JP2006341645A - Headrest for vehicle seat - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用シートのヘッドレストに関する。とりわけヘッドレスト本体と、そのヘッドレスト本体から延出する棒状のヘッドレストステーと、そのヘッドレストステーを覆い隠すためのステーカバーを有する車両用シートのヘッドレストに関する。 The present invention relates to a headrest for a vehicle seat. In particular, the present invention relates to a headrest for a vehicle seat having a headrest body, a rod-like headrest stay extending from the headrest body, and a stay cover for covering the headrest stay.
従来、例えば特許文献1に記載のヘッドレストが知られている。
特許文献1に記載のヘッドレストは、ヘッドレスト本体とヘッドレストステーとステーカバーを有している。ステーカバーは、筒状であって、ヘッドレスト本体に対して出没可能に取付けられている。ステーカバーは、筒孔を有し、その筒孔にステーカバーを下方に付勢するコイルスプリングが設けられている。ヘッドレストステーは、ステーカバーの筒孔に挿通され、筒孔を貫通した先端部がシートバックに挿入される。そしてその挿入量を変えることでヘッドレスト本体がシートバックに対して上下動する。ステーカバーは、コイルスプリングによって常にシートバックの上面に押付けられている。そのためステーカバーは、ヘッドレスト本体を上下動させた際においても常にシートバックに対して静止し続ける。そしてステーカバーがヘッドレスト本体に対して出没する。
Conventionally, for example, a headrest described in
The headrest described in
また従前、図9に示すヘッドレスト101も知られている。ヘッドレスト101は、図9に示すようにヘッドレスト本体102に設けられた電気機器105とシートバック107に設けられた配線部材109とを電気接続するためのワイヤーハーネス106と、ワイヤーハーネス106を覆い隠すためのハーネスカバー104を有している。
ハーネスカバー104は、ヘッドレスト本体102とシートバック107との間に配設されており、かつ二本のヘッドレストステー103のほぼ中間位置に配設されている。ハーネスカバー104は、蛇腹筒状であって上下に伸縮する構成になっており、ヘッドレスト本体102を上下動させることで上下方向に伸縮する。そしてワイヤーハーネス106がハーネスカバー104の筒孔に通されていた。
The
しかし図9に示すようにシートバック107とヘッドレスト本体102との間には、二本のヘッドレスト101と一本のハーネスカバー104が現れてしまう。そのためシートバックとヘッドレスト本体との間の見栄えが良くない、あるいは後方から前方への視界が良くないという問題があった。
ところで特許文献1に記載のヘッドレストにワイヤーハーネスを設ける場合、ワイヤーハーネスをステーカバーの筒孔に通すという形態も想定され得る。しかしステーカバーの筒孔には、コイルスプリングが収納されている。そのためヘッドレスト本体を上下動させた際にワイヤーハーネスがコイルスプリングに挟まって、ワイヤーハーネスが損傷してしまうというおそれがある。
そこで本発明は、ワイヤーハーネスが損傷しにくく、かつ見栄えの良い車両用シートのヘッドレストを提供することを課題とする。
However, as shown in FIG. 9, two
By the way, when providing a wire harness in the headrest of
Then, this invention makes it a subject to provide the headrest of the vehicle seat with which a wire harness is hard to be damaged and is good-looking.
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える車両用シートのヘッドレストであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、ヘッドレスト本体とヘッドレストステーとステーカバーとを有し、ステーカバーの挿通孔にヘッドレストステーを挿通させる車両用シートのヘッドレストであって、ヘッドレスト本体に設けられた電気機器とシートバック側に設けられた配線部材とを電気接続するためのワイヤーハーネスが、ステーカバーの挿通孔の孔壁面とヘッドレストステーとの間に通される。そしてステーカバーには、シートバックに係着する係着部が設けられている。
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is a headrest for a vehicle seat having the structure described in each claim.
