JP2007068128A - 無線基地局装置および無線通信方式の切替え方法 - Google Patents

無線基地局装置および無線通信方式の切替え方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異なる複数の無線通信方式の移動端末との通信を可能とする無線基地局装置を得ること。
【解決手段】移動端末20とネットワーク30,40との間の通信を処理するためのソフトウェアを無線通信方式毎に記憶するソフトウェア記憶部12と、ソフトウェア記憶部12中のソフトウェアを書込むことで、移動端末20との間の無線通信と、ネットワーク30,40との間の通信を行い、ソフトウェアの書換えが可能な複数のベースバンド処理11と、移動端末20との通信が行われていない状態では、ソフトウェア記憶部12中のソフトウェアを無線通信方式毎に1つのベースバンド処理部11に割当て、移動端末20との通信が開始された状態では、その無線通信方式のソフトウェアを、ソフトウェアが割当てられていない他のベースバンド処理部11に割当てる制御部13と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、移動通信システムで使用される無線基地局装置と、無線基地局装置の通信可能範囲内における無線通信方式の切替え方法に関するものである。
移動通信システムには、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、PHS(Personal Handyphone System)、PDC(Personal Digital Cellular)、無線LAN(Local Area Network)などの種々の無線通信方式の移動通信システムがあり、さらに今後増えることが予想される。そのため、無線通信方式に応じて機器のソフトウェアを変更することで、単一の機器で複数の無線通信方式に対応可能なソフトウェア無線端末の開発が行われている。また、無線基地局装置においても同様にソフトウェアを変更することによって複数の無線通信方式に対応することができる移動通信システムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2000−23251号公報(第5頁)
しかしながら、特許文献1に記載の移動通信システムにおける無線基地局装置では、その無線基地局装置の通信可能範囲に存在する1つの移動端末との間で通信が行われる際のシステムソフトウェアのやり取りが記載されているのみである。つまり、通信可能範囲内に存在する異なる無線通信方式に対応した複数の移動端末との間の通信方法については考慮されていないという問題点があった。また、複数の無線通信方式で通信が可能な移動端末が無線基地局装置の通信可能範囲内で無線通信方式を切替えた際の無線基地局装置と、この無線基地局装置の上位の複数の無線通信方式に対応した上位装置との間の通信方法についても考慮されていないという問題点があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、異なる複数の無線通信方式の移動端末との通信を可能とする無線基地局装置を得ることを目的とする。また、無線基地局装置の通信可能範囲内に存在する異なる無線通信方式に対応した移動端末による無線通信方式の切替え時における無線基地局装置とその上位装置との間の無線通信方式の切替え方法を得ることも目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる無線基地局装置は、複数の無線通信方式のネットワークと接続され、移動端末に対応する無線通信方式で無線通信を行う無線基地局装置において、移動端末と前記ネットワークとの間の通信を処理するためのソフトウェアを、無線通信方式毎に記憶するソフトウェア記憶手段と、前記ソフトウェア記憶手段中のソフトウェアを書込むことで、前記移動端末との間の無線通信と、前記ネットワークとの間の通信を行い、ソフトウェアの書換えが可能な複数のベースバンド処理手段と、前記ソフトウェア記憶手段中のソフトウェアを、前記ベースバンド処理手段に割当てて書込む処理を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、移動端末との通信が行われていない状態では、前記ソフトウェア記憶手段中の前記ソフトウェアを無線通信方式毎に1つの前記ベースバンド処理手段に割当て、移動端末との通信が開始された状態では、その無線通信方式のソフトウェアを、ソフトウェアが割当てられていない他の前記ベースバンド処理手段に割当てることを特徴とする。
この発明によれば、無線基地局装置は、移動端末と通信していない状態では、対応可能な無線通信方式のソフトウェアを1つずつベースバンド処理手段に割当て、いずれかの無線通信方式で移動端末と通信を開始した状態では、その無線通信方式のソフトウェアを空いているベースバンド処理手段に割当てるようにしているので、無線基地局装置の通信範囲内で複数の無線通信方式の移動端末が通信をしている場合でも、新たに通信を開始しようとしている移動端末にも対応することができるという効果を有する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる無線基地局装置および無線通信方式の切替え方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明にかかる無線基地局装置の実施の形態1の構成を模式的に示すブロック図である。この無線基地局装置10は、異なる種類の無線通信方式のネットワークに接続され、ソフトウェア無線技術を用いてこれらの複数種類の無線通信方式で移動端末20と無線通信が可能な構成を有する。なお、この実施の形態1では、無線基地局装置10は、W−CDMA方式と無線LAN(図中では、WLANと表記)方式の2種類の無線通信方式に対応しており、W−CDMA網30と無線LAN網40に接続されているものとする。
