JP2007034343A - 遺伝子情報表示装置、遺伝子情報表示方法、遺伝子情報表示プログラム、および記録媒体 - Google Patents

遺伝子情報表示装置、遺伝子情報表示方法、遺伝子情報表示プログラム、および記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2007034343A
JP2007034343A JP2005211961A JP2005211961A JP2007034343A JP 2007034343 A JP2007034343 A JP 2007034343A JP 2005211961 A JP2005211961 A JP 2005211961A JP 2005211961 A JP2005211961 A JP 2005211961A JP 2007034343 A JP2007034343 A JP 2007034343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
expression level
gene
ratio
under
expression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005211961A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Sato
智昭 佐藤
Mutsuyo Yamaguchi
睦世 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2005211961A priority Critical patent/JP2007034343A/ja
Priority to US11/288,167 priority patent/US7774175B2/en
Publication of JP2007034343A publication Critical patent/JP2007034343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16BBIOINFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR GENETIC OR PROTEIN-RELATED DATA PROCESSING IN COMPUTATIONAL MOLECULAR BIOLOGY
    • G16B45/00ICT specially adapted for bioinformatics-related data visualisation, e.g. displaying of maps or networks
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16BBIOINFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR GENETIC OR PROTEIN-RELATED DATA PROCESSING IN COMPUTATIONAL MOLECULAR BIOLOGY
    • G16B25/00ICT specially adapted for hybridisation; ICT specially adapted for gene or protein expression
    • G16B25/10Gene or protein expression profiling; Expression-ratio estimation or normalisation
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16BBIOINFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR GENETIC OR PROTEIN-RELATED DATA PROCESSING IN COMPUTATIONAL MOLECULAR BIOLOGY
    • G16B25/00ICT specially adapted for hybridisation; ICT specially adapted for gene or protein expression

Abstract

【課題】遺伝子発現情報を見易くすることにより、遺伝子発現情報を直感的かつ明確に理解する。
【解決手段】遺伝子情報表示装置500によるネットワーク図N上には、遺伝子G1〜G5を示すイメージデータ401〜405の各左上頂点の座標位置に、それぞれパイチャートC1〜C5が表示される。このパイチャートC1〜C5は半透明で表示してもよい。また、イメージデータ401〜405を、ポインティングデバイスを用いてポイントすることにより、スケール変換前の遺伝子発現情報(第1の発現量S1i、発現量比R1i、第2の発現量S2i、発現量比R2i)の数値を表示することができる。
【選択図】 図9

Description

この発明は、生物組織の遺伝子情報を表示する遺伝子情報表示装置、遺伝子情報表示方法、遺伝子情報表示プログラム、および記録媒体に関する。
遺伝子がどのような組織でどの時期に発現しているかといった特徴を明らかにすることは、生命現象への遺伝子の関わりを明らかにする上で重要である。特に『病態組織と正常組織』、『病態組織と薬剤投与組織』といった2つの遺伝子の転写レベルの比較をおこなうことが一般的であり、臨床や創薬の現場で多く用いられている。
しかし、基準となる遺伝子発現量はその組織や時期によって大きく異なるため厳密に確定することができない。そのため、2つの遺伝子発現量比を用いて特徴となる遺伝子を特定しているのが現状である。たとえば、遺伝子の転写レベルの比較によく用いられるマイクロアレイ法では、生体内のmRNA(DNAの転写産物)に蛍光色素による標識をして発光させ、検出器で蛍光強度(任意単位)を検出することにより、数値化している。
遺伝子情報をあつかうシステムとして、2つの組織サンプルから収集された所定の遺伝子の発現レベルをそれぞれ水平軸又は、垂直軸として定義し、前記所定の遺伝子の発現レベルを前記2つの組織サンプルにおける発現状態に基づいて前記の水平軸と垂直軸で選択される位置に配置する発現比較のコンピュータ支援による視覚化のシステムが開示されている(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
また、遺伝子やタンパクの相互作用研究が盛んになるにつれ、Webサイトで遺伝子のネットワーク図が公開され、多くの研究者が利用するようになっている。これら既存のネットワーク図における遺伝子の相互作用の検証や、ネットワーク図の拡張を試みる場合、マイクロアレイやジーンチップでの発現解析が大きな鍵となる(たとえば、下記非特許文献1および非特許文献2を参照。)。
