JP2007019232A - 同軸ケーブルの端末構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 同軸ケーブルの端末部の露出した誘電体部分をシールドして、低コストで同軸
ケーブルのインピーダンスの整合を図る。
【解決手段】 同軸ケーブル10は、芯線11を包む誘電体12、該誘電体12の周りに介在する導体層14、該導体層14の周りに配置された外皮15を有する。この同軸ケーブル10の端末処理部の外皮15及び導体層14を除去し、露出した誘電体12を端縁から所定長除去して、内側の芯線11を回路基板17の電極18に接続する。この際、露出した誘電体12を覆うように該誘電体12にシールド部材22−1を近接配置し、このシールド部材22−1を基板17に形成された共通電極20に接続した。
【選択図】図5

Description

本発明は、高周波信号伝送用として用いられる同軸ケーブルの端末構造に関する。
高周波信号伝送において、例えば図15に示すようなインターフェース回路において、ドライバ側(例えばメインサーバ側のコンピュータ)の回路基板101とレシーバ側(例えば多数の個人のコンピュータ)の回路基板102同士をコネクタ103,104を介して同軸ケーブル105により接続する場合を考える。この場合、ドライバ側の回路基板101と同軸ケーブル105とを含む伝送経路では、ドライバ側の回路素子106の出力インピーダンス、回路基板101のパターン部分107のインピーダンス、コネクタ103のインピーダンス、同軸ケーブル105のインピーダンス、同軸ケーブル105の端末処理部108のインピーダンス等は、全て同一のインピーダンスを有することが理想的である。このことは、レシーバ側においても同様である。
その理由は、各部分におけるインピーダンスが相違すると、インピーダンスが整合しない部分において伝送信号が反射してしまい、波形の歪み等を生じることになるからである。このため、特に高周波信号伝送(例えば1GH以上)においては、インピーダンスの整合を図ることが必要となっている。
しかして、図16には、同軸ケーブル117の端末処理部における特性インピーダンスの変動を抑制して、回路基板との特性インピーダンスの整合等を図った従来技術が開示されている。この同軸ケーブル117では、絶縁体111の先端から突出させた内部導体112にて信号用端子を構成し、外部導体115はドレイン線116を介してグランド用端子113に接続されている。また、このグランド用端子113を、一体成形したカバー部材114の先端部114aから露出させた構成としている。更に、グランド用端子113と回路基板(図示せず)との接続を、該グランド用端子113を回路基板側の接地電極に押圧接触させることで行っている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来技術として、図17には、半導体素子検査装置に用いられる同軸ケーブル121が開示されている。この半導体素子検査装置は、半導体素子(図示せず)の電極に接触して検査用信号の授受を行う同軸ケーブル121の先端のプローブ用芯線122と、該プローブ用芯線122が移動可能に挿通された絶縁管123と、を有している。前記プローブ用芯線121は、絶縁材124で被覆され、その外周を外部導体(シールド材)125で被覆されている。また、外部導体125と絶縁管123との間には、固定基板126と導電材127が介装されている。更に、この同軸ケーブル121を、プローブ用芯線122が半導体素子の電極と接触する方向に押圧する不図示のスプリングを有している(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−203618号公報 特開昭63−317784号公報
しかし、前述した特許文献1に記載の技術では、端末処理部の露出した絶縁体111の部分を外部導体115でシールドしていないため、同軸ケーブル117の特性インピーダンスが大きくなり、かつバラツクことになる。なぜなら、一般的な同軸ケーブルの特性インピーダンス(Z)は、ケーブルの単位長さ当りのインダクタンス(L)と静電容量(C)で決定されるため(Z≒√L/C)、端末処理部の絶縁体111の部分を外部導体115でシールドしていないと、所定の特性インピーダンスの値が得られないからである
また、特許文献2に記載の技術では、端末処理部の具体的な構成が不明瞭であると共に、絶縁管123を回路基板側の接地電極に押し付けたときには、絶縁管123及び外部導体125は接地されるが、露出した絶縁体124の部分をシールドしていないため、インピーダンスの改善は図れない。
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、同
