JP2007089227A - 基地局及び移動局並びに送信方法及び受信方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】移動局に対して音声着信についての第1の通知及び送信パケットについての第2の通知をそれぞれ行なう移動通信システムにおける基地局3−1〜3−Nにおいて、前記第1の通知、前記第2の通知を送信する際に用いるチャネルを同じチャネル(下り共通物理チャネル)とする通知手段、をそなえて構成する。
【選択図】図11
Description
なお、この図23において、斜線で表す部分は制御用チャネル、網かけ部分はパケットチャネル(物理チャネル)をそれぞれ表し、横軸は時間経過を表す。また、上記の制御用チャネルは、候補(使用可能な)パケットチャネルの移動局111−k側への報知や移動局111−kの呼び出し等を行なうために用いられるもので、この図23に示すように、所定周期(制御用チャネル送信周期)121で定期的に送受信されるようになっている。一方、パケットチャネルは、無線パケットを転送するために使用されるもので、基地局112と移動局111−kとの間で連続的に送受信できるように構成されており、基地局112又は移動局111−kからの任意の使用が可能になっている。
かかる状態で、着信制御局112にてネットワーク114から或る移動局11−k宛のパケットが受信されると、着信制御局112は、そのパケット132−1を基地局112へ転送する(符号132−1参照)。すると、基地局112は、下りのパケットチャネル(制御用チャネルの場合もある)を用いて呼び出し信号141を送信し、この呼び出し信号に対する応答信号142がパケット送信対象の移動局111−kから返ってくると、パケットチャネルを用いて、その移動局111−kへパケットを転送する(符号132−2参照)。
また、他の移動局111−kからの応答信号142との衝突により、送信対象の移動局111−kからの応答信号142が消失してしまう(応答確認が失敗する)と、基地局112は、呼び出し信号141及び応答信号142の送受を再度行なわない限り、パケット転送を行なうことができないので、移動局111−k宛のパケットの不達確率が上がり、信頼性やサービス性の低下につながる。
また、本発明の移動局は、移動局に対して音声着信についての第1の通知及び送信パケットについての第2の通知をそれぞれ行なう移動通信システムにおける移動局において、前記第1の通知、前記第2の通知を同じチャネルの受信により受信する受信手段、をそなえたことを特徴としている。
さらに、本発明の移動局は、位置登録エリアの変化の検出に応じて位置登録を行なう移動局において、パケット通信開始前における位置登録エリアに対してパケット通信開始後の位置登録エリアを狭くして用いる位置登録手段と、前記位置登録手段により行なわれた位置登録エリアに応じた通知に基づいて、パケットデータを受信する受信手段と、をそなえたことを特徴としている。
さらに、本発明の受信方法は、移動局に対して音声着信についての第1の通知及び送信パケットについての第2の通知をそれぞれ行なう移動通信システムにおいて、前記移動局が、前記第1の通知、前記第2の通知を同じチャネルで受信することを特徴としている。
さらに、本発明の受信方法は、移動局に対して音声着信についての第1の通知及び送信パケットについての第2の通知をそれぞれ行なう移動通信システムにおいて、前記移動局が、前記第1の通知、前記第2の通知をそれぞれ別個のチャネルで、且つ、共通したタイミングで受信することを特徴としている。
なお、図1は本発明に関連する技術の原理ブロック図で、この図1に示す本発明に関連する技術の無線パケット通信システム1は、基本的に、それぞれ所定範囲の無線通信ゾーン4−1〜4−Nを形成する複数の基地局3−1〜3−N(Nは自然数)と、これらの基地局3−i(ただし、i=1〜N)の無線通信ゾーン4−i内で基地局3−iと無線通信を行ないうる移動局2と、この移動局2宛のパケットデータを所望の通信網6から受信してそのパケットデータ(以下、単に「パケット」という)を移動局2が存在する無線通信ゾーン4−iを形成する基地局3−iへ着信させる着信制御局5とをそなえている。
ここで、移動局2において、ゾーン移行毎位置登録要求部21は、パケット待ち受け中の自己の移動にともなう無線通信ゾーン4−iの移行毎に、移行先の無線通信ゾーン4−iを形成する基地局3−iに対して位置登録要求を行なうものであり、無応答パケット受信制御部22は、パケット待ち受け中にこのゾーン移行毎位置登録要求部21による位置登録要求を行なった状態で基地局3−iからパケットデータの着信通知を受けるとその着信通知に対する応答を行なうことなくパケットデータの受信を制御するものである。
つまり、移動局2が、パケット待ち受け中の自己の移動にともなう無線通信ゾーン4−iの移行毎に、移行先の無線通信ゾーン4−iを形成する基地局3−iに対して位置登録要求を行ない、基地局3−iは、パケット待ち受け中に着信制御局5からパケットデータを受信すると、移動局2に対して着信通知を行なったのち、その着信通知に対する移動局2からの応答を確認することなくパケットデータを移動局へ転送するのである。