ケグ(KEGG: Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes)、[online]、[平成17年7月13日検索]、インターネット<URL:http://www.genome.jp/kegg/pathway.html> バイオカータ(BioCarta)、[online]、[平成17年7月13日検索]、インターネット<URL:http://www.biocarta.com/> 特開平11−342000号公報
しかしながら、上述した特許文献1の従来技術のように、正常組織と病態組織のそれぞれに対して薬を投与した場合としない場合の遺伝子の発現量(強さ)と発現比率を組み合わせてスコア化する手法は考案されているが、多くの研究者にとって、そのスコアが直感的でないため、理解しづらいという問題があった。
また、上述した非特許文献1および非特許文献2で公開されているネットワーク図を用いる場合、ネットワーク図内の多数の遺伝子ごとのスコアを、限られた画面の中で表示しなければならない。したがって、ネットワーク図の余白にスコアを網羅的に表示すると、当該スコアが直感的に理解しづらくなるとともに、ネットワーク図全体も見づらくなり、研究者によって不便であるという問題があった。
さらに、たとえば、2つの遺伝子発現量を比較した場合、同じ1.2倍の発現増加であっても、遺伝子Aの遺伝子発現量(mRNA量)が2000から2400になった場合と、遺伝子Bの遺伝子発現量(mRNA量)が5から6になった場合では、遺伝子Aと遺伝子Bで増加した遺伝子発現量は400倍異なる。この場合、遺伝子Aの発現増加の現象の方が生物学的に重みを持つが、遺伝子Bの遺伝子発現の増加量を基準にして表示すると、生物学的に重みを持つ遺伝子Aの遺伝子発現の増加量が見づらくなり、研究者によって不便であるという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、遺伝子発現情報を見易くすることにより、遺伝子発現情報を直感的かつ明確に理解することができる遺伝子情報表示装置、遺伝子情報表示方法、遺伝子情報表示プログラム、および記録媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる遺伝子情報表示装置、遺伝子情報表示方法、遺伝子情報表示プログラム、および記録媒体は、生物の組織の遺伝子について、前記組織の所定状態における基準発現量と前記組織の前記所定状態とは異なる特定状態かつ所定条件下における第1の発現量との比(以下、「所定条件下の発現量比」という)と、前記基準発現量と前記組織の前記特定状態かつ前記所定条件とは異なる他の条件下における第2の発現量との比(以下、「他の条件下の発現量比」という)と、を取得し、グラフを表示する表示画面を制御して、所定条件下の発現量比および前記第1の発現量を、前記グラフを構成する第1の図形によって表示するとともに、他の条件下の発現量比および前記第2の発現量を、前記グラフを構成する第2の図形によって表示することを特徴とする。
また、上記発明において、前記グラフはパイチャートであり、前記第1および第2の図形は前記パイチャートを構成する扇形であることとしてもよい。
また、上記発明において、前記第1の図形は、前記所定条件下の発現量比を前記扇形の中心角とし、前記第1の発現量を前記扇形の半径の長さとして表示される図形であり、前記第2の図形は、前記他の条件下の発現量比を前記扇形の中心角とし、前記第2の発現量を前記扇形の半径の長さとして表示される図形であることとしてもよい。
また、上記発明において、前記第1の図形は、前記所定条件下の発現量比の絶対値を前記扇形の中心角とし、前記所定条件下の発現量比が正の値である場合には前記扇形を所定の色によって、前記所定条件下の発現量比が負の値である場合には前記扇形を前記所定の色とは異なる他の色によって表示される図形であり、前記第2の図形は、前記他の条件下の発現量比の絶対値を前記扇形の中心角とし、前記他の条件下の発現量比が正の値である場合には前記扇形を前記所定の色によって、前記他の条件下の発現量比が負の値である場合には前記扇形を前記他の色によって表示される図形であることとしてもよい。
また、上記発明において、前記第1の図形は、前記第1の発現量を前記扇形の中心角とし、前記所定条件下の発現量比を前記扇形の半径の長さとして表現されており、前記第2の図形は、前記第2の発現量を前記扇形の中心角とし、前記他の条件下の発現量比を前記扇形の半径の長さとして表現されていることとしてもよい。
また、上記発明において、前記基準発現量は、前記生物の正常組織の遺伝子発現量であり、前記第1の発現量は、前記生物の病態組織に前記薬物を投与した場合における遺伝子発現量であり、前記第2の発現量は、前記生物の病態組織に前記薬物を投与しない場合における遺伝子発現量であることとしてもよい。
また、上記発明において、遺伝子発現制御に関するネットワーク図上における前記遺伝子の位置を示す座標データを取得し、前記ネットワーク図を前記表示画面に表示するとともに、座標データにより特定される前記ネットワーク図上の位置に前記グラフを表示することとしてもよい。
また、これらの発明によれば、所定条件下の発現量比および第1の発現量を表現する図形と、他の条件下の発現量比および第2の発現量を表現する図形を、グラフ内に同時に表示することができ、所定条件下の発現量比と他の条件下の発現量比とを簡単に比較することができるとともに、第1の発現量と第2の発現量との差の大きさを簡単に比較することができる。
本発明にかかる遺伝子情報表示装置、遺伝子情報表示方法、遺伝子情報表示プログラム、および記録媒体によれば、遺伝子発現情報を見易くすることにより、遺伝子発現情報を直感的かつ明確に理解することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる遺伝子情報表示装置、遺伝子情報表示方法、遺伝子情報表示プログラム、および記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(遺伝子情報表示装置のハードウェア構成)
