JP2007021288A - Centrifugal separator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、液体試料を連続的に流して該液体試料中の微粒子をロータ内で遠心分離するための遠心分離機に関するものである。 The present invention relates to a centrifuge for continuously flowing a liquid sample and centrifuging fine particles in the liquid sample in a rotor.
この種の遠心分離機の従来例を図6及び図7に基づいて説明する。 A conventional example of this type of centrifuge will be described with reference to FIGS.
図6は従来の遠心分離機におけるロータの着脱作業を示す破断側面図、図7は同遠心分離機の正面図である。 FIG. 6 is a cutaway side view showing a rotor attaching / detaching operation in a conventional centrifuge, and FIG. 7 is a front view of the centrifuge.
図示の遠心分離機101’は、液体試料から被分離試料の分離を行う回転装置部102と、該回転装置部102を制御する制御装置部103と、これらの回転装置部102と制御装置部103とを接続する配管・電気配線接続部105とで構成されている。
The illustrated
上記回転装置部102は、床面上に固定された支持部111上に円筒状のチャンバ110を備えており、該チャンバ110内のロータ室Sには、図6に示す円筒状のロータ1が回転可能に挿入セットされている。そして、ロータ1の上下からは上回転軸3と下回転軸5がそれぞれ垂直に延びており、ロータ1は、固定ナット2によって上回転軸3に着脱可能に連結され、上回転軸3は、円板状のアッパプレート4上に設置された駆動部112に連結されている。尚、駆動部112の上端には、試料を排出するためのコネクタ126が取り付けられている。
The
又、下回転軸5は、前記支持部111に固設された回転支持部120の下軸受部123によって回転可能に支承されており、下軸受部123の下端には、試料を注入及び排出するためのコネクタ127が取り付けられている。尚、駆動部112には、駆動源としての不図示のモータが設けられており、前記上回転軸3は、モータの出力軸(モータ軸)内に挿入固着されており、上回転軸3と下回転軸5には、試料が通過するための円孔状の通路(図示せず)が貫設されている。
The lower rotating
更に、回転装置部102には、図6に示すように、鉛直ガイド20が前記チャンバ110の背面側(図6の右側)に垂直に立設されており、この鉛直ガイド20には、水平リフト10を該鉛直ガイド20に沿って昇降動させる鉛直シリンダ21が設けられている。
Further, as shown in FIG. 6, the
上記鉛直ガイド20に水平に取り付けられた水平リフト10は、水平シリンダ11によって水平方向に進退動せしめられるものであって、その先端は前記アッパプレート4に連結されている。従って、水平リフト10は、アッパプレート4とこれに設置された駆動部112及び上回転軸3と共に移動し、必要に応じて上回転軸3に固定ナット2によって連結されたロータ1を吊り下げた状態でこれを移送する。
The
ところで、前記鉛直ガイド20の上下には、水平リフト10の上方への移動限界を検知するための上限検知スイッチ25と下方への移動限界を検知するための下限検知スイッチ26がそれぞれ設けられ、水平リフト10には、駆動部112の前方への移動限界を検知するための前方検知スイッチ15と後方への移動限界を検知するための後方検知スイッチ16が設けられている。又、鉛直ガイド20にはリフト操作用スイッチ30が設けられており、このリフト操作用スイッチ30には上方から上昇スイッチ31、下降スイッチ32、前進スイッチ33、後退スイッチ34が設けられている。
By the way, an upper
又、前記制御装置部103は、図7に示すように、矩形ボックス状のケース130の上部に操作パネル131を設置して構成されており、図示しないが、ケース130内には駆動部電源、駆動部112等を冷却するための冷却水及びロータ1を冷却するための冷凍機、チャンバ110内のロータ室Sを減圧するための真空ポンプ、前記鉛直シリンダ21及び水平シリンダ11を駆動するための油圧ユニット等が組み込まれている。尚、操作パネル131は、ロータ1の回転速度、運転時間、温度等の設定及び表示が可能であり、更に操作パネル131には当該遠心分離機101’を起動・停止するためのスイッチ等が設けられている。
Further, as shown in FIG. 7, the
而して、以上の構成を有する遠心分離機101’においては、試料が回転装置部102のコネクタ127からロータ1内に注入され、ロータ1内に注入された試料は、ロータ1が減圧状態のロータ室S内で高速回転することによって遠心分離され、遠心分離された試料(上澄液)は、排出液としてコネクタ126からロータ1外へと排出される。そして、ロータ1内に沈降した粒子を含む試料(分離試料)は、ロータ1の回転が停止した後、ロータ1内にコネクタ126を介して外気が導入されることによってロータ1の下部側のコネクタ127から排出されて不図示の回収容器に回収される。