ところで、上記無線パケット通信システム1は、少なくとも上記のパケットデータの着信通知に使用されるパケットチャネル情報を基地局3−iから移動局2へ送信するためのパケット待ち受けチャネルが設けられるとともに、基地局3−iの無応答確認着信制御部32が、パケット待ち受け中のパケットデータの着信通知をパケット待ち受けチャネルの該パケットチャネル情報を用いて所定周期で行ないうるように構成され、且つ、移動局2の無応答パケット受信制御部22が、上記のパケット待ち受けチャネルからパケットチャネル情報を上記所定周期で間欠受信し、受信したパケットチャネル情報が、パケットデータの着信通知であるとパケットデータの受信制御を行なうように構成されていてもよい。
この場合、基地局3−iの無応答確認着信制御部32は、上記のパケットデータの着信通知とパケットデータ以外の他の通信データの着信通知とを上記のパケット待ち受けチャネルのパケットチャネル情報を用いて所定周期で行ないうるように構成され、移動局2の無応答パケット受信制御部22は、受信したパケットチャネル情報が、上記の通信データの着信通知であるとその通信データの受信制御を行なうように構成されていてもよい。
また、上記無線パケット通信システム1は、上記のパケットデータの着信通知に使用されるパケットチャネル情報を基地局3−iから移動局2へ送信するためのパケット待ち受けチャネルと、パケットデータ以外の通信データの着信通知に使用される呼び出しチャネル情報を基地局3−iから移動局2へ送信するための呼び出しチャネルとが設けられるとともに、基地局3−iの無応答確認着信制御部32が、パケットデータの着信通知をパケット待ち受けチャネルのパケットチャネル情報を用いて、パケットデータ以外の他の通信データの着信通知を呼び出しチャネルの呼び出しチャネル情報を用いて、それぞれ所定周期で行なうように構成され、且つ、移動局2の無応答パケット受信制御部22が、上記の各チャネルから各チャネル情報をそれぞれ上記所定周期で間欠受信し、パケット待ち受けチャネルから受信したパケットチャネル情報がパケットデータの着信通知であるとそのパケットデータの受信制御を行ない、呼び出しチャネルから受信した呼び出しチャネル情報が通信データの着信通知であるとその通信データの受信制御を行なうように構成されていてもよい。
ここで、この場合は、基地局2の無応答確認着信制御部32が、上記のパケットチャネル情報と呼び出しチャネル情報とをそれぞれ異なるコードで拡散変調して送信することにより上記の各着信通知を上記の各チャネルを通じて同時に行ないうるように構成されるとともに、移動局2の無応答パケット受信制御部22が、基地局3−iからの各チャネル情報をそれぞれ上記の異なるコードで逆拡散復調することにより分離するように構成されていてもよい。
また、移動局2のゾーン移行毎位置登録要求部21は、パケット待ち受け中は次に上記のパケットチャネル情報を受信するまでの時間が所定時間以下になるまで上記の位置登録要求を行なわないように構成されていてもよい。これにより、移動局2は、次にパケットチャネル情報を受信することによりパケットの着信通知があるかもしれない時間までは、位置登録要求を行なう必要が無くなる。
また、基地局からパケットの着信通知(第2の通知)はパケット待ち受けチャネルのパケットチャネル情報を用いて、パケット以外の通信データの着信通知(第1の通知)は呼び出しチャネルの呼び出しチャネル情報を用いてそれぞれ行なうようにし、移動局がこれらの各チャネル情報をそれぞれ間欠受信するようにすれば、パケットの着信通知とパケット以外の通信データの着信通知とがそれぞれ個別のチャネルで行なわれるので、各チャネル容量の有効利用を図りつつ、パケット待ち受け中のパケット以外の通信データの受信が可能になる。従って、より一層のパケット通信及びパケット通信以外の通信の信頼性の向上に大いに寄与する。
また、上記のパケット通信品質要求に加えて移動局の通信相手との間の通信遅延の有無に応じて移動局の間欠受信周期,基地局のチャネル情報の送信周期を変更することもできるので、移動局とその移動局の通信相手との間の通信遅延をも考慮して上記の間欠受信周期を変更することができ、通信の信頼性の向上にも大いに寄与する。
図2は本発明の一実施形態としての無線パケット通信システムの構成を示すブロック図であるが、この図2に示すシステム1も、それぞれ所定範囲の無線通信ゾーン4−1〜4−Nを形成する複数の基地局3−1〜3−N(Nは自然数)と、これらの基地局3−i(ただし、i=1〜N)の無線通信ゾーン4−i内で基地局3−iと無線通信を行ないうる移動局2と、この移動局2宛のパケットデータを移動網(所望の通信網)6(以下、単に「網6」ということがある)から受信してそのパケットデータ(以下、単に「パケット」という)を移動局2が存在する無線通信ゾーン(在圏ゾーン)4−iを形成する基地局3−iへ着信させる着信制御局5とをそなえて構成されている。
ここで、上記のPCH8は、基本的に、回線呼の着信通知に使用される呼び出しチャネル情報を基地局3−iから移動局2へ送信するためのチャネルで、広範囲のエリア(ページングエリア7)へ送信されるようになっている。ただし、パケット回線が未接続のとき(例えば、パケット通信開始要求時)のパケットの着信通知については、基地局3−iは移動局2の正確な位置(在圏ゾーン4−i)を知らないので、このPCH8を通じて行なわれる。