軸ケーブルの端末部の露出した誘電体部分をシールドして、低コストで同軸ケーブルのイ
ンピーダンスの整合を図り得る同軸ケーブルの端末構造を提供することにある。
本発明によると、同軸ケーブルの端末部の外皮及び導体層を除去し、露出した誘電体を端縁から所定長除去して芯線を露出させ、その芯線を、例えば回路基板に接続する場合に、露出した前記誘電体をシールド部材で覆うと共に、該シールド部材を接地したので、露出した誘電体の周りに導体層が形成された場合と電気的に等価となる。これにより、同軸ケーブルの端末部における遮蔽効果の向上が図られ、インピーダンスが小さくなり、かつそのバラツキを抑制することが可能となる。
本発明によれば、同軸ケーブルの端末部の外皮及び導体層を除去し、露出した誘電体を端縁から所定長除去して、露出した芯線を例えば回路基板等に接続する場合に、露出した前記誘電体を覆うようにシールド部材を配置し、このシールド部材を接地したので、簡単な構成で同軸ケーブルの端末部における遮蔽効果を高めて、インピーダンスの整合を図ることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態で使用される同軸ケーブルの端末部分の構成を示す図、図2は、図1の外観斜視図、図3は、図1のA−A断面図、図4は、図1のB−B断面図である。なお、本実施の形態では2芯同軸ケーブルを例として説明するが、1芯や複数芯の同軸ケーブルの場合も同様である。
図1及び図2において、同軸ケーブル10は、導体芯線(銅線等)11(+),11’(−)を囲む誘電体(ポリエチレン等)12,12’の周りに、ドレイン線(グランド線)13を挟んでシールド用の導体層14が配設され、その導体層14の周りに外皮(ポリ塩化ビニル等)15が施されている。なお、図示しないが、導体層14は例えばアルミニウム箔を網状にして形成されていて、従って半田付けが困難であるため、ドレイン線(例えば銅線)13は、この導体層14と抱き合わせるような形で該導体層14と電気的に接続されている。同軸ケーブル10は、前記導体層14により、外界からのノイズを遮断して高周波信号の伝送に適したものとなっている。
同軸ケーブル10の端末部では、例えば、上記外皮15が除去され、ケーブル端縁から所定長さ部分の導体層14が除去されて、誘電体12,12’が露出された状態に加工される。また、誘電体12,12’と導体層14との間からドレイン線13が引き出され、更にケーブル端縁から若干短い長さの誘電体12が除去されて導体芯線11,11’が露出している。
ところで、図3に示すように、誘電体12,12’の周りに導体層14が配設された部分では、導体芯線11,11’間のインピーダンスは、その同軸ケーブル10の固有の特性インピーダンス値になるように製造されている。しかし、図4に示すように、誘電体12,12’の周りのシールド用の導体層14が除去された部分では、誘電体12,12’の周りが空気16で覆われ、静電容量(空気)が小さくなっている。このため、この部分では、前述したインピーダンス(Z)の式、Z≒√L/C から、導体芯線11,11’間のインピーダンスが高くなってしまうことが理解される。
これが、同軸ケーブル10の端末部分でのインピーダンスが高くなる理由である。なお、以下の説明においては、前述した各部材と同一又は相当する部材には、同一の符号を付して説明する。
なお、本実施の形態において、同軸ケーブル10の端末部の導体芯線11,11’の長さ(余長)や、誘電体12,12’の露出部分の長さを短くして、該端末部におけるインピーダンスが大となるのを防止することも考えられる。しかし、この場合は、導体芯線11,11’間の絶縁耐圧不良や絶縁抵抗不良等により電気的ショートを生じるおそれがある。また、端末部の導体芯線11,11’や誘電体12,12’の露出部分の長さを、ある程度確保しておかないと、同軸ケーブル10を前処理加工する場合に、作業が困難となり、製造コストが増大することになる。更に、同軸ケーブル10を基板に接続する際にも、基板への導体芯線11,11’の半田付け作業が困難となる等の課題が発生する。
(第1の実施の形態)
図5は、第1の実施の形態の同軸ケーブル10の端末構造を示す。
同図において、同軸ケーブル10は、誘電体12,12’から露出した導体芯線11,11’の先端部が、基板17の電極18,18’に夫々半田付け(21)されている。また、誘電体12,12’と導体層14との間から引き出されたドレイン線13は、基板17に形成された共通の接地電極(以下、「共通電極」という)20に半田付け(21)されている。
