JP2006513738A - 上顎シェルと下顎シェルを取り付けるヒンジ機構とともに、上顎シェルと下顎シェルとの間に変更された縦厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
ヒンジ機構とともに上顎シェル(4)と下顎シェル(6)の間に増減された厚さを有する歯科器具(2)ならびに不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供する。歯科器具は、ユーザの上歯と下歯をそれぞれ収容する上顎シェルと下顎シェルとを有する。上顎シェルと下顎シェルは、ヒンジ(10)で取り付けられる。歯科器具は、ヒンジの増加した厚さと同様に、上顎シェルと下顎シェルとの間に増加した厚さを有する。一実施形態では、歯科器具は、減少した縦厚さと挿入可能なヒンジ機構を有する。歯科器具は、不正咬合の治療をユーザの奥歯まで拡大し、例えば、オーバーバイト、オーバージェット、離間咬合、叢生、捻転、離間、交差咬合、ガミースマイルや側頭下顎骨接合問題などの歯の状態を矯正することができる。
Description
本発明は、上顎シェルと下顎シェルとの間の増加された厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法に関する。より詳細には、本発明は、ヒンジによって取り付けられる上顎シェルと下顎シェルとを有する歯科器具に関する。公知の歯科器具に比較して、上顎シェルと下顎シェルは、ヒンジと同様に、増加された厚さを有する。結果として、歯科器具は、例えば、オーバージェットやオーバーバイトなどの不正咬合を治療するために用いられ得る。
患者へ歯科治療を提供することが一般に知られている。典型的には、患者は、例えば、医療機関のオフィスで、歯科医や他の医療機関を訪問する。患者を診察した歯科医は、患者の状態を治療するために歯科器具を患者に提供する。例えば、患者は、口腔内に設置される歯科器具を必要とするオーバーバイトであるかもしれない。
診察は、患者に提供される歯科器具の上顎シェルと下顎シェルのサイズや形状を決定する。上顎シェルと下顎シェルは、患者の上歯と下歯をそれぞれ収容する。上顎シェルと下顎シェルは、歯の状態を治療するために、患者の口腔内に装着される。ある場合には、上顎シェルと下顎シェルは、歯科器具の端部でヒンジにより連結される。ヒンジは、歯科器具を装着するとき、ユーザの口腔の奥の方に配置される。ヒンジは、歯科器具がユーザの口腔から滑り落ちるのを防止する。
しかしながら、ヒンジを用いるときと、上顎シェルと下顎シェルとを互いに永久に固定するときの両方で、歯科器具には多くの欠点が存在する。例えば、個人の顎は、ヒンジと類似の方法で開いたり閉じたりする。結果として、上顎シェルと下顎シェルとを固定するヒンジを利用する歯科器具は、歯科器具の後方部分において材料を十分に減らすことが必要となる。特に、歯科器具は、第1永久大臼歯と第2永久大臼歯を収容する部分の近くで縦に狭くなっている。歯科器具の後方部分の材料は、しばしば弱く、頬舌側へのあるいは歯科器具の内壁から外壁への十分な支持を提供するために、最後の歯を完全に覆うのに十分後方まで進めることができない。
後方部分において材料の弱さを改善するために、歯科器具の峡部の遠位部やヒンジ領域、特に、上顎シェルと下顎シェルがヒンジに固定される歯科器具の端部(装着されるとき、口腔の奥(後方)に最も近いところ)に特別な材料を追加している。しかしながら、特別な材料は、しばしば、もっとも奥の大臼歯の自由な最大萠出を妨げ、大臼歯が萠出するのを妨げ、ときには第3大臼歯を完全に覆っていない。結果として、例えば、患者のオーバーバイトがつぶれるか、前の段階に逆戻りし、あるいは、最初の場所に完全に矯正するのが困難となってします。
したがって、上顎シェルと下顎シェルがユーザの奥歯の不正咬合の治療を施す大きさであり、不正咬合を治療する歯科器具、システムおよび方法の必要性が存在する。
本発明は、上顎シェルと下顎シェルとの間の増加された厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法に関する。歯科器具は、ユーザの上歯と下歯をそれぞれ収容する上顎シェルと下顎シェルとを有する。上顎シェルと下顎シェルは、接触を維持している間分離することができるような方法で連結されている。さらに、上顎シェルと下顎シェルは、公知の歯科器具よりも大きいそれらの間の厚さを有する。また、上顎シェルと下顎シェルを連結する手段は、公知の歯科器具よりも大きい厚さである縦厚さの増加を必要とする。
後方部分の増加した厚さと同様に、上顎シェルと下顎シェルとの間の増加した厚さにより、ユーザの口腔内に歯科器具をさらに配置することができる。歯科器具は、ユーザの口腔の奥で大臼歯を治療することができる。さらに、上顎シェルと下顎シェルとの間の増加した厚さは、ユーザが口腔内に歯科器具を設置するとき、ユーザの口腔内の筋肉を刺激することができる。歯科器具の上顎シェルと下顎シェルとを連結するヒンジや他の手段は、後方部分の増加した厚さのために歯科器具全体を弾力的にするのを可能にする。結果として、上顎シェルと下顎シェルとを連結する手段は、ユーザの顎の反対側面の移動を制限することができる。
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態では、歯科器具は、その1つのタイプが大臼歯である1以上のタイプの歯を有するユーザの口腔内に装着され、前記大臼歯は、前記ユーザの口腔内の最も奥に位置している。前記歯科器具は、第1の端部と第2の端部との間で画定される厚さを有するとともに、咬合面を有する一般にU字形状の基部を備え、
前記大臼歯が不正咬合位置に達するのを防止するために前記基部を装着したとき、前記咬合面は、前記ユーザの各大臼歯に接触することを特徴とする。
前記大臼歯が不正咬合位置に達するのを防止するために前記基部を装着したとき、前記咬合面は、前記ユーザの各大臼歯に接触することを特徴とする。
一実施形態では、前記歯科器具は、前記基部を固定することができ、前記基部に連結されるヒンジをさらに備える。
一実施形態では、前記基部は半透明である。
一実施形態では、前記咬合面は平らである。
一実施形態では、前記歯科器具は、前記基部から延伸するフックをさらに備える。
前記基部内に埋め込まれたワイヤをさらに備える請求項1に記載の歯科器具。
一実施形態では、前記基部は、第1の材料と第2の材料から構成され、該第1の材料は、該第2の材料よりも小さい硬度を有する。
本発明のもう一つの実施形態では、歯科器具は、上歯を有する上顎アーチと、下歯を有する下顎アーチと、舌とを備えるユーザの口腔内に装着される。前記歯科器具は、装着されると、前記ユーザの上歯に接触する一般にU字形状の上顎基部を有する。また、歯科器具は、装着されると、前記ユーザの下歯に接触し、前記上顎基部に隣接して設けられる一般にU字形状の下顎基部を有する。そして、前記上顎基部および前記下顎基部は、凹部を有する内部表面を画定し、該凹部は、前記舌が休止位置にあるとき、前記ユーザの前記舌が前記下顎アーチに接触するのを防止する壁部を有することを特徴とする。
一実施形態では、前記歯科器具は、前記上顎基部および前記下顎基部内に複数の穴をさらに備え、前記ユーザは、前記穴を通して呼吸する。
一実施形態では、前記歯科器具は、前記下顎基部から前記口腔内の後部に延伸する舌タブをさらに備える。
一実施形態では、前記歯科器具は、前記上顎基部内に設けられ、前記ユーザの少なくとも2本以上の歯に適合する大きさの1以上のソケットをさらに備える。
一実施形態では、前記歯科器具は、前記上顎基部内に形成され、前記歯を矯正位置に案内するリブをさらに備える。
一実施形態では、前記上顎基部は、水分吸収材料から構成される。
本発明の別の実施形態では、歯科器具は、その1つのタイプが大臼歯である1以上のタイプの歯から構成される上歯と下歯を有するユーザの口腔内に装着され、前記大臼歯は前記ユーザの口腔内の最も奥に位置している。前記歯科器具は、前記上歯に接触するとともに、前記上歯を矯正位置に案内する上顎咬合面を有する一般にU字形状の上顎基部を有する。また、前記歯科器具は、前記下歯に接触するとともに、前記下歯を矯正位置に案内する下顎咬合面を有し、前記上顎基部に連結される一般にU字形状の下顎基部を有する。前記上顎咬合面および前記下顎咬合面は、互いに隣接するとともに、組み合わせた厚さを有し、前記大臼歯が不正咬合位置に達するのを防止するために前記上顎基部および下顎基部を装着したとき、前記上顎咬合面は、前記ユーザの各大臼歯に接触することを特徴とする。
一実施形態では、前記歯科器具は、前記上顎基部内に設けられ、四角形状の複数のソケットをさらに備える。
一実施形態では、前記上顎基部は、前記口腔内にどのように配置されるかを前記ユーザに示すために印を付けられる。
一実施形態では、前記歯科器具は、前記上顎基部が前記下顎基部の方にピボットするのを可能にし、前記上顎基部と前記下顎基部とを連結するヒンジをさらに備える。
一実施形態では、前記下顎基部は、前記上顎基部よりも幅が広い。
一実施形態では、前記歯科器具は、前記上顎基部から延伸し、前記口腔の前部に接触する保護部をさらに備える。
一実施形態では、前記歯科器具は、前記上顎基部内に設けられ、前記ユーザの歯の形状にカスタマイズされる複数のソケットをさらに備える。
したがって、本発明の利点は、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のもう一つの利点は、ユーザの口腔内の奥歯の萠出を可能にする、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらに別の利点は、上顎シェルと下顎シェルとの接触を維持し、さらに上顎シェルと下顎シェルとの位置関係を維持する手段を提供する、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のまだ別の利点は、上顎および下顎の整列を可能にする、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
