JP2006319738A - データ転送方式 - Google Patents

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Abstract

【課題】 管理モジュールやCPUの処理負荷を軽減して、装置全体の処理能力を向上させることができるデータ転送方式を提供する。
【解決手段】 データユニットと該データユニットを識別するための情報である識別情報とを合成した合成ユニットを送信し、データユニットの再送を要求する再送要求として識別情報を受信すると、該識別情報に対応する合成ユニットから順次再送するデータ送信部と、データ送信部から受信した合成ユニットを蓄積し、合成ユニットの蓄積量が予め設定された閾値を越えたとき、該閾値を越える要因となった合成ユニットから識別情報を抽出し、再送要求として該識別情報をデータ送信部へ送信するデータ受信部とを有する構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は回路モジュールやLSI間でデータを送受信するためのデータ転送方式に関する。
一般に、通信装置では複数のレイヤを経て最終的なユーザデータに対して所望の処理がなされる。従来、このようなプロトコルスタックを処理する場合、複雑なプロトコル処理はソフトウェアで実現し、通信速度が速くソフトウェアで対応困難なプロトコル処理はハードウェアで実現していた。
近年の携帯通信端末は、携帯性や経済性を優先するために搭載されるCPUの能力は必ずしも高いものとは限らない。その一方で、通信速度は速くなり、プロトコルもますます複雑化しており、CPUの処理能力に比べて通信速度やプロトコル処理が過大なものとなってきている。特に携帯電話機においては、ITU−勧告、Q1701に基づく3GPP(3rd Generation Partnership Project)による標準化作業で検討されているHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)等の高速データ通信方式を採用すると、さらなるCPUの処理負荷の増大を招いてしまう。
携帯電話機の処理が、搭載されるCPUの処理能力に比べて過大となる理由は以下の(a)〜(d)による。
(a)通信環境が悪化した場合、不安定な通信に対処するために再送制御等を行うこと。
(b)高速な通信(十数Mbps)がバースト的に発生すること。
(c)多階層のプロトコルスタックによる処理が必要であること。
(d)暗号化やその解読等の高負荷な処理が存在すること。
したがって、携帯電話機では上述したようにソフトウェアによる処理とハードウェアによる処理とを併用することで装置全体の処理を実現している。例えば処理負荷が大きいデータの暗号化(秘匿化)やそれを解読する復号処理等は専用のハードウェア(LSI等)1で実行していた。
しかしながら、多様な処理を細分化してそれぞれをハードウェア(モジュール)化すると、多くのモジュール間でデータ転送が必要になる。その場合、動作速度や処理速度あるいは処理単位等が異なるモジュール間で実施する非同期なデータ転送が装置全体の処理性能を制限する要因となってしまう。
データ転送方式としては、従来、Stop-and-Wait方式が最も単純な構成としてよく知られている。Stop-and-Wait方式は、データユニットが受信できたことを示すACK(確認応答)信号を受信側から送信側へ返信する方式である。送信側は、データユニットを送信すると、そのデータユニットに対応するACK信号を受け取るまで次のデータユニットを送信しない。したがって、Stop-and-Wait方式では、1つのデータユニットを送信すると、その確認応答を待って次のデータユニットを送信するために転送効率が低下してしまう問題がある。
このような問題の解決するための方式として、送信停止要求/ビジー信号方式がある。ビジー信号方式は、受信側がオーバーフローの発生等により受信不能となり得る場合に、送信側へビジー信号を送信してデータ送信の一時停止を要求する方式である。したがって、ビジー信号方式ではビジー信号が送信されるまでデータユニットを送信し続けることができるため、Stop-and-Wait方式よりも転送効率が向上する。