そして、移動局2は、基地局3−iからどのスーパーフレームのどの群のPCH情報84を受信するか(受信周期)が設定されており、その周期でPCH8のPCH情報84を受信し、まず上記の情報有無コード83を参照して情報の有無を確認し、情報が有れば自己に対する着信通知であると認識しその情報に対して上記とは逆の処理(デインターリーブ処理やビタビ復号等の所定の復号処理等)を施すことによってレイヤ3情報81を復元して、着信通知が回線呼,パケット呼のいずれであるかを識別し、その識別結果に応じて回線呼,パケット呼の回線接続処理を行なうことになる。
そして、上記のCPU37は、移動局2の呼び出しや移動局2との回線呼/パケット呼の接続、共通/個別物理チャネル10,11の割り当てなど、移動局2との無線通信(CDMA通信)に必要な処理を集中制御するものであるが、本実施形態では、移動局2の在圏ゾーン4−iの移動毎に移動局2から送信されてくる位置登録要求を受けてその要求を着信制御局5に通知することで、移動局2の在圏ゾーン4−iを、常時、着信制御局5に知らせる機能も有している。
このとき、移動機2は、在圏ゾーン4−1が在圏ゾーン4−2に変わったので位置登録要求を基地局3−2に対して行ない、基地局3−1は、移動機2に対するパケット待ち受けチャネル9の送信停止と割り当て解放を行なう。なお、呼び出し待ち受け中の場合、移動機2は、基地局3−2から報知される周辺基地局リスト(報知情報)を受信し、前回位置登録を行なったときのリストに移行先の基地局3−2が無かったとき(つまり、呼び出しエリア7が変わったとき)だけ位置登録要求を行なう。
(1)移動局2の基本動作説明
まず、図13に示すように、移動機2(CPU29)は、電源が投入されると、基地局3−iからの報知情報(基地局IDなど)を受信し(ステップA1)、自己の移動により呼び出しエリア7が変わっているか否かを判断する(ステップA2)。呼び出しエリア7が変わっていれば(ステップA2でYESと判定されれば)、移動機2は、上りの共通物理チャネル10を通じて位置登録要求を上記の報知情報を受信した基地局3−iに対して行なう(ステップA3)。なお、呼び出しエリア7が変わっていない場合は、位置登録要求は行なわない(ステップA2のNOルート)。
ところで、このとき移動機2は、基地局3−i宛の発信情報が有るか否かを判定する(ステップA6)とともに、呼び出しチャネル8を間欠受信する(ステップA8)。そして、基地局3−i宛の発信情報が有れば(ステップA6でYESと判定されると)、移動機2は、上りの共通物理チャネル10を通じて基地局3−iに発信要求を行なう(ステップA7)。発信情報が無ければ、移動機2は、発信情報の有無の監視を継続する(ステップA6のNOルート)。
そして、移動機2は、上記の発信要求もしくは着信通知が回線呼についてのものかパケット呼ついてのものかを判定し(ステップA11)、回線呼のものであれば、回線呼用の回線接続処理を実行し(ステップ12)、在圏ゾーン4−iの移行条件を検出したのち(ステップA13)、個別物理チャネル11を割り当てて(ステップA14)、通信を開始する(ステップA15)。
また、上記のステップA40において、発信情報が有る場合、移動機2は、上りの共通物理チャネル10を通じて発信要求を基地局3−iに対して行なう(ステップA40のYESルートからステップA41)。このとき、移動機2は、その発信要求が回線呼についてのものかパケット呼についてのものかを判定し(ステップA42)、回線呼についてのものであれば、回線呼用の回線接続処理を実行し(ステップA48)、在圏ゾーン4−iの移行条件の検出,個別物理チャネル11の割り当てを行なったのち(ステップA49,A50)、通信を開始する(ステップA51)。
また、このとき、移動機2は、上記のステップA49で検出した在圏ゾーン4−iの移行条件に基づいて通信中に在圏ゾーン4−iの移行が生じているかを監視しており(ステップA54)、移行が生じていなければそのまま監視を継続し(ステップA54のNOルート)、移行が生じていれば移行先の基地局3−iからの報知情報を受信し(ステップA54のYESルートからステップA55)、ハンドオーバ処理を実行する(ステップA56)。
一方、パケット待ち受けチャネル9から着信通知があった場合、移動機2は、在圏ゾーン4−iの以降条件を検出し(ステップA59)、パケット流量が大きければ(所定量以上であれば)(ステップA60でYESと判定されれば)、基地局3−iに上記の着信通知に対する応答信号を返信することなく、個別物理チャネル11を割り当てて(ステップA61)、個別物理チャネル11を用いてパケット通信(パケット受信制御)を行なう〔ステップA62:個別物理チャネル送受信状態14(図10参照)〕。
そして、上記のステップA59で検出した移行条件に基づいて、この通信中に在圏ゾーン4−iの移行が生じるかどうかを監視し(ステップA69)、在圏ゾーン4−iの移行が生じれば(ステップA69でYESと判定されれば)、移行先の基地局3−iからの報知情報を受信し(ステップA70)、ハンドオーバ処理を実行する(ステップA71)。なお、在圏ゾーン4−iの移行が生じていない場合はハンドオーバ処理は実行しない(ステップA69のNOルート)。