Thus, in the
ところで、上述のようにして試料の遠心分離がなされた後は、ロータ1がチャンバ110から取り出されて洗浄され、或は必要に応じて滅菌処理された後、チャンバ110内にロータ1が組み込まれるが、ロータ1は高重量で人手では取り付け及び取り外しが困難であるため、そのチャンバ110に対する着脱は鉛直シリンダ21及び水平シリンダ11によって動作する前記水平リフト10によって次のようになされている(特許文献1参照)。
By the way, after the sample is centrifuged as described above, the
即ち、制御装置部103に設けられた不図示の油圧ユニットを駆動するとともに、リフト操作スイッチ30を操作して前記鉛直シリンダ21及び水平シリンダ11の各バルブの開閉を制御することによって、鉛直シリンダ21と水平シリンダ11に圧油を選択的に供給してこれらを駆動し、水平リフト10を鉛直ガイド20に沿って昇降動させるとともに、水平方向に進退動させる。
That is, by driving a hydraulic unit (not shown) provided in the
尚、リフト操作スイッチ30の各種スイッチ31〜34を押している間だけ水平リフト10を上下動及び前後動させることができるが、鉛直シリンダ21は、水平リフト10に取り付けられた前方検知スイッチ15又は後方検知スイッチ16がONしているときのみ動作し得るよう構成されている。これは、水平リフト10の先端部にロータ1を吊り下げた状態でリフト操作スイッチ30の操作を誤ってロータ1をチャンバ110に衝突させてこれを破損してしまうことを避けるためである。
The
而して、試料の遠心分離が終了すると、リフト操作スイッチ30の上昇スイッチ31を押して水平リフト10を鉛直ガイド20に沿って上昇させる。すると、水平リフト10及びその先端部に取り付けられたアッパプレート4が駆動部112及びロータ1と共に上昇し、ロータ1がチャンバ110から取り出される。そして、水平リフト10は、上限検知スイッチ25がONすると図6に示す位置A(ロータ1がチャンバ110から完全に引き出された状態、つまりロータ1が前方又は後方に移動してもチャンバ110に衝突しない位置)にて停止する。
Thus, when the centrifugation of the sample is completed, the
次に、リフト操作スイッチ30の前進スイッチ33を押して水平リフト10をロータ1等と共に前進させるが、前方検知スイッチ15がONすると水平リフト10はロータ1等と共に図4に示す位置Bで停止する。その後、リフト操作スイッチ30の下降スイッチ32を押し、水平リフト10を下降させ、該水平リフト10の先端部に吊り下げられたロータ1がロータ台車7に載る図示の位置Cで下降スイッチ32をOFFし、ロータ1をロータ台車7に載せ、固定ナット2を緩めてロータ1を上回転軸3から取り外す。
Next, the
以上のようにしてロータ1を取り外した後、チャンバ110内にゴミや塵が入らないようにチャンバ110の上端開口部をアッパプレート4で閉じるが、その作業は以下の手順に沿ってなされる。
After the
即ち、リフト操作スイッチ30の上昇スイッチ31を押し、鉛直シリンダ21を駆動して水平リフト10を上限検知スイッチ25がONするまで鉛直ガイド20に沿って上昇させ、該水平リフト10とアッパプレート4及び駆動部112を図6の位置Bまで移動させる。次に、後退スイッチ34を押して水平リフト10とアッパプレート4及び駆動部112を後方検知スイッチ16がONするまで後退させてアッパプレート4と駆動部112を位置Aまで移動させる。
That is, the
その後、下降スイッチ32を押し、下限検知スイッチ26がONするまで水平リフト10を下降させ、該水平リフト10の先端部に取り付けられたアッパプレート4でチャンバ110の上端開口部を塞ぐ。
Thereafter, the lowering
そして、洗浄或は更に滅菌処理がなされたロータ1は、以上とは逆の手順でチャンバ110内に組み込まれて再び遠心分離に供される。
Then, the
即ち、リフト操作スイッチ30の上昇スイッチ31を押して水平リフト10を鉛直ガイド20に沿って上昇させ、該水平リフト10をアッパプレート4及び駆動部112と共に位置Aまで移動させた後、前進スイッチ33を押してこれらを位置Bに移動させる。その後、下降スイッチ32を押して水平リフト10を下降させ、該水平リフト10をアッパプレート4及び駆動部112と共に位置Cまで移動させ、ロータ台車7に載せられたロータ1を固定ナット2によって上回転軸3に取り付け、水平リフト10の先端部にロータ1を吊り下げる。
That is, the
上述のようにしてロータ1が水平リフト10の先端部に吊り下げられると、リフト操作スイッチ30の上昇スイッチ31を押し、水平リフト10を上昇させてロータ1等を位置Bまで移動させる。次に、後退スイッチ34を押して水平リフト10をロータ1等と共に位置Aまで後退させる。
When the
