JP2007024954A - Method for manufacturing seamless belt for electrophotography - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電子写真において中間転写ベルト、転写ベルト、感光体ベルトなどに使用されるシームレスベルトの製造方法に関する。 The present invention relates to a method for producing a seamless belt used for an intermediate transfer belt, a transfer belt, a photoreceptor belt, and the like in electrophotography.
電子写真用シームレスベルトとして中間転写ベルトを用いた画像形成装置の一例の概略図を図1に示す。この中間転写方式の場合、電子写真感光体から転写材へのトナー像の転写は、主に一次転写帯電部材、中間転写体、二次転写帯電部材により行われる。 FIG. 1 shows a schematic diagram of an example of an image forming apparatus using an intermediate transfer belt as an electrophotographic seamless belt. In the case of this intermediate transfer method, the transfer of the toner image from the electrophotographic photosensitive member to the transfer material is mainly performed by the primary transfer charging member, the intermediate transfer member, and the secondary transfer charging member.
なお、以下の説明において、4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の例を挙げたが、本発明における「カラー」とは、4色(いわゆるフルカラー)に限定されるものではなく、多色、すなわち2種以上の色である。 In the following description, examples of four colors (yellow, magenta, cyan, and black) are given. However, the “color” in the present invention is not limited to four colors (so-called full color), and is multicolor. That is, two or more colors.
図1において、1は円筒状の電子写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。
In FIG. 1,
回転駆動される電子写真感光体1の表面は、一次帯電部材3により、正または負の所定電位に均一に帯電され、次いで、スリット露光やレーザービーム走査露光などの露光手段(不図示)から出力される露光光(画像露光光)4を受ける。この際の露光光は、目的のカラー画像の第1色成分像(例えばイエロー成分像)に対応した露光光である。こうして電子写真感光体1の表面に、目的のカラー画像の第1色成分像に対応した第1色成分静電潜像(イエロー成分静電潜像)が順次形成されていく。
The surface of the electrophotographic
張架ローラー12および二次転写対向ローラー13によって張架された中間転写体(中間転写ベルト)11は、矢印方向に電子写真感光体1とほぼ同じ周速度(例えば電子写真感光体1の周速度に対して97〜103%)で回転駆動される。
The intermediate transfer member (intermediate transfer belt) 11 stretched by the
電子写真感光体1の表面に形成された第1色成分静電潜像は、第1色用現像剤担持体(イエロー用現像剤担持体)5Yに担持された現像剤に含まれる第1色トナー(イエロートナー)により現像されて第1色トナー像(イエロートナー像)となる。次いで、電子写真感光体1の表面に形成担持されている第1色トナー像が、一次転写帯電部材(一次転写帯電ローラー)6pからの一次転写バイアスによって、電子写真感光体1と一次転写帯電部材6pとの間を通過する中間転写体11の表面に順次一次転写されていく。
The first color component electrostatic latent image formed on the surface of the
第1色トナー像転写後の電子写真感光体1の表面は、クリーニング部材7によって一次転写残りの現像剤(トナー)の除去を受けて清浄面化された後、次色の画像形成に使用される。
The surface of the electrophotographic
第2色トナー像(マゼンタトナー像)、第3色トナー像(シアントナー像)、第4色トナー像(ブラックトナー像)も、第1色トナー像と同様にして電子写真感光体1の表面に形成され、中間転写体11の表面に順次転写される。こうして中間転写体11の表面に目的のカラー画像に対応した合成トナー像が形成される。第1色〜第4色の一次転写の間は、二次転写帯電部材(二次転写帯電ローラー)6s、電荷付与部材(電荷付与ローラー)7rは中間転写体11の表面から離れている。
The second color toner image (magenta toner image), the third color toner image (cyan toner image), and the fourth color toner image (black toner image) are also formed on the surface of the
中間転写体11の表面に形成された合成トナー像は、二次転写帯電部材6sからの二次転写バイアスによって、転写材供給手段(不図示)から二次転写対向ローラー13・中間転写体11と二次転写帯電部材6sとの間(当接部)に中間転写体11の回転と同期して取り出されて給送された転写材(紙など)Pに順次二次転写されていく。
The composite toner image formed on the surface of the
合成トナー像の転写を受けた転写材Pは、中間転写体11の表面から分離されて定着手段8へ導入されて像定着を受けることによりカラー画像形成物(プリント、コピー)として装置外へプリントアウトされる。
The transfer material P that has received the transfer of the synthetic toner image is separated from the surface of the
合成トナー像転写後の中間転写体11の表面には電荷付与部材7rが当接される。電荷付与部材7rは、中間転写体11の表面の二次転写残りの現像剤(トナー)に一次転写時と逆極性の電荷を付与する。一次転写時と逆極性の電荷が付与された二次転写残りの現像剤(トナー)は、電子写真感光体1と中間転写体11との当接部およびその近傍において、電子写真感光体1の表面に静電的に転写される。こうして合成トナー像転写後の中間転写体11の表面は、転写残りの現像剤(トナー)の除去を受けて清浄面化される。電子写真感光体1の表面に転写された二次転写残りの現像剤(トナー)は、電子写真感光体1の表面の一次転写残りの現像剤(トナー)とともに、クリーニング部材7によって除去される。中間転写体11から電子写真感光体1への二次転写残りの現像剤(トナー)の転写は、一次転写と同時に行うことができるため、スループットの低下を生じない。
The charge imparting member 7r is brought into contact with the surface of the
また、クリーニング部材7による転写残りの現像剤(トナー)除去後の電子写真感光体1の表面を、前露光手段からの前露光光により除電処理してもよいが、図4に示すように、電子写真感光体の表面の帯電にローラー形状の一次帯電部材(一次帯電ローラー)などを用いた接触帯電を採用した場合は、前露光は必ずしも必要ではない。
Further, the surface of the electrophotographic
図2に、インライン方式のカラー電子写真装置の概略構成の一例を示す。このインライン方式の場合、電子写真感光体から転写材へのトナー像の転写は、主に転写材搬送部材、転写帯電部材により行われる。 FIG. 2 shows an example of a schematic configuration of an inline type color electrophotographic apparatus. In the case of this in-line method, the transfer of the toner image from the electrophotographic photosensitive member to the transfer material is mainly performed by a transfer material conveying member and a transfer charging member.
図2において、1Y、1M、1C、1Kは円筒状の電子写真感光体(第1色〜第4色用電子写真感光体)であり、それぞれ軸2Y、2M、2C、2Kを中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。
In FIG. 2,
回転駆動される第1色用電子写真感光体1Yの表面は、第1色用一次帯電部材3Yにより、正または負の所定電位に均一に帯電され、次いで、スリット露光やレーザービーム走査露光などの露光手段(不図示)から出力される露光光(画像露光光)4Yを受ける。露光光4Yは、目的のカラー画像の第1色成分像(例えばイエロー成分像)に対応した露光光である。こうして第1色用電子写真感光体1Yの表面に、目的のカラー画像の第1色成分像に対応した第1色成分静電潜像(イエロー成分静電潜像)が順次形成されていく。
The surface of the first color electrophotographic
張架ローラー12によって張架された転写材搬送部材(転写材搬送ベルト)14は、矢印方向に第1色〜第4色用電子写真感光体1Y、1M、1C、1Kとほぼ同じ周速度(例えば第1色〜第4色用電子写真感光体1Y、1M、1C、1Kの周速度に対して97〜103%)で回転駆動される。また、転写材供給手段(不図示)から給送された転写材(紙など)Pは、転写材搬送部材14に静電的に担持(吸着)され、第1色〜第4色用電子写真感光体1Y、1M、1C、1Kと転写材搬送部材との間(当接部)に順次搬送される。第1色用電子写真感光体1Yの表面に形成された第1色成分静電潜像は、第1色用現像剤担持体5Yに担持された現像剤に含まれる第1色トナーにより現像されて第1色トナー像(イエロートナー像)となる。次いで、第1色用電子写真感光体1Yの表面に形成担持されている第1色トナー像が、第1色用転写帯電部材(第1色用転写帯電ローラー)6Yからの転写バイアスによって、第1色用電子写真感光体1Yと第1色用転写帯電部材6Yとの間を通過する転写材搬送部材14に担持された転写材Pに順次転写されていく。
The transfer material conveyance member (transfer material conveyance belt) 14 stretched by the
第1色トナー像転写後の第1色用電子写真感光体1Yの表面は、第1色用クリーニング部材(第1色用クリーニングブレード)7Yによって転写残りの現像剤(トナー)の除去を受けて清浄面化された後、繰り返し第1色トナー像形成に使用される。
The surface of the first color
第1色用電子写真感光体1Y、第1色用一次帯電部材3Y、第1色用露光手段、第1色用現像剤担持体5Y、第1色用転写帯電部材6Yをまとめて第1色用画像形成部と称する。
The first color electrophotographic
第2色用電子写真感光体1M、第2色用一次帯電部材3M、第2色用露光手段、第2色用現像剤担持体5M、第2色用転写帯電部材6Mを有する第2色用画像形成部、第3色用電子写真感光体1C、第3色用一次帯電部材3C、第3色用露光手段、第3色用現像剤担持体5C、第3色用転写帯電部材6Cを有する第3色用画像形成部、第4色用電子写真感光体1K、第4色用一次帯電部材3K、第4色用露光手段、第4色用現像剤担持体5K、第4色用転写帯電部材6Kを有する第4色用画像形成部の動作は、第1色用画像形成部の動作と同様であり、転写材搬送部材14に担持され、第1色トナー像が転写された転写材Pに、第2色トナー像(マゼンタトナー像)、第3色トナー像(シアントナー像)、第4色トナー像(ブラックトナー像)が順次転写されていく。こうして転写材搬送部材14に担持された転写材Pに目的のカラー画像に対応した合成トナー像が形成される。
Second color
合成トナー像が形成された転写材Pは、転写材搬送部材14の表面から分離されて定着手段8へ導入されて像定着を受けることによりカラー画像形成物(プリント、コピー)として装置外へプリントアウトされる。
The transfer material P on which the synthetic toner image is formed is separated from the surface of the transfer
また、第1色〜第4色用クリーニング部材7Y、7M、7C、7Kによる転写残りの現像剤(トナー)除去後の第1色〜第4色用電子写真感光体1Y、1M、1C、1Kの表面を、前露光手段からの前露光光により除電処理してもよいが、図2に示すように、電子写真感光体の表面の帯電にローラー形状の一次帯電部材(一次帯電ローラー)などを用いた接触帯電を採用した場合は、前露光は必ずしも必要ではない。
The first to fourth color
なお、図2中、15は転写材搬送部材に転写材を吸着させるための吸着ローラーであり、16は転写材搬送部材から転写材を分離するための分離帯電器である。 In FIG. 2, 15 is an adsorption roller for adsorbing the transfer material to the transfer material conveyance member, and 16 is a separation charger for separating the transfer material from the transfer material conveyance member.
図3に、中間転写方式のカラー電子写真装置の概略構成の別の例を示す。この中間転写方式の場合、電子写真感光体から転写材へのトナー像の転写は、主に一次転写帯電部材、中間転写体、二次転写帯電部材により行われる。 FIG. 3 shows another example of a schematic configuration of an intermediate transfer type color electrophotographic apparatus. In the case of this intermediate transfer method, the transfer of the toner image from the electrophotographic photosensitive member to the transfer material is mainly performed by the primary transfer charging member, the intermediate transfer member, and the secondary transfer charging member.
図3において、1Y、1M、1C、1Kは円筒状の電子写真感光体(第1色〜第4色用電子写真感光体)であり、それぞれ軸2Y、2M、2C、2Kを中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。
In FIG. 3,
回転駆動される第1色用電子写真感光体1Yの表面は、第1色用一次帯電部材3Yにより、正または負の所定電位に均一に帯電され、次いで、スリット露光やレーザービーム走査露光などの露光手段(不図示)から出力される露光光(画像露光光)4Yを受ける。露光光4Yは、目的のカラー画像の第1色成分像(例えばイエロー成分像)に対応した露光光である。こうして第1色用電子写真感光体1Yの表面に、目的のカラー画像の第1色成分像に対応した第1色成分静電潜像(イエロー成分静電潜像)が順次形成されていく。
The surface of the first color electrophotographic
張架ローラー12および二次転写対向ローラー13によって張架された中間転写体(中間転写ベルト)11は、矢印方向に電子写真感光体1とほぼ同じ周速度(例えば電子写真感光体1の周速度に対して97〜103%)で回転駆動される。
The intermediate transfer member (intermediate transfer belt) 11 stretched by the
第1色用電子写真感光体1Yの表面に形成された第1色成分静電潜像は、第1色用現像剤担持体5Yに担持された現像剤に含まれる第1色トナーにより現像されて第1色トナー像(イエロートナー像)となる。次いで、第1色用電子写真感光体1Yの表面に形成担持されている第1色トナー像が、第1色用一次転写帯電部材(第1色用一次転写帯電ローラー)6pYからの一次転写バイアスによって、第1色用電子写真感光体1Yと第1色用一次転写帯電部材6pYとの間を通過する中間転写体11の表面に順次一次転写されていく。
The first color component electrostatic latent image formed on the surface of the first color electrophotographic
第1色トナー像転写後の第1色用電子写真感光体1Yの表面は、第1色用クリーニング部材(第1色用クリーニングブレード)7Yによって転写残りの現像剤(トナー)の除去を受けて清浄面化された後、繰り返し第1色トナー像形成に使用される。
The surface of the first
第1色用電子写真感光体1Y、第1色用一次帯電部材3Y、第1色用露光手段、第1色用現像剤担持体5Y、第1色用一次転写帯電部材6pYをまとめて第1色用画像形成部と称する。
The first color electrophotographic
第2色用電子写真感光体1M、第2色用一次帯電部材3M、第2色用露光手段、第2色用現像剤担持体5M、第2色用一次転写帯電部材6pMを有する第2色用画像形成部、第3色用電子写真感光体1C、第3色用一次帯電部材3C、第3色用露光手段、第3色用現像剤担持体5C、第3色用一次転写帯電部材6pCを有する第3色用画像形成部、第4色用電子写真感光体1K、第4色用一次帯電部材3K、第4色用露光手段、第4色用現像剤担持体5K、第4色用一次転写帯電部材6pKを有する第4色用画像形成部の動作は、第1色用画像形成部の動作と同様であり、中間転写体11の表面に、第2色トナー像(マゼンタトナー像)、第3色トナー像(シアントナー像)、第4色トナー像(ブラックトナー像)が順次一次転写されていく。こうして中間転写体11の表面に目的のカラー画像に対応した合成トナー像が形成される。
Second color having second color electrophotographic
中間転写体11の表面に形成された合成トナー像は、二次転写帯電部材6sからの二次転写バイアスによって、転写材供給手段(不図示)から二次転写対向ローラー13・中間転写体11と二次転写帯電部材6sとの間(当接部)に中間転写体11の回転と同期して取り出されて給送された転写材(紙など)Pに順次二次転写されていく。
The composite toner image formed on the surface of the
合成トナー像の転写を受けた転写材Pは、中間転写体11の表面から分離されて定着手段8へ導入されて像定着を受けることによりカラー画像形成物(プリント、コピー)として装置外へプリントアウトされる。
The transfer material P that has received the transfer of the synthetic toner image is separated from the surface of the
合成トナー像転写後の中間転写体11の表面は、中間転写体用クリーニング部材7’によって二次転写残りの現像剤(トナー)の除去を受けて清浄面化された後、次の合成トナー像形成に使用される。
The surface of the
また、第1色〜第4色用クリーニング部材7Y、7M、7C、7Kによる転写残りの現像剤(トナー)除去後の第1色〜第4色用電子写真感光体1Y、1M、1C、1Kの表面を、前露光手段からの前露光光により除電処理してもよいが、図6に示すように、電子写真感光体の表面の帯電にローラー形状の一次帯電部材(一次帯電ローラー)などを用いた接触帯電を採用した場合は、前露光は必ずしも必要ではない。
The first to fourth
このようにすでに市場においては電子写真用シームレスベルトを用いたカラー複写機、カラープリンタ等が販売され始めている。 As described above, color copiers, color printers and the like using a seamless belt for electrophotography are already on the market.
