JP2006505326A - 呼吸保護装置 - Google Patents
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Abstract
呼吸保護装置は、フィルタ・ハウス室(40)を持つフィルタ・ハウス(8)および多くの貫通穴(47、47a)を有する第1の壁部(45)を有するフィルタ・ハウス本体(1)、前記第1の壁部内の前記フィルタ・ハウス室における少なくとも1つのフィルタ(2)、および、ユーザの口に導入され、かつ、保持されるように配置され、前記フィルタ・ハウス(8)における第2の壁部(46)の開口部(53)とユーザの口に導入される端の開口部(54)との間で空気の通り道を有するマウスピース(9)を備える。際立った特徴は、前記フィルタ・ハウス(8)は、第1端部(5)、第2端部(7)、および、前記フィルタ・ハウスの前記端の間で延長する前記第1および第2の壁部(45、46)を有し、前記フィルタ・ハウスは、前記マウスピースが前記ユーザの口に挿入される場合、伸張され、かつ、前記ユーザの口の前記端の間の線に並列に延長し、前記フィルタ・ハウスの前記第1の壁部は、少なくとも1つの領域において複数の貫通穴(47、47a)を備え、それは、前記領域または前記貫通穴が配置される領域の少なくとも前記内部で前記ハウスの長手方向において少なくとも本質的にまっすぐに延長し、前記フィルタは、前記第2の壁部に沿って前記フィルタ・ハウス室に配置され、この壁部の前記開口部を被い、吸入で閉鎖され、かつ、呼気で開けられる逆止め弁(3、33)は、少なくとも前記第1端部に配置され、呼気のための少なくとも1つの通路(40)は、前記フィルタ・ハウスの前記第1の壁における開口部と前記フィルタ・ハウスの前記第1端部の前記逆止め弁との間で延長することである。
Description
本発明は、フィルタ・ハウス室および多くの貫通穴を有する第1の内壁部を持つフィルタ・ハウスを具備するフィルタ・ハウス本体、前記第1の内壁部の内部のフィルタ・ハウス室における少なくとも1つのフィルタ、および、ユーザの口に導入され、かつ、保持され、フィルタ・ハウスにおける第2の内壁部の開口部とユーザの口に導入される開口部の端部との間に気道を有するように配置されるマウスピースを備えた呼吸保護装置に関する。
今日使用される呼吸保護装置は、非常に高度であるが、従来の防毒マスク、または、口および鼻を被うより単純な呼吸保護装置である。防毒マスクは、高度な空気浄化を必要とする極めて危険な環境において有用である特定の領域を有する。口および鼻を被う単純な従来の呼吸保護装置は、空気浄化が必要な環境において、このような装置は不快であり、また多くの場合、不十分な浄化能力および他の欠点を有するにもかかわらず、他に何も無いために広く使われている。
上の序文において言及されたタイプの呼吸保護装置もまた、提案されてきた。このような呼吸保護装置の実施例は、WO 92/21408、EP 0 695 561A1、US−A 5、771、885、US−A 5、957、131、および、DE−OS2 115 715において記載されていて、それらを参照にすることができる。しかしながら、これらの公開に示されるすべての保護装置は、欠陥および/または欠点を有し、出願人が認識するほど、広い使用に及ばなかった。
上の序文において言及されたタイプの呼吸保護装置もまた、提案されてきた。このような呼吸保護装置の実施例は、WO 92/21408、EP 0 695 561A1、US−A 5、771、885、US−A 5、957、131、および、DE−OS2 115 715において記載されていて、それらを参照にすることができる。しかしながら、これらの公開に示されるすべての保護装置は、欠陥および/または欠点を有し、出願人が認識するほど、広い使用に及ばなかった。
上記の背景を与えられ、本発明は、鼻クリップか、鼻栓または類似したものと組み合わせ、多くの作業環境において完全に満足な保護を提供し、多くの実際的な利点さらに有する上の序文において言及されるタイプの呼吸保護装置を提供することを意図する。より具体的には、本発明は、以下の利点および/または条件の大部分を満たす呼吸保護装置を提供することを意図する:
● 良い精製効果
● 吸入および呼気の両方における小さい呼吸抵抗
● 小型(ポケットサイズ)
● 低重量
● ユーザ視野に干渉がない;いかなる突設部分も有しない
