(6)と、この輪列ブロックを駆動するための回路基板(7)とを重ねて配置し、前記輪列ブロックと前記回路基板とを重ねた厚みの範囲内において、アンテナ(8)と電池(9)とを前記輪列ブロックと前記回路基板との側方部にそれぞれ配置したことを特徴とする多針時計である。
As shown in FIGS. 1 to 22, the invention described in
請求項2に記載の発明は、図1〜図22に示すように、前記輪列ブロック(6)が、秒針(15a)、分針(15b)、時針(15c)の3針を同一軸上に配置して第1、第2パルスモータ(21、22)で運針する3針用輪列(15)と、分針(16a)、時針(16b)の2針を同一軸上に配置して第3パルスモータ(23)で運針する2針用輪列(16)と、秒針(17a)のみを第4パルスモータ(24)で運針する秒針専用輪列(17)と、日車(26)を第5パルスモータ(25)で回転させる日車用輪列(18)とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の多針時計である。
In the invention according to
請求項3に記載の発明は、図1〜図22に示すように、前記3針用輪列(15)、前記2針用輪列(16)、前記秒針専用輪列(17)、および前記日車用輪列(18)が、地板(19)と輪列受(20)とに組み付けられていることを特徴とする請求項2に記載の多針時計である。
The invention according to
請求項4に記載の発明は、図1〜図9に示すように、前記日車用輪列(18)の前記日車(26)が前記地板(19)の外周部に沿ってその表面側に配置され、前記日車の一部に前記アンテナ(8)の一部と前記電池(9)の一部とがそれぞれ平面方向の異なる位置で重なっていることを特徴とする請求項2または3に記載の多針時計である。 As shown in FIGS. 1 to 9, the date wheel (26) of the date wheel train (18) is disposed on the surface side along the outer peripheral portion of the main plate (19). The antenna (8) and a part of the battery (9) overlap each other at a position different from each other in the plane direction. The multi-hand timepiece described in 1.
請求項5に記載の発明は、図1〜図12に示すように、前記3針用輪列(15)が、日ノ裏車(35)の回転を伝達するための偶数枚の歯車(第1、第2中間車42、43)からなる歯車列(41)と、この歯車列によって前記日ノ裏車の回転が伝達されて24時針(15d)を運針させる24時針車(37)とを備えていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の多針時計である。
In the invention according to claim 5, as shown in FIGS. 1 to 12, the three-needle train wheel (15) transmits an even number of gears (first gears) for transmitting the rotation of the date wheel (35). 1 and a second
請求項6に記載の発明は、図1〜図12に示すように、前記3針用輪列(15)の前記歯車列(41)と前記24時針車(37)とが前記地板(19)の表面側に配置され、前記電池(9)の一部が前記歯車列と前記24時針車とに重なって配置されていることを特徴とする請求項5に記載の多針時計である。 As shown in FIGS. 1 to 12, the gear train (41) and the 24-hour hand wheel (37) of the 3-needle train wheel (15) are connected to the main plate (19). The multi-hand timepiece according to claim 5, wherein a part of the battery (9) is arranged so as to overlap the gear train and the 24-hour hand wheel.
請求項7に記載の発明は、図11および図12に示すように、前記地板(19)と前記輪列受(20)との間に、前記3針用輪列(15)の秒針車である四番車(31)を支持するための中間受(38)が配置され、この中間受に、前記四番車の秒針軸(31a)が回転自在に挿入するチューブ状の保持筒(39)が設けられ、この保持筒が前記3針用輪列の分針車である二番車(34)の筒状の分針軸(34a)内に回転自在に挿入して前記分針軸を回転自在に保持することを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の多針時計である。
As shown in FIGS. 11 and 12, the invention described in
請求項8に記載の発明は、図11および図12に示すように、前記地板(19)に、前記3針用輪列(15)の前記二番車(34)が組み付けられるときに、前記二番車を概略的に位置規制する概略位置規制部(歯車規制部19a、カナ規制部19b)が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の多針時計である。
As shown in FIGS. 11 and 12, when the second wheel (34) of the three-needle wheel train (15) is assembled to the main plate (19), the invention described in
請求項9に記載の発明は、図12に示すように、前記概略位置規制部が、前記二番車(34)における大径の歯車部の外周を所定の隙間をもって位置規制する歯車規制部(19a)であることを特徴とする請求項8に記載の多針時計である。
In the invention according to
請求項10に記載の発明は、図11および図12に示すように、前記概略位置規制部が、前記二番車(34)における筒カナの外周を所定の隙間をもって位置規制するカナ規制部(19b)であることを特徴とする請求項8に記載の多針時計である。
In the invention according to
請求項11に記載の発明は、図12に示すように、前記3針用輪列(15)の前記日ノ裏車(35)を回転自在に支持する支持軸(40)が、前記中間受(38)の取付孔(38a)に挿入され、この状態で支持軸の頭部(40a)が前記輪列受(20)に設けられた軸押え部(20a)によって前記中間受に対しほぼ垂直に位置規制されていることを特徴とする請求項3〜10のいずれかに記載の多針時計である。
According to an eleventh aspect of the present invention, as shown in FIG. 12, a support shaft (40) for rotatably supporting the date wheel (35) of the three-needle wheel train (15) is provided with the intermediate receiving wheel. (38) is inserted into the mounting hole (38a), and in this state, the head (40a) of the support shaft is substantially perpendicular to the intermediate receiver by the shaft pressing portion (20a) provided on the train wheel bridge (20). The multi-hand timepiece according to any one of
請求項12に記載の発明は、図13および図14に示すように、前記日車用輪列(18)が、前記日車(26)を前記地板(19)に押える日車押え板(55)と、この日車押え板を前記地板に固定する固定ねじ(56)とを備え、この固定ねじは、その頭部(57)が、前記日車押え板に設けられた逆円錐形の取付孔(55b)内に配置される逆円錐形の皿部(57a)と、前記地板に当接する円板部(57b)とからなり、前記固定ねじのねじ部(58)が前記地板のねじ孔(60a)に螺着したときに、前記逆円錐形の皿部の外周面が前記日車押え板の前記逆円錐形の取付孔の内周面に接触した状態で、前記円板部が前記地板に当接して固定され、これにより前記日車押え板を前記地板に固定したことを特徴とする請求項3〜11のいずれかに記載の多針時計である。
In the invention according to
請求項13に記載の発明は、図1〜図22に示すように、複数の指針をそれぞれ運針する複数組の輪列(3針用輪列15、2針用輪列16、秒針専用輪列17、日車用輪列18)を平面的に配列したクロノグラフ機能を有する輪列ブロック(6)と、この輪列ブロックを駆動するために当該輪列ブロックに重ねて配置されている回路基板(7)と、前記輪列ブロックと前記回路基板とを重ねた厚みの範囲内において、前記輪列ブロックと前記回路基板との側方部に配置した標準時刻電波受信用のアンテナ(8)と、前記輪列ブロックと前記回路基板とを重ねた厚みの範囲内において、前記アンテナが配置されている側方部と異なる他の側方部に配置した電池(9)と、を備えていることを特徴とする標準時刻電波受信型多針時計である。
As shown in FIGS. 1 to 22, the invention described in
請求項1および請求項13に記載の発明によれば、クロノグラフ機能を有する輪列ブロックが、複数の指針をそれぞれ運針する複数組の輪列を平面的に配列した構成であることにより、輪列ブロックの厚みを薄くすることができると共に、複数組の輪列を平面的に組み付けることができるので、組立作業性が良い。また、複数組の輪列を平面的に配列した輪列ブロックに回路基板を重ねて配置するので、回路基板を複数に分割する必要なく、1枚の回路基板を輪列ブロックに簡単に重ねて組み付けることができ、これによっても組立作業性を向上させることができる。さらに、輪列ブロックと回路基板とを重ねた厚みの範囲内において、アンテナおよび電池を輪列ブロックと回路基板との側方部にそれぞれ配置したので、アンテナおよび電池の厚みが厚くても、アンテナおよび電池をコンパクトに組み込むことができる。従って、これらにより時計全体の薄型化を図ることができる。
According to the invention described in
請求項2に記載の発明によれば、輪列ブロックが、秒針、分針、時針の3針を同一軸上に配置して第1、第2パルスモータで運針する3針用輪列と、分針、時針の2針を同一軸上に配置して第3パルスモータで運針する2針用輪列と、秒針のみを第4パルスモータで運針する秒針専用輪列と、日車を第5パルスモータで回転させる日車用輪列とを備えた構成であることにより、3針用輪列、2針用輪列、秒針専用輪列、および日車用輪列をそれぞれ独立して駆動することができ、これにより各輪列のいずれかを時刻系とクロノグラフ系とに変更することができると共に、時刻系とクロノグラフ系とを自由に変更して組み合わせることができ、これにより時刻系とクロノグラフ系との組み合わせのバリエーションが豊富になるほか、より多くの多機能表示ができる。 According to the second aspect of the present invention, the train wheel block includes a three-needle train wheel in which three hands of the second hand, the minute hand, and the hour hand are arranged on the same axis and moved by the first and second pulse motors, and the minute hand The two-handed train wheel, in which two hands of the hour hand are arranged on the same axis and moved by the third pulse motor, the dedicated second train wheel for moving only the second hand by the fourth pulse motor, and the date wheel by the fifth pulse motor With the configuration including the date wheel train that is rotated at the same time, the 3-needle train wheel, the 2-needle train wheel, the second hand train wheel train, and the date wheel train train can be driven independently. As a result, one of each train wheel can be changed to the time system and the chronograph system, and the time system and the chronograph system can be freely changed and combined. In addition to a wide variety of combinations with the graph system, more Function can be displayed.