まず、この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報表示装置のハードウェア構成について説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報表示装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1において、遺伝子情報表示装置は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、HDD(ハードディスクドライブ)104と、HD(ハードディスク)105と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)106と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)107と、ディスプレイ108と、I/F(インターフェース)109と、キーボード110と、マウス111と、スキャナ112と、プリンタ113と、を備えている。また、各構成部はバス100によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU101は、遺伝子情報表示装置の全体の制御を司る。ROM102は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。HDD104は、CPU101の制御にしたがってHD105に対するデータのリード/ライトを制御する。HD105は、HDD104の制御で書き込まれたデータを記憶する。
FDD106は、CPU101の制御にしたがってFD107に対するデータのリード/ライトを制御する。FD107は、FDD106の制御で書き込まれたデータを記憶したり、FD107に記憶されたデータを遺伝子情報表示装置に読み取らせたりする。
また、着脱可能な記録媒体として、FD107のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリーカードなどであってもよい。ディスプレイ108は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ108は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
I/F109は、通信回線を通じてインターネットなどのネットワーク114に接続され、このネットワーク114を介して他の装置に接続される。そして、I/F109は、ネットワーク114と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F109には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード110は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス111は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ112は、画像を光学的に読み取り、遺伝子情報表示装置内に画像データを取り込む。なお、スキャナ112は、OCR機能を持たせてもよい。また、プリンタ113は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ113には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。
(遺伝子情報データベース(DB))
つぎに、この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報DBについて説明する。図2は、この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報DBを示す説明図である。図2において、遺伝子情報DB200は、遺伝子Gi(i=1〜n)ごとに、コントロール群に対するI群の発現量比R1i(0≦R1i)と、コントロール群に対するII群の発現量比R2i(0≦R
2i)と、コントロール群の発現量Sciとが記憶されており、具体的には、たとえば、図1に示したROM102、RAM103、HD105などの記録媒体によってその機能を実現する。
ここで、コントロール群とは、対象サンプル群であるI群およびII群に共通な基準グループであり、本明細書では、その遺伝子発現量を基準発現量Sciと称す。基準発現量Sciは、生物のある組織の遺伝子Giについての所定状態における遺伝子発現量である。
また、I群は、コントロール群に対する一方の対象サンプル群であり、本明細書では、その遺伝子発現量を第1の発現量S1iと称す。第1の発現量S1iは、生物のある組織の遺伝子Giについての、所定状態とは異なる特定状態かつ所定条件下における遺伝子発現量である。
また、II群は、コントロール群に対する他方の対象サンプル群であり、本明細書では、その遺伝子発現量を第2の発現量S2iと称す。第2の発現量S2iは、生物のある組織の遺伝子Giについての、所定状態とは異なる特定状態かつ所定条件とは異なる他の条件下における遺伝子発現量である。
ここで、上述した所定状態を正常状態、特定状態を発病状態、所定条件を薬物投与、他の条件を薬物非投与とし、生物としてマウスを例に挙げると、発現量Sciは、たとえば、マウスの正常組織における遺伝子Giの発現量を示すこととなる。また、第1の発現量S1iは、マウスに薬物を投与した場合の病態組織における遺伝子Giの発現量を示すこととなる。さらに、第2の発現量S2iは、マウスに薬物を投与しなかった場合の病態組織における遺伝子Giの発現量を示すこととなる。上述したコントロール群、I群およびII群の関係を下記の表1に示す。
Figure 2007034343
つぎに、この発明の実施の形態にかかるネットワーク図における遺伝子の座標データについて説明する。図3は、この発明の実施の形態にかかるネットワーク図における遺伝子の座標データを示す説明図である。図3において、遺伝子Giごとに、表示画面上の座標データ(X座標値、Y座標値)が設定されている。
(ネットワーク図)
つぎに、この発明の実施の形態にかかるネットワーク図について説明する。図4は、この発明の実施の形態にかかるネットワーク図の表示例を示す説明図である。図4において、図1に示したディスプレイ108の表示画面400には、遺伝子発現制御に関するネットワーク図Nが表示されている。
ネットワーク図Nは、各遺伝子G1〜G5に関するイメージデータ401〜405とイメージデータ401〜405間の矢印で表現されており、ビットマップ、JPEG、GIF、PDFなどのイメージデータ形式で表示される。ネットワーク図Nは、遺伝子G1〜G5の発現制御を示しており、イメージデータ401〜405間の矢印は、発現制御に関する相互作用の方向を示している。たとえば、イメージデータ401,402間の矢印は、遺伝子G1が遺伝子G2の発現を制御(たとえば、阻害)していることを表わしている。
