JP2007039915A - Fireproof structure of wooden building - Google Patents
Fireproof structure of wooden building Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007039915A JP2007039915A JP2005222931A JP2005222931A JP2007039915A JP 2007039915 A JP2007039915 A JP 2007039915A JP 2005222931 A JP2005222931 A JP 2005222931A JP 2005222931 A JP2005222931 A JP 2005222931A JP 2007039915 A JP2007039915 A JP 2007039915A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass fiber
- fiber sheet
- gypsum board
- aluminum layer
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
Description
本発明は、木造建築物の耐火構造に関し、特に、木造建築物における壁、天井等の面状部分の耐火性能を向上させた木造建築物の耐火構造に関する。 The present invention relates to a fireproof structure of a wooden building, and more particularly to a fireproof structure of a wooden building in which the fireproof performance of a planar portion such as a wall or ceiling in the wooden building is improved.
木造建築物における壁、天井等の面状部分に耐火性能を付与する場合、これらの面状部分を構成する木質材料による骨組み部材、耐力面材等を木質下地として、これらの木質下地の例えば屋内側の面を覆って所定の厚さの石膏ボードを取り付ける方法が一般的に採用されている。石膏ボードは、これに含まれる結晶水が、火災時の熱によって水蒸気に変化することで熱エネルギーを消費するので、一定時間火災を食い止めることが可能になる。したがって、石膏ボードの厚みを適宜調整することにより、当該石膏ボードを防火被覆層として機能させて所望の耐火性能を得ることが可能になる。 When providing fireproof performance to planar parts such as walls and ceilings in wooden buildings, frame members made of wooden materials, load bearing faces, etc. constituting these planar parts are used as wooden foundations. A method of attaching a gypsum board having a predetermined thickness so as to cover the inner surface is generally adopted. The gypsum board consumes heat energy because the crystal water contained in the gypsum board changes into water vapor due to the heat at the time of the fire, so it becomes possible to stop the fire for a certain period of time. Therefore, by appropriately adjusting the thickness of the gypsum board, the gypsum board can function as a fireproof coating layer to obtain desired fire resistance performance.
また、鉄製(鋼製)の下地材を用いた建築物と同等の耐火性能を、木製の木質下地を用いた木造建築物に付与するには、例えば石膏ボードによる防火被覆層の耐火機能を向上させるべく、石膏ボードの厚さを大きくしたり、石膏ボードの重ね張り枚数を多くしたりする必要がある。このため、壁厚の増大による居住空間の減少や、建物の重量の増加、建築費の増加といった問題が生じていたことから、2重に重ね張りされる石膏ボードの間に、所定の厚さのアルミニウムシートを挟む込み、このアルミニウムシートの輻射断熱機能により、下地側の石膏ボードや木質下地に伝わる熱を減少させて、石膏ボードによる防火被覆層の厚さを薄くすることを可能した技術も開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
しかしながら、上記従来の2重に重ね張りされる石膏ボードの間にアルミニウムシートを挟み込んで形成される木造建築物の耐火構造によれば、建築基準法上の「耐火性能」を満足することができるように、アルミニウムシートとして、0.05mm以上の厚さのものが用いられており、その施工性が劣ることになる。すなわち、0.05mm以上の厚さのアルミニウムシートは、建築材料としてまとまった量の大きな面積のものが流通していないばかりか、密度が2.7g/cm3以上のものであり、また一般のものはいわゆるアルミホイル状のシート材料であるため、石膏ボードによる平坦な壁面を連続して覆うようにしながら広範囲に亘って取り付けてゆく際に、シワが生じやすく、取り扱いに不便である。また、0.05mm以上の厚さのアルミニウムシートは、腰が強いため、作業中にその端縁部と接触して指をカットするなどの弊害も生じやすい。 However, according to the fireproof structure of a wooden building formed by sandwiching an aluminum sheet between the above-described double-layered gypsum boards, the “fireproof performance” in the building standard law can be satisfied. Thus, as the aluminum sheet, a sheet having a thickness of 0.05 mm or more is used, and its workability is inferior. That is, an aluminum sheet having a thickness of 0.05 mm or more is not only distributed in a large amount as a building material, but also has a density of 2.7 g / cm 3 or more. Since the sheet material is a so-called aluminum foil-like sheet material, wrinkles are likely to occur when it is attached over a wide range while continuously covering the flat wall surface of the gypsum board, which is inconvenient to handle. In addition, since the aluminum sheet having a thickness of 0.05 mm or more is strong, it is liable to cause an adverse effect such as cutting a finger by touching its edge during work.