この無線基地局装置10は、通信要求を受けた個々の移動端末20に対する通信処理を行う複数のベースバンド処理部11と、無線基地局装置10にて対応する無線通信方式のソフトウェアを保持するソフトウェア記憶部12と、各ベースバンド処理部11の無線通信方式を制御する制御部13と、を備える。
ベースバンド処理部11は、移動端末20との間で所定の無線通信方式で無線通信を行う無線通信部111と、各無線通信方式のネットワーク(図1では、W−CDMA網30と無線LAN網40)に配置される上位レイヤ装置との間で通信を行う上位レイヤ通信部112と、を備える。これらの無線通信部111と上位レイヤ通信部112はともにDSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのソフトウェアの書換え可能なデバイスで構成される。また、ベースバンド処理部11は、複数設けられており、この図1の例では、4つのベースバンド処理部11A〜11Dが設けられる場合が示されている。これらのベースバンド処理部11A〜11Dを構成する各デバイス(すなわち、無線通信部111A〜111Dと上位レイヤ通信部112A〜112D)には、無線基地局装置10の起動直後の状態においては、何のソフトウェアも書込まれていない未使用状態にある。
ソフトウェア記憶部12は、無線基地局装置10で利用可能な無線通信方式のソフトウェアを格納する。この図1の例では、無線基地局装置10は、W−CDMA方式と無線LAN方式に対応しているので、ベースバンド処理部11の無線通信部111と上位レイヤ通信部112を構成するデバイスに組み込むためのW−CDMA方式の無線通信用と上位レイヤ通信用のソフトウェア(以下、W−CDMA用ソフトウェアという。また、図中では、W−CDMA用S/Wと表記する)121と無線LAN方式の無線通信用と上位レイヤ通信用のソフトウェア(以下、無線LAN用ソフトウェアという。また、図中では、WLAN用S/Wと表記する)122を記憶している。
制御部13は、ベースバンド処理部11を構成するデバイスのうち未使用のデバイス(リソース)に、ソフトウェア記憶部12に記憶されているソフトウェアをアップロードする(割り当てる)処理を行う。具体的には、無線基地局装置10の起動後には、W−CDMA用ソフトウェア121と無線LAN用ソフトウェア122を、それぞれ1つのベースバンド処理部11にアップロードする処理を行う。図2−1は、起動直後に無線通信方式のソフトウェアが割当てられた無線基地局装置の状態を模式的に示すブロック図である。この図2−1に示されるように、ベースバンド処理部11AにW−CDMA用ソフトウェア121がダウンロードされ、ベースバンド処理部11Bに無線LAN用ソフトウェア122がダウンロードされている場合が示されている。また、制御部13は、無線基地局装置10の通信可能範囲内に存在する移動端末20によって、いずれかの無線通信方式で無線通信が開始され、いずれかのベースバンド処理部11A,11Bが使用状態となると、制御部13は、その使用されている無線通信方式のソフトウェアを未使用状態のベースバンド処理部11C,11Dにアップロードする処理を行う。
ここで、このような無線基地局装置における動作処理の手順について図1〜図2−3を参照しながら説明する。図2−2は、移動端末との通信開始後の無線基地局装置の状態を模式的に示すブロック図であり、図2−3は、移動端末との通信終了後の無線基地局装置の状態を模式的に示すブロック図である。まず、W−CDMA方式と無線LAN方式に対応する無線基地局装置10の起動時には、図1に示されるようにベースバンド処理部11A〜11Dに何のソフトウェアも割当てられていない状態にある。その後、制御部13は、ソフトウェア記憶部12に保持されている無線通信と上位レイヤ通信を行うためのW−CDMA用ソフトウェア121と無線LAN用ソフトウェア122を、通信方式毎に1つのベースバンド処理部11A,11Bへアップロードする。ソフトウェアがアップロードされたベースバンド処理部11A,11Bは、その後、それぞれW−CDMAと無線LANの基地局として動作を開始する。これにより、ベースバンド処理部11A,11Bの無線通信部111A,111Bは移動端末20との通信を行える状態となり、上位レイヤ通信部112A,112BはそれぞれW−CDMA網30と無線LAN網40の上位レイヤ装置との通信を行える状態となる。この状態が図2−1に示されている。
ついで、無線基地局装置10の通信可能な範囲内に、いずれかの無線通信方式で無線通信を行う移動端末20、たとえばW−CDMA方式で無線通信を行う移動端末20が移動してくると、移動端末20は、無線基地局装置10のベースバンド処理部11Aから送信される報知情報によって無線基地局装置10を認識し、そのベースバンド処理部11Aを使用して通信を開始する。通信を開始したベースバンド処理部11Aの無線通信部111Aは移動端末20との通信を開始したことを制御部13に通知する。
ベースバンド処理部11Aの無線通信部111Aから通知を受けた制御部13は、ソフトウェア記憶部12より移動端末20との通信を開始したベースバンド処理部11Aの無線通信方式であるW−CDMA用ソフトウェア121を取得し、ソフトウェアが割当てられていない(すなわち、未使用の)ベースバンド処理部11Cの無線通信部111Cと上位レイヤ通信部112Cに対してW−CDMA用ソフトウェア121をアップロードする。
W−CDMA用ソフトウェア121がアップロードされ、割当てられたベースバンド処理部11Cの上位レイヤ通信部112CはW−CDMA網30との接続を行い、無線基地局装置10の制御パラメータを取得する。また、ベースバンド処理部11Cの無線通信部111Cは取得した制御パラメータを用い、新たに無線基地局装置10の通信可能範囲内に入ってくるW−CDMA方式に対応した移動端末20のために無線通信を開始する。この状態が図2−2に示されている。なお、ここでは、制御部13は、ベースバンド処理部11Cにソフトウェアをアップロードするようにしているが、未使用であればどのベースバンド処理部11にソフトウェアをアップロードしてもよい。
