JP2007090072A - 放射線画像データを神経解剖学座標系内に描出する方法 - Google Patents

放射線画像データを神経解剖学座標系内に描出する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像データが使用者にとって時間に則してかつ統一のとれた形で利用可能なように十分自動化されて実施可能であるようにする。
【解決手段】脳の少なくとも一部の初期の放射線画像データ(5)を神経解剖学座標系内に描出するために、初期の放射線画像データ(5)内で解剖学的基準マーク(23)を自動的に決定するステップ、回転および/または移動された画像データ(7)内の解剖学的基準マーク(23)の少なくとも一部を神経解剖学座標系内の解剖学的基準マークと一致させるために、初期の放射線画像データ(5)を回転および/または移動させるステップ、回転および/または移動された画像データ(7)を神経解剖学座標系に変換するステップが含まれる。
【選択図】図1

Description

本発明は、脳の少なくとも一部の放射線画像データを神経解剖学座標系内に描出(つまり写像)する方法に関する。更に、本発明は、このような方法により初期の放射線画像データを神経解剖学座標系に移行させる相応の画像データ処理装置、ならびにこのような画像データ処理装置を有する放射線システムに関する。
X線システム、コンピュータ断層撮影装置または核スピン断層撮影装置のような医療技術の画像化システム(「モダリティ」とも呼ばれる。)は、今日では脳検査において定期的に使用される。画像化システムによって作成された放射線画像データは、例えば病気所見の作成、病気経過の評価または手術の計画に役立つ。更に、画像化システムは多数の患者または被験者における臨床研究に使用され、この場合には脳解剖または脳機能の共通性が検査され、しかし個人的な相異も検査される。
脳の個人的な解剖学的特性、例えば脳のその都度のジオメトリ拡張および形状における相異が放射線画像データの効率的な評価の邪魔をしていることは周知である。これは、特に機能的磁気共鳴検査により撮影された脳活動の解剖学的な位置認識についても当てはまる。専門分野において知られた「脳地図」からなるディジタル化された地図を次のように、すなわち、例えば地図において使用される医療専門用語が個人的な患者画像データの対応個所にあるように、地図を患者脳の個人的な撮影画像と重ねるように操作することによって、使用者のために画像データの分析を簡単化する方法は知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この方法においては患者画像データがほとんど変化されないままであることから、脳の個人的な特性が、多数の人の放射線画像データの統計学的評価、例えば解剖学的または機能的な平均値画像を作成するための統計学的評価を難しくする。このために医療の実際においては、脳の個人的な放射線画像データを、標準化された神経解剖学座標系に描出することがしばしば必要である。
このような神経解剖学座標系の例として、特に脳活動の位置の認識において普及しているタライラッハ(Talairach)座標系が挙げられる。図3は、タライラッハ座標系に描出(つまり写像)された脳の放射線画像データの例を示す。このような描出は、とりわけ個人的な放射線画像データ内において特徴的な解剖学的構造、例えば脳地図において頻繁に記述されるジオメトリ位置を有するいわゆる「解剖学的ランドマーク」を識別することを必要とする。解剖学的構造のジオメトリ位置は、標準化された神経解剖学座標系への描出を達成するためにどのやり方で放射線画像データを処理すべきかを予め与える。解剖学的ランドマークにより陽電子放出断層撮影(PET)の画像データの標準化を行なうことは既に知られている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、画像データの使用者による解剖学的ランドマークの識別および放射線画像データの描出は大きな時間的費用を要する。更にこのようなプロセスは誤りに結びつきやすい。なぜならば、例えば解剖学的ランドマークの正しい識別はその都度の使用者経験に依存するからである。従って、異なる使用者によって解剖学的座標系上に描出された画像データの比較は、描出時における使用者の個人的な影響により条件付きでしか可能でないことが明白である。
米国特許第6240308号明細書 米国特許第5827499号明細書
本発明の課題は、脳の少なくとも一部の放射線画像データを神経解剖学座標系に描出するために、画像データが使用者にとって時間に則してかつ統一のとれた形で利用できるように大幅に自動化されて実施可能である、放射線画像データを神経解剖学座標系内に描出する方法、画像データ処理装置および放射線システムを提供することにある。