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたものであり、2重に重ね張りされる石膏ボードの間に施工性の良いスムーズな作業によってアルミ層を設けることを可能にして、0.05mm以上のアルミニウムシートを挟み込んだ場合と同等の輻射断熱機能と耐火性能とを備える耐火構造を容易に形成することのできる木造建築物の耐火構造を提供することを目的とする。 The present invention has been made paying attention to such a conventional problem, and it is possible to provide an aluminum layer by a smooth work with good workability between gypsum boards that are double-layered, It aims at providing the fireproof structure of the wooden building which can form easily the fireproof structure provided with the radiation heat insulation function and fireproof performance equivalent to the case where the aluminum sheet of 0.05 mm or more is inserted | pinched.
本発明は、木質材料で構成された木質下地と、該木質下地の室内側に取り付けられた第1石膏ボードと、該第1石膏ボードの室内側に取り付けられたアルミ層付ガラス繊維シートと、該アルミ層付ガラス繊維シートの室内側に取り付けられた第2石膏ボードとを含む木造建築物の耐火構造であって、前記アルミ層付ガラス繊維シートは、少なくとも一方の面がアルミ箔によって覆われたガラス繊維シートからなる木造建築物の耐火構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。 The present invention is a wood substrate made of a wood material, a first gypsum board attached to the indoor side of the wooden substrate, a glass fiber sheet with an aluminum layer attached to the indoor side of the first gypsum board, A fireproof structure of a wooden building including a second gypsum board attached to the indoor side of the glass fiber sheet with an aluminum layer, wherein the glass fiber sheet with the aluminum layer is covered with an aluminum foil at least one surface The above object is achieved by providing a fireproof structure for a wooden building made of glass fiber sheets.
また、本発明の木造建築物の耐火構造によれば、前記アルミ層付ガラス繊維シートは、重量が130〜170g/m2、厚さが0.13〜0.17mmであることが好ましい。 Moreover, according to the fireproof structure of the wooden building of the present invention, the glass fiber sheet with an aluminum layer preferably has a weight of 130 to 170 g / m 2 and a thickness of 0.13 to 0.17 mm.
さらに、本発明の木造建築物の耐火構造によれば、前記アルミ層付ガラス繊維シートの前記アルミ箔の厚さが0.01〜0.03mmであることが好ましい。 Furthermore, according to the fireproof structure of the wooden building of the present invention, it is preferable that the thickness of the aluminum foil of the glass fiber sheet with an aluminum layer is 0.01 to 0.03 mm.
本発明の木造建築物の耐火構造によれば、2重に重ね張りされる石膏ボードの間に施工性の良いスムーズな作業によってアルミ層を設けることを可能にして、0.05mm以上のアルミニウムシートを挟み込んだ場合と同等の輻射断熱機能と耐火性能とを備える耐火構造を容易に形成することができる。 According to the fireproof structure of a wooden building of the present invention, it is possible to provide an aluminum layer by a smooth work with good workability between double-layered gypsum boards, and an aluminum sheet of 0.05 mm or more It is possible to easily form a fireproof structure having a radiation heat insulation function and fireproof performance equivalent to the case of sandwiching.
