JP2006507501A - 対象物に埋設されたセンサを較正するための装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

対象物内に埋設されたセンサの較正を容易にする装置は、基盤と、基盤に取り付けられ、第1方向において力を生成するように構成された力生成器と、力生成器に接続され、力生成器によって加えられる力の大きさを検出するロードセルと、基盤と旋回可能に相互接続され、第1方向に対して略直交している第1回転軸を中心として旋回可能であるローラ取付けアセンブリと、第1方向と略直交する第2回転軸を中心として回転するように、ローラ取付けアセンブリに回転可能に取り付けられ、対象物に力を加えるのに十分なだけ第1方向に突出しているローラと、を備える。この装置は、センサに加えられる力がセンサ出力によって較正されることを可能にする。

Description

本発明は、一般的には、工業用ロールカバー及び他の対象物の特性の測定に関し、さらに詳細には、そのような測定に用いられる測定装置の較正に関する。
円筒状のロールは、多くの工業的用途、特に製紙に関する用途に利用されている。このようなロールは、典型的には、それらが高い動的負荷、温度、及び侵食性又は腐食性の化学薬品に晒され得る厳しい環境で用いられる。一例として、典型的な製紙工場において、ロールは、繊維性ウエブシートを処理ステーション間に移送するためのみならず、加圧部及びカレンダロールの場合、ウエブシート自体を紙に処理するために用いられる。
典型的には、製紙に用いられるロールは、製紙機械内の設置位置を考慮して、構成される。何故なら、製紙機械内の異なる位置に設置されるロールは、異なる機能を果たすことが必要とされるからである。製紙ロールには多くの異なる性能が要求され、また金属ロールの全体を交換するのは極めて高価なので、多くの製紙ロールは、典型的には、金属コアの周面を包囲するポリマーカバーを備えている。カバーに用いられる材料を変更することによって、カバーの設計者は、製紙用途の要求に応じて、異なる性能の特性を有するロールを提供することができる。また、金属ロールを覆っているカバーの補修、再研磨、又は交換は、金属ロールの全体の交換よりも著しく安価である。カバー用の代表的なポリマー材料として、天然ゴム、ネオプレン、スチレン−ブタジエン(SBR)、ニトリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレン(「CSPE]−これはデュポンから市販されている商品名HYPALON(登録商標)で知られている)、EDPM(エチレン−プロピレンジエンモノマーから生成されるエチレンープロピレンターポリマーに与えられた名前)、ポリウレタンのような合成ゴム、熱硬化性合成物、及び熱可塑性合成物が挙げられる。
多くの場合、ロールカバーは、少なくとも2つの異なる層、すなわち、コアを覆ってそれと結合する基層と、基層を覆ってそれと結合し、ロールの外面として機能する上側ストック層を含んでいる(ロールによっては、基層と上側ストック層によって挟まれる中間的な「接続」層も備えている)。これらの材料層は、典型的には、作動に必要な所定の組の物理的特性をカバーにもたらすように、選択される。これらの特性として、製紙環境に耐えるのに不可欠な強度、弾性係数、及び、高温、水、及び強い薬剤に対する耐性が、挙げられる。さらに、カバーは、典型的には、それらが行なうプロセスに適した所定の表面硬度を有するように設計され、典型的には、紙シートが損傷を受けることなくカバーから「離脱する」ことを、必要とする。また、経済的な理由から、カバーは擦過傷及び磨耗に対して耐性を有しているべきである。
一部のロールは、「ニップ」ロールとして、設けられている。ここでは、2つ以上のロールが、ウェブが通過し得る「ニップ」を形成するように配置される。このようなロールは、例えば、製紙機械の加圧部で用いられることが多い。これらのロールは、処理を進めるために、所定の圧力でウエブを加圧する。しかし、場合によっては、これらのロールは、ウエブに対して圧力を不均一に加えることがある。不均一な圧力の付加は、(a)1つ以上のロールのカバーがわずかに「真円から外れている」場合、(b)1つのロールが、その軸が相手ロールの軸と平行でないように取付けられている場合、又は(c)ロールカバーの1つの偏磨耗が大きくなった場合を含む多くの状況において、生じ得る。不均一な圧力の原因とは無関係に、そのような不均一な圧力の存在は、ウエブの処理に悪影響を及ぼし、極端な場合、カバーを損傷し、破損させることもある。
ロール又はロールカバー内の異なる位置における圧力の検出を試みるいくつかのシステムが、利用可能である。1つのシステムは、ロール間に配置させることができ、圧力の測定値をもたらす多数の圧力センサが取り付けられる柔軟な帯板を備えている(例えば、ムーアに付与された米国特許第5,953,230号を参照)。他のシステムは、ロールカバー自体に埋設され、信号を外部のプロセッサにもたらすセンサを用いている(例えば、モシェレスらに付与された米国特許第5,699,729号を参照)。
