JP2007068651A - 紫外線照射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
解決しようとする問題点としては、従来のランプ固定式の紫外線照射装置では照射位置や照射方向を自在に変化させ、尚且つ適宜な位置に固定させることができ無いため汎用性に乏しく、照射対象物の形状寸法の変化に即座に対応できなかった。
また、天井方向へ紫外線を照射するタイプの物も固定式のため転用・流用ができず、用途が固定限定されてしまっていた。
ハンディタイプの紫外線照射装置では一定時間照射するには肉体的な負担を強いる物であった。
本発明の目的は、紫外線の照射位置や照射角度を即座に任意の状態で固定できる事を可能とすることにある。
【解決手段】
多関節フレームあるいはスパイラルチューブ式などのフレキシブルアーム3の先端に紫外線ランプ1を配置し、もう一方の端をクランプ式取付台2につけ、テーブルなどに固定しておくことにより、どのような位置にも紫外線を照射させられることを最も主要な特徴とする。
【選択図】 図1
解決しようとする問題点としては、従来のランプ固定式の紫外線照射装置では照射位置や照射方向を自在に変化させ、尚且つ適宜な位置に固定させることができ無いため汎用性に乏しく、照射対象物の形状寸法の変化に即座に対応できなかった。
また、天井方向へ紫外線を照射するタイプの物も固定式のため転用・流用ができず、用途が固定限定されてしまっていた。
ハンディタイプの紫外線照射装置では一定時間照射するには肉体的な負担を強いる物であった。
本発明の目的は、紫外線の照射位置や照射角度を即座に任意の状態で固定できる事を可能とすることにある。
【解決手段】
多関節フレームあるいはスパイラルチューブ式などのフレキシブルアーム3の先端に紫外線ランプ1を配置し、もう一方の端をクランプ式取付台2につけ、テーブルなどに固定しておくことにより、どのような位置にも紫外線を照射させられることを最も主要な特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、紫外線による殺菌や紫外線硬化樹脂や紫外線硬化塗料などへ利用される紫外線の照射装置に関するものである。
従来、紫外線照射装置としてはコンベアによりワークを移動させて紫外線照射を行う物に、特許文献1や特許文献2などの考案があったが、照射対象物の高さや形状に対し筐体の形状によりランプ位置が制約され、対象物が限定されるなどの欠点があった。
特にワークと紫外線ランプ間のギャップより大きなものが誤ってコンベアに流れるとランプの破損を招く事もあった。
特にワークと紫外線ランプ間のギャップより大きなものが誤ってコンベアに流れるとランプの破損を招く事もあった。
これらに対し、紫外線の照射位置、照射方向を自在に変えられる物として、特許文献3などの考案があったが、殺菌や樹脂の硬化など一定時間以上の照射を与える為には手動で一定時間保持しなければならず、労力の問題や、照射時間のムラなどが発生する恐れがあった。
また特許文献4などの考案があったが、照射位置や照射角度は自在にできず、固定台からの照射光源自体の移動が出来ないため、例えばテーブル上の円筒形状物の内側など、固定具から離れた個所に照射しにくいという欠点があった。
また特許文献4などの考案があったが、照射位置や照射角度は自在にできず、固定台からの照射光源自体の移動が出来ないため、例えばテーブル上の円筒形状物の内側など、固定具から離れた個所に照射しにくいという欠点があった。
その他、室内の天井に紫外線を照射して殺菌する物として、特許文献5などがあるが、天井方向に向けて固定されているので、用途的に限定されており、汎用性に乏しい欠点があった。
解決しようとする問題点としては、従来のランプ固定式の紫外線照射装置では照射位置や照射方向を自在に変化させ、尚且つ適宜な位置に固定させることができ無いため汎用性に乏しく、照射対象物の形状寸法の変化に即座に対応できなかった。
また、天井方向へ紫外線を照射するタイプの物も固定式のため転用・流用ができず、用途が固定限定されてしまっていた。
ハンディタイプの紫外線照射装置では一定時間照射するには保持による肉体的な負担を強いる物であった。
また、天井方向へ紫外線を照射するタイプの物も固定式のため転用・流用ができず、用途が固定限定されてしまっていた。
ハンディタイプの紫外線照射装置では一定時間照射するには保持による肉体的な負担を強いる物であった。
本発明の目的は、紫外線の照射位置や照射角度を即座に任意の状態で固定でき、尚且つ、コンベア装置などに直接固定が可能で、設置が容易にできる事を可能とすることにある。
請求項1に係る照射装置は多関節フレームあるいはスパイラルチューブ式などのフレキシブルアームの先端に紫外線ランプを配置し、もう一方の端にクランプ式の取付台を設け、対象物近くの作業台やフレームに固定しておく事により、どのような位置にも紫外線光源を移動でき、どのような方向にも照射させることが出来るものである。
請求項2に係る照射装置は人体感知センサーと組み合わせることにより、紫外線照射中に誤って作業者が紫外線に暴露されたりすることを防止することが出来るものである。
前述の如く構成された前記紫外線照射装置を冷凍食品の工場において、冷凍食材を載せる樹脂トレーの殺菌を行うため、ベルトコンベアで冷凍食材が樹脂トレーにのる直前に紫外線照射して殺菌を行ったが、コンベアのサイドフレームにフレキシブルアームのクランプ式取付台2を固定するだけなので設置に5分程度しか掛からず、工場内のどのコンベアラインにも簡単に取り付けれた。