例えば、3針用輪列の秒針、分針、時針を運針する第1、第2パルスモータ、および日車用輪列の日車を回転させる第5パルスモータを時刻系として駆動し、2針用輪列の分針、時針を運針する第3パルスモータ、および秒針専用輪列の秒針を運針する第4パルスモータをクロノグラフ系として駆動しても良い。また、後述する実施形態のように、3針用輪列の分針と時針を運針する第2パルスモータ、および秒針専用輪列の秒針を運針する第4パルスモータを時刻系として駆動し、3針用輪列の秒針を駆動する第1パルスモータ、および2針用輪列の分針と時針を運針する第3パルスモータ、並びに秒針専用輪列の秒針を運針する第4パルスモータをクロノグラフ系として駆動しても良い。さらに、これら以外の組み合わせで各パルスモータを駆動することにより、時刻系とクロノグラフ系とを適宜変更しても良いほか、各パルスモータをクロノグラフ系以外の機能として駆動することにより、より多くの多機能表示をするようにしても良い。 For example, the first and second pulse motors that move the second hand, the minute hand, and the hour hand of the three-needle train wheel, and the fifth pulse motor that rotates the date wheel of the date train wheel train are driven as a time system, and are used for two hands. The third pulse motor for moving the minute hand of the train wheel, the hour hand, and the fourth pulse motor for moving the second hand of the train wheel exclusively for the second hand may be driven as a chronograph system. Further, as in an embodiment described later, the second pulse motor for moving the minute hand and hour hand of the three-needle train wheel and the fourth pulse motor for moving the second hand of the second hand dedicated train wheel are driven as a time system, The first pulse motor that drives the second hand of the train wheel, the third pulse motor that moves the minute hand and the hour hand of the train wheel for two hands, and the fourth pulse motor that moves the second hand of the train wheel dedicated to the second hand are used as a chronograph system. It may be driven. Furthermore, the time system and chronograph system may be appropriately changed by driving each pulse motor in a combination other than these, and more by driving each pulse motor as a function other than the chronograph system. Multi-function display may be performed.
請求項3に記載の発明によれば、3針用輪列、2針用輪列、秒針専用輪列、および日車用輪列が、地板と輪列受とに組み付けられていることにより、3針用輪列、2針用輪列、秒針専用輪列、および日車用輪列の全てを、地板と輪列受とにほぼ平面的に組み付けることができる共に、3針用輪列、2針用輪列、秒針専用輪列、および日車用輪列がそれぞれ独立して動作する構成であることにより、3針用輪列、2針用輪列、秒針専用輪列、および日車用輪列をそれぞれ個別に組み込むことができ、これにより組立作業性の向上をも図ることができる。
According to the invention described in
請求項4に記載の発明によれば、日車用輪列の日車が地板の外周部に沿ってその表面側に配置され、この日車の一部にアンテナの一部と電池の一部とがそれぞれ平面方向の異なる位置で重なっていることにより、日車用輪列の日車にアンテナの一部と電池の一部とを平面方向の異なる位置で重ねても、輪列ブロックのうちで、日車用輪列の日車の箇所が最も厚みが薄いため、時計全体の厚みがほとんど厚くならず、アンテナと電池とをコンパクトに組み込むことができ、これによっても時計全体の小型化を図ることができる。 According to the invention described in claim 4, the date wheel of the date wheel train is disposed on the surface side along the outer peripheral portion of the main plate, and a part of the antenna and a part of the battery are provided on a part of the date wheel. Are overlapped at different positions in the plane direction, and even if a part of the antenna and a part of the battery are overlapped at different positions in the plane direction on the date wheel of the date wheel train, Because the date wheel position of the date wheel train is the thinnest, the overall thickness of the watch is hardly increased, and the antenna and battery can be incorporated in a compact manner, which also reduces the overall size of the watch. Can be planned.
請求項5に記載の発明によれば、3針用輪列が、日ノ裏車の回転を伝達するための偶数枚の歯車からなる歯車列と、この歯車列によって日ノ裏車の回転が伝達されて24時針を運針させる24時針車とを備えていることにより、24時針車と日ノ裏車との間に配置される歯車列の歯車数を最小限に抑えることができ、これにより24時針車を備えていても、部品点数の増大を防ぎ、3針用輪列をコンパクトに組み込むことができる。 According to the invention described in claim 5, the three-needle wheel train is a gear train composed of an even number of gears for transmitting the rotation of the date back wheel, and the rotation of the date back wheel by this gear train. By providing a 24-hour hand wheel that is transmitted and moves the 24-hour hand, the number of gear trains arranged between the 24-hour hand wheel and the date wheel can be minimized, Even if a 24-hour hand wheel is provided, an increase in the number of parts can be prevented, and a three-wheel train wheel can be incorporated in a compact manner.
請求項6に記載の発明によれば、3針用輪列の歯車列と24時針車とが地板の表面側に配置されることにより、3針用輪列の歯車列と24時針車とにおける箇所の厚みを薄くすることができ、しかも電池の一部が歯車列と24時針車とに重なって配置されていることにより、時計全体の厚みがほとんど厚くならず、電池をコンパクトに組み込むことができ、これによっても時計全体の小型化を図ることができる。 According to the sixth aspect of the present invention, the gear train of the 3-needle wheel train and the 24-hour hand wheel are arranged on the surface side of the main plate, whereby the gear train of the 3-needle wheel train and the 24-hour hand wheel are arranged. The thickness of the location can be reduced, and part of the battery is placed on top of the gear train and the 24-hour hand wheel, so that the overall thickness of the watch is hardly increased and the battery can be incorporated in a compact manner. This also makes it possible to reduce the overall size of the watch.