放射線画像データを神経解剖学座標系内に描出する方法に関する課題は、本発明によれば、脳の少なくとも一部の初期の放射線画像データを神経解剖学座標系内に描出(つまり写像)するために、初期の放射線画像データ内で解剖学的基準マークを自動的に決定するステップ、回転および/または移動された画像データ内の解剖学的基準マークの少なくとも一部を神経解剖学座標系内の解剖学的基準マークと一致させるために、初期の放射線画像データを回転および/または移動させるステップ、回転および/または移動された画像データを神経解剖学座標系に変換するステップを含むことによって解決される。
画像データ処理装置に関する課題は、本発明によれば、脳の少なくとも一部の初期の放射線画像データを神経解剖学座標系に描出する画像データ処理装置において、初期の放射線画像データ内で解剖学的基準マークを自動的に決定する識別装置と、回転および/または移動された画像データ内の解剖学的基準マークの少なくとも一部を神経解剖学座標系内の解剖学的基準マークと一致させるために、初期の放射線画像データを回転および/または移動させる正規化装置と、回転および/または移動された画像データから、神経解剖学座標系に変換された画像データを求める変換装置とが備えられていることによって解決される。
放射線システムに関する課題は、本発明によれば、画像データ処理装置と、変換された画像データを画像出力装置に表示するためのユーザインターフェースとが備えられていることによって解決される。
本発明による方法においては、先ず、初期の放射線画像データ内で解剖学的な基準マークが自動的に決定される。脳の解剖学的基準マークはとりわけ点、線または面であるとよい。例えば、脳の前方の空間的境界は点状の解剖学的基準マークであり、それに対して左右の大脳半球間の縦隔(IHS)は面形式の基準マークである。線状の解剖学的基準マークは、脳の2つの特徴的な解剖学的ランドマーク間の接続線である。この例としては,前交連(AC=anterior commissure)と後交連(PC=posterior commissure)との間の接続線が挙げられる。従って、解剖学的基準マークの自動化された決定は、放射線画像データの自動化された解析のほかに、線または面の自動化された計算も含んでいる。
他のステップにおいて、回転および/または移動された画像データ内の解剖学的基準マークの少なくとも一部を神経解剖学座標系内の解剖学的基準マークと一致させるために、初期の放射線画像データが回転および/または移動される。これによって、例えば頭の回動の画像データを取得することによって生じる、あるいは脳の個人的な解剖学的特性によっても生じる移動および回動を正規化することが達成される。例えば、初期の放射線画像データは、タライラッハ座標系への描出時に、ACとPCとの間の接続線が水平になり、かつIHS面が座標原点を通るまで、回転および/または移動させられる。場合によっては回転および/または移動時に、神経解剖学座標系の解剖学的基準マークとの完全一致は達成されず、むしろ完全一致に対する近似が達成される。
本発明による、解剖学的基準マークを自動的に決定するステップおよび初期の放射線画像データを回転および/または移動させるステップは基本的には反復式に複数回行なわれる。すなわち、回転および/または移動が行なわれた後、再び更なる回転および/または移動のための出発点である解剖学的基準マークの更なる自動決定が続く。
他のステップにおいて、回転および/または移動された画像データが解剖学座標系へ変換される。すなわち、画像データに解剖学座標系の座標が変換法に基づいて割り当てられる。このような変換法は、とりわけ複数の線形方程式または非線形方程式によって与えることができ、これらの方程式により解剖学座標系の座標が計算される。更に、3次元画像データが複数のボリューム要素に分割され、これらのボリューム要素のそれぞれが解剖学座標系の座標値の組み合わせによって記述されるような変換方法も考えられ得る。
本発明による方法により、大幅に自動化され、それにより比較的高速に脳の放射線画像データが前処理されるので、これらの画像データは、初期の放射線画像データが脳のそれぞれ個人的な解剖学的特性と、画像撮影中に場合によって存在する特殊な状況とに起因して相違する場合にも、簡単に他の脳の画像データと比較することができる。特に、解剖学的基準マークの決定の「標準化」は、本発明による方法によって複数の患者または被験者についての解剖学的または機能的な平均値画像形成が効率的に作成され、それによって特別に臨床研究の実施が容易化されることを可能にする。解剖学的基準マークが使用者の協力によって識別される場合に生じる偏差は排除される。