さらに、本発明の利点は、ユーザの口腔内のさらに後方に歯科器具を配置することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、ユーザの下顎の横方向の移動を防止する、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、顎の前後方向のシフト(移動)を防止することができ、上顎に関して下顎の安定した前方位置を作り出す、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、脱落性生歯、混成生歯あるいは永久生歯の口腔の種々の領域に配置される2本以上の歯のための予め形成されたスロットと連結しあるいは連結されない、理想的な配置の形状とサイズの両方の統計手利き順位基づいて、種々のサイズの口腔用の予め形成されたソケットを可能にする、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、脱落性生歯が、およそ1.5mm〜2mmである切縁のオーバージェットやオーバーバイト、およそ1〜1.5mmの混成生歯のオーバージェットやオーバーバイト、あるいはおよそ0.5〜0mmの大人のオーバージェットやオーバーバイトを持つような顎配置を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、弾力的な透明の材料からなる器具を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、水吸収性材料から部分的になる器具を有し、使用や協同のレベルを決定する非水吸収性材料と結合しあるいは結合しない、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、垂直なオーバーバイトを矯正し、前歯の下降と奥歯の萠出を作るために、奥よりも前に材料のより大きい垂直厚さを持つ器具を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、前方の離間咬合を矯正し、奥歯の下降と前歯の萠出を作るために、奥よりも前に材料のより小さい垂直厚さを持つ器具を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、上顎アーチの拡大を促進し、不十分なえん下や前方舌突出パターンえん下癖を防止するために、高い位置を想定する舌を促進するフランジの上顎舌領域に中空領域を有する、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、飲み込み中舌が前方に押されないことを気付かせるために、中線において下顎舌領域に突出物を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、通常の飲み込み中舌を置くところを患者に気付かせるために、器具の上顎舌領域のわずかな下降や高さを有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、両側または片側の上顎舌交差咬合の矯正を助けるために、上顎後方セグメントの追加の拡大を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、下顎アーチの拡大によるはさみタイプの咬合を矯正するために、下顎後方セグメントの追加の拡大を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、口腔を通して呼吸しなければならない患者を助けるために、前分離線で穴を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、奥歯の頬舌の移動に追加の力を与えるために、頬縁および舌縁の拡大と厚くすることを有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、オーバージェットを矯正する発育した位置に下顎を保持するよう中線の一方側の下方に延伸するか、あるいはアーチの唇側の舌位置から前方への下顎側部切歯の移動を間然するよう側方に延伸する下顎舌タブを提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、クラスIIIタイプの(下顎突出)顎の関係を矯正するために、下顎を数mm(1〜5mm)後方に移動することによって、アーチの前後の調整を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、種々の不正咬合の前歯の傾斜(回転)に関する種々の矯正のために、上顎前歯と下顎前歯に異なる角形成を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、異なるサイズの歯の種々のサイズの2本の上顎小臼歯、2本の下顎小臼歯、および4本の小臼歯の抜歯用の器具を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、存在する3本の下顎切歯のみで異なるサイズの器具を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、2本の上顎小臼歯抜歯器具や、クラスIIIと同様の4本の小臼歯抜歯器具と2本の下顎小臼歯抜歯器具、拡大器具や上述のすべての器具と同様に、脱落性生歯器具において脱落性第2大臼歯を、混成生歯器具において第1永久大臼歯を、成人生歯器具において第2永久大臼歯を完全に覆うか、完全に覆うよりわずかさえさらに後方への延伸を持つ器具を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、口を開けたときに器具が後方にずれるのをより確実に防止し、オーバージェットのより良い矯正を保持するために、また、下顎唇縁に拡張を加えるとき、上顎および下顎前歯の異常な萠出をよく抑制するために、上顎唇縁への上方延伸を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、上歯や下歯に器具をよく保持するために、クランプを持つ器具を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、ヘッドギア、バンパ、ゴムなどの予め形成された器具に他の器具を挿入するために、フックやチューブを有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、1以上の種々のサイズの歯を案内・矯正するために、個々のソケットだけではなく、一つのスロットを有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、咬頭および咬合面干渉を防止し、種々の咬合面の解剖学的構造を補正するために、奥歯に平坦な咬合面を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、舌から歯を押す力によって奥歯を頬側や遠位に押すことを可能にするために、頬側の遠位に角のあるスロットがあってもなくても、歯の広げられた後方領域とともに、舌後方保護のほとんど完全な排除を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、プラスチックや他の材料を開放位置にセットして、スリット開口を提供して器具を金属板で成形するために、開放位置に成形され得る、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。冷却の前に、その器具は、開放位置のヒンジ領域を冷却してセットし、ヒンジ領域を再加熱させ、開放位置で冷却させることができる。
本発明のさらなる利点は、拡大を促進するための大きいソケットと大きいアーチと、叢生の矯正のために作られるべき空間とを有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、器具を成形するとき、フッ化スズやフッ化ナトリウムなどのフッ素化合物をプラスチックや他の材料の中に成型する方法を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、フッ化物液体を器具の内部に浸すためにフッ素化合物を器具に装填する方法を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。患者に装着されると、フッ化物は、徐々に歯にしみ込ませるように侵出する。その代わりに、患者が器具を装着したとき、器具にジェルを配置してもよい。
本発明のさらなる利点は、患者が器具を装着したとき、器具に漂白ジェルを装填する方法を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。その代わりに、器具を装着すると、ホワイトニングストリップを歯に挿入してもよく、これらの歯の唇面の反対に、該ストリップを器具に配置してもよい。
本発明のさらなる利点は、器具の外側の周りで頬側および唇側に配置されるワイヤを提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。該ワイヤは、器具に取り付けられてもよく、2以上のボール−ソケット取付具により器具にスナップされ、あるいは、器具上に結ばれてもよく、器具に成形されるチューブに引っかけられてもよい。ワイヤを伸縮すると、器具は、付属ワイヤの方向に歯を移動する。
本発明のさらなる利点は、アーチを伸縮するために曲げることができる器具の頬と唇と舌に埋め込みワイヤを成形することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、正方形、テーパ、通常のアーチ形状などの種々のアーチ形状の器具を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、例えば、アジア人やアフリカ人血統の人の歯に固有の種々の人種の相違を適合させることを可能にするために、異なる切歯に種々の解剖学的変更を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。アジア人の場合、垂直胴と呼ばれるシャベル形状の切歯構造を、上顎切歯が唇側にずれないように適合させるのを可能にするために、舌面の各側(正中と遠位)に拡大領域を提供する。アフリカ人血統の歯の場合、切歯のより正方形の構造を器具に組み込んでもよい。
本発明のさらなる利点は、すべての歯用の1つの予め形成されたスロットを有する器具を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。その器具は、切歯の領域の唇下側に非常に狭く、上顎および下顎アーチの犬歯領域では、唇舌領域が特に、犬歯の中心点であって犬歯の唇上でわずかに広い。また、小臼歯領域や脱落性第1および第2大臼歯では、器具は広く、永久大臼歯の領域でも広い。器具は、脱落性、混成あるいは永久生歯のために1つのサイズまたはいくつかのサイズであってもよい。