請求項7に記載の発明によれば、地板と輪列受との間に、3針用輪列の秒針車である四番車を支持するための中間受が配置され、この中間受に、四番車の秒針軸が回転自在に挿入するチューブ状の保持筒が設けられ、この保持筒が3針用輪列の分針車である二番車の筒状の分針軸内に回転自在に挿入して分針軸を回転自在に保持することにより、3針用輪列の四番車と二番車とを容易に且つ正確に組み込むことができる。
According to invention of
すなわち、3針用輪列の二番車と四番車を組み込むときには、まず、地板に二番車を配置し、この状態で地板に中間受を取り付け、この中間受に設けられたチューブ状の保持筒を二番車の分針軸に挿入させることにより、二番車を所定位置に正確に組み付けることができると共に、この状態で中間受に四番車を取り付けるときに、中間受に設けられたチューブ状の保持筒に四番車の秒針軸を挿入することにより、四番車を容易に且つ正確に組み込むことができる。 That is, when assembling the second wheel and the fourth wheel of the three-needle wheel train, first, the second wheel is arranged on the main plate, and in this state, an intermediate receiver is attached to the main plate, and a tube-like shape provided on the intermediate receiver is provided. By inserting the holding cylinder into the minute hand shaft of the second wheel, the second wheel can be accurately assembled at a predetermined position. When the fourth wheel is attached to the intermediate receiver in this state, the second wheel is provided on the intermediate receiver. By inserting the second hand shaft of the fourth wheel into the tube-shaped holding cylinder, the fourth wheel can be easily and accurately incorporated.
請求項8に記載の発明によれば、地板には、3針用輪列の二番車を組み付けるときに、二番車を概略的に位置規制する概略位置規制部が設けられていることにより、地板に設けられた概略位置規制部によって3針用輪列の二番車を大まかに組み付けることができ、この状態で中間受を地板に取り付けるときに、二番車が大まかに位置規制されているため、二番車の分針軸を中間受に設けられたチューブ状の保持筒に容易に挿入させることができ、これにより二番車を正確に且つ確実に組み込むことができる。
According to the invention described in
請求項9に記載の発明によれば、概略位置規制部が、二番車における大径の歯車部の外周を所定の隙間をもって位置規制する歯車規制部であることにより、3針用輪列の二番車を地板に組み付けるときに、歯車規制部によって二番車における大径の歯車部を所定の隙間をもって大まかに位置規制することができ、これにより組立作業性の向上を図ることができるほか、この歯車規制部を地板に一体に設けることができるので、部品点数が増えることがなく、簡単に歯車規制部を地板に設けることができ、これにより生産性を高めることができる。 According to the ninth aspect of the present invention, the approximate position restricting portion is a gear restricting portion that restricts the outer periphery of the large-diameter gear portion of the center wheel & pinion with a predetermined gap, thereby When the second wheel is assembled to the main plate, the gear restricting portion can roughly restrict the position of the large-diameter gear portion of the second wheel with a predetermined gap, thereby improving the assembly workability. Since the gear restricting portion can be provided integrally with the base plate, the number of parts does not increase, and the gear restricting portion can be easily provided on the base plate, thereby improving productivity.
請求項10に記載の発明によれば、概略位置規制部が、二番車における筒カナの外周を所定の隙間をもって位置規制するカナ規制部であることにより、3針用輪列の二番車を地板に組み付けるときに、カナ規制部によって二番車における筒カナを所定の隙間をもって大まかに位置規制することができ、これによっても組立作業性の向上を図ることができるほか、このカナ規制部を地板に一体に設けることができるので、これによっても部品点数の増加を防ぎ、簡単にカナ規制部を地板に設けることができるので、これによっても生産性を高めることができる。 According to the tenth aspect of the invention, the approximate position restricting portion is a kana restricting portion that restricts the position of the outer periphery of the cylindrical pinion in the second wheel with a predetermined gap, whereby the second wheel of the three-needle wheel train. When assembling to the main plate, the position of the pinion of the center wheel of the second wheel can be roughly regulated with a predetermined gap by the kana restriction section, which can improve the assembly workability. Can be provided integrally with the base plate, so that the increase in the number of parts can be prevented and the kana restricting portion can be easily provided on the base plate. This can also increase the productivity.
請求項11に記載の発明によれば、3針用輪列の日ノ裏車を回転自在に支持する支持軸が、中間受の取付孔に挿入され、この状態で支持軸の頭部が輪列受に設けられた軸押え部によって中間受に対しほぼ垂直に位置規制されていることにより、支持軸を中間受にカシメ加工によって固定する必要がなく、支持軸を中間受の取付孔に挿入するだけで簡単に所定位置に配置することができると共に、この支持軸の頭部が輪列受に設けられた軸押え部によって押え付けられることにより、支持軸を中間受に対してほぼ垂直に位置規制することができるので、中間受が厚みの薄い板状に形成されていても、支持軸を中間受に容易に且つ正確に取り付けることができ、これにより3針用輪列の日ノ裏車を容易に且つ正確に組み込むことができる。 According to the eleventh aspect of the present invention, the support shaft that rotatably supports the date wheel of the three-needle wheel train is inserted into the mounting hole of the intermediate receiver, and in this state, the head of the support shaft is the wheel. Because the position of the support is provided almost perpendicular to the intermediate support by the shaft retainer provided on the row support, there is no need to fix the support shaft to the intermediate support by caulking, and the support shaft is inserted into the mounting hole of the intermediate support. The support shaft can be easily placed at a predetermined position, and the head of the support shaft can be pressed by the shaft pressing portion provided on the train wheel bridge so that the support shaft is substantially perpendicular to the intermediate receiver. Since the position can be regulated, the support shaft can be easily and accurately attached to the intermediate receiver even when the intermediate receiver is formed in a thin plate shape. The car can be easily and accurately incorporated.
請求項12に記載の発明によれば、日車輪列が、日車を地板に押える日車押え板と、この日車押え板を地板に固定する固定ねじとを備え、この固定ねじの頭部が、日車押え板に設けられた逆円錐形の取付孔内に配置される逆円錐形の皿部と、地板に当接する円板部とからなり、固定ねじのねじ部が地板のねじ孔に螺着したときに、逆円錐形の皿部の外周面が日車押え板の逆円錐形の取付孔の内周面に接触した状態で、円板部が地板に当接して固定され、これにより日車押え板を地板に固定したので、日車押え板に対する固定ねじの固定力をほぼ一定にすることができ、このため固定ねじの固定力のバラツキによる日車押え板の変形を防いで、日車押え板を地板に平坦な状態で良好に固定することができると共に、日車を回転自在な状態で良好に押えることができる。
According to the invention described in
以下、図1〜図20を参照して、この発明の多針時計を腕時計に適用した一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1〜図3に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の上部外周にはべゼル1aが設けられていると共に、その上部内周には時計ガラス2がパッキン2aを介して設けられている。また、この腕時計ケース1の内部には、時計モジュール3が収納されており、腕時計ケース1の下面には、裏蓋4が防水リング4aを介して取り付けられている。さらに、この腕時計ケース1の3時側と9時側との各側面には、それぞれ第1〜第4押釦スイッチ5a〜5dが設けられている。
Hereinafter, an embodiment in which a multi-hand timepiece according to the present invention is applied to a wristwatch will be described with reference to FIGS.