このような電子写真用シームレスベルトの製造方法としては、チューブ押し出し、インフレーション、遠心成形方法、ブロー成形方法、射出成形方法などがある。これらのなかで、ブロー成形、特に延伸ブロー成形方法はブロー成形の特徴である金型を使用することによって外形寸法が安定化し、さらに延伸することによって、分子配向が起こり、ベルトの強度が向上すること、繰り返し再現性が高いので、均質な品質の製品が安定してできる、高速で成形できるため、コストダウンが可能などの特徴があり、ベルトの成形方法として好ましい(特許文献2及び3)。
Examples of the method for producing such a seamless belt for electrophotography include tube extrusion, inflation, centrifugal molding, blow molding, and injection molding. Among these, blow molding, particularly the stretch blow molding method, stabilizes the outer dimensions by using a mold which is a feature of blow molding, and further stretching causes molecular orientation and improves the strength of the belt. In addition, since the reproducibility is high, a product of uniform quality can be stably formed, and since it can be molded at high speed, there are characteristics that can reduce the cost, and this is preferable as a belt molding method (
延伸ブロー成形方法の一例を図4〜図5を用いて説明する。延伸ブロー成形は、まずプリフォームと呼ばれる試験管型の成形物を成形するが、この場合、形状が安定しやすい射出成形を使用することが好ましい。射出成形により図4のようにプリフォーム104を成形する。
An example of the stretch blow molding method will be described with reference to FIGS. In the stretch blow molding, first, a test tube type molded product called a preform is molded. In this case, it is preferable to use injection molding in which the shape is easily stabilized. A
次に、図5のように延伸ブローを行う。まずプリフォーム104を加熱炉107に入れ延伸温度まで加熱する。加熱後ブロー金型108にプリフォーム104を入れ、プリフォームを延伸棒109で縦方向に延伸する。この延伸を1次延伸と言う。このとき延伸棒にプリフォームが接触しないように気体を流入することが好ましく、これを1次圧と言う。この1次延伸を行った後、気体110をプリフォーム口部106から流入させ、横方向に膨らます。これを2次延伸と言う。また、このときの気体流入を2次圧と言う。これら、1次延伸、2次延伸を行うことによって、ブロー成形品112を得る。このブロー成形品112は縦横両方向に延伸されるため、高い強度の成形品となる。
しかし、これらの中間転写ベルトや転写ベルト等の電子写真用シームレスベルトを用いたカラー電子写真装置は、前記の利点を充分に生かし、ユーザーに対して真に期待に応え、かつ満足を与える装置として機能していない。これらの電子写真用シームレスベルトを用いた画像形成装置を提供する場合、次のような克服すべき問題点を未だ有している。 However, the color electrophotographic apparatus using these electrophotographic seamless belts such as the intermediate transfer belt and the transfer belt is a device that takes full advantage of the above-mentioned advantages, truly meets expectations and satisfies the user. It is not working. When providing an image forming apparatus using these electrophotographic seamless belts, there are still problems to be overcome.
延伸ブロー成形でベルトを作成しようとした場合、外形寸法は金型であるために精度の高いものができあがるが、気体によってプリフォームを膨らますという製法上、均一なブローをすることが困難であり、均一なブローができないと画像の転写ムラ、さらには走行性が不安定になってしまうことがあった。転写ムラ及び走行性が不安定となるのは、膨らみ方が不均一となるため内部応力が発生し、ベルトが歪んでしまうことが原因と考えられる。これは、転写時にベルトが歪んでいると、感光体からの距離にムラができてしまい、転写効率が変化してしまい、結果として画像ムラになると考えられる。また、走行性もベルトが歪んでいると同一ベルト内部での速度差が発生し、結果として走行性が不安定となり、レジずれなどの画像不良が発生することがある。 When trying to make a belt by stretch blow molding, the outer dimensions are molds, so a high precision is completed, but it is difficult to blow uniformly due to the manufacturing method of expanding the preform with gas, If uniform blowing is not possible, image transfer unevenness and running properties may become unstable. The reason why the unevenness of transfer and the running property become unstable is considered to be caused by the unevenness of the bulge and the occurrence of internal stress and the distortion of the belt. If the belt is distorted at the time of transfer, it is considered that the distance from the photosensitive member becomes uneven and the transfer efficiency changes, resulting in image unevenness. In addition, when the belt is distorted, a difference in speed occurs within the same belt, and as a result, the running property becomes unstable, and image defects such as misregistration may occur.
さらに、延伸ブロー成形でベルトを作成しようとした場合、膜厚ムラが発生する場合があり、膜厚ムラが発生するとベルト内における転写性の均一性が損なわれ、画像の色ずれを起こしたり、ベルト内の一様な転写効率が得られなかったりすることがある。更には、走行性が不安定となり、ベルトの耐久性が得られない場合がある。また、電子写真用シームレスベルトを中間転写ベルトとして用いた場合、張力と繰り返しの曲げ伸ばし応力を常に受けており、長期間使用すると中間転写ベルトが破断したり亀裂を生じたりする場合がある。 Furthermore, when trying to create a belt by stretch blow molding, film thickness unevenness may occur, and when film thickness unevenness occurs, the uniformity of transferability within the belt is impaired, causing image color misregistration, The uniform transfer efficiency in the belt may not be obtained. Furthermore, the running performance becomes unstable, and the durability of the belt may not be obtained. In addition, when an electrophotographic seamless belt is used as an intermediate transfer belt, it is always subjected to tension and repeated bending and stretching stress, and the intermediate transfer belt may break or crack when used for a long period of time.
このように延伸ブロー成形方法による中間転写ベルトや転写ベルト等の電子写真用シームレスベルトを用いた画像形成装置は未だ得られていない。 Thus, an image forming apparatus using an electrophotographic seamless belt such as an intermediate transfer belt or a transfer belt by a stretch blow molding method has not yet been obtained.
従って本発明の課題は、前述の問題を解決して、転写ムラがなく、走行安定性が高く、耐久性の高い電子写真用シームレスベルト、およびそれを用いた画像形成装置を実現することである。 Accordingly, an object of the present invention is to solve the above-described problems, and to realize an electrophotographic seamless belt having no transfer unevenness, high running stability and high durability, and an image forming apparatus using the same. .
即ち、本発明は、均一な延伸ブロー成形を実現することで転写ムラの発生がない、耐久性の高い電子写真用シームレスベルトを提供するものである。 That is, the present invention provides a highly durable electrophotographic seamless belt that does not cause uneven transfer by realizing uniform stretch blow molding.
本発明においては、熱可塑性樹脂組成物(a)から成形されたプリフォームを加熱し金型内で、所定の速度で移動する延伸棒を用いて延伸する工程と延伸棒により延伸するプリフォーム内に、所定の圧力で気体を流入し金型内でプリフォームを膨らますことによってボトル状の成形物を得て、該ボトルの口側部(b)と底側部(c)を切断することにより得られる電子写真用シームレスベルトの製造方法において、
該延伸棒による延伸時に、該延伸棒の移動開始から所定の時間の経過と同時に該プリフォーム内に気体を流入する工程を含み、該気体の圧力が流入開始から設定最大圧力に達する時間が0.5秒以上であり、かつ
前記工程の延伸棒はモータ駆動によって移動することによって得られる電子写真用シームレスベルトの製造方法により前述の課題を解決することができる。
In the present invention, the preform molded from the thermoplastic resin composition (a) is heated and stretched in a mold using a stretching rod that moves at a predetermined speed, and in the preform that is stretched by the stretching rod. In addition, by injecting gas at a predetermined pressure and expanding the preform in the mold, a bottle-shaped molded product is obtained, and the mouth side part (b) and the bottom side part (c) of the bottle are cut. In the method for producing a seamless belt for electrophotography obtained,
A step of flowing a gas into the preform simultaneously with the elapse of a predetermined time from the start of movement of the drawing rod during drawing by the drawing rod, and the time for the pressure of the gas to reach a set maximum pressure from the start of the flow is 0.5 The above-mentioned problems can be solved by a method for producing a seamless belt for electrophotography obtained by moving the stretching rod in the above-mentioned step by a motor drive.
また、前記熱可塑性樹脂混合物(a)の一部に、前記製造方法で製造される電子写真用シームレスベルトの副産物である切断された前記ボトルの口側部(b)と底側部(c)を粉砕したリサイクル品を用いることを特徴とする前記記載の製造方法により前述の課題を解決することができる。 Further, in part of the thermoplastic resin mixture (a), the mouth side part (b) and the bottom side part (c) of the cut bottle which is a by-product of the electrophotographic seamless belt produced by the production method The above-mentioned problem can be solved by the manufacturing method described above, wherein a recycled product obtained by pulverizing the slag is used.
本発明によれば転写ムラがなく、耐久性の高い電子写真用シームレスベルトが提供され、したがって、高画質化、メンテナンスの簡素化を達成することが出来る。 According to the present invention, an electrophotographic seamless belt having no transfer unevenness and high durability is provided. Therefore, high image quality and simplified maintenance can be achieved.
本発明においては、熱可塑性樹脂組成物(a)から成形されたプリフォームを加熱し金型内で、所定の速度で移動する延伸棒を用いて延伸する工程と延伸棒により延伸するプリフォーム内に、所定の圧力で気体を流入し金型内でプリフォームを膨らますことによってボトル状の成形物を得て、該ボトルの口側部(b)と底側部(c)を切断することにより得られる電子写真用シームレスベルトの製造方法において、
該延伸棒による延伸時に、該延伸棒の移動開始から所定の時間の経過と同時に該プリフォーム内に気体を流入する工程を含み、該気体の圧力が流入開始から設定最大圧力に達する時間が0.5秒以上とし、かつ前記工程の延伸棒はモータ駆動によって移動することによって、膨らみ始めに金型に接触する位置を自在にコントロールすることができる。従来は延伸棒を空気圧によって移動させていたが、この場合においては速度制御はエア圧力コントロールであったので、例えば延伸棒がプリフォームに当たったとき、プリフォームの抵抗で速度が遅くなる。さらに延伸棒が伸ばされると、延伸による分子配向により応力が高くなって速度がさらに遅くなる。例えば同一のプリフォームで成形を行ったときに図6の(1)のプリフォームが軟らかい(加熱温度が高い)ものと(2)のプリフォームが硬い(加熱温度が低い状態である)ものと同一の空気圧で延伸棒を移動させても(1)延伸棒が金型上部に接触するまで伸びきっている状態6-1-3の時点でも(2)の場合には6-2-3の時点では金型上部に達していないことがある。このように延伸棒は一定の速度で移動することなく常に変動し、その変動もプリフォームの硬さなどで常に変化するようなものであったが、モータ駆動にすると、そのような変動が非常に少なくなり、常に一定の速度を出すことができる。
In the present invention, the preform molded from the thermoplastic resin composition (a) is heated and stretched in a mold using a stretching rod that moves at a predetermined speed, and in the preform that is stretched by the stretching rod. In addition, by injecting gas at a predetermined pressure and expanding the preform in the mold, a bottle-shaped molded product is obtained, and the mouth side part (b) and the bottom side part (c) of the bottle are cut. In the method for producing a seamless belt for electrophotography obtained,
A step of flowing a gas into the preform simultaneously with the elapse of a predetermined time from the start of movement of the drawing rod during drawing by the drawing rod, and the time for the pressure of the gas to reach a set maximum pressure from the start of the flow is 0.5 It is possible to freely control the position of contact with the mold at the beginning of bulging by moving the extending rod in the above-described step by motor driving. Conventionally, the stretching rod has been moved by air pressure. In this case, the speed control was air pressure control. For example, when the stretching rod hits the preform, the speed is slowed by the resistance of the preform. When the stretching rod is further stretched, the stress is increased due to molecular orientation due to stretching, and the speed is further decreased. For example, when the same preform is formed, the preform (1) in FIG. 6 is soft (heating temperature is high) and the preform (2) is hard (heating temperature is low). Even if the stretching rod is moved at the same air pressure (1) Even when the stretching rod is fully extended until it contacts the upper part of the mold 6-1-3, in the case of (2), 6-2-3 At the time, the upper part of the mold may not be reached. In this way, the stretching rod always fluctuated without moving at a constant speed, and the fluctuation also changed constantly due to the hardness of the preform, etc. It can be reduced to a constant speed.
さらに延伸ブロー時において1次延伸時に気体を流入することで、延伸棒との接触を避けることができるのであるが、このとき、気体を急激に流入すると急速にプリフォームが膨らみすぎてしまい、膨らみ位置を常に一定にすることが困難である場合があった。
従来は1次延伸時に急速にエアが入るので、延伸棒に追従するように気体を流入すると図7のように膨らみ始めて最初に金型に接触する部分が中央部付近になる場合が多く、多少の上下の制御は気体を入れるタイミングを変更することで制御できるものの製品となる位置に最初に接触する場合が多く、出来上がった電子写真用ベルト114には歪115が発生しているものができることが多かった。
Further, when the gas is drawn during the primary blow, the gas can be prevented from coming into contact with the drawing rod, but at this time, if the gas is rapidly flowed in, the preform rapidly swells and swells. In some cases, it was difficult to keep the position constant.
Conventionally, air rapidly enters at the time of primary stretching. Therefore, when gas flows in so as to follow the stretching rod, the portion that starts to swell as shown in FIG. Although the upper and lower controls can be controlled by changing the timing at which gas is introduced, there are many cases where the product first comes in contact with the position to be a product, and the completed electrophotographic belt 114 can have a
これに対し、延伸ブロー時において1次延伸時に流入する気体の圧力が設定最大圧力に達する時間が0.5秒以上とすると、図8のように設定された圧力に達するまでに時間がかかるため、プリフォームが急激に膨らまず、延伸棒に追従しながら徐々に膨らむため、プリフォームの膨らみ方が常に一定となり、延伸棒が常に一定速度を有することとプリフォームの膨らみ方が常に一定となることで、ブロー時に最初に膨らみ始める位置を常に一定にすることができる。 On the other hand, if it takes 0.5 seconds or more for the pressure of the gas flowing in at the time of primary stretching to reach the set maximum pressure during the stretch blow, it takes time to reach the set pressure as shown in FIG. Because the reform does not swell rapidly and gradually swells while following the stretching rod, the preform bulge is always constant, and the stretching rod always has a constant speed and the preform bulge is always constant. In addition, the position where the bulge begins to bulge first when blowing can be made constant at all times.
このことで、図8のようにボトル116が膨らんで最初に接触する位置をボトル116の下部分にするというコントロールができ、歪115が出る部分をボトル116の下部分とすることが可能となる。このことで、シームレスベルト114となる部分には歪115のないものができるのである。
As a result, as shown in FIG. 8, it is possible to control that the position where the
モータ駆動による延伸棒の上下運動についての一例として図9に示されるようにモータによりベルトもしくはチェーン202などを駆動し、上下運動をさせることができる。
As an example of the vertical movement of the extending rod driven by a motor, as shown in FIG. 9, the belt or
また、モータについては、回転運動するモータ以外にリニアモータを使用しても良い。リニアモータを使用した場合には、ベルトやチェーンが不要となる。また超音波モータなども使用できモータについては特に制限はないが、一定した速度を出すためにサーボモータを使用することが望ましい。サーボモータは常に速度のフィードバックを行っているので、プリフォームにより延伸棒に抵抗が発生しても速度が変化しにくいからである。 As for the motor, a linear motor may be used in addition to the rotating motor. When a linear motor is used, no belt or chain is required. An ultrasonic motor or the like can also be used, and there is no particular limitation on the motor, but it is desirable to use a servo motor to obtain a constant speed. This is because the servo motor constantly feeds back the speed, so that the speed does not easily change even if resistance is generated in the stretching rod by the preform.
延伸棒の速度は一定速度が膜厚の設定をしやすく好ましいが、可変しても良い。本発明ではモータ制御によるので、空気圧のように延伸棒速度が変動しにくいため、プリフォームの形状によっては、延伸棒速度を徐々に遅くしたり、速くしたりすることで、適切な軸方向膜厚になる場合があるからである。 The speed of the stretching rod is preferably a constant speed because it is easy to set the film thickness, but may be variable. In the present invention, since the motor control is used, the stretching rod speed is unlikely to fluctuate like air pressure. Therefore, depending on the shape of the preform, the stretching rod speed can be gradually decreased or increased to obtain an appropriate axial film. It is because it may become thick.
気体の圧力が流入開始から設定最大圧力に達する時間が0.5秒以上となるようにする方法としては、例えば1次圧の噴出し前に空気流入量コントローラ(スピードコントローラ)211を使用することが挙げられるが、特に限定されない。 As a method for setting the time for the gas pressure to reach the set maximum pressure from the start of the inflow to 0.5 seconds or more, for example, the air inflow controller (speed controller) 211 is used before the primary pressure is jetted. However, it is not particularly limited.
気体の圧力が流入開始から設定最大圧力に達する時間を測定するには図10の位置に圧力計212を設置し、流入開始から終了までの時間、圧力を測定する。
In order to measure the time for the gas pressure to reach the set maximum pressure from the start of inflow, a
設定圧力に達する時間は5秒以内が好ましい。5秒より長くなると、プリフォームが冷えてしまい、延伸しにくくなることがあるからである。 The time for reaching the set pressure is preferably within 5 seconds. This is because if the time is longer than 5 seconds, the preform is cooled and it may be difficult to stretch.
延伸棒をモータ駆動することにより、ベルトとなる部分に歪のないものができるが、軸方向の厚みムラが大きくなる場合がある。これは下側から膨らませると最初に金型に接触した部分が冷えて、底の膜厚が厚くなるからと考えられる。 By driving the drawing rod with a motor, the belt portion can be made without distortion, but the thickness unevenness in the axial direction may increase. This is thought to be because when the part is inflated from the lower side, the part that first contacts the mold cools, and the film thickness at the bottom increases.