本発明の好ましい第1実施形態に係る木造建築物の耐火構造10は、図1に示すように、例えば木造軸組工法による建築物の間仕切壁15に本発明を適用したものである。すなわち、間仕切壁15には、例えば木質材料からなる柱11aや間柱11bを立設状態で取り付けて、上下に配置された土台や梁(図示せず。)等と共に壁の骨組み構造11を形成し、形成した骨組み構造11を木質下地として、これの両側の室内側の面を各々覆って、後述する石膏ボード12,13やアルミ層付ガラス繊維シート14を設置することにより、本第1実施形態の耐火構造10が設けられることになる。
As shown in FIG. 1, a
すなわち、本第1実施形態の耐火構造10は、図2(a)にも示すように、木質材料で構成された木質下地としての骨組み構造11と、骨組み構造11の室内側に取り付けられた第1石膏ボード12と、第1石膏ボード12の室内側に取り付けられたアルミ層付ガラス繊維シート14と、アルミ層付ガラス繊維シート14の室内側に取り付けられた第2石膏ボード13とを含む耐火構造であって、アルミ層付ガラス繊維シート14は、図2(b)に示すように、少なくとも一方の面(本第1実施形態では片側の面)がアルミ箔16によって覆われたガラス繊維シート17からなっている。
That is, as shown in FIG. 2 (a), the
本第1実施形態の耐火構造10を構成する第1石膏ボード12としては、好ましくは、例えば強化石膏ボード(GB−S,JIS A 6913)を使用することができる。第1石膏ボード12は、15mm以上の厚さを有していることが(本第1実施形態では厚さ15mm)、所望の耐火性能を効率良く得ることができる点で好ましい。また第1石膏ボード12は、例えば石膏ボード用の釘(JIS A 5508)を用いて骨組み構造11に固定される。
As the
さらに、第1石膏ボード12は、結晶水を含有しており、火災時の熱がアルミ層付ガラス繊維シート14を通して室内側から伝わってくると、この結晶水が水蒸気となって温度の上昇・熱の伝達を阻害することにより、室内側から伝わってきた熱から、骨組み構造11を保護する役割を果たすものである。なお、第1石膏ボード12は、1枚で骨組み構造11を覆うことができない場合には、複数枚の石膏ボードの端面同士を突き合わて、目地部12a(図1参照)を形成しながら連接させた状態で取り付けられる。
Furthermore, the
本第1実施形態の耐火構造10を構成する第2石膏ボード13としては、第1石膏ボード12と同様に、好ましくは、例えば強化石膏ボード(GB−S,JIS A 6913)を使用することができる。第2石膏ボード13は、21mm以上の厚さを有していることが(本第1実施形態では厚さ21mm)、所望の耐火性能を効率良く得ることができる点で好ましい。また第2石膏ボード13は、例えば石膏ボード用の釘(JIS A 5508)を用いて骨組み構造11に固定される。さらに、第2石膏ボード13は、ステープルや釘などを用いて第1石膏ボード12に打ち付けることができ、これによって第1石膏ボード12と、アルミ層付ガラス繊維シート14と、第2石膏ボード3との密着性が高められる。
As the
そして、第2石膏ボード13がアルミ層付ガラス繊維シート14の室内側に配置されることにより、アルミ層付ガラス繊維シート14は火災時に室内側から直接火炎に曝されることがなくなり、アルミ層による輻射断熱機能を十分発揮することが可能になる。すなわち、第2石膏ボード13は、結晶水を水蒸気に変化させてアルミ層付ガラス繊維シート14への熱の伝達を遅延させるのみならず、アルミ層付ガラス繊維シート14を火炎から保護して輻射断熱機能を十分に発揮させる役割を果たすことになる。なお、第2石膏ボード13は、1枚でアルミ層付ガラス繊維シート14を覆うことができない場合には、第1石膏ボード12と同様に、複数枚の石膏ボードの端面同士を突き合わて、目地部13a(図1参照)を形成しながら連接させた状態で取り付けられる。
And since the
本第1実施形態の耐火構造10を構成するアルミ層付ガラス繊維シート14は、図2(b)に示すように、一方の面がアルミ箔16によって覆われたガラス繊維シート17であり、好ましくは、例えば国土交通省の機械設備工事共通仕様書における風道等の不燃化指定外装材であるアルミガラスクロスを用いることができる。
The
アルミ層付ガラス繊維シート14のガラス繊維シート17は、例えばガラス繊維不織布よりなる不燃性のシート材料であり、JIS規格(JIS R 3414)に適合するものを使用することができる。ガラス繊維シート17をアルミ層付ガラス繊維シート14の積層要素とすることにより、アルミ層付ガラス繊維シート14は、不燃性に優れるだけでなく、強度、寸法安定性、電気絶縁性、耐腐食性、耐薬品性の面でも良好なシート材料となる。