また、従来の他のデータ転送方式として再送制御方式が知られている。再送制御方式は、受信側からの要求に応じて送信側から同じデータユニットを繰り返し送信する方式である。このようにデータユニットを再送すればStop-and-Wait方式やビジー信号方式のように受信データの取りこぼしを考慮する必要が無くなる。この再送制御方式の一例として、パケットを再送するための制御方式が、例えば特許文献1で開示されている。
特開昭63−169855号公報
しかしながら、上述したStop-and-Wait方式やビジー信号方式を、動作クロックが異なる回路間、非同期に動作する回路間、あるいは処理スピードが異なる回路間等のデータ転送に採用すると以下のような問題が発生する。
Stop-and-Wait方式やビジー信号方式では、基本的に受信側で受信データを取りこぼさないようにするための処置が必要となる。そのため、非同期で動作する回路間の転送タイミングを検討したり、充分な容量を持つバッファメモリを備えた送受信回路を設計する必要がある。結果として送信側と受信側の特性に応じた個別の回路設計が必要となるためにハードウェア化すると汎用性がなくなってしまう。
また、一般に知られるGo-back-N、Selective-repeat等の再送制御方式は、通信路上で損失したデータを回復するために複雑な再送制御を行っている。そのため、このような処理をハードウェア化しようとすると構成が非常に複雑になってしまう。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、管理モジュールやCPUの処理負荷を軽減して、装置全体の処理能力を向上させることができるデータ転送方式を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明のデータ転送方式は、データユニットと該データユニットを識別するための情報である識別情報とを合成した合成ユニットを送信し、前記データユニットの再送を要求する再送要求として前記識別情報を受信すると、該識別情報に対応する前記合成ユニットから順次再送するデータ送信部と、
前記データ送信部から受信した合成ユニットを蓄積し、前記合成ユニットの蓄積量が予め設定された閾値を越えたとき、該閾値を越える要因となった合成ユニットから前記識別情報を抽出し、前記再送要求として該識別情報を前記データ送信部へ送信するデータ受信部と、
を有する構成である。
上記のような構成のデータ転送方式では、動作速度や処理速度あるいは処理単位等が異なるモジュール間で非同期にデータ転送を実施する場合でも、複雑な処理を行うことなくデータユニットの転送及び再送が可能になる。
本発明によれば、動作速度や処理速度あるいは処理単位等が異なるモジュール間で非同期にデータ転送を実施する場合でも、複雑な処理を行うことなくデータユニットの転送及び再送が可能になり、データ転送をハードウェアで容易に実現することが可能になる。
したがって、管理モジュールやCPUの処理負荷が軽減するため、装置全体の処理能力を向上させることができる。
次に本発明について図面を参照して説明する。
一般に、LSI間あるいは回路モジュール間でデータを転送する場合、その制御方法には以下の3つのパターンが考えられる。
(1)CPUの制御により外部メモリあるいはメインメモリを介して回路モジュールやLSI間でデータユニットを転送する。
(2)回路モジュールやLSIに組み込まれたデータ転送回路(データ送信部及びデータ受信部)の制御により外部メモリあるいはメインメモリを介してデータユニットを転送する。
(3)回路モジュールやLSIに組み込まれたデータ転送回路(データ送信部及びデータ受信部)の制御により回路モジュールやLSI間を接続する専用のインタフェースを介してデータユニットを転送する。
本発明は、上記(2)、(3)に記載したデータ転送をハードウェアで実現する構成である。
(第1の実施の形態)