また、ネットワーク図Nにおいて、遺伝子G1〜G5を示す矩形のイメージデータ401〜405の左上頂点P1〜P5は、後述するパイチャートの表示位置を特定する点であり、図3に示した遺伝子GiのX座標値およびY座標値((x1,y1)〜(x5,y5))に対応している。たとえば、図3において、遺伝子G1の座標値は(x1,y1)であるため、遺伝子G1のパイチャートは、イメージデータ401の頂点P1(x1,y1)に表示される。なお、ネットワーク図Nは、たとえば、上述した非特許文献1のWebサイトで公開されているパスウェイを用いることができる。
(遺伝子情報表示装置の機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報表示装置の機能的構成について説明する。図5は、この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報表示装置の機能的構成を示すブロック図である。図5において、遺伝子情報表示装置500は、遺伝子情報DB200と、ネットワーク図Nと、取得部501と、変換部502と、表示制御部503と、表示部504と、から構成されている。
図5において、取得部501は、生物の組織の遺伝子Giについて、組織の所定状態における基準発現量Sciと組織の所定状態とは異なる特定状態かつ所定条件下における第1の発現量S1iとの発現量比R1iと、基準発現量Sciと組織の特定状態かつ所定条件とは異なる他の条件下における第2の発現量S2iとの発現量比R2iと、を取得する。
生物としてマウスを例に挙げると、取得部501は、生物の組織の遺伝子Giについて、正常組織の基準発現量Sciと薬物を投与した場合における病態組織の第1の発現量S1iとの発現量比R1iを取得する。また、基準発現量Sciと薬物を投与しない病態組織の第2の発現量S2iとの発現量比R2iを取得する。
また、取得部501は、図2に示した遺伝子情報DB200から、遺伝子Giについて第1の発現量比R1iと第2の発現量比R2iとを抽出する。また、取得部501は、基準発現量Sciと第1の発現量比R1iとを乗算することにより、その算出結果として第1の発現量S1iを取得する。同様に、取得部501は、基準発現量Sciと第2の発現量比R2iとを乗算することにより、その算出結果として第2の発現量S2iを取得する。第1の発現量S1iおよび第2の発現量S2iは、あらかじめ遺伝子情報DB200に記憶されている場合には、遺伝子情報DB200から抽出することによって取得する。
また、変換部502は、取得部501によって取得された発現量比R1i、発現量比R2i、第1の発現量S1i、および第2の発現量S2iをスケール変換する。たとえば、発現量比R1i、R2iについては、まず、全発現量比R11〜R1n、R21〜R2nの最大値をRmaxとすると、任意の定数C(Rmax≦C)を与え、下記式(1)〜(4)に示すように、スケール変換後の発現量比T1iおよび発現量比T2iを算出する。なお、スケール変換後の発現量比T1iは、I群におけるパイチャートの中心角θ1i(0≦θ1i≦π)に対応し、スケール変換後の発現量比T1iは、II群におけるパイチャートの中心角θ2i(0≦θ2i≦π)をあらわす。
0≦R1i≦1.0のとき T1i=−R1i・・・・・・・・・・・・・・(1)
1.0<R1iのとき T1i=(R1i−1.0)/(C−1.0)・・・(2)
0≦R2i≦1.0のとき T2i=−R2i・・・・・・・・・・・・・・(3)
1.0<R2iのとき T2i=(R2i−1.0)/(C−1.0)・・・(4)
なお、スケール変換後の発現量比T1iおよび発現量比T2iは、正の場合、所定の色(たとえば、赤)で表示され、負の場合、所定の色とは異なる色(たとえば、緑)で表示される。
また、変換部502は、発現量の差が大きいため、第1の発現量S1iおよび第2の発現量S2iについては、下記式(5)および(6)に示すように、ログスケール変換を施すことにより、スケール変換後の第1の発現量D1iおよび第2の発現量D2iを算出する。スケール変換後の第1の発現量D1iは、そのままI群のパイチャートの半径となり(以下、当該半径をD1iと表記する場合もある。)、スケール変換後の第2の発現量D2iは、そのままII群のパイチャートの半径となる(以下、当該半径をD2iと表記する場合もある。)。
なお、Kは、ピクセルの増減単位を示す定数である。なお、図6に、式(1)〜(6)の変換結果を示す。図6は、この発明の実施の形態にかかる変換部502による変換結果を示す説明図である。
D1i=K・log(S1i)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)
D2i=K・log(S2i)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6)
また、表示部504は、グラフを表示する表示画面を有する。表示部504はグラフィックスメモリを有しており、後述する表示制御部503により表示画面が表示制御される。図1に示したディスプレイ108によってその機能を実現する。
また、表示制御部503は、表示画面を制御して、取得部501によって取得された所定条件下の発現量比R1i(T1i)および第1の発現量S1i(D1i)を、グラフを構成する第1の図形によって表示するとともに、取得部501によって取得された他の条件下の発現量比R2i(T2i)および第2の発現量S2i(D2i)を、グラフを構成する第2の図形によって表示する。
ここで、グラフとしてパイチャートを例に挙げて説明する。図7は、この発明の実施の形態にかかるパイチャートの一例を示す説明図である。図7において、パイチャート700は、遺伝子Giの遺伝子情報を示す円グラフである。たとえば、パイチャート700の左半分はI群の遺伝子発現情報の表示領域であり、右半分はII群の遺伝子発現情報の表示
領域である。
また、I群の遺伝子発現情報は、発現量比T1i、第1の発現量D1iを用いて表示される。具体的には、表示制御部503は、発現量比T1iを下記式(7)によりθ1iに角度換算し、換算されたθ1iを中心角、第1の発現量D1iを半径とする扇形図形701によって表示する。
θ1i=π・T1i・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(7)
同様に、II群の遺伝子発現情報は、発現量比T2i、第2の発現量D2iを用いて表示される。具体的には、表示制御部503は、発現量比T2iを下記式(8)によりθ2iに角度換算し、換算されたθ2iを中心角、第2の発現量D2iを半径とする扇形図形701によって表示する。
θ2i=π・T2i・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(8)
