JP2007010159A - Sliding bearing - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば軸部材が筒部材に動圧軸受部にて相対回転可能に支持されるすべり軸受に関する。 The present invention relates to a slide bearing in which, for example, a shaft member is supported on a cylindrical member so as to be relatively rotatable at a dynamic pressure bearing portion.
一般に、すべり軸受、例えば動圧軸受としては、軸端にフランジが形成された軸部材と、この軸部材を収容する筒部材とからものが知られている(特許文献1参照)。 In general, a sliding bearing, for example, a dynamic pressure bearing, is known from a shaft member having a flange formed at a shaft end and a cylindrical member that accommodates the shaft member (see Patent Document 1).
従来の動圧軸受の構造を図1または図2に示す。 図1の動圧軸受は、軸部材1の軸端に形成されたフランジ2の軸方向両端面にアキシアル軸受部としての動圧発生溝3,4が形成されている。また、軸部材1にはラジアル軸受部としての動圧発生溝5,6が形成されている。そして、軸部材1とフランジ2は、筒部材7に収容され、筒部材7の開口部9に軸方向貫通孔が形成されていない蓋部材8が嵌合されて筒部材7の開口部9が閉塞されている。
The structure of a conventional hydrodynamic bearing is shown in FIG. 1 or FIG. In the dynamic pressure bearing of FIG. 1, dynamic
また、図2の別の一般の動圧軸受は、蓋部材8の中央部に軸方向貫通孔8aが形成され、この貫通孔8aに上記フランジ2が形成された軸部材1の端部1aが嵌挿されている。その他の構成は図1と同様であり同一符号を付して重複説明を省く。
2 has an axial through hole 8a formed at the center of the
そして、図1および 図2の動圧軸受において、上記筒部材7と蓋部材8の嵌合は、圧入または接着の方法が取られるが、圧入による固定は、取扱いが簡便で比較的高い固定力が得られるが、軸受部寸法に影響を与えやすいという問題があるため、軸受部寸法に影響を及ぼすことのない接着による固定が行われている。
In the dynamic pressure bearings of FIGS. 1 and 2, the
すなわち、従来は図7に示されるように、筒部材7の開口に円周段部71が形成され、この円周段部71の内径とほぼ同一に外径を有する蓋部材8が上記円周段部71にガイドされて嵌合され、この状態で筒部材7と蓋部材8の嵌合面の外部から接着剤Bが塗布されて両部材7,8が接着される。なお、他の構成は 図1と同一のため同一符号を付して説明を省く。また、この図7の構造は図1の動圧軸受形式のものであるが、 図2の動圧軸受形式における筒部材7と蓋部材8との嵌合も上記 図7と全く同様である。
上記図7の従来の接着構造では、蓋部材8の嵌合時のガイドと組み込み後のがた防止のため、筒部材7の円周段部71と蓋部材8の嵌合隙間が殆どない。このため、上記嵌合面の外部から接着剤Bを塗布しても、接着剤Bが嵌合面間に十分浸透せず、外部にはみ出した状態で、筒部材7と蓋部材8が固定される。従って、接着剤Bの固定力が小さいと同時に接着剤Bのはみ出し除去作業が必要とされる問題がある。
In the conventional bonding structure shown in FIG. 7, there is almost no fitting gap between the
本発明は、筒部材と蓋部材の嵌合面の接着剤による高い固定力を得るとともに、接着剤の外部へのはみだしを防止するすべり軸受を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a sliding bearing that obtains a high fixing force by an adhesive on the fitting surface of a cylindrical member and a lid member and prevents the adhesive from protruding to the outside.