また、同一ラインでも対象の樹脂トレーの大きさが変更されることがあったが、紫外線ランプの高さ調整は数秒で変更できた。使用中に誤って対象物が重なったりして、紫外線ランプに干渉することがあったがフレキシブルアーム3の自在関節3bの固定強度を調整しておけば紫外線ランプ1の破損を防止できる利点も見つかった。
また、同一ラインでも対象の樹脂トレーの大きさが変更されることがあったが、紫外線ランプの高さ調整は数秒で変更できた。使用中に誤って対象物が重なったりして、紫外線ランプに干渉することがあったがフレキシブルアーム3の自在関節3bの固定強度を調整しておけば紫外線ランプ1の破損を防止できる利点も見つかった。
その他、請求項2の如くランプシェード1a上部に人体感知センサー5を具備された構成の前記紫外線照射装置をある水産加工場において、作業台に固定し、まな板に向けて設置し、付近へ人体を感知すると紫外線照射を停止し、人体を感知しなくなったら再点灯するように人体感知センサー5を連携させてセットしておいた。
作業時間内にモニタリングしてみたところ、作業者のいない時だけ確実に紫外線を照射しており、5時間の内に通算100分程度紫外線を照射していた、まな板を日水社のフードスタンプのテストにより細菌検査を行い、本装置設置前と設置後5時間経過後の細菌を比較してみたところ、設置前が183ヶの一般細菌数であったものが設置後5時間後の測定では24ヶとなり、約8分の1程度まで細菌数が減少しており、普段通りに作業を行っていても殺菌効果を実証することが出来た。
この水産加工場では夜間の非営業時間に天井へ向けてタイマーにより1日6時間、紫外線を照射してもらい、2週間経過した段階で設置前後の浮遊菌数を確認したところ、BIOTEST社のエアーサンプラーによるRCS測定法において160リットル中38ヶであったものが、食品工場でのNASA基準である160リットル中14ヶより少ない160リットル中13ヶまで清浄化されており、環境衛生の改善に貢献できることが実証できた。
作業時間内にモニタリングしてみたところ、作業者のいない時だけ確実に紫外線を照射しており、5時間の内に通算100分程度紫外線を照射していた、まな板を日水社のフードスタンプのテストにより細菌検査を行い、本装置設置前と設置後5時間経過後の細菌を比較してみたところ、設置前が183ヶの一般細菌数であったものが設置後5時間後の測定では24ヶとなり、約8分の1程度まで細菌数が減少しており、普段通りに作業を行っていても殺菌効果を実証することが出来た。
この水産加工場では夜間の非営業時間に天井へ向けてタイマーにより1日6時間、紫外線を照射してもらい、2週間経過した段階で設置前後の浮遊菌数を確認したところ、BIOTEST社のエアーサンプラーによるRCS測定法において160リットル中38ヶであったものが、食品工場でのNASA基準である160リットル中14ヶより少ない160リットル中13ヶまで清浄化されており、環境衛生の改善に貢献できることが実証できた。
また紫外線硬化塗料を使用する塗装加工場でも使用したところ、テーブル上にある横臥した円筒形状の内側など、複雑な形状の塗装品や特注品にも簡単対応して、紫外線を照射させることが出来るため、作業効率が上がったと作業者からの評価を得られた。
以上説明したように本発明の紫外線自在照射装置は、ハンディタイプの照射装置に比較し、片手が塞がる事が無いため作業性がよく、随時照射方向や照射位置を変更できるため利便性も損なわず、紫外線の照射が出来る。
また、従来のベルトコンベア設置型の紫外線照射装置と違い、設置に際し紫外線照射装置の筐体をコンベアに併せて製作する必要が無くどのメーカーのコンベアでも簡単に利用でき、照射対象物の形状や寸法の変更に対しても即座に対応できる。
その他食品工場など、夜間は天井方向へ向けて紫外線を照射することで浮遊菌や落下菌の殺菌などにすぐ応用できる。
設置に際しての工事などが不要なため設置コストもかからず普及しやすいことから、食品分野での利用が進めば食中毒の予防や、バイオハザードの観点からも有益である。
これらは本発明の応用例の一端に過ぎず、従来の紫外線照射装置に無い、高い汎用性から、多くの用途に対応できる利点がある。
また、従来のベルトコンベア設置型の紫外線照射装置と違い、設置に際し紫外線照射装置の筐体をコンベアに併せて製作する必要が無くどのメーカーのコンベアでも簡単に利用でき、照射対象物の形状や寸法の変更に対しても即座に対応できる。
その他食品工場など、夜間は天井方向へ向けて紫外線を照射することで浮遊菌や落下菌の殺菌などにすぐ応用できる。
設置に際しての工事などが不要なため設置コストもかからず普及しやすいことから、食品分野での利用が進めば食中毒の予防や、バイオハザードの観点からも有益である。
これらは本発明の応用例の一端に過ぎず、従来の紫外線照射装置に無い、高い汎用性から、多くの用途に対応できる利点がある。
以下、本発明に係る紫外線照射装置の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する
図1に示すように紫外線照射装置は、フレキシブルアーム3の先端にランプシェード1aとその内側に紫外線ランプ1を配設し、逆端部にクランプ式固定台2を装備しており、フレキシブルアーム3の根元部分に紫外線ランプ1の点灯器4を併設してある。
更に前記紫外線照射装置は、点灯器4に連携された人体感知センサー5と点灯器4部分にタイマーも備えている。