そこで、プリフォーム加熱状態をプリフォーム軸方向で変化させることで、軸方向に伸ばしたときに厚みのムラをなくす方向でコントロールすることができるようになる。例えば、下側の厚みが厚くなった場合にはプリフォーム下側の温度を高くし、上側を低くすることで、温度の高い下側は伸びやすいので薄くする方向となり、温度の低い上側は厚くなる方向になるので、結果として軸方向膜厚が均一なものとなる。逆に上側が厚くなれば、下側の温度を低く、上側を高くすれば良い。このため、加熱は図11で示す通り、プリフォーム104の縦方向に3分割以上したそれぞれの位置で、ヒータ111によって行うことが望ましい。これは3分割以上に分割されたヒータであれば、ヒータを各々独立で制御させることでプリフォームの加熱温度の積極的な制御が可能となるからである。また、さらに好ましくは5分割以上が望ましい。5分割以上であれば、軸方向の膜厚の膜厚制御がより精密なものとなる。さらには、図11のようにプリフォームまでのヒータ距離も変えることによっても精密な制御が可能となるため、ヒータ距離も調節することが望ましい。ヒータに関しては特に制限はないが、ハロゲンヒータや遠赤外線ヒータ、IHヒータなどを使用することができる。また、プリフォームは加熱ムラを防止するためにプリフォーム縦軸を中心として、回転させながら予備加熱することが好ましい。
Therefore, by changing the preform heating state in the preform axial direction, it becomes possible to control in a direction in which unevenness in thickness is eliminated when the preform is stretched in the axial direction. For example, when the thickness of the lower side becomes thicker, the temperature on the lower side of the preform is raised and the upper side is lowered. As a result, the axial film thickness becomes uniform. Conversely, if the upper side becomes thicker, the lower side temperature may be lowered and the upper side may be raised. For this reason, as shown in FIG. 11, it is desirable that heating be performed by the
プリフォーム表面温度測定は、温度計であれば特に制限はないが、測定後成形できるように非接触の温度計が好ましく、放射温度計が特に好ましいが、対象物によって放射率が異なるため、測定前に対象物の放射率を設定する必要がある。 The preform surface temperature measurement is not particularly limited as long as it is a thermometer, but a non-contact thermometer is preferable so that it can be molded after the measurement, and a radiation thermometer is particularly preferable. It is necessary to set the emissivity of the object before.
また、周方向の膜厚ムラに関しては図12に見られるプリフォーム軸方向中心部分(d/2の位置)の外径をaとし、金型の軸方向中心部分(i/2の位置)の内径をbとしたとき、以下の式(1)を満たすことが好ましい。
4a ≦ b ≦ 6a ・・・・(1)
4aより小さい場合は延伸による周方向膜厚均一化効果が少なくなり、均一な膜厚にならない場合がある。
Regarding the film thickness unevenness in the circumferential direction, the outer diameter of the preform axial center portion (d / 2 position) shown in FIG. 12 is a, and the mold axial center portion (i / 2 position) is When the inner diameter is b, it is preferable to satisfy the following formula (1).
4a ≤ b ≤ 6a (1)
When it is smaller than 4a, the effect of uniforming the film thickness in the circumferential direction due to stretching is reduced, and the film thickness may not be uniform.
また6aより大きい場合には、樹脂の有する延伸倍率より大きくなることがあり、ブロー時に破裂したり、ベルトにす(微小な空隙)が入る場合がある。 On the other hand, if it is larger than 6a, it may be larger than the draw ratio of the resin, and it may rupture at the time of blowing or may have soot (minute voids) in the belt.
また熱可塑性樹脂組成物(a)から成形されたプリフォームを加熱し金型内で、所定の速度で移動する延伸棒を用いて延伸する工程と延伸棒により延伸するプリフォーム内に、所定の圧力で気体を流入し金型内でプリフォームを膨らますことによってボトル状の成形物を得て、該ボトルの口側部(b)と底側部(c)を切断することにより得られる電子写真用シームレスベルトの製造方法において、
該熱可塑性樹脂混合物(a)は該ボトルの口側部(b)と底側部(c)をリサイクルすることで均一な膜厚ムラのない電子写真用シームレスベルトを得ることができる。さらにベルトとして利用できない部分を再利用するので、低コスト化が可能である。
Further, a preform molded from the thermoplastic resin composition (a) is heated and stretched using a stretching rod moving at a predetermined speed in a mold, and a preform stretched by the stretching rod An electrophotographic image obtained by injecting gas under pressure and expanding a preform in a mold to obtain a bottle-shaped molded product, and cutting the mouth side (b) and bottom side (c) of the bottle In the manufacturing method of the seamless belt for
The thermoplastic resin mixture (a) can be used to recycle the mouth side part (b) and the bottom side part (c) of the bottle to obtain a seamless belt for electrophotography without uniform film thickness unevenness. Further, since the portion that cannot be used as a belt is reused, the cost can be reduced.
電子写真用ベルトにおいては、周方向の膜厚ムラを極力少なくすることが必要であるが、インジェクションによってプリフォームを作成する場合、プリフォームの膜厚ムラが最終的なベルトの膜厚ムラに影響する。しかしながら、プリフォームは図18の(1)のように金型構造上、支点が1箇所しかなく、支点側でない部分は樹脂を射出したときに射出圧力の影響で図18(2)のように振れることがある。この振れは射出したときの最高圧力を低くすることで抑えることができるが、ベルトを薄い膜厚で作ろうとした場合、プリフォームを薄くする必要があり、通常では射出圧力を低くすることが困難である。 In electrophotographic belts, it is necessary to reduce the uneven film thickness in the circumferential direction as much as possible. However, when creating a preform by injection, the uneven film thickness of the preform affects the final uneven film thickness of the belt. To do. However, the preform has only one fulcrum on the mold structure as shown in Fig. 18 (1), and the portion that is not on the fulcrum side is affected by the injection pressure when the resin is injected as shown in Fig. 18 (2). May swing. This vibration can be suppressed by lowering the maximum pressure at the time of injection. However, when trying to make the belt with a thin film thickness, it is necessary to make the preform thin, and it is usually difficult to reduce the injection pressure. It is.
ここで、熱可塑性樹脂混合物(a)を該ボトルの口側部(b)と底側部(c)のリサイクル品すると一度成形した成形品が含有されるので、リサイクル品ではない熱可塑性樹脂組成物(a)の状態よりも樹脂流動性が向上する。このため射出時の最高圧力を低くすることが可能となるのである。 Here, when the thermoplastic resin mixture (a) is a recycled product of the mouth side (b) and the bottom side (c) of the bottle, a molded product formed once is contained, so that the thermoplastic resin composition is not a recycled product. The resin fluidity is improved as compared with the state of the product (a). For this reason, the maximum pressure at the time of injection can be lowered.
リサイクル品はボトルの口側部(b)と底側部(c)のみではなく、リサイクルされていない熱可塑性樹脂組成物(a)と混合する必要がある。この混合比率をリサイクル率と言い、一度成形した成形品(すなわちボトルの口側部(b)と底側部(c))と該熱可塑性樹脂組成物(a)の質量比を5:95とした場合にはリサイクル率5%であり、50:50ではリサイクル率50%である。 The recycled product must be mixed not only with the mouth side (b) and bottom side (c) of the bottle, but also with the unrecycled thermoplastic resin composition (a). This mixing ratio is called the recycling rate, and the mass ratio of the molded product once molded (that is, the mouth side part (b) and the bottom side part (c) of the bottle) and the thermoplastic resin composition (a) is 5:95. In this case, the recycling rate is 5%, and at 50:50, the recycling rate is 50%.
リサイクル率は5%〜70%が好ましい。 The recycling rate is preferably 5% to 70%.
リサイクル率が5%より少ないと流動性向上効果が少なくなる。また70%より多いと分子鎖が多く切れることで、ベルトの機械物性が低下することがある。 If the recycling rate is less than 5%, the effect of improving fluidity is reduced. On the other hand, if it exceeds 70%, the molecular properties of the belt may be cut and the mechanical properties of the belt may deteriorate.
リサイクル率について、さらに好ましい範囲は30%〜50%である。このことで、流動性と機械物性が高度にバランスさせることが可能となる。 A more preferable range for the recycling rate is 30% to 50%. This makes it possible to achieve a high balance between fluidity and mechanical properties.
リサイクルについては、樹脂コストも低減することが可能となるため好ましい。 Recycling is preferable because the resin cost can be reduced.
リサイクルを行う場合において、一度成形した成形品を粉砕する方法としては、シュレッダ、ジョークラッシャ、コーンクラッシャ、ジャイレクトリクラッシャ、ハンマクラッシャ、ロールクラッシャ、ロールミル、スタンプミル、フレットミル、カッタミル、ロッドミル、エロフォールミル、カスケードミル、リングローラミル、遠心ローラミル、ボールベアリングミル、ゼゴミル、ハンマミル、ケージミル、ピンミル、ディスインテグレータ、スクリーンミル、ターボ型ミル、遠心分級型ミル、ボールミル、攪拌ミル、ジェット粉砕機、せん断ミル、コロイドミル、乳鉢、石臼などが挙げられるがこれに限らない。また本発明に使用される粉砕機は粒度が一定となりやすいカッタミルが好ましい。 In the case of recycling, the shredder, jaw crusher, corn crusher, gyle crusher, hammer crusher, roll crusher, roll mill, stamp mill, fret mill, cutter mill, rod mill, erotic fall can be crushed. Mill, Cascade mill, Ring roller mill, Centrifugal roller mill, Ball bearing mill, Zegomir, Hammer mill, Cage mill, Pin mill, Disintegrator, Screen mill, Turbo type mill, Centrifugal classification type mill, Ball mill, Stirring mill, Jet crusher, Shear mill, Examples include, but are not limited to, colloid mills, mortars, and stone mills. Further, the pulverizer used in the present invention is preferably a cutter mill in which the particle size tends to be constant.
リサイクル品の混合方法としては、リサイクルされる粉砕品と熱可塑性樹脂組成物(a)を乾式混合したものを直接射出成形装置に投入する方法がある。この方法は熱履歴のかかり方が一番少ないため、分解しやすい熱可塑性樹脂組成物を使用した場合に好ましい。 As a method for mixing recycled products, there is a method in which a pulverized product to be recycled and a thermoplastic resin composition (a) are dry-mixed directly into an injection molding apparatus. Since this method has the least heat history, it is preferable when a thermoplastic resin composition that is easily decomposed is used.
また、他のリサイクル品の混合方法としては、リサイクルされる粉砕品と熱可塑性樹脂組成物(a)の原料を乾式混合した後、溶融押し出し後ペレット化する方法がある。この方法はリサイクル品がペレット化されて射出成形装置に投入されプリフォームを成形するので、射出装置での溶融がペレット状であるため安定しやすく好ましい。この方法は粉砕品の熱履歴が一番かかるので、耐熱性の高い熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。 In addition, as another method for mixing recycled products, there is a method in which a pulverized product to be recycled and a raw material of the thermoplastic resin composition (a) are dry-mixed and then melt-extruded and pelletized. This method is preferable because the recycled product is pelletized and put into an injection molding apparatus to form a preform, so that melting in the injection apparatus is in the form of pellets and is easy to stabilize. In this method, since the heat history of the pulverized product is the highest, it is preferable to use a thermoplastic resin having high heat resistance.
また、他のリサイクル品の混合方法としては、リサイクルされる粉砕品を溶融押し出しし、ペレット化したのち、熱可塑性樹脂組成物(a)と乾式混合し射出成形装置に投入する方法がある。この方法はリサイクル品と熱可塑性樹脂組成物(a)の加熱、分散方法をそれぞれ変えることができるため、溶融特性を自由にコントロールできるため好ましい。例えば、熱可塑性樹脂組成物混合品(a)の粘度が高くできすぎてしまった場合には、リサイクル品の混練温度や混練強度を高めることで、粘度を低くし、熱可塑性樹脂組成物(a)とリサイクル品の混合品の粘度を適切な粘度に調整することができる。 As another mixing method of recycled products, there is a method in which a pulverized product to be recycled is melt-extruded and pelletized, and then dry-mixed with the thermoplastic resin composition (a) and put into an injection molding apparatus. This method is preferable because the heating method and the dispersion method of the recycled product and the thermoplastic resin composition (a) can be respectively changed, and the melting characteristics can be freely controlled. For example, when the viscosity of the thermoplastic resin composition mixture (a) is too high, the viscosity is lowered by increasing the kneading temperature and kneading strength of the recycled product, and the thermoplastic resin composition (a ) And recycled products can be adjusted to an appropriate viscosity.
乾式混合の方法としては、容量回転式混合機(各種タンブラーなど)、機械攪拌式混合機(各種ミキサーなど)、流動攪拌式混合機、無攪拌式混合機、高速せん断混合機、衝撃式混合機などが挙げられるがこれに限らない。 As a dry mixing method, a capacity rotary mixer (various tumblers, etc.), a mechanical stirring mixer (various mixers, etc.), a fluid stirring mixer, a non-stirring mixer, a high-speed shear mixer, an impact mixer However, it is not limited to this.
熱可塑性樹脂組成物(a)及びリサイクル品及びは乾燥を十分に行う必要がある。乾燥が不十分であると分子量が大きく低下し、機械物性が大きく低下する場合がある。乾燥の状態としては、水分率が0.01重量%以下が好ましく、0.005重量%以下とすることで、水分の影響は、ほぼなくなるためより好ましい。 The thermoplastic resin composition (a) and the recycled product need to be sufficiently dried. If the drying is insufficient, the molecular weight may be greatly reduced, and the mechanical properties may be greatly reduced. As the dry state, the moisture content is preferably 0.01% by weight or less, and more preferably 0.005% by weight or less because the influence of moisture is almost eliminated.
延伸棒速度とは延伸棒先端の移動距離を延伸棒移動時間で除した値を意味し、単位はm/secである。延伸棒移動時間は延伸棒が移動を開始してから停止するまでの時間である。 The drawing rod speed means a value obtained by dividing the moving distance of the drawing rod tip by the drawing rod moving time, and the unit is m / sec. The stretching rod moving time is the time from when the stretching rod starts moving until it stops.
熱可塑性樹脂混合物(a)は30%以上が単一の熱可塑性樹脂であり、該熱可塑性樹脂の固有粘度[η]は0.5dl・g-1以上2.0dl・g-1以下であることが好ましい。これは、固有粘度[η]が0.5以上2.0以下であると、延伸温度での引張り応力がブロー圧力に対し適正となるため、均一な延伸が可能となるからである。固有粘度[η]が0.5より小さい場合、延伸した際の樹脂の応力が低くなるので均一な延伸が困難となり好ましくない。また固有粘度[η]が2.0より大きい場合、引張り応力が高くなりすぎるため延伸自体が困難となり好ましくない。 The thermoplastic resin mixture (a) is 30% or more is a single thermoplastic resin, the intrinsic viscosity of the thermoplastic resin [eta] is not more 0.5 dl · g -1 or more 2.0 dl · g -1 or less preferable. This is because when the intrinsic viscosity [η] is 0.5 or more and 2.0 or less, the tensile stress at the stretching temperature becomes appropriate with respect to the blow pressure, so that uniform stretching is possible. When the intrinsic viscosity [η] is less than 0.5, the stress of the resin when it is stretched becomes low, so that uniform stretching becomes difficult, which is not preferable. On the other hand, if the intrinsic viscosity [η] is larger than 2.0, the tensile stress becomes too high, and stretching itself becomes difficult.
固有粘度[η]の測定方法はJIS K 7367に準拠して行う。 The intrinsic viscosity [η] is measured according to JIS K 7367.
一例として、ポリエチレンテレフタレートの固有粘度[η]の測定は、ポリエチレンテレフタレートを混合溶媒としてフェノールと1,1,2,2-テトラクロロエタンの重量比60:40の溶媒を用い、サンプルを希釈し、ウベローデ型粘度計によって25℃の条件で希釈サンプルの粘度η及び溶媒の粘度η0を求め、比粘度(ηsp)を式(3)より求め、さらに式(4)により固有粘度[η]を求める。
ηsp=(η-η0)/η0 ・・・(3)
As an example, the intrinsic viscosity [η] of polyethylene terephthalate is measured by diluting a sample using polyethylene terephthalate as a mixed solvent with a solvent of phenol and 1,1,2,2-tetrachloroethane in a weight ratio of 60:40, and Using a viscometer, the viscosity η 0 of the diluted sample and the viscosity η 0 of the solvent are obtained at 25 ° C., the specific viscosity (η sp ) is obtained from Equation (3), and the intrinsic viscosity [η] is obtained from Equation (4). .
η sp = (η-η 0 ) / η 0 (3)
ここで、cは溶媒の希釈濃度c(g/100ml)
本発明に使用される熱可塑性樹脂混合物(a)とは、樹脂混合物として熱可塑性を有するものであり、例えば熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂粉体を混合したものであっても最終的な樹脂混合物が熱可塑性を有していれば良い。
Where c is the solvent dilution concentration c (g / 100 ml)
The thermoplastic resin mixture (a) used in the present invention has thermoplasticity as a resin mixture. For example, the final resin may be a mixture of a thermoplastic resin and a thermosetting resin powder. It is sufficient if the mixture has thermoplasticity.