本発明による、脳の少なくとも一部の初期の放射線画像データを神経解剖学座標系に描出する画像データ処理装置は、初期の放射線画像データ内で解剖学的基準マークを自動的に決定する識別装置を備えていなければならない。更に、画像データ処理装置は、回転および/または移動された画像データ内の解剖学的基準マークの少なくとも一部を神経解剖学座標系内の対応する解剖学的基準マークと一致させるために、初期の放射線画像データを回転および/または移動させる正規化装置を必要とする。更に、画像データ処理装置は、回転および/または移動された画像データから、神経解剖学座標系に変換された画像データを求める変換装置を持たなければならない。
更に、本発明の特に有利な実施態様は従属請求項ならびに以下の説明からもたらされる。
好ましくは、解剖学的基準マークを自動的に決定するために、初期の放射線画像データの明るさ値の分析が行なわれる。画像データの明るさ値は一般的に脳透過時の画像化信号の減弱度を表す。減弱度は実際上しばしば、いわゆるハウンズフィールド値(HU)で水透過時の減弱に対して相対的に表示される。HUの激しい局所的変化は例えば組織物質から骨物質への移行を示す。特に脳の最大のジオメトリ拡張を描出する個人的な解剖学的基準マークにおいては、HUでの画像データの分析で十分である。
明るさ値の分析は初期の放射線画像データの一部分に限定されると好ましい。解剖学的基準マークの「探索空間」のこの限定は画像データ内での識別を簡単化する。例えば、上部の脳境界については探索空間を相応に上部の画像データ範囲に限定すると有意義である。これに対して、ACについては、脳の内部における画像データの範囲への限定が適当である。
明るさ値の分析に加えて、解剖学的基準マークを自動的に決定することは、初期の放射線画像データ内で、脳内のそれぞれ特徴的な位置および或る解剖学的基準マークに対する相対的な位置が既知である解剖学的構造が識別されることによって支援されるとよい。例えば、専門分野の専門家によく知られた脳の液体空間が解剖学的基準マークを決定するためのランドマークとして適している。この場合に解剖学的構造および解剖学的基準マークの識別には、例えばニューロンネット法またはファジー法のような人工知能の方法も用いることができる。
本発明による方法の有利な実施態様では、回転および/または移動された画像データの変換がスケーリングを含む。このようなスケーリングは、とりわけ、脳の拡張、つまり例えば前の脳境界と後の脳境界との間の間隔が統一のとれた値に描出されるように、さまざまの人の放射線画像データを変更するために使用されるとよい。それによって、放射線画像データの対比性が改善される。
本発明による方法は特定の神経解剖学座標系に限定されない。どの神経解剖学座標系が使用されるかは、特殊な検査課題設定、あるいは例えば神経病理学、神経解剖学または神経学のような医学専門分野に依存する。本発明による方法の有利な実施態様において、ステップは、初期の放射線画像データがタライラッハ座標系に移行されるように構成される。この場合に解剖学的基準マークとして、前(anterior)、後(posterior)、左、右、上(cranial)および下(caudal)の脳境界ならびにIHSおよびACとPCとの間の接続線が自動的に決定される。回転および/または移動ステップを適用することによって、ACとPCとの間の接続線が水平位置、そしてIHI面が座標原点に移行される。引き続いて、範囲的にタライラッハ座標が算出される。例えば、このためにコロナル方向(「前」からのビュー方向)においてIHSと右もしくは左の脳境界との間における右および左の脳半球がそれぞれ、座標値a,b,c,dを持つ4つの区間に分けられる。座標変換の他のステップにおいて、同様に他の座標方向のための座標値(A〜I,1〜12)が決定されるので、変換終了時に画像データの全範囲についてタライラッハ座標(例えば、図3参照)が利用できる。これらの変換ステップは専門分野の専門家によく知られており、従ってここではこれ以上の説明はしない。
初期の放射線画像データが本発明による方法により神経解剖学座標系内に描出された後、これらは適切な画像出力装置で表示される。このような表示は、画像データの観察者に対して神経解剖学座標系の座標を表示する可能性が与えられるによって補足されるとよい。これは、観察者の動作、例えば入力装置におけるキー操作によって、画像出力装置上の選択された画像データ範囲に対する画像データに座標が表示されることによって置き換えることができる。
神経解剖学座標系に描出された放射線画像データの表示の更に別の有利な実施態様では、異なる脳の複数の変換された画像データが同時に表示される。それによって観察者は画像データ間の共通性および相違を比較的簡単に検査することができる。
