JP2006509474A - 多重パケット・データ・サービス接続をサポートするための方法及び装置 - Google Patents

多重パケット・データ・サービス接続をサポートするための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

もっと効率的な方法で多重パケット・データ・サービス・インスタンスをサポートするためのニーズを満たすために、種々のシグナリング強化が行われている。これらの強化により、無線シグナリングが少なくなる一方で、パケット・データ呼セットアップ、再起動、及び多重サービス・インスタンスのドーマント・ハンドオフがより高速になる。多重パケット・データ・サービス接続を発信するために、移動局(101)は、1つの発信メッセージ(例えば、400)で最大6つのサービス・インスタンスのセットアップを要求する。パケット・データ・ドーマント・ハンドオフの場合には、移動局は、1つのメッセージにより最大6つまでのサービス・インスタンスのハンドオフを要求する。及び再起動の場合には、移動局は、1つのメッセージにより、複数のドーマント・パケット・データ・サービス・インスタンスの再接続を要求する。

Description

本発明は、概して、通信システムに関し、特に多重パケット・データ・サービス接続のサポートに関する。
(関連出願への参照)
本出願は、2002年12月6日出願の「多重パケット・データ・サービス接続をサポートするための方法及び装置」(METHOD AND APPARATUS FOR SUPPORTING MULTIPLE PACKET DATA SERVICE CONNECTIONS)という名称の仮出願第60/431,556号の優先権を主張する。上記仮出願は本出願人が共通所有していて、参照によりその全体を本明細書に組み込むものとする。
IS−2000は、複数のサービス・インスタンスを必要とするパケット・データ・アプリケーションの設定を要求している移動局に、各サービス・インスタンスを順次発信することを要求する。移動局にトラヒック・チャネルが割り当てられていない場合には、移動局は、最初に基地局(BS)に発信メッセージ(ORM)を送信し、その後でアプリケーションをサポートするのに必要な追加の各サービス・インスタンスに対して、強化発信メッセージ(EOM)を送信する。移動局にトラヒック・チャネルがすでに割り当てられている場合には、移動局は、アプリケーションをサポートするために必要な、追加の各サービス・インスタンスに対してEOMを送信する。
ドーマント状態のパケット・データ・アプリケーションの再接続の場合には、IS−2000は、ORM/EOM内にサービス・インスタンスに対するサービス参照識別子(すなわち、SR_ID)を挿入することにより、移動局が1つのパケット・データ・サービス・インスタンスの再起動を要求できるようにするか、又は移動局は、(IS−2000−C毎に)SR_IDフィールドを「7」に設定することにより、移動局内のすべてのドーマント・サービス・インスタンスの再起動を要求することができる。移動局が2つ以上の再起動を要求したが、しかし移動局内のすべてのドーマント・サービス・インスタンスの再起動を要求したのではない場合には、移動局に対して、パケット・データ・アプリケーションが要求した各ドーマント・サービス・インスタンスに対して一つずつ、複数のORM/EOMを送信するようにとの要求が行われる。
さらに、ドーマント・パケット・データ・サービス・インスタンスに対してハンドオフが要求された場合には、IS−2000は、移動局に、移動局内の各ドーマント・サービス・インスタンスに対するハンドオフを要求するために、基地局に複数のORM/EOMを送信するように要求する。各メッセージは、1つのサービス・インスタンスに関連するSR_ID及びサービス・オプション・フィールドを含む。
これらのサービス要求に対して複数のメッセージを使用すると、貴重なエア・インタフェース・リソースを浪費し、サービス要求を完了するための全体の遅延が増大する。それ故、もっと効率的な方法で、多重パケット・データ・サービス・インスタンスをサポートするための装置及び方法の開発が待望されている。
