JP2007015747A - Shrinkable label, and pet bottle for beer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、シュリンクラベル及びビール用ペットボトルに関し、詳しくは、リサイクルが容易な一般の透明ペットボトルをビール容器として使用することのできるシュリンクラベル及びこれを用いたビール用ペットボトルに関する。 The present invention relates to a shrink label and a plastic bottle for beer. Specifically, the present invention relates to a shrink label in which a general transparent plastic bottle that can be easily recycled can be used as a beer container, and a plastic bottle for beer using the same.
近年、特に清涼飲料水等の飲用食品の分野では、軽量で耐衝撃性、耐食性、透明性に優れ、安価であるといった数々の利点を有することから、従来のガラス瓶や缶に代わってPET(ポリエチレンテレフタレート)製のペットボトルの使用が主流になってきており、これに伴ってペットボトルのリサイクル化事業も盛んに進められている。 In recent years, especially in the field of drinkable foods such as soft drinks, PET (polyethylene) replaces conventional glass bottles and cans because it has many advantages such as light weight, impact resistance, corrosion resistance, transparency, and low cost. The use of PET bottles made of terephthalate) has become mainstream, and along with this, PET bottle recycling business has been actively promoted.
このような背景から、それまではガラス瓶や缶が一般的であったビール容器にもペットボトルを使用しようとする試みがなされている。例えば、通常のペットボトルは高い透明性を有していることから太陽光の透過率が高く、ビールが化学変化を起こしてビールの最大の特徴でもある香味を損なうおそれがあるため、PET樹脂中に顔料等の充填剤を混入することでペットボトル自体を着色して不透明化することが考えられている(特許文献1の段落0030)。
Against this background, attempts have been made to use plastic bottles in beer containers, which until now have been common in glass bottles and cans. For example, since ordinary PET bottles have high transparency, sunlight transmittance is high, and there is a risk that beer may undergo chemical changes and impair the flavor that is also the greatest feature of beer. It has been considered that a plastic bottle itself is colored and made opaque by mixing a filler such as a pigment (
しかし、樹脂中に顔料等を混入することにより不透明化されたペットボトルは、通常の透明ペットボトルのようなリサイクル化が不可能であり、廃棄品として処分せざるを得ないことから環境対策上問題となる。
そこで、本発明は、リサイクルが容易な一般の透明ペットボトルをビール容器として使用することのできるシュリンクラベル及びこれを用いたリサイクル可能で安価なビール用ペットボトルを提供することを課題とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a shrink label that can use a general transparent PET bottle that can be easily recycled as a beer container, and a recyclable and inexpensive beer PET bottle that uses the shrink label.
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。 Other problems of the present invention will become apparent from the following description.
上記課題は、以下の各発明によって解決される。 The above problems are solved by the following inventions.
(請求項1)
ビールを収容する透明ペットボトルの表面に密着されるシュリンクラベルであって、フィルム基材の少なくとも一面全面に、遮光性を有する着色印刷層を有していることを特徴とするシュリンクラベル。
(Claim 1)
A shrink label, which is in close contact with the surface of a transparent plastic bottle containing beer, and has a colored printing layer having light-shielding properties on at least one entire surface of a film substrate.
(請求項2)
前記着色印刷層は、茶褐色、緑色、青色又は黒色であることを特徴とする請求項1記載のシュリンクラベル。
(Claim 2)
The shrink label according to
(請求項3)
請求項1又は2記載のシュリンクラベルを、透明ペットボトルの少なくとも胴部外表面に密着させてなることを特徴とするビール用ペットボトル。
(Claim 3)
A plastic bottle for beer, wherein the shrink label according to claim 1 or 2 is adhered to at least the outer surface of the body part of the transparent plastic bottle.
本発明によれば、リサイクルが容易な一般の透明ペットボトルをビール容器として使用することのできるシュリンクラベル及びこれを用いたリサイクル可能で安価なビール用ペットボトルを提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a shrink label in which a general transparent PET bottle that can be easily recycled can be used as a beer container and a recyclable and inexpensive beer bottle using the same.