埋設されたセンサを用いるシステムは、特に望ましい。何故なら、それらのシステムは、ロールの作動中でも、容易に監視され得るからである。勿論、埋設されたセンサは、それらが重要な特定の特性を検出するので、正確であることが重要である。一般的に、センサを較正することが推奨されるか及び/又は必要とされる。何故なら、センサ出力は、センサを覆う材料の製造、配置、及び厚みの差によって変化し得るからである。従って、埋設されたセンサの較正を容易にする装置及び/又は方法が望まれている。
本発明は、埋設されたセンサを有する被覆ロールを較正するための装置及び方法を対象としている。第1態様として、本発明は、対象物内に埋設されたセンサの較正を容易にする装置において、基盤と、基盤に取り付けられ、第1方向において力を生成するように構成された力生成器と、力生成器に接続され、力生成器によって加えられる力の大きさを検出するロードセルと、基盤と旋回可能に相互接続され、第1方向に対して略直交している第1回転軸を中心として旋回可能であるローラ取付けアセンブリと、第1方向と略直交する第2回転軸を中心として回転するようにローラ取付けアセンブリに回転可能に取り付けられ、対象物に力を加えるのに十分なだけ第1方向に突出しているローラと、を備えることを特徴とする装置を備える。この装置は、センサに加えられる力がセンサ出力によって較正されることを可能にする。
いくつかの実施形態において、2つの力生成器(好ましくは、膨張可能なエアバッグ)と2つのロードセルが用いられる。また、いくつかの実施形態において、この装置は、ローラ又は対象物の温度を検出することができる温度センサを備える。このような検出によって、対象物が温度平衡に達した時点を示すことができ、これによって、較正の精度を改良することができる。
第2態様として、本発明は、埋設されたセンサを有する対象物を較正する方法を対象としている。この方法は、埋設されたセンサを有する対象物、及び前述の装置を設けるステップから始まる。この方法は、力生成器を作動させ、ロールを介して力を対象物に加えるステップに続く。次いで、力生成器によって生成された力がロードセルによって測定され、ローラによって対象物に加えられた力に応答するセンサの出力も測定される。これら3つの前述のステップが、異なる大きさの異なる力に対して繰り返され、圧力入力をセンサ出力と関連付けさせる。
いくつかの実施形態において、対象物は、被覆ロールであり、この対象物は、力が加えられている間、回転している。いくつかの実施形態は、温度平衡に達した時点を検出するために、ローラ又は対象物の温度を監視するステップを備え、この監視ステップは、典型的には、力が対象物に加えられた後に行なわれる。
以下、図示される本発明の好ましい実施形態に基づいて、本発明をさらに十分に説明する。しかし、本発明は異なる形態で実施されてもよく、ここに述べる実施形態に制限されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、この開示内容が綿密、かつ完全であり、当業者に本発明の範囲を十分に知らしめるために、提供される。図面の全体にわたって、同様の番号は、同様の要素を示すものとする。一部の構成部品の厚みと寸法は、明確化するために、誇張されていることがある。
以下、図面について説明する。概括的に10で示される較正装置が、図1及び2に示されている。この較正装置10は、典型的には被覆ロールの表面への作業を行なうのに用いられる旋盤又は研磨機のような他の回転装置に、取り付けられ得る。装置10の一部の構成要素の配置、位置、及び移動を、以下、装置10の他の構成要素に対するそれらの位置に基づいて、説明する。ここで用いられる「前方」という用語とその派生語、及び「前」という用語とその派生語は、装置10の基底面と平行で、装置10からロールに向かって延在するベクトルによって定義される方向を指す。「後」、「後方」という用語とそれらの派生語は、前方向と逆の方向、すなわち、装置10の基底面と平行に、ロールから装置10に向かって延在するベクトルによって定義される方向を指す。前方向と後方向は、合わさって、装置10の「長手」方向をなす。「横向き」、「外側」という用語とそれらの派生語は、装置10と交差する垂直面を起点にして、装置10の基底面と平行に、かつ前方向と直交して延在するベクトルによって定義される方向を指す。「内方」、「内側」、「装置内」という用語とそれらの派生語は、横方向と逆の方向、すなわち、装置の横端を起点にして、前述の交差面に向かって延在するベクトルによって定義される方向を指す。内方向と横方向は、合わさって、装置10の「横断」方向をなす。