本発明の電子写真用シームレスベルトに用いられる熱可塑性樹脂混合物(a)のうちの主たる材料である熱可塑性樹脂は本発明の特性を満たしていれば特に制約はないが、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン(ホモ、ブロックおよびランダム共重合体)、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、ポリカーボネート、塩化ビニル、ポリスチレン、メタクリル、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、塩化ビニリデン、エチレン酢酸ビニルコポリマー、アイオノマー樹脂、エチレン・アクリル酸エチル共重合樹脂、アクリロニトリル・アクリルゴム・スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル・スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル・塩素化ポリエチレン・スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂、塩素化ポリエチレン、ポリアセタール樹脂、ポリオキシベンゾイル樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリブタジエン樹脂、メチルペンテン樹脂、ポリフッ化ビニリデン、4フッ化エチレン-エチレン共重合樹脂、4フッ化エチレン-6フッ化プロピレン共重合樹脂、エチレン-クロロトリフルオロエチレン共重合樹脂および各種熱可塑性エラストマーなどの熱可塑性樹脂などがあり、これらの樹脂を1種類あるいは2種類以上使用することができる。ただし、上記材料に限定されるものではない。この中でより好ましい熱可塑性樹脂としては、結晶化速度が遅い結晶性樹脂であるポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、MXナイロンがあり、これらの樹脂を使用することで、より膜厚精度の高い電子写真用シームレスベルトを作ることができる。 The thermoplastic resin as the main material of the thermoplastic resin mixture (a) used for the electrophotographic seamless belt of the present invention is not particularly limited as long as it satisfies the characteristics of the present invention. Linear low density polyethylene, high density polyethylene, polypropylene (homo, block and random copolymer), polyethylene terephthalate, polybutylene terephthalate, polyethylene naphthalate, polyamide, polycarbonate, vinyl chloride, polystyrene, methacryl, polyimide, polyamideimide, Polyetherimide, vinylidene chloride, ethylene vinyl acetate copolymer, ionomer resin, ethylene / ethyl acrylate copolymer resin, acrylonitrile / acrylic rubber / styrene copolymer resin, acrylonitrile / styrene copolymer tree , Acrylonitrile / chlorinated polyethylene / styrene copolymer resin, acrylonitrile / butadiene / styrene copolymer resin, chlorinated polyethylene, polyacetal resin, polyoxybenzoyl resin, polyether ether ketone resin, polysulfone resin, polyphenylene ether resin, polyphenylene sulfide resin, Polybutadiene resin, methylpentene resin, polyvinylidene fluoride, tetrafluoroethylene-ethylene copolymer resin, tetrafluoroethylene-6-fluoropropylene copolymer resin, ethylene-chlorotrifluoroethylene copolymer resin and various thermoplastic elastomers There are thermoplastic resins and the like, and one or more of these resins can be used. However, it is not limited to the said material. Among these, more preferable thermoplastic resins include polyethylene terephthalate, polyethylene naphthalate, and MX nylon, which are crystalline resins having a low crystallization rate. By using these resins, electrophotography with higher film thickness accuracy is available. You can make a seamless belt for.
電子写真用シームレスベルトは抵抗値の調整が必要である。中間転写ベルトの場合、良好な画像が得られる体積抵抗率の範囲は1E+6Ω・cmから8E+13Ω・cmの間である。体積抵抗率が1E+6Ω・cm未満では抵抗が低過ぎて十分な転写電界が得られず、画像の抜けやガサツキを生じる。一方、体積抵抗率が8E+13Ω・cmより高いと転写電圧も高くする必要があり、電源の大型化やコストが増大する場合がある。転写ベルトの場合、紙などの転写材を吸着、搬送する必要があるため好ましい抵抗の範囲は1E+8Ω・cmから5E+14Ω・cmの間である。但し、転写プロセスによっては、この範囲外であっても転写可能となる場合もあるため、抵抗は必ずしも上記の範囲に限定されない。 The resistance value of the electrophotographic seamless belt needs to be adjusted. In the case of an intermediate transfer belt, the volume resistivity range in which a good image is obtained is between 1E + 6 Ω · cm and 8E + 13 Ω · cm. If the volume resistivity is less than 1E + 6 Ω · cm, the resistance is too low to obtain a sufficient transfer electric field, resulting in image omission and roughness. On the other hand, if the volume resistivity is higher than 8E + 13Ω · cm, it is necessary to increase the transfer voltage, which may increase the size and cost of the power supply. In the case of a transfer belt, it is necessary to adsorb and convey a transfer material such as paper, and the preferable resistance range is between 1E + 8Ω · cm and 5E + 14Ω · cm. However, depending on the transfer process, transfer may be possible even outside this range, so the resistance is not necessarily limited to the above range.
本発明の電子写真用シームレスベルトの電気抵抗値を調節するために混合する添加剤は特に制限されるものではないが、例えば、カーボンブラック、黒鉛、アルミニウムドープ酸化亜鉛、酸化スズ被覆酸化チタン、酸化スズ、酸化スズ被覆硫酸バリウム、チタン酸カリウム、アルミニウム金属粉末、ニッケル金属粉末、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジル、アンモニウム塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルサルフェート、グルセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエステル、アルキルベタイン、過塩素酸リチウム、ポリエーテルエステルアミド、ポリエーテルアミドなどがあげられる。上記抵抗調整材は単独で用いてもよいが、用途に応じて複数の抵抗調整材を混合してもよい。 The additive to be mixed for adjusting the electric resistance value of the electrophotographic seamless belt of the present invention is not particularly limited, but for example, carbon black, graphite, aluminum-doped zinc oxide, tin oxide-coated titanium oxide, oxidation Tin, tin oxide coated barium sulfate, potassium titanate, aluminum metal powder, nickel metal powder, tetraalkylammonium salt, trialkylbenzyl, ammonium salt, alkylsulfonate, alkylbenzenesulfonate, alkylsulfate, glycerin fatty acid ester, sorbitan Examples thereof include fatty acid esters, polyoxyethylene alkyl amines, polyoxyethylene fatty alcohol esters, alkyl betaines, lithium perchlorate, polyether ester amides, and polyether amides. Although the said resistance adjustment material may be used independently, according to a use, you may mix several resistance adjustment materials.
本発明に使用されるブロー用金型は、画像転写部分にパーティングラインが入らないよう図13のように円筒状の胴の部分が縦割りに分割されていない横分割型円筒状金型が望ましい。図14のような画像転写部分にパーティングラインが入るような縦割り金型の場合、パーティングライン上で段差が発生するため、画像に横筋が出たり、ベルトを回転させた際にパーティング部分の段差で振動が発生し、バンディングが発生したりする場合があるからである。 The blow mold used in the present invention is a horizontally divided cylindrical mold in which the cylindrical body portion is not divided vertically as shown in FIG. 13 so that the parting line does not enter the image transfer portion. desirable. In the case of a vertically split die that has a parting line in the image transfer part as shown in Fig. 14, a step occurs on the parting line, so horizontal stripes appear in the image or the parting occurs when the belt is rotated. This is because vibration may occur at the level difference of the part and banding may occur.
電子写真用シームレスベルトの厚さは40μm〜300μmの範囲が好ましい。40μm以下では成形安定性に欠け、厚さムラを生じ易く、耐久強度も不十分で、ベルトの破断や割れが発生する場合がある。一方、300μmを超えると材料が増えコストが高くなる上に、プリンタ等の架張軸部位での内面と外面の周速差が大きくなり、外面の収縮による画像飛び散り等の問題が発生し易い。さらに、屈曲耐久性の低下やベルトの剛性が高くなりすぎて駆動トルクが増大し、本体の大型化やコスト増加を招くといった問題も生じる。 The thickness of the electrophotographic seamless belt is preferably in the range of 40 μm to 300 μm. If it is 40 μm or less, molding stability is insufficient, thickness unevenness is likely to occur, durability is insufficient, and belt breakage or cracking may occur. On the other hand, if the thickness exceeds 300 μm, the material increases and the cost increases, and the difference in the peripheral speed between the inner surface and the outer surface at the stretched shaft portion of a printer or the like increases, and problems such as image scattering due to contraction of the outer surface are likely to occur. Further, there is a problem that the bending durability is lowered and the rigidity of the belt becomes too high to increase the driving torque, resulting in an increase in the size of the main body and an increase in cost.
吹き込まれる気体は空気以外に、窒素、二酸化炭素、アルゴン等から選択することができる。 The gas to be blown can be selected from nitrogen, carbon dioxide, argon and the like in addition to air.
上記の説明は単層ベルトに関するものであったが、複数層からなるベルトの場合にも、単に図4に示されるプリフォーム104を2層、3層にすること以外は同様である。多層成形方法は射出成形では2色成形と呼ばれる1層成形したのちさらに2層目以上を成形する方法が望ましい。
Although the above description has been concerned with a single-layer belt, the same applies to a belt composed of a plurality of layers, except that the
以下に本発明に関わる体積抵抗の測定方法を示す。 The volume resistance measuring method according to the present invention will be described below.
<体積抵抗測定方法>
測定装置は、抵抗計に超高抵抗計R8340A(アドバンテスト社製)を、そして試料箱に超高抵抗測定用資料箱TR42(アドバンテスト社製)を使用する。主電極の直径を25mmとし、ガード・リング電極の内径を41mm、外径を49mmとする(ASTMD257-78に準拠)。
<Volume resistance measurement method>
As the measuring device, an ultrahigh resistance meter R8340A (manufactured by Advantest) is used as an ohmmeter, and a data box TR42 (manufactured by Advantest) is used as a sample box. The main electrode has a diameter of 25 mm, the guard ring electrode has an inner diameter of 41 mm, and an outer diameter of 49 mm (according to ASTM D257-78).
サンプルは次のように作製する。まず、電子写真用シームレスベルトを直径56mmの円形に打ち抜き機または鋭利な刃物で切り抜く。切り抜いた円形片の片面の全面にPt-Pd蒸着膜により電極を設け、もう一方の面にPt-Pd蒸着膜により直径25mmの主電極と内径38mm、外径50mmのガード電極を設ける。Pt-Pd蒸着膜は、マイルドスパッタE1030(日立製作所製)で電流15mA、ターゲットと試料間距離15mmで蒸着操作を2分間行うことにより得られる。蒸着操作の終了したものを測定サンプルとする。 Samples are prepared as follows. First, the electrophotographic seamless belt is cut into a circular shape having a diameter of 56 mm with a punching machine or a sharp blade. An electrode is provided on the entire surface of one side of the cut-out circular piece by a Pt—Pd vapor deposition film, and a main electrode having a diameter of 25 mm and a guard electrode having an inner diameter of 38 mm and an outer diameter of 50 mm are provided on the other surface by a Pt—Pd vapor deposition film. The Pt—Pd vapor deposition film can be obtained by performing a vapor deposition operation for 2 minutes with mild sputtering E1030 (manufactured by Hitachi, Ltd.) at a current of 15 mA and a distance between the target and the sample of 15 mm. The sample after the vapor deposition operation is used as a measurement sample.
測定雰囲気は23℃/52%とし、測定サンプルは予め同雰囲気下に12時間以上放置しておく。測定はディスチャージ10秒、チャージ30秒、メジャー30秒とし、印加電圧100Vで行う。 The measurement atmosphere is 23 ° C./52%, and the measurement sample is left in the same atmosphere for 12 hours or more in advance. The measurement is performed with a discharge of 10 seconds, a charge of 30 seconds, and a major of 30 seconds at an applied voltage of 100V.
生産コストを下げるため、中間転写ベルトのクリーニング機構は転写残トナーを逆極性に帯電させて、一次転写時に同時に感光体に戻す一次転写同時クリーニング方式を用いることが好ましい。具体的には中間転写ベルト上に離接可能に配置したクリーニングローラー等の帯電部材に電圧を印加して二次転写残トナーに一次転写時と逆極性の電荷を与え、続く一時転写部において一次転写電界により感光体に戻す手段である。トナーを逆極性に帯電する手段としてブレードやコロナ帯電器等を用いてもよい。中間転写ベルト上から感光体に戻されたトナーはクリーニングブレードなどの感光体のクリーニング機構で除去される。この方式によれば感光体と中間転写ベルト双方にクリーニングブレード等を配置し、廃トナーの送り機構や容器を設置する方式に比べ、装置の小型化と低コスト化に大きな効果がある。 In order to reduce the production cost, it is preferable that the cleaning mechanism for the intermediate transfer belt uses a primary transfer simultaneous cleaning system in which the transfer residual toner is charged to a reverse polarity and is simultaneously returned to the photosensitive member at the time of primary transfer. Specifically, a voltage is applied to a charging member such as a cleaning roller that is detachably arranged on the intermediate transfer belt to give the secondary transfer residual toner a charge having a polarity opposite to that at the time of primary transfer. It is means for returning to the photoreceptor by a transfer electric field. A blade, a corona charger, or the like may be used as a means for charging the toner to a reverse polarity. The toner returned from the intermediate transfer belt to the photoconductor is removed by a photoconductor cleaning mechanism such as a cleaning blade. According to this method, a cleaning blade or the like is arranged on both the photosensitive member and the intermediate transfer belt, and compared with a method in which a waste toner feeding mechanism and a container are installed, the apparatus is greatly reduced in size and cost.
[実施例1]
<熱可塑性樹脂混合物(a)の作製>
PEN樹脂(帝人化成(株)製のテオネックスTN-8065S(固有粘度[η]=0.65)):79.5重量部
ポリエーテルエステルアミド樹脂(三洋化成製ペレスタットNC6321):20.5重量部
上記の材料を2軸の押し出し機により280℃で溶融混練して各成分を均一に混合し、直径2mm程度のストランドとして押し出してカットし、ペレットとした。これを成形用原料1とした。
[Example 1]
<Preparation of thermoplastic resin mixture (a)>
PEN resin (Teonex TN-8065S manufactured by Teijin Chemicals Ltd. (intrinsic viscosity [η] = 0.65)): 79.5 parts by weight Polyetheresteramide resin (Pelestat NC6321 manufactured by Sanyo Chemical Industries): 20.5 parts by weight The components were melted and kneaded at 280 ° C. with an extruder, and the components were uniformly mixed. This was designated as molding
<射出成形装置によるプリフォームの作製>
射出成形装置:住友重機製 SE180D C360M(φ32スクリュー)
充填前位置:105mm
射出速度:1段目 95mm 10mm/s、2段目 34.5mm 130mm/s
VP切り替え位置:34.5mm
保圧:20MPa、2.0s
スクリュー回転:100rpm
背圧:5MPa
冷却時間:25s
金型温度:15℃
上記条件で、図4に示される射出成形装置のホッパー102へ成形用原料1を160℃で3時間乾燥したのち投入し、設定温度を285℃に調節して射出成形を行った。このときのプリフォーム金型は図12のd部分が200mm、a部分が32mm、中心部及び底部厚みhを1.8mmとした。この金型を使用したときの射出最高圧力は108MPaであった。
<Preform production by injection molding equipment>
Injection molding equipment: SE180D C360M (φ32 screw) manufactured by Sumitomo Heavy Industries
Position before filling: 105mm
Injection speed: 1st stage 95mm 10mm / s 2nd stage 34.5mm 130mm / s
VP switching position: 34.5mm
Holding pressure: 20MPa, 2.0s
Screw rotation: 100rpm
Back pressure: 5MPa
Cooling time: 25s
Mold temperature: 15 ℃
Under the above conditions, the molding
この射出成形によって得られたプリフォームの上部から下へ向かって30mmの位置の厚みを周方向に測定したところ1.792mmから1.889mmであり、厚みの振れは97μmであった。 When the thickness at a position of 30 mm was measured in the circumferential direction from the top to the bottom of the preform obtained by this injection molding, it was 1.792 mm to 1.889 mm, and the thickness fluctuation was 97 μm.
この条件によって得られたプリフォームをプリフォーム(1)とする。 The preform obtained under these conditions is designated as preform (1).
<延伸ブロー成形装置による電子写真用シームレスベルトの作製>
プリフォーム(1)を図4の成形装置に投入し、以下の条件で成形した。
<Production of seamless belt for electrophotography by stretch blow molding equipment>
The preform (1) was put into the molding apparatus shown in FIG. 4 and molded under the following conditions.
金型サイズ:図12のbが140.6mm、iが475mmである円筒状の金型を使用したので、プリフォーム軸方向中心部分の外形aが35.15mmであったので、ブロー金型の内径bは4.0aとなり、式(1)を満たすものであった。 Mold size: Since a cylindrical mold with b of 140.6 mm and i of 475 mm in FIG. 12 was used, the outer shape a of the central portion in the preform axial direction was 35.15 mm. 4.0a was achieved, thereby satisfying the expression (1).