● 口ひげまたはあごひげがある人により使用可能である
● 標準のフィルタが使用可能である
● 合理的に生産可能である
● フィルタは、交換または洗浄のために挿入および除去するのが容易である
● 空気浄化のために利用できるスペースの利用の大きい程度
● 使用環境の条件に適応する異なるフィルタ品位で使用可能である
● フィルタの挿入および除去のための特別なカセットが必要でない
● 少ない変更態様により、例えば呼気空中から微生物を濾過するため、同様な基本設計がクリーンな空気の呼気にもまた使用可能である
前述の特性のすべて、または、少なくとも大部分は、以下において特徴づけられる序文で言及されたタイプの呼吸保護装置によって達成されることができる。
● フィルタ・ハウスが第1端部、第2端部を有し、前記第1の内壁部は、フィルタ・ハウスの前記端部の間で延長する
● フィルタ・ハウスは、マウスピースがユーザの口に挿入される場合、引き延ばされ、かつ、ユーザの口の角の間の線に並列して延長する
● フィルタ・ハウスの前記第1の内壁部は、少なくとも1つの領域における複数の貫通穴を備え、かつ、少なくとも領域、または、前記貫通穴が配置される領域における少なくとも内側におけるハウスの長手方向において少なくとも本質的にまっすぐに延長する
● フィルタは、前記第2の内壁部に沿ってフィルタ・ハウス室に配置され、この内壁部の開口部を被う
● 吸入で閉じ、かつ、呼気で開く逆止め弁は、少なくとも前記第1端部に配置される
呼気のための少なくとも1つの通路は、フィルタ・ハウスの第1の内壁の開口部とフィルタ・ハウスの第1端部の前記逆止め弁との間で延長する
本発明の追加的な特徴および態様は、請求項および以下の発明の詳細な説明から明らかである。
● 良い精製効果
● 吸入および呼気の両方における小さい呼吸抵抗
● 小型(ポケットサイズ)
● 低重量
● ユーザ視野に干渉がない;いかなる突設部分も有しない
● 口ひげまたはあごひげがある人により使用可能である
● 標準のフィルタが使用可能である
● 合理的に生産可能である
● フィルタは、交換または洗浄のために挿入および除去するのが容易である
● 空気浄化のために利用できるスペースの利用の大きい程度
● 使用環境の条件に適応する異なるフィルタ品位で使用可能である
● フィルタの挿入および除去のための特別なカセットが必要でない
● 少ない変更態様により、例えば呼気空中から微生物を濾過するため、同様な基本設計がクリーンな空気の呼気にもまた使用可能である
前述の特性のすべて、または、少なくとも大部分は、以下において特徴づけられる序文で言及されたタイプの呼吸保護装置によって達成されることができる。
● フィルタ・ハウスが第1端部、第2端部を有し、前記第1の内壁部は、フィルタ・ハウスの前記端部の間で延長する
● フィルタ・ハウスは、マウスピースがユーザの口に挿入される場合、引き延ばされ、かつ、ユーザの口の角の間の線に並列して延長する
● フィルタ・ハウスの前記第1の内壁部は、少なくとも1つの領域における複数の貫通穴を備え、かつ、少なくとも領域、または、前記貫通穴が配置される領域における少なくとも内側におけるハウスの長手方向において少なくとも本質的にまっすぐに延長する
● フィルタは、前記第2の内壁部に沿ってフィルタ・ハウス室に配置され、この内壁部の開口部を被う
● 吸入で閉じ、かつ、呼気で開く逆止め弁は、少なくとも前記第1端部に配置される
呼気のための少なくとも1つの通路は、フィルタ・ハウスの第1の内壁の開口部とフィルタ・ハウスの第1端部の前記逆止め弁との間で延長する
本発明の追加的な特徴および態様は、請求項および以下の発明の詳細な説明から明らかである。
発明の詳細な説明において同封の図面で参照される。
発明の呼吸保護装置において使用されることができるタイプのフィルタの平面図
図1の線II−IIに沿ったフィルタの側面図
本発明の好ましい実施例による呼吸保護装置の部品である異なる構成要素を示す遠近法による分解立体図
図6の線IV−IVに沿った呼吸保護装置の側面図
図3の線V−Vに沿ったフィルタ・ハウスの端面図
後部マウスピース開口部への方向における組み立てられた呼吸保護装置の側面図
代わりに図6の断面VII−VII