装置10は、旋盤の複式刃物台(compound)(すなわち、切削工具が取り付けられる旋盤の部分)に取り付けられる略水平の基盤12を備えている。基盤12は、略水平の基板13と略垂直のエアバッグ取付け部材16とを備えている。エアバッグ取付け部材16は、基盤13の前縁に固定され、そこから上方に立ち上がっている。2つの三角支持体14a、14bが、基盤13の上面とエアバッグ取付け部材16の後面に固定されている。基盤12は、エアバッグ取付け部材16の前面から前方に延在する橋架け部材36も備え、さらに橋架け部材36の前縁に固定され、そこから下方に延在するヒンジ取付け板38を備えている。
当業者であれば、基盤12が他の構成を取り得ることが、理解されるだろう。例えば、例示された構成部品の寸法と厚みは変更されてもよく、構成部品の2つ以上が単一の部材として又は別個の構成部品として形成されてもよく、又は基板13は回転装置以外の装置に取り付けられるように構成されてもよい。いずれの場合も、基盤は、装置10の他の構成部品に対して、適切な取り付け箇所をもたらすような形状を有するべきであり、また作動の厳しさに耐えるのに十分な強度と剛性を有する(鋼のような)材料から形成されるべきである。
図1及び図2をさらに参照するに、2つのエアバッグ20a、20bが、ネック18を介して、エアバッグ取付け部材16の前面に取り付けられている。エアバッグ20a、20bは、エアバッグ取付け部材16にそれを横切って取り付けられている。(典型的には、ゴムから形成される)エアバッグ20a、20bは膨張可能であり、空気圧源(図示せず)に接続されている。膨張時に、エアバッグ20a、20bは、それらが接続される構成部品に力/圧力を加える。
当業者であれば、本発明が力又は圧力を生成する代替的な構成を利用してもよいことが、理解されるだろう。例えば、いくつかの実施形態において、1つのエアバッグのみが用いられてもよい。他の実施形態において、油圧システム、機械システム、電磁システムなどのような他の力生成器が、装置10に対して力/圧力を生成するのに用いられてもよい。
図1及び図2をさらに参照するに、2つのロードセル24a、24bが、ネジ付き軸23a、23bを介して、それぞれ、ロードセル板23(ここでは、1つのみが例示されている)に取り付けられている。これらのロードセル板23は、エアバッグ20a、20bのネック22bに取り付けられている。ロードセル24a、24bは従来の構造を有し、ここでは、詳細に説明する必要がない。ロードセル24a、24bは、エアバッグ20a、20bによって長手方向に加えられる負荷を測定するように構成されている。好ましいロードセルは、トランスデューサ・テクニックス(Transducer Techniques)(テメキュラ、カルフォルニア州)から市販されているSWP−5K−4モデルである。他の力測定装置が、ロードセル24a、24bに対して、代替されてもよい。
図1及び図2をさらに参照するに、ローラ取付けアセンブリ26が、ロードセル24a、24bの前端に取り付けられている。ローラ取付けアセンブリ26は、軸受取付け板27を備え、この軸受取付け板27は、下方に延在し、ヒンジ40を介して、ヒンジ取付け板38の下端に旋回可能に相互接続されている。従って、軸受取付け板27は、回転横軸A1を中心として自在に旋回可能である。ヒンジ40が極めて正確な公差を有すること、及びヒンジ40が軸A1と直交する方向に加えられる(4,000ポンド以上の)極めて高い負荷に耐え得ること、が好ましい。
図1および図2を再び参照するに、ローラ取付けアセンブリ26は、ネジ又は他の留め具を介して、軸受取り付け板27の前面に取り付けられる2つのローラ軸受28a、28bも備えている。フランジ32が、軸受取付け板27の前面の下部に(典型的には、ネジ付き留め具を介して)固定される。2つの(図2では、1つのみが示されている)止めネジ34が、フランジ32内を上方に延在し、ローラ軸受28a、28bの下端に接触する。
図1及び図2を再び参照するに、ローラ30は、ローラ軸受28a、28bに回転横軸A2を中心として回転可能に取り付けられている。ローラ30は、多くの形態を取り得るが、好ましくは、被覆されていないか又は少なくとも3P&Jの硬度を有するカバーによって覆われる、(鋼のような)材料から形成される。また、ローラ30は、どのような所望の長さ及び直径を有していてもよいが、好ましくは、約2から5インチの長さ及び3から8インチの直径を有する。
