JP2006335366A - Container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、薬剤や筆記具、インキジェットプリンタ等の補充インキ類、化粧液、塗料、補修液、接着剤、調味料などの液剤や粉剤を収容するボトル部材とノズル部材からなる破断開封型の容器に関する。 The present invention relates to a break-open container comprising a bottle member and a nozzle member for containing replenishing inks such as medicines, writing instruments and ink jet printers, cosmetic liquids, paints, repair liquids, adhesives, seasonings and other liquids and powders. About.
従来より、容器の内蔵剤を取り出す際、ねじキャップを外して少量づつ繰り返して取り出す容器や、ブロー成形や射出成形による可撓性容器のボトルに注出用ノズルと開封部が一体に形成された蓋からなる開封部を有した破断開封型の容器(1例として、アンプルなど)がある。この容器の開封部は、容器の外部と内部を連通する連通口を内蔵剤の注出口としたものである。また、この開封部は、その切断面形状が円形状であり、通常は前記蓋を指などで挟持し、捻子切りか折り曲げ操作によって開封していた。また、カッターやハサミなどの刃物で切断する場合もあった。
この従来構造では、ノズルキャップ20の指押桿aを、指押しすることによる曲折により、ノズル管を容易に切断できる。しかし、この指押しすることによる曲折操作にあっては、指や衣服などに容器内蔵の薬剤を付着させてしまう場合があった。さらに、容器の使用に際して、操作が手間取るという問題があった。以下、具体的に説明する。
まず、指等に薬剤が付着する問題が生ずるのは、ボトル10内の樹幹注入薬剤が、ノズルキャップ20内にも溜まっていることによるものであった。ノズルキャップ20内に薬剤が溜まっている状態で指押桿aを指押しで曲折すると、曲折と同時に薬剤が外部に飛散し、指や衣服に薬剤を付着させてしまうものであった。この、ノズルキャップ20内にも薬剤が溜まっているのは、容器の製造段階や流通段階やユーザー購入段階や使用段階で、容器が横向きや天地逆向き状態となった時に、さらに運搬等の振動が加わった時に、薬剤がボトル10からノズルキャップ20内にも一部移動し、移動した薬剤がノズルキャップ20内の空気と置き換わってしまうためであった。特に、ノズルキャップ20内側が細いと薬剤の毛細管力が強くなるので、ノズルキャップ20を上向きにしても、薬剤がボトル側に容易に移動しないで留まってしまうものであった。
この薬剤付着問題にて、無害な液の場合には、顕著な問題とはならないが、容器内蔵剤が劇薬等の場合には、指に障害を生じさせるとか、衣服に穴をあけてしまうとかの問題があった。また、薬剤ではなく、補充インキ等の発色の鮮やかなインキの場合には、指や衣服を汚染させてしまうという問題があった。
次に、容器使用に際しての、操作が手間取るという問題は、一旦、ノズルキャップ20の指押桿aを指押し曲折し、ノズルキャップ20を容器から切離した後、樹幹に空けた孔に容器を挿入しなければならず面倒なものであった。特に、容器が可撓性の場合には、ノズルキャップ20を切離した後に誤って容器を強く押し過ぎて、内蔵の薬剤をこぼしてしまうリスクもある。
本発明は、上記の問題、即ち、開封操作での容器内蔵剤による指や衣服等への付着を低減させ、且つ、開封操作を簡略にすると共に、取り扱い易い破断開封型の容器を提供することを課題とする。
In this conventional structure, the nozzle tube can be easily cut by bending the finger pressing lever a of the
First, the problem that the drug adheres to the finger or the like occurs because the trunk injection drug in the bottle 10 is also accumulated in the
In the case of innocuous liquids due to this drug adhesion problem, it does not become a significant problem. However, if the built-in agent is a powerful drug, it may cause a finger injury or a hole in the clothes. There was a problem. In addition, in the case of brightly colored ink such as replenishment ink instead of chemicals, there is a problem that fingers and clothes are contaminated.
Next, the problem of troublesome operation when using the container is that the finger pressing rod a of the
The present invention provides a break-open container that reduces the above-mentioned problems, that is, adhesion to fingers, clothes, and the like due to the container built-in agent during the opening operation, simplifies the opening operation, and is easy to handle. Is an issue.
本発明は、開口部と収納部を有したボトル前方に、略筒状の前方が閉じたノズルを固着した破断開封型の容器に於いて、前記ノズルには先端より突起部を設け、この突起部の後方には前記突起部の周囲より拡大した周囲を有する筒部を設け、かつ、前記突起部と筒部とを連結する薄肉状の薄膜部を設けたことを要旨とする。 The present invention relates to a break-opening container in which a substantially cylindrical front-closed nozzle is fixed to the front of a bottle having an opening and a storage portion. The gist is that a cylindrical portion having a periphery enlarged from the periphery of the projection portion is provided behind the projection portion, and a thin thin film portion for connecting the projection portion and the cylindrical portion is provided.