その後、無線基地局装置10の通信可能範囲に存在する移動端末20による無線通信が終了した場合または通信可能範囲外に移動端末20が移動した場合に、その移動端末20と無線通信を行っていたベースバンド処理部11Aの無線通信部111Aと上位レイヤ通信部112Aは動作を停止する。すなわち、無線通信が終了すると、ベースバンド処理部11Aは、その無線通信方式のソフトウェアの削除を行い、ソフトウェアが割当てられていない未使用の状態になる。そして、上述した通信可能範囲に移動してきた移動端末20と他のベースバンド処理部11による無線通信の開始によって行われる新たな無線通信方式のソフトウェアが割当てられるのを待つ待ち状態に遷移する。この状態が図2−3に示されている。
以上のように無線基地局装置10が動作することによって、1つの無線基地局装置10の通信可能範囲内で複数の移動端末20が通信を開始した場合でも、それぞれの移動端末20に対してその移動端末20の無線通信方式にしたがった無線通信サービスを提供することができる。
なお、上述した説明では、W−CDMA方式に対応した移動端末20が無線通信を開始する場合を例に挙げたが、無線LAN方式に対応した移動端末20の場合も同様の処理が行われる。また、上述した説明では、無線基地局装置10が2つの無線通信方式に対応している場合を示したが、3つ以上の複数の無線通信方式に対応している場合にも適用することができる。さらに、図1の例では、4個のベースバンド処理部11が設けられる場合が示されているが、この数に限られることなく、無線基地局装置10が対応可能な無線通信方式の数よりも多い数のベースバンド処理部11が設けられればよい。
この実施の形態1によれば、複数種類の無線通信方式の移動端末20が存在する移動通信システムにおいて、通信可能範囲内で複数の移動端末が通信を行うことができる無線基地局装置10を提供することができる。特に、複数の異なる無線通信方式の移動端末20が、無線基地局装置10の通信可能範囲内で通信を行うことができるという効果を有する。
実施の形態2.
図3は、この発明にかかる無線基地局装置の実施の形態2の概略構成を示すブロック図である。この無線基地局装置10Aは、実施の形態1の無線基地局装置10において、ソフトウェア記憶部12を取り除いた構成を有しており、その代わりに無線基地局装置10Aが対応可能な無線通信方式で無線通信を行うためのソフトウェアが、無線通信方式ごとに1つのベースバンド処理部11に予め割当てられている。この図3の例では、無線基地局装置10Aは、実施の形態1と同様にW−CDMA方式と無線LAN方式の無線基地局装置として動作するものであり、ベースバンド処理部11AにはW−CDMA用ソフトウェアが割当てられ、ベースバンド処理部11Bには無線LAN用ソフトウェアが割当てられている。他のベースバンド処理部11C,11Dはソフトウェアが割当てられていない未使用の状態にある。また、ベースバンド処理部11の無線通信部111は、移動端末20との通信が開始されると、自ベースバンド処理部11で使用しているソフトウェアを制御部13に送信する機能をさらに有している。
さらに、制御部13Aは、いずれかのベースバンド処理部11の無線通信部111から移動端末20との無線通信の開始の通知を受けると、そのベースバンド処理部11が使用しているソフトウェアを取得し、取得したソフトウェアを未使用のベースバンド処理部11にアップロードする。なお、その他の構成要素は、実施の形態1と同様なので、その説明を省略する。
ここで、このような無線基地局装置における動作処理の手順について図3〜図4−2を参照しながら説明する。図4−1は、移動端末との通信開始後の無線基地局装置の状態を模式的に示すブロック図であり、図4−2は、移動端末との通信終了後の無線基地局装置の状態を模式的に示すブロック図である。まず、W−CDMA方式と無線LAN方式に対応する無線基地局装置10Aは、対応する全ての無線通信方式の移動端末20と新たに通信を行うことができるように、自装置10A内のデバイス(ベースバンド処理部)に対して、起動前に予め対応する全ての無線通信方式のソフトウェアを割当てる。つまり、図3の場合には、ベースバンド処理部11A内の無線通信部111Aと上位レイヤ通信部112AにはW−CDMA用ソフトウェアが割当てられ、ベースバンド処理部11B内の無線通信部111Bと上位レイヤ通信部112Bは無線LAN用ソフトウェアが割当てられる。その結果、それぞれのベースバンド処理部11A,11Bは、W−CDMA用の基地局と無線LAN用の基地局として動作を行い、無線基地局装置10Aのセル半径内(通信可能範囲内)に入ってきた移動端末20との通信に備えた状態となる。
ついで、無線基地局装置10Aの通信可能範囲内に、たとえばW−CDMA方式に対応する移動端末20が移動してきた場合に、移動端末20はベースバンド処理部11Aから送信される報知情報によって無線基地局装置10Aを認識し、ベースバンド処理部11Aを使用して通信を開始する。通信を開始したベースバンド処理部11Aの無線通信部111Aは移動端末20との通信を開始したことを制御部13Aに通知するとともに、無線通信部11Aと上位レイヤ通信部112Aで使用しているソフトウェアを制御部13Aに送信する。
ベースバンド処理部11Aが移動端末20と通信を開始した旨の通知を受けた制御部13Aは、ソフトウェアを割当てられていないベースバンド処理部11Cの無線通信部111Cと上位レイヤ通信部112Cに対して、ベースバンド処理部11Aから送信されたソフトウェアをアップロードする。ソフトウェアをアップロードされたベースバンド処理部11Cの上位レイヤ通信部112CはW−CDMA網30との接続を行い、無線基地局装置10Aの制御パラメータを取得する。また、ベースバンド処理部11Cの無線通信部111Cは、上位レイヤ通信部112Cで取得した制御パラメータを用い、新たに無線基地局装置10Aの通信可能範囲内に入ってくる移動端末20のために無線通信を開始する。この状態が、図4−1に示されている。なお、ここでは、制御部13Aは、ベースバンド処理部11Cにソフトウェアをアップロードするようにしているが、未使用であればどのベースバンド処理部11にソフトウェアをアップロードしてもよい。