The wristwatch includes a
時計モジュール3は、図2に示すように、輪列ブロック6、回路基板7、アンテナ8、および電池9を備え、これらがモジュール押え板10によって腕時計ケース1内に組み込まれると共に、輪列ブロック6の上面にソーラーパネル11および文字板12がその順で積層され、この状態で押えリング13によってソーラーパネル11および文字板12が輪列ブロック6に取り付けられた構成になっている。
As shown in FIG. 2, the
この場合、輪列ブロック6は、後述する複数組の輪列を平面的に配列したクロノグラフ機能を有するものである。回路基板7は、輪列ブロック6を駆動制御するためのものであり、輪列ブロック6の下側に重ねて配置されている。アンテナ8は、標準時刻電波を受信して時刻を修正するためのものであり、輪列ブロック6と回路基板7とを重ねた厚みの範囲内において、時計モジュール3の12時側に配置されている。電池9は、電源であり、輪列ブロック6と回路基板7とを重ねた厚みの範囲内において、アンテナ8と異なる位置である時計モジュール3の9時側に配置されている。
In this case, the
次に、輪列ブロック6について説明する。
この輪列ブロック6は、図4〜図16に示すように、3針用輪列15、2針用輪列16、秒針専用輪列17、および日車用輪列18を備え、これらが合成樹脂製の地板19と合成樹脂製の輪列受20とに平面的に組み込まれている。この場合、3針用輪列15は、秒針15a、分針15b、時針15cの3針が時計モジュール3のほぼ中心部に位置した状態で同一軸上に配置されて第1、第2パルスモータ21、22によって運針されると共に、24時針15dが時計モジュール3の9時側に位置した状態で歯車列41を介して運針されるように構成されている。
Next, the
As shown in FIGS. 4 to 16, the
また、2針用輪列16は、図4〜図9、および図13に示すように、分針16a、24時針16bの2針が時計モジュール3の3時側に位置した状態で同一軸上に配置されて第3パルスモータ23によって運針されるように構成されている。秒針専用輪列17は、図4〜図9、および図15に示すように、秒針17aが時計モジュール3の6時側に位置した状態で第4パルスモータ24によって運針されるように構成されている。日車用輪列18は、図4〜図9、および図16に示すように、地板19の外周部に沿って配置された日車26を第5パルスモータ25で回転させるように構成されている。
Further, as shown in FIGS. 4 to 9 and FIG. 13, the two-
このような各輪列15〜18の第1〜第5パルスモータ21〜25は、図10(a)および図10(b)に示すように、それぞれコイル部27と、ステータ28と、ロータ29とからなり、コイル部27に電流を流して磁界を発生させることにより、ステータ28に誘導された磁界によってロータ29が回転するように構成されている。この場合、ロータ29は、その軸の両端が地板19と輪列受20とに回転自在に支持され、ロータ部29aがステータ28のロータ孔38a内に接触することなく配置され、この状態でコイル部27に発生した磁界に応じてステップ回転するように構成されている。
As shown in FIGS. 10A and 10B, the first to
次に、各輪列15〜18について順に説明する。
まず、3針用輪列15について説明する。この3針用輪列15は、図7〜図12に示すように、第1パルスモータ21によって駆動される第1輪列系と、第2パルスモータ22によって駆動される第2輪列系とに分かれた構成になっている。第1輪列系は、図11および図12に示すように、第1パルスモータ21によって回転する五番車30と、この五番車30によって回転する秒針車である四番車31とを備えている。
Next, each wheel train 15-18 is demonstrated in order.
First, the three-
第2輪列系は、図7〜図12に示すように、第2パルスモータ22によって回転する中間車32と、この中間車32によって回転する三番車33と、この三番車33によって回転する分針車である二番車34と、この二番車34によって回転する日ノ裏車35と、この日ノ裏車35によって回転する時針車である筒車36とを備えているほか、日ノ裏車35の回転が歯車列41によって伝達されて24時間で1回転する24時針車37とを備えている。
As shown in FIGS. 7 to 12, the second gear train is rotated by the
第1輪列系の五番車30は、図11に示すように、その軸の両端部が地板19と輪列受20とに回転自在に支持され、この状態で大径の歯車部が第1パルスモータ21のロータ29のカナに噛み合って回転する。秒針車である四番車31は、図11および図12に示すように、その秒針軸31aが時計モジュール3のほぼ中心に位置した状態で、地板19に取り付けられた中間受38と輪列受20とに回転自在に支持され、この秒針軸31aの先端部(図11では下端部)に秒針15aが取り付けられるように構成されている。
As shown in FIG. 11, the first wheel
この場合、中間受38は、ステンレスなどの金属薄板からなり、地板19と輪列受20とのほぼ中間部に位置した状態で、地板19に取り付けられている。また、この中間受38には、図11および図12に示すように、四番車31の秒針軸31aが回転自在に挿入するチューブ状の保持筒39が設けられている。この保持筒39は、四番車31の秒針軸31aが回転自在に挿入した状態で、後述する分針車である二番車34の筒状の分針軸34a内に回転自在に挿入して分針軸34aを回転自在に保持するように構成されている。
In this case, the
また、第2輪列系の中間車32は、図11に示すように、その軸の両端部が地板19と輪列受20とに回転自在に支持され、この状態で大径の歯車部が第2パルスモータ22のロータ29のカナに噛み合って回転する。三番車33は、その軸の両端部が地板19と中間受35とに回転自在に支持され、この状態で大径の歯車部が中間車32のカナに噛み合って回転する。分針車である二番車34は、その分針軸34aが筒状に形成され、この筒状の分針軸34a内に中間受38のチューブ状の保持筒39が回転自在に挿入することにより、時計モジュール3のほぼ中心に位置した状態で、中間受38の保持筒39に支持され、この分針軸34aの先端部(図11では下端部)に分針15bが取り付けられ、この状態で大径の歯車部が三番車33のカナに噛み合って回転する。
Further, as shown in FIG. 11, the second wheel train
この場合、二番車34は、地板19に配置されるときに、大径の歯車部の外周が地板19に一体に形成された歯車規制部19aによって所定の隙間をもって位置規制されると共に、小径の筒カナの外周が地板19に一体に形成されたカナ規制部19bによって所定の隙間をもって位置規制され、これら歯車規制部19aとカナ規制部19bとによって二番車34が地板19に対し概略的に位置規制されている。また、この二番車34は、図17に示すように、組付治具G1によって二番車34の分針軸34aが正確に位置決めされ、この状態で分針軸34a内に中間受38のチューブ状の保持筒39が回転自在に挿入することにより、分針軸34aが中間受38の保持筒39に回転自在に支持されている。
In this case, when the center wheel &
日ノ裏車35は、図12に示すように、中間受38に取り付けられた支持軸40に回転自在に取り付けられ、この状態で大径の歯車部が二番車34の筒カナに噛み合って回転する。この場合、日ノ裏車35の支持軸40は、図12に示すように、中間受38の取付孔38aに挿入され、この状態で支持軸40の頭部40aが輪列受20に設けられた軸押え部20aによって押えられることにより、中間受38にほぼ垂直に位置規制されている。
As shown in FIG. 12, the
時針車である筒車36は、図11および図12に示すように、その時針軸36aが筒状に形成され、この筒状の時針軸36a内に分針軸34aが回転自在に挿入することにより、時計モジュール3のほぼ中心に位置した状態で、分針軸34aに支持されている。また、この筒車36は、その時針軸36aの先端部(図11では下端部)に時針15cが取り付けられ、この状態で歯車部が日ノ裏車35のカナに噛み合って回転する。これにより、秒針軸31a、分針軸34a、時針軸36aは、同一軸上に配置されている。
As shown in FIGS. 11 and 12, the
一方、歯車列41は、図7および図12に示すように、第1中間車42と第2中間車43との2枚の歯車からなり、日ノ裏車35の回転を減速して24時針車37に伝達する。この場合、第1中間車42は、図12に示すように、地板19の下面に設けられた支持ピン19cに回転自在に取り付けられ、この状態で日ノ裏車35のカナに噛み合って回転する。第2中間車43は、図12に示すように、地板19の下面に設けられた支持ピン19dに回転自在に取り付けられ、この状態で大径の歯車部が第1中間車41に噛み合って回転する。
On the other hand, as shown in FIGS. 7 and 12, the