本実施の形態では、同軸ケーブル10の端末部にて露出した誘電体12,12’を覆うように、該誘電体12,12’に近接配置されたシールド部材22−1を備え、このシールド部材22−1を、基板17に形成された共通電極20に接続したものである。
すなわち、このシールド部材22−1は、第1の導電箔としての導電性テープ23と、導電ワイヤとしての軟導電線24とを有している。そして、露出した誘電体12,12’を、該誘電体12,12’を挟んで基板17と反対面側から導電性テープ23にて覆っている。更に、この導電性テープ23の両端側から延出された軟導電線24、24の自由端側を夫々基板17の共通電極20に半田付け(21)している。
図6(a)〜(d)は、前述したシールド部材22−1の詳細な構成を示す図である。
図6(a)(b)において、シールド部材22−1は、導電性テープ23を2つに折り畳んで内側に軟導電線24を挟み、対向するテープ部分を接着したものである。図6(c)に示すように、この導電性テープ23は、縦(2W)×横(L)の矩形状をなし、その材質は例えば銅箔、アルミ箔、銀箔、金箔等の金属箔からなる。また、この導電性テープ23の一側裏面には、金属箔を接着可能な接着剤(図示せず)が塗布されている。一方、図6(d)に示すように、軟導電線24は、例えば表面に錫メッキや銀メッキ等の金属メッキが施された細長い軟銅線等であって、屈曲自在なものが用いられる。この軟導電線24の長さは、少なくとも導電性テープ23の横方向の長さ(L)よりも長く、その両端から所定量延出するような長さに設定されている。これは、軟導電線24を基板17の共通電極20に半田付けし易いように、十分な余長が必要だからである。
そして、図5に示したように、この2つ折りにした導電性テープ(縦W×長さL)23を、2本の同軸ケーブル10、10の各誘電体12,12’部分に対し、基板17と反対面側から覆うように配置する。この状態で、導電性テープ23の両端側から延出された軟導電線24、24の自由端部を基板17の共通電極20に夫々半田付け(21)する。また、前述したように、各同軸ケーブル10から引き出されたドレイン線13も、基板17の共通電極20に夫々半田付け(21)する。
なお、本実施の形態では、導電性テープ23を2つに折り畳んで内側に軟導電線24を挟み、対向するテープ部分を接着した場合について説明したが、これに限らず、例えば最初から所望の大きさの1枚の導電性テープ(縦W×長さL)23を用い、その導電性テープ23の両端側に軟導電線24、24を直接的に半田付け等しても良い。また、図5では、同軸ケーブル10の誘電体12,12’の露出部分の長さ(W’)は、シールド部材22−1の導電性テープ23の2つ折り後の縦の長さ(W)(図6(a)参照)よりも短く図示しているが、これは説明の便宜上、内容の理解を容易にするためである。
すなわち、好ましくは、誘電体12,12’部分の長さ(W’)と導電性テープ23の2つ折り後の縦の長さ(W)を略等しくする。また、図5において、各同軸ケーブル10の露出した誘電体12,12’の整列方向の長さ(L’) と、導電性テープ23の横の長さ(L)(図6(a)参照)とは、好ましくは、誘電体12,12’の整列方向の長さ(L’)よりも導電性テープ23の横の長さ(L)を長くする。これは、導電性テープ23によって誘電体12,12’を確実に覆うことで、該誘電体12,12’部分のシールド効果を一層高めるためである。また、導電性テープ23の横の長さ(L)は、整列配置される同軸ケーブル10の本数に応じて、適宜長くしたり短くしたりするのは勿論である。
更に、本実施の形態では、誘電体12,12’の溶融温度が半田付け温度よりも低い場合を想定している。誘電体12,12’の溶融温度が半田付け温度よりも高ければ、誘電体12,12’を覆った導電性テープ23を、誘電体12,12’の近傍で直接的に共通電極20に半田付けすることも可能である。
本実施の形態によれば、2本の同軸ケーブル10、10の端末部において、露出した各誘電体12,12’をシールド部材22−1で覆うようにしたので、このシールド部材22−1により、端末部における遮蔽効果を高めて、その部分のインピーダンスを小さくすることができる。また、同軸ケーブル10のインピーダンスのバラツキを少なくして、該インピーダンスの整合を図ることができる。
(第2の実施の形態)
図7は、第2の実施の形態の同軸ケーブル10の端末構造を示す。
本実施の形態では、シールド部材22−2は、第1の実施の形態と同様の、導電性テープ23と軟導電線24の他に、第2の導電箔としての導電性シート25を有している。この導電性シート25は、図8に示すように、導電部(金属部)26とその一側裏面に接着剤27が塗布されていて、この接着剤27には誘電体12を接着可能なものが用いられている。なお、この導電性シート25は、前述した導電性テープ23と同じ構成のものを用いても良い。すなわち、図示しないが導電性シート25の両端側から軟導電線を夫々延出したものでも良い。この場合は、その軟導電線も共通電極20に半田付けされる。