本発明のさらなる利点は、診断プログラムの有無にかかわらず、機械により分配(販売)され得る器具を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、例えば、パッケージ、紙や類似の寸法の端であるいは定規によって、1本以上の前歯の一つの寸法で計測され得る種々のサイズの器具を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、切歯の端が、唇舌側で極めて薄く、また、器具により効率的に切歯のあらゆる幅が移動あるいは回転され得るような形状である、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。ソケットは、よりよい歯の移動のために、半切縁部(上半分)において唇舌側に薄い。
本発明のさらなる利点は、器具が、脱落性、混成あるいは永久生歯の歯を収容するために、唇、頬、舌縁を持つ上下の凹地と、1本以上の歯の予め形成されたソケットやスロット間の峡部を持つ保護部とを有する、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。各縁は、歯肉組織の一部を覆っても覆わなくてもよい。あらゆる形状の犬歯を収容するために、犬歯ソケットは鋭い。
本発明のさらなる利点は、歯科器具のソケットが、萠出中の歯を案内し、アーチに沿ってそれらを正中または遠位に移動するために、各歯の正中および遠位に隣接歯間リブを有する、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、歯科器具のソケットの唇舌厚さが、遠位よりも正中において広く、それにより、切歯を中線の方に移動するよう機能する、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、抜歯器具を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。ここで、歯科器具の隣接歯間は、抜歯場所で、すなわち、犬歯と第2小臼歯ソケットの間で取り除かれる。一方、犬歯とその横の間および第2小臼歯と第1大人の大臼歯の間の隣接歯間は増加される。これらは、抜歯場所の閉鎖を助ける。
本発明のさらなる利点は、抜歯器具を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。ここで、上顎大臼歯が台形形状であるので、中間遠位側で多くの空間を占め、第1上顎大臼歯と小臼歯との間で閉鎖される隣接歯間を保持するように、この大臼歯の中間頬の咬頭が舌側にわずかに回転され、大臼歯を最終症状に回転するのを促進するように、上顎第1永久大臼歯ソケットを回転する。
本発明のさらなる利点は、離間咬合器具設計において親指しゃぶりを思いとどまらせる、口蓋領域舌から切歯に下方に降下する突起をするごくすることができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、歯科器具の犬歯の遠位切縁(長さと傾斜の勾配の増加)が、上方と下方の両側で犬歯からの押し込み効果により歯を中線の方に移動させることによって、切縁空隙閉鎖を高めるよう強調される、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、歯の舌付け根トルクを助けるために、上顎切歯の唇の歯冠の歯肉の1/3に対して圧力を与える歯科器具の上顎唇セメント−エナメルリブを増加されることができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、歯科器具の大臼歯ソケットが、異常な形状の大臼歯、特に、正方形の脱落性または永久大臼歯を受け入れる可能にするために、角を丸めずに方形形状である、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、歯科器具の上顎切歯ソケットの歯帯が、より大きい歯帯構造を持つ切歯を受け入れるために、わずかに増加され得る、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、種々の口腔を収容するために、また、前歯だけの前方器具だけを与えるような患者の快適さのために、あらゆる長さの歯科器具を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、この領域の歯のさらなるまたはあらゆる移動を止めるとともに、歯科器具の嵌合の保持力を増加させるために、歯科器具のあらゆる領域の内部にシリコーン樹脂、アクリル樹脂などの材料を利用することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、歯肉組織のクリアランスの種々の量と、まだ萠出していない組織にまだ存在する永久歯を持つ若い子供のより傾いた歯槽突起とを有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。このクリアランスにより、上顎縁および下顎縁は、組織を掘り下げることなく、この組織をきれいにすることができる。また、このクリアランスは、器具縁による患者の圧力や組織への掘り下げを避けるために、歯科器具材料の予防的なトリミングの必要性を防ぐ。
本発明のさらなる利点は、例えば、上半部と下半部の後端においてスロットにそのリーフを滑らせる金属ヒンジなどのあらゆる手段により分離され得る分離可能な上半部と下半部を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、別々の上顎および下顎シェルに成形され得るヒンジ機構を有するとともに、より快適にそれを作る前部と同様に、後部において非常に薄く、上顎および下顎シェルがともに蝶番で動き、力で離れる歯科器具を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、より柔らかい材料からなる上顎シェルと下顎シェルの材料よりも硬い材料から構成される薄いヒンジを有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。ヒンジは、強力であるとともに硬く、力で、歯科器具を厚くさせることなく、2つの半部の距離を保持するのを助けることができる。歯科器具は、歪曲なく完全に協同で上顎シェルと下顎シェルの側方移動における相対位置を維持するとともに、ヒンジの硬さのために変更なく完全な整列の前後関係を維持することができる。
本発明のさらなる利点は、歯科器具の予め形成されたソケットやスロットが、歯の完全な咬頭嵌合に、あるいは、理想のまたは修正されたアーチ形状で、上歯に関して下顎をわずかに前進後退する特別な配列で配置されるために、2本以上の歯のために設計され得る、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。それらのすべては、限定するわけではないが、オーバーバイト、オーバージェット、離間咬合、大臼歯と後方歯の咬合、アーチの変化、捻転、叢生、離間、側頭下顎骨機能や問題の矯正、顎関係および口腔習慣や機能不全を含む不正咬合のいくつかの問題を矯正することができるために、歯の移動を刺激し、顎の移動や成長を増加し、顎の移動や成長を制限する受動的装着あるいは能動的咬合装着で、患者の歯を自動的に矯正する。
本発明のさらなる利点は、快適さを増加させるために、歯のみを覆う上部および下部縁を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、上顎シェルと下顎シェルを接触したまま別々にすることができる機構を持つ歯科器具の設計は、2本以上の歯用の予め形成されたソケットまたはスロットで作られ、あるいは、モデルを取り、デジタル写真、X線などの別の情報源による情報を得ることにより、または、予め形成(歯のサイズや形状の基準から得られ)もしくはカスタマイズ(特定の患者から直接得られるような)の組み合わせにより、患者の口腔の実際のモデルまたはデジタル表示からカスタムメイドされる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、患者の歯の大きさの測定が、例えば、定規、複数の歯や1本の歯の幅やサイズのある種の尺度、器具のあるサイズを得るための組み合わせなどのあらゆる手段によって得られる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、「U」字形状であり、上歯と下歯の外形に一般的に従って、個別の歯ソケットまたは2本以上の歯用のスロットの間に凹地を持つ唇または頬および舌フランジに歯を収容する溝(歯科器具が歯の外形を画定する隣接歯間リブを有しても有さなくてもよい)を有することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、不正咬合を治療するとともに、脱落性、混成または大人の生歯における種々の年齢の歯を矯正し、オーバーバイト、オーバージェット、離間咬合、顎関係、叢生、捻転、TMJ問題などの問題が発達しあるいは同じ問題を矯正するのを防止するために、種々のサイズの歯科器具を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、歯の萠出を制御し、あるいは、オーバーバイト、ガミースマイルを矯正し、歯の咬合を平らにし、矯正咬合、矯正TMJ問題(側頭下顎骨問題)などのように適切に歯を嵌合させるために、特定の歯を押し下げることができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、大人の膠原繊維形成前に、これらの繊維が発育する間、その結果を安定させることができる歯科器具であるいはあらゆる他の保持装置によってそれらをまっすぐに保持するために、入ってくるまたは萠出する歯を矯正することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、治療の後期の定期的な歯列矯正ブレースや他のタイプの歯列矯正を避けるために、歯を十分に矯正することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、アングルクラスI(通常の顎または大臼歯関係)、クラスII(通常位置から後方に低い顎または大臼歯)、クラスIII(通常位置から前方に低い顎または大臼歯)の場合の顎関係を矯正することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、中間または遠位側に歯を容易に滑らせることを可能にして、歯のあらゆる組み合わせの間の隣接歯間リブが取り除かれる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、離間矯正において大臼歯の押し下げのために後方により柔らかい材料、あるいはより快適な歯の回転のために前方により柔らかい材料などのある問題を矯正する際に、より快適およびより効果的にするために、種々の弾力性や硬度または両タイプの材料の組み合わせを持つ歯科器具を製造することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、脱落性または永久歯のあらゆる組み合わせや数を治療することができ、歯のあらゆる組み合わせの層状の萠出のあらゆるときまたは期間中に、口腔内に存在しまたは欠落する脱落性および永久歯のあらゆる組み合わせで用いられ得る、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、完全な結果を達成するために、(a)過度のオーバージェットや後退した顎関係、あるいは、(b)突出した歯または顎関係が存在するか否かに依存して、歯科器具内の歯の配列が、(a)理想(完璧)を越えて、あるいは(b)理想に達せずに構成され得る、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、歯ソケットが大きくなるにつれて増加する変化するアーチ幅を持つ歯科器具を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。この場合、患者の歯がより大きいときに、ソケットよりも小さい歯を持つ患者ならば、アーチサイズを増加させる。これにより、叢生のために空間を作るために、アーチを広げあるいは拡張することができる。
