JP2007037706A - Dermal needle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、医療や化粧等で用いられる皮膚用針具に関する。 The present invention relates to a skin needle tool used in medicine, makeup, and the like.
従来、医療や化粧分野において、皮膚の角質層に無痛で機能性材料を付与するための微細針を有する構造物が考案されている。例えば、皮膚用針としては、粘着層を有するシート状の支持部の上に、1個または複数並べた形状の針が考案されている。(例えば、特許文献1) Conventionally, in the medical and cosmetic fields, structures having fine needles for imparting a functional material painlessly to the stratum corneum of the skin have been devised. For example, as a skin needle, one or a plurality of needles arranged on a sheet-like support portion having an adhesive layer has been devised. (For example, Patent Document 1)
しかしながら、この文献に開示された無痛針は針の材料として金属、シリコンなどの人体では分解不可能な無機物を用いているため、皮膚用針が刺されたあとに折れた場合、皮膚に残存した針が人体に有害であるという問題点が有った。さらに、支持部の粘着層部が肌に触れるため、皮膚がかぶれる問題点があった。 However, the painless needle disclosed in this document uses an inorganic material that cannot be decomposed by the human body, such as metal or silicon, as the needle material. Therefore, if the needle for skin is broken after being stabbed, it remains on the skin. Has the problem of being harmful to the human body. Furthermore, since the adhesive layer part of the support part touches the skin, there is a problem that the skin is irritated.
一方、皮膚用針としては、機能性材料(物質)を生分解性材料に混合させて、1個または複数並べた形状の針の構造と製造方法が考案されている。(例えば、特許文献2) On the other hand, as a skin needle, a structure and manufacturing method of a needle having a shape in which one or more functional materials (substances) are mixed with a biodegradable material are arranged. (For example, Patent Document 2)
しかしながら、この文献に開示された皮膚用針は、皮膚用針に含まれる機能性材料を皮膚の角質層に拡散させるために、皮膚用針を皮膚に刺した後、皮膚用針の主成分である生分解性材料が分解されるまで皮膚用針の支持部を皮膚に固定する必要があるという問題点があった。 However, the skin needle disclosed in this document is the main component of the skin needle after the skin needle is stabbed into the skin in order to diffuse the functional material contained in the skin needle into the stratum corneum of the skin. There is a problem that it is necessary to fix the support portion of the skin needle to the skin until a certain biodegradable material is decomposed.
そこで本発明は、皮膚用針が刺されたあとに折れた場合、皮膚に残存した針が人体に無害であり、皮膚用針を皮膚に刺した後、皮膚用針の主成分である生分解性材料が分解されるまで皮膚用針の支持部を皮膚に固定する必要がなく、かつ皮膚がかぶれない皮膚用針を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention provides a biodegradable, which is a main component of a skin needle after the needle for skin is harmless to the human body when the skin needle is broken after being stabbed. It is an object of the present invention to provide a skin needle that does not need to be fixed to the skin until the material is decomposed and that does not get covered with the skin.
本発明の皮膚用針具は、棒状部と、該棒状部に接続された把持部とを有し、該棒状部の外周(シート状の支持部)に生分解性材料を成分として含む複数の針が形成した構成としている。この構成により、把持部を持って棒状部を皮膚の上に転がしつつ皮膚用針を皮膚内に付与することが可能となる。 The skin needle tool of the present invention has a rod-like portion and a grip portion connected to the rod-like portion, and includes a plurality of biodegradable materials as components on the outer periphery (sheet-like support portion) of the rod-like portion. The needle is formed. With this configuration, it is possible to apply the skin needle to the skin while holding the grip portion and rolling the rod-shaped portion onto the skin.
前記生分解性材料の主成分をポリ乳酸またはマルトースとすることにより、人体に無害で安全な皮膚用針具となる。 By using polylactic acid or maltose as the main component of the biodegradable material, it becomes a safe skin needle tool that is harmless to the human body.
また、生分解性材料を主成分とする針をシート部材上に形成し、該シート部材を棒状部材の周囲に巻きつけたことによっても、棒状部を皮膚の上に転がしつつ皮膚用針を皮膚内に付与することができる。これによって、皮膚用針の支持部を皮膚に固定する必要がなく、皮膚がかぶれない皮膚用針を提供することが可能となる。 Further, by forming a needle mainly composed of a biodegradable material on the sheet member and winding the sheet member around the rod-shaped member, the skin needle can be placed on the skin while the rod-shaped portion is rolled on the skin. Can be given inside. Accordingly, it is not necessary to fix the support portion of the skin needle to the skin, and it is possible to provide a skin needle that does not get covered with the skin.
