JP2007071449A - 給湯機のリモコン - Google Patents

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Hirokazu Goto
尋一 後藤
Shinji Taketsu
伸治 武津
Chie Naganuma
千枝 永沼
Ichiro Nasu
一郎 奈須
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】リモコンケースと制御基板の機種設定の不一致。
【解決手段】検査モードに設定すると、操作されたスイッチ(例えば暖房スイッチ7)の名称をドット表示素子2に表示させ、ドット表示素子2の表示内容と、ケース1のスイッチに印刷されたスイッチ名称の一致を確認することで、ケースのスイッチ表示と、制御基板の機種設定が正しく一致していることを検査することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のスイッチを備え、機種設定手段により、複数の機種に対応できる給湯機のリモコンに関するものである。
近年、給湯機のリモコンは、音声案内機能は標準となり、さらにインターホン機能付きやインターホン機能のないもの、暖房入り/切り機能のあるもの、ないものなど、種類が増えている(例えば非特許文献1参照)。
しかしながら、製造コストの削減のため、リモコンのケースは共通で、スイッチの名称だけが変わっている。さらに、リモコンの内部回路についても共用化が進み、機種設定手段を切り替えることにより、同じ制御基板で複数の機種に対応できるように設計されている。
カタログ、松下電器産業株式会社/東部都市ガス営業所発行、「ガス温水暖冷房システム」2004年1月、10ページ
しかしながら、前記従来の給湯機のリモコンでは、制御基板の機種設定手段で設定した機種とは別の機種のケースに、制御基板を組み込んでしまった場合、下記のような課題を有していた。
その課題とは、ケースのスイッチに印刷されたスイッチ名称とは異なるスイッチを押したことになる不具合である。例えば、機種設定では暖房スイッチに設定されているスイッチが、ケースの印刷では通話となっていた場合、ユーザーは通話ができると思い、通話スイッチを押したが、実際には制御基板は暖房スイッチが押されたとして認識し、リモコンから給湯機に対して、暖房スイッチが入ったことのデータ通信が行われる。
このように、従来のリモコンでは、ケースのスイッチの表示と、制御基板の機種設定が異なっていると、本来の機能を発揮できないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ケースのスイッチ表示と、制御基板の機種設定が正しく一致しているかを簡単に検査できることを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の給湯機のリモコンは、検査モードに設定すると、操作されたスイッチの名称をドット表示素子に表示させるものである。ドット表示素子に表示されたスイッチ名称と、ケースのスイッチに印刷されたスイッチ名称の一致を確認することで、ケースのスイッチ表示と、制御基板の機種設定が正しく一致していることを検査することが可能となる。
また、本発明の給湯機のリモコンは、検査モードに設定すると、操作されたスイッチの名称を音声出力手段から音声として出力させるものである。音声として出力されたスイッチ名称を聞き、ケースのスイッチに印刷されたスイッチ名称の一致を確認することで、ケースのスイッチ表示と、制御基板の機種設定が正しく一致していることが検査することが可能となる。
本発明の給湯機のリモコンは、リモコンのケースは共通でスイッチの名称だけが変わり、さらに、リモコンの内部回路についても共用化され、機種設定手段を切り替えることにより同じ制御基板で複数の機種に対応できるようになっていても、検査で確実に制御基板の機種設定と、スイッチ名称の合致が確認できる。
第1の発明は、ドット表示素子と複数のスイッチを備え、機種設定手段により、複数の機種に対応できる給湯機のリモコンにおいて、検査モードに設定したときは、スイッチ操作に応じて、ドット表示素子にスイッチ名称を表示させる検査モードを備えたことにより、リモコン内部の制御基板の機種設定が間違っていたり、リモコンのスイッチ表示を間違ったものを組み立ててしまった場合、検査モードでスイッチを押すと、ドット表示素子に表示されるスイッチ名称と、実際に操作したスイッチの名称が異なるので、間違いが発見できる。
第2の発明は、音声出力手段と複数のスイッチを備え、機種設定手段により、複数の機種に対応できる給湯機のリモコンにおいて、検査モードに設定したときは、スイッチ操作に応じて、操作されたスイッチの名称を音声出力手段から音声として出力させる検査モードを備えたことにより、リモコン内部の制御基板の機種設定が間違っていたり、リモコンのスイッチ表示を間違ったものを組み立ててしまった場合、検査モードでスイッチを押すと、音声出力手段から発せられるスイッチ名称と、実際に操作したスイッチの名称が異なるので、間違いが発見できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における給湯機のリモコンの外観図である。図1(A)と図1(B)は、同形状のリモコンで、一部機能が異なるもの(別機種)である。
図1(A)において、1はケース、2はドット表示素子、3は運転スイッチ、4は機能しないスイッチ、5はふろ自動スイッチ、6は音声出力手段である。図1(B)において、1はケース、2はドット表示素子、3は運転スイッチ、7は暖房スイッチ、5はふろ自動スイッチ、6は音声出力手段である。
図2は、本発明の第1の実施の形態における給湯機のリモコンの回路ブロック図である。