本発明のさらなる利点は、小さい脱落性歯などの小さい歯を持つ患者が、大きいサイズの歯ソケットと大きいアーチ形状とを持つ大きい歯科器具を装着するのを可能にする種々のサイズの歯科器具を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。結果として、アーチのサイズを増加することができ、多くの空間が叢生の発生を防止するのを可能にするために、より大きい大人の歯がアーチ中に萠出するとき必要となる空間を増加させることができる。
本発明のさらなる利点は、患者の歯の交差咬合の矯正をよく制御し、大人の歯の萠出をよく制御するために、唇/頬および舌保護部のより高く厚い縁を有する歯科器具を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明のさらなる利点は、ユーザが歯科器具を装着し、開口したとき、上顎シェルと下顎シェルを分離させることができる手段を持つのに十分な大きさであり、肺に器具を吸い込み、息が詰まったり、歯科器具を飲み込んだりするのを防止することができるより高い縁を有する歯科器具を提供することができる、上顎シェルと下顎シェルの間の増加した厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法を提供することにある。
本発明の追加の特徴および利点は、最適実施形態の詳細な説明に記載され、この好適実施形態および図面から明らかになるであろう。
本発明は、上顎シェルと下顎シェルとの間の増加された厚さを有する歯科器具、不正咬合を治療するシステムおよび方法に関する。歯科器具は、ユーザの上歯を収容する上顎シェルを有する。また、歯科器具は、ユーザの下歯を収容する下顎シェルを有する。上顎シェルと下顎シェルは、例えば、ヒンジで連結されてもよい。さらに、上顎シェルと下顎シェルは、接触しているが別々のものであり、前後および横方向に一定の上半部と下半部の関係位置を維持することができるあらゆる他の手段によって連結されてもよい。さらに、上顎シェルと下顎シェルの厚さは、公知の歯科器具よりもユーザの口腔内のさらに後方に歯科器具の位置決めを可能にするサイズである。また、歯科器具のヒンジ部あるいは他の連結手段は、ユーザの奥歯に不正咬合の治療を拡張し、ユーザの顎の調整を助けるサイズである。
同様の符号は同様の構成要素(部品)を示す図面において、図1は、上顎シェル4と下顎シェル6とを有する歯科器具2を示す。上顎シェル4は、平らな咬合面8を有する。また、下顎シェル6は、平らな咬合面(図示せず)を有する。上顎平坦咬合面8と下顎平坦咬合面の両方は、干渉することなく、咬頭や溝構造の変化を有する種々の歯を収容することができる。上顎シェル4と下顎シェル6は、例えば、ヒンジ部10または他の手段によって取り付けられる。頬保護部12は、歯科器具2の外部境界または壁部を提供し、舌保護部14は、歯科器具2の内部境界または壁部を提供する。
歯科器具2は、切歯を収容する歯科器具2の前部18において、上顎シェル4と下顎シェル6の間の第1厚さ16を有する。第1厚さ16は、歯科器具2を装着するとき、ユーザのこう筋を刺激するサイズである。具体的には、上顎シェル4と下顎シェル6の間の第1厚さ16は、ユーザが寝ている間、歯科器具2を口腔内に保持するのを助けるものである。さらに、歯科器具2は、上顎骨(上顎)と下顎骨(下顎)の切歯および犬歯に対して押圧力を増加するために、ユーザの生歯に対して力を加える。結果として、歯科器具2は、過度のオーバーバイトを矯正するのを助ける。さらに、第1厚さ16が増加されるにつれて、歯科器具2は、閉口筋組織の自動的なトリガを増加させる。
ヒンジ部10は、上顎シェル4の咬合面8と下顎シェル6の咬合面(図示せず)との間の第2厚さ20を有する。切歯を収容する上顎シェル4と下顎シェル6の間の第1厚さ16は、ヒンジ部10の第2厚さ20と同じであってもよく、違っていてもよい。好ましくは、第1厚さ16は、特に、歯科器具2がオーバーバイトを治療する場合には、第2厚さ20よりも大きい。第1厚さ16と第2厚さ20は、装着された際ユーザの口腔の奥の近くに歯科器具2を配置することができるサイズである。第1厚さ16と第2厚さ20は、公知の歯科器具よりも、ユーザの口腔内の遠く(奥)に歯科器具2を装着することができるサイズである。
図2は、公知の歯科器具22を示す。歯科器具22は、ユーザの個々の歯を収容する複数のソケット24を有する。また、歯科器具22は、舌保護部26と頬保護部28の間に峡部27を有する。峡部27は、ヒンジ部32において、あるいは、他の公知の実施例では、上顎シェルと下顎シェルを互いに固定する歯科器具の最後部領域において、減らされた厚さ30を有する。例えば、その厚さ30は、ときには1mmよりも小さい。図4Aは、線B−Bに沿って一般に取られたヒンジ部32の断面図を提供する。前述のように、歯科器具22の減らされた厚さ30は、奥歯の萠出を促進するよう意図されるが、峡部27への力を与えるために、遠位端25を越えて安定リブ23を必要とする。図4Bは、歯科器具22の遠位端25の部分平面図を示す。歯科器具22は、奥歯の完全な萠出を防止し、不正咬合の完全な治療を可能にしない。さらに、減らされた厚さ30は、歯科器具22の後部31が第3大臼歯の咬合面全体を覆うのを妨げる。結果として、第3大臼歯の一部だけが歯科器具22により矯正される。また、第3大臼歯の歯科器具22の傾斜動作(tipping action)、特に、リブ23による第3大臼歯の移動の低下により、大臼歯の直立状態に影響を与える。
図3は、本発明の歯科器具34を示す。歯科器具34は、ユーザの個々の歯を収容する複数のソケット36を有してもよく、2本以上の歯用のスロットを有してもよい。ソケット36またはスロットは、特定の患者の口腔の印象から作られてもよい。また、ソケット36またはスロットは、脱落性、混成あるいは大人の生歯に用いられる理想的配列に配列された歯のグループの形状やサイズの統計的基準から作られてもよい。また、歯科器具34は、図2の公知の歯科器具22よりも、切歯を収容する上顎シェル40および下顎シェル42の領域において、上顎シェル40と下顎シェル42の間の増加された厚さ38を有する。さらに、歯科器具34は、例えば、ヒンジ48または上顎シェル40と下顎シェル42とを連結する他の手段で増加された厚さ46を有する峡部44を有する。ここで、上顎シェル40と下顎シェル42は側方または前後において互いに適当な関係を保ち得る別体である。峡部44の厚さ46は、図2に示す峡部24の厚さ30に比較して大きい。図5は、線C−Cに沿って一般に取られる、峡部44の断面図を提供する。
峡部44の増加した厚さ46により、後部縁を厚くすることができ、歯科器具34が構成される弾性材料にもかかわらず、口腔の後部における歯の移動により大きい力を提供し、特に、縁が厚くなる口腔前部において、ユーザを快適なままにすることを可能にする。さらに、峡部44の増加した厚さ46は、遠位端25において図2の歯科器具22のリブ23の必要性を排除する。また、峡部44の増加した厚さ46により、歯科器具34の遠位端37は、ユーザの口腔内のさらに奥へ進むことができる。遠位端37は、混成生歯、脱落性生歯あるいは全部大人の生歯を有するユーザの第3大臼歯の歯冠全体を覆うとともに、支持することができる。
図4Aにおいて、舌保護部26と頬保護部28は高さ29を有する。峡部27の減らされた厚さ30とともに、歯科器具22には本発明の歯科器具34ほどはユーザの口腔内のさらに奥に進むことができないために、遠位端25において、頬保護部28および舌保護部26の高さ29は減少させられる。しかしながら、図3の歯科器具34は、峡部44の増加した厚さ46のために、舌保護部43と頬保護部45の増加した高さ41を有する。また、舌保護部43と頬保護部45の厚さ55も増加される。結果として、歯科器具34は、舌保護部43と頬保護部45を支持するための増加した強さを有する。さらに、歯科器具34は、公知の歯科器具よりも、ユーザの口腔内のさらに奥に配置されてもよい。また、歯科器具34は、第3大臼歯や第3大臼歯に隣接している歯の頬への移動や舌への移動を抑制することができる。頬移動や舌移動の抑制により、大臼歯の交差咬合または収縮したあるいは広い上顎/下顎アーチをよりよく抑制し、治療することができる。また、頬移動や舌移動の抑制は、両側の交差咬合やはさみ咬合の完全な矯正を可能とする。一実施形態では、舌保護部43および頬保護部45のより大きい高さ41と、舌保護部43および頬保護部45のより大きい厚さ55により、歯科器具34は、後方領域における交差咬合を抑制し、公知の歯科器具22よりも効率的に大臼歯の萠出を制御することができる。
さらに、ヒンジ48または他の連結手段は、舌保護部43および頬保護部45の高さ41と厚さ55の増加のために、横への移動と同様に、閉鎖に対するより大きな耐性を提供することができる。また、ヒンジ48は、オーバージェットや大臼歯関係の治療にとって重大である前後への歪曲を作り出すことなく、適切な前方位置で閉口するために、ユーザの下顎を案内する。また、ヒンジ48は、上顎および下顎の適切な咬頭嵌合と横調整が適切な咬合を促進させることができるので、下顎の増加した横制御を提供する。また、ヒンジ48または他のあらゆるヒンジ機構は、線G−Gとして図6Bに示すように、ユーザの口腔の前部における中線の適切な矯正を可能とする。