本発明は、皮膚用針が刺された後に折れた場合、皮膚に残存した針が人体に無害であり、かつ皮膚用針を皮膚に刺した後、皮膚用針の主成分である生分解性材料が分解されるまで皮膚用針の支持部を皮膚に固定する必要がなく、皮膚がかぶれない皮膚用針を提供することができるものである。 The present invention relates to a biodegradable material that is harmless to the human body when the skin needle is broken after being stabbed, and is the main component of the skin needle after the skin needle is stabbed into the skin. It is not necessary to fix the support portion of the skin needle to the skin until the skin is decomposed, and it is possible to provide a skin needle that does not touch the skin.
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。図1に本実施において作製した皮膚用針(以下、「マイクロパイル」ともいう)を示す。皮膚用針は、円柱の棒状部2の側面に複数のマイクロパイル1が設置されており、棒状部2の端面には把持部3が設置されている。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows a skin needle (hereinafter, also referred to as “micropile”) produced in the present embodiment. The skin needle is provided with a plurality of
本実施例では棒状部2の大きさは直径が約10mm、長さが約30mmの円柱、把持部3は直径が約5mm、長さが約100mmの円柱を使用した。棒状部2の材料は生分解性材料であるマルトースを使用した。棒状部2の材料はマルトース以外にもポリ乳酸などでも良い。また把持3の材料は木材を使用した。把持部3の材料は木材のほかにも紙、プラスチックなどでも良い。
In this embodiment, the rod-
棒状部2の形状は円柱以外にも三角柱、四角柱など多角形柱でも良い。
The shape of the rod-
マイクロパイル1は断面が円形状の円錐であり、直径は0.1〜80μm、長さは0.1〜1mmである。直径を0.1〜80μmとしたのは、人体の皮膚は直径80μm以下の針には痛みを感じないためである。
The
マイクロパイル1の断面は円形以外にも三角形、四角形などの多角形でも良い。マイクロパイル1の材料は生分解材料であるマルトースを使用した。このため、皮膚に刺した後、人体に悪影響を与えない皮膚用針が作製可能である。マルトースの他に、ポリ乳酸などの生分解材料を皮膚用針の材料に使用することができる。
また、マイクロパイル1は該棒状部外周の一部の領域のみに形成されても良い。
The cross section of the
Further, the
マイクロパイル1には機能性材料を含有させることができる。例えば皮膚のしわ取りに有効なビタミンC、皮膚のしみ取りに有効な染色材、糖尿病の治療に有効なインシュリン、筋肉痛に有効なインドメタシンなどを生分解性材料に混合させることによりマイクロパイル1に機能性材料を含有させることができる。
The
図2にマイクロパイル1を作製するためのマイクロパイル引き上げ装置4を示す。図2に示すように、本実施の形態に係る皮膚用針製造装置としてのマイクロパイル引き上げ装置4は、台6上に設置されて室5aを形成する壁部5と、壁部5に設置されて室5a内の湿度を60%以下に維持する湿度維持手段としての湿度維持装置7と、室5a内に設置されてマイクロパイル1の材料である棒状部(材料)2と把持部3が設置される材料設置部材としての回転機構12と、棒状部(材料)2の温度を変更する部材温度変更手段としての熱風吹き出し口8と、台6に固定された柱部10と、柱部10に沿って矢印11a、11bで示す方向に移動可能に柱部10に支持された移動部11と、移動部11に固定されたヒーター基板13と、ヒーター基板13の温度を変更するヒーター14と、ヒーター基板13に設置されて基板3の一部を付着させるための複数本(例えば約50〜1000本)のピン15と、移動部11を柱部10に沿って移動させるための駆動機構16と、ヒーター12、ヒーター14、熱風吹き出し口8、回転機構12及び駆動機構16の動作を制御する制御手段としてのコンピュータ9とを備えている。
FIG. 2 shows a micropile pulling device 4 for producing the
ヒーター基板13は、複数本のピン15が設置される部分の大きさ及び形状が約5〜50mm角の正方形となっている。ヒーター14は、ヒーター基板13の温度を変更することによってヒーター基板13を介して間接的にピン15の温度を変更するようになっており、ピン温度変更手段を構成している。
The
複数本のピン15は、線状に略等間隔でヒーター基板13に設置されており、熱伝導性の高い金属等によって形成されている。なお、図2においてピン15を5本しか描いていないのは、視認性を考慮して簡略化しているためである。
The plurality of
駆動機構16は、移動部11を柱部10に沿って移動させることによって、移動部11に固定されたヒーター基板13に設置されたピン15を、棒状部2に対して移動させるようになっている。
The
次に、マイクロパイル引き上げ装置4の動作について説明する。湿度維持装置7は、室5a内の湿度を所定の範囲に常に維持している。まず、マイクロパイル引き上げ装置4は、回転機構12に把持部3を介して棒状部2が設置される。
Next, the operation of the micropile lifting device 4 will be described. The humidity maintaining device 7 always maintains the humidity in the
(材料溶解工程)
そして、マイクロパイル引き上げ装置4の操作者からマイクロパイルの製造がコンピュータ9に指示されると、コンピュータ9は、熱風吹き出し口8から吹き出された熱風8aによって棒状部2の表面の温度を約100℃に維持するように制御することによって、棒状部2の表面を溶解させる。
(Material melting process)
When the operator of the micropile lifting device 4 instructs the computer 9 to manufacture the micropile, the computer 9 sets the surface temperature of the rod-
(材料付着工程)