より大きいスケールでの図7の囲まれた部分発明の詳細な説明本発明の好ましい実施例によれば、呼吸保護装置は、フィルタ・ハウス8を有するフィルタ・ハウス本体1、フィルタ・ハウス8に導入されることができるフィルタ2、バルブ本体3、および、カバー4で構成される。バルブ本体3は、フィルタ・ハウス8の第1端部5で取り付けられるように配置される。フィルタ2は、フィルタ・ハウスの第2端部7の開口部6経由で、フィルタ・ハウス8に導入されることができ、フィルタ2が導かれた場合、カバー4は開口部6を封止することを目的とする。図1および図2は、フィルタ・ハウス8に導入される前の初期位置におけるフィルタ2を示す。この形状において、それは、90mmの長さ、65mmの幅および約5mmの厚みを有する小さい矩形のシートから構成されている。(用語‘プレート’または‘布’は、また、このタイプの目的のために選択されることができる)一対の長手方向側の端部は10、11と表示され、一対の対向する端部は、それぞれ12、13と表示される。シートは、商品名テクノスタット200gr/m2で、英国のHullingsworth & Vose Filtration社により製造される多層濾布のタイプのより大きいシートから打ち出され、または、切り出された。好ましい実施例によって使用されるフィルタ2は、したがって、掃除機その他において工業用を前提とした固定フィルタで広く使われている標準のタイプの濾布である。この濾布、および、それに関してフィルタ2もまた、比較的堅固であるが柔軟性をもつ外端、粗いプラスチックネットの軟性支持層15、その内部における柔軟でかつ繊維の混合合成材料のフィルタ原料16、および、緩まって、ユーザの口に吸い込まれないように、フィルタ原料16の毛羽立ちを防ぐ吸入側面の最も奥の部分における引き伸ばしたポリプロピレンの非常に薄いスクリーン布17から構成される。ネット型に成形された支持層15は、互いの上に配置されるが、共に編まれないプラスチックの細い交差した撚り糸から作られる。より具体的には、ネット型に成形された支持層15は、上部の撚り糸18および下部の撚り糸19を有し、後者は、実際のフィルタ層を形成するフィルタ原料16に対してそれを支持する。このことは、隣接した外側の撚り糸18の各々の対の間のすべての開口部20が互いに直接接していることをも意味する。そして、下部の撚り糸19の各々の対の間の本質的にすべての開口部21もまた互いに連通していて、そのことは、フィルタ原料/濾過層16に吸い込まれる空気の分配に意味のあることである。商品名テクノスタット200gr/m2を有する記載されたタイプのフィルタは、例えば、埃っぽい建設現場において、または、例えばイヌ、ネコ、ウシの毛髪または花粉のアレルギーの悩みを有する人によって、本発明の呼吸保護装置が使用される場合、適切である。セメント粉、石および/またはカーボンの粉末を含む環境においては、テクノスタット200gr/m2のそれより微細なフィルタ原料が、使用されるべきである。その場合には、フィルタは、しかしながら記載されたものと同じ設計を有することができ、前述の企業または他の製造業者によって製造される。原則として、さらにより繊細なフィルタ原料は、本発明による呼吸保護装置の一部であるフィルタにおいて使用されることができる。例えばフィルタ原料は、活性炭、イオン交換体材料、または、煙および他の煙霧の溶着と同様、ガス状または蒸気の汚染物質の吸尽のための他の吸収剤または吸着剤を含む。フィルタ・ハウス本体1は、前記フィルタ・ハウス8およびマウスピース・ユニット9からなる成形されたプラスチックの一体化された単一体である。フィルタ・ハウス8は、カバー4により被われることができる開口部6と共に、前記第1端部5と前記第2端部7との間で延長する伸張した円形の円筒状管として成形される。本実施例において、カバー4を含むフィルタ・ハウス8は、100mmの全長、33mmの外径、および、約2mmの壁厚を有する。中央の円筒状凹部30は、図4および図6におけるフィルタ・ハウス8の第1端部5に配置される。凹部30の底部には、呼気のための4つの開口部31があり、4つの放射型円材32の間に円形の領域として成形される。凹部30の外周の底部周辺にもまた、環状棚板33がある。円材32および環状棚板33は、共にゴム膜からなるバルブ本体3のための座部を形成する。ゴム膜の中央にはピン34があり、ピンの終端には、前記凹部にバルブ本体3を固定するため、凹部30の底部において中央の孔36に嵌められることができるノブ35がある。このバルブ設計は、例えば潜水服において使用される標準のタイプである。