もっと効率的な方法で多重パケット・データ・サービス・インスタンスをサポートするためのニーズを満たすために、種々のシグナリング強化が行われている。これらの強化により、無線シグナリングが少なくなる一方で、パケット・データ呼セットアップ、再起動、及び多重サービス・インスタンスのドーマント・ハンドオフがより高速になる。多重パケット・データ・サービス接続を発信するために、移動局は、1つの発信メッセージにより最大6つのサービス・インスタンスのセットアップを要求する。パケット・データ・ドーマント・ハンドオフの場合には、移動局は、1つのメッセージにより、最大6つまでのサービス・インスタンスのハンドオフを要求する。再起動の場合には、移動局は、1つのメッセージで、複数のドーマント・パケット・データ・サービス・インスタンスの再接続を要求する。
図1〜図6を参照すれば、本発明の実施形態をより完全に理解することができる。図1は、本発明のある実施形態による通信システム100のブロック図である。通信システム100は、周知の符号分割多元接続(CDMA)システム、特に本発明を実施するために適当に修正した、米国電気通信工業会/米国電子工業会(TIA/EIA)規格IS−2000をベースとするcdma2000システムである。IS−2000規格は、参照により本明細書に組み込むものとする。(TIA/EIAの住所は、ワシントンD.C.、20006、NW、ペンシルベニア・アベニュー、2001である)。種々の実施形態において、通信システム100は、IS−856(HRPD)のような、しかしこれに限定されない他のセルラー通信システム・プロトコルを使用することができる。
通信システム100は、BS111(1つ又は複数のBTSを備える)と、PCF120と、PDSN121と、MSC130のような無線アクセス・ネットワーク(RAN)エンティティを含み、また移動局(MS)101のような遠隔ユニットを含む。しかし、本発明は、遠隔ユニット又は移動局であるMSに限定されない。例えば、遠隔ユニットは、無線アクセス・ネットワークに無線で接続しているデスクトップ・コンピュータを備えることができる。
当業者であれば、図1は動作するためにシステム100が必要とするネットワーク装置のすべてを示しているわけではなく、本発明の実施形態の説明に特に関係があるこれらシステム・ブロック、及び論理エンティティだけを示していることを理解することができるだろう。当業者であれば、これら各エンティティを実施する多くの方法、及び/又は「MOTOROLA社」のような無線通信会社から購入する多くの方法を知っている。
MS101及びBS111は、プロセッサ104及び114と、送信機102及び112と、受信機103及び113のような周知のエンティティを備える。例えば、プロセッサは、通常、コンピュータ命令として示した、及び/又は回路内に示したアルゴリズムを実施するように設計されたマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、メモリ、及び/又は論理回路のような構成要素を備える。アルゴリズム又は論理の流れについては、当業者であれば、所与のロジックを実行するプロセッサを実施するために使用することができる多くの設計及び開発技術を知っている。
通常、送信機及び受信機は、RAN基地局(BS)の構成要素であり、通常、BSは、移動交換局(MSC)、パケット制御機能(PCF)、及びパケット・データ・サービス・ノード(PDSN)のような他のRANデバイスに対してインタフェースとして機能する。図1に示すように、BS111は、PCF120及びPDSN121を通してインターネット122に対してインタフェースとして機能し、MSC130を通して公衆電話システムに対してインタフェースとして機能する。本発明の第1の実施形態の場合には、周知のCDMA2000は、周知の電気通信設計及び開発技術を使用して、本発明のBS態
様を実施することができる。その結果がBS111である。
BS111及びMS101は、CDMA2000エア・インタフェース・リソース110を通して通信する。MS101は、プロセッサ104、受信機103及び送信機102を備える。CDMA MSで使用している送信機、受信機及びプロセッサは、すべて当業者にとって周知のものである。MS構成要素のこの共通のセットは、周知の電気通信設計及び開発技術を使用して、本発明の無線ユニット態様を実施することができる。
本発明の第1の実施形態による第1の実施形態の動作は、ほぼ下記のように行われる。MSプロセッサ104は、MS101とPDSN121との間の多重パケット・データ接続のための、接続発信、接続再起動(すなわち、再接続)又はドーマント・ハンドオフのようなサービス要求動作を要求するメッセージを生成する。これらの接続、又はサービス・インスタンスは、メッセージ・フィールド内のサービス参照識別子値(SR_ID)を使用して、又はビットマップ内のビット値を使用してそれぞれ個々に識別される。次に、プロセッサ104は、送信機102に、BS111に上記メッセージを送信するように指示する。
