JP2006340008A - 通信装置、方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 干渉を低減することができる通信システムを提供することを課題とする。
【解決手段】 通信システムは、制御局としての第1の通信装置及び子局としての第2の通信装置を有する。第2の通信装置(21)は、周囲の干渉状態に応じて第1の通信装置(12)へ送信電力変更要求を送信する送信手段を有し、第1の通信装置は、第2の通信装置からの送信電力変更要求を受信する受信手段と、送信電力変更要求を受信すると、自身の送信電力を変更する送信電力変更手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信装置、方法及びシステムに関する。
IEEE802.15.3はピコネットを形成する無線ネットワーク規格であり、通信装置はPNC(制御局)とDEV(子局)に分類され、PNCとDEVはTDMA(Time Division Multiple Access)によって通信を行う。ピコネット通信システムは、制御局の通信装置と子局の通信装置を有する。
IEEE802.15.3規格では隣接する無線チャネルからの干渉を知る手段が設けられている。無線通信においては、隣接したエリアなどからの干渉が常に問題となり、干渉低減の技術が提案されている。
例えば携帯電話のシステムを用いて、特開2002-232353号公報では移動端末が基地局とのハンドオーバをする際に、携帯電話システム制御装置は通信品質が劣化したリンク先の基地局からの送信電力を低下させることによって、各基地局からの干渉を低下させる方法が提案されている。
特開2002−232353号公報
IEEE802.15.3規格の通信装置を用いると、PNCの可搬性の高さから、PNCが新たに起動する場合が頻繁に起こる。図16に示すように、PNC1(11)がDEV1(21)とピコネットを形成している時、PNC1(11)との通信範囲外、かつDEV1(21)との通信範囲でPNC2(12)が起動する場合(図17)、DEV1(21)とPNC2(12)が干渉してしまうという問題があった。
このような場合、干渉回避手段として、PNC1(11)はチャイルド/ネイバーピコネットに参加するか、他のチャネルに移動するか、という手段がある。しかしながら、チャイルド/ネイバーピコネットが周囲に存在せず、かつ他のチャネルが占有されている場合には、干渉を回避できないという問題があった。
背景技術で説明した通り、PNC1(11)はDEV1(21)が干渉を受けているかどうかを調査する手段を有する。しかしながら、同規格に於いてはDEVが他のPNCの送信電力を制御する手段を持っていないのでPNCからの干渉を低下できないという問題があった。また、同規格では通信システム全体を集中制御する機器は通常接続されていないため、干渉低減の制御が困難であった。
本発明の目的は、干渉を低減することができる通信装置、方法及びシステムを提供することである。
本発明の通信装置は、制御局と通信を行う通信装置であって、周囲の干渉状態を調査する調査手段と、前記調査結果に応じて干渉元となる他の通信装置へ送信電力変更要求を送信する送信手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の通信装置は、子局と通信を行う制御局としての通信装置であって、子局に周囲の干渉状態を調査させる調査手段と、前記調査結果に応じて子局への干渉元となる他の通信装置へ子局を介して送信電力変更要求を送信する送信手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の通信装置は、子局と通信を行う制御局としての通信装置であって、子局からの送信電力変更要求を受信する受信手段と、前記送信電力変更要求を受信すると、自身の送信電力を変更する送信電力変更手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の通信システムは、制御局としての第1の通信装置及び子局としての第2の通信装置を有する通信システムであって、前記第2の通信装置は、周囲の干渉状態に応じて前記第1の通信装置へ送信電力変更要求を送信する送信手段を有し、前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置からの送信電力変更要求を受信する受信手段と、前記送信電力変更要求を受信すると、自身の送信電力を変更する送信電力変更手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の通信方法は、制御局と通信を行う通信方法であって、周囲の干渉状態を調査する調査ステップと、前記調査結果に応じて干渉元となる通信装置へ送信電力変更要求を送信する送信ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の通信方法は、子局と通信を行う制御局の通信方法であって、子局に周囲の干渉状態を調査させる調査ステップと、前記調査結果に応じて子局への干渉元となる通信装置へ子局を介して送信電力変更要求を送信する送信ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の通信方法は、子局と通信を行う制御局の通信方法であって、子局からの送信電力変更要求を受信する受信ステップと、前記送信電力変更要求を受信すると、自身の送信電力を変更する送信電力変更ステップとを有することを特徴とする。