本発明は、開口部と収納部を有したボトル前方に、略筒状の前方が閉じたノズルを固着した破断開封型の容器に於いて、前記ノズルには先端より突起部を設け、この突起部の後方には前記突起部の周囲より拡大した周囲を有する筒部を設け、かつ、前記突起部と筒部とを連結する薄肉状の薄膜部を設けたので、容器の開封操作での容器内蔵剤による指や衣服等への付着を低減させ、開封操作を簡略にすると共に、取り扱い易くする容器を提供することができる。 The present invention relates to a break-opening container in which a substantially cylindrical front-closed nozzle is fixed to the front of a bottle having an opening and a storage portion. Since a cylindrical portion having a periphery expanded from the periphery of the protruding portion is provided behind the protruding portion, and a thin thin film portion that connects the protruding portion and the cylindrical portion is provided, the container in the opening operation of the container It is possible to provide a container that reduces adhesion to fingers, clothes, and the like by a built-in agent, simplifies the opening operation, and facilitates handling.
以下、本発明について添付図面を参照しながら、詳細に説明する。図1〜図3に第一実施例を示す。図1は容器の後方を断面で示した正面図を示し、図2は図1の要部側面の拡大断面図を示し、図3は図2の使用状態図を示す。
参照符号1は、可撓性材料である熱可塑性樹脂のポリプロプレン樹脂材(日本ポリプロ(株)製、ノバテックPPのEA7A)で、ダイレクトブロー成形法で形成した略筒状のボトルである。このボトル1は、前方(図中上方)より、円筒状に開口した開口部1aを設け、その後方には薬剤を収納する収納部1bを設け、後端角部の左右2箇所に点状に窪む凹点1cを設けている。
この開口部1aを覆い前方に延びる、熱可塑性樹脂のポリプロプレン樹脂材(日本ポリプロ(株)製、ノバテックPPのMA06)で、射出成形法で形成したノズル2を設けている。そのノズル2は、ボトル1の開口部1aを覆うように、周囲が垂下した円板状の蓋部2aと、蓋部2aの軸心前方に延びる細い円筒状の筒部2bと、筒部2bから前方に突出する突起部2cを設けている。筒部2b先端には、湾曲状に切り欠いた2箇所の切り欠き部2dを設けている。突起部2cは先端が閉じた有底円柱状に設けていて、その後端外周から広がり、筒部2b内周の前後途中位置に連結するように、薄膜部2eを設けている。筒部2b内部の薄膜部2e後方には、突起部2c外径以上の空間部Sを設けている。
ボトル1の開口部1aと全周で接触するように、ノズル2の蓋部2aの裏面には、後方に向け僅かに延びる全周状の凸リブを設けている。この、蓋部2aの凸リブは、ボトル1とノズル2とを、超音波溶着法や低振動溶着法で接合するために設けているものである。
ボトル1やノズル2の材料は、酸化防止・粉剤の吸湿防止・油性溶媒・水性溶媒・酸性・アルカリ性等の内蔵剤特性や、可撓性要否や、内蔵剤の残量表示となる透明性や、外観の質感見栄え等の使用目的に応じて、熱可塑性樹脂等から選定すれば良い。
例えば、熱可塑性樹脂の単一樹脂材料では、アクリロニトリル・スチレン樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂類(PA6・PA66・PA610・PA11・PA12)、ポリアリレート樹脂、熱可塑性エラストマー類(ウレタン系・オレフィン系・スチレン系・ポリアミド系・ポリエステル系・ニトリル系)、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルホン樹脂、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリブタジェン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、メタクリル樹脂、などが挙げられる。又、耐熱性、耐寒性、耐衝撃性などを向上する目的で、これら各種樹脂材料を混合したポリマーアロイ材料を用いたり、各添加剤による特性を改質することもできる。さらに、一旦、市場で使われた製品を成形材料毎に分別され、再生されたリサイクル成形材料や、材料メーカーでの規格外の成形材料(オフグレード)を用いることもできる。また、土中に用いる植物用薬剤容器等には、生分解性樹脂で成形し、内蔵剤供給後に容器が自然分解するようにしても良い。
薬剤や衛生剤用途には、抗菌剤を予め練り込んだ材料を用いて成形することもできる。抗菌剤には、有機物系のものと無機物系のものとがあるが、有機物より無機物の方が好ましく、無機系の物質としては、銀・銅・亜鉛・酸化銅などや、これらの物質を酸化珪素、炭酸カルシウムなどの無機微粒子に吸着固定させたものなどが挙げられる。
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. 1 to 3 show a first embodiment. FIG. 1 is a front view showing the rear of the container in cross section, FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view of the side surface of the main part of FIG. 1, and FIG. 3 is a use state diagram of FIG.