吸入において、この逆止め弁は、凹部30の直径に対応する直径を有し、棚板33に対して封止し、さらに円材32に対して載置される膜3によって封止される。フィルタ・ハウス室40は、フィルタ・ハウス8に配置される。フィルタ・ハウス8の内部には、フィルタ・ハウス内壁から放射状に内部に最初に延長し、それから互いに反対方向における平角で離れて曲がるように2つのフィン41、42がある。フィン41と42との間の弧の距離は、90°の円形の領域角度からなる。フィン41、42は、フィルタ・ハウス室40の全体の長さに沿って、フィルタ・ハウス8の第1端部5における前記環状底部38からハウスの第2端部7の開口部6まで、延長する。フィン41、42は、フィルタ・ハウス上の壁と協動して、曲げられたフィン41、42により形成された溝43において固定されることができるフィルタ2のための取付け手段を構成するレールを形成する。これらのフィン/レール/取付け手段41、42もまた、第1の壁部45が第1の取付け手段41から前に延長するフィルタ・ハウス8における第1の正面の壁部45と第2の取付け手段42へのフィルタ・ハウス8周辺との間で、境界を形成し、したがって、270°の長い円弧、および、90°の前記円弧からなる第2の後壁部46を形成する。フィルタ2が取り付けられる場合、それは外へ回転される支持層15と共に図3に示される近似の形状に手で成形され、そこでフィルタ2が開口部6を通りフィルタ・ハウス8に挿入された後、それによって、フィルタ2の長手方向の端11、12は、取付け手段41、42の溝43に挿入される。その後でフィルタ2は、溝43において摺動している端11、12と共にフィルタ・ハウス8を通って、フィルタ2の第1の端縁部12がフィルタ・ハウスの第1端部5の環状底部38に当接するまで、ずっと押される。それから、フィルタ2の第2の端縁部13は、フィルタ・ハウスの第2端部7と同一平面上にある、または、開口部6から数ミリメートル突設する。カバー4が適用される場合、それはしたがって、長手方向の端10、11が取付け手段41、42の溝43の底部を圧迫するのと同時にフィルタの端13を圧迫する。第1の壁部45において、複数の孔47は、吸い込まれる空気のために提供され、前記第1の壁部45のフィルタ・ハウス室40に配置されるフィルタ2で浄化される。フィルタ・ハウス8の内部のフィルタ・ハウス壁上もまた、多くの長手方向の突起48が前記第1の壁部45上にある。それらは、フィルタ・ハウスの全体の長さに沿って延長し、総計で5つある。図3および6に示されているように、フィルタ・ハウス壁の孔47は、長手方向の列に配列される。長手方向の突起48は、これらの列の2つ毎の間で配置される。突起48の高さは約0.3mmであり、それはフィルタ・ハウス壁とフィルタ2との間の狭い切れ込み49を形成するのに十分である。スペース49において、フィルタ2を通って空気がさらに中に吸い込まれる前に、開口部47経由で吸い込まれた空気は分配される。フィルタの支持層15は、その上記に記載されている設計によってまた、フィルタ原料/濾過層16の空気の吸入側面における空気の効果的分配に関与することができる。取付け手段41、42で固定されるフィルタ2は、支持層15の弾力性によって、フィルタ・ハウス壁に対し、また、先験的に第1の壁部45の内部に成形した全体の円弧の周りの長手方向の突起48に対して押圧される。フィルタの長手方向の端10、11は、取付け手段41、42の底部43に対して押圧され、端縁部12、13がフィルタ・ハウスの第1の端部5において環状端壁38に対して、および、第2の端部7においてカバー4の内部に対してそれぞれ封止されるような方法で封止される。マウスピース・ユニット9は、フィルタ・ハウスの第2の壁部46において、この壁部上の中央でフィルタ・ハウス8に結合されるので、フィルタ・ハウス8は、マウスピース・ユニットから右に対してと同等に左に離れて突設する。実施例によれば、マウスピース・ユニット9は、フィルタ・ハウス8のための長手方向の対称面と一致する対称面51を有する。マウスピース9は、フィルタ・ハウスの第2の壁部46の前部開口部53から後部の伸張した開口部54までの導管を形成する管状部52を備える。図4から明らかなように、フィルタ・ハウス壁の開口部53は、いくぶんより広い。管状部52は、対称面51において延長される。長手方向の側壁56は、平坦かつ並列である。その一方で、図3のように端壁57は丸みがある。