JP2006345959A - Cosmetic container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、レフィル容器の、係合状態におけるがたつきを適切に防止することが可能な化粧料容器に関する。 The present invention relates to a cosmetic container that can appropriately prevent the refill container from rattling in the engaged state.
従来、交換用の化粧料を収納したレフィル容器を備えた化粧料容器であって、レフィル容器を化粧料容器本体部のレフィル容器収納部内にその周方向に回転させて取り付ける技術として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。
Conventionally, it is a cosmetic container provided with a refill container storing cosmetics for replacement, and as a technique for rotating and mounting the refill container in the refill container storage portion of the cosmetic container main body, for example,
特許文献1の化粧料容器は容器本体と蓋体とを有し、皿部と蓋部とからなるレフィル容器を収納するものであって、容器本体にはその内外を貫通する容器側貫通孔が形成され、この容器側貫通孔にはレフィル容器の皿部が着脱自在に取り付けられる。レフィル容器皿部の周壁外面には係止突起が形成されており、容器側貫通孔の内周面には係止突起を上側から挿入するための切り欠き部と、この切り欠き部に連続させて容器側貫通孔周りに延長させて保持溝が形成されている。さらにこれら保持溝と切り欠き部との間には、係止突起の保持溝への進入を許容するとともに係止突起が保持溝から容易に離脱してしまうことを防止する保持突起が隆起形成されている。これにより係止突起は、容器本体の上面側から切り欠き部および保持突起を経由して挿入され、保持溝内に係脱可能に係合される。
ところで上記背景技術にあっては、レフィル容器の皿部が容器本体に係合された状態においてがたつきが生じてしまっていた。具体的には、係止突起が保持突起を乗り越えて保持溝内に進入し係合された位置における保持溝の上下寸法は、係止突起の上下寸法よりも大きく設定されているため、使用者が化粧料容器を使用する際や持ち運ぶ際の振動により係止突起が保持溝内で上下方向にに相対移動してしまいがたつきを生じていた。このがたつきを防止するために例えば、保持溝を、その先端付近の上下寸法を次第に減少させて先細りの形状とすることが考えられるが、そのようにした場合には、例えばレフィル容器を取り付ける際に勢いよく回転させすぎて、係止突起が保持溝内に固く係合され過ぎてしまい、離脱させる操作が困難なものとなってしまうおそれがあった。 By the way, in the said background art, rattling has arisen in the state in which the tray part of the refill container was engaged with the container main body. Specifically, the vertical dimension of the holding groove at the position where the locking protrusion gets over the holding protrusion and enters into the holding groove is set larger than the vertical dimension of the locking protrusion. However, when the cosmetic container is used or carried, the locking projections are relatively moved in the vertical direction in the holding groove, causing rattling. In order to prevent this rattling, for example, it is conceivable that the holding groove has a tapered shape by gradually reducing the vertical dimension in the vicinity of the tip. In such a case, for example, a refill container is attached. At that time, the locking projections are excessively engaged with each other, and the locking projections are too tightly engaged in the holding grooves, which may make it difficult to disengage them.
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、レフィル容器の、係合状態におけるがたつきを適切に防止することが可能な化粧料容器を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to provide a cosmetic container capable of appropriately preventing the refill container from rattling in the engaged state.
本発明にかかる化粧料容器は、容器本体のレフィル容器収納部の内周面に沿って相対回転されて、上記レフィル容器収納部に着脱自在に取り付けられるレフィル容器を備えた化粧料容器であって、上記レフィル容器の周壁外面には係止突起が設けられ、上記レフィル容器収納部の内周面には、上記係止突起が挿入される案内溝と、該案内溝から上記レフィル容器収納部の内周面周りに連続的に延長させて、上記係止突起が進入し係脱自在に係合される保持溝が形成され、上記レフィル容器収納部には、上記係止突起を上記保持溝の上縁に押しつけるべく上記レフィル容器を上方に押圧するレフィル容器押し上げ手段が設けられていることを特徴とする。 A cosmetic container according to the present invention is a cosmetic container including a refill container that is relatively rotated along an inner peripheral surface of a refill container storage portion of a container body and is detachably attached to the refill container storage portion. A locking projection is provided on the outer peripheral surface of the refill container, and a guide groove into which the locking projection is inserted is formed on the inner peripheral surface of the refill container storage portion, and the refill container storage portion extends from the guide groove. A holding groove is formed to extend continuously around the inner peripheral surface so that the locking protrusion enters and is detachably engaged, and the locking protrusion is inserted into the refill container storage portion. Refill container pushing-up means for pressing the refill container upward to be pressed against the upper edge is provided.