本発明による方法のステップは自動化実施に適している。従って、本発明による方法の有利な実施は、全てのステップが初期の放射線画像データの選択と始動装置の操作とに従って全自動的に実行される解決策である。
本発明による方法を実施するために、放射線システムは、相応の画像データ処理装置と、変換された画像データを画像出力装置に表示するユーザインターフェースとを有する。画像データ処理装置は放射線システムの診断ステーションの一部である。このような診断ステーションは、一般的に、撮影装置(「スキャナ」とも呼ばれる。)から空間的に分離されている。通常の場合、画像データの取得が終了した後に、画像データが処理される。すなわち、診断ステーションはいわゆる「オフライン」モードで動作する。本発明による方法のこのような移行は、特に、多数の画像データが神経解剖学座標系に描出されるべき場合に、例えば臨床研究の枠内において考えられ得る。代替として、画像データ処理装置はモダリティの制御装置(スキャナコンソールとも呼ばれる。)の構成部分であってもよく、すなわち撮影装置に対して空間的に近くにあってもよい。それによって、患者または被験者がまだ撮影装置内にいる間に、画像データを神経解剖学座標系に描出することが可能になる。この場合には、特に、変換された画像データが速やかに利用可能になり、必要であれば画像データ取得時の更なる進行のための即座の推論を可能にする利点がもたらされる。
本発明による方法への移行は、全部または部分的に、放射線システムにおいて実行されるソフトウェア構成要素によって行なわれる。すなわち、特に識別装置、正規化装置または変換装置をソフトウェア構成要素として実現することができる。通常の放射線システムは、相応のプログラミング可能な画像データ処理装置を持っているので、本発明は既存の画像データ処理プログラムの相応の調整および補足によって実現可能である。すなわち、コンピュータプログラム製品が、本発明による方法の全てのステップを実施するためのプログラムコード手段を持つ放射線システムのプログラミング可能な画像データ処理装置のメモリに直接にロードされる。
以下において、図面を参照しながら実施例に基づいて本発明を更にもう一度詳しく説明する。
図1は本発明による放射線システムの概略図を示し、
図2は本発明による方法の有利な実施例のフローチャートを示し
図3はタライラッハ座標系での脳表示例を示す。
図1は、本発明による方法に従って動作する放射線システム1の例を示す。放射線システム1はここでは診断ステーション2ならびにモダリティ24からなる。モダリティ24は患者または被験者21の脳の生画像データ19を作成することができる。モダリティ24の例はコンピュータ断層撮影装置または核スピン断層撮影装置である。制御装置17によって制御される撮影装置20が生画像データ19を作成する。生画像データ19は一般的にモダリティ24内の生画像メモリ18内に記憶される。診断ステーション2のような他のシステムは、メモリ18にアクセスして生画像データ19を呼び出すことができる。モダリティ24は、例えば、画像データの処理装置、画像再構成装置、画像出力装置、キーボードまたは指示装置のような他の構成要素および特徴を持つことができるが、図の見易さの理由から図1には示されていない。
生画像データ19の更なる処理はしばしば診断ステーション2内で行なわれる。診断ステーション2がモダリティ24に対して空間的に近くに存在することは必ずしも必要でない。診断ステーション2は一般的にユーザインターフェース12を介して制御され、ユーザインターフェース12には、例えば、「マウス」の如き指示装置14またはキーボード15のような入力装置が接続されている。画像データの観察および分析は1つ又は複数の画像出力装置13において行なわれる。更に、診断ステーション2は、画像前処理装置3と、初期の放射線画像データ5または変換された画像データ11を記憶するためのデータバンク4,10とを含んでいる。例えば、画像前処理装置3は、モダリティ24の生画像データメモリ18から生画像データ19を引き取り、コントラスト比の調整または明るさ値のいわゆるウィンドウ処理のような処理ステップを実行し、引続いて、作成された初期の放射線画像データ5をデータバンク4内に保存する。そうすればデータバンク5において初期の放射線画像データ5が更なる画像処理に利用できる。
本発明による方法を実施するために、診断ステーション2は、脳の少なくとも一部の初期の放射線画像データ5を神経解剖学座標系に描出する画像データ処理装置22を有する。このために、画像データ処理装置22は、初期の放射線画像データ5内で解剖学的基準マーク23を自動的に決定する識別装置6を有する。決定された解剖学的基準マーク23に基づいて、正規化装置8が、初期の放射線画像データ5を回転および/または移動させ、回転および/または移動された画像データ7内の解剖学的基準マーク23の少なくとも一部を神経解剖学座標系内の対応する解剖学基準マークと一致させる。更に、本発明による画像データ処理装置22は、回転および/または移動された画像データ7から変換された神経解剖学座標系内の画像データ11を求める変換装置9を持っている。変換された画像データ11は、引続いて、例えば直接にユーザインターフェースを介して画像出力装置13に表示される。