次に、基地局3−i(CPU37)の基本動作について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、基地局3−i(CPU37)では、網6(着信制御局5)から着信情報を受けたか否か、移動機2から上りの共通物理チャネル10から何らかの信号(情報)を受けたか、着信制御局5からパケット回線の切断要求信号を受けたかを、それぞれ、監視しており(ステップB1〜B3のNOルート)、例えば、着信制御局5から着信情報を受ければ(ステップB1でYESと判定されれば)、その時点で、パケット回線が接続済みかどうかを判定する(ステップB4)。
そして、基地局3−iは、通信が終了したか、パケット回線接続済みの状態で移動機2もしくは網6(着信制御局5)側からパケット回線の切断要求を受けたか、移動機2からハンドオーバ処理の要求を受けたかをそれぞれ監視し(ステップB12,B14及びB16のNOルート)、通信が終了すれば、回線呼の回線切断処理を実行し(ステップB12のYESルートからステップB13)、パケット回線の切断要求を受ければパケット回線の切断処理を実行し(ステップB14のYESルートからステップB15)、ハンドオーバ処理の要求を受ければハンドオーバ処理を実行する(ステップB16のYESルートからステップB17)。
さらに、基地局3−iは、移動機2もしくは網6(着信制御局5)側からパケット回線の切断要求を受けたか、移動機2からハンドオーバ処理の要求を受けたかをそれぞれ監視し(ステップB25及びB27のNOルート)、パケット回線の切断要求を受ければパケット回線の切断処理を実行し(ステップB25のYESルートからステップB26)、ハンドオーバ処理の要求を受ければハンドオーバ処理を実行する(ステップB27のYESルートからステップB28)。
また、このとき、移動機2からハンドオーバ要求を受信していれば、基地局3−iは、パケット回線の切断処理を実行し(ステップB31のYESルートからステップB32)、ハンドオーバ要求を受信していなければ、共通物理チャネル10での通信を継続する(ステップB31のNOルートからステップB29)。
この判定の結果、基地局3−iは、移動機2からの信号が発信要求信号であれば、パケット回線が接続済みかどうかを判定し(ステップB33のYESルートからステップB34)、未接続であれば(ステップB34でNOと判定されれば)、上記のステップB8以降の処理を実行し、接続済みであれば(ステップB34でYESと判定されれば)、さらに、上記の発信要求信号が回線呼についてのものかパケット呼についてのものかを判定する(ステップB39)。
一方、移動機2からの信号が位置登録情報(位置登録要求)であれば、基地局3−iは、網6(着信制御局5)に対して、例えば自己の基地局ID,位置登録要求を行なった移動局2の移動局ID,移動機2との回線接続状態などを網6(着信制御局5)へ通知することにより、自己と移動局2とについての位置登録要求を行なう(ステップB36)。
つまり、本実施形態の基地局3−i(CPU37)は、上記のステップB35及びB36を実行することにより、移動局2(ゾーン移行毎位置登録要求部21)から位置登録要求を受けると着信制御局5に対して自己とその移動局2とについての位置登録要求を行なう対着信制御局用位置登録要求部31(図8参照)としての機能を有している。
次に、上記の移動機2及び基地局3の基本動作を踏まえて、本実施形態の無線パケット通信システム1の全体動作について、図11に示すタイムチャートを用いて説明する。ただし、以下では、パケットの着信に着目した動作を説明する。なお、この図11において、横軸は時間経過を表す。
移動機2は、この着信通知を呼び出しチャネル8の間欠受信により受信すると(ステップS4)、上りの共通物理チャネル10を通じて応答信号を基地局3−iへ返信する(ステップS5,図13のステップA10)。基地局3−iは、この応答信号を受信すると、パケット回線接続処理を行なったのち(図12のステップB21)、パケット流量が小さければ上りの共通物理チャネル10を通じて順次、受信パケットを移動機2へ転送する(ステップS6,S2′,S6′,図12のステップB29)。
また、本実施形態では、基地局3−iからパケットの着信通知はパケット待ち受けチャネル9を用いて、回線呼の着信通知は呼び出しチャネル8を用いてそれぞれ行なうようにし、移動局2がこれらの各チャネル8,9をそれぞれ間欠受信するようにしているので、パケットの着信通知と回線呼の着信通知とがそれぞれ個別のチャネルで行なわれる。従って、各チャネル8,9の容量の有効利用を図りつつ、パケット待ち受けモード時でも、回線呼の受信制御を行なって回線呼の通信を行なうことができ、パケット通信及び回線呼通信の信頼性の向上に大いに寄与している。
・第1変形例の説明
ところで、上述した実施形態では、移動機2は、パケット待ち受けモード時の移動機2の在圏ゾーン4−iの移行毎に位置登録要求を基地局3−iに対して行なっているが、これでは、例えば移動機2が高速移動している場合には、在圏ゾーン4−iの移行回数が増加するので、位置登録要求を頻繁に行なわなくてはならなくなり、消費電力が増大してしまう可能性がある。
即ち、移動機2は、図16中に斜線で示すように、前記のステップA38で基地局3−iから報知情報を受信したのち、呼び出しエリア7を移行したか否かを判定し(ステップA381)、呼び出しエリア7を移行していない(ステップA381でNOと判定される)限り、次のパケット待ち受けチャネル9を間欠受信するまでの時間がta以下になっているか否かを判定する(ステップA382)。
・第2変形例の説明