According to the first aspect of the present invention, there is provided a headrest for a vehicle seat having a headrest body, a headrest stay, and a stay cover, and the headrest stay being inserted into the insertion hole of the stay cover, the electric rest provided on the headrest body. A wire harness for electrically connecting the device and a wiring member provided on the seat back side is passed between the hole wall surface of the insertion hole of the stay cover and the headrest stay. The stay cover is provided with an engaging portion that engages with the seat back.
したがってワイヤーハーネスは、ステーカバーによって覆い隠された状態においてヘッドレスト本体とシートバックとの間に配線される。そのためシートバックとヘッドレスト本体との間には、ワイヤーハーネスを覆うための特別な部材を設ける必要がない。そのためシートバックとヘッドレスト本体との間の見栄えが良くなる。そして後方からの前方への視界も良くなる。例えば従前は、図9に示すようにハーネスカバー104を設けているために、二本のヘッドレスト101以外に一本のハーネスカバー104がシートバック107とヘッドレスト本体102との間に現れてしまっていた。これに対して本発明は、ハーネスカバー104を設ける必要がないために、ヘッドレストを覆うステーカバーのみが現れる。そのため美観性と前方の視界性が従前のものよりも優れ得る。
またステーカバーは、係着部を有し、係着部によってシートバックに係着されている。したがって特許文献1のようにステーカバーをシートバックに付勢するコイルスプリングを設ける必要がない。そのためワイヤーハーネスがコイルスプリングによって損傷する問題も生じない。
Therefore, the wire harness is wired between the headrest body and the seat back in a state where the wire harness is covered with the stay cover. Therefore, it is not necessary to provide a special member for covering the wire harness between the seat back and the headrest body. Therefore, the appearance between the seat back and the headrest body is improved. And the visibility from the rear to the front is also improved. For example, conventionally, since the
The stay cover has an engaging portion and is engaged with the seat back by the engaging portion. Therefore, it is not necessary to provide a coil spring for urging the stay cover to the seat back as in
請求項2に記載の発明によると、ヘッドレスト本体には、ヘッドレストステーがシート幅方向に二つ並設されている。ステーカバーは、各ヘッドレストステーが挿通される挿通孔を備える左右二つの筒部と、これら左右二つの筒部の下端部を架橋する架橋部と、架橋部に形成された係着部を一体に有し、二つの筒部の少なくとも一つにワイヤーハーネスが通される構成になっている。
したがって二本のヘッドレストステーは、ステーカバーの筒部によってそれぞれが覆い隠される。そのため二本のヘッドレストステーがいずれも隠されることによってヘッドレストの全体的な美観が向上される。
またステーカバーは、各筒部を架橋する架橋部と係着部を一体に有している。そのためステーカバーの各部を一度にシートバックに取付けることができる。しかも各筒部を別々にシートバックに取付ける形態に比べて、シートバックに係着させる係着部の数を減らすこともできる。
According to the invention described in
Accordingly, the two headrest stays are each covered with the cylindrical portion of the stay cover. Therefore, the overall aesthetics of the headrest is improved by hiding the two headrest stays.
The stay cover integrally has a bridging portion for bridging each cylindrical portion and an engaging portion. Therefore, each part of the stay cover can be attached to the seat back at a time. In addition, the number of engaging portions to be engaged with the seat back can be reduced as compared with a mode in which each cylindrical portion is separately attached to the seat back.