図7において、このシールド部材22−2を使用するには、まず、露出した誘電体12,12’に対し、該誘電体12,12’を基板17と反対面側から導電性シート25で覆う。このとき、導電性シート25の接着剤27が塗布された面にて各同軸ケーブル10の誘電体12、12’とドレイン線13をまとめて覆うように接着する。
この場合、導電性シート25を接着したときに、該導電性シート25と誘電体12,12’との接触面積が大きくなるように、誘電体12,12’を包むようにするのが好ましい。これは、誘電体12,12’部分のシールド効果を高めて、この部分のインピーダンスを可及的に低くするためである。すなわち、例えば図9に示すように、隣接して整列配置された2本の同軸ケーブル10、10に対し、導電性シート25が誘電体12の周りを包み込むように、該導電性シート25を屈曲させるようにして配置する。なぜなら、本来的に、誘電体12、12’の夫々の周囲全てを導電性シート25で覆ってシールドするのが理想だからである。
次に、この導電性シート25をその表面側(上側)から覆うように、第1の実施の形態で説明したシールド部材22−1(導電性テープ23と軟導電線24)を配置する。この場合、導電性テープ23と導電性シート25を密接させるのが良い。これら導電性テープ23と導電性シート25間の電気的抵抗を小さくしてシールド効果を高めるためである。更に、導電性テープ23から延出された軟導電線24、24の自由端部を、基板17の共通電極20に夫々半田付け(21)する。なお、各同軸ケーブル10、10から引き出されたドレイン線13,13は、基板17の共通電極20に夫々半田付け(21)される。
本実施の形態によれば、2本の同軸ケーブル10、10の端末部において、露出した各誘電体12,12’の周りを導電性シート25とシールド部材22−2で覆うようにしたので、端末部における遮蔽効果を更に高めて、インピーダンスをより小さくすることができる。
(第3の実施の形態)
図10は、第3の実施の形態の同軸ケーブル10の端末構造を示す。
本実施の形態では、シールド部材22−3は、第2の実施の形態と同様に、導電性テープ23と軟導電線24の他に、別体の導電性シート25を有する。しかし、この実施の形態では、各同軸ケーブル10、10から引き出されたドレイン線13,13が、基板13の共通電極20に半田付けされていない点が、第2の実施の形態と相違している。
図10において、このシールド部材22−3を使用するには、まず、露出した誘電体12,12’に対し、該誘電体12,12’を基板17と反対面側から導電性シート25で覆う。このとき、前記と同様に、導電性シート25の接着剤27が塗布された面にて各同軸ケーブル10の誘電体12、12’とドレイン線13をまとめて覆うように接着する。また、この場合も、図9に示すように、隣接して整列配置された2本の同軸ケーブル10、10に対し、導電性シート25が誘電体12の周りを包み込むように、該導電性シート25を屈曲させるようにして配置する。
次に、この導電性シート25をその表面側から覆うように、第1と第2の実施の形態で説明したシールド部材22−1又は22−2(導電性テープ23と軟導電線24)を配置する。更に、導電性テープ23から延出された軟導電線24、24の自由端部を、基板17の共通電極20に夫々半田付け(21)する。
但し、本実施の形態では、各同軸ケーブル10、10から引き出されたドレイン線13,13は、基板17の共通電極20に半田付けされていない。ドレイン線13,13は、単に導電性シート25と基板17との間に介装されているだけである。これは、ドレイン線13と該ドレイン線13を覆う導電性シート25とは、多少の抵抗値を持って接続されており、ドレイン線13は、この導電性シート25を介して共通電極20に接続されることになるからである。
本実施の形態によれば、同軸ケーブル10の端末部におけるシールド効果を高めた状態で、ドレイン線13を基板17の共通電極20に半田付けする作業を省き、端末部におけるインピーダンスを小さくすることができる。
(第4の実施の形態)
図11及び図12は、第4の実施の形態の同軸ケーブルの端末構造を示す。
本実施の形態では、シールド部材22−4は、第1乃至第3の実施の形態と同様に、導電性テープ23と軟導電線24の他に、別体の導電性シート25を有する。また、各同軸ケーブル10から引き出されたドレイン線13は、基板17の共通電極20に半田付けされていない。しかし、この実施の形態では、ドレイン線13,13を、導電性シート25と導電性テープ23の間に挟み込んだ点が、第3の実施の形態と相違している。