次に、上述した実施形態では、パケット待ち受けモード時の回線呼の着信通知は呼び出しチャネル8を通じて行ない、パケットの着信通知はパケット待ち受けチャネル9を通じて行なっているが、これらの各着信通知はパケット待ち受けチャネル9のみを使って行なうようにしてもよい。
ただし、この場合、呼び出しチャネル8は、パケット待ち受けチャネル9のように1局の基地局3−iのゾーン4−i内のみで使用されるのではなく、呼び出しエリア7という複数の基地局3−iのゾーン4−iを包含するエリア内で使用されるので、着信制御局5は、例えば、着信通知にその着信通知がどのゾーン4−i向けのものかを表示する情報を載せる必要がある。
ところで、上記の間欠受信間隔(周期)は、ユーザのパケット通信品質要求に応じて変更できるようにしてもよい。即ち、移動機2(CPU29:無応答パケット受信制御部22)を、上記の間欠受信の周期をユーザのパケット通信品質要求に応じて変更しうるように構成し、基地局3−i(CPU37:無応答確認着信制御部32)を、上記のパケット通信品質要求に応じてチャネル8,9の送信周期を変更しうるように構成する。
例えば、上記(a)の移行時間t1を短く設定して、パケットの送受信が停止すると直ぐにパケット待ち受けモードに移行させるようにした場合、そのユーザはできるだけバッテリ消費量を低減させたいものと思われるので、移動機2は間欠受信周期を長く設定し、この設定に合わせて基地局3−iもチャネル8,9の送信周期を設定(変更)する。
逆に、上記(b)のパケット許容遅延時間を長く設定した場合、そのユーザはパケット受信に遅延があってもよい代わりに移動機2のバッテリ消費量を低減したいと思われるので、移動機2は間欠受信周期を長く設定し、この設定に合わせて基地局3−iもチャネル8,9の送信周期を変更する。
また、上記の間欠受信間隔(周期)は、上記のパケット通信品質要求に加えて移動機2の通信相手との間の通信遅延の有無に応じて変更できるようにしてもよい。即ち、基地局3−i(CPU37:無応答確認着信制御部32)を、上記のパケット通信品質要求に加えて移動局2の通信相手との間の通信遅延の有無に応じてチャネル8,9の送信周期を変更しうるように構成し、移動機2(CPU29:無応答パケット受信制御部22)を、上記の間欠受信周期を上記の通信遅延の有無に応じて変更しうるように構成する。
一方、移動機2の通信相手が移動機2′(もしくは他の移動機2)であった場合、遅延時間が生じるので、互いの間欠受信周期が異なると着信通知後の通信開始タイミングにズレが生じてうまく通信ができない可能性がある。そこで、基地局3−i,基地局3′はそれぞれいずれかのユーザ(移動機2,2′)のパケット通信品質要求に応じて設定された間欠受信周期に合わせてチャネル8,9の送信周期を変更し、これに応じてどちらかの移動機2,2′も間欠受信周期を変更する。この場合、優先度の高いユーザや基地局3−i,3′の方に設定を合わせるようにしてもよい。
なお、上述した実施形態及び各変形例では、本発明にCDMA方式を適用した場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されず、TDMA(時分割多元接続)方式やFDMA(周波数分割多元接続)方式などの他の方式を適用することもできる。特に、第2変形例や第3変形例にて上述したシステム1は、チャネル8,9のいずれかを監視する構成になっているので、TDMA方式やFDMA方式でも実現可能である。
そして、本発明は上述した実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
・付記
(付記1)
それぞれ所定範囲の無線通信ゾーンを形成する複数の基地局と、該基地局の該無線通信ゾーン内で該基地局と無線通信を行ないうる移動局と、該移動局宛のパケットデータを所望の通信網から受信して該パケットデータを該移動局が存在する無線通信ゾーンを形成する基地局へ着信させる着信制御局とをそなえた無線パケット通信システムにおいて、
該移動局が、
パケット待ち受け中の自己の移動にともなう無線通信ゾーンの移行毎に、移行先の無線通信ゾーンを形成する基地局に対して位置登録要求を行なうゾーン移行毎位置登録要求部と、
該パケット待ち受け中に該ゾーン毎位置登録要求部による該位置登録要求を行なった状態で該基地局から該パケットデータの着信通知を受けると該着信通知に対する応答を行なうことなく該パケットデータの受信を制御する無応答パケット受信制御部とをそなえるとともに、
該基地局が、
該移動局の該ゾーン移行毎位置登録要求部から該位置登録要求を受けると該着信制御局に対して自己と該移動局とについての位置登録要求を行なう対着信制御局用位置登録要求部と、
該対着信制御局用位置登録要求部による該位置登録要求を行なった状態で該着信制御局から該パケットデータを受信すると、該移動局に対して着信通知を行なったのち、該着信通知に対する該移動局からの応答を確認することなく該パケットデータを該移動局へ着信させる無応答確認着信制御部とをそなえていることを特徴とする、無線パケット通信システム。
少なくとも該パケットデータの着信通知に使用されるパケットチャネル情報を該基地局から該移動局へ送信するためのパケット待ち受けチャネルが設けられるとともに、
該基地局の該無応答確認着信制御部が、
該パケット待ち受け中の該パケットデータの着信通知を該パケット待ち受けチャネルの該パケットチャネル情報を用いて所定周期で行ないうるように構成され、且つ、