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は本発明に係るビール用ペットボトルの一部断面で示す正面図である。図中、1はペットボトル本体、2は該ペットボトル本体1の外表面に密着されたシュリンクラベルである。
FIG. 1 is a front view showing a partial cross section of a plastic bottle for beer according to the present invention. In the figure, 1 is a plastic bottle main body, and 2 is a shrink label adhered to the outer surface of the plastic bottle
ペットボトル本体1は、飲料用ペットボトルとして一般的に使用されている透明ペットボトルからなり、通常のリサイクル手段によってリサイクル可能とされるものが使用できる。
The
シュリンクラベル2は、通常、ペットボトル本体1の胴部11の最大径よりも大径に形成された円筒状の熱収縮性プラスチックフィルムからなり、ペットボトル本体1に被せた後、加熱して熱収縮させることによりペットボトル本体1の外表面に密着されている。
The
シュリンクラベル2に使用できるプラスチックフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステルフィルム、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンフィルム等を基材とする延伸加工された熱収縮性を有するプラスチックフィルムが挙げられる。
Examples of the plastic film that can be used for the
シュリンクラベル2には、図2に示すように、シュリンクラベル2を構成するフィルム基材21の少なくとも一面全面に着色印刷層22が形成されている。着色印刷層22は、フレキソ印刷、グラビア印刷等の適宜の印刷手段によって、フィルム基材21の少なくとも一面全面に遮光性を有するインキが塗工されることにより形成されている。シュリンクラベル2は、この着色印刷層22が印刷されていることにより遮光性を有しており、ペットボトル本体1に収容されるビールを光から保護して品質維持を図るようになっている。
As shown in FIG. 2, a
着色印刷層22の色は、シュリンクラベル2に遮光性を付与することができるものであれば特に限定されないが、一般のビール瓶と同様の茶褐色とすれば、ビール容器としてのイメージを損なわないために好ましい。例えばマンセル値で9YR5.2/2.0のインキを用いて印刷すると、ビール瓶に類似したアンバー色とすることができる。その他、緑色、青色、黒色とすることも好ましい。
The color of the
本発明において、シュリンクラベルにより遮光性が付与されたと言えるためには、好ましくは540nm以下の光線を実質的にカットすることである。 In the present invention, in order to say that the light shielding property is imparted by the shrink label, it is preferable to substantially cut light rays of 540 nm or less.
フィルム基材21は、透明フィルム、半透明フィルム、不透明フィルムのいずれを用いることもできるが、半透明フィルムや不透明フィルムを用いる場合、シュリンクフィルム2をペットボトル本体1の外表面に密着させた際に着色印刷層22が外側になるようにすることが好ましい。
The
透明フィルムを用いる場合、着色印刷層22は表裏どちらでもよいが、一般には裏側、すなわち、シュリンクフィルム2をペットボトル本体1の外表面に密着させた際に着色印刷層22がペットボトル本体1に接する内側になるようにする。
When a transparent film is used, the
シュリンクラベル2には、ビールの酸化劣化及び炭酸ガスの逃散を防止するため、ガスバリヤー性が付与されていることが好ましい。一般にPETはガス透過性を有しているため、ペットボトル本体1のガス透過をシュリンクラベル2によって阻止することができる。
The
また、シュリンクラベル2には、着色印刷層22以外に文字、図柄等の適宜の印刷層23を設けることができる。図2に示す印刷層23は、フィルム基材21の着色印刷層22とは反対面に形成されているが、フィルム基材21が透明又は半透明フィルムであり、着色印刷層22側がペットボトル本体1に接するようにシュリンクラベル2を密着させる場合は、図3に示すように、フィルム基材21の一面に印刷層23を形成した後、更にその印刷層23の上から全面に着色印刷層22を形成することも好ましい。
In addition, the
更に、図4に示すように、着色印刷層22の更に上から別の印刷層24を設けることで、シュリンクラベル2の両面に印刷層23、24がそれぞれ視認可能な構成にすることも好ましい。この場合は、例えば印刷層24側がペットボトル本体1に接するようにシュリンクラベル2を密着させるようにすれば、印刷層24が外部から視認できなくなるので、この印刷層24をクーポン券やスピードくじ等の消費者にとって有用な情報面とすることで、消費者が楽しみながら自発的にシュリンクラベル2をペットボトル本体1から剥離できるようにしてゴミの分別を自然と促すことができる。
Further, as shown in FIG. 4, it is also preferable to provide a configuration in which the
シュリンクラベル2は、ペットボトル本体1の少なくとも胴部11の外表面に密着されることが必要であるが、ペットボトル本体1のネック部12の外表面をも被覆するように密着されることが、ビールの品質保持の観点から好ましい。
