JP2006324065A - Terminal cover - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電線端末の接続端子に取り付けられるとともに、接続端子とボルトナット型固定端子との接続部分を絶縁及び保護する樹脂製の端子カバーに関する。 The present invention relates to a resin-made terminal cover that is attached to a connection terminal of an electric wire terminal and insulates and protects a connection portion between the connection terminal and the bolt and nut type fixed terminal.
例えば車両に搭載される機器等の端子は、振動を受けても緩みが生じないように、電線端末の接続端子をボルト及びナットで締め付けて接続するような構造を有している。このようなボルト及びナットで締め付けられた接続部分を外力から保護し且つ絶縁するために、接続端子には端子カバーが設けられている。 For example, a terminal of a device or the like mounted on a vehicle has a structure in which a connection terminal of an electric wire terminal is fastened with a bolt and a nut so that the terminal does not loosen even when subjected to vibration. In order to protect and insulate the connection portion tightened with such bolts and nuts from external force, a terminal cover is provided on the connection terminal.
図29ないし図34を参照しながら下記特許文献1に開示された従来の端子カバーについて説明する。従来の端子カバー101は、本体102と、この本体102に一体となる蓋体103とを備えて構成されている。端子カバー101は、絶縁性を有する合成樹脂材料を用いて成形されている。
A conventional terminal cover disclosed in the following
本体102は、端子保護部104と電線保護部105の二つの部分を有している。端子保護部104は、例えば機器側に設けられるボルトナット型の固定端子106を囲むような形状に形成されている。端子保護部104は、環状に形成されている。電線保護部105は、固定端子106に接続される接続端子107と電線108の端末部分との接続がなされる電線端末接続部分を収納することができるように形成されている。
The
接続端子107は、上記電線端末接続部分を構成する電線加締め部109と、この電線加締め部109に連続する端子本体110とを有している。端子本体110は、板状に形成されている。端子本体110の中央には、固定端子106のボルト部分111を挿通する貫通孔112が形成されている。
The
蓋体103は、端子保護部104の上面開口を覆う前カバー113と、電線保護部105の上面開口を覆う後カバー114とを有している。後カバー114は、この一側壁が電線保護部105の一側縁にヒンジ115を介して開閉自在に連結されている。前カバー113は、この後縁が後カバー114の前縁にヒンジ116を介して開閉自在に連結されている。前カバー113は、これを開いた状態で、固定端子106のボルト部分111にナット117を締め付けることができるように形成されている。
The
後カバー114の他側壁には、係止枠118が形成されている。また、電線保護部105の他側縁には、係止突起119が形成されている。後カバー114を閉じて電線保護部105を覆うと、係止枠118と係止突起119とに引っ掛かり合いが生じ、これによって後カバー114は閉止状態が保持されるようになっている。
A
端子保護部104の両側縁には、前カバー113を閉止状態にした時に、前カバー113の両側壁の外側に位置するような一対の狭持壁120が形成されている。この各狭持壁120の内面下部には、係止孔121が形成されている。一方、前カバー113の両側壁の外側下部には、前カバー113を閉止状態にした時に、係止孔121に係止される係止突起122が形成されている。係止孔121と係止突起122は、端子保護部104と前カバー113との係止機構を構成する部分として形成されている。
A pair of
前カバー113の両側壁には、切り込み部123が形成されている。この切り込み部123は、係止突起121の近傍に形成されている。前カバー113の両側壁は、切り込み部123によって部分的に撓み易くなるように形成されている。
Cut
上記構成に基づいて、端子カバー101の組み立て及び使用形態を説明する。先ず、予め電線108の端末に接続した接続端子107に端子カバー101を装着する。具体的には、電線保護部105に対し、後カバー114を開いた状態にする。そして、上記電線端末接続部分を電線保護部105に収納し、後カバー114を閉じる。この時、接続端子107の端子本体110は、端子保護部104内に位置する。前カバー113は、開いたままでは不安定で損傷しやすいことから、次に前カバー113を閉じた状態にする(上記係止機構によって前カバー113を端子保護部104にロックする)。前カバー113は、閉じた状態で次の組み立て工程へ搬入される。
Based on the above configuration, the assembly and usage of the
組み立て工程では、先ず、作業員が電線108を持ちながら端子カバー101を先にして狭いスペースに差し込み、電線108を配索する作業を行う。電線108の配索は、固定端子106を目指して行う。端子カバー101に保護された接続端子107が固定端子106に近づくと、次に、前カバー113と端子保護部104とのロックを解除して前カバー113を開く。続いて、接続端子107の端子本体110を固定端子106のボルト部分111に嵌挿し、この状態でナット117を締め付ける作業を行う。接続端子107と固定端子106との接続が完了したら、前カバー113を閉じる作業を行う(前カバー113を端子保護部104にロックする)。以上により一連の作業が完了する。
ところで、上記従来技術にあっては、端子カバー101を狭いスペースに差し込みながら電線108を配索する作業があると、前カバー113が配索経路上のどこかにぶつかってしまうことがある。この時、ロックが解除されて前カバー113の開きが生じると、開いた前カバー113が配索経路上の更にどこかに対して引っ掛かり易くなる。従って、従来の端子カバー101は、作業性に影響を来す恐れがあるという問題点を有している。