The
アルミ層付ガラス繊維シート14のアルミ箔16は、アルミニウムの純金属またはその合金の総てを含むものである。アルミニウムは、金属の中でも高い輻射断熱性能を有しており(輻射率0.04〜0.08程度)、火災時における輻射熱を効率良く反射して、骨組み構造11に伝達される熱を効果的に減少させることが可能になる。またアルミニウムは、不燃性の材料であり、鉄や銅等と比べて融点は低いが、アルミ層付ガラス繊維シート14の室内側に第2石膏ボード13が配置されることにより、アルミ箔16によるアルミ層が室内側から直接火炎に曝されることが無く、比較的長時間輻射断熱機能を発揮することが可能になる。さらに、アルミ箔16をアルミ層付ガラス繊維シート14の積層要素とすることにより、アルミ層付ガラス繊維シート14は、不燃性に優れるだけでなく、強度、寸法安定性の面でも良好なシート材料となる。
The
ここで、本第1実施形態では、アルミ箔16は、例えばJIS規格(JIS H 4160)に適合するものを使用することができ、その厚さは0.01〜0.03mm(重量が27〜82g/m2)であることが好ましい。アルミ箔16の厚さが0.01mm以上であることにより、ガラス繊維シート17と一体となって十分な耐火性能を発揮することができると共に、所望の輻射断熱機能を効果的に発揮することが可能になる。またアルミ箔16の厚さが0.03mm以下であることにより、ガラス繊維シート17と一体となった場合でも、柔軟性に富むと共に、軽量で施工性に優れたアルミ層付ガラス繊維シート14を形成することが可能になる。
Here, in this 1st Embodiment, the
また、ガラス繊維シート17とアルミ箔16とからなるアルミ層付ガラス繊維シート14は、その重量を130〜170g/m2、厚さを0.13〜0.17mmとすることが好ましい。これによって、アルミ層付ガラス繊維シート14は、重量が軽く、適度な柔軟性を備えると共に、ガラス繊維シート17の存在によって切れ難く、裂き難く、破れ難いことに加えて、ハサミやカッターによって容易に切断することが可能な、取扱い易く、施工性に富んだシート材料を形成することできる。なお、本第1実施形態によれば、アルミ層付ガラス繊維シート14は、その重量が150g/m2、厚さが0.15mmのものとなっている。
Moreover, it is preferable that the
なお、上述のような構成を備えるアルミ層付ガラス繊維シート14は、例えば工場等において、接着剤として好ましくはアクリル系エマルジョン等を用いてアルミ箔16をガラス繊維シート17の表面に加圧接着することにより、アルミ箔16とガラス繊維シート17が一体となったアルミ層付ガラス繊維シート14が、例えば幅1.0m、長さが30m程度のロール状に巻かれたシート材料として容易に形成されることになる。
In addition, the
本第1実施形態によれば、さらに、骨組み構造11の両側の面に各々取り付けた第1石膏ボード12によって挟まれる壁内部の中空部分には、柱11a、間柱11b等によって仕切られる部分を充填するように配置されて、断熱材18として、例えば厚さ100mm、密度16kg/m3程度のグラスウール保温板が設置されており、これによって間仕切壁15に断熱機能が付与されている。
According to the first embodiment, the hollow part inside the wall sandwiched by the
本第1実施形態によれば、骨組み構造11の土台、梁、柱11a、間柱11b等によって仕切られた部分に断熱材18を配置した後に、第1石膏ボード12を、石膏ボード用の釘を両面の室内側から骨組み構造11に向けて打ち込むことにより、骨組み構造11に固定する。また、固定した第1石膏ボード12の室内側の表面に、例えばステープルを用いて、アルミ層付ガラス繊維シート14を、必要に応じて端部を重ね貼りしつつ、好ましくアルミ箔16を室内側に配置して貼り付ける。さらに、貼り付けたアルミ層付ガラス繊維シート14の室内側の表面に、第2石膏ボード13を、石膏ボード用の釘を両面の室内側から骨組み構造11に向けて打ち込むことにより、骨組み構造11に固定し、必要に応じて第2石膏ボード13の室内側からステープルや釘などを第1石膏ボード12に打ち付けることにより、本第1実施形態の耐火構造10が形成されることになる。なお、取り付けた第2石膏ボード13の表面には、さらに内装仕上材等が適宜取り付けられることになる。