該移動局の該無応答パケット受信制御部が、
該パケット待ち受けチャネルから該パケットチャネル情報を該所定周期で間欠受信し、受信した該パケットチャネル情報が、該パケットデータの着信通知であると該パケットデータの受信制御を行なうように構成されていることを特徴とする、付記1記載の無線パケット通信システム。
該基地局の該無応答確認着信制御部が、
該パケットデータの着信通知と該パケットデータ以外の他の通信データの着信通知とを該パケット待ち受けチャネルの該パケットチャネル情報を用いて所定周期で行ないうるように構成されるとともに、
該移動局の該無応答パケット受信制御部が、
受信した該パケットチャネル情報が、該通信データの着信通知であると該通信データの受信制御を行なうように構成されていることを特徴とする、付記2記載の無線パケット通信システム。
該パケットデータの着信通知に使用されるパケットチャネル情報を該基地局から該移動局へ送信するためのパケット待ち受けチャネルと、該パケットデータ以外の通信データの着信通知に使用される呼び出しチャネル情報を該基地局から該移動局へ送信するための呼び出しチャネルとが設けられるとともに、
該基地局の該無応答確認着信制御部が、
該パケットデータの着信通知を該パケット待ち受けチャネルの該パケットチャネル情報を用いて、該パケットデータ以外の他の通信データの着信通知を該呼び出しチャネルの該呼び出しチャネル情報を用いて、それぞれ所定周期で行なうように構成され、且つ、
該移動局の該無応答パケット受信制御部が、
上記の各チャネルから各チャネル情報をそれぞれ該所定周期で間欠受信し、該パケット待ち受けチャネルから受信したパケットチャネル情報が該パケットデータの着信通知であると該パケットデータの受信制御を行ない、該呼び出しチャネルから受信した呼び出しチャネル情報が該通信データの着信通知であると該通信データの受信制御を行なうように構成されていることを特徴とする、付記1記載の無線パケット通信システム。
該基地局の該無応答確認着信制御部が、
該パケットチャネル情報と該呼び出しチャネル情報とをそれぞれ異なるコードで拡散変調して送信することにより各着信通知を上記の各チャネルを通じて同時に行ないうるように構成されるとともに、
該移動局の該無応答パケット受信制御部が、
該基地局からの各チャネル情報をそれぞれ上記の異なるコードで逆拡散復調することにより分離するように構成されていることを特徴とする、付記4記載の無線パケット通信システム。
該移動局の該ゾーン移行毎位置登録要求部が、
該パケット待ち受け中は次に該パケットチャネル情報を受信するまでの時間が所定時間以下になるまで該位置登録要求を行なわないように構成されていることを特徴とする、付記2〜5のいずれか1項に記載の無線パケット通信システム。
該移動局の該無応答パケット受信制御部が、
該間欠受信の周期をユーザのパケット通信品質要求に応じて変更しうるように構成されるとともに、
該基地局の該無応答確認着信制御部が、
該パケット通信品質要求に応じて該所定周期を変更しうるように構成されていることを特徴とする、付記2〜6のいずれか1項に記載の無線パケット通信システム。
該基地局の該無応答確認着信制御部が、
該パケット通信品質要求に加えて該移動局の通信相手との間の通信遅延の有無に応じて該所定周期を変更しうるように構成されるとともに、
該移動局の該無応答パケット受信制御部が、
該間欠受信の周期を該通信遅延の有無に応じて変更しうるように構成されていることを特徴とする、付記7記載の無線パケット通信システム。
それぞれ所定範囲の無線通信ゾーンを形成する複数の基地局と、自己宛のパケットデータを所望の通信網から受信して該パケットデータを自己が存在する無線通信ゾーンを形成する基地局へ着信させる着信制御局とをそなえた無線パケット通信システムに使用され、該基地局の該無線通信ゾーン内で該基地局と無線通信を行ないうる移動局であって、
パケット待ち受け中の自己の移動にともなう無線通信ゾーンの移行毎に、移行先の無線通信ゾーンを形成する基地局に対して位置登録要求を行なうゾーン移行毎位置登録要求部と、
該パケット待ち受け中に該ゾーン毎位置登録要求部による該位置登録要求を行なった状態で該基地局から該パケットデータの着信通知を受けると該着信通知に対する応答を行なうことなく該パケットデータの受信を制御する無応答パケット受信制御部とをそなえていることを特徴とする、無線パケット通信システムに使用される移動局。
少なくとも該パケットデータの着信通知に使用されるパケットチャネル情報を該基地局から受信するためのパケット待ち受けチャネルが設けられるとともに、
該無応答パケット受信制御部が、
該パケット待ち受けチャネルから該パケットチャネル情報を所定周期で間欠受信し、受信した該パケットチャネル情報が、該パケットデータの着信通知であると該パケットデータの受信制御を行なうように構成されていることを特徴とする、付記9記載の無線パケット通信システムに使用される移動局。
該基地局が、
該パケットデータの着信通知と該パケットデータ以外の他の通信データの着信通知とを該パケット待ち受けチャネルの該パケットチャネル情報を用いて所定周期で行ないうるように構成されるとともに、
該無応答パケット受信制御部が、
受信した該パケットチャネル情報が、該通信データの着信通知であると該通信データの受信制御を行なうように構成されていることを特徴とする、付記10記載の無線パケット通信システムに使用される移動局。