A
On the back surface of the lid portion 2a of the
The materials of
For example, in a single resin material of thermoplastic resin, acrylonitrile / styrene resin, acrylonitrile / butadiene / styrene resin, polyvinyl chloride resin, polyacetal resin, polyamide resins (PA6 / PA66 / PA610 / PA11 / PA12), polyarylate resin , Thermoplastic elastomers (urethane, olefin, styrene, polyamide, polyester, nitrile), polyether ether ketone, polysulfone resin, low density polyethylene, high density polyethylene, linear low density polyethylene, polyethylene terephthalate , Polycarbonate resin, polystyrene resin, polyphenylene ether resin, polyphenylene sulfide resin, polybutadiene resin, polybutylene terephthalate resin, polyethylene naphthalate Resins, polypropylene resins, methacrylic resins, and the like. In addition, for the purpose of improving heat resistance, cold resistance, impact resistance, etc., a polymer alloy material obtained by mixing these various resin materials can be used, or the characteristics of each additive can be modified. Furthermore, once the products used in the market are separated for each molding material, recycled molding materials that have been recycled and molding materials (off-grade) that are not specified by the material manufacturer can also be used. Further, a plant drug container or the like used in the soil may be formed of a biodegradable resin so that the container is naturally decomposed after the built-in agent is supplied.
For use in medicines and hygiene agents, it can be molded using a material in which an antibacterial agent is kneaded in advance. There are organic and inorganic antibacterial agents, but inorganic ones are preferred over organic ones. As inorganic substances, silver, copper, zinc, copper oxide, etc., and these substances are oxidized. Examples include those adsorbed and fixed on inorganic fine particles such as silicon and calcium carbonate.
作用について図3を用いて説明する。図3の符号Wは樹木の縦断面を示し、符号Dは樹木Wに開けた容器のノズル2の外径値のドリル穴を示す。符号O1はドリル穴Dの一般的なドリルによる120度の円錐形の底面であり、且つ、容器1のノズル2を挿入した時のノズル2の押し当て面を示す。
未開封状態の容器のノズル2を、樹木Wのドリル穴Dに挿入する。さらに、ノズル2を押し当て面O1に向けて押し込む。すると、継続した押し込み力により、押し当て面O1に容器の突起部2c先端が接触すると同時に、薄膜部2eが破断し、突起部2cがノズル2の後方の空間部Sに押し込まれる。この時、突起部2cの前方を囲むように筒部2bを設けているので、突起部2cを押し込む際の軸心に対する左右の振れが生じない。薄膜部2eが破断した部位が破断口(破断開封口)Hとなり、容器の内蔵剤が破断口Hを通過し、筒部2bの先端の切り欠き部2dからドリル穴Dの押し当て面O1に向け吐出する。
容器のボトル1を可撓性に設けて、内蔵剤浸透性の早い樹木Wならば、ボトル1を押圧して短期に内蔵剤を注入できる。また、容器のボトル1の上方にある凹点1cに針を突き刺して開口させれば、自然落滴で時間をかけて樹木Wに内蔵剤を注入できる。
以上のように、樹木外部での容器開封操作が不要で、樹木Wのドリル穴Dの略密閉空間内部で容器のノズル2の挿入と同時に容器を開封できるので、容器内蔵剤による指や衣服等への付着を低減させうるものである。また、容器使用に際しての操作を簡略にすることができるものである。
また、コンクリート床面や大きめの石などの硬い略平滑な面に、容器のノズル2の先端を押し付けての開封でも、開封部を指で把持しなくて良く、容器保持位置と開封部の距離が離れているので、内蔵剤の開封飛散による手や衣服への付着を低減できるものである。
ノズル2の筒部2bの外周に雄ねじ部を設け、筒部2bの外径より樹木のドリル穴Dを僅かに小さく開けて、容器のノズル2を捻じ込みながらドリル穴Dに挿入する(セルフタッピング)こともできる。かかる場合には、容器のノズル2の挿入速度をゆっくりすることができ、ノズル2と樹木Wの密着性も高まるので、内蔵剤の樹木W外部への滲出を低減させることができ、且つ、容器を樹木Wから外れ難くすることができる。
ボトル1の内蔵量が少ない等の容器で、ボトル1径がノズル2径と略同径の容器に於いては、ノズル2の後方内面に、ボトル1との固着部を設けても良い。
The operation will be described with reference to FIG. 3 indicates a vertical section of the tree, and D indicates a drill hole having an outer diameter value of the
The
If the
As described above, it is not necessary to open the container outside the tree, and the container can be opened simultaneously with the insertion of the
Also, even when opening the container by pressing the tip of the
A male screw part is provided on the outer periphery of the cylindrical part 2b of the
In a container having a small amount of
図4に第二実施例の要部断面図を示す。
第一実施例との差異事項は、有底円筒状のキャップ3をノズル2先端に被せたことである。キャップ3は、突起部2cが誤って押し込まれないための保護部材であり、かつ、無害な内蔵剤を繰り返し使用する場合の密封部材でもある。一度の開封で使い切る容器では、キャップ3はパイプ形等にして、密閉性がなくても良い。このキャップ3をノズル2とは異なる樹脂材で成形し(例えば低密度ポリエチレン等)、キャップ3をノズル2に被せた状態で、ノズル2とボトル1を超音波溶着法で接合しても良い。
FIG. 4 shows a cross-sectional view of the main part of the second embodiment.