そして、ベースバンド処理部11Aによる移動端末20との通信が終了すると、ベースバンド処理部11Aの無線通信部111Aと上位レイヤ通信部112Aは動作を停止し、W−CDMA用ソフトウェアの削除を行い、新たなソフトウェアの割当て待ちの状態(すなわち、未使用の状態)に遷移する。この状態が、図4−2に示されている。
以上のように無線基地局装置10Aが動作することによって、1つの無線基地局装置10Aの通信可能範囲内で複数の移動端末20が通信を開始した場合でも、それぞれの移動端末20に対してその移動端末20の無線通信方式にしたがった無線通信サービスを提供することができる。
なお、上述した説明では、W−CDMA方式に対応した移動端末20が無線通信を開始する場合を例に挙げたが、無線LAN方式に対応した移動端末20の場合も同様の処理が行われる。また、上述した説明では、無線基地局装置10Aが2つの無線通信方式に対応している場合を示したが、3つ以上の複数の無線通信方式に対応している場合にも適用することができる。さらに、図3の例では、4個のベースバンド処理部11が設けられる場合が示されているが、この数に限られることなく、無線基地局装置10Aが対応可能な無線通信方式の数よりも多い数のベースバンド処理部11が設けられればよい。
この実施の形態2によれば、実施の形態1の効果に加えて、無線基地局装置10Aで対応可能な無線通信方式で無線通信を行うためのソフトウェアを、無線通信方式ごとに1つのベースバンド処理部11に割当て、そのベースバンド処理部11が通信状態に入ると、そのソフトウェアを制御部13Aに送信し、未使用状態のベースバンド処理部11に割当てるように構成したので、無線基地局装置10Aに対応可能な無線通信方式のソフトウェアを記憶するソフトウェア記憶部を設ける必要がなく、装置構成を簡略化することができる。
実施の形態3.
図5は、この発明にかかる無線基地局装置の実施の形態3の概略構成を示すブロック図である。この無線基地局装置10Bは、異なる種類の無線通信方式のネットワークに接続され、ソフトウェア無線技術を用いてこれらの複数種類の無線通信方式で移動端末20と無線通信が可能な構成を有する。なお、この実施の形態3では、無線基地局装置10Bは、W−CDMA方式とCDMA2000方式の2種類の無線通信方式に対応しており、W−CDMA網30とCDMA2000網50に接続されているものとする。
この無線基地局装置10Bは、対応する無線通信方式の共通チャネルで移動端末20と無線通信を行う複数の共通チャネル用ベースバンド処理部14と、対応する無線通信方式の個別チャネルで移動端末20に対する通信処理を行う複数の個別チャネル用ベースバンド処理部15と、共通チャネル用ベースバンド処理部14と個別チャネル用ベースバンド処理部15とを制御する制御部13と、無線基地局装置10Bにて対応する無線通信方式の個別チャネル用のソフトウェアを保持するソフトウェア記憶部12と、を備える。
共通チャネル用ベースバンド処理部14は、所定の無線通信方式における共通チャネルで移動端末20と無線通信を行う。この共通チャネル用ベースバンド処理部14は、たとえば、DSPやFPGAなどのデバイスに、それぞれの無線通信方式における共通チャネルで通信を行うためのソフトウェアがダウンロードされて構成される。図5の例では、共通チャネル用ベースバンド処理部14Aは、W−CDMA方式の共通チャネル(P−CCPCH(Primary Common Control Physical CHannel),S−CCPCH(Secondary Common Control Physical CHannel),FACH(Forward Access CHannel),PRACH(Physical Random Access CHannel)など)で通信するためのソフトウェアが組み込まれたW−CDMA共通チャネル用送受信機141Aとなっている。また、共通チャネル用ベースバンド処理部14Bは、CDMA2000方式の共通チャネル(PCH(Paging CHannel),ACH(Access CHannel)など)で通信するためのソフトウェアが組み込まれたCDMA2000共通チャネル用送受信機141Bとなっている。
個別チャネル用ベースバンド処理部15は、移動端末20との間で所定の無線通信方式の個別チャネルでの無線通信を行う無線通信部151と、上位レイヤ装置との間で通信を行う上位レイヤ通信部152と、を備える。これらの無線通信部151と上位レイヤ通信部152はともにDSPやFPGAなどのソフトウェアの書換え可能なデバイスで構成される。また、個別チャネル用ベースバンド処理部15は、複数設けられており、この図5の例では、2つの個別チャネル用ベースバンド処理部15A,15Bが設けられる場合が示されている。これらの個別チャネル用ベースバンド処理部15A,15Bを構成する各デバイス(すなわち、無線通信部151A,151Bと上位レイヤ通信部152A,152B)には、無線基地局装置10Bの起動直後の状態においては、何のソフトウェアも割当てられていない未使用状態にある。
ソフトウェア記憶部12は、無線基地局装置10Bで利用可能な無線通信方式の個別チャネルでの送受信を実行するために使用するソフトウェアを格納する。この図5の例では、無線基地局装置は、W−CDMA方式とCDMA2000方式に対応しているので、個別チャネル用ベースバンド処理部15の無線通信部151と上位レイヤ通信部152を構成するデバイスに組み込むためのW−CDMA方式の個別チャネルに対応した無線通信用と上位レイヤ通信用のソフトウェア(以下、W−CDMA個別チャネル用ソフトウェアという。また、図中では、W−CDMA個別CH用S/Wと表記する)123とCDMA2000方式の個別チャネルに対応した無線通信用と上位レイヤ通信用のソフトウェア(以下、CDMA2000個別チャネル用ソフトウェアという。また、図中では、CDMA2000個別CH用S/Wと表記する)124を記憶している。