また、パイチャート700の円周上の2点A、Bは、パイチャート700の中心Oを通る直径の円周上における両端点となるが、点Aは、中心角θ1iおよびθ2iが0[rad]であることを示しており、点Bは、中心角θ1iおよび中心角θ2iがπ[rad]であることを示している。したがって、中心角θ1iおよび中心角θ2iがともに、図7中、矢印a方向に広がると、中心角θ1iおよび中心角θ2iが大きくなるため、対応する発現量比T1iおよび発現量比T2iが増加していることを示している。
また、扇形図形701および扇形図形702内の色は、発現量比T1iおよび発現量比T2iの正負を表現している。たとえば、発現量比が正である場合、扇形形状内の色は、所定の色(たとえば、赤。図7中、ドット表示)で描画され、発現量比が負である場合、扇形形状内の色は、所定の色とは異なる色(たとえば、緑。図7中、ハッチング表示)で描画される。したがって、図7に示した扇形図形701は正の発現量比T1iを表現していることとなり、また、図7に示した扇形図形702は負の発現量比T2iを表現していることとなる。
また、表示制御部503は、I群の遺伝子発現情報を示す扇形図形701の半径となる第1の発現量D1iと、II群の遺伝子発現情報を示す扇形図形702の半径となる第2の発現量D2iとのうち、いずれか大きい発現量がパイチャート700の最大半径となるように描画する。すなわち、パイチャート700の大きさは、発現量の大きさに比例する。
このように、I群の遺伝子発現情報をあらわす扇形図形701とII群の遺伝子発現情報をあらわす扇形図形702とを、パイチャート700において左右対称に表示することにより、I群とII群の遺伝子発現情報を直感的に比較することができる。特に、I群の扇形図形701の中心角θ1iとII群の扇形図形702の中心角θ2iが、それぞれ発現量比T1iと発現量比T2iとに対応しており、I群の扇形図形701の半径とII群の扇形図形702の半径が、それぞれ第1の発現量D1iおよび第2の発現量D2iをあらわしているため、複数の遺伝子発現情報(I群およびII群における発現量比および発現量の変動)を同時かつ直感的に理解することができる。
なお、上述した取得部501、変換部502および表示制御部503は、具体的には、たとえば、図1に示したROM102、RAM103、HD105などの記録媒体に記録されたプログラムを、CPU101が実行することによって、またはI/F109によって、その機能を実現する。
(遺伝子情報表示処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報表示処理手順について説明する。図8は、この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報表示処理手順を示すフローチャートである。図8において、まず、遺伝子情報DB200から遺伝子情報として、表示対象となる遺伝子Gi(G1〜Gn)についての基準発現量Sci、第1の発現量比R1iおよび第
2の発現量比R2iを抽出する(ステップS801)。そして、抽出された遺伝子情報を
表示画面に表示する(ステップS802)。これにより、ユーザは、表示画面に表示された第1の発現量比R1iおよび第2の発現量比R2iを参照することができる。
つぎに、ユーザからの操作入力を待ち受け(ステップS803:No)、全発現量比の上限値である最大発現量比Rmax以上の設定値(定数C)が入力された場合(ステップS803:Yes)、i=1に設定して(ステップS804)、遺伝子Giの第1の発現量S1iおよび第2の発現量S2iを算出する(ステップS805)。また、ネットワーク図Nから遺伝子Giの座標データ(xi,yi)を取得する(ステップS806)。
このあと、変換部502によるスケール変換処理をおこなう(ステップS807)。すなわち、上述した式(1)〜(6)の演算処理を実行して、T1i、T2i、D1iおよびD2iを算出する。
そして、i>nでない場合(ステップS808:No)、iをインクリメントして(ステップS809)、ステップS805に戻る。一方、i>nの場合(ステップS808:Yes)、ネットワーク図N上の座標データ(xi,yi)で特定される位置に、中心角T1iおよび半径D1iと、中心角T2iおよび半径D2iとを用いて、パイチャート700を表示する(ステップS810)。
ここで、この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報表示装置500によるネットワーク図N上におけるパイチャートの表示例について説明する。図9は、この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報表示装置500によるネットワーク図N上におけるパイチャートの表示例を示す説明図である。図9において、遺伝子G1〜G5を示すイメージデータ401〜405の各左上頂点の座標位置には、それぞれ、パイチャートC1〜C5が表示される。このパイチャートC1〜C5は半透明で表示してもよい。
また、イメージデータ401〜405を、ポインティングデバイスを用いてポイントすることにより、スケール変換前の遺伝子発現情報(第1の発現量S1i、発現量比R1i、第2の発現量S2i、発現量比R2i)の数値を表示することとしてもよい。これにより、実際の数値を確認することができる。
このように、この発明の実施の形態によれば、ネットワーク図N上において、遺伝子Giごとに遺伝子発現情報を示すパイチャートを表示しているため、遺伝子発現量の変動(増加、減少)を俯瞰することができる。特に発現量比を扇形の中心角度によって視覚的に明瞭になり、発現量比の変動を直感的かつわかりやすく認識することができる。
さらに、所定条件下(薬物を投与した場合)における特定状態の組織(病態組織)と、他の条件下(薬物を投与しない場合)における特定状態の組織(病態組織)とを、扇形図形の半径によって視覚的に明瞭になり、条件が異なる遺伝子発現量(強度)の違いを、発現量比の変動を直感的かつわかりやすく認識することができる。
また、上述した実施の形態では、発現量比T1iに対応する角度θ1Iおよび発現量比T2iに対応する角度θ2iを扇形図形701,702の中心角とし、第1の発現量D1iおよび第2の発現量D2iを扇形図形701,702の半径として、パイチャート700を描画したが、発現量比T1iおよび発現量比T2iを扇形図形701,702の半径とし、第1の発現量D1iおよび第2の発現量D2iを上記式(7),(8)のように角度換算して扇形図形701,702の中心角θ1iおよび中心角θ2iとしてもよい。
以上説明したように、遺伝子情報表示装置、遺伝子情報表示方法、遺伝子情報表示プログラム、および記録媒体によれば、遺伝子発現情報を見易くすることにより、遺伝子発現情報を直感的かつ明確に理解することができる。
なお、本実施の形態で説明した遺伝子情報表示方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