図2において、8はリモコン、9はマイコン、10はスイッチの入力を検知するためのスイッチ入力回路、11は機種設定手段、12は通信回路、13は給湯機のリモコン8を検査するための検査装置、14は音声出力手段6内の音声出力回路、15は音声出力手段6内のスピーカーである。
図3は、本発明の第1の実施の形態における給湯機のリモコンの検査フローチャートである。
以上のように構成された給湯機のリモコンについて、図1、図2、図3を用いて、その動作、作用を説明する。
図1の(A)と(B)では、リモコン下端の中央のスイッチの機能が異なっている。(
A)では、機能しないスイッチ4に対し、(B)では、暖房スイッチ7である。中央のスイッチが機能しないスイッチなのか、暖房スイッチとして機能するのかは、機種設定手段11で設定される。機種設定手段11で、機種「A」として設定されていれば、この制御基板は中央スイッチを機能しないスイッチと認識する。また、機種設定手段11で、機種「B」として設定されていれば、この制御基板は中央スイッチを暖房スイッチと認識する。
まず、リモコン8の検査を行う場合、検査装置13とリモコン8は通信回路12で接続される。検査装置13から検査モードを開始するデータを送る。通信回路12は検査モード開始データをマイコン9に送る。マイコン9は、検査モードのプログラムを実行する。
図3のステップ1で検査モードであるので、ステップ2に進む。ステップ2でスイッチ入力回路10で中央スイッチの操作の有無を判断する。操作があれば、ステップ3に進み、機種設定手段11で設定されている機種を判別する。機種が「A」に設定さえていればステップ4に進み、ドット表示素子2に「なし」を表示する。さらに、ステップ5に進み、音声出力手段6から「なし」を発声する。ステップ3で、機種コードが「B」ならば、ステップ6でドット表示素子2に「暖房」を表示し、ステップ7で、音声出力手段6から「暖房」を発声する。
検査する人は、操作したスイッチに表示してある名称と、ドット表示素子2に表示された名称が一致するかどうかを検査する。一致しておれば、ケース1とリモコン内部の制御基板の機種設定が合致し、検査合格となる。もし、図1の(A)のように中央スイッチは、機能しないスイッチのはずが、機種設定手段11の機種設定が「B」になっていた場合、ドット表示素子2には「暖房」と表示されるので、リモコン内部の制御基板の機種設定間違いを発見することができる。
同様に、検査する人は、操作したスイッチに表示してある名称と、音声出力手段6からでる音声が一致するかどうかを検査する。一致しておれば、ケース1とリモコン内部の制御基板の機種設定が合致し、検査合格となる。もし、図1の(A)のように中央スイッチは、機能しないスイッチのはずが、機種設定手段11の機種設定が「B」になっていた場合、音声出力手段6から「暖房」と発声されるので、リモコン内部の制御基板の機種設定間違いを発見することができる。
このように、操作したスイッチに対応するスイッチ名称を、ドット表示素子2に表示させたり、音声出力手段6から音声として出力することにより、機種設定の内容を確認することができ、ケース1のスイッチ名称との合致を確認することができる。
なお、機種設定手段11は、例えば、マイコン9のポートを、ハイレベルにすれば機種A、ローレベルにすれば機種Bなど、ポートの切り替えで設定できるものがある。ポートを複数用意し、機種切り替えの切り替え数を増やすことができるのはいうまでもない。
なお、機種設定手段11は、EEPROMなど、不揮発性メモリーを使ってもよい。
なお、ドット表示素子は、液晶表示素子や蛍光表示管など、ドット表示できるものであればよい。
なお、検査は人が行う場合の例で説明したが、画像認識装置でスイッチ名称とドット表示素子2の表示内容を比較してもよい。
なお、検査は人が行う場合の例で説明したが、画像認識装置でスイッチ名称を認識し、
音声認識装置で音声出力手段6の発声内容を比較してもよい。
なお、ドット表示素子2と音声出力手段6の両方を備えた例を示したが、どちらか一方を備えていれば、制御基板の機種設定とケース1のスイッチ名称との合致を確認できる。
以上のように、本発明にかかる給湯機のリモコンは、ケースの共用化、制御基板の共用化を図りながら、ケースと制御基板の組み間違いを検査できるので、表示素子や音声出力手段をもつ機器の、ケースと制御基板の組み間違いを検査への展開が可能である。
本発明の実施の形態1における給湯機のリモコンの外観図 本発明の実施の形態1における給湯機のリモコンの回路ブロック図 本発明の実施の形態1における給湯機のリモコンの検査フローチャート
符号の説明
2 ドット表示素子
3、4、5、7 スイッチ
6 音声出力手段
11 機種設定手段

Claims (2)

  1. ドット表示素子と複数のスイッチを備え、機種設定手段により、複数の機種に対応できる給湯機のリモコンにおいて、検査モードに設定したときは、スイッチ操作に応じて、ドット表示素子にスイッチ名称を表示させる検査モードを備えた給湯機のリモコン。
  2. 音声出力手段と複数のスイッチを備え、機種設定手段により、複数の機種に対応できる給湯機のリモコンにおいて、検査モードに設定したときは、スイッチ操作に応じて、音声出力手段からスイッチ名称を音声として出力させる検査モードを備えた給湯機のリモコン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009174731A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Yamatake Corp コントローラ装置

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