その後、下降スイッチ32を押して水平リフト10を下降させ、該水平リフト10の先端部に吊り下げられたロータ1をチャンバ110内に上方から挿入してこれをセットし、最後にチャンバ110の上端開口部をアッパプレート4で塞ぐことによって一連の作業が終了する。
ところで、この種の遠心分離機101’は、インフルエンザワクチンや日本脳炎ワクチン等の製薬製造用として使用されるため、安全性を考慮して水平リフト10の動作速度は約10mm/sec程度に低く設定されている。
By the way, since this type of
しかしながら、遠心分離前の準備時にロータ1を駆動部112に取り付ける際及び遠心分離終了後にロータ1をロータ台車7に載せる際には、水平リフト10の動作速度を更に低く設定しないとロータ1がロータ台車7等に衝突し、ロータ1や該ロータ1を吊り下げている上回転軸3が損傷する等の問題が発生する可能性がある。
However, when the
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ロータ着脱時のロータや上回転軸の損傷を防ぐことができる遠心分離機を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide a centrifuge capable of preventing damage to the rotor and the upper rotating shaft when the rotor is attached and detached.
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、チャンバ内に回転可能に収納されたロータと、該ロータの着脱に際してこれを支持する水平リフトと、該水平リフトを鉛直ガイドに沿って上下動させる第1の駆動手段と、同水平リフトを水平に前後動させる第2の駆動手段を備えるとともに、リフト操作スイッチとして、前記第1の駆動手段を駆動して前記水平リフトを上下動させる上昇スイッチと下降スイッチ及び前記第2の駆動手段を駆動して前記水平リフトを前後動させる前進スイッチと後退スイッチを備える遠心分離機において、前記リフト操作スイッチに、前記水平リフトをスロー移動させるためのスロースイッチを設け、該スロースイッチがONしているときには前記水平リフトがスロー移動するようにしたことを特徴とする。 In order to achieve the above object, a first aspect of the present invention provides a rotor that is rotatably accommodated in a chamber, a horizontal lift that supports the rotor when the rotor is attached and detached, and the horizontal lift that is vertically moved along a vertical guide. And a first drive means for moving and a second drive means for moving the horizontal lift back and forth horizontally, and as a lift operation switch, the first drive means is driven to move the horizontal lift up and down. A centrifuge having a forward switch and a backward switch for driving the horizontal lift back and forth by driving a switch, a lowering switch, and the second driving means, and a throw for causing the lift operation switch to slowly move the horizontal lift. A switch is provided, and when the slow switch is ON, the horizontal lift is moved slowly.
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1の駆動手段を油圧シリンダで構成するとともに、その油圧経路にコントロールバルブを設け、前記スロースイッチがONされると前記コントロールバルブの開度を絞って前記水平リフトをスローで下降させるようにしたことを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the first drive means is constituted by a hydraulic cylinder, a control valve is provided in the hydraulic path, and the control valve is turned on when the slow switch is turned on. The horizontal lift is lowered slowly by narrowing the opening.