The difference from the first embodiment is that a bottomed cylindrical cap 3 is placed on the tip of the
図5と図6に第三実施例を示す。図5は容器後方を断面で示した要部正面図を示し、図6は図5の使用状態の要部側面図を示す。
ボトル11及びノズル12の第一実施例との差異事項は、ボトル11はポリプロプレン樹脂材(日本ポリプロ(株)製、ノバテックPPのEG7FT)で、可撓性に設け、第一実施例のボトル1の凹点1cは設けていない。また、ノズル12はポリプロプレン樹脂材(日本ポリプロ(株)製、ノバテックPPのBC2E)で成形している。ノズル12の筒部12bは短く設けている。また、薄膜部12eの膜厚は0.10mmに設けていて、成形用金型の溶融樹脂注入口であるゲート(サブマリンゲート)は蓋部12aの側面に1点設けている。
5 and 6 show a third embodiment. FIG. 5 is a front view of a main part showing the rear of the container in cross section, and FIG. 6 is a side view of the main part in the use state of FIG.
The difference between the bottle 11 and the
(第四実施例)
第三実施例の薄膜部の膜厚を0.04mmに設けたものである。
(第五実施例)
第三実施例の薄膜部の膜厚を0.18mmに設けたものである。
(第六実施例)
第三実施例の薄膜部の膜厚を0.04mmに設け、ノズル12を低密度ポリエチレン樹脂材(日本ポリエチレン(株)製、ジェイレクスLDのJM901)で成形したものである。
(第一比較例)
第三実施例の薄膜部の膜厚を0.02mmにしたものである。
(第二比較例)
第三実施例の薄膜部の膜厚を0.25mmにしたものである。
(Fourth embodiment)
The thin film portion of the third embodiment is provided with a film thickness of 0.04 mm.
(Fifth embodiment)
The film thickness of the thin film portion of the third embodiment is set to 0.18 mm.
(Sixth embodiment)
The film thickness of the thin film portion of the third embodiment is provided at 0.04 mm, and the
(First comparative example)
The film thickness of the thin film portion of the third embodiment is 0.02 mm.
(Second comparative example)
The film thickness of the thin film part of the third embodiment is 0.25 mm.
作用について図6を用いて説明する。図6はインキ補充可能な略円柱形の、内部には押し当て面がある筆記具14へのインキ補充説明図である。
筆記具14の前方(図下方)には、ペン先(図示略)と、ペン先周囲を保護する保護キャップ(図示略)が取り付けられている。筆記具14の後方(図上方)には、着脱自在な尾栓(図示略)があり、尾栓周囲の筆記具14後端には開端部14aがあり、開端部14aの軸心奥側(図下方)に小径の補充口14bがある。さらに、補充口14bの軸心奥側には水平面形の押し当て面O2を有した筒状の中体15がある。筆記具14の補充口14bの奥側には、インキ収容可能な密閉空間がある。尚、ノズル12の筒部12bの外径は、筆記具14の補充口14bと密接するように設けている。
ここで、インキ内蔵の容器を用いて、インキを消費した筆記具14にインキ補充するには、まず、筆記具14を倒立させ筆記具14の後端に止着した尾栓を外し、筆記具14の後方を開口させる。次に、容器のノズル12を挿入する。さらに、ノズル12を押し当て面O2に向けて押し込む。すると、継続した押し込み力により、押し当て面O2に容器の突起部12c先端が接触すると同時に、薄膜部12eが破断し突起部12cがノズル12の後方の空間部Sに押し込まれる。この薄膜部12eが破断した部位が破断口Hとなり、容器内のインキが破断口Hを通過し、筒部12b先端の切り欠き部12dから筆記具14の押し当て面O2に向け吐出する。ここで、ボトル11の収納部11bを押すと、インキを連続して筆記具14に補充できる。容器のインキ内蔵量が多い場合には、ボトル11の収納部11bを押し一定量のインキを補充後、ボトル11の収納部11bの押圧を解除すると、筆記具14内の空気が容器側に吸い込まれる。このボトル11の収納部11bの押す・戻す操作を繰り返すと容器のインキが全量補充される。
作用は第一実施例と同様に、筆記具14の外部での容器開封操作が不要で、筆記具14内部の密閉空間内で容器を開封できるので、インキによる指や衣服等への付着汚れが低減される。また、容器の使用に際しての操作を簡略にすることができるものである。
ここで、筆記具にインキを補充する良好な条件があることが判明した。つまり、筆記具14の押し当て面O2に容器のノズル12先端を押し当てて開封させる。即ち、容器12を押し込む時の薄膜部12eの破断荷重には、適度の範囲があるということである。これは、インキ補充される筆記具14を片手に保持して、他方の片手で容器を保持してのインキ補充操作となるため、薄膜部12cの破断荷重が強すぎると、筆記具14の保持力も過度に要し、インキ補充操作が困難となることである。尚、破断荷重が低い場合は、容器の自重で破壊される程の低い荷重で破断されない限り許容できる
そこで、第三実施例から第六実施例の薄膜部12eの破断力と、筆記具14へのインキ補充容易性を、第一比較例と第二比較例と共に、各々10個の試料を用いて試験した。また、薄膜部12eが薄いと、成形樹脂流動性が阻害され、特に、突起部12cへの樹脂未充填(ショート)となるので、ノズル12の部品成形性も併せて試験した。
インキ補充容易性は以下のように評価した。
○;容易に、筆記具14にインキを補充できる。
△;女性や児童では、筆記具14にインキを補充するのが多少困難となる。
×;女性や児童では、筆記具14にインキを補充するのが困難。
(インキ補充操作を誤って、インキ汚染恐れがある。)
ノズル12の成形性は以下のように評価した。
○;特に問題なし。
△;開封操作は可能ではあるが、突起部12cに僅かなショートが生じる。
×;開封操作が不可能な程、突起部12cがショートとなる。
評価の結果は以下のようであった。
第三実施例 破断平均強度33.6N、 インキ補充容易性○、 成形性○
第四実施例 破断平均強度27.1N、 インキ補充容易性○、 成形性△
第五実施例 破断平均強度49.0N、 インキ補充容易性△、 成形性○
第六実施例 破断平均強度 3.8N、 インキ補充容易性○、 成形性○
第一比較例 破断試験用試料を得られなかった(成形性;×)
第二比較例 破断平均強度56.4N、 インキ補充容易性×、 成形性○