According to the first embodiment, after the
そして、本第1実施形態の木造建築物の耐火構造10によれば、2重に重ね張りされる石膏ボード12,13の間に施工性の良いスムーズな作業によってアルミ層を設けることを可能にして、0.05mm以上のアルミニウムシートを挟み込んだ場合と同等の輻射断熱機能と耐火性能とを備える耐火構造を容易に形成することができる。
And according to the
すなわち、本第1実施形態によれば、第1石膏ボード12と第2石膏ボード13との間に挟み込まれてアルミ層を形成するアルミ層付ガラス繊維シート14として、0.05mm以上の厚さのアルミニウムシートに代えて、0.05mmよりも厚さの薄い、好ましくは0.01〜0.03mmの厚さのアルミ箔16と、不燃性を備え、強度、寸法安定性等に優れたガラス繊維シート17とを一体化したもの用いるので、アルミ箔16が薄くてもガラス繊維シート17の不燃性と相俟って、0.05mm以上の厚さのアルミニウムシートと同等以上の耐火性能を発揮することができると共に、アルミ箔16によって輻射断熱機能を効果的に発揮することが可能になる。これらによって、0.05mm以上のアルミニウムシートを挟み込んだ場合と同様に、間仕切壁15に強固な耐火性能を付与する防火被覆層を形成するための石膏ボード12,13の厚さを、薄く留めることが可能になる。
That is, according to the first embodiment, the
また、アルミ箔16とガラス繊維シート17とを一体化したアルミ層付ガラス繊維シート14は、工場等において相当の面積を備えるまとまった量のシート材料として容易に製造できると共に、適度な柔軟性を備えており、また例えば重量が130〜170g/m2程度と軽量で強度や寸法安定性にも優れているので、アルミホイール状の0.05mm以上の厚さのアルミニウムシートと比較して、第1石膏ボード12への貼付け時の取扱い性や施工性に優れており、効率の良い貼付け作業が可能になる。さらに、アルミ層付ガラス繊維シート14は、好ましくは厚さが0.13〜0.17mmの薄厚となっていて、第1石膏ボード12と第2石膏ボード13との間に挟み込んで一体化する際の取扱性や作業性に影響を及ぼすことがなく、またアルミ箔16とガラス繊維シート17が重なった状態でシート材料の端縁部が形成されるので、作業中にアルミ層付ガラス繊維シート14の端縁部と接触しても指をカットすることがなく、より安全に施工することが可能になる。
Further, the
なお、本第1実施形態の耐火構造10の耐火性能を検証するべく、上述の耐火構造10と同様の耐火構造を備える間仕切壁の試験体A、及び上述の耐火構造10のアルミ層付ガラス繊維シート14に代えて、厚さ0.05mmのアルミニウムシートを用いた耐火構造を備える間仕切壁の試験体Bに対して、(財)ベターリビング筑波試験所の耐火炉において、IS0834標準加熱曲線による60分間の非載荷加熱実験を実施して比較した結果、本第1実施形態の耐火構造10に係る試験体Aは、厚さ0.05mmのアルミニウムシートを用いた試験体Bと同等以上の耐火性能を備えていることが判明した。
In addition, in order to verify the fire resistance of the
図3は、本発明の好ましい第2実施形態に係る木造建築物の耐火構造20を示すものであり、本第2実施形態によれば、木造建築物の面状部分として、天井部21に耐火構造20を設けたものである。すなわち、本第2実施形態によれば、天井部21の骨組み構造22は、根太、梁、吊木受等(図示せず)から吊り下げられた吊木23、吊木23の先端に取り付けられた野縁受24、野縁受24に所定間隔で取り付けられた野縁25等からなるものであり、このような骨組み構造22を木質下地として、室内側となる野縁25の下面に、上記第1実施形態の耐火構造10と同様に、第1石膏ボード12、アルミ層付ガラス繊維シート14、及び第2石膏ボード13を順次下面側に取り付けてゆくことにより、天井部21の耐火構造20が設けられることになる。
FIG. 3 shows a
本第2実施形態の耐火構造20によっても、第1石膏ボード12と第2石膏ボード13との間に挟み込まれるアルミ層付ガラス繊維シート14として、少なくとも一方の面がアルミ箔16によって覆われたガラス繊維シート17を用いることにより、上記第1実施形態の耐火構造10と同様の作用効果を奏することになる。このように、本発明の耐火構造は、間仕切壁に限定されることなく、外壁や天井部の他、床部等、木造建築物における種々の面状部分に適用することができる。
Also by the