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記鉛直ガイド上にスロー動作用スイッチを設け、前記水平リフトが鉛直ガイドに沿って移動して前記スロー動作用スイッチがONされると、前記水平リフトがスロー移動するようにしたことを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, a slow operation switch is provided on the vertical guide, the horizontal lift moves along the vertical guide, and the slow operation switch is turned on. Then, the horizontal lift is configured to move slowly.
請求項4記載の発明は、チャンバ内に回転可能に収納されたロータと、該ロータの着脱に際してこれを支持する水平リフトと、該水平リフトを鉛直ガイドに沿って上下動させる第1の駆動手段と、同水平リフトを水平に前後動させる第2の駆動手段を備えるとともに、リフト操作スイッチを備える遠心分離機において、前記リフト操作スイッチに、前記水平リフトの移動速度を変更するための速度変更スイッチを設け、該速度変更スイッチがONしているときには前記水平リフトが変更された速度で移動するようにしたことを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a rotor rotatably housed in a chamber, a horizontal lift for supporting the rotor when the rotor is attached and detached, and a first drive means for moving the horizontal lift up and down along a vertical guide. And a second drive means for moving the horizontal lift back and forth horizontally, and a centrifuge having a lift operation switch, the speed change switch for changing the moving speed of the horizontal lift in the lift operation switch And the horizontal lift moves at the changed speed when the speed change switch is ON.
請求項1及び2記載の発明によれば、例えばロータ台車からロータを受け取る作業において水平リフトと共に下降する固定ナットがロータに近づいた時点、或はチャンバから取り出したロータをロータ台車に受け渡す作業において水平リフトと共に下降するロータがロータ台車に近づいた時点で、スロースイッチをONして水平リフトの下降速度を遅くすることができため、ロータのロータ台車等への衝突を避けることができ、ロータや該ロータを吊り下げている上回転軸の損傷等を防ぐことができる。 According to the first and second aspects of the present invention, for example, in the operation of receiving the rotor from the rotor carriage, when the fixing nut descending with the horizontal lift approaches the rotor, or in the operation of transferring the rotor taken out from the chamber to the rotor carriage. When the rotor that descends with the horizontal lift approaches the rotor carriage, the slow switch can be turned on to slow down the horizontal lift, so that the rotor can be prevented from colliding with the rotor carriage, etc. It is possible to prevent damage or the like of the upper rotating shaft that suspends the rotor.
請求項3記載の発明によれば、水平リフトの移動速度のスローへの切り換えがスロー動作用スイッチによって自動的になされるため、作業者の目視による確認が不要となって作業者の負担が軽減されるとともに、より安全に作業を進めることができる。 According to the third aspect of the present invention, the movement speed of the horizontal lift is automatically switched to the slow operation by the slow operation switch, so that the operator's visual confirmation is unnecessary and the burden on the worker is reduced. As a result, work can be carried out more safely.
請求項4記載の発明によれば、例えば速度変更スイッチをONしているときに水平リフトの下降速度が低速に変更されるようにすることによって前記請求項1又は2記載の発明と同様の効果を得ることができる。 According to the fourth aspect of the present invention, for example, when the speed change switch is turned ON, the effect similar to that of the first or second aspect of the present invention is achieved by changing the descending speed of the horizontal lift to a low speed. Can be obtained.