BSプロセッサ114は、受信機113を通してメッセージを受信し、表示されたサービス要求動作を容易にするためにメッセージを処理する。メッセージの流れ図200及び300は、図2及び図3にそれぞれ示すように、このメッセージ通信を示す。さらに、メッセージの流れ図200及び300は、表示のサービス要求動作を容易にするために、MS101、BS111及びPDSN121のようなMS、BS及びPDSN間で主として行われる関連メッセージ通信及び手順を示す。
メッセージの流れ200は、SR_ID 1、2及び3に対する接続発信/再接続を要求する1つの発信メッセージ及び1つの再接続メッセージを示す。従来技術のIS−2000メッセージ通信は、1つのメッセージの代わりに3つのメッセージを必要とする。発信の場合には、発信メッセージを受信した後で、BSはその肯定応答を行い、BS及びMSはトラヒック・チャネル(TCH)を確立するために、要求したメッセージ通信を交換する。BSは、また、MSとPDSNとの間でサービス・インスタンス1、2及び3に対するパケット・データ接続を確立するために、PDSNとのパケット呼セットアップ手順をスタートする。
メッセージの流れ300は、SR_ID 1、2及び3に対するドーマント・ハンドオフを要求する1つの発信メッセージを示す。従来技術のIS−2000メッセージ通信は、代わりに6つのメッセージを必要とした。発信メッセージを受信した後で、BSは、PDSNとのドーマント・モード・ハンドオフ手順をスタートし、トラヒック・チャネルが要求されていない場合には、MSへ解放を送信する。
図4は、本発明の第1の実施形態による発信メッセージ400のブロック図である。図4は、その関連するビット長さと一緒に、第1の実施形態に関連する各フィールドを示す。この図の大部分のフィールドのビット長は「0」であり、又はその後にある数字が続く。もちろん、このことは、そのフィールドをメッセージ内に入れることができないことを示す。SERVICE_OPTION、DRS、SR_ID、SYNC_ID_LEN、及びSYNC_IDフィールドは、すべて、IS−2000発信メッセージの一部である。メッセージ400内に明示する残りのフィールドは、以下に詳細に説明する本発明の第1の実施形態のためのものである。
最初に、順序についてもっと一般的な説明をする。サービス・オプションは、高速データ及びIPを通しての音声(VoIP)のような特定のパケット・データ・サービスを示
す。メッセージ400は、メッセージ拡張部内に表示する各SR_IDに関する記録を含むメッセージ拡張部を含む。各SR_IDは、パケット・データ、MS−PDSN接続を示す。ある種の発信メッセージは、これらパケット・データ接続のうちの1つ又は複数に対応するサービス・オプション値を示す1つ又は複数のサービス・オプション・インジケータを含む。
図4に示すように、メッセージ400は、SR_IDフィールド、SERVICE_OPTIONフィールド、ADD_SR_ID(追加SR_ID)フィールド、及びADD_SERVICE_OPTION(追加サービス・オプション)フィールドを含む。この図は、また、ADD_SR_ID_INCLフィールド、NUM_ADD_SR_IDフィールド、及びADD_SERVICE_OPTION_INCLフィールドも示す。これらのフィールドは、それぞれ、特定のメッセージが1つ又は複数の追加SR_IDを含んでいるかどうか、追加のSR_IDの数、及び特定のメッセージが1つ又は複数の追加のサービス・オプションを含んでいるかどうかを示す。
メッセージ400のメッセージ拡張部内の各フィールドについて以下に詳細に説明する。
ADD_SR_ID_INCL:追加のサービス参照識別子内蔵インジケータ
このメッセージ通信がサポートされている場合(すなわちP_REV_IN_USEが11より小さい場合)、又はDRSフィールドが「1」にセットされ、SYNC_IDフィールドが「0」にセットされている場合、又はSR_IDフィールドが「111」にセットされている場合、MSはこのフィールドを省略しなければならない。そうでない場合には、移動局は、このフィールドを含み、このフィールドを下記のようにセットしなければならない。