フィルタ・ハウス8への接続58は、管状部52のすべての壁まで緩やかな丸みを持つ。フィルタ・ハウス8は、開口部53から両方向においておよそ同じ長さ突設している。マウスピース9は、管状部52の後部端から、後方および外側へ斜めに延長する一対の翼60を有する。これらの翼は、ユーザの口に挿入されておよびそれから口腔の中で頬を圧迫する。管状部の伸張した延長部のおかげで、唇が管状部、および、平面壁56の後部端における開口部54の各々の側面上の一対のアーチ型のフランジ61を握持するのと同時に、管状部の丸みのある端壁57はさらに口の端を圧迫する。さらに、管状部52を有するマウスピースは、唇がマウスピース9に最も近くに配置される開口部47aに近いが被わないようにフィルタ・ハウス8への丸みのある中間部58を圧迫するような長さを有する。マウスピース9の管状部52の記載されたような延長された形状によって、丸みのある端壁52は、フィルタ・ハウス本体1の全体が所望の方法で正しい位置に置かれるように交替で導いてユーザの口端に位置させられる。すなわち、その結果、フィルタ・ハウス8はユーザの口の前で水平に横方向に延長し、フィルタ・ハウス部分は、口の端を過ぎて、両方向に横に突設している。口から前方の方向において、フィルタ・ハウス1およびしたがって呼吸保護装置の全体は、フィルタ・ハウスの直径9とほぼ一致する距離、すなわち、実施例によるとかろうじて35mm未満を突設するのみであり、それは、多くの作業状況において考慮すべき利点である。記載されている呼吸保護装置は、実施例によると、小さいバッグに保持され、例えばベルト、あるいは、ユーザの作業着のポケットにさえも取り付けられることができる形状および寸法を有する。呼吸保護装置が使用される場合、上述のように、マウスピース9はユーザの口に挿入され、一方で、呼吸保護装置が使用されない場合、例えばバルブ・ハウス壁の孔70に取り付けられることができる鼻クリップのような従来の方法で鼻孔が封止される。ユーザが吸い込む場合、バルブ・ハウス8の第1端部5の逆止め弁は、凹部30における環状棚板33に対して封止している膜3により封止され、同時に、円材32に対してもそれが向けられる。空気は、開口部47、47a経由で吸い込まれ、空気がフィルタ原料/濾過層16を通じて、フィルタ・ハウス室40のフィルタ2内部の空間までさらに吸い込まれ続ける前に、第1の壁部45のフィルタ・ハウス壁の内部の上の切れ込み49において分配される。そこから空気は、開口部53、管状部52、および、マウスピースの後部開口部54を通じ、ユーザへ継続する。呼吸フィルタによって生じる呼吸抵抗は、特に呼吸保護装置の小さい寸法に関連して、小さい。これは、呼吸保護装置の設計および形状の最適な利用により完全に使用されることができる比較的大きい表面を有するフィルタ2のためである。吸い込まれる空気のフィルタ表面上における効果的な分配もまた、低い呼吸抵抗を促進する。呼気における呼吸保護装置の呼吸抵抗は、実質的に無視してよい。管状部52、および、フィルタ2内部のフィルタ・ハウス室40で構成された空気チャネルは、非常に広い;膜3は極めて低い超過圧で開き、さらにフィルタ・ハウスの第1端部5の排気開口部31は、いかなる目立つ抵抗も引き起こさないように十分広い。呼吸保護装置の設計が記載された実施例に制限されず、同封された請求項の範囲内で変化することができると理解される。したがって、フィルタ・ハウス8は、例えば円形の円筒状管であるより、直角横断面を有する管のような他の形状であることができる。しかしながら、円形の円柱状の形状は理想的である。接続管状部分52を下方に曲げることもまた、考えられるので、フィルタ・ハウス1は、口の開口部のいくぶん下の下部レバーに配置される。これはしかしながら、呼吸保護装置の全体の容積を増加させ、それは欠点である。さらに、フィルタ・ハウス壁の開口部47、47aは、入口開口部の総面積がそれほど減少しないならば、少しも呼吸保護装置の機能を弱めずに示されたもの以外の他の形状およびサイズをもちろん与えられることができる。フィルタ2が記載されたもの以外のタイプであることができることもまた、言及される。柔軟性を持ち、平面部分から形成されることが可能である代わりに、それはしたがって、硬く、そして、フィルタ原料の特定のタイプにおいて使用されるおそらく必要条件であることができる特定の場合におけるフィルタ・ハウス室の機能的な位置におけるような形状を有することができる。原則として、フィルタ2は、実施例がその例を構成するいかなるタイプのカセットまたは類似したものを避ける代わりに、余分な部品を使用する必要はないという明白な利点である場合であっても、カセットにおいて配置されることができる。他の変形例はフィルタを交換なしで作成するので、それが消費されたとみなされた場合、呼吸保護装置全体は交換される。これによって、製造プロセスの間、フィルタはフィルタ・ハウスにおいて好ましくは(例えば成形と関連して)一体化される。