必要に応じて、診断ステーション2の使用者が、変換された画像データ11の観察時に、例えば指示装置14またはキーボード15のような入力装置により、表示を変更し、または他の情報を呼び出すことができる。これには、特に表示の回転または部分拡大のような変更が含まれる。呼び出される情報の例としては、指示装置14により選択された画像範囲に対して出力される神経解剖学座標系の座標を挙げることができる。診断ステーション2はデータバンク10も持ち、これには変換された画像データ11が保存される。更に、診断ステーション2は、変換された画像データ11を、図1に示された画像処理システム16のような他の装置に出力する。この種の画像処理システム16の例は潅流画像化システム、拡散画像化システムまたは機能的画像化システムである。
指摘しておくに、図1に示された放射線システムは本発明の一実施形態に過ぎない。他の実施形態においては、例えばモダリティ24が画像データ処理装置22ならびにユーザインターフェース、画像出力装置および入力装置を含み、放射線画像データがモダリティ24において神経解剖学座標系上に描出されて相応に表示される。更に、図1に示されたデータバンク4,10は診断ステーション2から空間的に分離して配置することもできる。更に、本発明による診断ステーション2は、複数のモダリティ24の生画像データ19を神経解剖学座標系に描出するために、これらの生画像データ19にもアクセスすることもできる。
図2は、本発明による、初期の放射線画像データ5をタライラッハ座標系内に描出する方法の有利な実施例のフローチャートを示す。本発明による方法の個々のステップは、初期の放射線画像データをタライラッハ座標系内の画像データに完全に写像することを表すステップBによってまとめられているステップK〜Rによって実現される。(部分)ステップK,M,O,P,Qは、上述の解剖学的基準マーク23を自動的に決定するステップであり、識別装置6によって実行される。ステップKにおいて解剖学的基準マークAC,PCが自動的に決定され、ステップMにおいてIHS面が自動的に決定される。ステップOは前の脳境界および後の脳境界を自動的に決定するステップであり、ステップPは左の脳境界および右の脳境界を自動的に決定するステップであり、ステップQは上の脳境界および下の脳境界を自動的に決定するステップである。ACからPCへの接続線が水平に向けられるまで画像データが回転させられ、かつIHS面が座標原点を通過するまで画像データが移動される図2に示されたステップLは、正規化装置8によって実行される回転および/または移動のステップに相当する。更にステップRは、回転および/または移動された画像データを神経解剖学座標系に変換するステップであり、変換装置9によって実行される。
ステップAにおける初期の放射線画像データ5の読み込みのほかに、図2は、本発明による方法によって作成された画像データの更なる処理についての例としてステップC〜Fを示す。ステップCは、タライラッハ座標軸の出力による描出された画像データの表示に相当する。ステップDは、例えば範囲拡大または他の変換された画像データとの比較のような使用者による表示操作を表す。ステップEはタライラッハ座標系における画像データの記憶を表し、ステップFは他の画像処理システムへの画像データの引き渡しを表す。
図3はタライラッハ座標系での脳表示の例を示す。ここでは更には説明しない患者または被験者21の3次元表示Uのほかに、サジタルビュー方向の表示S、コロナルビュー方向の表示Tおよび横断のビュー方向の表示Vが示されている。3つの表示S,TおよびVについては、タライラッハ座標系の座標が指定され、例えばサジタルビュー方向の表示Sについては、タライラッハ座標A〜Iならびに1〜12が指定されている。変換された画像データ11のこの種の2次元表示のほかに、本発明による方法を実行する診断ステーション2は、変換された画像データ11を、例えば3次元でも表示することができる。
最後にもう一度指摘しておくに、上述の放射線システムおよび方法経過は、専門分野の専門家によって本発明の範囲を逸脱することなしに種々に変更することができる実施例である。
本発明による放射線システムの例を示す概略図 本発明による方法の有利な実施例を示すフローチャート タライラッハ座標系での脳表示例を示す図。
符号の説明