また、前記保持溝内には、前記係止突起の上記保持溝への進入を許容するとともに、該係止突起が該保持溝から容易に離脱されることを防止する保持突起が形成されることを特徴とする。 In addition, a holding protrusion that allows the locking protrusion to enter the holding groove and prevents the locking protrusion from being easily detached from the holding groove is formed in the holding groove. It is characterized by.
本発明にかかる化粧料容器にあっては、レフィル容器の、係合状態におけるがたつきを適切に防止することが可能となる。 In the cosmetic container according to the present invention, it is possible to appropriately prevent the refill container from rattling in the engaged state.
以下に、本発明にかかる化粧料容器の好適な一実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。図1から図4に示すように、本実施形態にかかる化粧料容器1は合成樹脂で形成され、主に容器本体2と蓋体3とから構成されている。容器本体2には凹状、より詳細には有底のほぼ円筒状のレフィル容器収納部4が形成されており、このレフィル容器収納部4にレフィル容器5が着脱自在に取り付けられる。また、容器本体2には、レフィル容器収納部4に並列させてやはり凹状の化粧用具収納部6が形成されされており、この化粧用具収納部6には例えばパフPのような化粧用具などが収納される。レフィル容器収納部4と化粧用具収納部6とは容器本体2中央部の隔壁7によって仕切られている。また蓋体3の下面には鏡8が設けられている。
Hereinafter, a preferred embodiment of a cosmetic container according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. As shown in FIGS. 1 to 4, the
容器本体2と蓋体3との間には、容器本体2を開閉するために当該容器本体2に対して蓋体3を回動自在に連結する蝶番機構9が設けられている。この蝶番機構9は、容器本体2に一対突設された蝶番ブロック9a間に、蓋体3に形成された蝶番片9bが挟み込まれ、これら蝶番ブロック9aから蝶番片9bにわたって、図示しない蝶番ピンが挿通されて構成されており、蝶番片9bが蝶番ブロック9aに対し蝶番ピン周りに回動されるようになっている。
A
また容器本体2と蓋体3との間には、蝶番機構9と反対側(化粧料容器1の前端側)に、容器本体2の閉止状態を維持するためのフック機構10が設けられている。このフック機構10は、容器本体2の前端に形成されたフック凹所10aと、当該フック凹所10aの後端側壁面に設けられたフック用突起10bと、蓋体3の前端にフック凹所10aに向かって垂下形成され、フック用突起10bに係脱自在に係合されるフック部10cと、フック凹所10a内にスライド自在に設けられ容器本体2の後端側に向かって押し込まれることにより蓋体3を押し上げ、フック部10cをフック用突起10bから離脱させるプッシュピース10dとから構成されている。
A
レフィル容器5は、やはり合成樹脂で形成され、基本的に、化粧料が充填される皿状のレフィル本体11と、これを開閉する蓋部12とから構成されている。レフィル本体11と蓋部12の平面外形輪郭はともにほぼ円形である。レフィル本体11は基本的に、円形の底部13と、底部13の周縁から一体的に立設された円筒状の周壁14とから構成されている。
The
レフィル本体11と蓋部12との間には、レフィル本体11に対して蓋部12を回動自在に連結するヒンジ部15が設けられている。このヒンジ部15は、レフィル本体11に一対突設されたヒンジブロック15a間に、蓋部12に形成されたヒンジ片15bが挟み込まれるとともに、これらヒンジブロック15aからヒンジ片15bにわたってヒンジピン15cが挿通されて構成されており、ヒンジ片15bがヒンジピン15c周りにヒンジブロック15aに対して回動されるようになっている。
A