本発明の実施の形態に係るヘッドレスト1を図1〜8にしたがって説明する。
ヘッドレスト1は、図1に示すようにヘッドレスト本体2と、棒状の二本のヘッドレストステー3と、ヘッドレストステー3を隠すためのステーカバー4とを有している。
ヘッドレスト本体2は、図3,4に示すように前側要素10と後側要素20と駆動装置5とを有し、前側要素10が後側要素20に対して前後動するアクティブヘッドレストである。
A
As shown in FIG. 1, the
The
前側要素10は、図2に示すようにパネル11とウレタンパッド12とセンサ60とスラムパッド13とを積層させ、これらを表皮(図2の記載省略)で覆うことで形成される。
センサ60は、乗員の頭部とヘッドレスト本体2の距離を検知するセンサである。例えばヘッドレスト本体2が頭部に接触することを検知するタッチセンサ、あるいはヘッドレスト本体2と頭部との距離を検知する静電容量センサなどである。
As shown in FIG. 2, the
The
後側要素20は、図2に示すようにバックパネル21と、バックパネル21の裏面を覆う表皮(図2の記載省略)と、バックパネル21の底面に取付けられる二つの掛止部材24を有している。
掛止部材24は、後側要素20に対してステーカバー4が脱落することを防止する部材であって、掛止部24bとストッパー24aを有している。掛止部24bは、バックパネル21の底面に形成された孔21aの孔端縁に掛け止められる。ストッパー24aは、掛止部材24を挿通したステーカバー4の抜止部4dの抜け止めをする。したがってステーカバー4は、掛止部材24に対して抜け止めされた状態で連結される(図5参照)。
As shown in FIG. 2, the
The
駆動装置5は、前側要素10を後側要素20に対して前後動させる装置であって、前側要素10を保持する前側部材51と、後側要素20を保持する後側部材52と、これらの間に設けられたリンク機構53とモータ55を有している。
リンク機構53は、Xリンク機構であって、後側部材52に取付けられたモータ55によって駆動して、前側部材51を後側部材52に対して前後方向に移動させる。
The
The
前側部材51と前側要素10の間には、制御部50が設けられている。
制御部50は、ECU等であって、図2に示すように制御部50には、ワイヤーハーネス6とセンサ用配線61と駆動装置用配線62が接続されている。
ワイヤーハーネス6は、シートバック7に設けられた配線部材9と接続される配線部材であって(図1参照)、配線部材9は、衝突予測センサと車両バッテリに接続されている。なおワイヤーハーネス6は、ステーカバー4内を通ることで、ヘッドレスト本体2とシートバック7との間を延出している。
センサ用配線61は、図2に示すように制御部50とセンサ60とを電気的に接続する。駆動装置用配線62は、制御部50とモータ55とを電気的に接続する。
なお駆動装置5と制御部50とセンサ60は、請求項に記載の「電気機器」に相当する部材である。
A
The
The
As shown in FIG. 2, the
The driving
以下に、アクティブヘッドレストの動作について説明する。
衝突予測センサが車両の衝突を予測して信号を発した場合、その信号が制御部50によって受信される。そして制御部50が駆動装置5に電力を供給し、駆動装置5が前側要素10を乗員の頭部に向けて前方へ移動させる。前側要素10と乗員の頭部との距離が所定距離以下になった場合、あるいは乗員の頭部に接触した場合においてセンサ60が信号を発し、その信号が制御部50によって受信される。そして制御部50が駆動装置5への電力供給を停止し、駆動装置5を停止させる。これにより前側要素10が所定位置にて停止する。かくしてヘッドレスト1は、乗員の頭部を保護する。
The operation of the active headrest will be described below.
When the collision prediction sensor issues a signal by predicting a vehicle collision, the signal is received by the
ヘッドレスト本体2は、図2に示すように前側要素10が後側要素20に対して前進した際に生じる隙間を隠す部材も有している。すなわち横の隙間を隠す横隙間用部材22と、上側の隙間を隠す上隙間用部材14,23と、下側の隙間を隠す下隙間用部材15,25とを有している。
横隙間用部材22は、バックパネル21に取付けられる。そして横隙間用部材22は、前側要素10が後側要素20に対して前進した際にパネル11に形成された横隙間隠し部11aと協働してヘッドレスト本体2の横面の隙間を隠す。
上隙間用部材14,23と下隙間用部材15,25は、片方の部材(14,15)がパネル11側に取付けられ、他方の部材(23,25)がバックパネル21側に取付けられる。そしてこれらが協働してヘッドレスト本体2の上側の隙間と下側の隙間を隠す。
As shown in FIG. 2, the headrest
The
Of the