以上より、薄膜部12cの破断荷重が56.4Nでは、インキ補充操作が困難となること、及び、薄膜部厚さが0.02mmでは成形不良となることが判明した。
The operation will be described with reference to FIG. FIG. 6 is an explanatory diagram of ink replenishment to the
A pen tip (not shown) and a protective cap (not shown) for protecting the periphery of the pen tip are attached to the front of the writing instrument 14 (downward in the drawing). There is a detachable tail plug (not shown) behind the writing instrument 14 (not shown), and there is an open end 14a at the rear end of the writing
Here, in order to replenish the
As in the first embodiment, the container does not need to be opened outside the writing
It has now been found that there are good conditions for replenishing the writing instrument with ink. That is, the tip of the
Ink replenishment ease was evaluated as follows.
○: The writing
Δ: It is somewhat difficult for women and children to replenish the
X: It is difficult for women and children to replenish the
(There is a risk of ink contamination due to incorrect ink replenishment operation.)
The moldability of the
○: No particular problem.
Δ: Although the opening operation is possible, a slight short circuit occurs in the protrusion 12c.
X: The protrusion 12c becomes short as the opening operation is impossible.
The evaluation results were as follows.
Third Example Breaking average strength 33.6N, ink replenishment ease ○, moldability ○
Fourth Example Breaking average strength 27.1 N, ink replenishment ease ○, moldability Δ
Fifth Example Breaking average strength 49.0N, ink replenishment ease Δ, moldability ○
Sixth Example Breaking average strength 3.8N, ink replenishment ease ○, moldability ○
First Comparative Example Sample for fracture test could not be obtained (formability; x)
Second Comparative Example Breaking average strength 56.4N, Ink replenishment ease x, Formability ○
From the above, it has been found that when the breaking load of the thin film portion 12c is 56.4N, the ink replenishment operation becomes difficult, and when the thin film portion thickness is 0.02 mm, molding failure occurs.
図7と図8に第七実施例を示す。図7は要部断面図を示し、図8は図7の上面図を示す。第三実施例との差異事項は、薄膜部22e後方に、突起部22cに連設する円筒形の内筒部22fを設けている。薄膜部22eの上面に、突起部22cと筒部22b内面を連結する蒲鉾状の3本の連結リブ22gを設けている。また、筒部22b内側には、内筒部22fを含めた突起部22cが納まる空間部Sを設けている。ノズル22は第三実施例のポリプロピレン樹脂と同一グレードで、薄膜部22eの膜厚は0.04mm、連結リブ22gの幅は0.20mmで厚さ0.10mmに設けている。
本実施例も、第三実施例と同様に試験評価した。
第七実施例 破断平均強度30.5N、 インキ補充容易性○、 成形性○
作用は第一実施例と同様であるが、筒部22b内に内筒部22fを設けているので、突起部22cを押し込む時の突起部22cの軸心に対する左右の振れを筒部22b内の薄膜部22e後方で抑制できる。このため、薄膜部22e前方の筒部22bが短くても、突起部22cの倒れが生じなく安定して突起部22cを押し込める。また、薄膜部22eの上面に連結リブ22gを設けているので、その連結リブ22gを介して成形樹脂が主に流れ、突起部22cへの樹脂充填性が高まる。この様に、樹脂充填性が高まるので、前記薄膜部厚さを0.04mmとしても、破断強度を大きく高めないで、突起部22cのショートを向上させうるものである。
尚、ノズル22への樹脂充填性を高めるのに、突起部22cの先端にゲート(ピンゲート)を設けても良い。また、突起部22cの先端と切り欠き部22dの2点にゲートを設けても良い。突起部22cの先端からのピンゲートでは、薄膜部22eの樹脂流動性は軸心から放射状に流れ、特に、ポリプロピレンやポリアセタール樹脂等の結晶性樹脂材料の場合、樹脂配向方向である結晶方向が均等となり、破断強度が高めになる傾向にある。そこで、薄膜部22eの膜厚等を多少、大小に変化させて、薄膜部22eの樹脂流動を乱流状にして樹脂配向を乱れさせることにより、破断強度を低めることもできる。
7 and 8 show a seventh embodiment. 7 shows a cross-sectional view of the main part, and FIG. 8 shows a top view of FIG. The difference from the third embodiment is that a cylindrical inner tube portion 22f connected to the protruding
This example was also tested and evaluated in the same manner as the third example.