次に、コンピュータ9は、駆動機構16によって移動部11を柱部10に沿って矢印11aで示す方向に移動させることによって、移動部11に固定されたヒーター基板13に設置されたピン15を、溶解している棒状部(溶解した材料)2に図3(a)に示すように接触させ、ピン15に棒状部2の一部を付着させる。ここで、マイクロパイル引き上げ装置4は、ヒーター基板13に設置された複数本のピン15が均一に溶解材料2に接触するように、精度良く形成されている。
(Material adhesion process)
Next, the computer 9 moves the moving
(成形工程)
次いで、コンピュータ9は、熱風吹き出し口8によって棒状部2の表面の温度を約100℃に維持するように制御したまま、ヒーター14によってヒーター基板13を介してピン15の温度を約120℃に維持するように制御した後、駆動機構16によって移動部11を柱部10に沿って矢印11bで示す方向に約2mm/secで約500μm〜約5mm移動させることによって、移動部11に固定されたヒーター基板14に固定されたピン15を、図3(b)に示すように、棒状部2のうちピン15に付着した付着部分2aの張力によって突起させられた突起部分2bから離隔させ、突起部分2bを引き伸ばして長さが約500μmの略錐型のマイクロパイル1として形成する。なお、複数本のピン15が線状に略等間隔でヒーター基板13に設置されているので、棒状部2上には、複数本の突起部分2bが線状に略等間隔で成形される。
(Molding process)
Next, the computer 9 maintains the temperature of the
(切離工程)
最後に、コンピュータ9は、ヒーター14によってヒーター基板13を介してピン15の温度を下げて約100℃に維持するように制御した後、駆動機構16によって移動部11を柱部10に沿って矢印11bで示す方向に約5mm/secで移動させることによって、移動部11に固定されたヒーター基板13に設置されたピン15を、図3(c)に示すように棒状部2の突起部分2bから離隔させ、ピン15に付着した付着部分2aをマイクロパイル1として成形された突起部分1bから切り離す。
(Separation process)
Finally, the computer 9 controls the
(材料回転工程)
その後、回転機構12によって把持部3を介して棒状部2が矢印12aの方向に約5度回転する。再び前記材料溶解工程から前記切離工程の工程を行い、マイクロパイル1の形成を行う。
(Material rotation process)
Thereafter, the rod-
前記材料溶解工程から前記切離工程を約72回行うことにより、棒状部2の側面全体にマイクロパイル1が形成される。
The
以上のようにして、図1に示すように、マルトースが主成分であるマイクロパイル1を製造することができる。
As described above, as shown in FIG. 1, the
製造した皮膚用針を把持部3を持ち人体の皮膚の上に押し付けて擦り合わせることにより、マイクロパイル1が選択的に皮膚内に残存し、棒状部2を固定せずに機能性材料を皮膚内に投薬あるいは付与することが可能となる。
By pressing and rubbing the manufactured skin needle with the
上述した実施形態においては、棒状部材の外周にマイクロパイルを直接形成したが、他の実施形態として、あらかじめ生分解性材料を主成分とするマイクロパイルをシート部材上に形成し、その後、該シート部材を棒状部材の周囲に巻きつけ接着剤などで固定してもよい。 In the embodiment described above, the micropile is directly formed on the outer periphery of the rod-shaped member. However, as another embodiment, a micropile mainly composed of a biodegradable material is previously formed on the sheet member, and then the sheet is formed. The member may be wound around the rod-shaped member and fixed with an adhesive or the like.
1 マイクロパイル
2 棒状部(皮膚用針の支持部)
3 把持部
4 マイクロパイル引き上げ装置
6 台
7 湿度維持装置
8 熱風吹き出し口
9 コンピュータ
12 回転機構
13 ヒーター基板
14 ヒーター
15 ピン
16 駆動機構
1
DESCRIPTION OF
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005224215A JP2007037706A (en) | 2005-08-02 | 2005-08-02 | Dermal needle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005224215A JP2007037706A (en) | 2005-08-02 | 2005-08-02 | Dermal needle |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007037706A true JP2007037706A (en) | 2007-02-15 |
Family
ID=37796224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005224215A Pending JP2007037706A (en) | 2005-08-02 | 2005-08-02 | Dermal needle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007037706A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10493753B2 (en) | 2014-06-30 | 2019-12-03 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Modules to evaluate ink signals |
-
2005
- 2005-08-02 JP JP2005224215A patent/JP2007037706A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10493753B2 (en) | 2014-06-30 | 2019-12-03 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Modules to evaluate ink signals |
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