干渉元の送信電力を変更制御可能であるので、干渉元からの干渉を低減することができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態を以下に示す。
PNCまたはDEVの構成を図2に示す。PNCまたはDEVは、図2の無線通信装置(4)のように、少なくとも、プログラムを処理するCPU(5)、プログラムを展開するRAM(6)、プログラムを格納するROM(7)、無線インターフェイス(8)から構成される。無線インターフェイス部(8)は、図3に示すように、無線通信MAC(Medium Access Controller)部(8a)と無線通信PHY(物理層)部(8b)から構成される。これらPNCとDEVの組み合わせによりピコネットを形成する通信システムが実現される。
IEEE802.15.3規格のパケットは、MACヘッダとMACフレームボディから構成される。MACヘッダフォーマットを図4に示す。データ列は先頭が右側で、その他のフォーマットも同じ形式である。MACヘッダ(100)はオクテット単位で示され、フレームのタイプを示すFrame Controlフィールド(110)、ピコネットIDを示すPNID(120)、フレームの送信先を示すDestID(130)、フレームの送信元を示すSrcID(140)、フレームが分割されている時の制御に用いるFragmentation Controlフィールド(150)、同期/非同期データ等の識別に使用されるStream Indexフィールド(160)から構成される。
IEEE802.15.3規格では暗号化/非暗号化フレームについて定義している。非暗号化のMACフレームボディフォーマット(200)を図5に示す。このフォーマット(200)はオクテット単位のフィールドから構成され、送信先に送信される可変長Lnの情報から成るFrame Payloadフィールド(210)、フレームの検査に使用されるFrame Check Sequenceフィールド(220)から構成される。暗号化フレームについては説明の簡単のため割愛する。
図6にFrame Controlフィールドフォーマットを示す。このフィールドフォーマットはビットごとのフィールドに細分化されていて、Protocol Versionフィールド(111)は3ビットであり、IEEE802.15.3の場合は0b000である。Frame Typeフィールド(112)は3ビットで構成され、ビーコン等のフレームタイプを定義している。この値と機能の関係を図23に示す。SECビット(113)は1ビットで構成され、フレームボディが暗号化されている時には1、非暗号化の時には0に設定されなければならない。ACK Policyフィールド(114)は1ビットであって、ACK手順のタイプを定義する。その値と機能の関係を図24に示す。Retryビット(115)は1ビットであって、再送されたフレームは必ず1に設定されなければならず、それ以外は0である。More Dataビット(116)は1ビットであって、延長されたフレームの時には1に設定され、延長されないもしくは延長された最後のフレームの時には0に設定されなければならない。残りのビットは予約ビット(117)である。
IEEE802.15.3のピコネットは前記種々のパケットからなるSuperframe単位で時間的な同期が取られる。Superframeの構成を図7に示す。Superframe(2000)の先頭からビーコンフレーム(2100)、CAP(Contention Access Period、2200)、CTAP(Channel Time Allocation Period、2300)となる。CAP(2200)はCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)によって通信が行われる。CTAP(2300)はDEVとPNCの通信に使用されるMCTA(Management Channel Time Allocation)とDEV同士の通信に用いられるCTA(Channel Time Allocation)によって構成され、これらの時間的な配置はCTAP期間内であれば任意である。CTAP期間は通常はTDMAによって通信が行われる。CAP(2200)、CTAPはBeaconフレームによって定義される。
図8に非暗号化Beaconフレームボディフォーマット(2110)を示す。同フォーマット(2110)はPiconet Synchronization Parametersフィールド(2120)とIEフィールド(2130-2140)とFCS(2150) から構成される。図9にPiconet Synchronization Parametersフィールドフォーマットを示す。同フォーマットはオクテット単位で定義され、ビーコンの番号を示すTime tokenフィールド(2121)、Superframeの期間を表すSuperframe Durationフィールド(2122)、CAP終了時間を示すCAP End Timeフィールド(2123)、ビーコンの最大送信電力レベルを定義するMAX TX Power Levelフィールド(2124)、PiconetとSuperframeの特徴を示すPiconet modeフィールド(2125)、PNCがMCTAを割り当てる頻度を表すPNC Responseフィールド(2126)、そしてPNCのDEVアドレスを示すPNC addressフィールド(2127)から構成される。