図1は本発明のデータ転送方式の第1の実施の形態の構成を示す図であり、データ送信部の構成を示すブロック図である。また、図2は本発明のデータ転送方式の第1の実施の形態の構成を示す図であり、データ受信部の構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態は、データの送信側と受信側の回路が物理的に異なるメモリまたは異なるメモリ空間を形成するメモリを有し、それらのメモリが同じアドレス体系である場合、あるいはデータの送信側と受信側の回路が同一のメモリまたは同一のメモリ空間を形成するメモリを有している場合に適用可能なデータ転送方式である。なお、データの送信側と受信側で同一のメモリまたは同一のメモリ空間を共有する場合は、データの送信側または受信側でアドレスをオフセットさせて重ならないようにすればよい。
本発明のデータ転送方式は、データユニットを送信するデータ送信部と、データユニットを受信するデータ受信部とを有し、データ送信部は、データユニットと該データユニットを識別するための情報である識別情報とを合成した合成ユニットを送信し、データ受信部からデータユニットの再送を要求する再送要求として識別情報を受信すると、該識別情報に対応する合成ユニットから順次再送する。また、データ受信部は、データ送信部から受信した合成ユニットを蓄積し、合成ユニットの蓄積量が予め設定された閾値を越えたとき、該閾値を越える要因となった合成ユニットから識別情報を抽出し、再送要求として該識別情報をデータ送信部へ送信する。本実施形態は、識別情報として各データユニットの転送元及び転送先を示すアドレスを用いる例である。
図1に示すように、第1の実施の形態のデータ転送方式が備えるデータ送信部は、フロー上流側レイヤ主機能部11、データユニット記憶部12、アドレス記憶部13、書き込みアドレス制御部14、データ転送合成部16及び再送要求受信部17を有する構成である。
データユニット記憶部12は、送信対象のデータユニットを一時的に保持するバッファメモリであり、アドレス記憶部13は、送信中のデータユニットのアドレスを一時的に保持するバッファメモリである。データユニット記憶部12及びアドレス記憶部13は、データユニットやアドレスを格納順に出力するFIFO(first in first out)メモリとしてそれぞれ動作する。
フロー上流側レイヤ主機能部11は、データ送信部を備えるモジュールの主機能を実現するユニットであり、データユニット記憶部12へ転送対象のデータユニットを格納し、アドレス記憶部13へ該データユニットに対応するアドレスを格納する。本実施形態では、上述したようにフロー上流側レイヤ主機能部11で生成される各データユニットの転送元及び転送先のアドレスを、該データユニットを識別するための識別情報として用いる。
書き込みアドレス制御部14は、送信中のデータユニットに対応するアドレスをカウントする送信アドレスカウンタを備え、フロー上流側レイヤ主機能部11から出力されるタイミング信号にしたがって送信アドレスカウンタの値をインクリメントする。すなわち、データユニットの送信時に該データユニットのサイズに合わせて送信アドレスカウンタの値がカウントされる。送信アドレスカウンタの値は、最初に送信を開始するデータユニットのアドレス(開始アドレス)と同一の値に設定され、データユニットの転送が開始されると、そのデータサイズに合わせてインクリメントされ、転送を終了するデータユニットのアドレス(終了アドレス)に到ると、例えば上記開始アドレスの値に初期化される。
再送要求受信部17は、データ受信部から再送要求を受信すると、該再送要求を書き込みアドレス制御部14へ通知する。本実施形態では、データ受信部からの再送要求として、再送を必要とするデータユニットに対応する「アドレス」が用いられる。
書き込みアドレス制御部14は、再送要求受信部17から再送要求を受け取ると、送信アドレスカウンタのカウント値を受け取ったアドレスの値へ戻し、アドレス記憶部13に該アドレスから順次再出力させ、データユニット記憶部12に該アドレスに対応するデータユニットから順次再出力させる。
データ転送合成部16は、データユニット記憶部12から出力されたデータユニットとアドレス記憶部13から出力された該データユニットに対応するアドレスとを合成した合成ユニットを出力する。
図2に示すように、第1の実施の形態のデータ受信部は、受信バッファ21、再送要求アドレス抽出部22、受信済みデータユニット廃棄処理部23及びフロー下流側レイヤ主機能部24を有する構成である。