一実施形態では、装着された歯科器具34は、脱落性または混成生歯を有するユーザの第1脱落性大臼歯を覆うために、後方に進む。もう一つの実施形態では、歯科器具34は、脱落性または混成生歯を持つユーザの第2脱落性大臼歯を覆うために、後方に進むよう設計されてもよい。また別の実施形態では、歯科器具34は、混成生歯または永久生歯も有するユーザの第1永久大臼歯を覆い、あるいは大人の生歯における第2永久大臼歯を覆うために、後方に進むよう設計されてもよい。
一実施形態では、歯科器具34は、ヒンジの弾力性を強化する広く開いた位置に成形されてもよい。結果として、歯科器具34は、口を開けると開くようになっている。もう一つの実施形態では、歯科器具34は、上顎シェル40と下顎シェル42が一緒に成形されるのを防止するために、分割線(図示せず)に金属板を配置して成形される。別の実施形態では、歯科器具34は、例えば、鋸やナイフで切って、上顎シェル40と下顎シェル42を形成してもよい。閉口位置において成形されるとき、歯科器具34は、歯科器具34を構成する材料が冷える間、開口位置に開けられ、保持されてもよい。別の実施形態では、歯科器具34のヒンジ48は、冷却中、開口位置に開けられ、再加熱されて保持されてもよい。
上顎シェル40と下顎シェル42の間の増加した厚さ38により、切歯を収容する図3の歯科器具34のある領域では、歯科器具34が、例えば、ゴムヒンジ、金属板、スナップ、金属バネ、反発し合う磁石などの1以上のタイプのヒンジ機構を実装することができる。上顎シェル53と下顎シェル55の間の減少した厚さ51、30のために、ヒンジを薄く、弱くさせるので、図2の歯科器具22ではヒンジの実装は不可能である。しかしながら、図3の歯科器具34は、弾性材料から歯科器具34を構成するにもかかわらず、重くなり得るあらゆるタイプのヒンジ機構を実装することができる。結果として、ヒンジは、閉鎖の増加した力に逆らい、子供の下顎の横への移動に耐えることができる。さらに、ヒンジは、脱落性生歯、混成生歯、あるいは大人の生歯を有するユーザの不正咬合の治療するために歯科器具34に実装されてもよい。歯科器具34は、痛みがなく、歯を矯正する弾性を必要とするが、ヒンジは、特に、脱落性生歯、混成生歯または大人の生歯を治療するために、より厚いヒンジの結果として、より強い硬さを必要とする。そこでは、ユーザは、ユーザの年齢が増加するにつれて、歯科器具34に対する増加した力を与えることができる。
子供か大人が睡眠中に歯科器具34を装着し、子供か大人がそばで寝ている場合、子供や大人の顎は、対向する顎に対して一方に押される。分厚く大きいサイズのヒンジや他の連結手段は、顎の動きに耐えて、ユーザの生歯の歪曲を防止するとともに、歯のより完全な矯正を促進させることができる。また、ヒンジがそのサイズのために歪曲により耐性がある歯科器具34の弾力性は、歯科器具34の可撓性が必要とされる、例えば、5歳以上のユーザの不正咬合を治療するのに重大(重要)である。
図3の歯科器具34の前部141における増加した厚さ38は、歯科器具34の後部37の厚さ46を越えて通常以上に増加させられるならば、奥歯の萠出や前歯の下降を促進させることによって、過度のオーバーバイトを矯正するのを助ける。一実施形態では、厚さ38は、歯科器具34の後部37の厚さ46や通常の厚さよりも小さい。結果として、歯科器具34は、奥歯がくぼみ、前歯が萠出するのを可能にする離間咬合を矯正するのを助ける。
図6Aにおいて、歯科器具22の正面図を提供する。歯科器具22は、上顎切歯17と下顎切歯19の切縁間に狭い垂直距離16を有する。図6Bは、切歯を収容する領域の上顎切歯33と下顎切歯35の間の増加した厚さ38により、ヒンジ48と峡部44の全容量の増加を可能にする歯科器具34を示す。図6Cは、矢印85がユーザの口腔内の歯科器具34の適切な配置の方向を示す歯科器具34を示す。
図7は、上顎シェル64と下顎シェル66との間の増加した厚さ62を有する歯科器具60の後部斜視図を示す。増加した厚さ62により、舌面68は、歯科器具60の前端73において割れ目101から増加した高さ72を有する凹部70を有することができる。より詳細には、凹部70は、第1脱落性大臼歯や第1小臼歯を収容するソケット74、犬歯を収容するソケット76、および切歯を収容するソケット78に隣接して、最大高さを有する。凹部70により、休憩姿勢中、ユーザの舌を上顎アーチの口蓋に対して口腔内の高い位置に置くことができる。さらに、凹部70は、異常な位置である下顎アーチの下方位置に舌を置くことを防止する。ユーザの舌を持ち上げることにより、歯科器具60は、上顎アーチの拡大や拡張をもたらす。
一実施形態では、突起やスパイク190は、歯科器具60の舌面68に組み込まれ、飲み込み中や休憩の間、舌が前方に押されるのを防止する。陥凹部192は、歯科器具の中線で、ソケット78の後ろ、口腔の奥のより近くに配置される。陥凹部192は、飲み込み中、舌を配置することについて、ユーザの案内として機能する。
さらに、図7の歯科器具60は、下顎シェル66から延伸する舌タブ71を有する。分離73は、ユーザの舌中線小帯の舌タブ71の間に設けられてもよい。舌タブ71は、下側に配置された下顎側切歯の萠出と唇の再配置を助けるために、側方に延伸する。
また、歯科器具60は、上顎シェル64と下顎シェル66内に後方スロット75を有する。上顎シェル64と下顎シェル66の間の増加した厚さ62のために、後方スロット75は、公知の歯科器具の後方スロットよりも中間遠位側で長い。結果として、後方スロット75は、ユーザに共通の変化である大きいサイズの後方歯を適切に収容する。後方スロット75は、歯科器具60の遠位端77においてショベルのような形状を有し、歯科器具32の峡部27に追加の強度を与えるために、遠位リブ23を必要とせず、遠位端77において平坦に先細になる。後方スロット75が先細になるにもかかわらず、ヒンジ部79は、ヒンジ部79の増加した厚さ81のために、ユーザの奥歯の適切な矯正を維持することができる。
図8において、歯科器具60の前部73に好ましく配置される呼吸穴82を有する歯科器具60(80)の正面図を提供する。前部73における呼吸穴82の設置は、例えば、喘息、アレルギー、同様の健康状態を持つ患者にとって望ましい。呼吸穴82により、ユーザは、呼吸を維持しつつ、長期間歯科器具60にかみつくことができる。歯科器具60は、切縁87と第1の分割線89の間で上顎シェル86内に第1の増加した厚さ84を有する。同様に、下顎シェル90は、切縁91と第2の分割線93との間に第2の増加した厚さ88を有する。第1の増加した厚さ84は、第2の増加した厚さ88と同じであってよく、異なっていてもよい。
第1の増加した厚さ84と第2の増加した厚さ88により、呼吸穴82を、公知の歯科器具に配置される呼吸穴よりも大きいサイズにすることができる。結果として、呼吸穴82は、歯科器具60により与えられるユーザの歯への垂直な力と干渉しない。垂直な力は、例えば、オーバーバイトを適切に矯正し、ユーザの歯を矯正(まっすぐに)するのに必要とされる。
図9は、歯科器具92の正面図を示す。歯科器具92の上顎シェル102と下顎シェル104の両方に形作られた線100は、口腔内に歯科器具92を配置する適当な方法をユーザに示す。
図10A〜図10Eにおいて、異なるタイプの生歯を有するユーザを治療する歯科器具の種々の歯との関係を提供する。具体的には、図13に示すような歯科器具150は、永久生歯を有するユーザを治療し、図10Aに示すような上顎切歯104と下顎切歯106のほとんど終端間関係103を有する。図10Bは、完全な生歯において上顎切歯107と下顎切歯108の間の前後距離がおよそ0.5〜1.5mmのオーバージェットである理想的な切歯関係105を示す。混成または脱落性生歯を有するユーザを治療し得る図14に示す歯科器具170または図15の歯科器具190の使用において、図10Cに示すように、1.0〜2.5mmのオーバージェット関係を示す。子供が若ければ若いほど、それぞれ図14および図15の歯科器具170、190の設計において、より大きいオーバージェットを示す。図10Cは、混成または脱落性生歯を有するユーザを治療し得る図14および図15に示す歯科器具170、190の上顎切歯111と下顎切歯113の間の切歯の関係を示す。歯科器具190の切歯関係109は、例えば、1〜2.5mmのオーバージェットを有する。上顎切歯110と下顎切歯112の終端間の関係114は、図10Dに示される。
もう一つの実施形態では、歯や顎の関係の種々の配列は、歯科器具103を常時装着しない場合を補償するために、図10Aに示すように、理想(完璧)をわずかに越えるような歯科器具103によって作られ得る。図10Bは、完全な顎関係105を示す。図10Cは、考慮すべき下顎成長がまだ残っている若い世代に完璧の必要性を推奨しないので、完璧さに欠ける顎関係109を示す。ユーザが若く、下顎の成長が数年残っているならば、歯科器具170または歯科器具190のより大きなオーバージェット構成をユーザに提供してもよい。
一実施形態では、ユーザの後退している顎のために、補償を必要とする。したがって、図10Dに示すように、あるいは、1〜4mmだけ(図示せず)上歯110の前に下歯112を位置する場合でも、終端間顎および歯の関係を提供してもよい。一実施形態では、患者やユーザは、クラスIIIとして言及する、大きくなりすぎた下顎や下顎突出の補償を必要としてもよい。ユーザにより大きいオーバージェット構成を提供する図10Eに示すような、上顎切歯118と下顎切歯119の間の顎関係117を提供する歯科器具が必要とされてもよい。
図11Aは、拡張した高さ134を有する上顎舌保護部132を有する歯科器具130の正面図を示す。さらに、上顎舌保護部132は、図11Bの断面図に示す犬歯136を通して遠位に、あるいは口腔のさらに後方に延伸してもよい。上顎舌保護部132は、歯科器具130を装着したとき、萠出する犬歯136を越えて延伸してもよい。したがって、上顎舌保護部132は、高く唇側に萠出する犬歯と接触し、アーチ内に歯を案内する。それは、混成生歯や大人の生歯を持つ、不完全に萠出する歯を有するユーザを治療するのを助ける。
さらに、上顎舌保護部132の拡張した高さ134は、ユーザの口腔を開けているときユーザの中線が下側にはずれるのを防止する。結果として、歯科器具130は、下顎の発育と成長を助ける。また、歯科器具130は、上顎の前方成長パターンを変更する。さらに、歯科器具130は、オーバージェットを矯正するのを助ける。また、歯科器具130は、上顎を抑制しつつ下顎を前方に移動させることにより、大臼歯関係を矯正する。下顎は、その成長が前方位置に下顎を安定させるまで前方位置に保持される。