ブロー用気体:圧縮エア
プリフォーム加熱位置:ヒータを縦方向に5分割し独立制御を行ったところ、図17で示すプリフォームの温度は以下の温度となった。
プリフォーム上部から全長の10%の位置Aの温度 147℃
プリフォーム上部から全長の25%の位置Bの温度 150℃
プリフォーム上部から全長の50%の位置Cの温度 150℃
プリフォーム上部から全長の75%の位置Dの温度 155℃
プリフォーム上部から全長の90%の位置Eの温度 161℃
一次エア圧力:0.85MPa
延伸棒が移動を始めてから圧縮エアを流入するまでの時間及び圧力:0.48秒後この圧縮エア流入開始から圧縮エアスピードコントローラを調整し0.6秒で最高圧力0.85MPaに達するよう調整し、流入開始から2.48秒圧力を維持した。
Blowing gas: Compressed air Preform heating position: When the heater was divided into 5 parts in the vertical direction and independent control was performed, the temperature of the preform shown in FIG.
Temperature at position A, 10% of the total length from the top of the preform, 147 ° C
150 ° C at position B, 25% of the total length from the top of the preform
Temperature at 150 ° C, 50% of the total length from the top of the preform
Temperature at position D, 75% of the total length from the top of the preform
Temperature at position E, 90% of the total length from the top of the preform 161 ° C
Primary air pressure: 0.85 MPa
Time and pressure from when the drawing rod starts moving to when compressed air flows in: After 0.48 seconds, adjust the compressed air speed controller from the beginning of this compressed air inflow to adjust to reach the maximum pressure of 0.85 MPa in 0.6 seconds. The pressure was maintained for 2.48 seconds.
2次圧力:0.85MPaで0.5秒間
ブロー金型温度:20℃
延伸棒の駆動には図9と同様の装置を用いた。202で示す動力伝達部にはベルトを用いた。モータ201は富士電機製GYS152DC1-SAサーボモータを使用し、減速機は富士電機製152SAG-G09を使用した。
Secondary pressure: 0.85 MPa for 0.5 seconds Blow mold temperature: 20 ° C
An apparatus similar to that shown in FIG. 9 was used to drive the stretching rod. A belt was used for the power transmission portion indicated by 202. The
延伸棒速度は710mm/secに設定した。 The drawing rod speed was set to 710 mm / sec.
この条件で成形を行ったところ図15のように、歪115は下(延伸棒挿入側)から100mmの位置に発生した。この成形品の下から5mm上に向かって250mmの範囲を残し、上下を超音波カッターでカットした。これにより直径φ139.8mm、長さ250mmの中間転写ベルトが得られた。直径が139.8mmとなったのは材料が成形時に収縮したためと考えられる。この中間転写ベルトの平均膜厚は104μmであり、ベルト中心部の膜厚ムラは104±6μmであった。
When molding was performed under these conditions, as shown in FIG. 15, the
これを中間転写ベルト(1)とした。 This was designated as an intermediate transfer belt (1).
<評価>
中間転写ベルト(1)を23℃/52%の環境に1日間放置し、100V印加し、抵抗測定を行ったところ、体積抵抗値は3.2×1010Ω・cmであった。さらに、500Vを印加し抵抗測定を行ったところ、リークは発生しなかった。この中間転写ベルト(1)を図1に示されるフルカラー電子写真装置に装着し、80g/m2紙にフルカラー画像をプリントしたが、ベルトのよれなども発生せず、安定した画像出力が可能であった。また、フルカラー画像の各色の位置ズレは最大で180μmと実用上問題ないレベルであった。また、画像も歪のないベルトであったので、転写ムラの発生もない良好な画像であった。
<Evaluation>
When the intermediate transfer belt (1) was left in an environment of 23 ° C./52% for 1 day, 100 V was applied and the resistance was measured, the volume resistance value was 3.2 × 10 10 Ω · cm. Further, when resistance was measured by applying 500 V, no leak occurred. This intermediate transfer belt (1) is mounted on the full-color electrophotographic apparatus shown in FIG. 1, and a full-color image is printed on 80 g / m 2 paper. However, the belt does not sway and stable image output is possible. there were. Further, the positional deviation of each color of the full-color image was 180 μm at the maximum, which was a practically acceptable level. Further, since the image was also a belt without distortion, it was a good image with no transfer unevenness.
なお、中間転写ベルトのクリーニング方式は、クリーニング用帯電部材7に1×108Ωの抵抗を持つ弾性ローラを用いた一次転写同時クリーニング方式とした。また前記フルカラー電子写真装置を用いて、フルカラー画像を10万枚に出力し、中間転写ベルト(1)を検査したところ、ベルトに歪がなかったので、ベルトには割れ、裂け目などはみられず、耐久性は良好であった。 The cleaning method for the intermediate transfer belt was a primary transfer simultaneous cleaning method using an elastic roller having a resistance of 1 × 10 8 Ω for the cleaning charging member 7. In addition, when the full-color electrophotographic apparatus was used to output a full-color image to 100,000 sheets and the intermediate transfer belt (1) was inspected, the belt was not distorted, so the belt was not cracked or cracked. The durability was good.
[実施例2]
<熱可塑性樹脂混合物(a)の作製>
PEN樹脂(帝人化成(株)製のテオネックスTN-8065S(固有粘度[η]=0.65)):79重量部
ポリエーテルエステルアミド樹脂(富士化成製 TPAE-10):21.0重量部
上記の材料を2軸の押し出し機により280℃で溶融混練して各成分を均一に混合し、直径2mm程度のストランドとして押し出してカットし、ペレットとした。これを成形用原料2とした。
[Example 2]
<Preparation of thermoplastic resin mixture (a)>
PEN resin (Teonex TN-8065S manufactured by Teijin Chemicals Ltd. (intrinsic viscosity [η] = 0.65)): 79 parts by weight Polyetheresteramide resin (TPAE-10 manufactured by Fuji Kasei): 21.0 parts by weight The components were melted and kneaded at 280 ° C. with a shaft extruder, and the components were uniformly mixed, extruded as a strand having a diameter of about 2 mm, cut and formed into pellets. This was designated as forming
<射出成形装置によるプリフォームの作製>
射出成形装置:住友重機製 SE180D C360M(φ32スクリュー)
充填前位置:105mm
射出速度:1段目 95mm 10mm/s、2段目 23.5mm 130mm/s
VP切り替え位置:23.5mm
保圧:20MPa、2.0s
スクリュー回転:100rpm
背圧:5MPa
冷却時間:25s
金型温度:15℃
上記条件で、図4に示される射出成形装置のホッパー102へ成形用原料2を160℃で3時間乾燥したのち投入し、設定温度を285℃に調節して射出成形を行った。このときのプリフォーム金型は図12のd部分が220mm、a部分が35.5mm、中心部及び底部厚みhを2.0mmとした。この金型を使用したときの射出最高圧力は110MPaであった。
<Preform production by injection molding equipment>
Injection molding equipment: SE180D C360M (φ32 screw) manufactured by Sumitomo Heavy Industries
Position before filling: 105mm
Injection speed: 1st stage 95mm 10mm / s 2nd stage 23.5mm 130mm / s
VP switching position: 23.5mm
Holding pressure: 20MPa, 2.0s
Screw rotation: 100rpm
Back pressure: 5MPa
Cooling time: 25s
Mold temperature: 15 ℃
Under the above conditions, the molding
この射出成形によって得られたプリフォームの上部から30mmの位置の厚みを周方向に測定したところ1.867mmから1.973mmであり、厚みの振れは106μmであった。 When the thickness at a position 30 mm from the upper part of the preform obtained by this injection molding was measured in the circumferential direction, it was 1.867 mm to 1.993 mm, and the thickness fluctuation was 106 μm.
この条件によって得られたプリフォームをプリフォーム(2)とする。 The preform obtained under these conditions is designated as preform (2).
<延伸ブロー成形装置による電子写真用シームレスベルトの作製>
プリフォーム(2)を図5の成形装置に投入し、以下の条件で成形した。
<Production of seamless belt for electrophotography by stretch blow molding equipment>
Preform (2) was put into the molding apparatus of FIG. 5 and molded under the following conditions.
金型サイズ:金型サイズは図12のbが211.0mm、iが660mmである横分割の金型を使用し、プリフォーム軸方向中心部分の外形aが35.5mmであったので、ブロー金型の内径bは5.94aとなり、式(1)を満たすものであった。 Mold size: The mold size is a horizontal mold with b of 211.0mm and i of 660mm in Fig. 12, and the outer shape a of the central part in the preform axial direction is 35.5mm. The inner diameter b of this was 5.94a, which satisfied the formula (1).
ブロー用気体:圧縮エア
プリフォーム加熱位置:ヒータを縦方向に5分割し独立制御を行ったところ、図17で示すプリフォームの温度は以下の温度となった。
プリフォーム上部から全長の10%の位置A 149℃
プリフォーム上部から全長の25%の位置B 152℃
プリフォーム上部から全長の50%の位置C 153℃
プリフォーム上部から全長の75%の位置D 155℃
プリフォーム上部から全長の90%の位置E 160℃
一次エア圧力:0.85MPa
延伸棒が移動を始めてから圧縮エアを流入するまでの時間及び圧力:0.47秒後この圧縮エア流入開始から圧縮エアスピードコントローラを調整し1.2秒で最高圧力0.85MPaに達するよう調整し、流入開始から2.47秒圧力を維持した。
Blowing gas: Compressed air Preform heating position: When the heater was divided into 5 parts in the vertical direction and independent control was performed, the temperature of the preform shown in FIG.
Position A 149 °
Position B 152 ° C 25% of the total length from the top of the preform
Position C 153 °
Position D 155 ° C 75% of the total length from the top of the preform
Position E 160 ° C 90% of the total length from the top of the preform
Primary air pressure: 0.85 MPa
Time and pressure from when the drawing rod starts to move to when compressed air flows in: After 0.47 seconds, adjust the compressed air speed controller from the start of compressed air flow and adjust to reach the maximum pressure of 0.85 MPa in 1.2 seconds. The pressure was maintained for 2.47 seconds.
2次圧力:0.85MPaで0.5秒間
ブロー金型温度:20℃
延伸棒の駆動には図9と同様の装置を用いた。202で示す動力伝達部にはベルトを用いた。モータは富士電機製GYS152DC1-SAサーボモータを使用し、減速機は富士電機製152SAG-G09を使用した。
Secondary pressure: 0.85 MPa for 0.5 seconds Blow mold temperature: 20 ° C
An apparatus similar to that shown in FIG. 9 was used to drive the stretching rod. A belt was used for the power transmission portion indicated by 202. The motor used was a Fuji Electric GYS152DC1-SA servo motor, and the speed reducer used was Fuji Electric 152SAG-G09.
延伸棒速度は730mm/secに設定した。 The drawing rod speed was set to 730 mm / sec.
この条件で成形を行ったところ図15のように、歪115は下(延伸棒挿入側)から90mmの位置に発生した。この成形品の下から5mm上に向かって300mmの範囲を残し、上下を超音波カッターでカットした。これにより直径φ210.0mm、長さ300mmの転写搬送ベルトが得られた。直径が210.0mmとなったのは材料が成形時に収縮したためと考えられる。この転写搬送ベルトの平均膜厚は102μmであり、ベルト中心部の膜厚ムラは102±5μmであった。
When molding was performed under these conditions, as shown in FIG. 15, the
これを転写搬送ベルト(1)とした。 This was designated as a transfer conveyance belt (1).
<評価>
転写搬送ベルト(1)を23℃/52%の環境に1日間放置し、抵抗測定を行ったところ、体積抵抗値は5.8×1012Ω・cmであった。
<Evaluation>
When the transfer conveyance belt (1) was left in an environment of 23 ° C./52% for 1 day and measured for resistance, the volume resistance value was 5.8 × 10 12 Ω · cm.
上記転写搬送ベルト(1)を図1に示されるフルカラー電子写真装置に装着し、80g/m2紙にフルカラー画像をプリントしたが、ベルトのよれなども発生せず、安定した画像出力が可能であった。また、フルカラー画像の各色の位置ズレは最大で200μmと実用上問題ないレベルであった。また、画像も歪のないベルトであったので、転写ムラの発生もない良好な画像であった。このプリント試験において、フルカラー画像を10万枚に出力し、転写搬送ベルト(1)を検査したところ、ベルトには割れ、裂け目などはみられず、耐久性は良好であった。さらに耐久試験をしたところ、10万枚目でもベルト端部にヒビは見られなかった。 The transfer / conveying belt (1) is installed in the full-color electrophotographic apparatus shown in FIG. 1 and a full-color image is printed on 80 g / m 2 paper. there were. Further, the positional shift of each color of the full-color image was 200 μm at the maximum, which was a level that was not problematic for practical use. Further, since the image was also a belt without distortion, it was a good image with no transfer unevenness. In this print test, a full-color image was output to 100,000 sheets and the transfer / conveying belt (1) was inspected. As a result, the belt was free from cracks and tears, and the durability was good. Furthermore, when the durability test was conducted, no cracks were found at the end of the belt even at the 100,000th sheet.
[実施例3]
<熱可塑性樹脂混合物(a)の作製>
PEN樹脂(帝人化成(株)製のテオネックスTN-8065S(固有粘度[η]=0.65)):78.5重量部
ポリエーテルエステルアミド樹脂(三洋化成製ペレスタットNC6321):21.5重量部
上記の材料を2軸の押し出し機により280℃で溶融混練して各成分を均一に混合し、直径2mm程度のストランドとして押し出してカットし、ペレットとした。これを成形用原料3とした。
[Example 3]
<Preparation of thermoplastic resin mixture (a)>
PEN resin (Teonex TN-8065S manufactured by Teijin Chemicals Ltd. (intrinsic viscosity [η] = 0.65)): 78.5 parts by weight Polyetheresteramide resin (Pelestat NC6321 manufactured by Sanyo Chemical Industries): 21.5 parts by weight The components were melted and kneaded at 280 ° C. with an extruder, and the components were uniformly mixed. This was designated as a raw material 3 for molding.
<射出成形装置によるプリフォームの作製>
射出成形装置:住友重機製 SE180D C360M(φ32スクリュー)
充填前位置:105mm
射出速度:1段目 95mm 10mm/s、2段目 23.5mm 130mm/s
VP切り替え位置:23.5mm
保圧:20MPa、2.0s
スクリュー回転:100rpm
背圧:5MPa
冷却時間:25s
金型温度:15℃
上記条件で、図4に示される射出成形装置のホッパー102へ成形用原料3を160℃で3時間乾燥したのち投入し、設定温度を285℃に調節して射出成形を行った。このときのプリフォーム金型は図12のd部分が220mm、a部分が42mm、中心部及び底部厚みhを1.9mmとした。この金型を使用したときの射出最高圧力は117MPaであった。
<Preform production by injection molding equipment>
Injection molding equipment: SE180D C360M (φ32 screw) manufactured by Sumitomo Heavy Industries
Position before filling: 105mm
Injection speed: 1st stage 95mm 10mm / s 2nd stage 23.5mm 130mm / s
VP switching position: 23.5mm
Holding pressure: 20MPa, 2.0s
Screw rotation: 100rpm
Back pressure: 5MPa
Cooling time: 25s
Mold temperature: 15 ℃
Under the above conditions, the molding raw material 3 was put into the
この射出成形によって得られたプリフォーム上部から30mmの位置の厚みを周方向に測定したところ1.855mmから1.982mmであり、厚みの振れは127μmであった。 When the thickness at a position of 30 mm from the upper part of the preform obtained by this injection molding was measured in the circumferential direction, it was 1.855 mm to 1.982 mm, and the thickness fluctuation was 127 μm.
この条件によって得られたプリフォームをプリフォーム(3)とする。 The preform obtained under these conditions is designated as preform (3).
<延伸ブロー成形装置による電子写真用シームレスベルトの作製>
プリフォーム(3)を図5の成形装置に投入し、以下の条件で成形した。
<Production of seamless belt for electrophotography by stretch blow molding equipment>
The preform (3) was put into the molding apparatus shown in FIG. 5 and molded under the following conditions.
金型サイズ:金型サイズは図12のbが211.0mm、iが660mmである横分割の金型を使用し、プリフォーム軸方向中心部分の外形aが42.0mmであったので、ブロー金型の内径bは5.02aとなり、式(1)を満たすものであった。 Mold size: The mold size is a horizontal mold with b of 211.0mm and i of 660mm in Fig. 12, and the outer shape a of the central part in the preform axial direction is 42.0mm. The inner diameter b of this was 5.02a, which satisfied the formula (1).
ブロー用気体:圧縮エア
プリフォーム加熱位置:ヒータを縦方向に5分割し独立制御を行ったところ、図17で示すプリフォームの温度は以下の温度となった。
プリフォーム上部から全長の10%の位置A 151℃
プリフォーム上部から全長の25%の位置B 152℃
プリフォーム上部から全長の50%の位置C 152℃
プリフォーム上部から全長の75%の位置D 153℃
プリフォーム上部から全長の90%の位置E 160℃
一次エア圧力:0.85MPa
延伸棒が移動を始めてから圧縮エアを流入するまでの時間及び圧力:0.47秒後この圧縮エア流入開始から圧縮エアスピードコントローラを調整し0.9秒で最高圧力0.85MPaに達するよう調整し、流入開始から2.47秒圧力を維持した。
Blowing gas: Compressed air Preform heating position: When the heater was divided into 5 parts in the vertical direction and independent control was performed, the temperature of the preform shown in FIG.
Position A 151 °
Position B 152 ° C 25% of the total length from the top of the preform
Position C 152 °
Position D 153 ° C 75% of the total length from the top of the preform
Position E 160 ° C 90% of the total length from the top of the preform
Primary air pressure: 0.85 MPa
Time and pressure from when the drawing rod starts moving to when compressed air flows in: After 0.47 seconds, adjust the compressed air speed controller from the start of the compressed air flow and adjust it to reach the maximum pressure of 0.85 MPa in 0.9 seconds. The pressure was maintained for 2.47 seconds.
2次圧力:0.85MPaで0.5秒間
ブロー金型温度:20℃
延伸棒の駆動には図9と同様の装置を用いた。202で示す動力伝達部にはベルトを用いた。モータは富士電機製GYS152DC1-SAサーボモータを使用し、減速機は富士電機製152SAG-G09を使用した。
Secondary pressure: 0.85 MPa for 0.5 seconds Blow mold temperature: 20 ° C
An apparatus similar to that shown in FIG. 9 was used to drive the stretching rod. A belt was used for the power transmission portion indicated by 202. The motor used was a Fuji Electric GYS152DC1-SA servo motor, and the speed reducer used was Fuji Electric 152SAG-G09.
延伸棒速度は720mm/secに設定した。 The drawing rod speed was set to 720 mm / sec.
この条件で成形を行ったところ図15のように、歪115は下(延伸棒挿入側)から100mmの位置に発生した。この成形品の下から5mm上に向かって250mmの範囲を残し、上下を超音波カッターでカットした。これにより直径φ210.0mm、長さ250mmの中間転写ベルトが得られた。直径が210.0mmとなったのは材料が成形時に収縮したためと考えられる。この中間転写ベルトの平均膜厚は108μmであり、ベルト中心部の膜厚ムラは108±7μmであった。
When molding was performed under these conditions, as shown in FIG. 15, the
これを中間転写ベルト(2)とした。 This was designated as an intermediate transfer belt (2).
<評価>
中間転写ベルト(2)を23℃/52%の環境に1日間放置し、抵抗測定を行ったところ、体積抵抗値は9.3×109Ω・cmであった。
<Evaluation>
When the intermediate transfer belt (2) was left in an environment of 23 ° C./52% for 1 day and measured for resistance, the volume resistance value was 9.3 × 10 9 Ω · cm.
上記中間転写ベルト(2)を図3に示されるフルカラー電子写真装置に装着し、80g/m2紙にフルカラー画像をプリントしたが、ベルトのよれなども発生せず、安定した画像出力が可能であった。また、フルカラー画像の各色の位置ズレは最大で210μmと実用上問題ないレベルであった。また、画像も歪のないベルトであったので、転写ムラの発生もない良好な画像であった。このプリント試験において、フルカラー画像を10万枚に出力し、 中間転写ベルト(2)を検査したところ、ベルトには割れ、裂け目などはみられず、耐久性は良好であった。さらに耐久試験をしたところ、10万枚目でもベルト端部にヒビは見られなかった。 The intermediate transfer belt (2) is mounted on the full-color electrophotographic apparatus shown in FIG. 3, and a full-color image is printed on 80 g / m 2 paper. However, the belt does not twist and stable image output is possible. there were. Further, the positional deviation of each color of the full-color image was 210 μm at the maximum, which was a practically acceptable level. Further, since the image was also a belt without distortion, it was a good image with no transfer unevenness. In this print test, a full-color image was output to 100,000 sheets, and the intermediate transfer belt (2) was inspected. As a result, the belt was free from cracks and tears and had good durability. Furthermore, when the durability test was conducted, no cracks were found at the end of the belt even at the 100,000th sheet.
[実施例4]
<熱可塑性樹脂混合物(a)の作製>
PEN樹脂(帝人化成(株)製のテオネックスTN-8065S(固有粘度[η]=0.65)):79.5重量部
ポリエーテルエステルアミド樹脂(富士化成製TPAE-10HP-10):20.5重量部
上記の材料を2軸の押し出し機により280℃で溶融混練して各成分を均一に混合し、直径2mm程度のストランドとして押し出してカットし、ペレットとした。これを成形用原料4とした。
[Example 4]
<Preparation of thermoplastic resin mixture (a)>
PEN resin (Teonex TN-8065S manufactured by Teijin Chemicals Ltd. (intrinsic viscosity [η] = 0.65)): 79.5 parts by weight Polyetheresteramide resin (TPAE-10HP-10 manufactured by Fuji Kasei): 20.5 parts by weight Was melt-kneaded at 280 ° C. with a twin-screw extruder and the components were uniformly mixed, extruded as a strand having a diameter of about 2 mm, cut and formed into pellets. This was used as a raw material 4 for molding.
<射出成形装置によるプリフォームの作製>
射出成形装置:住友重機製 SE180D C360M(φ32スクリュー)
充填前位置:105mm
射出速度:1段目 95mm 10mm/s、2段目 23.5mm 130mm/s
VP切り替え位置:23.5mm
保圧:20MPa、2.0s
スクリュー回転:100rpm
背圧:5MPa
冷却時間:25s
金型温度:15℃
上記条件で、図4に示される射出成形装置のホッパー102へ成形用原料4を160℃で3時間乾燥したのち投入し、設定温度を300℃に調節して射出成形を行った。本実施例で設定温度を300℃としたのはポリエーテルエステルアミド樹脂が耐熱性の高いものであったためであり、このことで、樹脂流動性を向上できる。
<Preform production by injection molding equipment>
Injection molding equipment: SE180D C360M (φ32 screw) manufactured by Sumitomo Heavy Industries
Position before filling: 105mm
Injection speed: 1st stage 95mm 10mm / s 2nd stage 23.5mm 130mm / s
VP switching position: 23.5mm
Holding pressure: 20MPa, 2.0s
Screw rotation: 100rpm
Back pressure: 5MPa
Cooling time: 25s
Mold temperature: 15 ℃
Under the above conditions, the molding raw material 4 was put into the
このときのプリフォーム金型は図12のd部分が220mm、a部分が42mm、中心部及び底部厚みhを1.9mmとした。この金型を使用したときの射出最高圧力は105MPaであった。 The preform mold at this time was 220 mm for part d in FIG. 12, 42 mm for part a, and the center and bottom thickness h was 1.9 mm. The maximum injection pressure when using this mold was 105 MPa.
この射出成形によって得られたプリフォームの上部から30mmの位置の厚みを周方向に測定したところ1.855mmから1.947mmであり、厚みの振れは92μmであった。 When the thickness at a position 30 mm from the upper part of the preform obtained by this injection molding was measured in the circumferential direction, it was 1.855 mm to 1.947 mm, and the thickness fluctuation was 92 μm.
この条件によって得られたプリフォームをプリフォーム(4)とする。 The preform obtained under these conditions is designated as preform (4).
<延伸ブロー成形装置による電子写真用シームレスベルトの作製>
プリフォーム(4)を図5の成形装置に投入し、以下の条件で成形した。
<Production of seamless belt for electrophotography by stretch blow molding equipment>
The preform (4) was put into the molding apparatus shown in FIG. 5 and molded under the following conditions.
金型サイズ:金型サイズは図12のbが211.0mm、iが660mmである横分割の金型を使用し、プリフォーム軸方向中心部分の外形aが42.0mmであったので、ブロー金型の内径bは5.02aとなり、式(1)を満たすものであった。 Mold size: The mold size is a horizontal mold with b of 211.0mm and i of 660mm in Fig. 12, and the outer shape a of the central part in the preform axial direction is 42.0mm. The inner diameter b of this was 5.02a, which satisfied the formula (1).
ブロー用気体:圧縮エア
プリフォーム加熱位置:ヒータを縦方向に5分割し独立制御を行ったところ、図17で示すプリフォームの温度は以下の温度となった。
プリフォーム上部から全長の10%の位置A 151℃
プリフォーム上部から全長の25%の位置B 152℃
プリフォーム上部から全長の50%の位置C 152℃
プリフォーム上部から全長の75%の位置D 153℃
プリフォーム上部から全長の90%の位置E 160℃
一次エア圧力:0.85MPa
延伸棒が移動を始めてから圧縮エアを流入するまでの時間及び圧力:0.47秒後この圧縮エア流入開始から圧縮エアスピードコントローラを調整し0.9秒で最高圧力0.85MPaに達するよう調整し、流入開始から2.47秒圧力を維持した。
Blowing gas: Compressed air Preform heating position: When the heater was divided into 5 parts in the vertical direction and independent control was performed, the temperature of the preform shown in FIG.
Position A 151 °
Position B 152 ° C 25% of the total length from the top of the preform
Position C 152 °
Position D 153 ° C 75% of the total length from the top of the preform
Position E 160 ° C 90% of the total length from the top of the preform
Primary air pressure: 0.85 MPa
Time and pressure from when the drawing rod starts moving to when compressed air flows in: After 0.47 seconds, adjust the compressed air speed controller from the start of the compressed air flow and adjust it to reach the maximum pressure of 0.85 MPa in 0.9 seconds. The pressure was maintained for 2.47 seconds.
2次圧力:0.85MPaで0.5秒間
ブロー金型温度:20℃
延伸棒の駆動には図9と同様の装置を用いた。202で示す動力伝達部にはベルトを用いた。モータは富士電機製GYS152DC1-SAサーボモータを使用し、減速機は富士電機製152SAG-G09を使用した。
Secondary pressure: 0.85 MPa for 0.5 seconds Blow mold temperature: 20 ° C
An apparatus similar to that shown in FIG. 9 was used to drive the stretching rod. A belt was used for the power transmission portion indicated by 202. The motor used was a Fuji Electric GYS152DC1-SA servo motor, and the speed reducer used was Fuji Electric 152SAG-G09.
延伸棒速度は720mm/secに設定した。 The drawing rod speed was set to 720 mm / sec.
この条件で成形を行ったところ図15のように、歪は下(延伸棒挿入側)から100mmの位置に発生した。この成形品の下から5mm上に向かって300mmの範囲を残し、上下を超音波カッターでカットした。これにより直径φ210.0mm、長さ300mmの中間転写ベルトが得られた。直径が210.0mmとなったのは材料が成形時に収縮したためと考えられる。この中間転写ベルトの平均膜厚は108μmであり、ベルト中心部の膜厚ムラは108±5μmであった。 When molding was performed under these conditions, as shown in FIG. 15, distortion occurred at a position of 100 mm from the bottom (stretching rod insertion side). The upper and lower portions were cut with an ultrasonic cutter, leaving a range of 300 mm from the bottom of this molded product to 5 mm upward. As a result, an intermediate transfer belt having a diameter of 210.0 mm and a length of 300 mm was obtained. The diameter became 210.0 mm because the material shrunk during molding. The average film thickness of the intermediate transfer belt was 108 μm, and the film thickness unevenness at the center of the belt was 108 ± 5 μm.
これを中間転写ベルト(3)とした。 This was designated as an intermediate transfer belt (3).
<評価>
中間転写ベルト(3)を23℃/52%の環境に1日間放置し、抵抗測定を行ったところ、体積抵抗値は9.3×109Ω・cmであった。
<Evaluation>
When the intermediate transfer belt (3) was left in an environment of 23 ° C./52% for 1 day and measured for resistance, the volume resistance value was 9.3 × 10 9 Ω · cm.
上記中間転写ベルト(3)を図3に示されるフルカラー電子写真装置に装着し、80g/m2紙にフルカラー画像をプリントしたが、ベルトのよれなども発生せず、安定した画像出力が可能であった。また、フルカラー画像の各色の位置ズレは最大で170μmと実用上問題ないレベルであった。また、画像も歪のないベルトであったので、転写ムラの発生もない良好な画像であった。このプリント試験において、フルカラー画像を10万枚に出力し、中間転写ベルト(3)を検査したところ、ベルトには割れ、裂け目などはみられず、耐久性は良好であった。さらに耐久試験をしたところ、10万枚目でもベルト端部にヒビは見られなかった。 The intermediate transfer belt (3) is mounted on the full-color electrophotographic apparatus shown in FIG. 3, and a full-color image is printed on 80 g / m 2 paper. However, the belt does not twist and stable image output is possible. there were. Further, the positional deviation of each color of the full-color image was 170 μm at the maximum, which was a practically acceptable level. Further, since the image was also a belt without distortion, it was a good image with no transfer unevenness. In this print test, a full color image was output to 100,000 sheets, and the intermediate transfer belt (3) was inspected. As a result, the belt showed no cracks or tears, and the durability was good. Furthermore, when the durability test was conducted, no cracks were found at the end of the belt even at the 100,000th sheet.
[実施例5]
<熱可塑性樹脂混合物(e)の作製>
実施例3で作製した延伸ブロー成形品でベルトには不要となったボトル口側部(b)及び底側部(c)をウエノテックス製粉砕機UF-37で約5mmの鱗片状に粉砕しタンブラーによって乾式混合しリサイクル品を得た。
[Example 5]
<Preparation of thermoplastic resin mixture (e)>
The bottle mouth side part (b) and the bottom side part (c) which were no longer necessary for the belt in the stretch blow molded product produced in Example 3 were crushed into a flank of about 5 mm with a Unotex crusher UF-37. A dry product was obtained by dry mixing.
また、熱可塑性樹脂混合物(a)は実施例3と同一の成形用原料3を使用した。 Further, the same molding material 3 as in Example 3 was used for the thermoplastic resin mixture (a).
このリサイクル品と熱可塑性樹脂混合物(a)を40:60の割合でタンブラーで混合しリサイクル率40%の熱可塑性樹脂混合物(a)すなわち成形用原料5を得た。
This recycled product and the thermoplastic resin mixture (a) were mixed with a tumbler at a ratio of 40:60 to obtain a thermoplastic resin mixture (a) having a recycling rate of 40%, that is, a molding
<射出成形装置によるプリフォームの作製>
射出成形装置:住友重機製 SE180D C360M(φ32スクリュー)
充填前位置:105mm
射出速度:1段目 95mm 10mm/s、2段目 23.5mm 130mm/s
VP切り替え位置:23.5mm
保圧:20MPa、2.0s
スクリュー回転:100rpm
背圧:5MPa
冷却時間:25s
金型温度:15℃
上記条件で、図4に示される射出成形装置のホッパー102へ成形用原料5を160℃で3時間乾燥したのち投入し、設定温度を285℃に調節して射出成形を行った。このときのプリフォーム金型は実施例3と同じであったが、この金型を使用したときの射出最高圧力は90MPaと低下した。これは、リサイクル品を混合したことで、樹脂の流動性が向上したためと考えられる。
<Preform production by injection molding equipment>
Injection molding equipment: SE180D C360M (φ32 screw) manufactured by Sumitomo Heavy Industries
Position before filling: 105mm
Injection speed: 1st stage 95mm 10mm / s 2nd stage 23.5mm 130mm / s
VP switching position: 23.5mm
Holding pressure: 20MPa, 2.0s
Screw rotation: 100rpm
Back pressure: 5MPa
Cooling time: 25s
Mold temperature: 15 ℃
Under the above conditions, the molding
この射出成形によって得られたプリフォームの上部から30mmの位置の厚みを周方向に測定したところ1.874mmから1.921mmであり、厚みの振れは47μmであった。 When the thickness at a position 30 mm from the upper part of the preform obtained by this injection molding was measured in the circumferential direction, it was 1.874 mm to 1.921 mm, and the thickness fluctuation was 47 μm.
この条件によって得られたプリフォームをプリフォーム(5)とする。 The preform obtained under these conditions is designated as preform (5).
<延伸ブロー成形装置による電子写真用シームレスベルトの作製>
プリフォーム(5)を図5の成形装置に投入し、以下の条件で成形した。
<Production of seamless belt for electrophotography by stretch blow molding equipment>
The preform (5) was put into the molding apparatus shown in FIG. 5 and molded under the following conditions.
金型サイズ:金型サイズは図12のbが211.0mm、iが660mmである横分割の金型を使用し、プリフォーム軸方向中心部分の外形aが42.0mmであったので、ブロー金型の内径bは5.02aとなり、式(1)を満たすものであった。 Mold size: The mold size is a horizontal mold with b of 211.0mm and i of 660mm in Fig. 12, and the outer shape a of the central part in the preform axial direction is 42.0mm. The inner diameter b of this was 5.02a, which satisfied the formula (1).
ブロー用気体:圧縮エア
プリフォーム加熱位置:ヒータを縦方向に5分割し独立制御を行ったところ、図17で示すプリフォームの温度は以下の温度となった。
プリフォーム上部から全長の10%の位置A 151℃
プリフォーム上部から全長の25%の位置B 152℃
プリフォーム上部から全長の50%の位置C 152℃
プリフォーム上部から全長の75%の位置D 153℃
プリフォーム上部から全長の90%の位置E 160℃
一次エア圧力:0.85MPa
延伸棒が移動を始めてから圧縮エアを流入するまでの時間及び圧力:0.47秒後この圧縮エア流入開始から圧縮エアスピードコントローラを調整し0.9秒で最高圧力0.85MPaに達するよう調整し、流入開始から2.47秒圧力を維持した。
Blowing gas: Compressed air Preform heating position: When the heater was divided into 5 parts in the vertical direction and independent control was performed, the temperature of the preform shown in FIG.
Position A 151 °
Position B 152 ° C 25% of the total length from the top of the preform
Position C 152 °
Position D 153 ° C 75% of the total length from the top of the preform
Position E 160 ° C 90% of the total length from the top of the preform
Primary air pressure: 0.85 MPa
Time and pressure from when the drawing rod starts moving to when compressed air flows in: After 0.47 seconds, adjust the compressed air speed controller from the start of the compressed air flow and adjust it to reach the maximum pressure of 0.85 MPa in 0.9 seconds. The pressure was maintained for 2.47 seconds.
2次圧力:0.85MPaで0.5秒間
ブロー金型温度:20℃
延伸棒の駆動には図9と同様の装置を用いた。202で示す動力伝達部にはベルトを用いた。モータは富士電機製GYS152DC1-SAサーボモータを使用し、減速機は富士電機製152SAG-G09を使用した。
Secondary pressure: 0.85 MPa for 0.5 seconds Blow mold temperature: 20 ° C
An apparatus similar to that shown in FIG. 9 was used to drive the stretching rod. A belt was used for the power transmission portion indicated by 202. The motor used was a Fuji Electric GYS152DC1-SA servo motor, and the speed reducer used was Fuji Electric 152SAG-G09.
延伸棒速度は720mm/secに設定した。 The drawing rod speed was set to 720 mm / sec.
この条件で成形を行ったところ図15のように、歪115は下(延伸棒挿入側)から100mmの位置に発生した。この成形品の下から5mm上に向かって300mmの範囲を残し、上下を超音波カッターでカットした。これにより直径φ210.0mm、長さ300mmの中間転写ベルトが得られた。直径が210.0mmとなったのは材料が成形時に収縮したためと考えられる。この中間転写ベルトの平均膜厚は106μmであり、ベルト中心部の膜厚ムラは108±3μmであった。膜厚ムラが実施例3より減少したのはプリフォームの厚みの振れが少なくなったためである。
When molding was performed under these conditions, as shown in FIG. 15, the
これを中間転写ベルト(4)とした。 This was designated as an intermediate transfer belt (4).
<評価>
中間転写ベルト(4)を23℃/52%の環境に1日間放置し、抵抗測定を行ったところ、体積抵抗値は9.3×109Ω・cmであった。
<Evaluation>
When the intermediate transfer belt (4) was left in an environment of 23 ° C./52% for 1 day and measured for resistance, the volume resistance value was 9.3 × 10 9 Ω · cm.
上記中間転写ベルト(4)を図3に示されるフルカラー電子写真装置に装着し、80g/m2紙にフルカラー画像をプリントしたが、ベルトのよれなども発生せず、安定した画像出力が可能であった。また、フルカラー画像の各色の位置ズレは最大で80μmと非常に良好なレベルであった。また、画像も歪のないベルトであったので、転写ムラの発生もない良好な画像であった。このプリント試験において、フルカラー画像を10万枚に出力し、中間転写ベルト(4)を検査したところ、ベルトには割れ、裂け目などはみられず、耐久性は良好であった。さらに耐久試験をしたところ、10万枚目でもベルト端部にヒビは見られなかった。
[実施例6]
<熱可塑性樹脂混合物(e)の作製>
実施例4で作製した延伸ブロー成形品でベルトには不要となったボトル口側部(b)及び底側部(c)をウエノテックス製粉砕機UF-37で約5mmの鱗片状に粉砕しタンブラーによって乾式混合しリサイクル品を得た。
The intermediate transfer belt (4) is mounted on the full-color electrophotographic apparatus shown in FIG. 3, and a full-color image is printed on 80 g / m 2 paper. However, the belt is not twisted and stable image output is possible. there were. Further, the positional deviation of each color of the full color image was a very good level of 80 μm at the maximum. Further, since the image was also a belt without distortion, it was a good image with no transfer unevenness. In this print test, a full-color image was output to 100,000 sheets and the intermediate transfer belt (4) was inspected. As a result, the belt did not show any cracks or tears, and the durability was good. Furthermore, when the durability test was conducted, no cracks were found at the end of the belt even at the 100,000th sheet.
[Example 6]
<Preparation of thermoplastic resin mixture (e)>
The bottle mouth side part (b) and the bottom side part (c) which were no longer necessary for the belt in the stretch blow molded product produced in Example 4 were crushed into a scale of about 5 mm with a Unotex pulverizer UF-37 and tumbler. A dry product was obtained by dry mixing.
このリサイクル品と実施例4と同一で溶融混練していない熱可塑性樹脂混合物(a)を40:60の割合すなわちリサイクル率40%として、タンブラーで混合したのち2軸の押し出し機により280℃で溶融混練して各成分を均一に混合し、直径2mm程度のストランドとして押し出してカットし、ペレットとした。これを成形用原料6とした。 This recycled product and the same thermoplastic resin mixture (a) as in Example 4 which was not melt kneaded were mixed in a tumbler at a ratio of 40:60, that is, a recycling rate of 40%, and then melted at 280 ° C. by a twin-screw extruder. Each component was kneaded and mixed uniformly, extruded as a strand having a diameter of about 2 mm, cut and formed into a pellet. This was designated as a raw material 6 for molding.
<射出成形装置によるプリフォームの作製>
射出成形装置:住友重機製 SE180D C360M(φ32スクリュー)
充填前位置:105mm
射出速度:1段目 95mm 10mm/s、2段目 23.5mm 130mm/s
VP切り替え位置:23.5mm
保圧:20MPa、2.0s
スクリュー回転:100rpm
背圧:5MPa
冷却時間:25s
金型温度:15℃
上記条件で、図4に示される射出成形装置のホッパー102へ成形用原料6を160℃で3時間乾燥したのち投入し、設定温度を300℃に調節して射出成形を行った。このときのプリフォーム金型は実施例4と同じであったが、この金型を使用したときの射出最高圧力は82MPaと低下した。これは、リサイクル品を混合したことで、樹脂の流動性が向上したためと考えられる。
<Preform production by injection molding equipment>
Injection molding equipment: SE180D C360M (φ32 screw) manufactured by Sumitomo Heavy Industries
Position before filling: 105mm
Injection speed: 1st stage 95mm 10mm / s 2nd stage 23.5mm 130mm / s
VP switching position: 23.5mm
Holding pressure: 20MPa, 2.0s
Screw rotation: 100rpm
Back pressure: 5MPa
Cooling time: 25s
Mold temperature: 15 ℃
Under the above conditions, the molding material 6 was dried for 3 hours at 160 ° C. into the
この射出成形によって得られたプリフォームの上部から30mmの位置の厚みを周方向に測定したところ1.882mmから1.917mmであり、厚みの振れは35μmであった。 When the thickness at a position 30 mm from the upper part of the preform obtained by this injection molding was measured in the circumferential direction, it was 1.882 mm to 1.917 mm, and the thickness fluctuation was 35 μm.
この条件によって得られたプリフォームをプリフォーム(6)とする。 The preform obtained under these conditions is designated as preform (6).
<延伸ブロー成形装置による電子写真用シームレスベルトの作製>
プリフォーム(5)を図5の成形装置に投入し、以下の条件で成形した。
<Production of seamless belt for electrophotography by stretch blow molding equipment>
The preform (5) was put into the molding apparatus shown in FIG. 5 and molded under the following conditions.
金型サイズ:金型サイズは図12のbが211.0mm、iが660mmである横分割の金型を使用し、プリフォーム軸方向中心部分の外形aが42.0mmであったので、ブロー金型の内径bは5.02aとなり、式(1)を満たすものであった。 Mold size: The mold size is a horizontal mold with b of 211.0mm and i of 660mm in Fig. 12, and the outer shape a of the central part in the preform axial direction is 42.0mm. The inner diameter b of this was 5.02a, which satisfied the formula (1).
ブロー用気体:圧縮エア
プリフォーム加熱位置:ヒータを縦方向に5分割し独立制御を行ったところ、図17で示すプリフォームの温度は以下の温度となった。
プリフォーム上部から全長の10%の位置A 151℃
プリフォーム上部から全長の25%の位置B 152℃
プリフォーム上部から全長の50%の位置C 152℃
プリフォーム上部から全長の75%の位置D 153℃
プリフォーム上部から全長の90%の位置E 160℃
一次エア圧力:0.85MPa
延伸棒が移動を始めてから圧縮エアを流入するまでの時間及び圧力:0.47秒後この圧縮エア流入開始から圧縮エアスピードコントローラを調整し0.9秒で最高圧力0.85MPaに達するよう調整し、流入開始から2.47秒圧力を維持した。
Blowing gas: Compressed air Preform heating position: When the heater was divided into 5 parts in the vertical direction and independent control was performed, the temperature of the preform shown in FIG.
Position A 151 °
Position B 152 ° C 25% of the total length from the top of the preform
Position C 152 °
Position D 153 ° C 75% of the total length from the top of the preform
Position E 160 ° C 90% of the total length from the top of the preform
Primary air pressure: 0.85 MPa
Time and pressure from when the drawing rod starts moving to when compressed air flows in: After 0.47 seconds, adjust the compressed air speed controller from the start of the compressed air flow and adjust it to reach the maximum pressure of 0.85 MPa in 0.9 seconds. The pressure was maintained for 2.47 seconds.
2次圧力:0.85MPaで0.5秒間
ブロー金型温度:20℃
延伸棒の駆動には図9と同様の装置を用いた。202で示す動力伝達部にはベルトを用いた。モータは富士電機製GYS152DC1-SAサーボモータを使用し、減速機は富士電機製152SAG-G09を使用した。
Secondary pressure: 0.85 MPa for 0.5 seconds Blow mold temperature: 20 ° C
An apparatus similar to that shown in FIG. 9 was used to drive the stretching rod. A belt was used for the power transmission portion indicated by 202. The motor used was a Fuji Electric GYS152DC1-SA servo motor, and the speed reducer used was Fuji Electric 152SAG-G09.
延伸棒速度は720mm/secに設定した。 The drawing rod speed was set to 720 mm / sec.
この条件で成形を行ったところ図15のように、歪115は下(延伸棒挿入側)から100mmの位置に発生した。この成形品の下から5mm上に向かって300mmの範囲を残し、上下を超音波カッターでカットした。これにより直径φ210.0mm、長さ300mmの中間転写ベルトが得られた。直径が210.0mmとなったのは材料が成形時に収縮したためと考えられる。この中間転写ベルトの平均膜厚は106μmであり、ベルト中心部の膜厚ムラは108+2、-3μmであった。膜厚ムラが実施例4より減少したのはプリフォームの厚みの振れが少なくなったためである。
When molding was performed under these conditions, as shown in FIG. 15, the
これを中間転写ベルト(5)とした。 This was designated as an intermediate transfer belt (5).
<評価>
中間転写ベルト(5)を23℃/52%の環境に1日間放置し、抵抗測定を行ったところ、体積抵抗値は9.3×109Ω・cmであった。
<Evaluation>
When the intermediate transfer belt (5) was left in an environment of 23 ° C./52% for 1 day and measured for resistance, the volume resistance value was 9.3 × 10 9 Ω · cm.
上記中間転写ベルト()5を図3に示されるフルカラー電子写真装置に装着し、80g/m2紙にフルカラー画像をプリントしたが、ベルトのよれなども発生せず、安定した画像出力が可能であった。また、フルカラー画像の各色の位置ズレは最大で70μmと非常に良好なレベルであった。また、画像も歪のないベルトであったので、転写ムラの発生もない良好な画像であった。このプリント試験において、フルカラー画像を10万枚に出力し、中間転写ベルト(5)を検査したところ、ベルトには割れ、裂け目などはみられず、耐久性は良好であった。さらに耐久試験をしたところ、10万枚目でもベルト端部にヒビは見られなかった。 The intermediate transfer belt () 5 is mounted on the full-color electrophotographic apparatus shown in FIG. 3 and a full-color image is printed on 80 g / m 2 paper. However, the belt does not sway and stable image output is possible. there were. Further, the positional deviation of each color of the full color image was a very good level of 70 μm at the maximum. Further, since the image was also a belt without distortion, it was a good image with no transfer unevenness. In this print test, a full color image was output to 100,000 sheets, and the intermediate transfer belt (5) was inspected. As a result, the belt was not cracked or cracked, and the durability was good. Furthermore, when the durability test was conducted, no cracks were found at the end of the belt even at the 100,000th sheet.
[実施例7]
<熱可塑性樹脂混合物(e)の作製>
実施例4で作製した延伸ブロー成形品でベルトには不要となったボトル口側部(b)及び底側部(c)をウエノテックス製粉砕機UF-37で約5mmの鱗片状に粉砕しタンブラーによって乾式混合しリサイクル品を得た。このリサイクル品を2軸押し出し機によって305℃で溶融させ直径2mm程度のストランドとして押し出してカットし、ペレットとした。このペレット化したリサイクル品と実施例4と同一で溶融混練していない熱可塑性樹脂混合物(a)を40:60の割合でタンブラーたのち2軸の押し出し機により280℃で溶融混練して各成分を均一に混合し、直径2mm程度のストランドとして押し出してカットし、ペレットとした。これを成形用原料7とした。
[Example 7]
<Preparation of thermoplastic resin mixture (e)>
The bottle mouth side part (b) and the bottom side part (c) which were no longer necessary for the belt in the stretch blow molded product produced in Example 4 were crushed into a scale of about 5 mm with a Unotex pulverizer UF-37 and tumbler. A dry product was obtained by dry mixing. This recycled product was melted at 305 ° C. by a biaxial extruder, extruded as a strand having a diameter of about 2 mm, and cut into pellets. The pelletized recycled product and the thermoplastic resin mixture (a) which was the same as in Example 4 and was not melt-kneaded were tumbled at a ratio of 40:60, and then melt-kneaded at 280 ° C. with a biaxial extruder at each component. Were uniformly mixed, extruded as a strand having a diameter of about 2 mm and cut into pellets. This was designated as a raw material 7 for molding.
<射出成形装置によるプリフォームの作製>
射出成形装置:住友重機製 SE180D C360M(φ32スクリュー)
充填前位置:105mm
射出速度:1段目 95mm 10mm/s、2段目 23.5mm 130mm/s
VP切り替え位置:23.5mm
保圧:20MPa、2.0s
スクリュー回転:100rpm
背圧:5MPa
冷却時間:25s
金型温度:15℃
上記条件で、図4に示される射出成形装置のホッパー102へ成形用原料6を160℃で3時間乾燥したのち投入し、設定温度を300℃に調節して射出成形を行った。このときのプリフォーム金型は実施例4と同じであったが、この金型を使用したときの射出最高圧力は77MPaと低下した。これは、高温で混練されたリサイクル品を混合したことで、流動性が向上したためと考えられる。
<Preform production by injection molding equipment>
Injection molding equipment: SE180D C360M (φ32 screw) manufactured by Sumitomo Heavy Industries
Position before filling: 105mm
Injection speed: 1st stage 95mm 10mm / s 2nd stage 23.5mm 130mm / s
VP switching position: 23.5mm
Holding pressure: 20MPa, 2.0s
Screw rotation: 100rpm
Back pressure: 5MPa
Cooling time: 25s
Mold temperature: 15 ℃
Under the above conditions, the molding material 6 was dried for 3 hours at 160 ° C. into the
この射出成形によって得られたプリフォームの上部から30mmの位置の厚みを周方向に測定したところ1.880mmから1.908mmであり、厚みの振れは28μmであった。 When the thickness at a position 30 mm from the upper part of the preform obtained by this injection molding was measured in the circumferential direction, it was 1.880 mm to 1.908 mm, and the thickness fluctuation was 28 μm.
この条件によって得られたプリフォームをプリフォーム(7)とする。 The preform obtained under these conditions is designated as preform (7).
<延伸ブロー成形装置による電子写真用シームレスベルトの作製>
プリフォーム(7)を図5の成形装置に投入し、以下の条件で成形した。
<Production of seamless belt for electrophotography by stretch blow molding equipment>
The preform (7) was put into the molding apparatus shown in FIG. 5 and molded under the following conditions.
金型サイズ:金型サイズは図12のbが211.0mm、iが660mmである横分割の金型を使用し、プリフォーム軸方向中心部分の外形aが42.0mmであったので、ブロー金型の内径bは5.02aとなり、式(1)を満たすものであった。 Mold size: The mold size is a horizontal mold with b of 211.0mm and i of 660mm in Fig. 12, and the outer shape a of the central part in the preform axial direction is 42.0mm. The inner diameter b of this was 5.02a, which satisfied the formula (1).
ブロー用気体:圧縮エア
プリフォーム加熱位置:ヒータを縦方向に5分割し独立制御を行ったところ、図17で示すプリフォームの温度は以下の温度となった。
プリフォーム上部から全長の10%の位置A 151℃
プリフォーム上部から全長の25%の位置B 152℃
プリフォーム上部から全長の50%の位置C 152℃
プリフォーム上部から全長の75%の位置D 153℃
プリフォーム上部から全長の90%の位置E 160℃
一次エア圧力:0.85MPa
延伸棒が移動を始めてから圧縮エアを流入するまでの時間及び圧力:0.47秒後この圧縮エア流入開始から圧縮エアスピードコントローラを調整し0.9秒で最高圧力0.85MPaに達するよう調整し、流入開始から2.47秒圧力を維持した。
Blowing gas: Compressed air Preform heating position: When the heater was divided into 5 parts in the vertical direction and independent control was performed, the temperature of the preform shown in FIG.
Position A 151 °
Position B 152 ° C 25% of the total length from the top of the preform
Position C 152 °
Position D 153 ° C 75% of the total length from the top of the preform
Position E 160 ° C 90% of the total length from the top of the preform
Primary air pressure: 0.85 MPa
Time and pressure from when the drawing rod starts moving to when compressed air flows in: After 0.47 seconds, adjust the compressed air speed controller from the start of the compressed air flow and adjust it to reach the maximum pressure of 0.85 MPa in 0.9 seconds. The pressure was maintained for 2.47 seconds.
2次圧力:0.85MPaで0.5秒間
ブロー金型温度:20℃
延伸棒の駆動には図9と同様の装置を用いた。202で示す動力伝達部にはベルトを用いた。モータは富士電機製GYS152DC1-SAサーボモータを使用し、減速機は富士電機製152SAG-G09を使用した。
Secondary pressure: 0.85 MPa for 0.5 seconds Blow mold temperature: 20 ° C
An apparatus similar to that shown in FIG. 9 was used to drive the stretching rod. A belt was used for the power transmission portion indicated by 202. The motor used was a Fuji Electric GYS152DC1-SA servo motor, and the speed reducer used was Fuji Electric 152SAG-G09.
延伸棒速度は720mm/secに設定した。
この条件で成形を行ったところ図15のように、歪115は下(延伸棒挿入側)から100mmの位置に発生した。この成形品の下から5mm上に向かって300mmの範囲を残し、上下を超音波カッターでカットした。これにより直径φ210.0mm、長さ300mmの中間転写ベルトが得られた。直径が210.0mmとなったのは材料が成形時に収縮したためと考えられる。この中間転写ベルトの平均膜厚は106μmであり、ベルト中心部の膜厚ムラは108±2μmであった。膜厚ムラが実施例4より減少したのはプリフォームの厚みの振れが少なくなったためである。
The drawing rod speed was set to 720 mm / sec.
When molding was performed under these conditions, as shown in FIG. 15, the
これを中間転写ベルト(6)とした。 This was designated as an intermediate transfer belt (6).
<評価>
中間転写ベルト(6)を23℃/52%の環境に1日間放置し、抵抗測定を行ったところ、体積抵抗値は9.3×109Ω・cmであった。
<Evaluation>
When the intermediate transfer belt (6) was left in an environment of 23 ° C./52% for 1 day and measured for resistance, the volume resistance value was 9.3 × 10 9 Ω · cm.
上記中間転写ベルト()6を図3に示されるフルカラー電子写真装置に装着し、80g/m2紙にフルカラー画像をプリントしたが、ベルトのよれなども発生せず、安定した画像出力が可能であった。また、フルカラー画像の各色の位置ズレは最大で60μmと非常に良好なレベルであった。また、画像も歪のないベルトであったので、転写ムラの発生もない良好な画像であった。このプリント試験において、フルカラー画像を10万枚に出力し、中間転写ベルト(6)を検査したところ、ベルトには割れ、裂け目などはみられず、耐久性は良好であった。さらに耐久試験をしたところ、10万枚目でもベルト端部にヒビは見られなかった。 The intermediate transfer belt () 6 is mounted on the full-color electrophotographic apparatus shown in FIG. 3 and a full-color image is printed on 80 g / m 2 paper. However, the belt does not twist and stable image output is possible. there were. Further, the positional deviation of each color of the full-color image was a very good level of 60 μm at the maximum. Further, since the image was also a belt without distortion, it was a good image with no transfer unevenness. In this print test, a full-color image was output to 100,000 sheets and the intermediate transfer belt (6) was inspected. As a result, the belt showed no cracks or tears, and the durability was good. Furthermore, when the durability test was conducted, no cracks were found at the end of the belt even at the 100,000th sheet.
[比較例1]
<熱可塑性樹脂混合物(a)の作製>
熱可塑性樹脂混合物(a)は実施例1と同じ。
[Comparative Example 1]
<Preparation of thermoplastic resin mixture (a)>
The thermoplastic resin mixture (a) is the same as in Example 1.
<射出成形装置によるプリフォームの作製>
プリフォームも実施例1と同じ
<延伸ブロー成形装置による電子写真用シームレスベルトの作製>
プリフォーム(1)を図4の成形装置に投入し、以下の条件で成形した。
金型サイズ:図8のhが140.6mm、fが475mmである円筒状の金型を使用したので、プリフォーム軸方向中心部分の外形aが35.15mmであったので、ブロー金型の内径bは4.0aとなり、式(1)を満たすものであった。
<Preform production by injection molding equipment>
Preform is also the same as in Example 1. <Preparation of seamless belt for electrophotography by stretch blow molding device>
The preform (1) was put into the molding apparatus shown in FIG. 4 and molded under the following conditions.
Mold size: Since a cylindrical mold having h of 140.6 mm and f of 475 mm in FIG. 8 was used, the outer shape a of the central portion in the preform axial direction was 35.15 mm. 4.0a was achieved, thereby satisfying the expression (1).
ブロー用気体:圧縮エア
プリフォーム加熱位置:ヒータを縦方向に5分割し独立制御を行ったところ、図17で示すプリフォームの温度は以下の温度となった。
プリフォーム上部から全長の10%の位置A 147℃
プリフォーム上部から全長の25%の位置B 150℃
プリフォーム上部から全長の50%の位置C 150℃
プリフォーム上部から全長の75%の位置D 155℃
プリフォーム上部から全長の90%の位置E 161℃
一次エア圧力:0.85MPa
延伸棒が移動を始めてから圧縮エアを流入するまでの時間及び圧力:0.48秒後この圧縮エア流入開始から圧縮エアスピードコントローラを調整し0.1秒で最高圧力0.85MPaに達するよう調整し、流入開始から2.48秒圧力を維持した。
Blowing gas: Compressed air Preform heating position: When the heater was divided into 5 parts in the vertical direction and independent control was performed, the temperature of the preform shown in FIG.
Position A 147 °
Position B 150 ° C 25% of the total length from the top of the preform
50% of the total length from the top of the preform C 150 ° C
Position D 155 ° C 75% of the total length from the top of the preform
Position E 161 ° C 90% of the total length from the top of the preform
Primary air pressure: 0.85 MPa
Time and pressure from when the drawing rod starts moving to when compressed air flows in: After 0.48 seconds, adjust the compressed air speed controller from the start of compressed air flow and adjust it to reach the maximum pressure of 0.85 MPa in 0.1 seconds. The pressure was maintained for 2.48 seconds.
2次圧力:0.85MPaで0.5秒間
ブロー金型温度:20℃
延伸棒の駆動には圧縮エアを使用し、圧縮エア圧力は0.85MPaとした。エアのため正確な速度は測定できなかった。
Secondary pressure: 0.85 MPa for 0.5 seconds Blow mold temperature: 20 ° C
Compressed air was used to drive the stretching rod, and the compressed air pressure was 0.85 MPa. The exact speed could not be measured due to air.
この条件で成形を行ったところ図16のように、歪115は下(延伸棒挿入側)から300mmの位置に発生した。この成形品については下から105mmの位置から上に向かって300mmの範囲を残し、上下を超音波カッターでカットした。これにより直径φ139.8mm、長さ300mmの中間転写ベルトが得られた。直径が139.8mmとなったのは材料が成形時に収縮したためと考えられる。この中間転写ベルトの平均膜厚は104μmであり、ベルト中心部の膜厚ムラは歪が発生したので104±15μmであった。
When molding was performed under these conditions, as shown in FIG. 16, the
これを中間転写ベルト(7)とした。 This was designated as an intermediate transfer belt (7).
<評価>
中間転写ベルト(7)を23℃/52%の環境に1日間放置し、100V印加し、抵抗測定を行ったところ、体積抵抗値は3.2×1010Ω・cmであった。さらに、500Vを印加し抵抗測定を行ったところ、リークは発生しなかった。この中間転写ベルト(7)を図1に示されるフルカラー電子写真装置に装着し、80g/m2紙にフルカラー画像をプリントしたが、歪がベルト中央部に発生していたので、ベルト中央部に画像ムラが発生した。また、フルカラー画像の各色の位置ズレは最大で800μmと歪発生部分で大きくなったので実用上問題となるレベルであった。
<Evaluation>
When the intermediate transfer belt (7) was left in an environment of 23 ° C./52% for 1 day, 100 V was applied and the resistance was measured, the volume resistance value was 3.2 × 10 10 Ω · cm. Further, when resistance was measured by applying 500 V, no leak occurred. This intermediate transfer belt (7) was mounted on the full-color electrophotographic apparatus shown in FIG. 1, and a full-color image was printed on 80 g / m 2 paper. However, since distortion occurred in the belt center, Image unevenness occurred. Further, the positional deviation of each color of the full-color image was 800 μm at the maximum and became large at the distortion occurrence portion, so that it was a practically problematic level.
初期画像不良があったので、耐久試験は行わなかった。 Since there was an initial image defect, the durability test was not performed.
[比較例2]
<熱可塑性樹脂混合物(a)の作製>
熱可塑性樹脂混合物(a)は実施例2と同じ。
[Comparative Example 2]
<Preparation of thermoplastic resin mixture (a)>
The thermoplastic resin mixture (a) is the same as in Example 2.
<射出成形装置によるプリフォームの作製>
プリフォームも実施例2と同じ。
<Preform production by injection molding equipment>
The preform is the same as in Example 2.
<延伸ブロー成形装置による電子写真用シームレスベルトの作製>
プリフォーム(2)を図4の成形装置に投入し、以下の条件で成形した。
金型サイズ:金型サイズは図12のbが211.0mm、iが660mmである横分割の金型を使用し、プリフォーム軸方向中心部分の外形aが35.5mmであったので、ブロー金型の内径bは5.94aとなり、式(1)を満たすものであった。
<Production of seamless belt for electrophotography by stretch blow molding equipment>
Preform (2) was put into the molding apparatus of FIG. 4 and molded under the following conditions.
Mold size: The mold size is a horizontal mold with b of 211.0mm and i of 660mm in Fig. 12, and the outer shape a of the central part in the preform axial direction is 35.5mm. The inner diameter b of this was 5.94a, which satisfied the formula (1).
ブロー用気体:圧縮エア
プリフォーム加熱位置:ヒータを縦方向に5分割し独立制御を行ったところ、図17で示すプリフォームの温度は以下の温度となった。
プリフォーム上部から全長の10%の位置A 149℃
プリフォーム上部から全長の25%の位置B 152℃
プリフォーム上部から全長の50%の位置C 153℃
プリフォーム上部から全長の75%の位置D 155℃
プリフォーム上部から全長の90%の位置E 160℃
一次エア圧力:0.85MPa
延伸棒が移動を始めてから圧縮エアを流入するまでの時間及び圧力:0.47秒後この圧縮エア流入開始から圧縮エアスピードコントローラを調整し0.3秒で最高圧力0.85MPaに達するよう調整し、流入開始から2.47秒圧力を維持した。
Blowing gas: Compressed air Preform heating position: When the heater was divided into 5 parts in the vertical direction and independent control was performed, the temperature of the preform shown in FIG.
Position A 149 °
Position B 152 ° C 25% of the total length from the top of the preform
Position C 153 °
Position D 155 ° C 75% of the total length from the top of the preform
Position E 160 ° C 90% of the total length from the top of the preform
Primary air pressure: 0.85 MPa
Time and pressure from when the drawing rod starts moving to when compressed air flows in: After 0.47 seconds, adjust the compressed air speed controller from the start of this compressed air inflow to reach the maximum pressure of 0.85 MPa in 0.3 seconds. The pressure was maintained for 2.47 seconds.
2次圧力:0.85MPaで0.5秒間
ブロー金型温度:20℃
延伸棒の駆動には圧縮エアを使用し、圧縮エア圧力は0.85MPaとした。エアのため正確な速度は測定できなかった。
Secondary pressure: 0.85 MPa for 0.5 seconds Blow mold temperature: 20 ° C
Compressed air was used to drive the stretching rod, and the compressed air pressure was 0.85 MPa. The exact speed could not be measured due to air.
この条件で成形を行ったところ図16のように、歪115は下(延伸棒挿入側)から300mmの位置に発生した。この成形品については下から105mmの位置から上に向かって300mmの範囲を残し、上下を超音波カッターでカットした。これにより直径φ210.0mm、長さ300mmの転写搬送ベルトが得られた。直径が210.0mmとなったのは材料が成形時に収縮したためと考えられる。この中間転写ベルトの平均膜厚は102μmであり、ベルト中心部の膜厚ムラは歪が発生したので102±12μmであった。
When molding was performed under these conditions, as shown in FIG. 16, the
これを転写搬送ベルト(2)とした。 This was designated as a transfer conveyance belt (2).
<評価>
転写搬送ベルト(2)を23℃/52%の環境に1日間放置し、抵抗測定を行ったところ、体積抵抗値は5.8×1012Ω・cmであった。
<Evaluation>
When the transfer conveyance belt (2) was left in an environment of 23 ° C./52% for 1 day and measured for resistance, the volume resistance value was 5.8 × 10 12 Ω · cm.
さらに、500Vを印加し抵抗測定を行ったところ、リークは発生しなかった。この転写搬送ベルト(2)を図2に示されるフルカラー電子写真装置に装着し、80g/m2紙にフルカラー画像をプリントしたが、歪がベルト中央部に発生していたので、ベルト中央部に画像ムラが発生した。また、フルカラー画像の各色の位置ズレは最大で700μmと歪発生部分で大きくなったので実用上問題となるレベルであった。 Further, when resistance was measured by applying 500 V, no leak occurred. This transfer / conveying belt (2) was mounted on the full-color electrophotographic apparatus shown in FIG. 2, and a full-color image was printed on 80 g / m 2 paper. Since distortion occurred in the central portion of the belt, Image unevenness occurred. Further, the positional deviation of each color of the full-color image was 700 μm at the maximum and became large at the distortion occurrence portion, so that it was a practically problematic level.
初期画像不良があったので、耐久試験は行わなかった。 Since there was an initial image defect, the durability test was not performed.
1 感光ドラム
2 軸
3 一次帯電器
4 像露光手段
5 現像器
6 転写部材
7 クリーニング部材
8 定着器
11 中間転写体
12 テンションローラ
13 クリーニング装置
14 転写搬送ベルト
15 吸着ローラ
101 射出成形装置
102 キャビティ型
103 コア型
104 プリフォーム
105 プリフォーム底部
106 プリフォーム口部
107 加熱炉
108 ブロー型
109 延伸棒
110 気体
111 ヒータ
112 ブロー成形品
113 カット部分
114 シームレスベルト
115 歪
116 ボトル
201 モータ
202 ベルトもしくはチェーン
211 空気流入量コントローラ
212 圧力計
213 ソレノイドバルブ
214 サイレンサー
215 圧縮エア
216 エアタンク
P 転写材
DESCRIPTION OF
11 Intermediate transfer member
12 Tension roller
13 Cleaning device
14 Transfer conveyor belt
15 Suction roller
101 Injection molding equipment
102 cavity mold
103 core type
104 preform
105 preform bottom
106 preform mouth
107 Heating furnace
108 blow mold
109 Stretched rod
110 gas
111 Heater
112 Blow molding
113 Cut part
114 seamless belt
115 Distortion
116 bottles
201 motor
202 Belt or chain
211 Air inflow controller
212 Pressure gauge
213 Solenoid valve
214 silencer
215 Compressed air
216 Air tank P Transfer material
Claims (7)
該延伸棒による延伸時に、該延伸棒の移動開始から所定の時間の経過と同時に該プリフォーム内に気体を流入する工程を含み、該気体の圧力が流入開始から設定最大圧力に達する時間が0.5秒以上であり、かつ
前記工程の延伸棒はモータ駆動によって移動することを特徴とする電子写真用シームレスベルトの製造方法。 The preform molded from the thermoplastic resin composition (a) is heated and stretched using a stretching rod that moves at a predetermined speed in a mold, and the preform that is stretched by the stretching rod is A step of cutting a mouth side (b) and a bottom side (c) of the bottle by obtaining a bottle-like molded product by injecting a gas under pressure and expanding the preform in the mold. In the method for producing a seamless belt for electrophotography,
A step of flowing a gas into the preform simultaneously with the elapse of a predetermined time from the start of movement of the drawing rod during drawing by the drawing rod, and the time for the pressure of the gas to reach a set maximum pressure from the start of the flow is 0.5 The method for producing a seamless belt for electrophotography, characterized in that the stretching rod of the step is moved by a motor drive.
4a ≦ b ≦ 6a ・・・・(1) The following equation (1) is satisfied, where a represents an outer diameter of the preform axial center portion and a represents an inner diameter of the mold axial center portion. 2. The production method according to item 1.
4a ≤ b ≤ 6a (1)
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