受信バッファ21は、データ送信部から送信された合成ユニットを蓄積し、所定のタイミングで受信済みデータユニット廃棄処理部23へ順次出力する。受信バッファ21の蓄積量には予め決められた閾値が設定され、再送要求アドレス抽出部22は、受信バッファ21内の合成ユニットの蓄積量を監視し、合成ユニットの蓄積量が閾値を越えた場合は、その要因となった合成ユニットからアドレスを抽出し、抽出したアドレスをデータ送信部へ再送要求として送信する。
受信済みデータユニット廃棄処理部23は、データ送信部から再送された合成ユニットのうち、過去に受信済みの合成ユニットがある場合は、それを廃棄する。受信済みデータユニット廃棄処理部23は不要な合成ユニットを廃棄した後、合成ユニットからデータユニットを抽出し、フロー下流側レイヤ主機能部24へ転送する。フロー下流側レイヤ主機能部24はデータ受信部を備えるモジュールの主機能を実現するユニットである。
図3は図1に示したデータ送信部の処理手順を示す図であり、再送要求が発生しない場合の処理手順を示すフローチャートである。図4は図1に示したデータ送信部の処理手順を示す図であり、再送要求が発生した場合の処理手順を示すフローチャートである。また、図5は図2に示したデータ受信部の処理手順を示すフローチャートである。
図3に示すように、フロー上流レイヤ主機能部11は、送信対象のデータユニットに対応してそれぞれアドレスを生成し(開始アドレス#1、終了アドレス#n(nは正数))、データユニットをデータユニット記憶部12へ格納し、該データユニットに対応するアドレスをアドレス記憶部13へ格納する。
このとき、書き込みアドレス制御部14は、データユニット記憶部12及びアドレス記憶部13からデータユニットまたはアドレスを出力するタイミングで送信アドレスカウンタの値をデータサイズに合わせてインクリメントし、アドレス記憶部13からデータ転送合成部16へ出力されるアドレスと送信アドレスカウンタの値を一致させておく。
データ受信部からの再生要求が無い場合、データユニット記憶部12はデータユニットを格納順にデータ転送合成部16へ順次出力し、アドレス記憶部13は該データユニットに対応するアドレスを格納順にデータ転送合成部16へ順次出力する。
データ転送合成部16は、データユニット記憶部12から出力されたデータユニットとアドレス記憶部13から出力されたアドレスを合成し、生成した合成ユニット(アドレス+データユニット)をデータ受信部へ送信する。
一方、データ受信部からの再生要求が有る場合、再送要求受信部17は受信した再送要求(アドレス)を書き込みアドレス制御部14へ転送する。
図4に示すように、書き込みアドレス制御部14は、再送要求受信部17から受け取った再送要求(アドレス)と一致するように送信アドレスカウンタのカウンタ値を戻し、データユニット記憶部12に該カウント値を送信して対応するデータユニットから順に各データユニットを再度出力させる。同様にアドレス記憶部13に該カウント値を送信して対応するアドレスから順に各アドレスを再度出力させる。
図5に示すように、データ受信部は、データ送信部から合成ユニットを受信すると、それらを受信バッファ21へ蓄積する。再送要求アドレス抽出部22は、受信バッファ21のデータ蓄積量を監視し、データ蓄積量が予め設定された閾値を越えたか否かを判定する。そして、データ蓄積量が閾値を越えていない場合は何も処理を実施しない。その場合、受信バッファ21に蓄積された合成ユニットは受信済みデータユニット廃棄処理部23を介してフロー下流側レイヤ主機能部24へ送信される。
一方、受信バッファ21のデータ蓄積量が閾値を越えた場合、再送要求アドレス抽出部22はその要因となった合成ユニットからアドレスを抽出し、抽出したアドレスをデータ送信部の再送要求受信部17へ送信する。
本実施形態のデータ転送方式によれば、動作速度や処理速度あるいは処理単位等が異なるモジュール間で非同期にデータ転送を実施する場合でも、複雑な処理を行うことなくデータユニットの転送及び再送が可能になり、データ転送をハードウェアで容易に実現することが可能になる。