ヘッドレストステー3は、図2に示すように棒状(例えば円筒棒状)であって、後側部材52に固定される。ヘッドレストステー3は、図1に示すようにシート幅方向に二つ並設されており、ヘッドレスト本体2からシートバック7に向けて延出している。
As shown in FIG. 2, the
ステーカバー4は、図2に示すように二つの筒部4aと、二つの筒部4aの下端部を架橋する架橋部4bと、複数(例えば二つ)の係着部4cを一体に有している。
筒部4aは、ヘッドレストステー3が挿通される挿通孔4eを有し、上端部にはフランジ状に形成された抜止部4dを有している。
挿通孔4eは、図7に示すように断面長穴形状であって、長穴の長手一側寄りにはヘッドレストステー3が挿通され、他側寄りにはワイヤーハーネス6が通されている。
As shown in FIG. 2, the
The
As shown in FIG. 7, the
筒部4aは、図5に示すように掛止部材24に挿通され、ヘッドレスト本体2の収納部2aに対して出没可能に収納される。そして筒部4aは、掛止部材24によってヘッドレスト本体2に対して抜け止めされる。
架橋部4bは、シート幅方向に延出しており、図1,8に示すようにシートバック7の上面の一部を覆う。
As shown in FIG. 5, the
The bridging
係着部4cは、図2に示すように架橋部4bの左右両端部に形成されている。係着部4cは、図5に示すようにシートバック7に設けられたステー差込部材7dの底面に張り出し、ステー差込部材7dに係着する。したがってステーカバー4は、係着部4cによってシートバック7に対して係着する。
そしてステーカバー4は、美観性に優れる樹脂材料やアルミ材料などを原材料として成形されている。
As shown in FIG. 2, the engaging
The
シートバック7は、図1に示すようにフレーム7aと、フレーム7aに支持されるクッション7bと、クッション7bを覆う表皮7cとを有している。
フレーム7aには、図8に示すようにヘッドレストステー3が差込まれるステー差込部材7dと、ヘッドレスト1を上下動させる上下方向駆動装置8が取付けられている。
ステー差込部材7dは、筒状であって、フレーム7aの上端縁に取付けられ、その筒孔にヘッドレストステー3が差込まれる。そのためヘッドレストステー3は、ステー差込部材7dによって中間部がスライド可能に支持される。
As shown in FIG. 1, the seat back 7 has a
As shown in FIG. 8, a
The
上下方向駆動装置8は、支持部材8bとアクチュエータ8aを有している。
支持部材8bは、二本のヘッドレストステー3の下端部が差込まれ、二本のヘッドレストステー3の下端部を支持する。
アクチュエータ8aは、フレーム7aに取付けられ、電力を利用して支持部材8bを上下動させる。したがってヘッドレスト本体2は、上下方向駆動装置8とヘッドレストステー3を介して図5に示す上位置と図6に示す下位置との間で位置移動する。
The
The
The
以下に、ヘッドレスト本体2を上位置と下位置との間で移動させた状態を説明する。
図5,6に示すようにヘッドレスト本体2とヘッドレストステー3は、シートバック7に対して一緒に上下動する。これに対してステーカバー4は、シートバック7の上面に取付けられており、シートバック7に対して静止し続ける。そしてステーカバー4は、その一部である筒部4aがヘッドレスト1の収納部2aに対して出没する。
Below, the state which moved the headrest
As shown in FIGS. 5 and 6, the
次に、ワイヤーハーネス6の取り回し方法と、ワイヤーハーネス6と配線部材9との接続方法について説明する。
ワイヤーハーネス6は、図1に示すようにヘッドレスト本体2に設けられた駆動装置5などの電気機器と、シートバック7側に設けられた配線部材9とを接続するために、ヘッドレスト本体2とシートバック7との間で取り回される。そしてワイヤーハーネス6は、図5に示すようにヘッドレスト本体2とシートバック7の間に設けられたステーカバー4の筒部4aの挿通孔4eに通される。詳しくは、図7に示すようにステーカバー4の筒部4aの孔壁面と、ヘッドレストステー3の外周面との間に形成された隙間に通される。したがってワイヤーハーネス6は、ステーカバー4によって覆い隠された状態にてヘッドレスト本体2とシートバック7との間を延出する。
Next, a method for handling the
As shown in FIG. 1, the
配線部材9は、図8に示すようにシートバック7側で取り回されている。そして配線部材9は、フレーム7aの上端縁に取付けられたハーネス差込部材7eを通って、シートバック7の上方に引出されている。引出された先端部には、コネクタ9aが取付けられており、コネクタ9aは、ワイヤーハーネス6の先端部に取付けられたコネクタ6aと接続される。
The wiring member 9 is routed on the seat back 7 side as shown in FIG. The wiring member 9 is pulled out above the seat back 7 through the