(付記1)生物の組織の遺伝子について、前記組織の所定状態における基準発現量と前記組織の前記所定状態とは異なる特定状態かつ所定条件下における第1の発現量との比(以下、「所定条件下の発現量比」という)と、前記基準発現量と前記組織の前記特定状態かつ前記所定条件とは異なる他の条件下における第2の発現量との比(以下、「他の条件下の発現量比」という)と、を取得する取得手段と、
グラフを表示する表示画面を有する表示手段と、
前記表示画面を制御して、前記取得手段によって取得された所定条件下の発現量比および前記第1の発現量を、前記グラフを構成する第1の図形によって表示するとともに、前記取得手段によって取得された他の条件下の発現量比および前記第2の発現量を、前記グラフを構成する第2の図形によって表示する表示制御手段と、
を備えることを特徴とする遺伝子情報表示装置。
(付記2)前記グラフはパイチャートであり、前記第1および第2の図形は前記パイチャートを構成する扇形であることを特徴とする付記1に記載の遺伝子情報表示装置。
(付記3)前記第1の図形は、前記所定条件下の発現量比を前記扇形の中心角とし、前記第1の発現量を前記扇形の半径の長さとして表示される図形であり、
前記第2の図形は、前記他の条件下の発現量比を前記扇形の中心角とし、前記第2の発現量を前記扇形の半径の長さとして表示される図形であることを特徴とする付記2に記載の遺伝子情報表示装置。
(付記4)前記第1の図形は、前記所定条件下の発現量比の絶対値を前記扇形の中心角とし、前記所定条件下の発現量比が正の値である場合には前記扇形を所定の色によって、前記所定条件下の発現量比が負の値である場合には前記扇形を前記所定の色とは異なる他の色によって表示される図形であり、
前記第2の図形は、前記他の条件下の発現量比の絶対値を前記扇形の中心角とし、前記他の条件下の発現量比が正の値である場合には前記扇形を前記所定の色によって、前記他の条件下の発現量比が負の値である場合には前記扇形を前記他の色によって表示される図形であることを特徴とする付記3に記載の遺伝子情報表示装置。
(付記5)前記第1の図形は、前記第1の発現量を前記扇形の中心角とし、前記所定条件下の発現量比を前記扇形の半径の長さとして表現されており、
前記第2の図形は、前記第2の発現量を前記扇形の中心角とし、前記他の条件下の発現量比を前記扇形の半径の長さとして表現されていることを特徴とする付記2に記載の遺伝子情報表示装置。
(付記6)前記基準発現量は、前記生物の正常組織の遺伝子発現量であり、
前記第1の発現量は、前記生物の病態組織に前記薬物を投与した場合における遺伝子発現量であり、
前記第2の発現量は、前記生物の病態組織に前記薬物を投与しない場合における遺伝子発現量であることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の遺伝子情報表示装置。
(付記7)前記取得手段は、
遺伝子発現制御に関するネットワーク図上における前記遺伝子の位置を示す座標データを取得し、
前記表示制御手段は、
前記ネットワーク図を前記表示画面に表示するとともに、前記取得手段によって取得された座標データにより特定される前記ネットワーク図上の位置に前記グラフを表示することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の遺伝子情報表示装置。
(付記8)生物の組織の遺伝子について、前記組織の所定状態における基準発現量と前記組織の前記所定状態とは異なる特定状態かつ所定条件下における第1の発現量との比(以下、「所定条件下の発現量比」という)と、前記基準発現量と前記組織の前記特定状態かつ前記所定条件とは異なる他の条件下における第2の発現量との比(以下、「他の条件下の発現量比」という)と、を取得する取得工程と、
表示画面を制御して、前記取得工程によって取得された所定条件下の発現量比および前記第1の発現量を、グラフを構成する第1の図形によって表示するとともに、前記取得工程によって取得された他の条件下の発現量比および前記第2の発現量を、グラフを構成する第2の図形によって表示する表示工程と、
を含んだことを特徴とする遺伝子情報表示方法。
(付記9)生物の組織の遺伝子について、前記組織の所定状態における基準発現量と前記組織の前記所定状態とは異なる特定状態かつ所定条件下における第1の発現量との比(以下、「所定条件下の発現量比」という)と、前記基準発現量と前記組織の前記特定状態かつ前記所定条件とは異なる他の条件下における第2の発現量との比(以下、「他の条件下の発現量比」という)と、を取得させる取得工程と、
表示画面を制御して、前記取得工程によって取得された所定条件下の発現量比および前記第1の発現量を、グラフを構成する第1の図形によって表示するとともに、前記取得工程によって取得された他の条件下の発現量比および前記第2の発現量を、グラフを構成する第2の図形によって表示させる表示工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする遺伝子情報表示プログラム。
(付記10)付記9に記載の遺伝子情報表示プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
以上のように、本発明にかかる遺伝子情報表示装置、遺伝子情報表示方法、遺伝子情報表示プログラム、および記録媒体は、遺伝子情報の実験結果の分析に有用であり、特に、遺伝子の発現情報の分析に適している。
この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報表示装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報DBを示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかるネットワーク図における遺伝子の座標データを示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかるネットワーク図の表示例を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報表示装置の機能的構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかる変換部による変換結果を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかるパイチャートの一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報表示処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる遺伝子情報表示装置によるネットワーク図上におけるパイチャートの表示例を示す説明図である。