図12Aおよび図12Bは、線D−DおよびF−Fに沿って一般に取られた、公知の歯科器具140の前部と本発明の歯科器具160の前部の側部断面図をそれぞれ示す。公知の歯科器具140は、自由な萠出や不正咬合の治療を必要とする歯の移動を直すセメント−エナメル接合の高いリム144を有する。対照的に、歯科器具160は、下顎舌領域166に滑らかな領域168を有するとともに、舌に向かってより傾斜した上顎舌領域170に滑らかな領域164を有する。滑らかな領域168および164は、舌方向に、より詳細には、下顎舌縁の端部166や上顎舌縁の端部170に向かって、より大きい傾斜を有する。上顎の滑らかな領域164と下顎の滑らかな領域168は、アーチ内の適当な位置に適切に案内されるべき、舌側に位置する切歯や犬歯のためのより段階的な傾きを提供する。
図13は、歯科器具150を示す。歯科器具150は、第3大臼歯を収容するソケット182を有する。また、歯科器具150は、小臼歯を収容するソケット192を有する。一実施形態では、歯科器具150は、各側の上顎小臼歯を取り除くように(図示せず)変更される。もう一つの実施形態では、各側の下顎小臼歯を取り除いてもよい(図示せず)。別の実施形態では、例えば、各象限に1本の小臼歯などの4本の小臼歯を取り除いてもよい(図示せず)。これらの各実施形態における残りの小臼歯(図示せず)は、第1小臼歯か第2小臼歯のいずれかを収容するために、第2上顎小臼歯(図示せず)や第2下顎小臼歯(図示せず)と同様のサイズと形状を有する。
図14は、公知の歯科器具よりも大きい厚さを有するヒンジ137を備える歯科器具170を示す。ヒンジ137は、例えば、混成生歯を有し、混成生歯の歯科器具を必要とする5、6歳以上の患者に、より頑丈な機構を提供する。また、より厚いヒンジ137は、例えば、大人の生歯を有し、大人の生歯の歯科器具を必要とする大人の患者に、より頑丈な機構を提供する。
一般に、大きい子供や大人は、そしゃくのためのより強い筋肉を有し、結果として、より強い力でかんだり、顎を動かしたりする。より大きく、より重いヒンジデザインは、歯科器具の上顎シェルと下顎シェルの前後への移動と同様に、側方にゆがんだ動きを阻止するために必要とされる。より頑丈なヒンジ48は、歯科器具へのそのようなゆがみ(歪曲)を防止する。なぜならば、歯科器具の材料全体がユーザに痛みや不快を感じさせることなく、回転した歯を矯正するために、弾性材料(弾力材)から構成されているからである。
さらに、より厚いヒンジ137は、歯科器具170においてより厚いまたはより大きい垂直距離81を提供する。結果として、歯科器具170の峡部44は、より厚くなり(増加した厚さ46)、歯科器具170を口腔の奥に向かってさらに位置させることを可能にする。ここで、遠位端180は、第3大臼歯の位置を越えて延伸し、第3大臼歯スロット184は、患者の第3大臼歯と接触する。また、歯科器具170は、歯科器具の息苦しさ、吸い込みや飲み込みを防止する。歯科器具150の遠位端280は、第3大臼歯を越えて延伸し、第3大臼歯スロット182と患者の第3大臼歯の完全な中間遠位の大きさとの接触を可能にする。同様に、歯科器具170の遠位端180は、第3大臼歯を越えて延伸し、第3大臼歯スロット184と患者の第3大臼歯の完全な中間遠位の大きさとの接触を可能にする。さらに、歯科器具190の遠位端380も、第3大臼歯を越えて延伸し、第3大臼歯スロット386と患者の第3大臼歯の完全な中間遠位の大きさとの接触を可能にする。
もう一つの実施形態では、歯科器具508は、歯科器具508の他の部分とは別の材料から構成される図43A〜図43Eに示すヒンジ機構500を有する。その材料は、歯科器具508の他の部分を形成する材料よりも硬い。さらに、ヒンジ機構は、歯科器具508の他の部分の材料に埋め込まれてもよい。ヒンジ機構500は、金属、プラスチックなどから形成されてもよい。
ヒンジ機構500は、例えば、ポリプロピレンなどの材料から形成されてもよい。一実施形態では、ヒンジ機構500は、ヒンジ機構500を歯科器具508に固定するために、一体型のヒンジ502と複数の穴504とを有する。一実施形態では、歯科器具508はモールドで成形される。モールドの上顎シェルと下顎シェルの柔軟な材料は、ヒンジ機構500の固定穴504に突き出す。さらに、上顎シェルおよび下顎シェルのより柔らかい材料は、図43Dに示すように、一体の歯科器具を作るために、ヒンジ500の一体ヒンジ部502を覆い、歯科器具508に隣接するヒンジ機構500の配置後成形され、あるいは成形されない。この種のヒンジ500により、歯科器具508はより短い厚さ81とより短い厚さ38とを有することができる。結果として、歯科器具508とヒンジ機構500は、患者にとってより快適になる。また、歯科器具508は、垂直方向により少ない材料で、口腔内の後方にさらに突き出してもよい。
また、一体ヒンジ502は、曲がり得るヒンジ機構500の一部の厚さを変更することにより、より硬くまたはより弱く形成されてもよい。ヒンジ機構500は、開口位置に成形されてもよく、開口位置の上顎シェルと下顎シェルに成形されてもよい。これにより、ヒンジ機構500をより強くするとともに、より柔らかい材料からなる公知のヒンジより大きい力でバネによって開くことができる。
ヒンジ機構500は、患者にとってより快適であるという利点を有する。なぜならば、歯科器具508は、垂直厚さで際立って小さくなされるからである。歯科器具508は、破損耐性のために、公知の歯科器具よりも耐久性がよい。さらに、歯科器具508は、柔らかく弾力があるが、硬い材料からなり、より柔らかい材料から構成される公知の歯科ヒンジよりも容易に開口位置に回復するバネなどのヒンジを有してもよい。ヒンジ機構500は、より大きい塑性復原力を有してもよく、特に、口腔の高温下で、公知の歯科器具と同様の速さで装着されなくてもよい。
一実施形態では、歯科器具は、上顎シェルと下顎シェルの完全な咬頭嵌合咬合354を作るように配列されるソケットまたはスロットを有する。そのような咬合を図41Aに示す。図41Dに示すような完全なオーバーバイトとオーバージェット356は、図13、図14、図15および図43Dにそれぞれ示す歯科器具150、170、190および508から自動的に作られる。さらに、歯科器具150、170、190および508は、叢生、捻転あるいは離間を矯正し、異常な症状なく、健康な側頭下顎骨接合を提供することができる。
一実施形態では、歯科器具は、2本以上の歯用のソケットまたはスロットのあらゆる組み合わせを有する。さらに、歯科器具は、ユーザのモデルを取得した後設計されてもよい。一実施形態では、歯科器具は、平均的な歯のサイズや形状の基準から、あるいは特定の患者のモデルから部分的にまたは完全に形成される。一実施形態では、歯科器具は、デジタル写真、ビデオ画像、X線などから作られてもよい。もう一つの実施形態では、歯科器具は、コンピュータ生成デジタル画像から作られてもよい。歯科器具は、図3および図43Dに示すように、歯科器具の後部にヒンジ機構を有する。
図13、図14、図15および図43Dにそれぞれ示す歯科器具150、170、190および508は、ユーザの歯を自動的に矯正してもよい。したがって、歯科器具150、170、190および508は、個人やコンピュータプログラムによる診断で、機械から分配(販売)されてもよい。一実施形態では、ユーザは、いくつかの例を観察し、彼自身の歯を測定することにより、適切な歯科器具を独立して決定してもよい。歯科器具は、機械により分配されてもよく、処方箋なしで購入されてもよい。
一実施形態では、ユーザは、箱の端部に提供される画像から前歯を測定することにより、自分自身の歯を測定する。一実施形態では、歯科器具とともにパッケージングで紙測定定規を提供してもよい。もう一つの実施形態では、ユーザは、鏡を見て、ビデオカメラやスチールカメラが歯のサイズを計算し、モニタ上にそのサイズを表示してもよい。
一実施形態では、図13、図14、図15および図43Dにそれぞれ示す歯科器具150、170、190および508は、定規でユーザの歯を測定してサイズを定めている。ユーザは、必要な歯科器具のサイズの評価を得るために、上歯か下歯のいずれかの1本または複数本の歯の幅を測定する。
もう一つの実施形態では、歯科器具は、一般にU字形状のヒンジ機構を有する。さらに、歯科器具の咬合面は、個々の歯のソケットあるいは2本以上の歯のスロットを有する。また、歯科器具は、唇縁、頬縁および舌縁を有する。また、歯科器具は、ユーザの歯のための個々の隣接歯間リブ193、194および196と、図44に示すような個々のソケットが存在しないスロット歯科器具512に歯を配置する領域における隣接歯間伸張とを有する唇縁、頬縁および舌縁を連結する峡部を有する。
一実施形態では、歯科器具150、170、190および508は、ヒンジ機構を有し、異なる年代のグループを治療するための種々の段階的なサイズを有する。歯科器具150、170、190および508は、歯を矯正し、歯が萠出する間、口腔内に歯を案内する。また、歯科器具は、オーバーバイト、オーバージェット、TMJ問題、離間咬合、離間、叢生および捻転を防止するとともに、矯正する。さらに、歯科器具は、歯の萠出を制御し、あるいは、萠出を向上または促進し、あるいは、萠出を抑制または防止し、歯を押し下げてもよい。結果として、歯科器具は、ガミースマイル、オーバーバイトを防止し、歯の適切な咬頭嵌合354を作り、あるいは、不適切な咬合355のレベルから歯の咬合357を適切に平らにしてもよい。
図38に示す一実施形態では、歯科器具340は、例えば、上顎シェルや下顎シェルの前方あるいは前部だけを収容する長さを有してもよい。また、図13、図14、図15および図43Dの歯科器具150、170、190および508は、上顎シェルや下顎シェルの前方あるいは前部だけを収容する長さを有してもよい。もう一つの実施形態では、歯科器具150、170、190および508は、種々の長さ(図示せず)を有してもよい。