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る遠心分離機におけるロータの着脱作業を示す破断側面図である。
<
FIG. 1 is a cutaway side view showing a rotor attaching / detaching operation in the centrifuge according to
本実施の形態に係る遠心分離機101の基本構成は図6及び図7に示した従来の遠心分離機101’と同様であるため、図1においては、図6及び図7に示したものと同一要素には同一符号を付しており、これらについての再度の説明は省略する。
Since the basic configuration of the
本実施の形態に係る遠心分離機101は、リフト操作用スイッチ30に、上昇スイッチ31、下降スイッチ32、前進スイッチ33及び後退スイッチ34に加えて、速度変更スイッチとしてスロー下降スイッチ35を設けたことを特徴としている。
In the
ここで、上記スロー下降スイッチ35は、水平リフト10をスロー移動させるためのスイッチであって、これがONされているときには水平リフト10が約2mm/secの速度でスロー下降するよう構成されている。このような構成を実現するための具体的手段の一例を図2に示す。
Here, the slow down switch 35 is a switch for causing the
即ち、図2は制御装置部103に設けられた油圧装置の構成図であり、同図において、36は油圧ユニットであって、この油圧ユニット36の上部には駆動源としての油圧モータ37と鉛直シリンダバルブ38及び水平シリンダバルブ39が設けられ、同油圧ユニット36の下部にはオイルタンク40が設けられている。
That is, FIG. 2 is a configuration diagram of a hydraulic device provided in the
又、前記鉛直シリンダ21は、油圧経路41及び前記鉛直シリンダバルブ38を介して油圧ユニット36に接続され、水平シリンダ11は、油圧経路42及び前記水平シリンダバルブ39を介して油圧ユニット36に接続されているが、鉛直シリンダ21の油圧経路41には、前記スロー下降スイッチ35によって駆動されるコントロールバルブ43が設けられている。
The
以上の油圧装置において、スロー下降スイッチ35がONされると、コントロールバルブ43が駆動(ON)されてその開度が絞られるため、油圧経路41を流れる圧油の流量も絞られ、鉛直シリンダ21の動作速度が遅くなる。この結果、前述のように水平リフト10が約2mm/secの遅い速度でスロー下降する。尚、このように水平リフト10をスロー下降させる他の方法としては、スロー下降スイッチ35がONされると油圧モータ37の回転数を下げ、或は油圧モータ37を間欠回転させて鉛直シリンダ21への供給油圧を下げる等の方法が考えられる。
In the above hydraulic apparatus, when the slow down switch 35 is turned on, the control valve 43 is driven (ON) and the opening thereof is throttled, so that the flow rate of the pressure oil flowing through the hydraulic path 41 is also throttled, and the
而して、本実施の形態においても、試料の遠心分離に際しては、洗浄或は更に滅菌処理がなされたロータ1は、ロータ台車7に載せられて遠心分離機101の近くまで搬送される。通常、遠心分離機101を使用しない場合或は遠心分離が終了した後には、チャンバ110内にゴミや塵が入らないようにチャンバ110の上端開口部はアッパプレート4で閉じられている。
Thus, also in the present embodiment, when the sample is centrifuged, the
以下、ロータ台車7に載せられたロータ1を受け取ってこれをチャンバ110内に組み込むまでの作業を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
Hereinafter, an operation until the
リフト操作スイッチ30の上昇スイッチ31を押して鉛直シリンダバルブ38を開き(ONし)、水平リフト10を鉛直ガイド20に沿って上昇させ、該水平リフト10をアッパプレート4及び駆動部112と共に位置Aまで移動させる。水平リフト10が位置Aに達すると、上限検知スイッチ25がONして水平リフト10は停止する。
Pressing the
その後、リフト操作スイッチ30の上昇スイッチ31をOFFし、前進スイッチ33を押すと、水平リフト10は前進して前方検知スイッチ15がONするまで移動して位置Bに至る。その後、下降スイッチ32を押して鉛直シリンダバルブ38を開き(ONし)、水平リフト10をアッパプレート4及び駆動部112と共に下降させ、駆動部112に設けられた固定ナット2がロータ1の近くに達したことが目視にて確認されると、スロー下降スイッチ35を押す。
Thereafter, when the
即ち、スロー下降スイッチ35がONされると(図3のステップS31での判断結果がYESであると)、下限検知スイッチ26がOFFか否かが判断され(ステップS32)、下限検知スイッチ26がOFFであれば(ステップS32での判断結果がYESであれば)、前方検知スイッチ15がONであるか否かが判断される(ステップS33)。