またレフィル本体11と蓋部12との間には、ヒンジ部15と反対側(レフィル本体11の前端側)に、レフィル本体11の閉止状態を維持するためのフック手段16が設けられている。このフック手段16は、レフィル本体11の前端に形成された凹所16aに形成された突起16bと、蓋部12の前端に凹所16aに向かって垂下形成され、突起16bに係脱自在に係合するフック16cとから構成される。
Further, between the refill
蓋部12の前端、フックの上部には蓋部12の上面と連続して庇状に突出した操作部17が一体形成されている。レフィル容器5をレフィル容器収納部4に取り付けた状態において、この操作部17は、レフィル容器収納部4と化粧用具収納部6との間の隔壁7の上方の位置で化粧用具収納部6側へと突出する。蓋部12の開閉操作はこの操作部17を手指で摘みつつ行うことができる。また蓋部12の内側面には弾性パッキン18が設けられており、蓋部12の閉止状態においては、この弾性パッキン18の周縁部がレフィル本体11の周壁14の上端に圧接されてレフィル本体11を気密に維持するようになっている。
An
レフィル本体11の周壁14外面には、上下方向中程に、円柱状の係止突起19が側方に突出させて一体形成されている。本実施形態にあっては2つの係止突起19が設けられており、互いに同様の寸法・形状を有している。一方の係止突起19はレフィル容器5前端のすぐ横、もう一方はそのほぼ180度反対側の周壁14外面上に配置されている。なお、係止突起19の具体的な数や形状などは本実施形態のものに限定されるものではなく、また、必ずしも本実施形態のようにレフィル容器5の周壁14と一体的に形成されるのではなく別体として形成されて取り付けられてもよい。
On the outer surface of the
容器本体2に形成された凹状のレフィル容器収納部4は、レフィル本体11の周壁14および底部13がほぼぴったりと沿うように収まる寸法、および形状すなわち円形の底面20と円筒状の内周面21とにより区画形成されている。レフィル容器5は、このレフィル容器収納部4の内周面21に対し相対回転されて、レフィル容器収納部4内に着脱自在に取り付けられる。
The concave refill
より具体的には、レフィル容器収納部4の内周面21には、内周面21の上端から上下方向中程の位置まで下方に向かって溝状に窪ませて形成された案内溝22が2箇所、設けられている。各案内溝22の位置は、レフィル本体11の周壁14外面に設けられた2つの係止突起19それぞれに対応する位置であり、レフィル容器5をレフィル容器収納部4に取り付ける際には、各係止突起19がこれら案内溝22に上方から挿入される。本実施形態における案内溝22は、係止突起19が挿入されやすいように上方が下方に較べ幅広な形状となっている。
More specifically, the inner
また容器本体2の、レフィル容器収納部4に隣接した部分、本実施形態にあっては化粧用具収納部6と180度反対側のあたりには、容器本体2の上面から溝状に窪ませてヒンジ収納凹部23が形成されている。レフィル容器5をレフィル容器収納部4に取り付ける際には、レフィル容器5のヒンジ部15がこのヒンジ収納凹部23に収められる。ヒンジ収納凹部23の長さ寸法は、ヒンジ部15の長さ寸法よりも大きく設定されており、レフィル容器5を取り付ける際にレフィル容器5を回転させるその回転移動距離を許容できる長さに設定されている。レフィル容器5のヒンジ部15を、例えば容器本体2の上面と蓋体3との間に位置させるのではなく、本実施形態のように容器本体2上面を窪ませて形成したヒンジ収納凹部23に収めるようにすることによって、レフィル容器5の上下寸法を比較的大きいものに維持しながらも化粧料容器1全体の上下寸法をコンパクトに抑えることが可能となる。
Further, a portion of the container
レフィル容器収納部4の案内溝22の下端からは、レフィル容器収納部4の内周面21周りの方向、すなわちレフィル容器5がレフィル容器収納部4内周面21に対し相対回転される方向である水平方向に、連続的に延長させて、保持溝24が形成されている。レフィル容器5の各係止突起19は、案内溝22の下端まで下降された後、保持溝24内に進入し、レフィル容器5の回転にともなって保持溝24内を奥の方へ移動され、最終的に保持溝24内において係脱自在に係合される。保持溝24が設けられる高さ、すなわちレフィル容器収納部4の内周面21における上下方向の配置は、この保持溝24内をレフィル容器5の係止突起19が通過する際にレフィル容器5の底部13が、後述するレフィル容器収納部4底面20に設けられたレフィル容器押し上げ手段25に弾発的に当接するように設定されている。