DRSフィールドが「0」にセットされていて、MSが1つのパケット・データ・サービス・インスタンスのドーマント・ハンドオフを行っている場合、又はDRSフィールドが「1」にセットされていて、移動局が記憶しているサービス構成からの1つのサービス・オプション接続の回復を要求している場合には、MSは、このフィールドを「0」にセットしなければならない。そうでない場合には、移動局は、このフィールドを「1」にセットしなければならない。
NUM_ADD_SR_ID:内蔵追加サービス参照識別子の数
ADD_SR_ID_INCLが含まれていないか、又は含まれていても「0」にセットされている場合は、移動局は、このフィールドを省略しなければならない。そうでない場合には、移動局は、このフィールドを含み、このフィールドをこのメッセージ内に含まれているADD_SR_IDフィールドの出現回数より1つ小さい値にセットしなければならない。
ADD_SR_ID_INCLが含まれていて、「1」にセットされている場合には、移動局は、下記の変数フィールド記録のNUM_ADD_SR_ID+1発生回数を含んでいなければならない。
ADD_SR_ID:追加サービス参照識別子
DRSフィールドが「0」にセットされていて、移動局が追加パケット・データ・サービス・インスタンスのドーマント・ハンドオフを行っている場合、又はDRSフィールドが「1」にセットされていて、移動局が記憶しているサービス構成から追加サービス・オプション接続の回復を要求している場合には、移動局は、このフィールドを対応するサービス参照識別子にセットしなければならない。
ADD_SERVICE_OPTION_INCL:追加のサービス・オプション内蔵インジケータ
SYNC_IDフィールドが「1」にセットされている場合には、移動局は、このフィ
ールドを省略しなければならない。そうでない場合には、移動局はこのフィールドを含み、このフィールドを下記のようにセットしなければならない。
この記録のADD_SR_IDフィールドに対応するサービスのサービス・オプション数が、SERVICE_OPTIONと同じである場合には、移動局はこのフィールドを「0」にセットしなければならない。そうでない場合には、移動局はこのフィールドを「1」にセットしなければならない。
ADD_SERVICE_OPTION:追加サービス・オプション数
ADD_SERVICE_OPTION_INCLフィールドが、「0」にセットされている場合には、移動局は、このフィールドを省略しなければならない。そうでない場合には、移動局は、このフィールドを含み、このフィールドを、この記録のADD_SR_IDフィールドに対応するサービスのサービス・オプション数にセットしなければならない。
発信メッセージ400については、本発明の第1の実施形態によりすでに図示し、説明した。発信メッセージ600は、図5に示すように、本発明の第2の及び他の実施形態を示す。メッセージ400は、個々のメッセージ・フィールド内で、SR_IDによりMS−PDSN接続を個々に識別した。代わりに、発信メッセージ600は、ビットマップ、特にSR_ID_BITMAPフィールド内でビット値によりMS−PDSN接続を個々に識別する。第2の実施形態に関連するメッセージ600内のフィールドについては以下に詳細に説明する。
SPECIAL_SERVICE:特殊なサービス・オプション・インジケータ
1つの特殊なサービス・オプションを要求するには、移動局はこのフィールドを「1」にセットしなければならない。デフォールト・サービス・オプション(サービス・オプション1)又は複数のサービス・オプションを要求するには、移動局はこのフィールドを「0」にセットしなければならない。
SERVICE_OPTION:この発信のために要求したサービス・オプション
SPECIAL_SERVICEフィールドが「1」にセットされている場合には、移動局はこのフィールドを、要求したサービス・オプションに対応する[30]内に指定する値にセットしなければならない。
SPECIAL_SERVICEフィールドが「0」にセットされていて、SERVICE_OPTION_LISTフィールドが含まれていない場合には、移動局は、デフォールト・サービス・オプションを要求するためにこのフィールドを省略しなければならない。SERVICE_OPTION_LISTフィールドを含んでいる場合には、移動局はこのフィールドを省略しなければならない。
SR_ID:サービス参照識別子