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、第1石膏ボードが取り付けられる木質下地は、柱、間柱、野縁等による骨組み構造である必要は必ずしもなく、例えば骨組み構造に合板等からなる耐力面材を配置して、この耐力面材を木質下地として第1石膏ボードを取り付けることもできる。また、耐火構造が設けられる木造建築物は、木造軸組工法による建築物の他、枠組壁工法等、その他の種々の工法による木造建築物であっても良い。さらに、耐火構造が設けられる壁の内部に断熱材を設ける必要は必ずしもない。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made. For example, the wood substrate to which the first gypsum board is attached does not necessarily have a frame structure such as a pillar, a stud, and a field edge. For example, a load bearing surface material made of plywood or the like is arranged on the frame structure, and this load bearing surface material is used. The 1st gypsum board can also be attached using as a wooden base. Further, the wooden building provided with the fireproof structure may be a wooden building by a variety of other construction methods such as a frame wall construction method in addition to a construction by a wooden frame construction method. Furthermore, it is not always necessary to provide a heat insulating material inside the wall where the fireproof structure is provided.
10,20 木造建築物の耐火構造
11,22 骨組み構造(木質下地)
11a 柱
11b 間柱
12 第1石膏ボード
13 第2石膏ボード
14 アルミ層付ガラス繊維シート
15 間仕切壁
16 アルミ箔
17 ガラス繊維シート
18 断熱材
21 天井部
23 吊木
24 野縁受
25 野縁
10, 20 Fire-resistant structure of
Claims (3)
該木質下地の室内側に取り付けられた第1石膏ボードと、
該第1石膏ボードの室内側に取り付けられたアルミ層付ガラス繊維シートと、
該アルミ層付ガラス繊維シートの室内側に取り付けられた第2石膏ボードとを含む木造建築物の耐火構造であって、
前記アルミ層付ガラス繊維シートは、少なくとも一方の面がアルミ箔によって覆われたガラス繊維シートからなる木造建築物の耐火構造。 A wood substrate made of wood material;
A first gypsum board attached to the indoor side of the wood substrate;
A glass fiber sheet with an aluminum layer attached to the indoor side of the first gypsum board;
A fireproof structure of a wooden building including a second gypsum board attached to the indoor side of the glass fiber sheet with an aluminum layer,
The said glass fiber sheet with an aluminum layer is a fireproof structure of the wooden building which consists of a glass fiber sheet with which at least one surface was covered with the aluminum foil.