制御部13は、個別チャネル用ベースバンド処理部15を構成するデバイスに、ソフトウェア記憶部12に記憶されているソフトウェアをアップロードする(割り当てる)処理を行う。具体的には、無線基地局装置10Bの通信範囲内に存在する移動端末20によって、いずれかの無線通信方式で共通チャネルによる無線通信が開始され、一方の共通チャネル用ベースバンド処理部14が使用状態となると、制御部13は、その使用されている無線通信方式の個別チャネル用ソフトウェアを未使用状態の個別チャネル用ベースバンド処理部15にアップロードする処理を行う。
ここで、このような無線基地局装置における動作処理の手順について図5〜図6を参照しながら説明する。図6は、移動端末との通信開始後の無線基地局装置の状態を模式的に示すブロック図である。まず、W−CDMA方式とCDMA2000方式に対応する無線基地局装置10Bは起動前に、W−CDMA方式の共通チャネルによる無線通信を行うためのソフトウェアを、共通チャネル用ベースバンド処理部14Aを構成するデバイスに割当て、W−CDMA方式の基地局として常に動作を行わせて、無線基地局装置10Bのセル半径内(通信可能範囲内)に入ってきたW−CDMA方式の移動端末20との通信に備えさせる。また、CDMA2000方式の共通チャネルによる無線通信を行うためのソフトウェアを、共通チャネル用ベースバンド処理部14Bを構成するデバイスに割当て、CDMA2000方式の基地局として常に動作を行わせて、無線基地局装置10Bのセル半径内(通信可能範囲内)に入ってきたCDMA2000方式の移動端末20との通信に備えさせる。この状態が、図5に示されている。
その後、無線基地局装置10Bの通信可能範囲内にW−CDMA方式に対応した移動端末20が移動してきた場合に、移動端末20は共通チャネル用ベースバンド処理部14A(W−CDMA共通チャネル用送受信機141A)から送信されている報知情報によって無線基地局装置10Bを認識し、共通チャネル用ベースバンド処理部14Aを使用してW−CDMA方式の共通チャネルによる無線通信を開始する。ついで、移動端末20との通信について無線基地局装置10Bの上位レイヤ装置であるW−CDMA網30から個別チャネルが割当てられると、無線基地局装置10Bの制御部13は使用されていない空きデバイス(リソース)である個別チャネル用ベースバンド処理部15A内の無線通信部151Aと上位レイヤ通信部152Aに対して、ソフトウェア記憶部12からW−CDMA方式で個別チャネルの無線通信を行うためのW−CDMA個別チャネル用ソフトウェア123をアップロードする。
W−CDMA個別チャネル用ソフトウェア123がアップロードされた個別チャネル用ベースバンド処理部15Aの上位レイヤ通信部152AはW−CDMA網30との接続を行い、移動端末20との通信を行うための制御パラメータを取得する。また、個別チャネル用ベースバンド処理部15Aの無線通信部151Aは上位レイヤ通信部152Aが取得した制御パラメータを用いて移動端末20との通信を行う。移動端末20の無線通信が個別チャネルに移行したことにより、共通チャネル用ベースバンド処理部14Aは移動端末20との通信から解放され、新たな移動端末からの通信要求を受信することが可能となる。この状態が、図6に示されている。
その後、上記で接続した移動端末20との通信が終了すると、移動端末20と通信を行っていた個別チャネル用ベースバンド処理部15A内の無線通信部151Aと上位レイヤ通信部152Aは、移動端末20との通信の割当てから解放され、W−CDMA個別チャネル用ソフトウェア123を削除する。そして、図5に示されるように、新たに接続される移動端末20の無線通信方式に対応した個別チャネル用ソフトウェアのダウンロードが可能な状態(すなわち、未使用状態)に遷移する。
以上のように無線基地局装置10Bが動作することによって、1つの無線基地局装置10Bの通信可能範囲内で複数の移動端末20が通信を開始した場合でも、それぞれの移動端末20に対してその移動端末20の無線通信方式にしたがった無線通信サービスを提供することができる。
なお、複数の移動端末20と無線基地局装置10Bとの間で共通で使用される共通チャネルの存在しない無線通信方式と、共通チャネルを有する無線通信方式とを同一の無線基地局装置で共存させる場合には、共通チャネルを有する無線通信方式に対してはこの実施の形態3の構成を使用し、共通チャネルの存在しない無線通信方式に対しては、実施の形態1または2の構成を使用すればよい。この場合、この実施の形態3における個別チャネル用ベースバンド処理部15は、共通チャネルの存在しない無線通信方式におけるベースバンド処理部としても使用される。
また、上述した説明では、W−CDMA方式に対応した移動端末20が無線通信を開始する場合を例に挙げたが、CDMA2000方式に対応した移動端末20の場合も同様の処理が行われる。また、上述した説明では、無線基地局装置10Bが2つの無線通信方式に対応している場合を示したが、3つ以上の複数の共通チャネルを有する無線通信方式に対応している場合にも適用することができる。さらに、図5の例では、2個の個別チャネル用ベースバンド処理部15が設けられる場合が示されているが、この数に限られることなく、無線基地局装置10Bが対応可能な無線通信方式の数よりも多い数の個別チャネル用ベースバンド処理部15が設けられればよい。
この実施の形態3によれば、実施の形態1の効果に加えて、無線基地局装置10Bは対応する無線通信方式についての共通チャネルで送受信を行うための共通チャネル用ベースバンド処理部14を設け、個別チャネルの割当てが行われた移動端末20に対して個別チャネルで無線通信を行う個別チャネル用ベースバンド処理部15を設けるように構成したので、個別チャネル用ベースバンド処理部15にアップロードするためのソフトウェアのサイズが小さくなり、個別チャネル用ベースバンド処理部15に割当てる処理時間を短縮することができる。
実施の形態4.