装置10の取付け及び操作は、センサが埋設された被覆ロールを、このようなロールへの作業を行なうのに通常用いられる前述した旋盤又は研磨機のような回転装置に取り付けることから始まる。センサは、センサに加えられる圧力又はセンサ内に誘発される応力/歪を検出するどのような種類のセンサであってもよいが、代表的なセンサとして、光学センサ、圧電センサ、及び圧電抵抗センサが挙げられる。典型的な光学センサが、米国特許出願第09/489,768号に開示されている。この特許出願の開示内容は、その全体がここに含まれるものとする。ロールのカバーは、典型的には、ゴム、ポリウレタン、エポキシ、及びその配合物、混合物、及び組合せのようなポリマー材料であり、センサは、典型的には、そのカバーの表面の下方に埋設される。いくつかの実施形態において、ロールが回転装置に取り付けられた後、装置10の位置決めを容易にするために、センサの軸方向位置に印が付けられる。
ロールが取り付けられた後、装置10は、回転装置に取り付けられる。さらに具体的には、例示された実施形態において、基板13が旋盤の複式刃物台に取り付けられる。取り付けは、基板13を長手方向(すなわち、ロールに向かう方向又はそこから離れる方向)に移動させることによって、ローラ30を正確に位置決めできるように(例えば、基板13又は旋盤の複式刃物台に設けられたボルトが挿入される長穴を介して)なされるのが好ましい。典型的には、ローラ30の所望の位置は、ロールに平行で、かつロールにほぼ接触する位置である。ロールへのローラ30の近接は、基盤12を旋盤に対して滑動させ、(すなわち、ローラ30を水平面において調整し)、その近接位置をニップ箔によってチェックすることによって調整され得る。ローラ30は、止めネジ34の調整によって垂直面において調整され得る。これによって、ローラ軸受28a、28bの高さ、及びローラ30の軸A2の位置を変更することができる。この調整は、ローラ30の高さによってチェックされ得る。
位置決めされたら、装置10は、ロール内のセンサを較正するのに用いられ得る。ロールは、旋盤によって、(典型的には、45rpm以上の速度で)、その軸を中心として回転される。次いで、ローラ30が(ロードセルによって測定される)所望の負荷をロールに加えるまで、エアバッグ20a、20bが圧力源によって膨張される(この場合、軸受取付けアセンブリ26はヒンジ40を中心として自在に旋回するので、エアバッグ20a、20bによって加えられた力がローラ30に伝達される)。もし、(ここに示されているエアバッグ20a、20bのような)複数のエアバッグが用いられる場合、それらが同程度に負荷されることが好ましい。測定された負荷に対して、センサ出力に関するデータが収集される。次いで、負荷が徐々に増大され、(典型的には、約100から1,500pliの範囲内において、3つ以上の異なる負荷が加えられ)、各負荷に対して、データが収集される。この後、装置10は、次のセンサ位置に向かって軸方向に移動される(これは、通常、ロールの軸に沿って旋盤の複式刃物台を移動させることによって達成される)。これらの負荷工程とデータ収集工程は繰り返される。このデータから、負荷とセンサ出力との間の相関関係が明らかになる。この相関関係は、製紙機械又は他の機械システムの作動中におけるロールに関するセンサデータを収集及び解釈するときに用いられ得る。
本発明の装置の他の実施形態が、図3に総称的に10’で示されている。装置10’は、装置10と同じ構成要素を備えているが、熱電対アーム52も備えている。この熱電対アーム52は、エアバッグ取付け板16’に取り付けられ、ローラ30’に向かって前方に延在している。熱電対50が、熱電対アーム52の自由端に取り付けられ、ローラ30’上に置かれている。熱電対50は、好ましくは、一例にすぎないが、ローラ30’の表面に適合する凹面を有する。
熱電対50は、較正手順中、ローラ30’の表面の温度を検出する。熱電対50は、温度に依存する負荷の関数として、センサ出力の変動に対処するために、本発明の装置に含まれるとよい。この能力は、負荷時における歪に基づいて出力をもたらすセンサに対して有用であり得る。個々のセンサに対する歪は、加えられる負荷とカバー材料の弾性係数に依存する。ポリマー製のロールカバーは、弾性係数が作動温度によって著しく変化し得る材料から形成されるので、個々の負荷に対するセンサ出力は、カバーが温度平衡に達するまで変化し得る。カバーに対する温度平衡を検出する1つの方法として、温度が安定するまで、負荷状態において、ある期間にわたって、ローラ30’の温度を測定することが挙げられる(この場合、ローラ30’は、平衡状態において、ロールと本質的に同じ温度を有するか、又は実験的な検査及び/又は較正によって、ロールの温度に関連し得る温度を有するはずである)。温度が安定した後、センサの較正を行なうことができ、より正確な結果が得られる。
当業者であれば、装置10’が他の構成を取り得ることが、理解されるだろう。例えば、パイロメータ又は他の温度検知装置が、熱電対の代わりに用いられてもよい。また、温度検知装置は、装置10’の他の箇所、例えば、軸受取付け板に取り付けられてもよい。さらに、ロールの表面が直接測定されてもよく、あるいはローラ30’又はロールのいずれかの温度が、非接触技術(例えば、赤外線に基づくシステム)を用いて測定されてもよい。