図16Aおよび図16Bは、歯科器具の上顎シェル206と下顎シェル218とをそれぞれ示す。上顎シェル206は、アーチ幅200、201、202、203および204を有する。下顎シェル218は、アーチ幅208、210、212、214および216を有する。一実施形態では、上顎シェル206のアーチ幅200、201、202、203および204は、下顎シェル218のアーチ幅208、210、212、214および216と同様に、図13、図14、図15および図43Dの歯科器具150、170、190および508の上顎アーチ幅よりも大きいサイズである。結果として、歯科器具は、両側で収縮された上顎アーチと、両側または片側の後方交差咬合とを矯正することができる。一実施形態では、下顎シェル218のアーチ幅208、210、212、214および216は、上顎シェル206のアーチ幅200、201、202、203および204よりも大きいサイズである。歯科器具は、短縮下顎アーチやはさみ咬合を矯正する。図3の歯科器具34の上顎シェル40と下顎シェル42は、上述の上顎シェル206と下顎シェル218と類似の方法におけるサイズである。歯科器具34は、舌保護部43と頬保護部45の増加した高さ41と、舌保護部43と頬保護部45の増加した厚さ55の結果として、交差咬合やはさみ咬合などの不正咬合を矯正することができる。一実施形態では、上顎シェル206のアーチ幅200、201、202、203および204と下顎シェル218のアーチ幅208、210、212、214および216は、ユーザの歯が大きくなり、あるいは小さくなるにつれて拡大する。しかしながら、このアーチの拡大は、歯のサイズと同等であってもよく、同等でなくてもよい。アーチの伸張のみを必要とするとき、アーチサイズと歯のサイズの間のこの調整は、存在しなくてもよい。
一実施形態では、上顎シェル206のアーチ幅200、201、202、203および204と下顎シェル218のアーチ幅208、210、212、214および216は、同時に両アーチを拡大しあるいは収縮するために、通常のユーザのアーチよりも広いか狭い。
図17は、歯科器具220の前部の断面図を示す。歯科器具220は、上顎領域223aと下顎領域223bの間の増加した距離を有する。歯科器具220は、歯223bの下顎セットを歯223aの上顎セットに関して後方の位置に移動する(距離221を増加させる)ことによって、上顎に関する下顎の突出または前方位置と一般に呼ばれる、クラスIIIの顎関係を矯正することができる。
図18A〜図18Eは、前歯の、すなわち、歯科器具の切歯領域のソケットの種々の角形成を示す。図18Aは、通常の角形成222を示す。図18Bは、ユーザの切歯がより唇側に角張っている角形成224を示す。角形成224は、例えば、Bioprogressive group philosophiesなどの歯列矯正原理を満足する。図18Cは、角形成222よりも大きい直立傾斜角を有する角形成226を示す。図18Dは、下顎切歯の通常の角形成228を示す。また、図18Eは、角形成228に比較してより舌歯冠傾斜を有する角形成230を示す。
一実施形態では、図3の歯科器具34または図2の歯科器具22は、器具に存在する3本の下顎切歯を有する。図19は、ユーザの下顎切歯用の3つのスロット240を有する歯科器具242を示す。歯科器具は、図13の大人の生歯用のタイプ、図14の混成生歯用のタイプまたは図15の脱落性生歯用のタイプであり、図40Bと図43Dに示すような追加のヒンジ機構を備え得る。
図20は、輪ゴム、ヘッドギアまたは他の装置をユーザの口腔内に取り付けるためのフック248を有する歯科器具246を示す。一実施形態では、歯科器具246は、ヘッドギア器具や付属ワイヤをユーザの口腔内に固定するのを助けるチューブ250を有してもよい。留め金244が設けられてもよく、それは、金属、プラスチックまたは他の材料から構成される。留め金244は、ユーザの口腔に歯科器具246を取り付けるために用いられる。
図21は、1つのスロット261を有するとともに、後方歯を収容する領域260を有する歯科器具265のもう一つの実施形態を示す。スロット261は、犬歯を収容する歯科器具265の領域262において狭くなっていてもよい。また、スロット261は、切歯を収容する領域264において狭くなっていてもよい。各領域260、262および264は、ユーザの歯の異なるタイプの解剖学総論に適用するために、形状やサイズを変更する。スロット261は、上顎シェル267や下顎シェル269内にあってもよい。他の実施形態では、歯科器具265は、上顎シェル267や下顎シェル269におけるあらゆる数や位置のスロットや個々のソケットのあらゆる組み合わせを有する。
図22Aおよび図22Bは、上顎シェルや下顎シェルにおいてより短い長さを有する舌保護部273を有する歯科器具274を示す。図22Cに示す一実施形態では、歯科器具274には舌保護部は設けられていない。そのような実施形態は、患者の舌が上歯や下歯に対して外向きの圧力を及ぼすのを可能にし、患者のアーチの拡大をもたらす。一実施形態では、複数のソケット270は、歯科器具274の後部271に向かって角張っている歯のために設けられる。上顎アーチおよび下顎アーチの頬保護部277は、頬方向に拡張されてもよい。歯科器具274は、上歯や下歯を頬側に移動させ、歯を遠くに持っていく。
一実施形態では、図13、図14、図15および図43Dの歯科器具150、170、190および508は、歯科器具が構成されるプラスチックや他の材料で成形されるフッ素化合物をそれぞれ有する。一実施形態では、歯科器具150、170、190および508は、歯科器具150、170、190および508のソケットまたはスロット領域に置かれるフッ化物液体を有してもよい。フッ化物は、歯科器具が構成される材料に吸収されてもよい。ユーザが歯科器具を装着するとき、フッ素化合物がしみ出てもよく、ユーザの歯に吸収されてもよい。歯科器具は、虫歯や虫歯の穴の予防を提供する。もう一つの実施形態では、装着前に、フッ化物ジェルを歯科器具に配置してもよい。別の実施形態では、歯科器具を口腔内に挿入する前に、ホワイトニングストリップを歯に配置してもよい。図45に示す一実施形態では、唇保護部または上顎526や下顎528のシェルは、唇に対向するホワイトニングストリップの位置または上顎前歯や下顎前歯の前面を固定するために、その内部または上顎の唇面520および下顎の唇面524がざらざらにされてもよい。
図13、図14、図15および図43Dの歯科器具150、170、190および508はそれぞれ、叢生の歯または潜在的に叢生の歯を持つ口腔内に配置されてもよい。一実施形態では、より大きいサイズの歯科器具150、170または190を用いてもよい。結果として、現在または将来の歯の叢生を矯正する矯正中または矯正後に、追加の離間が発生し得る。一実施形態では、離間した歯や子供の潜在的に離間した歯に関する空隙を閉鎖するために、より小さいサイズの歯科器具を用いてもよい。個々の歯科器具は、種々のサイズで設計され、歯のサイズに関して較正され、サイズ間隔に関して等級付けられてもよい。結果として、必要とされる歯科器具のサイズについての予測をより都合よくなすことができる。
図23は、歯科器具の頬面283や唇面285上にスナップされるワイヤ276を有する歯科器具282を示す。一実施形態では、ボール−ソケット取付具が、ワイヤ278上で、歯科器具282の内部(図示せず)に設けられてもよい。ボール−ソケット取付具は、差し込み部281にスナップされてもよい。図24に示す一実施形態では、歯科器具286は、歯科器具286内、すなわち、歯科器具286の頬プラスチックあるいは舌プラスチック内にモールドされるワイヤ284を有してもよい。ワイヤ284、276により、歯科器具282、286の曲がりを大きくし、歯科器具282、286のサイズを押さえることができ、同様に、ユーザの歯列弓(アーチ)を広げたり収縮したりすることができる。もう一つの実施形態では、ワイヤ284は、図20に示すモールドされたチューブ250内に配置される。図25A〜図25Cは、種々のシェル形状を示す。具体的には、図25Aは、歯科器具の通常のシェル形状288を示す。図25Bは、歯科器具のテーパ状のシェル形状289を示す。また、図25Cは、正方形タイプのシェル形状290を示す。シェル形状288、289および290は、患者のアーチの形状を通常の、テーパ上の、および正方形アーチ形状にそれぞれ変更させることができる。
図26Aおよび図26Bは、民族性による切歯の構造的特徴の歯科器具に設けられる調整を示す。例えば、図26Aは、アジア人ユーザのために、4本の上顎切歯の辺縁隆線に沿って垂直に中間側および遠位側に、舌面301上に変更される上顎切歯を示す。差し込み口302は、図26Bに示すように、上顎切歯308の舌面301上の隆線306を収容するために、ソケット301の舌側に設けられる。ネグロイドの歯310の一例を図27Aに示す。ネグロイドの歯310は、図27Bに示すように、アジア人や白人よりも正方形である。
図28は、歯科器具325の断面315を示す。歯科器具315の切縁ソケット316または犬歯ソケット329の切縁部314は、例えば、ナイフの刃の厚さ314に幅を狭くされ、薄くされる。結果として、ユーザの切歯は、切歯の唇舌側厚さにかかわらず、歯科器具315のソケットあるいはスロット316に適切に押し込まれる。歯科器具315は、捻転の矯正を増加させ、オーバーバイトの矯正を助ける。
図29Aは、個々のソケット317または2本以上の歯(図示せず)用のスロットに咬合面(図示せず)を有する、図13、図14、図15および図43DのU字形状の歯科器具150、170、190および508の前部329を示す。ここで、縁部327は、公知の歯科器具よりも歯肉組織の多くを覆っている。図29Cは、歯肉組織の小さい部分を覆う縁部339を示す。図29Bに示すもう一つの実施形態では、歯科器具319内の犬歯ソケット329は、犬歯咬頭領域329が鋭いポイント318になるように形成される。一実施形態では、歯科器具319は、中線への正中空隙閉鎖を向上するために、上顎あるいは下顎犬歯の強調された遠位切縁部321を有する。
図30は、上顎前歯317と下顎前歯(図示せず)の平面図を示す。ここで、ソケット321は、歯を中線に向けて移動するのを促進するために、正中側320よりも遠位側322で狭くなっている。各歯の正中側は、口腔の中心に歯を移動するために、遠位側322の唇舌側寸法よりも唇舌側320で広くなっている。
図31は、各歯の正中位置324aと遠位位置324bにおいて隣接歯間リブ324を有する歯科器具323を示す。隣接歯間リブは、歯を所定の位置に案内するのを助け、捻転、叢生および離間を矯正することができる。
歯科器具325を図32に示す。歯科器具325の抜歯サイト326における隣接歯間リブは、抜歯された歯の場所326において空隙閉鎖を向上するために、取り除かれてもよい。また、空隙閉鎖は、強調した隣接歯間リブで抜歯サイト326の各側の強調したリブ328を有することにより、抜歯サイト326で拡張されてもよい。一実施形態では、抜歯サイト326の各側における歯の増加したリブ328は、空隙閉鎖を高めるために強調されてもよい。