上記課題を解決する手段として、請求項1の発明では、筒部材と、筒部材に相対回転可能に嵌合されたフランジを有する軸部材と、筒部材の開口部に形成された円周段部に嵌合され接着剤にて固定され上記フランジに軸方向に対向するとともに上記フランジとの間にアキシアル軸受部を形成し上記円周段部の軸方向内方に連なる段面に当接する蓋部材とを備えるすべり軸受において、上記筒部材の円周段部が、その開口端部側を蓋部材の外径より大きい内径とされた第1段部と、内部側を蓋部材の外径とほぼ同一径の内径とされ上記蓋部材をガイドして嵌合する第2段部とから形成され、上記筒部材の第1段部の内周面と上記蓋部材の外周面との間に形成される所要隙間の軸方向長さが、該所要隙間の径方向幅より長く、上記筒部材の第1段部の内周面と上記蓋部材の外周面とが接着剤によって接着されていることを特徴とする。
As means for solving the above-mentioned problems, in the invention of
また、請求項2の発明では、筒部材と、筒部材に相対回転可能に嵌合されたフランジを有する軸部材と、筒部材の開口部に形成された円周段部に嵌合され接着剤にて固定され上記フランジに軸方向に対向するとともに上記フランジとの間にアキシアル軸受部を形成し上記円周段部の軸方向内方に連なる段面に当接する蓋部材とを備えるすべり軸受において、上記筒部材の円周段部が、その開口端部側を蓋部材の外径より大きい内径とされた第1段部と、内部側を蓋部材の外径とほぼ同一径の内径とされ上記蓋部材をガイドして嵌合する第2段部とから形成され、上記筒部材の第1段部の内周面と上記蓋部材の外周面との間に形成される所要隙間の径方向幅は、上記接着剤が毛細管現象により浸透しうる幅に設定され、上記筒部材の第1段部の内周面と上記蓋部材の外周面とが上記接着剤によって接着されていることを特徴とする。
In the invention of
さらにまた、請求項3の発明では、請求項1または2に記載のすべり軸受において、上記筒部材の第1段部の内周面と蓋部材の外周面の少なくとも一方の面に凹部が形成されたことを特徴とする。
Furthermore, in the invention of
さらにまた、請求項4の発明では、請求項1ないし3のいずれかに記載のすべり軸受において、上記筒部材と上記蓋部材との間に浸透して硬化した接着剤の層の軸方向長さは、該層の径方向幅よりも長いことを特徴とする。
Furthermore, in the invention according to
この発明では、筒部材の円周段部と蓋部材の所要隙間間に確実に接着剤が浸透させられるため、高い固定力が得られるとともに、接着剤のはみ出しが防止される。 In the present invention, since the adhesive is reliably infiltrated between the required gaps between the circumferential step portion of the cylindrical member and the lid member, a high fixing force is obtained and the adhesive is prevented from protruding.
図1および図3の動圧軸受について説明する。すべり軸受、例えば動圧軸受としては、 図1に示すものがある。この動圧軸受は、軸部材1の軸端に形成されたフランジ2の軸方向両端面にアキシアル軸受部としての動圧発生溝3,4が形成されている。また、軸部材1にはラジアル軸受部としての動圧発生溝5,6が形成されている。また、軸部材1とフランジ2は、筒部材7に収容され、筒部材7の開口部9に蓋部材8が嵌合されて筒部材7の開口部9が閉塞されている。
The dynamic pressure bearing shown in FIGS. 1 and 3 will be described. As a plain bearing, for example, a dynamic pressure bearing, there is one shown in FIG. In this dynamic pressure bearing, dynamic
また、上記筒部材の開口部9は円周段部10とされ、円周段部10は、その開口端部側を蓋部材8の外周面15の径より大きい内径とされた第1段部11と、内部側を蓋部材8の外径とほぼ同一径の内径とされた第2段部12とから形成されている。すなわち、蓋部材8は筒部材7の円周段部10の第2段部12によりガイドされて嵌合後のがたが防止される。さらにこの第2段部12の蓋部材8のガイドにより、筒部材7の第1段部11と蓋部材8間に円周上で等しい所要隙間Sが形成される。従って、この筒部材7と蓋部材8とが、その嵌合面の外方からの接着剤B塗布による固定が行われる場合、第1段部11と蓋部材8間の隙間Sが大きいため、矢印方向に自重および毛細管現象により確実に嵌合面に浸透し、両部材7,8の強固な接着行われる。また、接着剤Bのはみ出しも解消される。
The opening 9 of the cylindrical member is a
また、図4の別の実施形態では、筒部材7の第1段部11の内周面と蓋部材8の外周面15の両方の面に凹部13,14としての円周溝が形成されている。これにより、第1段部11と蓋部材8間の隙間Sに矢印方向に浸透した接着剤Bは、上記円周溝13,14の中に入り込んで硬化するため、アンカー効果により更に強固な固定力が得られる。なお、円周溝13,14は第1段部11か蓋部材8の少なくとも一方に形成すればよく、さらには、円周溝ではなく、円周複数箇所の切り欠き凹部であってもよい。
Further, in another embodiment of FIG. 4, circumferential grooves as
さらにまた、図5は別の実施形態であり、図3の実施形態とは逆に、蓋部材8の外周面15が、筒部材7の円周段部10の内径とほぼ同一の外径とされるとともに、上記蓋部材8の外周側周面が筒部材の円周段部10の内径より小さい外径とされた円周段部16とされている。これにより、蓋部材8の円周段部16と筒部材の円周段部10間に図2と同様の隙間Sが形成され、図2と同様作用効果が奏される。
Furthermore, FIG. 5 shows another embodiment. Contrary to the embodiment of FIG. 3, the outer
また、図5の実施形態に、図4の実施形態に示した凹部13,14の構成を適用してもよい。
Moreover, you may apply the structure of the
さらにまた、図2および図6の動圧軸受は別の実施形態である。このものは、図1及び 図3の軸受においては筒部材7に嵌合される蓋部材8が軸方向貫通孔が形成されていない形式であるのに対し、蓋部材8に軸部材1の端部1aが嵌挿される軸方向貫通孔8aが中央部に形成された点が相違するのみでその他の構成は全く同様であり、同一符号が付されている。そして、図6の筒部材7に形成した円周段部10の構成は、図3の構成と同一構成であるが、図4及び図5における他の実施形態もあえて図示しないが図2の動圧軸受形式に適用されることは当然である。
Furthermore, the hydrodynamic bearing of FIGS. 2 and 6 is another embodiment. 1 and 3, the
1 軸部材
2 フランジ
3 動圧発生溝
4 動圧発生溝
5 動圧発生溝
6 動圧発生溝
7 筒部材
8 蓋部材
9 開口部
10 円周段部
11 第1段部
12 第2段部
13 円周溝
14 円周溝