24時針車37は、図12に示すように、その24時針軸37aが時計モジュール3の9時側に位置した状態で輪列受20に回転自在に取り付けられ、この24時針軸37aの先端部(図12では下端部)に24時針15dが取り付けられ、この状態で歯車部が第2中間車43のカナに噛み合って回転することにより、24時間で1回転する。この場合、24時針車37、第1、第2中間車42、43、日ノ裏車35、および時針車である筒車36は、スプリングワッシャなどの弾性座金36b、37b、48bを介して後述する日車押え板55によって回転可能な状態で弾力的に押えられている。
As shown in FIG. 12, the 24-
次に、2針用輪列16について説明する。
この2針用輪列16は、図1に示すように、時計モジュール3の3時側に配置されて、分針16a、24時針16bの2針を第3パルスモータ23で運針する構成になっている。すなわち、この2針用輪列16は、図7〜図9、および図13に示すように、第3パルスモータ23によって回転する中間車45と、この中間車45によって回転する分針車である二番車46と、この二番車46によって回転する日ノ裏車47と、この日ノ裏車47によって24時間で1回転する24時針車48とを備えている。
Next, the two-
As shown in FIG. 1, the two-
この2針用輪列16の中間車45は、図13に示すように、その軸の両端部が地板19と輪列受20とに回転自在に支持され、この状態で大径の歯車部が第3パルスモータ23のロータ29のカナに噛み合って回転する。また、分針車である二番車46は、その分針軸46aが時計モジュール3の3時側に位置した状態で地板19と輪列受20とに回転自在に支持され、この分針軸46aの先端部(図13では下端部)に分針16aが取り付けられ、この状態で大径の歯車部が中間車45のカナに噛み合って回転する。
As shown in FIG. 13, the
日ノ裏車47は、その軸の両端部が地板19と輪列受20とに回転自在に支持され、この状態で大径の歯車部が二番車46の筒カナに噛み合って回転する。24時針車48は、筒車であり、その筒状の24時針軸48aが時計モジュール3の3時側に位置した状態で、この24時針軸48a内に二番車46の分針軸46aが回転自在に挿入し、これにより分針軸46aに支持され、この状態で日ノ裏車47のカナに噛み合って24時間で1回転する。これにより、分針軸46aと24時針軸48aは、同一軸上に配置されている。
Both ends of the shaft of the
次に、秒針専用輪列17について説明する。
この秒針専用輪列17は、図1に示すように、時計モジュール3の6時側に配置され、秒針17aを第4パルスモータ24で運針する構成になっている。すなわち、この秒針専用輪列17は、図7〜図9、および図15に示すように、第4パルスモータ24によって回転する五番車50と、この五番車50によって回転する秒針車である四番車51とを備えている。
Next, the second
As shown in FIG. 1, the second
この場合、五番車50は、図15に示すように、その軸の両端部が地板19と輪列受20とに回転自在に支持され、この状態で大径の歯車部が第4パルスモータ24のロータ29のカナに噛み合って回転する。秒針車である四番車51は、その秒針軸51aの両端部が地板19と輪列受20とに回転自在に支持され、この秒針軸51aの先端部(図15では下端部)に秒針17aが取り付けられ、この状態で歯車部が五番車50のカナに噛み合って回転する。
In this case, as shown in FIG. 15, the fifth wheel &
次に、日車用輪列18について説明する。
この日車用輪列18は、日車26を第5パルスモータ25で回転させる構成で、図7〜図9、および図16に示すように、第5パルスモータ25によって回転する五番車52と、この五番車52によって回転する中間車53と、この中間車53によって回転する日回し車54と、この日回し車54によって回転する日車26とを備えている。この日車用輪列18の五番車52は、図16に示すように、その軸の両端部が地板19と輪列受20とに回転自在に支持され、この状態で大径の歯車部が第5パルスモータ25のロータ29のカナに噛み合って回転する。
Next, the
The
また、日車用輪列18の中間車53は、図16に示すように、その軸の両端部が地板19と輪列受20とに回転自在に支持され、この軸の先端部(図16では下端部)が地板19の下側に突出し、この突出した先端部にカナが設けられ、この状態で中間車53の歯車部が五番車52のカナに噛み合って回転する。日回し車54は、地板19の下面に設けられた支持ピン19eに回転自在に取り付けられ、この状態で大径の歯車部が中間車53のカナに噛み合って回転する。
Further, as shown in FIG. 16, the
日車26は、図6および図7に示すように、地板19の外周に沿う大きさのリング状に形成され、その内周面に内歯車部26aが設けられ、表面に日付が所定間隔で表示されている。この日車26は、図7に示すように、その外周縁が地板19の表面における外周部に設けられた円形状のガイド部19fによって所定間隔をもって位置規制され、図13および図15に示すように、その内周部の厚みが一段薄く形成され、この一段薄く形成された内周部が日車押え板55によって回転自在に保持され、この状態で内歯車部26aが日回し車54のカナに噛み合って一ヶ月で1回転する。また、この日車26は、地板19に固定ねじ56によって固定された日車押え板55によって回転自在に保持されている。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
この日車押え板55は、図6、図11〜図16に示すように、日車26の内歯車部26aとほぼ同じ大きさの円板状に形成され、日車26の内周部の一段薄く形成された内歯車部26aを日車押え板55の外周部で回転自在に押え付けると共に、日車押え板55に設けられた押え突起55aで2針用輪列16の24時針車48を回転自在に押え付け、この状態で固定ねじ56によって地板19に固定されている。この場合、24時針車48の歯車部は、その外周部の厚みが一段薄く形成され、これにより24時針車48の歯車部と日車26の内歯車部26aとが互いに干渉しないように構成されている。
As shown in FIGS. 6 and 11 to 16, the date
固定ねじ56は、図13および図14に示すように、頭部57とねじ部58とからなり、頭部57が日車押え板55に設けられた逆円錐形の取付孔55b内に配置される逆円錐形の皿部57aと、地板19に設けられた座ぐり部59の底面に当接する円板部57bとで形成された構成になっている。そして、この固定ねじ56は、そのねじ部58が地板19内に埋め込まれたねじ孔部材60のねじ孔60aに螺着したときに、逆円錐形の皿部57aの外周面が日車押え板55の逆円錐形の取付孔55bの内周面に接触した状態で、円板部57bが地板19の座ぐり部59の底面に当接して固定され、これにより日車押え板55を地板19に固定するように構成されている。
As shown in FIGS. 13 and 14, the fixing
一方、このような輪列ブロック6の輪列受20には、図8、図11〜図13に示すように、3針用輪列15、2針用輪列16、秒針専用輪列17の各指針軸を弾力的に押えて、各指針車のバックラッシによる回転のバラツキを抑えるための板ばね61が取り付けられている。すなわち、この板ばね61は、図8に示すように、3針用輪列15の秒針軸31aの先端を弾力的に押える第1ばね部61aと、2針用輪列16の分針軸46aの先端を弾力的に押える第2ばね部61bと、秒針専用輪列17の秒針軸51aの先端を弾力的に押える第3ばね部61cとが一体に形成されているほか、回路基板7に弾力的に当接する複数の押えばね部61d、61eが形成されている。
On the other hand, as shown in FIGS. 8 and 11 to 13, the
このような輪列ブロック6、回路基板7、アンテナ8、および電池9を搭載した時計モジュール3は、図2、図18〜図20に示すように、モジュール押え板10によって腕時計ケース1内に組み込まれる。すなわち、この時計モジュール3は、輪列ブロック6の下側に回路基板7が配置され、この輪列ブロック6と回路基板7との厚みの範囲内において、時計モジュール3の12時側にアンテナ8が、その一部を日車用輪列18の日車26の下側に対応させた状態で配置され、時計モジュール3の9時側に電池9が、その一部を日車用輪列18の日車26、および3針用輪列15の歯車列23と24時針車43との下側にそれぞれ対応させた状態で配置され、この状態でモジュール押え板10によって腕時計ケース1内に組み付けられている。
The
この場合、地板19には、図8および図9に示すように、アンテナ8の上部側を収納するアンテナ収納部62aと、電池9の上部側を収納する電池収納部62bとが設けられている。また、輪列ブロック6は、図8および図9に示すように、駆動頻度の最も高いパルスモータ、例えば秒針専用輪列17の第4パルスモータ24が、アンテナ8の受信感度を妨げないように、アンテナ8から最も離れた位置に配置されている。さらに、この輪列ブロック6上には、ソーラーパネル11と透明な文字板12とが配置されており、これらソーラーパネル11と透明な文字板12とは、押えリング13によって輪列ブロック6に取り付けられている。