該パケットデータの着信通知に使用されるパケットチャネル情報を該基地局から受信するためのパケット待ち受けチャネルと、該パケットデータ以外の通信データの着信通知に使用される呼び出しチャネル情報を該基地局から受信するための呼び出しチャネルとが設けられるとともに、
該無応答パケット受信制御部が、
上記の各チャネルから各チャネル情報をそれぞれ所定周期で間欠受信し、該パケットチャネル情報が該パケットデータの着信通知であると該パケットデータの受信制御を行ない、該呼び出しチャネルから受信した該呼び出しチャネル情報が該通信データの着信通知であると該通信データの受信制御を行なうように構成されていることを特徴とする、付記9記載の無線パケット通信システムに使用される移動局。
該無応答パケット受信制御部が、
上記の各着信通知を上記の各チャネルを通じて同時に行ないうるように該基地局において上記の該パケットチャネル情報と該呼び出しチャネル情報とがそれぞれ異なるコードで拡散変調されている場合に、各チャネル情報をそれぞれ上記の異なるコードで逆拡散復調することにより分離するように構成されていることを特徴とする、付記12記載の無線パケット通信システムに使用される移動局。
該ゾーン移行毎位置登録要求部が、
該パケット待ち受け中は次に該パケットチャネル情報を受信するまでの時間が所定時間以下になるまで該位置登録要求を行なわないように構成されていることを特徴とする、付記10〜13のいずれか1項に記載の無線パケット通信システムに使用される移動局。
該無応答パケット受信制御部が、
該間欠受信の周期をユーザのパケット通信品質要求に応じて変更しうるように構成されていることを特徴とする、付記10〜14のいずれか1項に記載の無線パケット通信システムに使用される移動局。
該無応答パケット受信制御部が、
該パケット通信品質要求に加えて通信相手との間の通信遅延の有無に応じて該間欠受信の周期を変更しうるように構成されていることを特徴とする、付記15記載の無線パケット通信システムに使用される移動局。
所定範囲の無線通信ゾーン内で無線通信を行ないうる移動局と、該移動局宛のパケットデータを所望の通信網から受信して該パケットデータを該移動局が存在する無線通信ゾーンへ着信させる着信制御局とをそなえた無線パケット通信システムに使用され、該無線通信ゾーンを形成する基地局であって、
パケット待ち受け中の該移動局の移動にともなう該無線通信ゾーンの移行毎に該移動局から要求される位置登録要求を受けると該着信制御局に対して自己と該移動局とについての位置登録要求を行なう対着信制御局用位置登録要求部と、
該対着信制御局用位置登録要求部による該位置登録要求を行なった状態で該着信制御局から該パケットデータを受信すると、該移動局に対して着信通知を行なったのち、該着信通知に対する該移動局からの応答を確認することなく該パケットデータを該移動局へ着信させる無応答確認着信制御部とをそなえていることを特徴とする、無線パケット通信システムに使用される基地局。
少なくとも該パケットデータの着信通知に使用されるパケットチャネル情報を該移動局へ送信するためのパケット待ち受けチャネルが設けられるとともに、
該無応答確認着信制御部が、
該パケット待ち受け中に該パケットデータの着信通知を該パケット待ち受けチャネルの該パケットチャネル情報を用いて所定周期で行ないうるように構成されていることを特徴とする、付記17記載の無線パケット通信システムに使用される基地局。
該無応答確認着信制御部が、
該パケットデータの着信通知と該パケットデータ以外の他の通信データの着信通知とを該パケット待ち受けチャネルの該パケットチャネル情報を用いて所定周期で行ないうるように構成されていることを特徴とする、付記18記載の無線パケット通信システムに使用される基地局。
該パケットデータの着信通知に使用されるパケットチャネル情報を該移動局へ送信するためのパケット待ち受けチャネルと、該パケットデータ以外の通信データの着信通知に使用される呼び出しチャネル情報を該移動局へ送信するための呼び出しチャネルとが設けられるとともに、
該無応答確認着信制御部が、
該パケットデータの着信通知を該パケット待ち受けチャネルの該パケットチャネル情報を用いて、該パケットデータ以外の他の通信データの着信通知を該呼び出しチャネルの該呼び出しチャネル情報を用いて、それぞれ所定周期で行なうように構成されていることを特徴とする、付記17記載の無線パケット通信システムに使用される基地局。
該無応答確認着信制御部が、
該パケットチャネル情報と該呼び出しチャネル情報とをそれぞれ異なるコードで変調して送信することにより各着信通知を上記の各チャネルを通じて同時に行ないうるように構成されていることを特徴とする、付記20記載の無線パケット通信システムに使用される基地局。
該無応答確認着信制御部が、
該移動局のユーザのパケット通信品質要求に応じて該所定周期を変更しうるように構成されていることを特徴とする、付記18〜21のいずれか1項に記載の無線パケット通信システムに使用される基地局。
該無応答確認着信制御部が、
該パケット通信品質要求に加えて該移動局の通信相手との間の通信遅延の有無に応じて該所定周期を変更しうるように構成されていることを特徴とする、付記22記載の無線パケット通信システムに使用される基地局。