図10にIEフィールドフォーマットを示す。同フォーマットはElement ID(2131)、IE自身の長さを表すLength(2132)、及びIE Payload(2133)から構成される。Element IDの値とタイプとの対応を図25に示す。
DEVは起動時に、パッシブスキャンすることによって周囲のBeaconフレームを受信し、DEV自身のみか、周囲にPNCとなることのできないDEVしか存在せず、かつ、その起動しているDEVがPNCになることが可能である時、起動しているDEVはPNCとして動作する。パッシブスキャンをすることで得られた統計情報をChannel Rating Listに保存しなければならない。Channel Rating Listフォーマットを図14に示す。
前記のスキャン機能を利用して、PNCはDEVが他局から干渉を受けているかを検出するのにリモートスキャン機能を備えることができる。図11にリモートスキャンのシーケンスチャートを示す。PNC(10)はDEV(20)にRemote Scan Requestコマンド(S11)を送信すると、DEV(20)はPNC(10)にImmediate ACK(S12)を返信し、DEV(20)はパッシブスキャンによるチャネルスキャン(S13) を行う。チャネルスキャン終了後、DEV(20)はRemote Scan Responseコマンド(S14)をPNC(10)に送信するとPNC(10)はImmediate ACK(S15)を返信する。このとき、PNC(10)は、例えば干渉を受けているか調査対象となるCTAを空の期間にすることで、DEV(20)の干渉の有無を調べることができる。
Remote Scan Requestコマンドフォーマットを図12に示す。同フォーマットはオクテット単位のフィールドで定義され、コマンドタイプフィールド(510)、そのコマンド自身の長さを示すLengthフィールド(520)、及び調査対象となるチャネルを表すChannelフィールド(530-540)から構成される。
Remote Scan Responseコマンドフォーマットを図13に示す。同フォーマットはオクテット単位のフィールドで定義され、コマンドタイプフィールド(610)、そのコマンド自身の長さを示すLengthフィールド(620)、Remote Scan Request Commandの成否を通知するReason Codeフィールド(630)、スキャン対象となったチャネルの数を示すNumber of Channelsフィールド(640)、Channel Rating Listフィード(650)、発見されたピコネットの数を示すNumber of Piconetsフィールド(660)、一つ以上のRemote Piconet Descriptionフィールドで構成されるRemote Piconet Description Setフィールド(670)、及びOptional IEフィールド(680)から構成される。
DEVはPNC送信電力制御コマンドとしてAnnounce Commandを用い、そのフォーマットを図15に示す。このフォーマットはオクテット単位のフィールドで定義され、Command Typeフィールド(710)はAnnounceである0x0011、コマンド自身の長さを示すLengthフィールド(720)、及びIEs Providedフィールド(730)から構成される。IEs Provided には本実施形態ではVendor specificを用いる。
図1は、本実施形態によるDEV1(21)がPNC2(12)の送信電力を制御する際のシーケンスチャートを示す。図16に示すように、PNC1(11)が既にPN1(ピコネット、1)を形成している場所でDEV1(21)が起動する時、DEV1(21)はOpen Scan(S101)によって全てのチャネルをスキャンし、DEV1(21)がAssociationしようとするPNID(Piconet ID)とBSID(Beacon Source ID)を持つビーコンを探索する。同図において、PNC1(11)からのBeacon(S102)に所望の情報が入っている場合、DEV1(21)はPNC1(11)へのAssociationプロセス(S103)を行って PNC1(11)へAssociationし、DEV1(21)はPN1(1)に参加する。
このようにしてDEV1(21)を配下に持つPNC1(11)がPN1(1)を形成する場合に、図17に示すようにPNCになる能力があるDEVがPNC2(12)としてDEV1(11)付近で立ち上がるとする。このPNC2(12)もOpen Scan(S105)を行って周囲にBeaconを傍受できない場合、自身がPNCとして動作を開始し、Beaconの送信を開始する(S106)。このような状況ではDEV1(21)はPNC2(12)からの干渉を受けることになる。これらの通信装置を用いた通信システム上でのコマンドのやり取りを図1のシーケンスチャートに示す。PNC1(11)はDEV1(21)に対してRemote Scan Requestコマンドを送信(S107)すると、DEV1(21)はImmediate ACKを返信し(S108)、Open Scanを行う(S109)。DEV1(21)は、周囲で傍受できるBeacon情報を収集し、PNC1(11)へのRemote Scan Responseコマンド(S111)でChannel Rating Listを送信する。PNC1(11)はImmediate ACKをDEV1(21)に返信する(S112)ことで、PNC1(11)はDEV1(21)の干渉状態を知ることができる。本実施形態に於いてはDEV1(21)が干渉を受けている時に、DEV1(21)自らが判断して干渉を低下するための動作を行う。DEV1(21)はPNC1(11)とのリンクを維持しつつ、PNC2(12)とAssociationする(S113)。