From the lower end of the
また、保持溝24内の、案内溝22との接続箇所に近い位置には、保持溝24内の上縁すなわち保持溝24の上側壁面24bから下方へとほぼ半円状に突出させて、保持突起26が形成されている。保持突起26は保持溝24の上側壁面24bと一体的に、すなわちレフィル容器収納部4の内周面21と一体的に形成されている。保持突起26の存在によって保持溝24の上下寸法は、保持突起26の部分において縮小されている。具体的には、保持突起26の下方における保持溝24の上下寸法は、係止突起19の断面の上下寸法よりも若干大きい程度に設定されている。保持溝24の他の部分における上下寸法はそれよりも大きく設定されている。レフィル容器5を回転させる際に係止突起19は、保持溝24内の、この上下寸法が最も狭められた保持突起26の下方を通過してさらに奥へと挿入される。
Further, at a position in the holding
また、保持突起26よりも奥側(保持溝24の終端側、案内溝22と反対側)の部分の保持溝24の奥行き寸法、すなわち保持突起26の奥側端部と保持溝24の終端面24aとの間の距離は比較的小さく設定されており、具体的には、係止突起19の円形断面の直径よりも若干小さい程度である。この結果、保持突起26を乗り越えた係止突起19は、保持突起26と保持溝24の終端面24aとの間に係止されて奥行き方向に相対移動しないようになっている(図4の位置C参照)。その結果、係止突起19が係合された状態、ひいてはレフィル容器5がレフィル容器収納部4内に取り付けられた状態において、係止突起19が保持溝24内で奥行き方向に相対移動してしまうことによるレフィル容器5のがたつきが防止されている。
Further, the depth dimension of the holding
レフィル容器収納部4の底面20には、係止突起19を保持溝24の上縁に押しつけるべくレフィル容器5を上方に押圧するレフィル容器押し上げ手段(以下、押し上げ手段という)25が三箇所形成されている。具体的には、いずれもレフィル容器収納部4の円形の底面20の半径方向中程に、底面20と一体的に、半オーバル状の外周部分を打ち抜いたスリットとして形成されている。押し上げ手段25の厚さすなわち上下寸法は、レフィル容器収納部4の底面20の厚さ、すなわち容器本体2の底面の厚さよりも小さく設定されている。これら各押し上げ手段25の、弧状に形成された先端(径方向外側端)付近には、レフィル容器5の底部13に当接する円柱状の当接部27が一体的に突設されている。押し上げ手段25の根元側(底面20の中心側)は底面20と一体的に連結されており、押し上げ手段25の先端側はこの根元部分を基点に上下に弾性変形可能となっている。
On the
当接部27の上下寸法は、レフィル容器5の係止突起19が保持溝24内に位置する際に、当接部27の上面がレフィル容器5の底部13に弾発的に当接し、レフィル容器5の底部13を上方に押圧するように設定されている。押し上げ手段25が当接部27を介してレフィル容器5の底部13を上方に押圧すると、レフィル容器5の係止突起19は、保持溝24の上縁すなわち保持突起26や保持溝24の上側壁面24bに押しつけられる。本実施形態の押し上げ手段25及び当接部27は、レフィル容器収納部4の底面20と一体的に形成することとしたので、それぞれ別体で形成し取り付ける場合に比して製造における手間やコストの面で有利である。
The vertical dimension of the
なお、係止突起19や案内溝22、保持溝24の数や形状、寸法などは必ずしも本実施形態のものに限定されるわけではない。例えば保持溝24は、本実施形態のように水平方向に延びる形状に限られるものではなく、若干下降するように傾斜していてもよい。またその場合、押し上げ手段25は、必ずしも係止突起19を、保持溝24内を通過する全行程において上縁に押しつける必要はなく、例えば係止突起19が保持突起26を超えて保持溝24内へ移動した状態(係合された状態)のみにおいてレフィル容器5の底部13を上方に押圧することとしてもよい。また、案内溝22と保持溝24とは、必ずしも本実施形態のように明らかに区別できる形態でなく、外見上は両者が一連の、一本の溝のようであってもよい。
Note that the number, shape, dimensions, and the like of the locking