1 放射線システム
2 診断ステーション
3 画像データ前処理装置
4 データバンク
5 放射線画像データ
6 識別装置
7 回転および/または移動された画像データ
8 正規化装置
9 変換装置
10 データバンク
11 変換された画像データ
12 ユーザインターフェース
13 画像出力装置
14 指示装置
15 キーボード
16 画像処理システム
17 制御装置
18 生画像データメモリ
19 生画像データ
20 撮影装置
21 患者または被験者
22 画像データ処理装置
23 解剖学的基準マーク
24 モダリティ

Claims (14)

  1. 脳の少なくとも一部の初期の放射線画像データ(5)を神経解剖学座標系内に描出するために、
    初期の放射線画像データ(5)内で解剖学的基準マーク(23)を自動的に決定するステップ、
    回転および/または移動された画像データ(7)内の解剖学的基準マーク(23)の少なくとも一部を神経解剖学座標系内の解剖学的基準マークと一致させるために、初期の放射線画像データ(5)を回転および/または移動させるステップ、
    回転および/または移動された画像データ(7)を神経解剖学座標系に変換するステップ
    が含まれることを特徴とする放射線画像データを神経解剖学座標系内に描出する方法。
  2. 解剖学的基準マーク(23)を自動的に決定するために、初期の放射線画像データ(5)の明るさ値の分析が行なわれることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 解剖学的基準マーク(23)を自動的に決定するために、初期の放射線画像データ(5)の一部分の明るさ値の分析が行なわれることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 初期の放射線画像データ(5)内で、解剖学的基準マーク(23)を自動的に決定する際の更に別の基準として使用される解剖学的構造が識別されることを特徴とする請求項2記載の方法。
  5. 変換が回転および/または移動された画像データ(7)のスケーリングを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 神経解剖学座標系がタライラッハ座標系であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 変換された画像データ(11)の表示(C)において神経解剖学座標系の座標が表示されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 異なる脳の複数の変換された画像データ(11)が同時に表示(C)の一部であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 全てのステップが初期の放射線画像データ(5)の選択と始動装置の操作とに従って自動的に実行されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. 脳の少なくとも一部の初期の放射線画像データ(5)を神経解剖学座標系に描出する画像データ処理装置(22)において、
    初期の放射線画像データ(5)内で解剖学的基準マーク(23)を自動的に決定する識別装置(6)と、
    回転および/または移動された画像データ(7)内の解剖学的基準マーク(23)の少なくとも一部を神経解剖学座標系内の解剖学的基準マークと一致させるために、初期の放射線画像データ(5)を回転および/または移動させる正規化装置(8)と、
    回転および/または移動された画像データ(7)から、神経解剖学座標系に変換された画像データ(11)を求める変換装置(9)と、
    を備えていることを特徴とする画像データ処理装置。
  11. 請求項10による画像データ処理装置(22)と、変換された画像データ(11)を画像出力装置(13)に表示(C)するためのユーザインターフェース(12)とを備えている放射線システム。
  12. 請求項10による画像データ処理装置(22)を備えている放射線システム(1)の診断ステーション。
  13. 請求項10による画像データ処理装置(22)を有する制御装置(17)を備えている放射線システム(1)のモダリティ。
  14. プログラムが放射線システム(1)において実行される際に請求項1乃至9の1つに記載の全てのステップを実施するためのプログラムコード手段を備え、放射線システム(1)のプログラミング可能な画像データ処理装置(22)のメモリに直接に読込可能であるコンピュータプログラム製品。
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