符号の説明
200 遺伝子情報DB
400 表示画面
401〜405 イメージデータ
500 遺伝子情報表示装置
501 取得部
502 変換部
503 表示制御部
504 表示部
700,C1〜C5 パイチャート
701,702 扇形図形
D1i 第1の発現量(半径)
D2i 第2の発現量(半径)
Gi(G1〜Gn) 遺伝子
N ネットワーク図
R1i,R2i 発現量比
Sci 基準発現量
S1i 第1の発現量
S2i 第2の発現量
T1i,T2i 発現量比
θ1i,θ2i 中心角

Claims (5)

  1. 生物の組織の遺伝子について、前記組織の所定状態における基準発現量と前記組織の前記所定状態とは異なる特定状態かつ所定条件下における第1の発現量との比(以下、「所定条件下の発現量比」という)と、前記基準発現量と前記組織の前記特定状態かつ前記所定条件とは異なる他の条件下における第2の発現量との比(以下、「他の条件下の発現量比」という)と、を取得する取得手段と、
    グラフを表示する表示画面を有する表示手段と、
    前記表示画面を制御して、前記取得手段によって取得された所定条件下の発現量比および前記第1の発現量を、前記グラフを構成する第1の図形によって表示するとともに、前記取得手段によって取得された他の条件下の発現量比および前記第2の発現量を、前記グラフを構成する第2の図形によって表示する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする遺伝子情報表示装置。
  2. 前記グラフはパイチャートであり、前記第1および第2の図形は前記パイチャートを構成する扇形であることを特徴とする請求項1に記載の遺伝子情報表示装置。
  3. 生物の組織の遺伝子について、前記組織の所定状態における基準発現量と前記組織の前記所定状態とは異なる特定状態かつ所定条件下における第1の発現量との比(以下、「所定条件下の発現量比」という)と、前記基準発現量と前記組織の前記特定状態かつ前記所定条件とは異なる他の条件下における第2の発現量との比(以下、「他の条件下の発現量比」という)と、を取得する取得工程と、
    表示画面を制御して、前記取得工程によって取得された所定条件下の発現量比および前記第1の発現量を、グラフを構成する第1の図形によって表示するとともに、前記取得工程によって取得された他の条件下の発現量比および前記第2の発現量を、グラフを構成する第2の図形によって表示する表示工程と、
    を含んだことを特徴とする遺伝子情報表示方法。
  4. 生物の組織の遺伝子について、前記組織の所定状態における基準発現量と前記組織の前記所定状態とは異なる特定状態かつ所定条件下における第1の発現量との比(以下、「所定条件下の発現量比」という)と、前記基準発現量と前記組織の前記特定状態かつ前記所定条件とは異なる他の条件下における第2の発現量との比(以下、「他の条件下の発現量比」という)と、を取得させる取得工程と、
    表示画面を制御して、前記取得工程によって取得された所定条件下の発現量比および前記第1の発現量を、グラフを構成する第1の図形によって表示するとともに、前記取得工程によって取得された他の条件下の発現量比および前記第2の発現量を、グラフを構成する第2の図形によって表示させる表示工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする遺伝子情報表示プログラム。
  5. 請求項4に記載の遺伝子情報表示プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。

JP2005211961A 2005-07-21 2005-07-21 遺伝子情報表示装置、遺伝子情報表示方法、遺伝子情報表示プログラム、および記録媒体 Pending JP2007034343A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005211961A JP2007034343A (ja) 2005-07-21 2005-07-21 遺伝子情報表示装置、遺伝子情報表示方法、遺伝子情報表示プログラム、および記録媒体
US11/288,167 US7774175B2 (en) 2005-07-21 2005-11-29 Method, apparatus, and computer-readable recording medium for displaying genetic information

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005211961A JP2007034343A (ja) 2005-07-21 2005-07-21 遺伝子情報表示装置、遺伝子情報表示方法、遺伝子情報表示プログラム、および記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007034343A true JP2007034343A (ja) 2007-02-08

Family

ID=37680156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005211961A Pending JP2007034343A (ja) 2005-07-21 2005-07-21 遺伝子情報表示装置、遺伝子情報表示方法、遺伝子情報表示プログラム、および記録媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7774175B2 (ja)
JP (1) JP2007034343A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010224913A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Mitsubishi Space Software Kk 遺伝子解析装置、遺伝子解析プログラムおよび遺伝子解析装置の遺伝子解析方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2851870C (en) * 2012-02-29 2017-03-07 Hollister Incorporated Buffered adhesive compositions for skin-adhering medical products

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11342000A (ja) * 1998-02-09 1999-12-14 Affymetrix Inc 発現比較のコンピュ―タ支援による視覚化