In this case, as shown in FIGS. 8 and 9, the
ソーラーパネル11は、透明な文字板12を通して外部光を受光することにより、起電力を発生するものである。透明な文字板12の表面には、図1に示すように、時字12aが印刷されていると共に、日車26に表示された日付に対応する日付表示窓部12bが設けられている。また、この文字板12の表面における9時側に位置する箇所には、3針用輪列15の24時針15dの運針領域に対応する円形の目盛部12cが印刷されており、文字板12の3時側に位置する箇所には、2針用輪列15の分針16aおよび24時針16bの運針領域に対応する円形の目盛部12dが印刷されている。また、この文字板12の9時側に位置する箇所には、秒針専用輪列17の秒針17aの運針領域に対応する円形の目盛部12eが印刷されている。
The
そして、この時計モジュール3は、図18に示すように、その下部に配置されたモジュール押え板10によって位置決めされた状態で、腕時計ケース1内に組み込まれている。すなわち、このモジュール押え板10は、図19(a)および図19(b)に示すように、合成樹脂からなる円板で、その中央部および電池収納部62bに対応して開口部10aが設けられ、外周部に複数の位置規制突起部10bが設けられた構成になっている。
As shown in FIG. 18, the
このモジュール押え板10の位置規制突起部10bは、図20(a)および図20(b)に示すように、時計ガラス2の下面外周に見切り部材63を介して時計モジュール3を腕時計ケース1内に配置するときに、腕時計ケース1の内周面に設けられた位置決め凹部64と、輪列ブロック6の地板19および輪列受20の外周面に設けられた位置決め凹部65との両者に嵌合することにより、腕時計ケース1内に時計モジュール3を位置決めするように構成されている。
As shown in FIGS. 20 (a) and 20 (b), the position-regulating
次に、このような腕時計を使用する場合について説明する。
この腕時計では、基本時計モード、クロノグラフモード、ワールドタイムモード、アラームモード、時刻修正モードがあり、第1〜第4押釦スイッチ5a〜5dを操作することにより、いずれかのモードに切り替わる。基本時計モードは現在時刻を表示するモードであり、クロノグラフモードは時間を計測するモードであり、ワールドタイムモードは世界の各都市の時間を表示するモードであり、アラームモードはアラーム時刻を表示するモードであり、時刻修正モードは時刻を修正するモードである。以下、各モードについて順に説明する。
Next, the case where such a wristwatch is used will be described.
This wristwatch has a basic clock mode, a chronograph mode, a world time mode, an alarm mode, and a time adjustment mode, and is switched to any mode by operating the first to fourth pushbutton switches 5a to 5d. The basic clock mode is a mode that displays the current time, the chronograph mode is a mode that measures time, the world time mode is a mode that displays the time of each city in the world, and the alarm mode is that that displays the alarm time. The time correction mode is a mode for correcting the time. Hereinafter, each mode will be described in order.
基本時計モードは、図1において、3針用輪列15の第2パルスモータ22が動作して分針15b、時針15c、24時針15dを運針させることにより、分・時・24時の時刻を指示すると共に、秒針専用輪列17の第4パルスモータ24が動作して秒針17aを運針させることにより、秒時刻を指示するほか、日車用輪列18の第5パルスモータ25が動作して日車26を回転させることにより、日付を文字板12の日付表示窓部12bに対応させて表示する。このときには、3針用輪列15の第1パルスモータ21は動作しないため、秒針15aは基準位置(12時の位置)に停止している。また、2針用輪列16の第3パルスモータ23も動作しないため、分針16a、24時針16bも基準位置に停止している。
In the basic timepiece mode, in FIG. 1, the
クロノグラフモードは、基本時計モードで第4押釦スイッチ5dが操作されると、クロノグラフモードに切り替わる。このときには、秒針専用輪列17の秒針17aがリセットされて基準位置に位置するが、3針用輪列15の分針15b、時針15c、24時針15d、および日車用輪列18の日車26はそのまま動作して基準時刻を指示する。この状態で、再び第4押釦スイッチ5dが操作されると、クロノグラフがスタートし、3針用輪列15の第1パルスモータ21が動作して秒針15aが運針する共に、秒針専用輪列17の第4パルスモータ24が動作して秒針17aが運針するほか、これに連動して2針用輪列16の第3パルスモータ23が動作して分針16aおよび24時針16bも運針する。
The chronograph mode is switched to the chronograph mode when the
このときには、3針用輪列15の第1パルスモータ21が秒針15aを1分間に1回転する速度で運針させ、秒針専用輪列17の第4パルスモータ24が秒針17aを1秒間に1回転させる高速で運針させる。また、2針用輪列16の第3パルスモータ23は、分針16aを60分で1回転させる速度で運針させ、24時針16bを24時間で1回転させる速度で運針させる。これにより、秒針専用輪列17の秒針17a、3針用輪列15の秒針15a、および2針用輪列16の分針16a、24時針16bが運針して時間を計測する。
At this time, the
この状態で、再度、第4押釦スイッチ5dが操作されると、クロノグラフが停止し、秒針専用輪列17の秒針17a、3針用輪列15の秒針15a、および2針用輪列16の分針16a、24時針16bが停止して計測時間を指示表示する。この後、再び第4押釦スイッチ5dが操作されると、クロノグラフが再びスタートし、上記と同様に、時間を計測し、再度、第4押釦スイッチ5dが操作されると、クロノグラフが停止して、計測時間が指示表示される。なお、第2押釦スイッチ5bが操作されると、基本時計モードに戻る。
In this state, when the
ワールドタイムモードは、基本時計モードで第1押釦スイッチ5aが操作されると、ワールドタイムモードに切り替わる。このときには、3針用輪列15の秒針15aが見切り部材63に表示された各都市のいずれかを指示し、2針用輪列16の分針16aおよび24時針16bが秒針15aで指示された都市のローカル時刻を指示し、秒針専用輪列17の秒針17aがホーム時刻とローカル時刻の双方の秒時刻(双方とも同じ秒時刻である)を指示する。また、3針用輪列15の分針15b、時針15c、24時針15d、および日車用輪列18の日車26はそのまま動作してホーム時刻を指示する。
The world time mode is switched to the world time mode when the first
この場合、見切り部材63に表示された各都市コードは、偶数ステップ(2分間隔)ごとに表示され、基準都市は12時の位置(GMT)になっている。また、都市を変更する場合には、第1押釦スイッチ5aを押した後、1秒以内に再び第1押釦スイッチ5aを押ごとに、3針用輪列15の秒針15aが順次移動して都市が変更され、これに伴って2針用輪列16の分針16aおよび24時針16bが、変更された都市のローカル時刻を指示する。また、第2押釦スイッチ5bを操作しながら第1押釦スイッチ5aを操作すると、ホーム時刻とローカル時刻とが入れ替わる。なお、第2押釦スイッチ5bのみを操作すると、基本時計モードに戻る。
In this case, each city code displayed on the parting
アラームモードは、基本時計モードで第3押釦スイッチ5cが操作されると、アラームモードに切り替わる。このときには、3針用輪列15の秒針15aが11時付近に表示されたオン(ON)を指示し、2針用輪列16の分針16aおよび24時針16bがアラーム時刻を指示する。また、秒針専用輪列17の秒針17a、および3針用輪列15の分針15b、時針15c、24時針15d、および日車用輪列18の日車26はそのまま動作して基準時刻を指示する。なお、第4押釦スイッチ5dが操作されると、基本時計モードに戻る。
The alarm mode is switched to the alarm mode when the third