P_REV_IN_USEが6より小さい場合には、移動局は、このフィールドを省略しなければならない。そうでない場合には、移動局はこのフィールドを含み、このフィールドを下記のようにセットしなければならない。
SYNC_ID_INCLフィールドが含まれていないか、又は含まれていても「0」にセットされている場合には、移動局はこのフィールドを下記のようにセットしなければならない。
サービス・インスタンスが、サービス参照識別子を供給する場合には、移動局はこのフィールドをサービス・インスタンスが指定するサービス参照識別子にセットしなければならない。サービス・インスタンスがサービス参照識別子を供給しない場合には、移動局はこのフィールドを1から6(含む)の範囲の最小の未使用のサービス参照識別子値にセットしなければならない。SR_IDフィールドが「0」にセットされている場合には、サ
ービス参照識別子のリストに対するSR_ID_BITMAPフィールドを参照されたい。
そうでない場合には、移動局はこのフィールドを下記のようにセットしなければならない。
移動局が、記憶しているサービス構成から1つのサービス・オプション接続の回復を要求している場合には、移動局は、このフィールドを対応するサービス参照識別子にセットしなければならない。そうでない場合には(すなわち、移動局が、記憶しているサービス構成からすべてのサービス・オプション接続の回復を要求している場合には)、移動局はこのフィールドを「111」にセットしなければならない。
SR_ID_BITMAP:サービス参照識別子ビットマップ
P_REV_IN_USEが9(又は、他の適当な改訂)より小さい場合には、移動局は、このフィールドを省略しなければならない。SR_IDフィールドを含んでいないか、又は含んでいるが「0」にセットされていない場合には、移動局はこのフィールドを省略しなければならない。そうでない場合には、移動局はこのフィールドを含み、このフィールドを下記のようにセットしなければならない。
このフィールドは、パケット・データ呼の発信、再接続、又はドーマント・ハンドオフに対して要求したSR_IDのビットマップ・リストを含む。ビット1〜6は、SR_ID1〜6に対してマッピングする。少なくとも2つのSR_IDが指定される。
Figure 2006509474
SERVICE_OPTION_LIST:サービス・オプション・リスト
SR_ID_BITMAPフィールドを含んでいない場合には、移動局はこのフィールドを省略しなければならない。そうでない場合には、移動局は、このフィールドを含み、下記のようにセットしなければならない。
このフィールドは、SR_ID_BITMAP内に指定した移動局が要求した各SR_IDに関連するサービス・オプションのリストを含む。移動局は、このフィールドを、要求したサービス・オプションに対応する[30]内で指定する値にセットしなければならない。2〜6サービス・オプションは存在することができる。第1のサービス・オプションは、SR_ID_BITMAPフィールド内の最小のSR_ID値を含むサービス・イ
ンスタンスに対応する。リスト内の最後のサービス・オプションは、SR_ID_BITMAPフィールド内の最大のSR_ID値に対応する。移動局は、このフィールドを、要求したサービス・オプションに対応する[30]内に指定した値にセットしなければならない。
ロジックの流れ700は、図6に示すように、本発明の種々の実施形態により、収集し、次に、メッセージ拡張部に内蔵した情報のハイ・レベルの記述を供給するためのものである。ロジックの流れ700は、プロセスを全体的に要約するために、上記メッセージの生成の多くの詳細をあえてアドレスしない。また、図6は、これらの一般的なステップを実行することができる1つの順序だけを示す。通常の当業者であれば、実施態様の特定の設計又は実施目標により、異なる順序で又は同時に実行することができることを理解することができるだろう。
ロジックの流れ700は、(701)からスタートし、移動局が、どのサービス・インスタンス(すなわち、どのパケット・データ接続)が、メッセージが要求しているサービス要求動作に含まれているのかを決定する(702)。移動局は、また、これらのサービス・インスタンスに対するサービス・オプションを表示する必要があるかどうかも決定する(703)。例えば、再起動動作の場合には、サービス・オプションをRANに送信する必要はない。何故なら、各サービス・インスタンスに関連するサービス・オプションは、記憶しているサービス構成の一部として分かっているからである。