By the way, in the above prior art, if there is an operation of routing the
尚、前カバー113のロックを強化すれば(係止力をアップさせるように係止機構を変更すれば)、上記問題点の対策になる。しかしながら、この対策によって接続端子107と固定端子106との接続時に、前カバー113を開くという作業が非常に困難になってしまう。
Note that if the lock of the
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、作業性の向上を図ることが可能な端子カバーを提供することを課題とする。 This invention is made | formed in view of the situation mentioned above, and makes it a subject to provide the terminal cover which can aim at the improvement of workability | operativity.
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の端子カバーは、電線の端末に取り付けた状態でボルトナット型固定端子に接続される接続端子を絶縁及び保護する合成樹脂製の端子カバーであるとともに、端子保護部及び電線保護部を形成した本体と、該本体を覆う蓋体とを有する端子カバーにおいて、前記蓋体は、前記電線保護部を覆う後カバーと、該後カバーに対してスライド自在であるとともに前記後カバーから突出する方向にスライドさせると前記端子保護部を覆う前カバーとを有することを特徴としている。
The terminal cover of the present invention according to
このような特徴を有する本発明によれば、前カバーをスライドさせて開閉するタイプの端子カバーになる。前カバーは、ヒンジを介して開閉する従来タイプでないことから、前カバーが開いたとしても端子カバー自体の高さは基本的に変わらない。前カバーを開いた時に端子カバー自体の高さが高くなると、これによって組み立て工程における電線配索作業中に配索経路上のどこかにぶつかり易くなるが、本発明は端子カバー自体の高さが基本的に変わらないことから、作業に影響を来すことはない。 According to the present invention having such characteristics, the terminal cover is of a type that opens and closes by sliding the front cover. Since the front cover is not a conventional type that opens and closes via a hinge, even if the front cover is opened, the height of the terminal cover itself is basically unchanged. If the height of the terminal cover itself increases when the front cover is opened, this makes it easier to hit somewhere on the routing path during the wire routing operation in the assembly process. Since it does not change basically, it does not affect the work.
請求項2記載の本発明の端子カバーは、請求項1に記載の端子カバーにおいて、前記前カバーは、スライドして前記端子保護部を覆う前カバー本体と、該前カバー本体からのびて端部が前記後カバーに固定される伸縮自在の脚状バネ部とを有することを特徴としている。 The terminal cover according to a second aspect of the present invention is the terminal cover according to the first aspect, wherein the front cover slides to cover the terminal protection portion, and extends from the front cover main body to an end portion. And a telescopic leg-shaped spring portion fixed to the rear cover.
このような特徴を有する本発明によれば、複雑な構造にしなくても前カバーをスライドさせることが可能になる。また、部品点数を極力抑えることが可能になる。 According to the present invention having such characteristics, the front cover can be slid without using a complicated structure. In addition, the number of parts can be suppressed as much as possible.
請求項1に記載された本発明によれば、作業性の向上した端子カバーを提供することができるという効果を奏する。また、請求項2に記載された本発明によれば、端子カバーを構成する前カバーのより良い形態を提供することができるという効果を奏する。
According to the first aspect of the present invention, there is an effect that a terminal cover with improved workability can be provided. Further, according to the present invention described in
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の端子カバーの一実施の形態を示す構成図である。 Hereinafter, description will be given with reference to the drawings. FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of a terminal cover according to the present invention.