時刻修正モードは、基本時計モードで第2押釦スイッチ5bが操作されると、時刻修正モードに切り替わる。このときには、3針用輪列15の秒針15aが3時付近に表示されたイエス(Y)を指示し、2針用輪列16の分針16aおよび24時針16bがアンテナ8で受信した前回の受信結果を指示する。また、秒針専用輪列17の秒針17a、および3針用輪列15の分針15b、時針15c、24時針15d、および日車用輪列18の日車26はそのまま動作して基準時刻を指示する。
The time adjustment mode is switched to the time adjustment mode when the
この状態で、再び第2押釦スイッチ5bを2秒間操作すると、3針用輪列15の秒針15aが7時付近に表示されたレディー(READY)を指示し、秒針専用輪列17の秒針17aを基準位置に戻し、強制的にアンテナ8で標準時刻電波を受信する。そして、第2押釦スイッチ5bを5秒間操作すると、時刻修正状態になり、第1押釦スイッチ5aで正転修正を行い、第2押釦スイッチ5bで秒修正を行い、第3押釦スイッチ5cで日付修正を行い、第4押釦スイッチ5dで逆転修正を行い、基本時計モードに戻る。
In this state, when the second
このように、この腕時計によれば、クロノグラフ機能を有する輪列ブロック6が、複数組の輪列、つまり3針用輪列15、2針用輪列16、秒針専用輪列17、日車用輪列18を平面的に配列した構成であることにより、輪列ブロック6の厚みを薄くすることができると共に、複数組の輪列を平面的に組み付けることができるので、組立作業性が良い。また、複数組の輪列を平面的に組み付けた輪列ブロック6の下側に回路基板7を重ねて配置するので、回路基板7を複数に分割する必要なく、1枚の回路基板7を輪列ブロック6に簡単に重ねて組み付けることができ、これによっても組立作業性を向上させることができる。さらに、輪列ブロック6と回路基板7とを重ねた厚みの範囲内において、アンテナ8および電池9を輪列ブロック6と回路基板7との側方部にそれぞれ配置しているので、アンテナ8および電池9の厚みが厚くても、アンテナ8および電池9をコンパクトに組み込むことができる。これらによって、時計全体の薄型化を図ることができる。
Thus, according to this wristwatch, the
この場合、輪列ブロック6は、秒針15a、分針15b、時針15cの3針を同一軸上に配置して第1、第2パルスモータ21、22で運針する3針用輪列15と、分針16a、時針16bの2針を同一軸上に配置して第3パルスモータ23で運針する2針用輪列16と、秒針17aのみを第4パルスモータ24で運針する秒針専用輪列17と、日車26を第5パルスモータ25で回転させる日車用輪列18とを備えた構成であることにより、3針用輪列15、2針用輪列16、秒針専用輪列17、および日車用輪列18をそれぞれ独立して駆動することができ、これにより各輪列15〜18のいずれかを時刻系とクロノグラフ系とに変更することができると共に、時刻系とクロノグラフ系とを自由に変更して組み合わせることができ、これにより時刻系とクロノグラフ系との組み合わせのバリエーションが豊富になるほか、より多くの多機能表示ができる。
In this case, the
例えば、上述した実施形態のように、3針用輪列15の分針15b、時針15cを運針する第2パルスモータ22、および秒針専用輪列17の秒針17aを運針する第4パルスモータ24、並びに日車用輪列18の日車26を運針する第5パルスモータ25を時刻系として駆動し、3針用輪列15の秒針15aを駆動する第1パルスモータ21、2針用輪列16の分針16a、時針16bを運針する第3パルスモータ23、および秒針専用輪列17の秒針17aを運針する第4パルスモータ24をクロノグラフ系として駆動することができる。
For example, as in the above-described embodiment, the
また、3針用輪列15の秒針15a、分針15b、時針15c、24時針15dを運針する第1、第2パルスモータ21、22、および日車用輪列18の日車26を運針する第5パルスモータ25を時刻系として駆動し、2針用輪列16の分針16a、時針16bを運針する第3パルスモータ23と、秒針専用輪列17の秒針17aを運針する第4パルスモータ24とを、クロノグラフ系として駆動することもできる。また、これら以外の組み合わせで各パルスモータ21〜25を駆動することにより、時刻系とクロノグラフ系とを適宜変更することができるほか、ワールドタイムなどのより多くの多機能表示ができる。
Further, the first and
また、この腕時計では、3針用輪列15、2針用輪列16、秒針専用輪列17、および日車用輪列17が、地板19と輪列受20とに組み付けられていることにより、3針用輪列15、2針用輪列16、秒針専用輪列17、および日車用輪列18の全てを、地板19と輪列受20とにほぼ平面的に組み付けることができる共に、3針用輪列15、2針用輪列16、秒針専用輪列17、および日車用輪列18がそれぞれ独立して動作する構成であることにより、3針用輪列15、2針用輪列16、秒針専用輪列17、および日車用輪列18をそれぞれ個別に組み込むことができ、これにより組立作業性のより一層の向上を図ることができる。
Further, in this wristwatch, the 3-
この場合、日車用輪列18の日車26は、地板19の外周部に沿ってその表面側に配置され、この日車26の一部にアンテナ8の一部と電池9の一部とがそれぞれ平面方向の異なる位置で重なっていることにより、日車用輪列18の日車26にアンテナ8の一部と電池9の一部とを平面方向の異なる位置で重ねても、輪列ブロック6のうちで、日車用輪列18の日車26の箇所が最も厚みが薄いため、時計モジュール3の厚みがほとんど厚くならず、アンテナ8と電池9とをコンパクトに組み込むことができ、これによっても時計全体の小型化を図ることができる。
In this case, the
また、3針用輪列15は、日ノ裏車35の回転を伝達するための偶数枚の歯車(つまり第1、第2中間車42、43)からなる歯車列41と、この歯車列41によって日ノ裏車35の回転が伝達されて24時針15dを運針させる24時針車37とを備えていることにより、24時針車37と日ノ裏車35との間に配置される歯車列41の歯車数を最小限(2枚)に抑えることができ、これにより24時針車37を備えていても、部品点数の増大を防ぎ、3針用輪列15をコンパクトに組み込むことができる。
The three-
特に、3針用輪列15の24時針車37と歯車列41とが地板19の表面側に配置されることにより、3針用輪列15の24時針車37と歯車列41とにおける箇所の厚みを薄くすることができ、しかも電池9の一部が24時針車37と歯車列41とに重なって配置されていることにより、時計モジュール3の厚みがほとんど厚くならず、電池9をコンパクトに組み込むことができ、これによっても時計全体の小型化を図ることができる。
In particular, the 24-
また、この腕時計では、地板19と輪列受20との間に3針用輪列15の秒針車である四番車31を支持するための中間受38が配置され、この中間受38に四番車31の秒針軸31aが回転自在に挿入するチューブ状の保持筒39が設けられ、この保持筒39が3針用輪列15の分針車である二番車34の筒状の分針軸34a内に回転自在に挿入して分針軸34aを回転自在に保持することにより、3針用輪列15の四番車31と二番車34とを容易に且つ正確に組み込むことができる。
Further, in this wristwatch, an
すなわち、3針用輪列15の二番車34と四番車31とを組み込むときには、まず、地板19に二番車34を配置して組付治具G1で分針軸34aを保持し、この状態で二番車34を地板19に支持すると共に、この地板19に中間受38を取り付け、この中間受38に設けられたチューブ状の保持筒39を二番車34の分針軸34aに挿入させることにより、二番車34を所定位置に正確に且つ確実に組み付けることができる。この状態で、中間受38に四番車31を取り付けるときには、中間受38に設けられたチューブ状の保持筒39に四番車31の秒針軸31aを挿入することにより、四番車31を容易に且つ正確に組み込むことができる。
That is, when assembling the
この場合、地板19には、3針用輪列15の二番車34を組み付けるときに、二番車34における大径の歯車部の外周を所定の隙間をもって位置規制する歯車規制部19aが設けられていることにより、3針用輪列15の二番車34を地板19に組み付けるときに、歯車規制部19aによって二番車34における大径の歯車部を所定の隙間をもって大まかに位置規制することができ、これにより組立作業性の向上を図ることができるほか、この歯車規制部19aを地板19に一体に設けることができるので、部品点数が増えることがなく、簡単に歯車規制部19aを地板19に設けることができ、これにより生産性を高めることができる。
In this case, when the
更に、地板19には、3針用輪列15の二番車34を組み付けるときに、二番車34における筒カナの外周を所定の隙間をもって位置規制するカナ規制部19bが設けられていることにより、3針用輪列15の二番車34を地板19に組み付けるときに、カナ規制部19bによって二番車34における筒カナを所定の隙間をもって大まかに位置規制することができ、これによっても組立作業性の向上を図ることができるほか、歯車規制部19aと同様、カナ規制部19bを地板19に一体に設けることができるので、これによっても部品点数の増加を防ぎ、簡単にカナ規制部19bを地板19に設けることができるので、これによっても生産性を高めることができる。