次に、ヘッドレスト1の組付け方法と、ヘッドレスト1をシートバック7に取付ける方法について説明する。
先ず、ヘッドレストステー3を駆動装置5に取付け(図2参照)、駆動装置5に前側要素10と後側要素20とを組付ける。そしてヘッドレストステー3をステーカバー4の各挿通孔4eに挿通させ、その状態でステーカバー4を後側要素20に取付ける。これによりヘッドレスト1の各部品を一体状に組付ける。
Next, a method for assembling the
First, the
次に、ヘッドレストステー3をステー差込部材7dに差込み、ヘッドレストステー3の下端部を支持部材8bに取付ける(図8参照)。
次に、ステーカバー4を持上げ、ワイヤーハーネス6と配線部材9とを結合する。
その後、ステーカバー4を下げ、係着部4cをステー差込部材7dに係着させ、ステーカバー4をシートバック7に係着させる。これによりコネクタ6a,9aとハーネス差込部材7eが図5に示すように架橋部4bによって覆い隠され、ヘッドレスト1がシートバック7に対して係着される。
Next, the
Next, the
Thereafter, the
以上のようにしてヘッドレスト1が構成されている。
すなわちワイヤーハーネス6が、図5,7に示すようにステーカバー4の挿通孔4eの孔壁面とヘッドレストステー3との間に通される。そしてステーカバー4には、シートバック7に係着する係着部4cが設けられている。
The
That is, the
したがってワイヤーハーネス6は、図1に示すようにステーカバー4によって覆い隠された状態においてヘッドレスト本体2とシートバック7との間に配線される。そのためシートバック7とヘッドレスト本体2との間には、ワイヤーハーネス6を覆うための特別な部材を設ける必要がない。そのためシートバック7とヘッドレスト本体2との間の見栄えが良くなる。そして後方からの前方への視界も良くなる。例えば従前は、図9に示すようにハーネスカバー104を設けているために、二本のヘッドレスト101以外に一本のハーネスカバー104がシートバック107とヘッドレスト本体102との間に現れていた。これに対して本形態は、ハーネスカバー104を設ける必要がないために、ヘッドレスト1を覆うステーカバー4のみが現れる。そのため美観性と前方の視界性が従前のものよりも優れている。
またステーカバー4は、図5に示すように係着部4cを有し、係着部4cによってシートバック7に係着されている。したがって特許文献1のようにステーカバーをシートバックに付勢するコイルスプリングを設ける必要がない。そのためワイヤーハーネス6がコイルスプリングによって損傷する問題も生じない。
Therefore, the
Further, the
またヘッドレスト本体2には、図1に示すようにヘッドレストステー3がシート幅方向に二つ並設されている。ステーカバー4は、各ヘッドレストステー3が挿通される挿通孔4eを備える左右二つの筒部4aと、これら左右二つの筒部4aの下端部を架橋する架橋部4bと、架橋部4bに形成された係着部4cを一体に有し、二つの筒部4aの少なくとも一つにワイヤーハーネス6が通される構成になっている。
したがって二本のヘッドレストステー3は、ステーカバー4の筒部4aによってそれぞれが覆い隠される。そのため二本のヘッドレストステー3がいずれも隠されることによってヘッドレスト1の全体的な美観が向上されている。
またステーカバー4は、各筒部4aを架橋する架橋部4bと係着部4cを一体に有している。そのためステーカバー4の各部を一度にシートバック7に取付けることができる。しかも各筒部4aを別々にシートバック7に取付ける形態に比べて、シートバック7に係着させる係着部4cの数を減らすこともできる。例えば二つにすることができる。
In addition, as shown in FIG. 1, the
Accordingly, the two headrest stays 3 are each covered with the
The
(他の実施の形態)
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、以下の形態であっても良い。
(1)例えば上記の実施の形態に係るヘッドレスト本体2には、図2に示すように駆動装置5などの電気機器が設けられていた。しかしヘッドレスト本体に他の電気機器、例えばテレビモニタやスピーカや携帯電話などが設けられ、その電気機器にワイヤーハーネスが接続される形態であっても良い。
(2)上記の実施の形態に係るステーカバー4は、図8に示すように係着部4cを有し、係着部4cがステー差込部材7dに係着される構成になっていた。しかし係着部4cがシートバック7側に設けられた他の部材に係着される構成であっても良い。
(3)上記の実施の形態に係るステーカバー4は、図5,6に示すようにステーカバー4の上端部側の筒部4aのみがヘッドレスト本体に対して出没可能に収納される形態であった。しかしステーカバーの全体がヘッドレスト本体に対して出没可能に収納される形態であっても良い。
(Other embodiments)
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and may be the following form.