この実施の形態4では、複数の無線通信方式に対応している移動端末が、複数の無線通信方式に対応している無線基地局装置の通信範囲内で無線通信方式の切替えを行う際の無線基地局装置とその上位装置との間の無線通信方式切替え方法について説明する。
図7は、複数の無線通信方式に対応している移動端末を備える移動通信システムの構成を模式的に示す図である。上述した実施の形態1〜3と同様に、無線基地局装置10Cは、異なる複数の無線通信方式の通信網30,60と接続されている。また、複数の無線通信方式の通信網30,60は、それぞれコアネットワーク(図中、CoreNetworkと表記)70に接続され、相互に接続される。なお、この実施の形態4の説明では、無線基地局装置10Cに、W−CDMA網30とPHS網60とが接続されている場合を示す。また、移動端末20は、W−CDMA方式とPHS方式に対応しているものとする。
コアネットワーク70には、W−CDMA用ソフトウェア121とPHS用ソフトウェア125を記憶するコアネットワーク装置71が配置される。
無線基地局10Cは、実施の形態1〜3のように、DSPやFPGAなどのソフトウェアの書換え可能なデバイスからなるベースバンド処理部16A,16Bを備える。このベースバンド処理部16A,16Bには、コアネットワーク70内に配置されるコアネットワーク装置71からそれぞれの無線通信方式のソフトウェアがアップロードされる。
図8は、この発明にかかる無線通信方式切替え方法の処理手順を示すシーケンス図である。なお、この図において、MSは移動端末20を表し、BTSは無線基地局装置10Cを表し、CoreNetworkはコアネットワーク70を表す。また、BTS(リソースA)は、PHS用ソフトウェアが割当てられたベースバンド処理部16Aを表し、BTS(リソースB)は、W−CDMA用ソフトウェアが割当てられたベースバンド処理部16Bを表す。
最初に、無線基地局装置10Cの通信範囲内で移動端末20がPHS方式で、無線基地局装置10Cのベースバンド処理部16A(リソースA)との間で通信を開始した状態にあるものとする(SQ101〜SQ102)。その後、移動端末20がその無線基地局装置10Cの通信範囲内でW−CDMA方式に切替える場合に、コアネットワーク70に対して、各無線通信方式で共通のシグナリングを用いてW−CDMA方式への通信方式切替え要求を送信する(SQ103)。
移動端末20からの通信方式切替え要求を受信したコアネットワーク70内のコアネットワーク装置71は、新たな無線通信方式(すなわちW−CDMA方式)を割当てる無線基地局装置10C内の空きデバイス(リソース)があるかを判定する。そして、無線基地局装置10Cに新たな無線通信方式での通信を行うためのリソースがあることが判明した場合に、コアネットワーク装置71は、無線基地局装置10Cの割当てリソース(ここでは、ベースバンド処理部16B)に対して、W−CDMA方式にて通信を行うためのW−CDMA用ソフトウェアをW−CDMA用ソフトウェア記憶部31からアップロードする(SQ104)。
ソフトウェアをダウンロードされた無線基地局装置10C内のデバイス(ベースバンド処理部16B)は、アップロードされたW−CDMA用ソフトウェアを使用してW−CDMAの基地局としての動作を開始し(SQ105)、起動処理が完了したことを示す起動応答をコアネットワーク70に対して通知する(SQ106)。この通知を受けたコアネットワーク装置71は、移動端末20とW−CDMA方式での通信を行うためのチャネル設定要求を通知し(SQ107)、無線基地局装置10Cを移動端末20と通信を行うことが可能な状態に設定する。基地局装置10Cは、チャネル設定が完了し(SQ108)、移動端末20との通信を行う準備が整ったところで、コアネットワーク70に対してチャネル設定の完了を示すチャネル設定応答を通知する(SQ109)。この通知によって、無線基地局装置10Cが切替え後の無線通信方式による移動端末20との通信を行うことが可能な状態になったことをコアネットワーク装置71は認識し、移動端末20が要求した無線通信方式(すなわち、W−CDMA方式)への切替え準備が完了したことを示す切替え応答を、移動端末20にシグナリングを用いて通知し(SQ110)、その通知を受信した移動端末20はPHS方式からW−CDMA方式に無線通信方式を切替え(SQ111)、無線基地局装置10Cのデバイス(ベースバンド処理部16B)を使用した通信へと切替える(SQ112〜SQ113)。
移動端末20との間でW−CDMA方式の通信を開始した無線基地局装置10CのリソースB(ベースバンド処理部16B)は、コアネットワーク70に対して同期通知を行うことで(SQ114)、W−CDMA方式での通信を開始したことをコアネットワーク70に対して通知する。同期通知を受信したコアネットワーク装置71は、切替え前の通信方式(PHS)で使用していた無線基地局装置10CのリソースA(ベースバンド処理部16A)のソフトウェアの削除を行うために、最初にチャネルの削除を行う。つまり、コアネットワーク装置71は、無線基地局装置10CのリソースA(ベースバンド処理部16A)にチャネル削除要求を出し(SQ115)、無線基地局装置10CのリソースA(ベースバンド処理部16A)は要求されたチャネルの削除を行った後に(SQ116)、コアネットワーク70に対してチャネル削除応答を返す(SQ117)。