15 外周面
16 円周段部
B 接着剤
S 隙間
DESCRIPTION OF
Claims (4)
筒部材に相対回転可能に嵌合されたフランジを有する軸部材と、
筒部材の開口部に形成された円周段部に嵌合され接着剤にて固定され上記フランジに軸方向に対向するとともに上記フランジとの間にアキシアル軸受部を形成し上記円周段部の軸方向内方に連なる段面に当接する蓋部材と、
を備えるすべり軸受において、
上記筒部材の円周段部が、その開口端部側を蓋部材の外径より大きい内径とされた第1段部と、内部側を蓋部材の外径とほぼ同一径の内径とされ上記蓋部材をガイドして嵌合する第2段部とから形成され、
上記筒部材の第1段部の内周面と上記蓋部材の外周面との間に形成される所要隙間の軸方向長さが、該所要隙間の径方向幅より長く、
上記筒部材の第1段部の内周面と上記蓋部材の外周面とが接着剤によって接着されていることを特徴とするすべり軸受。 A tubular member;
A shaft member having a flange fitted to the tubular member so as to be relatively rotatable;
Fitted to a circumferential step formed in the opening of the cylindrical member, fixed with an adhesive, opposed to the flange in the axial direction, and formed an axial bearing portion between the flange and the circumferential step A lid member that comes into contact with a stepped surface that extends inward in the axial direction;
In a plain bearing comprising:
The circumferential step portion of the cylindrical member has a first step portion whose inner diameter is larger than the outer diameter of the lid member on the opening end side, and an inner diameter that is substantially the same as the outer diameter of the lid member on the inner side. A second step portion for guiding and fitting the lid member;
The axial length of the required gap formed between the inner peripheral surface of the first step portion of the cylindrical member and the outer peripheral surface of the lid member is longer than the radial width of the required gap,
A sliding bearing, wherein an inner peripheral surface of the first step portion of the cylindrical member and an outer peripheral surface of the lid member are bonded with an adhesive.
筒部材に相対回転可能に嵌合されたフランジを有する軸部材と、
筒部材の開口部に形成された円周段部に嵌合され接着剤にて固定され上記フランジに軸方向に対向するとともに上記フランジとの間にアキシアル軸受部を形成し上記円周段部の軸方向内方に連なる段面に当接する蓋部材と、
を備えるすべり軸受において、
上記筒部材の円周段部が、その開口端部側を蓋部材の外径より大きい内径とされた第1段部と、内部側を蓋部材の外径とほぼ同一径の内径とされ上記蓋部材をガイドして嵌合する第2段部とから形成され、
上記筒部材の第1段部の内周面と上記蓋部材の外周面との間に形成される所要隙間の径方向幅は、上記接着剤が毛細管現象により浸透しうる幅に設定され、
上記筒部材の第1段部の内周面と上記蓋部材の外周面とが上記接着剤によって接着されていることを特徴とするすべり軸受。 A tubular member;
A shaft member having a flange fitted to the tubular member so as to be relatively rotatable;
Fitted to a circumferential step formed in the opening of the cylindrical member, fixed with an adhesive, opposed to the flange in the axial direction, and formed an axial bearing portion between the flange and the circumferential step A lid member that comes into contact with a stepped surface that extends inward in the axial direction;
In a plain bearing comprising:
The circumferential step portion of the cylindrical member has a first step portion whose inner diameter is larger than the outer diameter of the lid member on the opening end side, and an inner diameter that is substantially the same as the outer diameter of the lid member on the inner side. A second step portion for guiding and fitting the lid member;
The radial width of the required gap formed between the inner peripheral surface of the first step portion of the cylindrical member and the outer peripheral surface of the lid member is set to a width that allows the adhesive to penetrate by capillary action,
A sliding bearing, wherein an inner peripheral surface of the first step portion of the cylindrical member and an outer peripheral surface of the lid member are bonded by the adhesive.
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