Furthermore, when the
また、この3針用輪列15は、日ノ裏車35を回転自在に支持する支持軸40が、中間受38の取付孔38aに挿入され、この状態で支持軸40の頭部40aが輪列受20に設けられた軸押え部20aによって中間受38に対しほぼ垂直に位置規制されていることにより、支持軸40を中間受38にカシメ加工によって固定する必要がなく、支持軸40を中間受38の取付孔38aに挿入するだけで簡単に配置することができると共に、この支持軸40の頭部40aが輪列受20に設けられた軸押え部20aによって押え付けられることにより、支持軸40を中間受38に対してほぼ垂直に位置規制することができるので、中間受38が厚みの薄い金属板で形成されていても、支持軸40を中間受38に容易に且つ正確に取り付けることができ、これにより3針用輪列15の日ノ裏車35を容易に且つ正確に組み込むことができる。
In the three-
さらに、この腕時計では、日車用輪列18が、日車26を地板19に押える日車押え板55と、この日車押え板55を地板19に固定する固定ねじ56とを備え、この固定ねじ56の頭部57が、日車押え板55に設けられた逆円錐形の取付孔55b内に配置される逆円錐形の皿部57aと、地板19の座ぐり部59の底部に当接する円板部57bとからなり、固定ねじ56のねじ部58が地板19内に埋め込まれたねじ孔部材60のねじ孔60aに螺着したときに、逆円錐形の皿部57aの外周面が日車押え板55の逆円錐形の取付孔55bの内周面に接触した状態で、円板部57bが地板19の座ぐり部59の底部に当接して固定され、これにより日車押え板55を地板19に固定したので、日車押え板55に対する固定ねじ56の固定力をほぼ一定にすることができる。
Further, in this wristwatch, the
これにより、固定ねじ56は、その固定力のバラツキによる日車押え板55の変形を防いで、日車押え板55を地板19に平坦な状態で良好に固定することができると共に、日車26を回転自在な状態で良好に押えることができる。このため、日車押え板55上に配置されるソーラーパネル11および文字板12を平坦な状態で組み込むことができる共に、各輪列15〜17の各指針15a〜15d、16a、16b、17aと文字板12との間隔を確保することができ、これにより各指針15a〜15d、16a、16b、17aが文字板12に接触するのを防ぐことができ、各指針15a〜15d、16a、16b、17aを文字板12の上方で良好に運針させることができる。
As a result, the fixing
なお、上記実施形態の時計モジュール3では、日車用輪列18の日車26の下側にアンテナ8の一部と電池9の一部を重ねて配置すると共に、3針用輪列15の歯車列23と24時針車43との下側に電池9の一部を更に重ねて配置した場合について述べたが、これに限らず、例えば図21に示す第1変形例のように、時計モジュール3は、アンテナ8および電池9が輪列ブロック6に重ならないように、輪列ブロック6と回路基板7との側方に配置した構成でも良い。この場合にも、アンテナ8および電池9は、輪列ブロック6と回路基板7とを重ねた厚みの範囲内であれば良い。このような時計モジュール3では、モジュール押え板10によって腕時計ケース1内に組み込まれることにより、上記実施形態のものよりも、時計全体の厚みを更に薄くすることができる。
In the
また、上記実施形態、およびその第1変形例では、時計モジュール3が輪列ブロック6、回路基板7、アンテナ8、および電池9からなり、これらをモジュール押え板10によって直接腕時計ケース1内に組み込んだ場合について述べたが、これに限らず、例えば図22に示す第2変形例のように、輪列ブロック6、回路基板7、アンテナ8、および電池9をハウジング70に組み付けることにより、時計モジュール71を構成し、この時計モジュール71をモジュール押え板10によって腕時計ケース1内に組み込むように構成しても良い。このように構成すれば、ハウジング70の厚みだけ、時計全体の厚みが厚くなるが、時計モジュール71の組立作業が容易になり、より一層、生産性を高めることができる。
In the above-described embodiment and the first modification thereof, the
さらに、上記実施形態、およびその第1、第2変形例では、この発明の多針時計として、腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、懐中時計、トラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に広く適用することができる。 Furthermore, in the above-described embodiment and the first and second modifications thereof, the case where the present invention is applied to a wristwatch is described as the multi-hand timepiece of the present invention, but it is not necessarily a wristwatch, a pocket watch, a travel watch, an alarm clock. The present invention can be widely applied to various types of clocks such as clocks, table clocks and wall clocks.
1 腕時計ケース
3、71 時計モジュール
5a〜5d 第1〜第4押釦スイッチ
6 輪列ブロック
7 回路基板
8 アンテナ
9 電池
15 3針用輪列
15a 秒針
15b 分針
15c 時針
15d 24時針
16 2針用輪列
16a 分針
16b 24時針
17 秒針専用輪列
17a 秒針
18 日車用輪列
19 地板
19a 歯車規制部
19b カナ規制部
20 輪列受
20a 軸押え部
21〜25 第1〜第5ステップモータ
26 日車
31 四番車
34 二番車
35 日ノ裏車
36 筒車
37 24時針車
38 中間受
38a 取付孔
39 保持筒
40 支持軸
40a 頭部
41 歯車列
42、43 第1、第2中間車
55 日車押え板
55b 取付孔
56 固定ねじ
57 頭部
57a 皿部
57b 円板部
58 ねじ部
60a ねじ孔
DESCRIPTION OF
Claims (13)
この輪列ブロックを駆動するために当該輪列ブロックに重ねて配置されている回路基板と
前記輪列ブロックと前記回路基板とを重ねた厚みの範囲内において、前記輪列ブロックと前記回路基板との側方部に配置した標準時刻電波受信用のアンテナと、
前記輪列ブロックと前記回路基板とを重ねた厚みの範囲内において、前記アンテナが配置されている側方部と異なる他の側方部に配置した電池と、
を備えていることを特徴とする標準時刻電波受信型多針時計。 A train wheel block having a chronograph function in which a plurality of train trains each carrying a plurality of hands are arranged in a plane, and
In order to drive the train wheel block, a circuit board that is placed over the train wheel block, and within a thickness range in which the train wheel block and the circuit board are stacked, the train wheel block and the circuit board An antenna for receiving a standard time radio wave placed on the side of the
Within the thickness range in which the train wheel block and the circuit board are overlapped, a battery disposed on another side portion different from the side portion on which the antenna is disposed;
A standard time radio wave reception type multi-hand timepiece characterized by comprising:
Priority Applications (1)
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2005
- 2005-10-27 JP JP2005312665A patent/JP2007121075A/en active Pending
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