Seventh Example Breaking average strength 30.5N, ink replenishment ease ○, moldability ○
The operation is the same as in the first embodiment, but since the inner cylindrical portion 22f is provided in the
Note that a gate (pin gate) may be provided at the tip of the
図9〜図11に第八実施例を示す。図9は要部断面図を示し、図10は図9の側面拡大断面図を示し、図11は図9の使用状態図を示す。第一実施例〜第七実施例との差異事項は、ボトル31の開口部31aの外周囲に、外方に突出する全周状の凸周リブ31dを設けている。ノズル32の蓋部32a内周囲には、ボトル31の凸周リブ31dに乗り越え嵌合するように、全周溝状の内周溝32hを設けている。蓋部32aの外周囲には、後述する筆記具34の雌ねじ34cに嵌め合う雄ねじ部32iを設けている。また、ノズル32の突起部32cは、円柱形を斜めに切ったような略斜形に設けていて、その先端は軸心から離れた位置に設けている。さらに、突起部32c内面から筒部32b内面に向け、蒲鉾状の縦リブ32jを突起部32cの先端方向側に設けている。
図11は、第三実施例の筆記具14と類似した筆記具34へのインキ補充の説明図である。筆記具34の後端には開端部34aが形成されており、なだらかな凸曲面形の押し当て面O3を有した筒状の中体35がある。ボトル31の凸周リブ31dとノズル32の内周溝32hを嵌合させているので、ボトル31とノズル32を固着できる。容器と筆記具34は、ノズル32に設けた雄ねじ部32iによりねじ固着させているので、筆記具34に容器のノズル32をゆっくり捻じ込み挿入できる。ゆっくり捻じ込めるので、容器の筆記具34への挿入操作が安定できる。筆記具34に容器のノズル32を挿入すると、ノズル32の突起部32cを略斜形で先端が軸心から離れた形状に設けているので、まず、突起部32c先端が、筆記具34の押し当て面O3の軸心から離れた位置に当接する。さらに容器を筆記具34に捻じ込むと、ノズル32の突起部32cが捻じ込み深さに応じて、縦リブ32jを支点として外周方向に倒れ変形する。突起部32cの倒れ変形が過度になると、薄膜部32eが破断され開封する。筆記具34の押し当て面O3が凸曲面形に形成されているため、平面に比し突起部32cの先端が滑り易い接触となり倒れ変形し易いものとなっている。
以上のように、第一実施例と同様の作用に加えて、ノズル32の薄膜部32eの肉厚が縦リブ32jの反対側(=破断開始側)を薄めにする一方、縦リブ32j側を厚めにすることで、突起部32cの倒れ変形による薄膜部32eの破断開始をより早めることができる。また、結晶性樹脂材料での樹脂流動を乱流状にし、薄膜部32eの破断強度を低めることもできる。
9 to 11 show an eighth embodiment. 9 shows a cross-sectional view of the main part, FIG. 10 shows an enlarged side cross-sectional view of FIG. 9, and FIG. 11 shows a use state diagram of FIG. The difference from the first embodiment to the seventh embodiment is that an outer circumferential protruding rib 31d that protrudes outward is provided on the outer periphery of the opening 31a of the
FIG. 11 is an explanatory diagram of ink replenishment to the
As described above, in addition to the same operation as in the first embodiment, the thickness of the thin film portion 32e of the
図12〜図13に第九実施例を示す。図12は要部断面図を示し、図13は図12の使用状態を示す。第一実施例〜第八実施例との差異事項は、ノズル42の突起部42cを中空状の略円錐形に設け、その突起部42cの先端は軸心から離れた位置に設けている。筒部42bの先端に斜面形の傾斜部42kを設けている。薄膜部42eも傾斜部42kの面に添うように傾斜状に設けている。薄膜部42eよりは厚肉の厚肉部42lを傾斜部42kの最前方内面から突起部42cの内面に向け連結するように1箇所に設けている。
作用について説明する。ノズル42を机上面Pに押し付けると、まず、ノズル42の軸心から離れた位置で突起部42c先端が当接する。さらに押し付けると、厚肉部42lを支点にして、突起部42cが筒部42b内に倒れ込み変形する。この突起部42cの倒れ込み変形が過度に進むと薄膜部42eが破断し開封する。
以上のように、第一実施例と同様の作用に加えて、ノズル42の薄膜部42eの破断開始位置を厚肉部42lの支点位置より容器側(後方側)に設けているので、突起部42cの倒れ込み変形、即ち、厚肉部42lを支点にした突起部42cの回転移動性が円滑となり、開封操作性が高まるものである。
A ninth embodiment is shown in FIGS. 12 shows a cross-sectional view of the main part, and FIG. 13 shows the state of use of FIG. The difference from the first embodiment to the eighth embodiment is that the
The operation will be described. When the
As described above, since the break start position of the
図14〜図15に第十実施例を示す。図14は要部断面図を示し、図15は図14の使用状態を示す。第九実施例との差異事項は、ノズル52の厚肉部52lの軸反対側で、突起部52cの側面の一部が窪む凹曲部52mを設けている。
作用について説明する。ノズル52を天面Qに押し付けると、ノズル52の突起部52cが倒れ込み変形する過程で薄膜部52eが破断する。さらに押し付けると、凹曲部52mが筒部52bの先端に圧接するまで突起部52cが倒れ込み変形(回転移動)する。
以上のように、第九実施例と同様の作用に加えて、ノズル52に凹曲部52mを設けているので、突起部52cの回転移動角度を、より大きくできるものである。
容器は、本実施例で示すように、天面に押し付けての開封もできるものである。このように、どの向きの面に押し付けても開封できるので、内蔵剤の付着影響が少なければ、開封時の押し当て面方向の限定がなく、開封操作は自由度が高いものである。
14 to 15 show a tenth embodiment. FIG. 14 shows a cross-sectional view of the main part, and FIG. 15 shows the use state of FIG. The difference from the ninth embodiment is that a concave
The operation will be described. When the
As described above, in addition to the same operation as that of the ninth embodiment, since the concave
As shown in the present embodiment, the container can be opened by being pressed against the top surface. Thus, since it can open even if it presses on the surface of any direction, if there is little adhesion influence of a built-in agent, there will be no limitation of the pressing surface direction at the time of opening, and opening operation has a high freedom degree.