また、押し上げ手段25の位置や形状、数などは、必ずしも本実施形態のものに限定されるわけではなく、例えばレフィル容器収納部4の内周面21に設けられていてもよい。また、レフィル容器収納部4の底面20や内周面21と一体的に形成されるのではなく、別体として形成されて取り付けられてもよい。
Further, the position, shape, number, and the like of the push-up means 25 are not necessarily limited to those of the present embodiment, and may be provided on the inner
次に、本実施形態にかかる化粧料容器1の作用について説明する。本実施形態の化粧料容器1は、単独、あるいはレフィル容器5やパフなどの化粧用具と組み合わせて販売され、レフィル容器収納部4にレフィル容器5が取り付けられて使用される。レフィル容器5をレフィル容器収納部4に取り付けるには、まず図2に示すように、レフィル容器収納部4の上方から、各係止突起19が各案内溝22の上端部に挿入されるように、かつレフィル容器5のヒンジ部15が容器本体2のヒンジ収納凹部23に収納されるように、レフィル容器5の周壁14外面をレフィル容器収納部4の内周面21に沿わせて滑り込ませる。その後、各係止突起19が各案内溝22内を下降し(図4の位置A参照)、その下端に達したところでレフィル容器5をレフィル容器収納部4周りに相対回転させることによって、各係止突起19に各保持突起26を乗り越えさせ、さらに各保持溝24内に移動させる。
Next, the operation of the
係止突起19が保持溝24内に位置しているとき、レフィル容器押し上げ手段25がレフィル容器5の底部13に弾発的に当接しこれを上方へ押圧し、ひいては係止突起19を保持溝24の上縁に押しつける。その結果、各係止突起19が各保持突起26の下を当該保持突起26に押しつけられつつ通過するとき(図4の位置B参照)にクリック感が得られる。
When the locking
各係止突起19が各保持突起26の下を通過し、さらに保持溝24の終端面24a側へと移動する(図4の位置C参照)ことによって各係止突起19が保持溝24内に係合され、ひいてはレフィル容器5がレフィル容器収納部4に取り付けられる。この各係止突起19の係合状態は、本実施形態にあっては、少なくとも案内溝(ほぼ鉛直方向に延びる)22の方向(ほぼ鉛直方向)に対しほぼ90度傾いた(ほぼ水平方向)、いわば案内溝22に対し鍵状に屈折された保持溝24の形状によって維持され、係止突起19が保持溝24内から容易に離脱しないようになっている。さらに、押し上げ手段25の作用によって係止突起19が保持溝24の上縁に押しつけられることによって、より確実に係合されている。さらにまた、保持突起26の存在によって、係止突起19の、保持溝24内からのより確実な係合すなわち離脱防止が図られている。また、係合状態における各係止突起19が、押し上げ手段25によって保持溝24の上縁に押しつけられることによって、各係止突起19が上下に相対移動しないようになっている。
Each locking
レフィル容器5を交換するために取り外す際には、取り付け操作とは逆に、レフィル容器5をレフィル容器収納部4の内周面21周りに、取り付け操作時とは反対方向に回転させて、各係止突起19に各保持突起26を乗り越えさせて保持溝24から離脱させ、さらに案内溝22を通過させて上方に離脱させることによって行えばよい。
When removing the
レフィル容器5内の化粧料を使用する際には、通常の化粧料容器1と同様の方法でフック機構10の係合を解除して蓋体3を開放し、さらにレフィル容器5のフック手段16を解除してレフィル容器5の蓋部12を開放すればよい。
When the cosmetic in the
以上説明したように本実施形態にかかる化粧料容器1にあっては、レフィル容器収納部4の内周面21に沿って相対回転されて、レフィル容器収納部4に着脱自在に取り付けられるレフィル容器5の周壁14外面には、係止突起19が設けられ、レフィル容器収納部4の内周面21には、係止突起19が挿入される案内溝22と、案内溝22からレフィル容器収納部4の内周面21周りに連続的に延長させて、係止突起19が進入し係脱自在に係合される保持溝24が形成され、レフィル容器収納部4には係止突起19を保持溝24の上縁に押しつけるレフィル容器5を上方に押圧するレフィル容器押し上げ手段25が設けられることとしたので、レフィル容器5の、係合状態におけるがたつきを適切に防止することが可能となる。