The
また、本発明に係るシュリンクラベル2には、廃棄時のペットボトル本体1からの剥離を容易にするため、適宜の位置に、ペットボトル本体1の高さ方向に沿ってミシン目25が形成されていることが好ましい。ミシン目25は、フィルム21に極く細い切線状に形成されるため、孔状に形成されるものと異なり、光をほとんど透過させないので、ビールの品質を低下させるおそれがない。
Further, in the
シュリンクラベル2は、図5に示すように、ペットボトル本体1の底部に対応するシュリンクラベル2の底部26が閉塞されていることも好ましい。底部からの光の侵入も阻止できるため、ビールの品質保持機能を向上させることができる。この場合、シュリンクラベル2は、底部26を有する袋状に形成した後、ペットボトル本体1を該底部26を有する袋状のシュリンクラベル2に挿入し、加熱収縮させることによってペットボトル本体1の外表面に密着させる。
As for the
また、図5に示すように、ペットボトル本体1にビールを収容し、キャップ3によって閉栓した後に、キャップ3の外表面にもシュリンク包装4を密着させるようにしてもよい。このシュリンク包装4も、シュリンクラベル2と同様に少なくとも一面全面が遮光性を有する着色印刷層とすれば、よりビールの品質保持機能を向上させることができる。
Further, as shown in FIG. 5, after the beer is accommodated in the
一般に、透明ペットボトルは、光透過性が高いためにビール容器としては全く不向きな存在であるが、本発明のシュリンクラベル2及びこれを用いたビール用ペットボトルによれば、シュリンクラベル2によってビール用容器に必要な機能を付与することができるため、リサイクル可能な通常のペットボトルをそのまま使用することができ、シュリンクラベル2を剥離してしまえばペットボトルのリサイクル性を全く損なうことがなく、また、ビール専用のペットボトルの製造ラインを構築する必要もないので、安価で環境にやさしいビール用ペットボトルとすることができる。
In general, transparent PET bottles are highly unsuitable as beer containers due to their high light transmittance. However, according to the
また、シュリンクラベル2に商品名や商標等を直接印刷できるので、これらを紙等のラベルに別途印刷したもの貼着する必要がなく、シュリンクラベル2をペットボトル本体1から剥離してしまえばペットボトル本体1には何も残らないため、リサイクル時に従来のガラス製ビール瓶の場合のようなラベルを剥離するための工程を必要とせず、リサイクル化も容易である。
In addition, since product names, trademarks, etc. can be directly printed on the
1:ペットボトル本体
11:胴部
12:ネック部
2:シュリンクラベル
21:フィルム基材
22:着色層
23、24:印刷層
25:ミシン目
26:底部
3:キャップ
4:シュリンク包装
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1: Plastic bottle body 11: Body part 12: Neck part 2: Shrink label 21: Film base material 22:
Claims (3)
A plastic bottle for beer, wherein the shrink label according to claim 1 or 2 is adhered to at least the outer surface of the body part of the transparent plastic bottle.
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009018840A (en) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | Daiwa Can Co Ltd | Bottle shaped container made of synthetic resin |
JP2013223715A (en) * | 2012-03-19 | 2013-10-31 | Pola Pharma Inc | Resin container filled with antimycotic pharmaceutical composition |
US9480746B2 (en) | 2014-04-21 | 2016-11-01 | Pola Pharma Inc. | Resin container filled with antifungal pharmaceutical composition |
JP2017036069A (en) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | 大日本印刷株式会社 | Composite container, composite preform, manufacturing method of composite container, and plastic member |
US11961422B2 (en) * | 2021-05-14 | 2024-04-16 | Brook & Whittle Limited | Recyclable heat shrink film for recyclable container |
-
2005
- 2005-07-08 JP JP2005200965A patent/JP2007015747A/en active Pending
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