インスタンスを個々に識別するために、移動局は、第1のSR_IDを表示し(704)、任意の追加のSR_IDを表示する(705)。例えば、第1の実施形態の発信メッセージの場合には、第1のSR_IDがメッセージ本体内に表示され、一方、追加のSR_IDは、メッセージ拡張部内の個々の記録内に表示される。第2の実施形態の発信メッセージの場合には、SR_IDはビットマップ内に一緒に表示される。
メッセージ内でサービス・オプションが要求されていない場合(706)には、メッセージ(その拡張部を含む)をRANに送信することができ、ロジックの流れは終了する(710)。そうでない場合には、移動局は、第1のSR_IDに対応するサービス・オプションを表示し(707)、各追加のSR_IDに対するサービス・オプションを表示する(708)。例えば、第1の実施形態の発信メッセージの場合には、第1のSR_IDに対応するサービス・オプションが、メッセージ本体内に表示され、各追加のSR_IDに対するサービス・オプションがメッセージ拡張部内に表示される。多数のSR_IDが、同じ対応するサービス・オプションを持つことができるので、この実施形態は、また第1のSR_IDに対応するサービス・オプションが、それに対して他のサービス・オプションが表示されないSR_IDのためのデフォールト・サービス・オプションであることも示す。
この実施形態は、IS−2000発信、強化発信、及び再接続メッセージを、ドーマント・モード・ハンドオフ又は再起動を要求する現在のサービス・インスタンス又は要求された各新しいサービス・インスタンスのための複数のパケット・データ接続をサポートするために強化することができる方法を記述する。例えば、ドーマント・モード・ハンドオフが、あるパケット・データ・セッションのために必要な場合には、移動局は、新しいBSへのドーマント・モード・ハンドオフを必要とする、すべてのサービス・インスタンス接続に対して1通のIS−2000発信メッセージ又は強化発信メッセージを送信するだけでよい。新しいサービス・インスタンス接続が要求された場合には、移動局は、必要とする接続の数が何であれ、1通のIS−2000発信メッセージを送信するだけでよい。
これは、例えば、ユーザがVoIP呼を行いたい場合に役に立つ。移動局は、主高速パ
ケット・データ・サービス・オプション接続、及びVoIP SO接続の両方を要求する1通の発信メッセージを送信するだけでよい。本明細書は、また、サービス・オプション素子の複数の発生も記述している。ドーマント・モード・ハンドオフは、現在高速パケット・データSO 33の場合だけに発生するが(回路音声/データ、VoIPの場合には必要でない)、将来サポートされる新しいパケット・データ・サービス・オプションの効率的なドーマント・モード・ハンドオフができるように、各ドーマント・サービス・インスタンスに対するSO識別子を内蔵させることにより、このメッセージは将来も使用することができる。
本出願は、RAN内の複数のパケット・データ接続をサポートするのに必要な無線シグナリングを大幅に低減することにより上記問題を解決する。そうすることにより、パケット呼発信、ドーマント・モード・ハンドオフ及び再起動がより高速になり、そのため、移動局内、特にパケット・ゾーンが小さく、ドーマント・モード・ハンドオフを頻繁に行われるネットワークにおいて、ネットワーク内の呼容量が増大し、バッテリーの寿命が長くなる。
上記説明において、本発明を特定の実施形態を参照しながら説明してきた。しかし、通常の当業者であれば、添付の特許請求の範囲に記載する本発明の精神及び範囲から逸脱することなしに、種々の修正及び変更を行うことができることを理解することができるだろう。それ故、本明細書及び図面は、例示としてのものと見なすべきであり、本発明の制限するものであると見なすべきではないし、このようなすべての修正は本発明の範囲内に含まれる。さらに、当業者であれば、図面中の素子は、分かりやすくはっきりと図示するためのものであり、必ずしも正確な縮尺で描かれていないことを理解することができるだろう。例えば、本発明の種々の実施形態の理解を助けるために、図面中の素子のうちのいくつかの寸法は、他の素子に対して誇張して表示してある場合がある。