Claims (19)
- フィルタ・ハウス室(40)を持つフィルタ・ハウス(8)および多くの貫通穴(47、47a)を有する第1の壁部(45)を有するフィルタ・ハウス本体(1)、前記第1の壁部内の前記フィルタ・ハウス室における少なくとも1つのフィルタ(2)、および、ユーザの口に導入され、かつ、保持されるように配置され、前記フィルタ・ハウス(8)における第2の壁部(46)の開口部(53)とユーザの口に導入される端の開口部(54)との間で空気の通り道を有するマウスピース(9)を備えた呼吸保護装置であって、
前記フィルタ・ハウス(8)は、第1端部(5)、第2端部(7)、および、前記フィルタ・ハウスの前記端の間で延長する前記第1および第2の壁部(45、46)を有し、
前記フィルタ・ハウスは、前記マウスピースが前記ユーザの口に挿入される場合、伸張され、かつ、前記ユーザの口の前記端の間の線に並列に延長し、
前記フィルタ・ハウスの前記第1の壁部は、少なくとも1つの領域において複数の貫通穴(47、47a)を備え、それは、前記領域または前記貫通穴が配置される領域の少なくとも前記内部で前記ハウスの長手方向において少なくとも本質的にまっすぐに延長し、
前記フィルタは、前記第2の壁部に沿って前記フィルタ・ハウス室に配置され、この壁部の前記開口部を被い、
吸入で閉鎖され、かつ、呼気で開けられる逆止め弁(3、33)は、少なくとも前記第1端部に配置され、
呼気のための少なくとも1つの通路(40)は、前記フィルタ・ハウスの前記第1の壁における開口部と前記フィルタ・ハウスの前記第1端部の前記逆止め弁との間で延長することにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項1に記載の呼吸保護装置であって、前記フィルタ・ハウスの第1の壁部は、前記フィルタ・ハウスの前記長手方向において本質的にまっすぐであるが、アーチ形であるか、曲げられる、または、前記長手方向に対して垂直である平面に傾けられることにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項1または2に記載の呼吸保護装置であって、前記第1の壁部の前記内部は、前記第2の壁部における開口部の一方の側の第1の位置から、前記第1の部の前記内部の周りを前記開口部の前記他方の側の第2の位置に、前記フィルタ・ハウス室の前記長さの少なくとも前記主要部分に沿って、かつ、少なくとも前記主要部分の外周の回りに延長する前記フィルタ・ハウス室の円柱状の部分を定義することにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項1から3のいずれか1つに記載の呼吸保護装置であって、前記第1の壁部の前記内周の前記長さは、この端部の前記開口部と前記端との間の前記領域における前記壁部の前記外周より長いことにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項2から4のいずれか1つに記載の呼吸保護装置であって、前記第1の壁部の前記内部は、本質的に円形の円柱であることにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項1から5のいずれか1つに記載の呼吸保護装置であって、前記フィルタ(2)の取付け手段(41、42)は、前記フィルタ・ハウスの前記内部に配置されることにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項6に記載の呼吸保護装置であって、前記取付け手段は、前記第2の壁部(46)の前記開口部(53)の両側に、および、好ましくは近くに前記第1および第2の位置で配置されることにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項7に記載の呼吸保護装置であって、前記フィルタの前記取付け手段は、前記第1の壁