したがって、管理モジュールやCPUの処理負荷が軽減するため、装置全体の処理能力を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
図6は本発明のデータ転送方式の第2の実施の形態の構成を示す図であり、データ送信部の構成を示すブロック図である。また、図7は本発明のデータ転送方式の第2の実施の形態の構成を示す図であり、データ受信部の構成を示すブロック図である。
第2の実施の形態のデータ転送方式は、データの送信側と受信側の回路が物理的に全く別のメモリあるいは別のメモリ空間を構成するメモリを有し、それらのメモリが異なるアドレス体系である場合、あるいはデータの送信側と受信側の回路がメモリを用いていない場合に適用可能なデータ転送方式である。
なお、本実施形態のデータ伝送方式も第1の実施の形態と同様に、データユニットを送信するデータ送信部と、データユニットを受信するデータ受信部とを有し、データ送信部は、データユニットと該データユニットを識別するための情報である識別情報とを合成した合成ユニットを送信し、データ受信部からデータユニットの再送を要求する再送要求として識別情報を受信すると、該識別情報に対応する合成ユニットから順次再送する。また、データ受信部は、データ送信部から受信した合成ユニットを蓄積し、合成ユニットの蓄積量が予め設定された閾値を越えたとき、該閾値を越える要因となった合成ユニットから識別情報を抽出し、再送要求として該識別情報をデータ送信部へ送信する。本実施形態は、識別情報をデータユニットに生成して用いる例である。
図6に示すように、第2の実施の形態のデータ転送方式が備えるデータ送信部は、フロー上流側レイヤ主機能部31、データユニット記憶部32、データユニットID記憶部33、カウント値ロード部34、データユニットカウント値検索部35、データ転送合成部36及び再送要求受信部37を有する構成である。
データユニット記憶部32は、第1の実施の形態と同様に送信対象のデータユニットを一時的に保持するバッファメモリであり、データユニットID記憶部33は、送信中のデータユニットに付与されたID(識別情報)を一時的に保持するバッファメモリである。データユニット記憶部32及びデータユニットID記憶部33は、データユニットや対応するIDを格納順に出力するFIFOメモリとしてそれぞれ動作する。
フロー上流側レイヤ主機能部31は、データ送信部を備えるモジュールの主機能を実現するユニットであり、データユニット記憶部32へ転送対象のデータユニットを格納し、データユニットID記憶部33へ該データユニットに対応するIDを格納する。本実施形態では、上述したようにフロー上流側レイヤ主機能部31で生成して各データユニットに付与したIDを、該データユニットを識別するための識別情報として用いる。
カウント値ロード部34は、送信中のデータユニットに対応するIDと関連付けられたカウント値を保持する送信カウンタを備え、フロー上流側レイヤ主機能部31から出力されるタイミング信号にしたがって送信カウンタの値をインクリメントする。すなわち、データユニットの送信時に該データユニットの数に合わせて送信カウンタの値がカウントされる。
データ転送合成部36は、データユニット記憶部32から出力されたデータユニットとデータユニットID記憶部33から出力された該データユニットに対応するIDとを合成した合成ユニット(ID+データユニット)を送信する。
再送要求受信部37は、データ受信部から再送要求を受信すると、該再送要求をデータユニットカウント値検索部35へ通知する。本実施形態では、データ受信部からの再送要求として、再送を必要とするデータユニットに対応する「ID」が用いられる。
データユニットカウント値検索部35は、再送要求受信部37から再送要求を受け取ると、再送要求受信部37から受け取ったIDに対応するカウンタ値を検索し、検索結果をカウント値ロード部34へ通知する。
カウンタ値ロード部34は、データユニットカウント値検索部35から通知されたカウント値まで送信カウンタの値を戻し、データユニット記憶部32に該カウント値を送信して対応するデータユニットから順に各データユニットを再度出力させる。同様にデータユニットID記憶部33に該カウント値を送信して対応するIDから順に各IDを再度出力させる。