図1において、引用符号1は本発明の端子カバーを示している。端子カバー1は、電線2の端末と、この端末に設けられる接続端子3(図15参照)とに跨るように取り付けられている。接続端子3(図15参照)は、端子カバー1を取り付けた状態で、例えば車両におけるスタータ4のボルトナット型固定端子5に接続されるようになっている。端子カバー1は、接続端子3(図15参照)とボルトナット型固定端子5との接続部分を絶縁及び保護することができるように形成されている。
In FIG. 1,
端子カバー1は、この端子カバー1を構成する後述の前カバー21が矢線P方向にスライドする構造になっている。端子カバー1は、後述の前カバー21のスライド構造によって従来よりも作業性の向上を図ることができるように構成されている。
The
先ず、図1ないし図12を参照しながら上記各構成部材について説明する。図2は端子カバーの蓋体を本体に対して全開にした状態の斜視図、図3は端子カバーの蓋体を本体に対して半開した状態の斜視図、図4は端子カバーの斜視図、図5は図4の端子カバーの断面図、図6は図4に対し前カバーを半開した状態の斜視図、図7は図6の端子カバーの断面図、図8は図4に対し前カバーを全開した状態の斜視図、図9は図8の端子カバーの断面図、図10(a)は接続端子を取り付けた状態における端子カバーの底面図、図10(b)は接続端子を取り付けた状態における端子カバーの断面図、図11(a)は図10に対し前カバーを半開した状態の底面図、図11(b)は図10に対し前カバーを半開した状態の断面図、図12(a)は図10に対し前カバーを全開した状態の底面図、図12(b)は図10に対し前カバーを全開した状態の断面図である。 First, each component will be described with reference to FIGS. 2 is a perspective view of the terminal cover with the cover fully opened with respect to the main body, FIG. 3 is a perspective view of the terminal cover with the cover half open, and FIG. 4 is a perspective view of the terminal cover. 5 is a sectional view of the terminal cover of FIG. 4, FIG. 6 is a perspective view of the terminal cover half-opened with respect to FIG. 4, FIG. 7 is a sectional view of the terminal cover of FIG. FIG. 9 is a cross-sectional view of the terminal cover of FIG. 8, FIG. 10 (a) is a bottom view of the terminal cover with the connection terminals attached, and FIG. 10 (b) is a connection terminal attached. FIG. 11A is a bottom view of the terminal cover in a state where the front cover is half-opened with respect to FIG. 10, FIG. 11B is a cross-sectional view of the terminal cover in which the front cover is half-opened with respect to FIG. 10A is a bottom view of the state in which the front cover is fully opened with respect to FIG. 10, and FIG. It is a cross-sectional view of a state in which fully opens the front cover.
上記端子カバー1は、絶縁性を有する合成樹脂材料を用いて成形されている。端子カバー1は、本体6と、この本体6を覆う蓋体7とを備えて構成されている。本体6は、端子保護部8と電線保護部9とを有している。端子保護部8は、平面視略U字状に形成されている。端子保護部8は、上面開口及び下面開口を有するように形成されている。端子保護部8は、湾曲側壁10及びこれに連続する真っ直ぐな一対の側壁11を有している。これら湾曲側壁10及び一対の側壁11は、十分な高さを有するように形成されている。湾曲側壁10には、凸部12が形成されている。凸部12は、上面開口となる縁部且つ湾曲側壁10の中央位置に形成されている。
The
電線保護部9は、底壁13と、端子保護部8の一対の側壁11にそれぞれ連続する側壁14と、後壁15とを有している。電線保護部9は、端子保護部8側が開口するとともに上面が開口する略箱状に形成されている。一方の側壁14には、蓋体7を連結するヒンジ16が複数形成されている。他方の側壁14には、蓋体7に対する係止突起17が複数形成されている。一対の側壁14の上面開口側には、蓋体7の後述する前カバー本体28に対する摺動部18が形成されている。この摺動部18は、側壁14の延在方向に沿って形成されている。後壁15には、半円形の電線引き出し部19が形成されている。
The