DEV1(21)はAnnounceコマンドを利用したPNC Transmit Power Control(送信電力制御)コマンド(S114) をPNC2(12)に送信し、PNC2(12)はDEV1(21)にImmediate ACKを返信する(S115)。PNC2(12)はPNC Transmit Power Control(送信電力制御)コマンドを受信すると、Max Tx Power Level(最大送信電力レベル)を変更する(下げる)。IEEE802.15.3規格ではATP(Association Timeout Period)期間内に空のProbe RequestコマンドをDEVがPNCに送信することによってATPがリセットされてリンクを維持することができる。この機能を利用してDEV1(21)はPNC1(11)へ定期的に空のProbe Requestコマンドを送信し(S116)、PNC1(11)はImmediate ACKを返信する(S117)。DEV1(21)はPNC2(12)からのBeacon(S118)が聞こえる間はステップS114からS118の動作を繰り返し、図18に示すようにPN2(2)の通信範囲を縮退する。ATP期間以上PNC2(12)からのBeaconが傍受できなくなった時(S119)、DEV1(21)は確実にリンクを切断するためにPNC2(12)へDisassociationコマンドを送信し(S120)、DEV1(21)はPNC2(12)とのリンクが切断されて干渉を受けない状態でPNC1(11)のみとのリンクが維持される。
以上のように、本実施形態によれば、子局の通信装置(21)は、ステップS109で周囲の干渉状態を調査する手段と、ステップS114で干渉元となる通信装置(12)へ送信電力変更要求を送信する手段を有する。制御局の通信装置(12)は、子局(21)からの送信電力変更要求を受信する受信手段と、前記送信電力変更要求を受信すると、自身の送信電力を変更する送信電力変更手段とを有する。これにより、干渉元(12)からの干渉を低下させることができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態は、その通信装置及びそのシステム構成が第1の実施形態と同様である。また、Announce Commandを利用したPNC Tx Power Controlコマンドを利用するのも同様であり、このコマンドを使用するか否かを判断するのはPNC1(11)である。この時のシーケンスチャートを図19に示す。ステップS101からS112までのシーケンスは図1と同様である。その後、ステップS201において、PNC1(11)はステップS111のRemote Scan Responseコマンドで受信したChannel Rating Listから干渉が生じているCTAを検出し、ステップS201においてDEV1(21)に対してPNC Tx Power Controlコマンドを送信する。このコマンドを受信したDEV1(21)はImmediate ACKを返信し(S202)、このコマンドを一時的にバッファリングしておき、PNC2(12)に対してAssociationを行う(S203)。DEV1(21)はステップS204においてバッファリングしていたPNC Tx Power ControlコマンドをPNC2(12)に送信する(S204)と、PNC2(12)はImmediate ACKを返信する(S205)。以降のステップは図1のステップS116以降と同様である。
以上のように、本実施形態によれば、制御局の通信装置(11)は、ステップS107〜S112で子局(21)に周囲の干渉状態を調査させる調査手段と、ステップS201〜S205で前記調査結果に応じて子局の干渉元となる通信装置(12)へ子局(21)を介して送信電力変更要求を送信する送信手段とを有する。制御局の通信装置(12)は、子局(21)からの送信電力変更要求を受信する受信手段と、前記送信電力変更要求を受信すると、自身の送信電力を変更する送信電力変更手段とを有する。これにより、干渉元(12)からの通信装置(21)への干渉を低下させることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態を以下に示す。本実施形態で用いられる通信装置の構成は他の実施形態と同様、図2に示される。
第1の実施形態同様、図16に示されるようにPNC1(11)は配下にDEV1(21)を有するPN1(1)を形成し、図20に示すように、DEV1(21)との通信範囲内でDEV2(22)を配下に持つPNC2(12)がPN3(3)を形成して起動する場合について、図22のシーケンスチャートを用いて詳細に説明する。