以上は、本発明の例示にすぎず、本発明を制限すると解釈されるべきではない。本発明の例示的実施形態について説明したが、当業者であれば、本発明の新規の示唆及び利点から逸脱することなく、これらの例示的実施形態から、多くの変更形態をなすことが可能であることが、理解されるだろう。従って、このような変更形態の全ては、本発明の範囲内に含まれることが意図されている。
本発明の実施形態による被覆ロールに埋設されたセンサを較正するための装置の透視図である。 図1の装置の側面図である。 本発明の実施形態による被覆ロールに埋設されたセンサを較正するための装置の他の実施形態の側面図である。

Claims (33)

  1. 対象物内に埋設されたセンサの較正を容易にする装置において、
    基盤と、
    前記基盤に取り付けられ、第1方向において力を生成するように構成された力生成器と、
    前記力生成器に接続され、前記力生成器によって加えられる力の大きさを検出するロードセルと、
    前記基盤と旋回可能に相互接続され、前記第1方向に対して略直交している第1回転軸を中心として旋回可能であるローラ取付けアセンブリと、
    前記第1方向と略直交する第2回転軸を中心として回転するように前記ローラ取付けアセンブリに回転可能に取り付けられ、前記対象物に力を加えるのに十分なだけ前記第1方向に突出しているローラと
    を備えることを特徴とする装置。
  2. 前記力生成器は、膨張可能エアバッグであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記力生成器と前記ローラは、前記ローラが約100から1,500pliの圧力を前記対象物に加えるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 前記ローラの表面は、少なくとも3P&Jの硬度を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 前記ローラは、鋼から形成されることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 前記ローラ取付けアセンブリは、軸受取付け板と、そこに取り付けられるローラ軸受とを備え、前記ローラは、前記軸受に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 前記ローラ取付けアセンブリは、前記ローラの軸方向位置を調整する止めネジをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 前記基盤は、旋盤と研磨機の1つに取り付けられるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 温度センサをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 前記温度センサは、前記基盤に取り付けられ、そこから前記ローラの温度を検知する位置まで突出していることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記温度センサは、熱電対であることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  12. 前記温度センサは、それが前記ローラと接触するように取り付けられることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  13. 対象物内に埋設されたセンサの較正を容易にする装置において、
    基盤と、
    前記基盤に取り付けられる1対の力生成器であって、各々が第1方向において力を生成するように構成された力生成器と、
    1対のロードセルであって、各々が対応する前記力生成器に接続され、該力生成器によって加えられる力の大きさを検出するロードセルと、
    前記基盤と旋回可能に相互接続され、前記第1方向に対して略直交している第1回転軸を中心として旋回可能であるローラ取付けアセンブリと、
    前記第1方向と略直交する第2回転軸を中心として回転するように前記ローラ取付けアセンブリに回転可能に取り付けられ、前記対象物に力を加えるのに十分なだけ前記第1方向に突出しているローラと
    を備えることを特徴とする装置。
  14. 前記力生成器は、膨張可能エアバッグであることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記力生成器と前記ローラは、前記ローラが約100から1,500pliの圧力を前記対象物に加えるように、構成されることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  16. 前記ローラの表面は、少なくとも3P&Jの硬度を有することを特徴とする請求項13に記載の装置。