図16〜図18に第十一実施例を示す。図16は要部断面図を示し、図17は図16の使用状態図を示し、図18は図17の上面図を示す。第一実施例〜第十実施例との差異事項は、ノズル62の薄膜部62eの外周囲から前方に向けて突起部62cの先端以上に延びる起立片62nを設けている。その起立片62nは6片の湾曲板状からなり、突起部62cの外周囲に配置している。また、起立片62nの後端で、筒部62bの前端外周に外周溝62oを設けている。
作用について説明する。ノズル62を天面Qに押し付けると、まず、起立片62n先端が当接する。さらに押し付けると、外周溝62oを支点にして起立片62nが花開くように変形する。さらに押し付けると、突起部62cが筒部62bの方向に押し込まれ、薄膜部62eが破断し開封する。起立片62nの変形荷重と突起部62cの破断荷重をバランス良く配分し、総荷重を高くなり過ぎないように設けると良い。
以上のように、第一実施例と同様の作用に加えて、ノズル62に突起部62cの先端以上に延びる起立片62nを設けているので、第二実施例のキャップのように、突起部62cを保護でき、かつ、押し付け操作のみで開封できるものである。
An eleventh embodiment is shown in FIGS. 16 shows a cross-sectional view of the main part, FIG. 17 shows a use state diagram of FIG. 16, and FIG. 18 shows a top view of FIG. The difference from the first embodiment to the tenth embodiment is that an
The operation will be described. When the
As described above, in addition to the same operation as that of the first embodiment, the
図19と図20に第十二実施例を示す。図19は要部断面図を示し、図20は図19の上面図を示す。第一実施例〜第十一実施例との差異事項は、ノズル72の突起部72cの後方周囲から前方へと向かい、かつ、筒部の中心に向かって湾曲形成されたリブ72pを周状に多数配置すると共に、そのリブ72p間をリブよりも薄い薄肉部72eを設けている。さらに、薄肉部72eは、突起部72cの後端から、突起部72cより拡径する筒部72bに向けて連設させている。その突起部72c先端の中心に半球状部を設けている。
作用について説明する。ノズル72を机上等に押し付けると、突起部72cの先端にあるリブ72pが当接する。さらに押し付けると、突起部72cが膨らむように変形し、リブ72p間の薄肉部72eが複数の箇所で破断し開封する。
以上のように、第一実施例と同様の作用に加えて、破断口が複数となり内蔵剤を複数方向に分散されて吐出でき、特定方向に集中されない。
19 and 20 show a twelfth embodiment. 19 shows a cross-sectional view of the main part, and FIG. 20 shows a top view of FIG. The difference from the first embodiment to the eleventh embodiment is that the
The operation will be described. When the
As described above, in addition to the same operation as in the first embodiment, there are a plurality of fracture openings, and the built-in agent can be dispersed and discharged in a plurality of directions, and is not concentrated in a specific direction.