That is, when the slow down switch 35 is turned on (if the determination result in step S31 of FIG. 3 is YES), it is determined whether the lower
前方検知スイッチ15がONである場合(ステップS33での判断結果がYESである場合)、つまり水平リフト10に支持されたロータ1が位置Bの下方位置にあって、且つ、水平リフト10が下限位置に達していない場合には、コントロールバルブ43がONされてその開度が絞られるため(ステップS34)、水平リフト10の下降速度が遅くなり、それまで約10mm/secの速度で下降していた水平リフト10が約2mm/secの遅い速度で下降する。
When the
尚、スロー下降スイッチ35がOFFである場合(ステップS31の判断結果がNOである場合)、下限検知スイッチ26がONである場合(ステップS32での判断結果がNOである場合)、或は前方検知スイッチ15がOFFである場合(ステップS33での判断結果がNOである場合)には、コントロールバルブ43はOFFされる(ステップS35)。
When the slow down switch 35 is OFF (when the determination result at step S31 is NO), when the lower
而して、前述のように水平リフト10が約2mm/secの遅い速度で下降し、ロータ1をナット2で上回転軸3に固定することができる位置Cまで水平リフト10が下降した時点でスロー下降スイッチ35をOFFする。すると、水平リフト10は位置Cで停止し、その状態で、ロータ台車7に載せられたロータ1を固定ナット2によって上回転軸3に取り付け、水平リフト10の先端部にロータ1を吊り下げる。
Thus, as described above, when the
以上のように、ロータ台車7に載せられたロータ1を受け取る作業においては、水平リフト10と共に下降する固定ナット2がロータ1の近くに達した時点でスロー下降スイッチ35を押し、それ以降は水平リフト10が位置Cに達するまで水平リフト10の下降速度を遅くしたため、ロータ1のロータ台車7等への衝突を避けることができ、ロータ1や該ロータ1を吊り下げている上回転軸3が損傷する等の問題が発生することがない。
As described above, in the operation of receiving the
上述のようにしてロータ1が水平リフト10の先端部に吊り下げられると、リフト操作スイッチ30の上昇スイッチ31を押し、水平リフト10を鉛直ガイド20に沿って上昇させるが、水平リフト10が位置Bに達すると、上限検知スイッチ25がONされて水平リフト10は位置Bで停止する。
When the
次に、後退スイッチ34を押すと、後方検知スイッチ16がONするまで水平リフト10がロータ1等と共に位置Aまで後退してその位置で停止する。
Next, when the
その後、下降スイッチ32を押して水平リフト10を鉛直ガイド20に沿って下降させ、該水平リフト10の先端部に吊り下げられたロータ1をチャンバ110内に上方から挿入してこれをセットする。そして、チャンバ110の上端開口部がアッパプレート4で塞がれた時点で下限検知スイッチ26がONして水平リフト10が停止し、ロータ1の実装作業が終了する。
Thereafter, the lowering
而して、以上のようにしてロータ1のチャンバ110への実装が完了すると、試料がロータ1内に連続的に注入され、ロータ1内に注入された試料は、ロータ1が減圧状態のロータ室S内で高速回転することによって遠心分離され、遠心分離された試料(上澄液)は、排出液としてコネクタ126からロータ1外へと排出される。そして、ロータ1内に沈降した粒子を含む試料(分離試料)は、ロータ1の回転が停止した後、ロータ1内にコネクタ126を介して外気が導入されることによってロータ1の下部側の不図示のコネクタから排出されて不図示の回収容器に回収される。
Thus, when the mounting of the
ところで、上述のようにして試料の遠心分離がなされた後は、ロータ1が水平リフト10によってチャンバ110から取り出されてロータ台車7まで搬送され、ロータ台車7に載せられて洗浄、或は必要に応じて滅菌処理が施されるが、ロータ1の取り出しからロータ台車7へのセットは以下の要領でなされる。
By the way, after the sample is centrifuged as described above, the
即ち、リフト操作スイッチ30の上昇スイッチ31を押して水平リフト10を鉛直ガイド20に沿って上昇させる。すると、水平リフト10及びその先端部に取り付けられたアッパプレート4が駆動部112及びロータ1と共に上昇し、ロータ1がチャンバ110から取り出される。そして、水平リフト10は、上限検知スイッチ25がONすると図1に示す位置A(ロータ1がチャンバ110から完全に引き出された状態、つまりロータ1が前方又は後方に移動してもチャンバ110に衝突しない位置)にて停止する。
That is, the
次に、リフト操作スイッチ30の前進スイッチ33を押して水平リフト10をロータ1等と共に前進させるが、前方検知スイッチ15がONすると水平リフト10はロータ1等と共に図1に示す位置Bで停止する。
Next, the
その後、リフト操作スイッチ30の下降スイッチ32を押し、水平リフト10を下降させ、該水平リフト10の先端部に吊り下げられたロータ1がロータ台車7に近づいたことが目視にて確認されると、スロー下降スイッチ35をONする。すると、水平リフト10の下降速度が遅くなり、それまで約10mm/secの速度で下降していた水平リフト10が約2mm/secの遅い速度で下降し、ロータ1がロータ台車7に載った時点でスロー下降スイッチ35をOFFすれば、水平リフト10は位置Cにて停止する。そして、その状態で固定ナット2を緩めてロータ1を上回転軸3から取り外す。