(1) For example, the headrest
(2) The
(3) As shown in FIGS. 5 and 6, the
1,101…ヘッドレスト
2,102…ヘッドレスト本体
2a…収納部
3,103…ヘッドレストステー
4…ステーカバー
4a…筒部
4b…架橋部
4c…係着部
4d…抜止部
4e…挿通孔
5…駆動装置(電気機器)
6,106…ワイヤーハーネス
6a,9a…コネクタ
7,107…シートバック
8…上下方向駆動装置
9,109…配線部材
10…前側要素
20…後側要素
24…掛止部材
50…制御部
51…前側部材
52…後側部材
53…リンク機構
55…モータ
60…センサ
104…ハーネスカバー
105…電気機器
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1,101 ... Headrest 2,102 ... Headrest
6, 106 ... wire harnesses 6a, 9a ...
Claims (2)
前記ヘッドレスト本体に設けられた電気機器と前記シートバック側に設けられた配線部材とを電気接続するためのワイヤーハーネスが、前記ステーカバーの挿通孔の孔壁面と前記ヘッドレストステーとの間に通され、
前記ステーカバーには、前記シートバックに係着する係着部が設けられていることを特徴とする車両用シートのヘッドレスト。 A headrest main body, a rod-shaped headrest stay extending from the headrest main body, and a stay cover for covering the headrest stay; the headrest stay is inserted into the insertion hole of the stay cover; Inserting the penetrating tip of the headrest stay into the seat back and changing the amount of insertion to move the headrest main body up and down relative to the seat back, and when the headrest main body moves up and down, The headrest of the vehicle seat that is stored in the headrest main body so that at least the upper end side of the stay cover that remains stationary with respect to the headrest body
A wire harness for electrically connecting an electrical device provided on the headrest body and a wiring member provided on the seat back side is passed between the hole wall surface of the insertion hole of the stay cover and the headrest stay. ,
A headrest for a vehicle seat, wherein the stay cover is provided with an engaging portion that engages with the seat back.
ヘッドレスト本体には、ヘッドレストステーがシート幅方向に二つ並設されており、
ステーカバーは、前記各ヘッドレストステーが挿通される挿通孔を備える左右二つの筒部と、これら左右二つの筒部の下端部を架橋する架橋部と、前記架橋部に形成された係着部を一体に有し、前記二つの筒部の少なくとも一つにワイヤーハーネスが通される構成になっていることを特徴とする車両用シートのヘッドレスト。
The vehicle seat headrest according to claim 1,
The headrest body has two headrest stays arranged side by side in the seat width direction.
The stay cover includes two left and right tube portions having insertion holes through which the headrest stays are inserted, a bridging portion that bridges the lower ends of the two left and right tube portions, and an engaging portion formed in the bridging portion. A headrest for a vehicle seat, which is integrally formed and has a configuration in which a wire harness is passed through at least one of the two cylindrical portions.
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