図33は、上顎小臼歯を抜歯しているユーザを治療する歯科器具331を示す。上顎第1大臼歯領域330は、上顎第1大臼歯を収容し、半時計方向にその大臼歯を回転させる。結果として、中間頬側咬頭は、抜歯サイト337をより効果的に閉鎖するために、正中側に回転される。
歯科器具333の断面を図34に示す。突起332は、ユーザの切歯の後方(舌側)で口蓋から下側に傾斜している。これらの突起は、ユーザの舌が飲み込むときに前方に来るのを防止し、前方舌突出、前方離間咬合あるいは指や親指しゃぶりを矯正することができる。
図35は、1本以上の上顎および下顎前歯317の歯肉縁において強調した水平唇リブ334を有する歯科器具335の断面を示す。唇リブ334は、上顎または下顎前歯の付け根の舌の移動を増加させ、上顎または下顎前歯の舌付け根のトルクを増加させる。
歯科器具339を図36に示す。歯科器具339は、あらゆる大臼歯タイプの歯を収容するために四角形状である複数の大臼歯ソケット336を有し、オーバーバイトや離間咬合の矯正を助ける。
図37は、上顎前歯用の強調した歯帯領域338を有する歯科器具341の断面を示す。結果として、歯科器具341は、上顎前歯の領域338に共通する形状やサイズのすべての変更を収容することができる。
一実施形態では、図13、図14、図15および図43Dに示すいずれかの歯科器具は、歯科器具の内部に追加される材料を有してもよい。その材料は、例えば、ビニル樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂などである。追加の材料は、歯科器具の内部のリライナとして機能し、歯の移動(図示せず)を安定させる。また、追加の材料は、ユーザの口腔の種々の領域における保持力を増大させる。
一実施形態では、柔らかい組織のクリアランスは、線C−Cに沿って一般に取られた図39に示すように、歯科器具343の傾斜342に基づいて変更される。増加した傾斜342は、ユーザの柔らかい組織に対する押圧の発生を防止することができる。さらに、傾斜342は、線C−Cから組織を通して大人の歯が萠出されない段階と同様に、若い年代のユーザに有用である。これは、歯科器具343の縁43、45が若い年代またはあらゆる年齢のユーザの柔らかい組織に掘り下げられるのを防止する。
図40Aに示す一実施形態では、歯科器具352は、分離可能な上顎シェル349と下顎シェル350とを有する。一実施形態では、ヒンジ344は、上顎シェル349を下顎シェル350に取り付け、それは、例えば、金属、プラスチックまたは他の材料から構成される。ヒンジ344は、歯科器具352の後部端348におけるスロット346で上顎シェル349と下顎シェル350に取り付けられる。図40Bは、ヒンジ344が上顎シェル349と下顎シェル350に取り付けられている歯科器具352を示す。
一実施形態では、唇頬および舌保護部の歯肉被覆範囲は、図29Cに示すように、歯の歯冠だけを覆うように低下させられる。図29Cは、前部領域で低下させられる唇保護部を示し、図29Aは、歯肉組織の実質的部分を覆うよう高められた唇保護部を示す。
一実施形態では、ユーザの歯は、大人の膠原繊維形成前に矯正される。さらに、歯を適切に案内した後、歯の矯正(図示せず)を安定させるために、繊維が形成されてもよい。
もう一つの実施形態では、歯科器具は、例えば、治療の後期の歯列矯正ブレースの使用(図示せず)などの定期的な歯列矯正治療を避けあるいは減らすために、十分に歯を矯正してもよい。
一実施形態では、歯科器具は、例えば、クラスI、IIおよびIIIの顎関係などの顎関係を矯正してもよい。歯科器具は、下顎を前進させ、下顎が矯正位置に成長するのを促進する。また、歯科器具は、上顎(図示せず)が前方に発育するのを制限し、図41Aに示すような完全な咬頭咬合に側歯が萠出するのを可能にする。
一実施形態では、歯科器具は、歯が適切な咬合(図示せず)にずれ、あるいは中間遠位側に移動するのを可能にするために、ある領域で取り除かれる隣接歯間リブを有する。
もう一つの実施形態では、歯科器具は、材料(図示せず)の種々の硬さや弾力性を有するよう構成される。一実施形態では、歯科器具は、歯科器具のあらゆる領域で硬さと弾力性の組み合わせを有する。さらに、歯科器具は透明であってもよい。別の実施形態では、歯科器具は、ユーザによる歯科器具の装着を増加させるような異なる色で成形されてもよい。
一実施形態では、歯科器具は、2本以上の歯用のソケットやスロットを有する。歯科器具は、脱落性、永久、欠落、萠出中の歯を何本でも治療することができる。さらに、歯科器具は、剥離、萠出のあらゆるとき、ユーザの年代順、歯や骨格の年齢などの種々のレベルや位置において、歯を治療することができる。
もう一つの実施形態では、小さいサイズの口腔と叢生の歯を有するユーザの口腔内に、7歳未満の年齢における叢生を見越してより大きい歯科器具を配置してもよい。別の実施形態では、より小さい脱落性歯に取って代わって萠出する大きい大人の歯を有するユーザの口腔内に歯科器具を配置してもよい。さらに、歯を適切に矯正するために、より大きい歯を有するユーザの口腔内により大きいサイズの歯科器具を配置してもよい。
図42Aは、隣接歯間リブ401と、例えば、上顎および下顎切歯などの所定の歯用の個々のソケット402とを有する歯科器具400を示す。図42Bは、歯用の個々のスロットを取り除き、歯を収容する一つのスロット358を残す一実施形態における歯科器具400を示す。図13、図14、図15および図43Dの歯科器具におけるいくつかまたはすべての歯の間のリブを除去することにより、咬頭嵌合や咬合を調整するために、歯が中間遠位側に移動するのを可能にする。
一実施形態では、歯科器具は、水吸収プラスチックまたは他の材料(図示せず)から成形されてもよい。別の実施形態では、歯科器具は、唾液を吸収し、歯科器具に存在する各材料のパーセンテージに依存して、歯科器具が口腔内に保持される時間量に関連して色を変更するために、吸収材料とともに非吸収材料の一部に成形されてもよい。また、歯科器具は、色を変化させない非吸収材料から構成されてもよい。吸収性の歯科器具は、例えば、フッ化物を吸収してもよい。フッ化物は、歯科器具の使用中しみ出し、虫歯(図示せず)を防止(予防)する。
図13、図14、図15および図43Dの歯科器具を含む種々の歯科器具に適用されるすべての実施形態は、ユーザの歯のサイズや形状に依存して、1以上のサイズで作られてもよく、そうでなくてもよい。人力で、あるいはデジタル写真、X線などによりコンピュータで自動化された診断を用い、あるいは用いることなく、すべての歯科器具を自動の分配機で分配(販売)してもよい。
現在好適な実施形態に種々の変更や改良を加えることは当業者にとって明白であることを理解されたい。このような変更や修正は、本発明の精神と範囲から逸脱することなく、また、本発明の効果を減少させることなくなされるであろう。
Claims (20)
- その1つのタイプが大臼歯である1以上のタイプの歯を有するユーザの口腔内に装着される歯科器具であって、前記大臼歯は前記ユーザの口腔内の最も奥に位置し、
前記歯科器具は、第1の端部と第2の端部との間で画定される厚さを有するとともに、咬合面を有する一般にU字形状の基部を備え、
前記大臼歯が不正咬合位置に達するのを防止するために前記基部を装着したとき、前記咬合面は、前記ユーザの各大臼歯に接触することを特徴とする歯科器具。 - 前記基部を固定することができ、前記基部に連結されるヒンジをさらに備える請求項1に記載の歯科器具。
- 前記基部は半透明である請求項1に記載の歯科器具。
- 前記咬合面は平らである請求項1に記載の歯科器具。
- 前記基部から延伸するフックをさらに備える請求項1に記載の歯科器具。
- 前記基部内に埋め込まれたワイヤをさらに備える請求項1に記載の歯科器具。
- 前記基部は、第1の材料と第2の材料から構成され、該第1の材料は、該第2の材料よりも小さい硬度を有する請求項1に記載の歯科器具。
- 上歯を有する上顎アーチと、下歯を有する下顎アーチと、舌とを備えるユーザの口腔内に装着される歯科器具であって、
装着されると、前記ユーザの上歯に接触する一般にU字形状の上顎基部と、
装着されると、前記ユーザの下歯に接触し、前記上顎基部に隣接して設けられる一般にU字形状の下顎基部とを備え、
前記上顎基部および前記下顎基部は、凹部を有する内部表面を画定し、該凹部は、前記舌が休止位置にあるとき、前記ユーザの前記舌が前記下顎アーチに接触するのを防止する壁部を有することを特徴とする歯科器具。 - 前記上顎基部および前記下顎基部内に複数の穴をさらに備え、前記ユーザは、前記穴を通して呼吸する請求項8に記載の歯科器具。
- 前記下顎基部から前記口腔内の後部に延伸する舌タブをさらに備える請求項8に記載の歯科器具。
- 前記上顎基部内に設けられ、前記ユーザの少なくとも2本以上の歯に適合する大きさの1以上のソケットをさらに備える請求項8に記載の歯科器具。
- 前記上顎基部内に形成され、前記歯を矯正位置に案内するリブをさらに備える請求項8に記載の歯科器具。
- 前記上顎基部は、水分吸収材料から構成される請求項8に記載の歯科器具。
- その1つのタイプが大臼歯である1以上のタイプの歯から構成される上歯と下歯を有するユーザの口腔内に装着される歯科器具であって、前記大臼歯は前記ユーザの口腔内の最も奥に位置し、前記歯科器具は、
前記上歯に接触するとともに、前記上歯を矯正位置に案内する上顎咬合面を有する一般にU字形状の上顎基部と、
前記下歯に接触するとともに、前記下歯を矯正位置に案内する下顎咬合面を有し、前記上顎基部に連結される一般にU字形状の下顎基部とを備え、
前記上顎咬合面および前記下顎咬合面は互いに隣接するとともに、組み合わせた厚さを有し、前記大臼歯が不正咬合位置に達するのを防止するために前記上顎基部および下顎基部を装着したとき、前記上顎咬合面は、前記ユーザの各大臼歯に接触することを特徴とする歯科器具。 - 前記上顎基部内に設けられ、四角形状の複数のソケットをさらに備える請求項14に記載の歯科器具。
- 前記上顎基部は、前記口腔内にどのように配置されるかを前記ユーザに示すために印を付けられる請求項14に記載の歯科器具。
- 前記上顎基部が前記下顎基部の方にピボットするのを可能にし、前記上顎基部と前記下顎基部とを連結するヒンジをさらに備える請求項14に記載の歯科器具。
- 前記下顎基部は、前記上顎基部よりも幅が広い請求項14に記載の歯科器具。
- 前記上顎基部から延伸し、前記口腔の前部に接触する保護部をさらに備える請求項14に記載の歯科器具。
- 前記上顎基部内に設けられ、前記ユーザの歯の形状にカスタマイズされる複数のソケットをさらに備える請求項14に記載の歯科器具。
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