Thereafter, when the
以上のように、チャンバ110から取り出したロータ1をロータ台車7に受け渡す作業においては、水平リフト10と共に下降するロータ1がロータ台車7に近づいた時点でスロー下降スイッチ35を押し、それ以降は水平リフト10が位置Cに達するまで水平リフト10の下降速度を遅くしたため、ロータ1のロータ台車7等への衝突を避けることができ、ロータ1や該ロータ1を吊り下げている上回転軸3が損傷する等の問題が発生することがない。
As described above, in the operation of transferring the
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図4及び図5に基づいて説明する。
<
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
図4は本実施の形態に係る遠心分離機におけるロータの着脱作業を示す破断側面図、図5は同遠心分離機の動作手順を示すフローチャートである。 FIG. 4 is a cutaway side view showing a rotor attaching / detaching operation in the centrifuge according to the present embodiment, and FIG. 5 is a flowchart showing an operation procedure of the centrifuge.
本実施の形態に係る遠心分離機100は、鉛直ガイド20の中間高さ位置にスロー動作用スイッチ6を設けたことを特徴としており、他の構成及び作用は前記実施の形態1と同様である。尚、本実施の形態では、リフト操作スイッチ30には、実施の形態1において採用したスロー下降スイッチ35(図1参照)は設けられていない。
The centrifuge 100 according to the present embodiment is characterized in that a
而して、上記スロー動作用スイッチ6は、これがONされると水平リフト10をスロー移動させるものであって、ロータ台車7からロータ1を受け取る作業において水平リフト10と共に下降する固定ナット2がロータ1に近づいた時点で水平リフト10によってONされ、或はチャンバ110から取り出したロータ1をロータ台車7に受け渡す作業において水平リフト10と共に下降してロータ1がロータ台車7に近づいた時点で水平リフト10によってONされ、それ以降は水平リフト10が位置Cに達するまで水平リフト10の下降速度を約2mm/secに遅くする。以下、その動作を図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
Thus, when the switch for
先ず、リフト操作スイッチ30の下降スイッチ32がONされると(ステップS51での判断結果がYESである場合)、下限検知スイッチ26がOFFか否かが判断され(ステップS52)、下限検知スイッチ26がOFFであれば(ステップS52での判断結果がYESであれば)、前方検知スイッチ15がONであるか否かが判断される(ステップS53)。
First, when the lowering
前方検知スイッチ15がONである場合(ステップS53での判断結果がYESである場合)、つまり水平リフト10が、位置Bの下方位置にあって、且つ、下限位置に達していない場合には、鉛直シリンダバルブ38がONされ(ステップS54)、スロー動作用スイッチ6がONであるか否かが判断される(ステップS55)。スロー動作用スイッチ6がONされた場合(ステップS55での判断結果がYESである場合)には、コントロールバルブ43がONされてその開度が絞られる(ステップS56)ため、水平リフト10の下降速度が遅くなり、それまで約10mm/secの速度で下降していた水平リフト10が約2mm/secの遅い速度で下降する。尚、スロー動作用スイッチ6がOFFである場合(ステップS55での判断結果がNOである場合)には、コントロールバルブ43はOFF状態に保たれる。
When the
他方、前方検知スイッチ15がOFFである場合(ステップS53での判断結果がNOである場合)には、後方検知スイッチ16がONであるか否かが判断される(ステップS57)。後方検知スイッチ16がONである場合(ステップS57での判断結果がYESである場合)、つまり水平リフト10に支持されたロータが位置Aの下方にあって、且つ、水平リフト10が下限位置に達していない場合には、処理はステップS54に進み、後方検知スイッチ16がOFFである場合(ステップS57での判断結果がNOである場合)には、鉛直シリンダバルブ38とコントロールバルブ43を共にOFFする(ステップS58)。
On the other hand, if the
尚、下降スイッチ32がOFFである場合(ステップS51の判断結果がNOである場合)、或は下限検知スイッチ26がONである場合(ステップS52での判断結果がNOである場合)には、鉛直シリンダバルブ38とコントロールバルブ43が共にOFFされる(ステップS58)。
When the lowering
従って、本実施の形態においても、ロータ台車7からのロータ1の受け取り及びロータ台車1へのロータ1の受け渡しの両作業時にロータ1のロータ台車7等への衝突を避けることができ、ロータ1や該ロータ1を吊り下げている上回転軸3の損傷を防ぐことができるという前記実施の形態1と同様の効果が得られるが、本実施の形態では、水平リフト10の下降速度のスローへの切り換えがスロー動作用スイッチ6によって自動的になされ、前記実施の形態1のように作業者の目視による確認が不要となるため、作業者の負担が軽減されるとともに、より安全に作業を進めることができる。