コアネットワーク装置71は、無線基地局装置10CのリソースA(ベースバンド処理部16A)からチャネル削除応答を受信して、PHSに対応するチャネルの削除が完了した後に、リソースの解放を行う。つまり、コアネットワーク装置71は、無線基地局装置10CのリソースA(ベースバンド処理部16A)に対してリソース開放要求を送信し(SQ118)、無線基地局装置10CのリソースA(ベースバンド処理部16A)は要求されたリソースの開放を行った後に(SQ119)、コアネットワーク70に対してリソース開放応答を返す(SQ120)。以上により、複数の無線通信方式に対応している無線基地局装置10Cの通信範囲内での無線通信方式の切替え方法が終了する。
なお、上述した説明では、移動端末20がPHS方式で通信を行っているときに、W−CDMA方式への通信に切替える場合を説明したが、W−CDMA方式で通信を行っているときにPHS方式への通信に切替える場合も同様の処理が行われる。また、上述した説明では、無線基地局装置10Cが2つの無線通信方式に対応している場合を示したが、3つ以上の複数の共通チャネルを有する無線通信方式に対応している場合にも適用することができる。さらに、図7の例では、2個のベースバンド処理部16A,16Bが設けられる場合が示されているが、この数に限られることなく、無線基地局装置10Cが対応可能な無線通信方式の数よりも多い数のベースバンド処理部16が設けられればよい。
この実施の形態4によれば、複数の無線通信方式に対応している移動端末20が、複数のDSPやFPGAなどの書換え可能なデバイスにコアネットワーク70からアップロードされる無線通信方式のソフトウェアを書込むことによって、その無線通信方式での基地局として動作する無線基地局装置10Cにおいて、移動端末20が現在通信中の無線通信方式から他の無線通信方式に切替える際に、各無線通信方式に共通のシグナリングでその切替え要求を通知するようにしたので、無線通信方式間の切替え処理をスムーズに行うことができるという効果を有する。また、移動端末20によって要求される無線通信方式がどんな種類のものであっても、予め予想される無線通信方式の無線通信を行うためのソフトウェアをコアネットワーク70側に保持させておくことで、無線基地局装置10Cは種々の無線通信方式の移動端末20に対して対応可能となる。
以上のように、この発明にかかる無線基地局装置は、複数の無線通信方式で無線通信を行うことが可能な移動通信システムに有用である。
この発明による無線基地局装置の実施の形態1の構成を模式的に示すブロック図である。 起動直後に無線通信方式のソフトウェアが割当てられた無線基地局装置の状態を模式的に示すブロック図である。 移動端末との通信開始後の無線基地局装置の状態を模式的に示すブロック図である。 移動端末との通信終了後の無線基地局装置の状態を模式的に示すブロック図である。 この発明による無線基地局装置の実施の形態2の概略構成を示すブロック図である。 移動端末との通信開始後の無線基地局装置の状態を模式的に示すブロック図である。 移動端末との通信終了後の無線基地局装置の状態を模式的に示すブロック図である。 この発明による無線基地局装置の実施の形態3の概略構成を示すブロック図である。 移動端末との通信開始後の無線基地局装置の状態を模式的に示すブロック図である。 複数の無線通信方式に対応している移動端末を備える移動通信システムの構成を模式的に示す図である。 この発明による無線通信方式切替え方法の処理手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
10,10A〜10C 無線基地局装置
11,11A〜11D,16A,16B ベースバンド処理部
12 ソフトウェア記憶部
13,13A 制御部
14,14A,14B 共通チャネル用ベースバンド処理部
15,15A,15B 個別チャネル用ベースバンド処理部
20 移動端末
30 W−CDMA網
40 無線LAN網
50 CDMA2000網
60 PHS網
70 コアネットワーク
71 コアネットワーク装置
111,111A〜111D,151,151A,151B 無線通信部
112,112A〜112D,152,152A,152B 上位レイヤ通信部
121 W−CDMA用ソフトウェア
122 無線LAN用ソフトウェア
123 W−CDMA個別チャネル用ソフトウェア
124 無線LAN個別チャネル用ソフトウェア
125 PHS用ソフトウェア

Claims (6)

  1. 複数の無線通信方式のネットワークと接続され、移動端末に対応する無線通信方式で無線通信を行う無線基地局装置において、
    移動端末と前記ネットワークとの間の通信を処理するためのソフトウェアを、無線通信方式毎に記憶するソフトウェア記憶手段と、
    前記ソフトウェア記憶手段中のソフトウェアを書込むことで、前記移動端末との間の無線通信と、前記ネットワークとの間の通信を行い、ソフトウェアの書換えが可能な複数のベースバンド処理手段と、
    前記ソフトウェア記憶手段中のソフトウェアを、前記ベースバンド処理手段に割当てて書込む処理を行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    移動端末との通信が行われていない状態では、前記ソフトウェア記憶手段中の前記ソフトウェアを無線通信方式毎に1つの前記ベースバンド処理手段に割当て、