  17. 前記ローラは、鋼から形成されることを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 前記ローラ取付けアセンブリは、軸受取付け板と、そこに取り付けられるローラ軸受とを備え、前記ローラは、前記軸受に取り付けられることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  19. 前記ローラ取付けアセンブリは、前記ローラの軸方向位置を調整する止めネジをさらに備えることを特徴とする請求項18に記載の装置。
  20. 前記基盤は、旋盤と研磨機の1つに取り付けられるように構成されることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  21. 温度センサをさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  22. 前記温度センサは、前記基盤に取り付けられ、そこから前記ローラの温度を検知する位置まで突出していることを特徴とする請求項21に記載の装置。
  23. 前記温度センサは、熱電対であることを特徴とする請求項21に記載の装置。
  24. 前記温度センサは、それが前記ローラと接触するように取り付けられることを特徴とする請求項22に記載の装置。
  25. 対象物内に埋設されたセンサを較正する方法において、
    (a)センサが埋設された対象物を設けるステップと、
    (b)較正装置を設けるステップであって、前記較正装置は、
    基盤と、
    前記基盤に取り付けられ、第1方向において力を生成するように構成された力生成器と、
    前記力生成器に接続され、前記力生成器によって加えられる力の大きさを検出するロードセルと、
    前記基盤と旋回可能に相互接続され、前記第1方向に対して略直交している第1回転軸を中心として旋回可能であるローラ取付けアセンブリと、
    前記第1方向と略直交する第2回転軸を中心として回転するように、前記ローラ取付けアセンブリに回転可能に取り付けられ、前記対象物に力を加えるのに十分なだけ前記第1方向に突出しているローラと
    を備えるようなステップと、
    (c)前記力生成器を作動させて、力を前記ローラを介して前記対象物に加えるステップと、
    (d)前記力生成器によって生成された力を前記ロードセルによって測定するステップと、
    (e)前記ローラによって前記対象物に加えられた力に応答する前記センサからの出力を測定するステップと、
    (f)異なる大きさの異なる力に対して、前記作動、測定、及び監視ステップを繰り返し、圧力入力をセンサ出力と関連付けさせるステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  26. 前記ステップ(b)は、1対の力生成器と1対のロードセルとを備える装置を設けるステップを含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 前記装置の前記基盤を旋盤又は研磨機に取り付けるステップをさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  28. 前記対象物の温度を監視し、前記対象物が温度平衡に達した後のみ、前記ステップ(d)〜(f)を続行するステップをさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  29. 前記ステップ(c)〜(f)中に、前記第2回転軸と実質的に平行の回転軸を中心として、前記対象物を回転させるステップをさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  30. 前記対象物は、ポリマー製カバーによって被覆されたロールであることを特徴とする請求項29に記載の方法。
  31. 前記センサは、光学センサであることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  32. 前記ステップ(c)の前に、前記対象物上のセンサ位置に印を付けるステップをさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  33. 前記ステップ(c)の前に、前記ローラの前記回転軸を、前記対象物の前記回転軸と平行になるように調整するステップをさらに含むことを特徴とする請求項29に記載の方法。
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