図11において、このシールド部材22−4を使用するには、まず、露出した誘電体12,12’に対し、該誘電体12,12’を基板17と反対面側から導電性シート25で覆う。この場合も、導電性シート25の接着剤27が塗布された面にて各同軸ケーブル10の誘電体12、12’をまとめて覆うように接着する。また、図9に示すように、隣接して整列配置された2本の同軸ケーブル10、10に対し、導電性シート25が誘電体12の周りを包み込むように、該導電性シート25を屈曲させるようにして配置する。
次に、図12に示すように、この導電性シート25の表面側(導電部26側)に、各同軸ケーブル10から引き出された2本のドレイン線13を該同軸ケーブル10の長手方向に延ばして整列させる。更に、この導電性シート25と2本のドレイン線13を覆うように、第1の実施の形態で説明したシールド部材22−1(導電性テープ23と軟導電線24)を配置する。更に、導電性テープ23から延出された軟導電線24の自由端部を、基板17の共通電極20に夫々半田付け(21)する。
この場合、ドレイン線13が介在してない分、誘電体12、12’と導電性シート25間の接触面積が第3の実施の形態よりも大きくなり、この部分のシールド効果をより高めることができる。なお、本実施の形態においても、前述した第3の実施の形態と同様に、各同軸ケーブル10、10から引き出されたドレイン線13,13は、基板17の共通電極20に半田付けされず、導電性シート25と導電性テープ23との間に介装されているだけである。但し、この場合は、ドレイン線13は、導電性シート25と導電性テープ23との間に介在しているので、ドレイン線13は、この導電性テープ23を介して共通電極20に接続されることになる。
本実施の形態によれば、同軸ケーブル10の端末部におけるシールド効果を、より高めたまま、ドレイン線13を基板17の共通電極20に半田付けする作業を省き、端末部におけるインピーダンスを小さくすることができる。
(第5の実施の形態)
図13及び図14は、第5の実施の形態の同軸ケーブルの端末構造を示す。
この実施の形態では、シールド部材22−5は、導電性テープ23と軟導電線24の他に、別体の導電性シート25と、第3の導電箔としての導電性シート28を有している。この導電性シート28は、図14に示すように、導電部(金属部)29とその一側裏面に接着剤30が塗布されている。なお、この導電性シート28は、導電性シート25と同一のものを用いても良い。また、導電性シート28の両端側から軟導電線が夫々延出されたものでも良い。この場合は、その軟導電線も共通電極20に半田付けされる。
そして、このシールド部材22−5を使用するには、同軸ケーブル10,10を基板17に半田付けする前に、該同軸ケーブル10,10が整列配置される基板17の一側表面に1枚目の導電性シート28を予め貼り付けておく。次に、この導電性シート28の上から、基板17の一側表面と略平行に横置き状に同軸ケーブル10,10を配置する。更に、この同軸ケーブル10,10の露出した誘電体12、12’に対し、該誘電体12、12’を基板17と反対面側から2枚目の導電性シート25を覆う。
次に、この導電性シート25の表面側から覆うように、第1乃至第4の実施の形態で説明したシールド部材22−1乃至22−5(導電性テープ23と軟導電線24)を配置する。更に、導電性テープ23から延出された軟導電線24、24の自由端部を基板17の共通電極20に夫々半田付け(21)する。なお、本実施の形態では、各同軸ケーブル10、10から引き出されたドレイン線13,13を、基板17の共通電極20に半田付けしても良いし、また半田付けしなくても良い。更に、このドレイン線13,13を、1枚目の導電性シート28と2枚目の導電性シート25との間に介装しても良いし、2枚目の導電性シート25と導電性テープ23との間に介装しても良い。
(付記1)
芯線を包む誘電体、該誘電体の周りに介在する導体層、該導体層の周りに配置された外皮、を有する同軸ケーブルの端末部の前記外皮及び前記導体層を除去し、露出した前記誘電体を端縁から所定長除去し、前記芯線を露出させてなる同軸ケーブルの端末構造であって、
露出した前記誘電体を覆うようにシールド部材を配置し、
該シールド部材を接地した、
ことを特徴とする同軸ケーブルの端末構造。
(付記2)
前記シールド部材は、前記誘電体を覆う第1の導電箔及び該第1の導電箔から延出された導電ワイヤを有する、
ことを特徴とする付記1記載の同軸ケーブルの端末構造。
(付記3)