PNC1(11)が既にPN1(1)を形成している場所でDEV1(21)が起動する時、DEV1(21)はOpen Scan(S301)によって全てのチャネルをスキャンし、DEV1(21)がAssociationしようとするPNIDとBSIDを持つビーコンを探索する。同図において、PNC1(11)からのBeacon(S302)に所望の情報が入っている場合、DEV1(21)はPNC1(11)へのAssociationプロセス(S303)を行って PNC1(11)へAssociationし、DEV1(21)はPN1(1)に参加する。このようにしてDEV1(21)を配下に持つPNC1(11)がPN1(1)を形成する。図20に示すようにPNCになる能力があるDEVがPNC2(12)として配下にDEV2(22)を持ちながらDEV1(21)付近で立ち上がる場合、PNC2(12)もOpen Scan(S304)を行う。PNC2(12)は周囲にBeaconを傍受できない場合、自身がPNCとして動作を開始し、Beaconの送信を開始する(S305)。DEV2(22)がPNC2(12)の通信範囲内で起動する時、DEV2(22)はOpen Scanを行い(S306)、PNC2(12)へAssociationする(S307)ことでPN3(3)を形成すると、このときDEV1(21)はPNC2(12)からの干渉を受けることになる。
PNC1(11)はDEV1(21)に対してRemote Scan Requestコマンドを送信(S309)すると、DEV1(21)はImmediate ACKを返信し(S310)、Open Scanを行う(S311)。DEV1(21)は周囲で傍受できるBeacon情報を収集し、PNC1(11)へのRemote Scan Responseコマンド(S313)でChannel Rating Listを送信し、PNC1(11)はImmediate ACKを返信する(S314)。PNC1(11)はChannel Rating List を受信することによりDEV1(21)の干渉状態を知ることができる。PNC1(11)はAnnounceコマンドを利用したPNC Transmit Power Controlコマンド(S315) をDEV(21)に送信し、DEV(21)はPNC1(11)にImmediate ACKを返信する(S316)。本実施形態に於いてはDEV1(21)が干渉を受けている時に、DEV1(21)自らが判断して干渉を低下するための動作を行う。DEV1(21)はPNC1(11)とのリンクを維持しつつ、PNC2(12)とAssociationする(S317)。DEV1(21)はAnnounceコマンドを利用したPNC Transmit Power Control(送信電力制御)コマンド(S318) をPNC2に送信する。PNC2(12)はDEV1(21)にImmediate ACKを返信し(S319)、PNC2(12)のMax Tx Power Level(最大送信電力レベル)を変更する(下げる)。
DEV1(21)はPNC1(11)へ定期的に空のProbe Requestコマンドを送信する(S321)し、PNC1(11)はImmediate ACKを返信する(S322)。PNC2(12)はTx Power Level(送信電力レベル)を下げると、Announceコマンドを用いたPNC Tx Power ChangedコマンドをDEV2(22)に送信(S323)することで送信電力が変更されたことを通知する。DEV2(22)はImmediate ACKを返信する(S324)。PNC2(12)はDEV(22)からのImmediate ACKがある間は、Max Tx Power Level を下げ、PNC Tx Power Changedコマンドの送信(S323)を繰り返す。DEV2(22)からのImmediate ACK(S324)が、ある期間内で受信できなくなった場合には直前の送信電力に戻すことでPN3(3)を維持し、図21に示すような通信可能な最小範囲にする。
PNC2(12)は、Tx Power Level(送信電力レベル)をPN3(3)を維持するための最小値に設定すると、Announceコマンドを用いたPNC Tx Power Minimizedコマンド(S325)によってDEV1(21)に送信電力はこれ以上下げられないことを通知し、DEV1(21)はPNC2(12)に対してImmediate ACKコマンドを送信する(S326)。このときPN3(3)に通信範囲は縮退してDEV1(21)への干渉が低減される。その後DEV1(21)は確実にリンクを切断するためにPNC2(12)へDisassociationコマンド(S327)を送信し、DEV1(21)はPNC2(12)とのリンクは切断されてPNC1(11)のみとのリンクが維持される。
以上のように、本実施形態によれば、制御局の通信装置(12)は、子局(21)からの送信電力変更要求を受信する受信手段と、前記送信電力変更要求を受信すると、自身の送信電力を変更する送信電力変更手段とを有し、通信装置(21)への干渉を低下させることができる。送信電力変更手段は、ステップS324のImmediate ACKの受信状態に応じて自身の送信電力を最小化し、ステップS325でその受信状態に応じて自身の送信電力を変更できない旨を子局(21)に送信する。これにより、通信装置(12)の制御下にある通信装置(22)とのリンクを保ちつつ、通信装置(21)への干渉を最小限にすることができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