図21〜図23に第十三実施例を示す。図21は要部断面図を示し、図22は図21の上面図を示し、図23は図21の使用状態図を示す。第一実施例〜第十二実施例との差異事項は、ノズル82の突起部82cを先端が閉じた有底楕円筒形に設けている。また、突起部82cの後端から広がって、筒部82bの内面に連結する薄膜部82eを設けている。その薄膜部82eは、上面から見て突起部82cの長径側は狭く、突起部82cの短径側は広く設けている。
作用について説明する。ノズル82を天面等に押し付けると、突起部82cが押し込まれて薄膜部82eが破断し開封できる。
以上のように、第一実施例と同様の作用に加えて、図23に示すように、天面Qに突起部82cより一回り大きな同形の窪みRがある場合には、突起部82cを窪みRに差し込んで、容器を回すと薄膜部82eが破断し開封できる。尚、突起部82cの形状と窪みRの形状が同じで、かつ、円柱形以外の正多角柱形やその他形状(例えば、長方体形や半円柱形、十字柱形、星柱形等)であれば、容器の捻り操作でも開封でき、軸方向に開封距離を設けにくい場合などにも応用できるものである。
A thirteenth embodiment is shown in FIGS. 21 shows a cross-sectional view of the main part, FIG. 22 shows a top view of FIG. 21, and FIG. 23 shows a use state diagram of FIG. The difference from the first embodiment to the twelfth embodiment is that the protruding
The operation will be described. When the
As described above, in addition to the same operation as that of the first embodiment, as shown in FIG. 23, when the top surface Q has the same depression R that is slightly larger than the
図24と図25に第十四実施例を示す。図24は要部断面図を示し、図25は図24の上面図を示す。第一実施例〜第十三実施例との差異事項は、ノズル92の筒部92b先端から前方に平行に突出するように、砲弾形の突起部92cを3箇所設けている。各突起部92cの後方周囲には薄膜部92eを設けている。
作用について説明する。ノズル92を机上面等に押し付けると、突起部92cの3箇所の頂点が当接する。さらに押し付けると、3箇所の突起部92cが筒部92bの空間部Sに押し込まれ、各突起部92c後方周囲の各薄膜部92eが破断し、3箇所同時に開封できる。
以上のように、第一実施例と同様の作用に加えて、複数箇所を同時に開封できるので、内蔵剤が複数方向に分散されて吐出でき、特定方向に集中されない。また、万一、1箇所に開封不全があっても、他2箇所が開封するので開封の確実性を高めることができる。
24 and 25 show a fourteenth embodiment. 24 shows a cross-sectional view of the main part, and FIG. 25 shows a top view of FIG. The difference from the first embodiment to the thirteenth embodiment is that three bullet-shaped
The operation will be described. When the
As described above, in addition to the same operation as in the first embodiment, a plurality of locations can be opened simultaneously, so that the built-in agent can be dispersed and discharged in a plurality of directions and is not concentrated in a specific direction. In addition, even if there is an unsuccessful opening at one place, the other two places are opened, so the certainty of opening can be improved.
図26と図27に第十五実施例を示す。図26は要部断面図を示し、図27は図26の上面図を示す。第一実施例〜第十四実施例との差異事項は、ノズル102の筒部102bの横断面を卵形に設けている。筒部102bの先端には、大きな斜面である大傾斜部102qと、小さな斜面である小傾斜部102rを設けている。前記大傾斜部102qには無垢状の大突起部102cを、また、小傾斜部102rには無垢状の小突起部102cを設けている。それら両突起部102cの後方周囲には、薄肉部102eを設けている。
作用について説明する。ノズル102を傾けて、大傾斜部102q側の大突起部102cを机上面等に押し付けると、同側の大突起部102cが筒部102b内に押し込まれ、同側の薄肉部102eが破断し大きく開封できる。また、小傾斜部102r側の小突起部102cを机上面等に押し付けると、同側の小突起部102cが筒部102b内に押し込まれ、同側の薄肉部102eが破断し小さく開封できる。
以上のように、第一実施例と同様の作用に加えて、ノズル102の、大小の傾斜部方向への押し付けで、大小面積の開封ができるので、内蔵剤の吐出量の大小の使い分けができる。
26 and 27 show a fifteenth embodiment. 26 shows a cross-sectional view of the main part, and FIG. 27 shows a top view of FIG. The difference from the first embodiment to the fourteenth embodiment is that the cross section of the cylindrical portion 102b of the
The operation will be described. When the
As described above, in addition to the same operation as in the first embodiment, the
1、11、31 ボトル
1a、11a、31a 開口部
1b、11b、31b 収納部
1c 凹点
31d 凸周リブ
2、12、22、32、42,52、62、72、82、92,102 ノズル
2a、12a、32a 蓋部
2b、12b、22b、32b、42b,52b、62b、72b、82b、92b,102b 筒部
2c、12c、22c、32c、42c,52c、62c、72c、82c、92c,102c 突起部
2d、12d、22d 切り欠き部
2e、12e、22e、32e、42e,52e、62e、72e、82e、92e,102e 薄膜部
22f 内筒部
22g 連結リブ
32h 内周溝
32i 雄ねじ部
32j 縦リブ
42k、52k 傾斜部
42l、52l 厚肉部
52m 凹曲部
62n 起立片
62o 外周溝
72p 厚肉リブ
102q 大傾斜部
102r 小傾斜部
3 キャップ
14、34 筆記具
14a、34a 開端部
14b、34b 補充口
34c 雌ねじ部
15、35 中体
S 空間部
H 破断口(破断開封口)
W 樹木
D ドリル穴
O1、O2、O3 押し当て面
P 机上面
Q 天面
R 窪み
1, 11, 31 Bottle 1a, 11a, 31a Opening portion 1b, 11b, 31b Storage portion 1c Recess point 31d
W Tree D Drill hole O1, O2, O3 Pressing surface P Top surface Q Top surface R Dimple
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