As described above, in the
また、保持溝24内には、係止突起19の保持溝24への進入を許容するとともに係止突起19が保持溝24から容易に離脱されることを防止する保持突起26が形成されることとしたので、係止突起19が保持溝24から離脱してしまうこと、ひいてはレフィル容器5がレフィル容器収納部4から離脱してしまうことが、より確実に防止されるとともに、係止突起19を保持溝24に進入させ係合させる回転操作の際に、レフィル容器押し上げ手段25による上方への押圧力と相まって良好なクリック感を得ることができる。
In addition, a holding
なお、保持突起26の具体的な形状などは本実施形態のものに限定されるものではなく、また、必ずしも本実施形態のようにレフィル容器収納部4の内周面21と一体的に形成されるのではなく別体として形成されて取り付けられてもよい。また、必ずしも本実施形態のように上方から下方へと突設させて形成される必要はなく、少なくとも、係止突起19が保持溝24の奥、すなわち終端面24aの側へと進入することを許容するとともにそこから容易に離脱されることを防止するような形状、寸法であればよい。また、レフィル容器押し上げ手段25の押し上げ作用と相まって良好なクリック感を得るためには、少なくとも、係止突起19が保持突起26の上方でなく下方を通過しつつ保持溝24の奥へと進入するように、保持突起26を形成すればよい。
The specific shape and the like of the holding
1 化粧料容器
2 容器本体
4 レフィル容器収納部
5 レフィル容器
14 (レフィル容器の)周壁
19 係止突起
21 (レフィル容器収納部の)内周面
22 案内溝
24 保持溝
25 レフィル容器押し上げ手段
26 保持突起
DESCRIPTION OF
Claims (2)
上記レフィル容器の周壁外面には係止突起が設けられ、
上記レフィル容器収納部の内周面には、上記係止突起が挿入される案内溝と、該案内溝から上記レフィル容器収納部の内周面周りに連続的に延長させて、上記係止突起が進入し係脱自在に係合される保持溝が形成され、
上記レフィル容器収納部には、上記係止突起を上記保持溝の上縁に押しつけるべく上記レフィル容器を上方に押圧するレフィル容器押し上げ手段が設けられていることを特徴とする化粧料容器。 A cosmetic container comprising a refill container that is relatively rotated along the inner peripheral surface of the refill container storage part of the container body and is detachably attached to the refill container storage part,
A locking projection is provided on the outer peripheral surface of the refill container,
On the inner peripheral surface of the refill container storage portion, a guide groove into which the locking projection is inserted, and the locking protrusion is continuously extended from the guide groove around the inner peripheral surface of the refill container storage portion. A holding groove is formed to be engaged and detachably engaged,
A cosmetic container, wherein the refill container storage portion is provided with a refill container push-up means for pressing the refill container upward so as to press the locking protrusion against the upper edge of the holding groove.
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