それぞれ所定範囲の無線通信ゾーンを形成する複数の基地局と、該基地局の該無線通信ゾーン内で該基地局と無線通信を行ないうる移動局と、該移動局宛のパケットデータを所望の通信網から受信して該パケットデータを該移動局が存在する無線通信ゾーンを形成する基地局へ着信させる着信制御局とをそなえた無線パケット通信システムにおいて、
該移動局が、パケット待ち受け中の自己の移動にともなう該無線通信ゾーンの移行毎に、移行先の無線通信ゾーンを形成する基地局に対して位置登録要求を行ない、
該基地局は、該パケット待ち受け中に該着信制御局から該パケットデータを受信すると、該移動局に対して着信通知を行なったのち、該着信通知に対する該移動局からの応答を確認することなく該パケットデータを該移動局へ転送することを特徴とする、無線パケット通信システムにおけるパケット転送方法。
2,2′ 移動局(移動機)
3−1〜3−N,3′ 基地局(BTS)
4−1〜4−N 無線通信ゾーン(在圏ゾーン)
5,5A 着信制御局
5B 固定局
6 通信網
7 呼び出しエリア
8 ページング(呼び出し)チャネル
9 パケット待ち受けチャネル
10 共通物理チャネル
11 個別物理チャネル
12 パケット待ち受けチャネル受信状態
13 共通物理チャネル送受信状態
14 個別物理チャネル送受信状態
21 ゾーン移行毎位置登録要求部
22 無応答パケット受信制御部
24 アンテナ共用器
25A,34A RF送信部
25B,34B RF受信部
26A,35A 変調部
26B,35B 復調部
27,36 チャネルコーディング/デコーディング部
27A,36A チャネルコーディング部
27B,36B チャネルデコーディング部
28 起動制御部
29,37 CPU
31 対着信制御局用位置登録要求部
32 無応答確認着信通知制御部
81 レイヤ3情報
82 無線チャネル情報
83,93 情報有無コード(PI)
84 ページングチャネル(PCH)情報(群)
94 パケットチャネル情報(群)
271A,361A 符号化部
Claims (10)
- 移動局に対して音声着信についての第1の通知及び送信パケットについての第2の通知をそれぞれ行なう移動通信システムにおける基地局において、
前記第1の通知、前記第2の通知を送信する際に用いるチャネルを同じチャネルとする通知手段、をそなえたことを特徴とする、基地局。 - 移動局に対して音声着信についての第1の通知及び送信パケットについての第2の通知をそれぞれ行なう移動通信システムにおける移動局において、
前記第1の通知、前記第2の通知を同じチャネルの受信により受信する受信手段、をそなえたことを特徴とする、移動局。 - 移動局に対して音声着信についての第1の通知及び送信パケットについての第2の通知をそれぞれ行なう移動通信システムにおける基地局において、
前記第1の通知、前記第2の通知を送信する際に用いるチャネルを別個のチャネルとするが、共通したタイミングで行なうことが可能な通知手段、をそなえたことを特徴とする、基地局。 - 移動局に対して音声着信についての第1の通知及び送信パケットについての第2の通知をそれぞれ行なう移動通信システムにおける移動局において、
前記第1の通知、前記第2の通知をそれぞれ別個のチャネルであって且つ共通したタイミングで受信可能な受信手段、をそなえたことを特徴とする、移動局。 - 位置登録エリアの変化の検出に応じて位置登録を行なう移動局において、
パケット通信開始前における位置登録エリアに対してパケット通信開始後の位置登録エリアを狭くして用いる位置登録手段と、
該位置登録手段により行なわれた位置登録エリアに応じた通知に基づいて、パケットデータを受信する受信手段と、をそなえたことを特徴とする、移動局。 - 移動局に対して音声着信についての第1の通知及び送信パケットについての第2の通知をそれぞれ行なう移動通信システムにおける基地局において、
前記基地局は、前記第1の通知、前記第2の通知を、同じチャネルを用いて前記移動局に送信することを特徴とする、送信方法。 - 移動局に対して音声着信についての第1の通知及び送信パケットについての第2の通知をそれぞれ行なう移動通信システムにおいて、
前記移動局は、前記第1の通知、前記第2の通知を同じチャネルで受信することを特徴とする、受信方法。 - 移動局に対して音声着信についての第1の通知及び送信パケットについての第2の通知をそれぞれ行なう移動通信システムにおける基地局において、
前記基地局は、前記第1の通知、前記第2の通知を、別個のチャネルで前記移動局に送信するが、共通したタイミングで行なうことを特徴とする、送信方法。 - 移動局に対して音声着信についての第1の通知及び送信パケットについての第2の通知をそれぞれ行なう移動通信システムにおいて、
前記移動局は、前記第1の通知、前記第2の通知をそれぞれ別個のチャネルで、且つ、共通したタイミングで受信することを特徴とする、受信方法。 - 位置登録エリアの変化の検出に応じて位置登録を行なう移動局において、
前記移動局は、
パケット通信開始前における位置登録エリアに対してパケット通信開始後の位置登録エリアを狭くして用い、
前記パケット通信開始後の位置登録エリアに応じた通知に基づいて、パケットデータを受信する、ことを特徴とする、受信方法。
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