蓋体7は、電線保護部9を覆う後カバー20と、この後カバー20に対してスライド自在となる前カバー21とを有している。後カバー20は、天井壁22と、一対の側壁23と、後壁24とを有している。後カバー20は、前カバー21側が開口するとともに下面が開口する略箱状に形成されている。天井壁22は、湾曲するように形成されている。天井壁22には、表裏を貫通する係止孔25が形成されている。係止孔25は、前カバー21の係止用として形成されている。一方の側壁23には、ヒンジ16が複数連成されている。他方の側壁23には、係止枠26が複数形成されている。係止枠26は、本体6の係止突起17の位置に合わせて形成されている。後壁24には、半円形の電線引き出し部27が形成されている。電線引き出し部27及び19は、重なり合うように配置形成されている。
The
前カバー21は、上述の如く、後カバー20に対してスライド自在となるように形成されている。前カバー21は、後カバー20の内側へ収納されたり突出したりするように形成されている。前カバー21は、後カバー20から突出する方向(矢線P方向参照)にスライドすると、本体6の端子保護部8を覆うことができるように形成されている。前カバー21は、スライドすることによって端子保護部8を覆う前カバー本体28と、この前カバー本体28からのびる一対の脚状バネ部29とを有している。前カバー21は、後カバー20に対し別体となる部品として設定されている。
As described above, the
前カバー本体28は、天井壁30と、湾曲側壁31と、この湾曲側壁31に連続する真っ直ぐな一対の側壁32とを有している。天井壁30は、湾曲側壁31及び一対の側壁32に向けて湾曲するように形成されている。天井壁30には、ロッキングアーム33が形成されている。ロッキングアーム33は、可撓性を有する片持ちのアーム形状に形成されている。ロッキングアーム33には、後カバー20の係止孔25に引っ掛かる係止突起34が形成されている。ロッキングアーム33は、一対の保護壁35によって保護されている。ロッキングアーム33の端部及び一対の保護壁35の端部は、本体6の凸部12に当接するように配置形成されている。湾曲側壁31及び一対の側壁32は、この高さが低くなるように形成されている。一対の側壁32は、電線保護部9の摺動部18を摺動するように形成されている。
The front cover
脚状バネ部29は、屈曲する部分を三箇所有する伸縮自在の図示のような脚状の形状に形成されている。脚状バネ部29は、この一端が天井壁30の後縁且つ側壁32の近傍に連成されている。脚状バネ部29の他端は、後カバー20の側壁23及び後壁24に跨って形成された固定部36に差し込まれて固定されるようになっている。
The leg-shaped
上記接続端子3(図10〜図12、図15参照)は、導電性を有する金属板を塑性加工することにより形成されている。接続端子3は、電線2の端末を圧着接続する電線加締め部37と、この電線加締め部37に連続する端子本体38とを有している。端子本体38は、板状に形成されている。端子本体38の中央には、ボルト挿通用の貫通孔39が形成されている。端子本体38の外周縁部には、一対の片状の端子回り止め40が形成されている。
The connection terminal 3 (see FIGS. 10 to 12 and 15) is formed by plastic working a conductive metal plate. The
上記ボルトナット型固定端子5は、導電性を有しており、スタータ4(又はオルタネータ、ジェネレータ等でも良い)の電気接続部として設けられている。ボルトナット型固定端子5は、台座41と、この台座41に立設するボルト42と、このボルト42に螺合するナット43とを備えて構成されている。
The bolt-nut type fixed
次に、上記構成に基づいて本発明の端子カバー1の組み立て及び使用形態を説明する。説明は図13ないし図28を参照する。
Next, the assembly and usage of the
先ず、図13に示す如く、後カバー20を全開にした状態で前カバー21を後カバー20の内側に取り付ける。図14は前カバー21を後カバー20の内側に取り付けた状態を示すものである。図14の状態では、前カバー本体28の後部が後カバー20の内側に位置し、脚状バネ部29の他端が後カバー20の固定部36に差し込まれる。前カバー21は、脚状バネ部29を介して後カバー20に固定される。尚、前カバー21は、後カバー20から突出する方向にスライドさせておくものとする(一例である)。
First, as shown in FIG. 13, the
次に、図15に示す如く、電線2の端末に接続した接続端子3を本体6の上面開口側にセットし、この接続端子3を本体6に収納する。図16は接続端子3を本体6に収納した状態を示すものである。図16の状態では、電線2の端末及び電線加締め部37が電線保護部9に収納され、端子本体38が端子保護部8に収納される。端子本体38の一対の端子回り止め40は、端子保護部8の下面開口から突出する(図10〜図12参照)。
Next, as shown in FIG. 15, the
続いて、図17及び図18に示す如く、蓋体7を閉じる。蓋体7は、この係止枠26が本体6の係止突起17に引っ掛かり係止される。前カバー21は、ロッキングアーム33の端部及び一対の保護壁35の端部が本体6の凸部12に対して当接する。本体6と蓋体7は閉止状態となる。以上により、端子カバー1自体の組み立てが完了する。端子カバー1は、図18の状態で組み立て工程へ搬入される。
Subsequently, the
図18に示す如くの状態で組み立て工程へ搬入された端子カバー1は、特に図示しないが、先ず、端子カバー1を先にして狭いスペースに差し込むという電線配索作業を行う。電線配索作業は、ボルトナット型固定端子5を目指して行う。次に、図19及び図20に示す如く、前カバー21を後カバー20の内側に収納するようにスライドさせ、ロッキングアーム33の係止突起34を後カバー20の係止孔25に対して引っ掛ける作業を行う。前カバー21は係止される。