    移動端末との通信が開始された状態では、その無線通信方式のソフトウェアを、ソフトウェアが割当てられていない他の前記ベースバンド処理手段に割当てることを特徴とする無線基地局装置。
  2. 複数の無線通信方式のネットワークと接続され、移動端末に対応する無線通信方式で無線通信を行う無線基地局装置において、
    移動端末と前記ネットワークとの間の通信を処理するためのソフトウェアを書込むことで、前記移動端末との間の無線通信と、前記ネットワークとの間の通信を行い、前記ソフトウェアの書換えが可能な複数のベースバンド処理手段と、
    前記ソフトウェアの前記ベースバンド処理手段への割当てを行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    移動端末との通信が行われていない状態では、所定の無線通信方式毎に1つのソフトウェアを前記ベースバンド処理手段に割当て、
    移動端末との通信が開始された状態では、その無線通信方式のソフトウェアを、通信を開始したベースバンド処理手段から取得して、ソフトウェアが割当てられていない他の前記ベースバンド処理手段に割当てることを特徴とする無線基地局装置。
  3. 複数の無線通信方式のネットワークと接続され、移動端末に対応する無線通信方式で無線通信を行う無線基地局装置において、
    移動端末と前記ネットワークとの間の個別チャネルでの通信を処理するための個別チャネル用ソフトウェアを、無線通信方式毎に記憶するソフトウェア記憶手段と、
    前記移動端末と前記ネットワークとの間で前記無線通信方式の共通チャネルを用いて通信を処理する共通チャネル用ベースバンド処理手段と、
    前記ソフトウェア記憶手段中の個別チャネル用ソフトウェアを書込むことで、前記移動端末と前記ネットワークとの間の個別チャネルを用いた通信を行い、前記個別チャネル用ソフトウェアの書換えが可能な複数の個別チャネル用ベースバンド処理手段と、
    前記ソフトウェア記憶手段中の個別チャネル用ソフトウェアを、前記個別チャネル用ベースバンド処理手段に割当てて書込む処理を行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    移動端末との通信が前記共通チャネル用ベースバンド処理手段で開始され、対応する無線通信方式のネットワークによって前記移動端末に個別チャネルが割当てられると、前記ソフトウェア記憶手段から対応する無線通信方式の個別チャネル用ソフトウェアを、ソフトウェアが割当てられていない個別チャネル用ベースバンド処理手段に割当てることを特徴とする無線基地局装置。
  4. 前記ソフトウェア記憶手段は、共通チャネルを有さない無線通信方式における前記移動端末と前記ネットワークとの間の通信を処理するためのソフトウェアを、無線通信方式毎にさらに記憶し、
    前記制御手段は、
    移動端末との通信が行われていない状態では、前記ソフトウェア記憶手段中の前記ソフトウェアを、共通チャネルを有さない無線通信方式毎に1つの前記個別チャネル用ベースバンド処理手段に割当て、
    移動端末との間で共通チャネルを有さない無線通信方式の通信が開始された状態では、その無線通信方式のソフトウェアを、ソフトウェアが割当てられていない他の前記個別チャネル用ベースバンド処理手段に割当てる機能をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の無線基地局装置。
  5. 前記制御手段は、
    移動端末との通信が行われていない状態では、共通チャネルを有さない無線通信方式毎に1つのソフトウェアを前記個別チャネル用ベースバンド処理手段に割当て、
    移動端末との間で共通チャネルを有さない無線通信方式の通信が開始された状態では、その無線通信方式のソフトウェアを、通信を開始した前記個別チャネル用ベースバンド処理手段から取得して、ソフトウェアが割当てられていない他の前記個別チャネル用ベースバンド処理手段に割当てる機能をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の無線基地局装置。
  6. 異なる無線通信方式のネットワークと接続される無線基地局装置と、前記異なる無線通信方式のネットワークを相互に接続するコアネットワークと、を備える移動通信システムで、複数の無線通信方式で通信可能な移動端末が前記無線基地局と第1の無線通信方式で通信している状態から第2の無線通信方式に切替える無線通信方式の切替え方法であって、
    前記移動端末は、前記コアネットワークに接続される無線通信方式間で共通のシグナリングを用いて第2の無線通信方式の切替えを要求する工程と、
    前記コアネットワークは、前記移動端末と通信中の無線基地局装置の空きリソースに、前記共通のシグナリングを用いて第2の無線通信方式で通信を行うためのソフトウェアをアップロードして、前記無線基地局装置を前記移動端末と第2の無線通信方式で通信できるように設定する工程と、
    を含むことを特徴とする無線通信方式の切替え方法。
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