部の前記全体の長さに沿って、前記フィルタ・ハウスの前記長手方向において延長する前記フィルタ・ハウス壁に結合されるレールとして設計され、かつ、この壁部の長手方向の境界を形成し、同時に、前記フィルタの長手方向の端(10、11)に対して封止を形成することにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項8に記載の呼吸保護装置であって、前記フィルタの長手縁部は、前記取付け手段の溝(43)に配置されることにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項1から9のいずれか1つに記載の呼吸保護装置であって、前記フィルタ・ハウス室に取り付けられる場合、前記フィルタは前記フィルタ・ハウスの前記第1の壁部(45)の前記内部の輪郭に本質的に続く外側の輪郭を有することにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項10に記載の呼吸保護装置であって、前記フィルタは、前記フィルタ・ハウスの前記第1の壁部の前記内部を圧迫する、または、ほとんど圧迫するため前記取付け手段の間で固定されることにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項11に記載の呼吸保護装置であって、前記フィルタは、フィルタ原料および柔軟性を持ち、かつ、比較的硬い支持層を含むフィルタ層からなり、支持層が前記フィルタ・ハウス壁と前記フィルタ層との間で第1の距離手段を形成する互いに近くに配置された複数の開口部(20、21)を有することにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項12に記載の呼吸保護装置であって、前記濾過室の前記第1の壁部は、前記フィルタ・ハウス壁と前記フィルタ層との間で第2の距離手段を形成する複数の低い突起を備えたその内部にあることにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項13に記載の呼吸保護装置であって、前記支持層の各々の開口部は、空気が前記フィルタ層に吸い込まれる前に、それにより空気の分配が促進されることができるように前記支持層における他の開口部と通信することにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項13および14のいずれか1つに記載の呼吸保護装置であって、前記支持層(15)は、上方および下方の交差した撚り糸(18、19)で形成された比較的粗いメッシュのプラスチックネットとして設計されることにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項1から15のいずれか1つに記載の呼吸保護装置であって、凹部(30)は、前記フィルタ・ハウスの前記外側において前記第1端部で提供され、前記逆止め弁は、この凹部において凹部を作られ、かつ、および固定される
ことにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項1から16のいずれか1つに記載の呼吸保護装置であって、端壁部(38)は、前記フィルタの端壁部の一端端(12)がそれに対して支持する前記フィルタ・ハウスの前記内部の辺り一帯における前記フィルタ・ハウスの前記第1端部で提供されることにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項16または17に記載の呼吸保護装置であって、前記逆止め弁に含まれる膜(3)のための座部(33)は、前記第1端部の前記凹部(30)の下部において提供されることにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
- 請求項1から18のいずれか1つに記載の呼吸保護装置であって、着脱可能なカバー(4)は、前記フィルタ・ハウスの前記第2端部(7)で開口部(6)を被い、前記開口部(6)経由の前記フィルタ(2)は、前記フィルタ・ハウス室(40)に挿入されることができ、前記カバーの前記内部は、前記開口部上に戻された後、前記フィルタの第2の端壁(13)を圧迫することにおいて特徴づけられる呼吸保護装置。
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