JP2001340079A (ja) * 2000-03-27 2001-12-11 Hitachi Software Eng Co Ltd 遺伝子実験データ表示方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6990221B2 (en) * 1998-02-07 2006-01-24 Biodiscovery, Inc. Automated DNA array image segmentation and analysis
US7348144B2 (en) * 2003-08-13 2008-03-25 Agilent Technologies, Inc. Methods and system for multi-drug treatment discovery

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11342000A (ja) * 1998-02-09 1999-12-14 Affymetrix Inc 発現比較のコンピュ―タ支援による視覚化
JP2001340079A (ja) * 2000-03-27 2001-12-11 Hitachi Software Eng Co Ltd 遺伝子実験データ表示方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010224913A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Mitsubishi Space Software Kk 遺伝子解析装置、遺伝子解析プログラムおよび遺伝子解析装置の遺伝子解析方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7774175B2 (en) 2010-08-10
US20070021928A1 (en) 2007-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Lex et al. Comparative analysis of multidimensional, quantitative data
Procter et al. Visualization of multiple alignments, phylogenies and gene family evolution
US7930156B2 (en) Method and apparatus for supporting analysis of gene interaction network, and computer product
US20150095064A1 (en) Method for Storage and Communication of Personal Genomic or Medical Information
Upton et al. Viral genome organizer: a system for analyzing complete viral genomes
Gaitatzes et al. Genome U-Plot: a whole genome visualization
Spector et al. ClinTAD: a tool for copy number variant interpretation in the context of topologically associated domains
Aurisano et al. BactoGeNIE: a large-scale comparative genome visualization for big displays
KR20170087508A (ko) 게놈 해석 장치 및 게놈 가시화 방법
Groth et al. Phenoclustering: online mining of cross-species phenotypes
JP2007034343A (ja) 遺伝子情報表示装置、遺伝子情報表示方法、遺伝子情報表示プログラム、および記録媒体
US8121793B2 (en) Method and device for comparative display of biological data
JP2007087125A (ja) 生命情報の可視化方法、可視化プログラム及び記憶媒体
Correll et al. LayerCake: a tool for the visual comparison of viral deep sequencing data
Mangan et al. UCSC genome browser: deep support for molecular biomedical research
Correll et al. Visualizing virus population variability from next generation sequencing data
JP3517644B2 (ja) 生命体の発現現象表示方法およびシステム並びにプログラム
JP2004192257A (ja) 配列表示方法/装置/プログラム/記録媒体、相同性検索方法/装置/プログラム/記録媒体
Westenberg et al. Visualizing genome expression and regulatory network dynamics in genomic and metabolic context
Ball Data visualization: Picture this.
Kiniry et al. The GWIPS‐viz browser
JP6530954B2 (ja) 遺伝子多型データを用いたパーソナリティ表示方法及びシステム
Rogowitz et al. Metadata Mapper: a web service for mapping data between independent visual analysis components, guided by perceptual rules
Golden et al. DOOSS: a tool for visual analysis of data overlaid on secondary structures
Da Silva et al. Bioinformatics for analysis of poxvirus genomes

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110802