The fireproof structure of a wooden building according to claim 2, wherein a thickness of the aluminum foil of the glass fiber sheet with an aluminum layer is 0.01 to 0.03 mm.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005222931A JP2007039915A (en) | 2005-08-01 | 2005-08-01 | Fireproof structure of wooden building |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005222931A JP2007039915A (en) | 2005-08-01 | 2005-08-01 | Fireproof structure of wooden building |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007039915A true JP2007039915A (en) | 2007-02-15 |
Family
ID=37798161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005222931A Pending JP2007039915A (en) | 2005-08-01 | 2005-08-01 | Fireproof structure of wooden building |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007039915A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007126849A (en) * | 2005-11-02 | 2007-05-24 | Ncn:Kk | Fire-resisting structure for wooden building |
JP2019150389A (en) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 旭化成建材株式会社 | Fire resistant structure |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1037346A (en) * | 1996-07-23 | 1998-02-10 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Incombustible composite body |
JP2004360444A (en) * | 2003-05-13 | 2004-12-24 | Mitsui Home Co Ltd | Fire-resistant structure of wooden building |
-
2005
- 2005-08-01 JP JP2005222931A patent/JP2007039915A/en active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1037346A (en) * | 1996-07-23 | 1998-02-10 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Incombustible composite body |
JP2004360444A (en) * | 2003-05-13 | 2004-12-24 | Mitsui Home Co Ltd | Fire-resistant structure of wooden building |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007126849A (en) * | 2005-11-02 | 2007-05-24 | Ncn:Kk | Fire-resisting structure for wooden building |
JP2019150389A (en) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 旭化成建材株式会社 | Fire resistant structure |
JP7210145B2 (en) | 2018-03-05 | 2023-01-23 | 旭化成建材株式会社 | Fire-resistant structures and buildings |
JP7516581B2 (en) | 2018-03-05 | 2024-07-16 | 旭化成建材株式会社 | Fireproof construction |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6901713B2 (en) | Multipurpose composite wallboard panel | |
KR101937938B1 (en) | Functional Panel for Building | |
JP2005299194A (en) | External wall structure of wooden building | |
JP5698891B2 (en) | Non-combustible internal insulation panel | |
JP6063990B2 (en) | Fireproof panel and fireproof structure of outer wall | |
JP3668484B2 (en) | Fireproof structure of wooden buildings | |
JP2019002144A (en) | Fireproof main structure | |
JP2006083598A (en) | Heat insulating panel | |
JP2007039915A (en) | Fireproof structure of wooden building | |
JP2013068077A (en) | Fireproof compartment wall | |
JP5944245B2 (en) | Refractory structure of exposed beam | |
JP2006161406A (en) | Fire-resistant structure of ceiling or floor | |
JP2002201734A (en) | Fire resisting building structure | |
JP2006104702A (en) | High heat insulating - combustion resisting foundation building material | |
CN210827931U (en) | Fireproof wall and transformer substation | |
JP2018514669A (en) | Building materials and related reinforcement devices | |
JP2013014997A (en) | Fireproof panel | |
JP4162616B2 (en) | Incombustible panel | |
JP2002369891A (en) | Fire limit wall | |
JP3673516B2 (en) | Fireproof wooden wall | |
JP5183870B2 (en) | Fireproof structure of wooden construction | |
JP7516581B2 (en) | Fireproof construction | |
JP2019027161A (en) | Refractory Main Structure | |
KR20130077385A (en) | Guasi-nonflammable housing wall element | |
JP2003155790A (en) | External heat insulation construction method for wooden framework |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20080730 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20110325 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20110419 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20110906 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |