JP2007024441A - ボイラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱交換効率に優れるとともに、大出力でありながら全体としての小型化を図ることができるボイラを提供する。
【解決手段】 ケーシング1内に上下方向に配置された燃焼室4と、燃焼室4の天板4cに取り付けられて下方に炎を噴出させるバーナ5と、燃焼室4の胴部4aに開口して交差する方向に延在し燃焼ガス流路となる筒状の煙道7と、燃焼室4および煙道7の外周壁とケーシング1の内壁との間に形成された貯水室2と、煙道7を上下方向に貫通して貯水室2の煙道上方と下方とを連通させる複数本の水管8a、8bとを備えてなり、かつ燃焼室4に臨む位置にフィンが取り付けられていない複数本の裸水管8aが煙道7の燃焼ガス流れ方向と交差する方向に列設されるとともに、これら裸水管8aの燃焼ガス流れ方向後方側に、複数本のフィン付き水管8bが配設されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、給湯や空調機等の熱源として用いられるボイラに関するものである。
一般に、比較的大規模な集合住宅やオフィスビルあるいはホテル等の宿泊施設には、給湯用や空調用の温水や蒸気等を発生させるためのボイラが設置されている。
このようなボイラとしては、通常内部に缶水が蓄えられた缶体の下部に、炉壁によって覆われた燃焼室を設け、この燃焼室内に火炎を噴出するバーナを取り付けるとともに、当該バーナの熱を効果的に吸収するための複数本の水管を設け、これら水管内に上記缶水を缶体内で循環流通させたものが用いられている。
ここで、上記バーナを水平方向に配設した場合には、上記水管がバーナの火炎の先端側に位置することになるため、上記水管に伝熱効率を向上させるフィン等の薄肉板部材が取り付けられている場合には、熱歪みや熱疲労によって早期に損傷を受けるおそれがある。このため、下記特許文献1に見られるように、水管が直接バーナの火炎に曝されないように、これらの間に火堰を介在させて、燃焼ガスの迂回路を形成し、当該迂回路に上記水管を配置する等の工夫がなされている。
ところで、上記従来のボイラにあっては、バーナが缶体側方に突出するために、広い設置面積を要するという欠点がある。また、火堰等により燃焼ガス流路が変則的となって、圧力損失が大きくなるとともに、構造が複雑化して清掃等のメンテナンス性に劣るという問題点がある。さらに、バーナの火炎が火堰によって遮られるために、安定的な火炎の形成が妨げられるという問題点もある。
これに対して、下記特許文献2に開示されたボイラのように、貯湯室が形成された缶体の内部に円筒状の燃焼室を上下方向に設け、この燃焼室の上端にバーナを設けるとともに、上記燃焼室の下端に水平方向に配設した燃焼ガス通路の一端を接続し、この燃焼ガス通路の他端に、上下方向に複数本の煙管を設けて、これら煙管の上端を煙突に連通させたものが知られている。
上記構成からなる従来のボイラによれば、バーナの火炎形成を妨げるものがなく、しかも直接バーナ火炎に曝される水管等を有していないための、燃焼ガスの流路を単純化することができるという利点がある。
特開平11−337001号公報 特開平10−325603号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載のボイラにあっては、高温の燃焼ガスが流れる燃焼ガス通路における表面流速が小さいために十分な缶水の加熱が行われず、しかも当該燃焼ガス通路を流れることにより温度が低くなった燃焼ガスが複数本の煙管を流れるために、総じて熱交換効率が悪いという問題点がある。
また、垂直方向に延在する燃焼室と複数本の煙管とが水平方向に並列的に配置され、これらの間に水平方向に燃焼ガス通路が設けられているために、全体として装置が大型化するという問題点もある。また、燃焼成分中の灰分や未燃焼生成物が燃焼ガス流路に付着堆積した場合、掃除がし難いという問題がある。
この発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、熱交換効率に優れるとともに、大出力でありながら全体としての小型化を図ることができるボイラを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、上下端部が天板および底板により塞がれてケーシング内に上下方向に配置された筒状の胴部を有する燃焼室と、この燃焼室の天板または底板に取り付けられて上下方向に炎を噴出させるバーナと、上記燃焼室の胴部に開口して当該胴部の軸線と交差する方向に延在し燃焼ガス流路となる筒状の煙道と、上記燃焼室および煙道の外周壁と上記ケーシングの内壁との間に形成された貯水室と、上記煙道を上下方向に貫通して上記貯水室の煙道上方と下方とを連通させる複数本の水管とを備えてなり、かつ上記水管は、上記燃焼室に臨む位置にフィンが取り付けられていない複数本の裸水管が上記煙道の燃焼ガス流れ方向と交差する方向に列設されるとともに、これら裸水管の上記燃焼ガス流れ方向後方側に、複数本のフィン付き水管が配設されていることを特徴とするものである。
ここで、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の煙道を、上記燃焼ガス流れ方向の下流側における燃焼ガス流路断面積が、上流側の上記燃焼ガス流路断面積よりも小さくなるように形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上記煙道が、上記燃焼ガス流れ方向の下流側に耐熱性を有する吸音材が着脱自在に設けられて上記燃焼ガス流路が複数に分割されることにより、上記燃焼ガス流れ方向の下流側における燃焼ガス流路断面積が、上流側よりも小さくなるように形成されるとともに、上記分割された各々の上記燃焼ガス流路に、上記フィン付き水管が配設されていることを特徴とするものである。
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に記載の発明において、上記煙道の下流側には、上記燃焼ガス流路からの燃焼ガスが流入するボイド状の煙室箱が一体に設けられるとともに、この煙室箱の側板および天板に、それぞれ選択的に排気管を接続可能な接続口が設けられ、かつ当該側板および天板の少なくとも一部が着脱自在に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、上記燃焼室の胴部が円筒状に形成され、かつ上記煙道の上記燃焼ガス流れ方向と直交する方向の内法寸法が上記胴部の直径の1/2以下に形成されるとともに、上記燃焼室の底板は、上記煙道の下端よりも25mm以上下方に設けられていることを特徴とするものである。
請求項1〜5のいずれかに記載の発明によれば、燃焼室を上下方向に配置するとともに、燃焼ガスの流路となる煙道を、上記燃焼室の胴部に開口するように設けているために、上記燃焼室の上下方向に噴出するバーナの火炎形成が妨げられることが無く、よって安定した燃焼火炎を形成させることができる。加えて、燃焼室から煙道に流入した高温の燃焼ガスによって複数本のフィン付き水管が加熱されるために、高い熱交換効率を得ることができる。
この際に、上記燃焼室に臨む位置に、フィンが取り付けられていない複数本の裸水管を、その下流側に配設されたフィン付き水管を保護するように上記煙道の燃焼ガス流れ方向と交差する方向に列設しているので、上記フィン付き水管のフィンが直接火炎に曝されることがない。
また、燃焼室と煙道とが、全体して略L字状に形成されているために、燃焼ガスの流路構成が単純であり、よってガス質量流速一様の合理的な設計が可能となる。この結果、高出力であっても大型化することが無く、コンパクトで小さな設置面積に据え付けることが可能となる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、煙道における燃焼ガス流路の断面積を、上記燃焼ガス流れ方向の上流側よりも下流側が小さくなるように形成しているので、高温の燃焼ガスによって加熱される上流側の水管においては遅い流速で熱交換を行わせ、かつ温度の低下した下流側では速い流速によって水管との熱交換を行わせることにより、一層熱交換交換効率を高めることができる。また、このように下流側における燃焼ガスの流路が狭まることにより、低騒音化を図ることもできる。
この際に、請求項3に記載の発明のように、煙道の燃焼ガス流れ方向下流側に、耐熱性を有する吸音材を着脱自在に設ければ、より一段と低騒音化を図ることができて好適である。しかも、上記吸音材によって当該燃焼ガス流路を複数に分割し、各燃焼ガス流路に上記フィン付き水管を配設すれば、さらに下流側での燃焼ガスの流速を高めて高効率化を図ることもできる。また、上記吸音材を着脱自在に設けているために、これを取り外すことにより全てのフィン付き水管の掃除を容易に行うことが可能になる。
また、請求項4に記載の発明によれば、新たな設置場所における配管条件や既存のボイラと交換する際の既存の排気管による配管条件等に応じて、適宜煙道の下流側の煙室箱の側板および天板に設けた接続口に、選択的に上記排気管を接続することができる。加えて、上記側板および天板の少なくとも一部を着脱自在にしているために、清掃等のメンテナンスも容易に行うことができる。
さらにまた、請求項5に記載の発明においては、上記燃焼室の胴部が円筒状に形成されている場合に、煙道の断面における内法寸法を上記胴部の直径の1/2以下に形成すれば、煙道に導入される燃焼ガスの流速が高くなるために、複数本の水管を互いの間隔を狭めて配置した場合においても、これら水管間に所望の燃焼ガスの流れを確保することができるために好ましい。
また、上記燃焼室の底板を、上記煙道の下端よりも25mm以上下方に設ければ、燃焼室内を水洗した後の汚水処理が容易になるとともに、当該ドレンが煙道側に流入することを防止することができる。
(第1の実施形態)
図1〜図3は、本発明に係るボイラを無圧式温水ボイラに適用した第1の実施形態を示すもので、図中符号1が外観略直方体状に形成された箱状ケーシングである。
このケーシング1は、内部に缶水を貯留する貯水室2が形成されるもので、長手方向の一端1a側は高さがより高く形成されるとともに、上端部に溢水孔3が形成されている。
また、ケーシング1の他端1b側には、上下方向に配置された略円筒状の燃焼室4が設けられている。この燃焼室4は、円筒状の胴部4aの上下端部が底板4bおよび天板4cによって塞がれたもので、天板4cに下方に向けて火炎を噴出させるバーナ5が取り付けられている。他方、底板4bは、下方に向けて緩やかに縮径された皿状に形成されるとともに、中央部には下方に延出してケーシング1の底板を貫通する排出管6が設けられている。
一方、燃焼室4とケーシング1の一端1a側の側板1cとの間に、上下が長手方向となる略角筒状の煙道7がほぼ水平に設けられている。この煙道7は、一端が燃焼室4の胴部4aに開口するとともに、他端が側板1cに開口するように配置されている。ここで、煙道7は、燃焼室4の胴部4aへの開口部における水平方向の幅寸法が、胴部4aの直径の1/2以下に形成されている。また、燃焼室4の底板4bは、煙道7の下面よりも25mm以上下方に設けられている。
そして、この煙道7内には、当該煙道7を上下方向に貫通して貯水室2の煙道上方と下方とを連通させる複数本のフィンが取り付けられていない裸水管8aおよびフィン付き水管8bが設けられている。
これら水管8a、8bの配置について詳細に説明すると、先ず燃焼室4に臨む位置に、複数本(図では4本)の裸水管8aが、煙道7の燃焼ガス流れ方向と交差する方向に略円弧線状に一列配置されている。そして、煙道7は、この裸水管8aの燃焼ガス流れ方向下流側が幾分幅広に形成されており、この幅広部分に、幅方向に4本、燃焼ガス流れ方向に2列の合計8本のフィン付き水管8bが配置されている。
さらに、その下流側には、煙道7の幅方向中央部にロックウール等からなる吸音材9が燃焼ガス流れ方向に沿って設けられており、これにより煙道7内の燃焼ガス流路は、2流路に分割される。そして、分割された各々の燃焼ガス流路に、フィン付き水管8bが下流側に向けて3本ずつ配設されている。この結果、煙道7は、燃焼ガス流れ方向の下流側における燃焼ガス流路断面積が、上流側の燃焼ガス流路断面積よりも小さくなるように形成されている。
そして、この煙道7の下流側には、上記燃焼ガス流路からの燃焼ガスが流入するボイド状の煙室箱10がケーシング1の側面1cに一体に設けられている。この煙室箱10は、その一側板10aおよび天板10bに、それぞれ選択的に排気管を接続可能な排ガスの接続口11a、11bが設けられている。
さらに、これら接続口11a、11bが設けられた側板10aおよび天板10bは、それぞれボルト12によって、その全体が煙室箱10に対して着脱自在に設けられている。
他方、この煙室箱10に隣接して、プレート式の熱交換器13が設置されている。そして、この熱交換器13の熱源供給側13aに、熱源ポンプ14を介して貯水室2内の上部に開口する缶水の供給ライン15が接続されている。
また、熱交換器13の熱源排出側13bには、内部の缶水をケーシング1の貯水室2の下部に戻す戻りライン16が接続されている。そして、上記熱源ポンプ14、供給ライン15、熱交換器13および戻りライン16によって、缶水の循環ラインが構成されている。
さらに、熱交換器13の被加熱側の入口13cには、熱交換器13内に水を供給する給水ライン17が接続されており、出口側13dには、熱交換器13で発生した温水を排出する給湯ライン18が接続されている。
(第2の実施の形態)
また、図4および図5は、本発明のボイラを貯湯式ボイラに適用した第2の実施形態を示すものであり、ケーシングの構成が異なること、および熱交換器および缶水の循環ラインを有していないことを除いて、第1の実施形態に示したものと同一であるために、同一符号を付してその説明を簡略化する。
このボイラにおいては、ケーシング20が外観略円筒状に形成されており、燃焼室4、煙道7および水管8a、8bによって直接所望の給湯温度まで加熱されるとともに、大気圧+1気圧以下に加圧された貯湯室21が形成されている。そして、ケーシング20の天板20aには、それぞれ給水管22および給湯管(図4中給水管22の奥に位置するために図示されない。)が設けられている。
以上の構成からなるボイラによれば、いずれも燃焼室4を上下方向に配置するとともに、燃焼ガスの流路となる煙道7を、燃焼室4の胴部4aに開口するように設けているために、燃焼室4の上下方向に噴出するバーナ5の火炎形成が妨げられることが無く、よって安定した燃焼火炎を形成させることができる。加えて、燃焼室4から煙道7に流入した高温の燃焼ガスによって4本の裸水管8aおよび14本のフィン付き水管8bが加熱されるために、高い熱交換効率を得ることができる。
この際に、燃焼室4に臨む位置に、4本の裸水管8aを、その下流側に配設されたフィン付き水管8bを保護するように煙道7の燃焼ガス流れ方向と交差する方向に、略円弧線状に一列配置しているので、フィン付き水管8bのフィンが直接火炎に曝されることがない。また、燃焼室4と煙道7とが、全体して略L字状に形成されているために、燃焼ガスの流路構成が単純であり、よってガス質量流速一様の合理的な設計が可能となる。この結果、高出力であっても大型化することが無く、コンパクトで小さな設置面積に据え付けることが可能となる。
さらに、煙道4における燃焼ガス流路の断面積を、燃焼ガス流れ方向の上流側よりも下流側が小さくなるように形成しているので、高温の燃焼ガスによって加熱される上流側の裸水管8aやフィン付き水管8bにおいては遅い流速で熱交換を行わせ、かつ温度の低下した吸音材9両側においては速い流速によってフィン付き水管8bとの熱交換を行わせることにより、一層熱交換交換効率を高めることができる。加えて、煙道7の燃焼ガス流れ方向下流側に、耐熱性を有する吸音材9を設けているので、低騒音化を図ることができる。また、吸音材9を取り外すことにより、全てのフィン付き水管8bの掃除を容易に行うことができる。
さらに、煙室箱10の側板10aおよび天板10bに、それぞれ排気管の接続口11a、11bを設けているので、設置場所における配管条件や既存のボイラと交換する際の既存の排気管による配管条件等に応じて、適宜、選択的に上記接続口11a、11bに排気管を接続することができる。しかも、側板10aおよび天板10bの全体を、ボルト12によって着脱自在に取り付けているために、これらのうちの排気管が接続されていない側を取り外すことにより、容易に清掃等のメンテナンスも行うことができる。
この際に、燃焼室4の底板4bについても、下方に向けて緩やかに縮径された皿状に形成するとともに、中央部に下方に延出する排出管6を設け、かつ煙道7の下端よりも25mm以上下方に設けているために、燃焼室4内を水洗した後の汚水処理が容易になるとともに、当該ドレンが煙道7側に流入することを確実に防止することができる。
また、煙道7の断面における幅寸法を燃焼室4の胴部4aの直径の1/2以下に形成しているために、煙道7に導入される燃焼ガスの流速を高くすることができ、よって図2および図5に示すように、煙道7内に複数本(図では合計17本)の水管8a、8bを互いに近接させて配置した場合においても、これら水管8a、8b間に所望の燃焼ガスの流れを確保することができる。
(第3の実施の形態)
図6および図7は、本発明のボイラを第1の実施形態と同様の無圧式温水ボイラに適用した第3の実施形態を示すもので、同様に図1〜図3に示したものと、同一構成部分については、同一符号を付してある。
このボイラにおいては、燃焼室30の胴部30aが半円筒状に形成されており、この胴部30aのほぼ直径寸法を有する開口とケーシング1の側壁1cとの間に、煙道31が設けられている。
ここで、煙道31の側壁31aは、燃焼室30側からケーシング1の側壁1c側に向けて漸次幅寸法が小さくなるように形成されており、この結果煙道31は、燃焼ガス流れ方向の下流側における燃焼ガス流路断面積が、上流側の燃焼ガス流路断面積よりも小さくなるように形成されている。
そして、煙道31の燃焼室30側に臨む位置には、複数本(図では5本)の裸水管8aが、煙道31の燃焼ガス流れ方向と直交する方向に略線状に一列配置されている。そして、これら裸水管8aの下流側には、漸次狭となる煙道31の幅寸法に併せて、燃焼ガスの流れ方向に向けて次第に1本ずつ本数が少なくなる5列、合計20本のフィン付き水管8bが配置されている。
以上の構成からなる第3の実施形態のボイラによっても、第1および第2の実施形態に示したものと同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記第1〜第3の実施形態においては、本発明に係るボイラを無圧式温水ボイラあるいは貯湯式ボイラに適用した場合についてのみ説明したが、これに限るものではなく、本発明は、加圧式ボイラを含めた各種形式のボイラにも同様に適用することが可能である。
本発明の第1の実施形態を示す縦断面図である。 図1の横断面図である。 図1の右側面図である。 本発明の第2の実施形態を示す縦断面図である。 図4の横断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す縦断面図である。 図6の横断面図である。
符号の説明
1、20 ケーシング
2 貯水室
4、30 燃焼室
4a、30a 胴部
4b 底板
4c 天板
5 バーナ
7、31 煙道
8a 裸水管
8b フィン付き水管
9 吸音材
10 煙室箱
10a 側板
10b 天板
11a、11b 接続口
12 ボルト

Claims (5)

  1. 上下端部が天板および底板により塞がれてケーシング内に上下方向に配置された筒状の胴部を有する燃焼室と、この燃焼室の天板または底板に取り付けられて上下方向に炎を噴出させるバーナと、上記燃焼室の胴部に開口して当該胴部の軸線と交差する方向に延在し燃焼ガス流路となる筒状の煙道と、上記燃焼室および煙道の外周壁と上記ケーシングの内壁との間に形成された貯水室と、上記煙道を上下方向に貫通して上記貯水室の煙道上方と下方とを連通させる複数本の水管とを備えてなり、
    かつ上記水管は、上記燃焼室に臨む位置にフィンが取り付けられていない複数本の裸水管が上記煙道の燃焼ガス流れ方向と交差する方向に列設されるとともに、これら裸水管の上記燃焼ガス流れ方向後方側に、複数本のフィン付き水管が配設されていることを特徴とするボイラ。
  2. 上記煙道は、上記燃焼ガス流れ方向の下流側における燃焼ガス流路断面積が、上流側の上記燃焼ガス流路断面積よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
  3. 上記煙道は、上記燃焼ガス流れ方向の下流側に耐熱性を有する吸音材が着脱自在に設けられて上記燃焼ガス流路が複数に分割されることにより、上記燃焼ガス流れ方向の下流側における燃焼ガス流路断面積が、上流側よりも小さくなるように形成されるとともに、上記分割された各々の上記燃焼ガス流路に、上記フィン付き水管が配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載のボイラ。
  4. 上記煙道の下流側には、上記燃焼ガス流路からの燃焼ガスが流入するボイド状の煙室箱が一体に設けられるとともに、この煙室箱の側板および天板に、それぞれ選択的に排気管を接続可能な接続口が設けられ、かつ当該側板および天板の少なくとも一部が着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のボイラ。
  5. 上記燃焼室の胴部が円筒状に形成され、かつ上記煙道の上記燃焼ガス流れ方向と直交する方向の内法寸法が上記胴部の直径の1/2以下に形成されるとともに、上記燃焼室の底板は、上記煙道の下端よりも25mm以上下方に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のボイラ。
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