本発明の特定の実施形態を参照しながら、利益、他の利点及び問題の解決方法を説明してきた。しかし、上記利益、利点、問題の解決方法及びこのような利益、利点又は解決方法を行わせたり、又は結果としてもたらすことができ、又はこのような利益、利点又は解決方法をより顕著なものにすることができる任意の要素は、任意の又はすべての請求項の重要な、必要な又は本質的な機能又は要素と解釈すべきではない。本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用する場合、「備える」「備えている」又は任意の他の派生語は、非排他的な意味で使用しているので、リストに記載の要素を含むプロセス、方法、製造品又は装置は、リスト内のこれらの要素だけを含んでいるのではなく、リストに明示されていない他の要素又はこのようなプロセス、方法、製造品又は装置固有の他の要素も含む。
本明細書で使用する場合、ある((a)又は(an))という用語は、1つ又は複数を意味するものと定義される。本明細書で使用する場合、複数の(plurality)という用語は、少なくとも2つ以上を意味するものとして定義される。本明細書で使用する場合、他の(another)という用語は、少なくとも第2又は第3、第4を意味するものと定義される。本明細書で使用する場合、含む(including)及び/又は有する(having)という用語は、備える(すなわち、広義の意味を持つ語)を意味するものと定義される。本明細書で使用する場合、結合している(coupled)という用語は、接続していることを意味するものと定義されるが、必ずしも直接又は必ずしも機械的に接続していなくてもよい。本明細書で使用する場合、プログラムという用語は、コンピュータ・システム上で実行するために設計された一連の命令を意味するものと定義される。プログラム又はコンピュータ・プログラムは、サブルーチン、機能、手順、オブジェクト方法、オブジェクト実施、実行可能なアプリケーション、アプレット、サーブレット、ソース・コード、オブジェクト・コード、共有ライブラリ/動的ロード・ライブラリ、及び/又はコンピュータ・システム上で実行するように設計された他の一連の命令を含
むことができる。
本発明のある実施形態による通信システムのブロック図。 本発明のある実施形態により行われるメッセージ通信及び手順のメッセージ流れ図。 本発明のある実施形態により行われるメッセージ通信及び手順のメッセージ流れ図。 本発明の第1の実施形態による発信メッセージのブロック図。 本発明の第2の実施形態による発信メッセージのブロック図。 本発明のある実施形態により実行されるステップの論理フローチャート。

Claims (10)

  1. 多重パケット・データ・サービス接続をサポートするための方法であって、
    移動局(MS)により、複数のパケット・データ接続のためのサービス要求動作を要求するメッセージを生成するステップと、
    前記複数の接続のためのサービス要求動作を要求するために、基地局(BS)に前記メッセージを送信するステップとを備え、前記複数の各接続が、前記MSとパケット・データ・サービス・ノード(PDSN)との間の接続であり、前記複数の各接続が、メッセージ・フィールド内のサービス参照識別子値により個々に識別され、及び、前記サービス要求動作が、接続発信、接続再起動及びドーマント・モード・ハンドオフからなる動作のグループからの動作を含む方法。
  2. 前記メッセージが、メッセージ拡張部内に表示されている各サービス参照識別子値のための記録を含む前記メッセージ拡張部を含み、各記録が前記サービス参照識別子値のうちの1つを表示する請求項1に記載の方法。
  3. 前記メッセージが、CDMA発信メッセージ、CDMA強化発信メッセージ及びCDMA再接続メッセージからなるグループからのCDMAメッセージを含む請求項1に記載の方法。
  4. 多重パケット・データ・サービス接続をサポートするための方法であって、
    移動局(MS)により、複数のパケット・データ接続のためのサービス要求動作を要求するメッセージを生成するステップと、
    前記複数の接続のための前記サービス要求動作を要求するために、基地局(BS)に前記メッセージを送信するステップとを備え、前記複数の各接続が、前記MSとパケット・データ・サービス・ノード(PDSN)との間の接続であり、前記複数の各接続が、ビットマップ内のビット値により個々に識別され、及び前記サービス要求動作が、接続発信、接続再起動及びドーマント・モード・ハンドオフからなる動作のグループからの動作を含む方法。
  5. 多重パケット・データ・サービス接続をサポートするための方法であって、