DEV1がPNC2の送信電力を制御する際のシーケンスチャートを示す図である。 無線通信インターフェイスを持つ通信装置を示す図である。 無線インターフェイスブロックを示す図である。 IEEE802.15.3MACヘッダフォーマットを示す図である。 IEEE802.15.3非暗号化MACフレームボディフォーマットを示す図である。 IEEE802.15.3フレーム制御フィールドフォーマットを示す図である。 IEEE802.15.3ピコネットスーパーフレームフォーマットを示す図である。 IEEE802.15.3非暗号化ビーコンフレームフォーマットを示す図である。 IEEE802.15.3ピコネット同期パラメータフィールドフォーマットを示す図である。 インフォメーションエレメントフォーマットを示す図である。 PNCがDEVにリモートスキャンを行う際のシーケンスチャートを示す図である。 IEEE802.15.3リモートスキャン要求コマンドフォーマットを示す図である。 IEEE802.15.3リモートスキャン応答コマンドフォーマットを示す図である。 IEEE802.15.3チャネルレーティングリストフォーマットを示す図である。 IEEE802.15.3アナウンスコマンドフォーマットを示す図である。 ピコネット1の構成図を示す図である。 ピコネット1とピコネット2の構成図である。 ピコネット1と縮退したピコネット2の構成図である。 PN1のPNC1がDEV1を介してPN2のPNC2の送信電力を制御する際のシーケンスチャートを示す図である。 ピコネット1とピコネット3の構成図である。 ピコネット1と縮退したピコネット3の構成図である。 PN1のPNC1がDEV1を介してPN3のPNC2の送信電力を制御する際のシーケンスチャートを示す図である。 フレームタイプ値とその機能の関係を示す図である。 ACKポリシータイプ値とその機能の関係を示す図である。 インフォメーションエレメント値とその機能の関係を示す図である。
符号の説明
1 ピコネット1
2 ピコネット2
3 ピコネット3
4 無線通信装置
5 CPU
6 RAM
7 ROM
8 無線通信インターフェイス
8a 無線通信MAC部
8b 無線通信PHY部
9 送受信アンテナ部
11 制御局1
12 制御局2
21 子局1
22 子局2

Claims (9)

  1. 制御局と通信を行う通信装置であって、
    周囲の干渉状態を調査する調査手段と、
    前記調査結果に応じて干渉元となる他の通信装置へ送信電力変更要求を送信する送信手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 子局と通信を行う制御局としての通信装置であって、
    子局に周囲の干渉状態を調査させる調査手段と、
    前記調査結果に応じて子局への干渉元となる他の通信装置へ子局を介して送信電力変更要求を送信する送信手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  3. 子局と通信を行う制御局としての通信装置であって、
    子局からの送信電力変更要求を受信する受信手段と、
    前記送信電力変更要求を受信すると、自身の送信電力を変更する送信電力変更手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  4. 前記送信電力変更手段は、受信状態に応じて自身の送信電力を最小化することを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  5. さらに、受信状態に応じて自身の送信電力を変更できない旨を前記子局に送信する送信手段を有することを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  6. 制御局としての第1の通信装置及び子局としての第2の通信装置を有する通信システムであって、
    前記第2の通信装置は、
    周囲の干渉状態に応じて前記第1の通信装置へ送信電力変更要求を送信する送信手段を有し、
    前記第1の通信装置は、
    前記第2の通信装置からの送信電力変更要求を受信する受信手段と、
    前記送信電力変更要求を受信すると、自身の送信電力を変更する送信電力変更手段とを有することを特徴とする通信システム。
  7. 制御局と通信を行う通信方法であって、
    周囲の干渉状態を調査する調査ステップと、
    前記調査結果に応じて干渉元となる通信装置へ送信電力変更要求を送信する送信ステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
  8. 子局と通信を行う制御局の通信方法であって、
    子局に周囲の干渉状態を調査させる調査ステップと、
    前記調査結果に応じて子局への干渉元となる通信装置へ子局を介して送信電力変更要求を送信する送信ステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
  9. 子局と通信を行う制御局の通信方法であって、
    子局からの送信電力変更要求を受信する受信ステップと、
    前記送信電力変更要求を受信すると、自身の送信電力を変更する送信電力変更ステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
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