上記は一実施の形態であるが、構造を簡素化させる場合、ランプシェード1a内部に点灯器4を配設させてもよく、あるいは紫外線照射装置とはセパレートに配設してもよい。また、前記紫外線照射装置の周囲全周の人体感知をさせる場合、複数の人体感知センサー5を連携させてもよく、複数の人体感知センサー5と複数の紫外線照射装置を連携させる場合、人体感知センサー5は紫外線照射装置とセパレートに配設してもよい。
1 紫外線ランプ
1a ランプシェード
2 クランプ式取付台
3 フレキシブルアーム
3a アーム
3b 自在関節
4 点灯器
5 人体感知センサー
5a 人体感知センサー用自在関節
6 電源プラグ
Claims (2)
- 殺菌などに利用されている紫外線を照射する紫外線照射装置において、紫外線ランプ及びランプ点灯装置をフレキシブルアーム先端に備え、もう一方の端にクランプ式取付台を備えてあり、光源自体の位置や照射方向を自在に変化させ、任意の状態で紫外線の放射位置を固定できる事を特徴とする紫外線照射装置。
- 前記紫外線自在照射装置は、人体感知センサーにより周囲で人体を検知した場合、紫外線照射を停止できることを特徴とする請求項1に記載の紫外線照射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005256770A JP2007068651A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 紫外線照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005256770A JP2007068651A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 紫外線照射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007068651A true JP2007068651A (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=37930644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005256770A Pending JP2007068651A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 紫外線照射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007068651A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109010864A (zh) * | 2018-07-23 | 2018-12-18 | 中国医学科学院阜外医院 | 一种医用心血管内科手术台干燥消毒装置及消毒方法 |
WO2022049844A1 (ja) * | 2020-09-01 | 2022-03-10 | ウシオ電機株式会社 | 低誘虫な菌又はウィルスの不活化方法 |
WO2022054370A1 (ja) * | 2020-09-14 | 2022-03-17 | ミネベアミツミ株式会社 | 殺菌システム、殺菌装置、制御装置、制御方法および制御プログラム |
US11511003B2 (en) | 2021-03-16 | 2022-11-29 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus that controls a germicidal lamp apparatus generating germicidal light |
-
2005
- 2005-09-05 JP JP2005256770A patent/JP2007068651A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109010864A (zh) * | 2018-07-23 | 2018-12-18 | 中国医学科学院阜外医院 | 一种医用心血管内科手术台干燥消毒装置及消毒方法 |
CN109010864B (zh) * | 2018-07-23 | 2024-02-02 | 中国医学科学院阜外医院 | 一种医用心血管内科手术台干燥消毒装置及消毒方法 |
WO2022049844A1 (ja) * | 2020-09-01 | 2022-03-10 | ウシオ電機株式会社 | 低誘虫な菌又はウィルスの不活化方法 |
WO2022054370A1 (ja) * | 2020-09-14 | 2022-03-17 | ミネベアミツミ株式会社 | 殺菌システム、殺菌装置、制御装置、制御方法および制御プログラム |
JP2022047678A (ja) * | 2020-09-14 | 2022-03-25 | ミネベアミツミ株式会社 | 殺菌システム、殺菌装置、制御装置、制御方法および制御プログラム |
US11511003B2 (en) | 2021-03-16 | 2022-11-29 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus that controls a germicidal lamp apparatus generating germicidal light |
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