前記誘電体と前記導体層との間から引き出されたグランド線を、接地した、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の同軸ケーブルの端末構造。
(付記4)
前記誘電体と前記導体層との間から引き出されたグランド線を、前記シールド部材に接続した、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の同軸ケーブルの端末構造。
(付記5)
前記シールド部材は、前記誘電体を覆う第1の導電箔及び該第1の導電箔から延出された導電ワイヤと、前記第1の導電箔と前記誘電体との間に介装された第2の導電箔と、を有する、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の同軸ケーブルの端末構造。
(付記6)
前記シールド部材は、前記誘電体を覆う第1の導電箔及び該第1の導電箔から延出された導電ワイヤと、前記第1の導電箔と前記誘電体との間に介装された第2の導電箔と、該第2の導電箔と電気的に接続され前記誘電体に対し前記第2の導電箔と反対側に配置された第3の導電箔と、を有する、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の同軸ケーブルの端末構造。
(付記7)
前記誘電体は、半田付け温度に比して低い溶融温度を有する、
ことを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載の同軸ケーブルの端末構造。
本実施の形態で使用される同軸ケーブルの端末処理部の構成を示す図である。 同上の外観斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 第1の実施の形態の同軸ケーブルの端末構造を示す図である。 (a)はシールド部材の正面図、(b)はその側面図、(c)は導電性テープの正面図、(d)は軟導電線の正面図である。 第2の実施の形態の同軸ケーブルの端末構造を示す図である。 導電性シートの外観図である。 図7のC−C断面図である。 第3の実施の形態の同軸ケーブルの端末構造を示す図である。 第4の実施の形態の同軸ケーブルの端末構造を示す図である。 図11のD−D断面図である。 第5の実施の形態の同軸ケーブルの端末構造を示す図である。 図13のE−E断面図である。 インターフェース回路を示す図である。 従来の基板接続用の同軸ケーブルを示す図である。 従来の半導体素子検査装置に用いられる同軸ケーブルを示す図である。
符号の説明
10 同軸ケーブル
11 導体芯線
11’ 導体芯線
12 誘電体
12’ 誘電体
13 ドレイン線
14 導体層
15 外皮
17 基板
18 電極
18’ 電極
20 共通電極
22−1 シールド部材
22−2 シールド部材
22−3 シールド部材
22−4 シールド部材
22−5 シールド部材
23 導電性テープ
24 軟導電線
25 導電性シート
26 導電部
27 接着剤
28 導電性シート
29 導電部
30 接着剤

Claims (5)

  1. 芯線を包む誘電体、該誘電体の周りに介在する導体層、該導体層の周りに配置された外皮、を有する同軸ケーブルの端末部の前記外皮及び前記導体層を除去し、露出した前記誘電体を端縁から所定長除去し、前記芯線を露出させてなる同軸ケーブルの端末構造であって、
    露出した前記誘電体を覆うようにシールド部材を配置し、
    該シールド部材を接地した、
    ことを特徴とする同軸ケーブルの端末構造。
  2. 前記シールド部材は、前記誘電体を覆う第1の導電箔及び該第1の導電箔から延出された導電ワイヤを有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の同軸ケーブルの端末構造。
  3. 前記誘電体と前記導体層との間から引き出されたグランド線を、接地した、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の同軸ケーブルの端末構造。
  4. 前記誘電体と前記導体層との間から引き出されたグランド線を、前記シールド部材に接続した、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の同軸ケーブルの端末構造。
  5. 前記シールド部材は、前記誘電体を覆う第1の導電箔及び該第1の導電箔から延出された導電ワイヤと、前記第1の導電箔と前記誘電体との間に介装された第2の導電箔と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の同軸ケーブルの端末構造。
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