Therefore, also in the present embodiment, it is possible to avoid collision of the
本発明は、高重量のロータを油圧にて駆動される水平リフトを用いてチャンバに対して着脱する遠心分離機に対して有用である。 The present invention is useful for a centrifuge in which a heavy rotor is attached to and detached from a chamber using a horizontal lift that is hydraulically driven.
1 ロータ
2 固定ナット
3 上回転軸
4 アッパプレート
5 下回転軸
6 スロー動作用スイッチ
7 ロータ台車
10 水平リフト
11 水平シリンダ(第2の駆動手段)
15 前方検知スイッチ
16 後方検知スイッチ
20 鉛直ガイド
21 鉛直シリンダ(第1の駆動手段)
25 上限検知スイッチ
26 下限検知スイッチ
30 リフト操作スイッチ
31 上昇スイッチ
32 下降スイッチ
33 前進スイッチ
34 後退スイッチ
35 スロー下降スイッチ(スロースイッチ)
36 油圧ユニット
37 油圧モータ
38 鉛直シリンダバルブ
39 水平シリンダバルブ
40 オイルタンク
41,42 油圧経路
43 コントロールバルブ
101 遠心分離機
110 チャンバ
111 支持部
112 駆動部
DESCRIPTION OF
DESCRIPTION OF
25 Upper
36
Claims (4)
前記リフト操作スイッチに、前記水平リフトをスロー移動させるためのスロースイッチを設け、該スロースイッチがONしているときには前記水平リフトがスロー移動するようにしたことを特徴とする遠心分離機。 A rotor rotatably accommodated in the chamber; a horizontal lift for supporting the rotor when the rotor is attached / detached; first driving means for moving the horizontal lift up and down along a vertical guide; and the horizontal lift horizontally The second drive means for moving back and forth is provided, and as the lift operation switch, the first drive means is driven to move the horizontal lift up and down, the lower switch and the second drive means are driven. In a centrifuge having a forward switch and a reverse switch for moving the horizontal lift back and forth,
The centrifuge according to claim 1, wherein the lift operation switch is provided with a slow switch for moving the horizontal lift in a slow motion, and the horizontal lift is moved slowly when the slow switch is ON.
前記リフト操作スイッチに、前記水平リフトの移動速度を変更するための速度変更スイッチを設け、該速度変更スイッチがONしているときには前記水平リフトが変更された速度で移動するようにしたことを特徴とする遠心分離機。 A rotor rotatably accommodated in the chamber; a horizontal lift for supporting the rotor when the rotor is attached / detached; first driving means for moving the horizontal lift up and down along a vertical guide; and the horizontal lift horizontally In the centrifuge provided with a second drive means for moving back and forth, and provided with a lift operation switch,
The lift operation switch is provided with a speed change switch for changing the moving speed of the horizontal lift, and when the speed change switch is ON, the horizontal lift moves at the changed speed. Centrifuge.
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2005-07-12 JP JP2005202952A patent/JP2007021288A/en active Pending
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