    基地局(BS)により、移動局(MS)から、複数のパケット・データ接続のためのサービス要求動作を要求するメッセージを受信するステップと、
    前記複数の接続のための前記サービス要求動作を容易にするために前記メッセージを処理するステップとを備え、前記複数の各接続が、前記MSとパケット・データ・サービス・ノード(PDSN)との間の接続であり、前記複数の各接続が、メッセージ・フィールド内のサービス参照識別子値により個々に識別され、及び前記サービス要求動作が、接続発信、接続再起動及びドーマント・モード・ハンドオフからなる動作のグループからの動作を含む方法。
  6. 多重パケット・データ・サービス接続をサポートするための方法であって、
    基地局(BS)により、移動局(MS)から、複数のパケット・データ接続に対するサービス要求動作を要求するメッセージを受信するステップと、
    前記複数の接続のための前記サービス要求動作を容易にするために、前記メッセージを処理するステップとを備え、前記複数の各接続が、前記MSとパケット・データ・サービス・ノード(PDSN)との間の接続であり、前記複数の各接続が、ビットマップ内のビット値により個々に識別され、及び前記サービス要求動作が、接続発信、接続再起動及びドーマント・モード・ハンドオフからなる動作のグループからの動作を含む方法。
  7. 移動局(MS)であって、
    送信機と、
    複数のパケット・データ接続に対してサービス要求動作を要求するメッセージを生成することができ、前記複数の接続のためのサービス要求動作を要求するために、前記送信機に前記メッセージを基地局(BS)に送信するように指示することができる、前記送信機に通信できるように結合しているプロセッサとを備え、前記複数の各接続が、前記MSとパケット・データ・サービス・ノード(PDSN)との間の接続であり、前記複数の各接続が、メッセージ・フィールド内のサービス参照識別子値により個々に識別され、前記サービス要求動作が、接続発信、接続再起動及びドーマント・モード・ハンドオフからなる動作のグループからの動作を含む移動局。
  8. 移動局(MS)であって、
    送信機と、
    複数のパケット・データ接続のためのサービス要求動作を要求するメッセージを生成することができ、前記複数の接続のためのサービス要求動作を要求するために、前記送信機に前記メッセージを基地局(BS)に送信するように指示することができる、前記送信機と通信できるように結合しているプロセッサとを備え、前記複数の各接続が、前記MSとパケット・データ・サービス・ノード(PDSN)との間の接続であり、前記複数の各接続が、ビットマップ内のビット値により個々に識別され、前記サービス要求動作が、接続発信、接続再起動及びドーマント・モード・ハンドオフからなる動作のグループからの動作を含む移動局。
  9. 基地局(BS)であって、
    受信機と、
    複数の接続のためのサービス要求動作を容易にするために、複数のパケット・データ接続のためのサービス要求動作を要求する移動局(MS)からのメッセージを、前記受信機を介して受信することができ、前記メッセージを処理することができる前記受信機と通信できるように結合しているプロセッサとを備え、前記複数の各接続が、前記MSとパケット・データ・サービス・ノード(PDSN)との間の接続であり、前記複数の各接続が、メッセージ・フィールド内のサービス参照識別子値により個々に識別され、前記サービス要求動作が、接続発信、接続再起動及びドーマント・モード・ハンドオフからなる動作のグループからの動作を含む基地局。
  10. 基地局(BS)であって、
    受信機と、
    前記複数の接続のための前記サービス要求動作を容易にするために、複数のパケット・データ接続に対してサービス要求動作を要求する移動局(MS)からのメッセージを前記受信機を介して受信することができ、前記メッセージを処理することができる前記受信機と通信できるように結合しているプロセッサとを備え、前記複数の各接続が、前記MSとパケット・データ・サービス・ノード(PDSN)との間の接続であり、前記複数の各接続が、ビットマップ内のビット値により個々に識別され、前記サービス要求動作が、接続発信、接続再起動及びドーマント・モード・ハンドオフからなる動作のグループからの動作を含む基地局。
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