The
続いて、図21及び図22に示す如く、接続端子3の貫通孔39をボルトナット型固定端子5のボルト42に挿通する作業を行う。接続端子3の端子回り止め40は、ボルトナット型固定端子5の台座41周囲に位置する。接続端子3は、この状態において位置決め且つ回り止めがなされる。続いて、図22に示す如く、ナット43を準備し、このナット43をボルトナット型固定端子5のボルト42に螺合する作業を行う。図23ないし図25はナット43をボルト42に螺合する状態を示すものである。ナット43は、ナット締め付け治具44により締め付けられる。
Subsequently, as shown in FIGS. 21 and 22, an operation of inserting the through
続いて、図26に示す如く、ナット43の締め付けが完了した状態で、ロッキングアーム33の端部を押下する作業を行う。ロッキングアーム33の端部を押下すると、ロッキングアーム33の係止突起34と後カバー20の係止孔25との係止状態が解除される。前カバー21は、係止状態の解除と同時に脚状バネ部29の弾力性によって若干前方へ突出する。最後に、図27及び図28に示す如く、前カバー21を全閉する作業を行うと、一連の作業が完了する。接続端子3とボルトナット型固定端子5との接続部分は、端子カバー1によって絶縁及び保護される。
Subsequently, as shown in FIG. 26, the operation of pressing the end of the locking
以上、図1ないし図28を参照しながら説明してきたように、本発明の端子カバー1は、前カバー21を矢線P方向にスライドさせる構造を有することから、端子カバー1自体の高さが基本的に変わらないものとなる。従って、特に、電線配索作業に影響を来すような従来の不具合は解消されたものになる。
As described above with reference to FIGS. 1 to 28, the
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。 In addition, it goes without saying that the present invention can be variously modified without departing from the spirit of the present invention.
1 端子カバー
2 電線
3 接続端子
4 スタータ
5 ボルトナット型固定端子
6 本体
7 蓋体
8 端子保護部
9 電線保護部
17 係止突起
18 摺動部
20 後カバー
21 前カバー
25 係止孔
26 係止枠
28 前カバー本体
29 脚状バネ部
33 ロッキングアーム
34 係止突起
35 保護壁
36 固定部
37 電線加締め部
38 端子本体
39 貫通孔
40 端子回り止め
41 台座
42 ボルト
43 ナット
44 ナット締め付け治具
DESCRIPTION OF
Claims (2)
端子保護部及び電線保護部を形成した本体と、該本体を覆う蓋体とを有する端子カバーにおいて、
前記蓋体は、前記電線保護部を覆う後カバーと、該後カバーに対してスライド自在であるとともに前記後カバーから突出する方向にスライドさせると前記端子保護部を覆う前カバーとを有する
ことを特徴とする端子カバー。 It is a synthetic resin terminal cover that insulates and protects the connection terminal connected to the bolt and nut type fixed terminal in a state attached to the end of the electric wire,
In a terminal cover having a main body in which a terminal protection part and a wire protection part are formed, and a lid that covers the main body,
The lid body includes a rear cover that covers the wire protection part, and a front cover that is slidable with respect to the rear cover and covers the terminal protection part when slid in a direction protruding from the rear cover. Features terminal cover.
前記前カバーは、スライドして前記端子保護部を覆う前カバー本体と、該前カバー本体からのびて端部が前記後カバーに固定される伸縮自在の脚状バネ部とを有する
ことを特徴とする端子カバー。 The terminal cover according to claim 1,
The front cover includes a front cover main body that slides to cover the terminal protection portion, and an extendable leg spring portion that extends from the front cover main body and has an end portion fixed to the rear cover. Terminal cover to be used.
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