図7に示すように、第2の実施の形態のデータ受信部は、受信バッファ41、再送要求ID抽出部42、受信済みデータユニット廃棄処理部43及びフロー下流側レイヤ主機能部44を有する構成である。
受信バッファ41は、データ送信部から送信された合成ユニットを蓄積し、所定のタイミングで受信済みデータユニット廃棄処理部43へ順次出力する。受信バッファ41の蓄積量には予め決められた閾値が設定され、再送要求ID抽出部42は、受信バッファ41内の合成ユニットの蓄積量を監視し、合成ユニットの蓄積量が閾値を越えた場合は、その要因となった合成ユニットからIDを抽出し、抽出したIDをデータ送信部へ再送要求として送信する。
受信済みデータユニット廃棄処理部43は、データ送信部から再送された合成ユニットのうち、過去に受信済みの合成ユニットがある場合は、それを廃棄する。受信済みデータユニット廃棄処理部43は不要な合成ユニットを廃棄した後、合成ユニットからデータユニットを抽出し、フロー下流側レイヤ主機能部44へ転送する。フロー下流側レイヤ主機能部44はデータ受信部を備えるモジュールの主機能を実現するユニットである。
図8は図6に示したデータ送信部の処理手順を示す図であり、再送要求が発生しない場合の処理手順を示すフローチャートである。図9は図6に示したデータ送信部の処理手順を示す図であり、再送要求が発生した場合の処理手順を示すフローチャートである。また、図10は図7に示したデータ受信部の処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、フロー上流レイヤ主機能部31は、送信対象のデータユニットに対応してそれぞれ識別情報(ID)を生成し、データユニットをデータユニット記憶部12へ格納し、該データユニットに対応するアドレスをアドレス記憶部13へ格納する。
このとき、カウント値ロード部34は、データユニット記憶部32及びデータユニットID記憶部33からデータユニットまたはIDが出力されるタイミングで送信カウンタの値を送信データ数に合わせてインクリメントし、データユニット及びIDに関連付けてカウント値をそれぞれ付与すると共に(開始アドレス#1、終了アドレス#n(nは正数))、データユニットID記憶部33からデータ転送合成部36へ出力されるIDと送信カウンタの値の対応関係を一致させておく。
データ受信部からの再生要求が無い場合、データユニット記憶部32はデータユニットを格納順にデータ転送合成部36へ順次出力し、データユニットID記憶部33は該データユニットに対応するIDを格納順にデータ転送合成部36へ順次出力する。
データ転送合成部36は、データユニット記憶部32から出力されたデータユニット及びデータユニットID記憶部33から出力されたIDを合成し、生成した合成ユニット(ID+データユニット)をデータ受信部へ送信する。
図9に示すように、データ受信部からの再生要求が有る場合、再送要求受信部37は受信した再送要求(ID)をデータユニットカウント値検索部35へ転送する。
データユニットカウント値検索部35は、再送要求受信部37から受け取ったIDに対応するカウンタ値を検索し、検索結果をカウント値ロード部34へ通知する。
カウンタ値ロード部34は、データユニットカウント値検索部35から通知されたカウント値まで送信カウンタの値を戻し、データユニット記憶部32に該カウント値に対応するデータユニットから順に各データユニットを再度出力させる。同様にデータユニットID記憶部33に該カウント値に対応するIDから順に各IDを再度出力させる。
図10に示すように、データ受信部は、データ送信部から合成ユニットを受信すると、それらを受信バッファ41へ蓄積する。再送要求ID抽出部42は、受信バッファ41のデータ蓄積量を監視し、データ蓄積量が予め設定された閾値を越えたか否かを判定する。そして、データ蓄積量が閾値を越えていない場合は何も処理を実施しない。その場合、受信バッファ41に蓄積された合成ユニットは受信済みデータユニット廃棄処理部43を介してフロー下流側レイヤ主機能部44へ送信される。
一方、受信バッファ41のデータ蓄積量が閾値を越えた場合、再送要求ID抽出部42はその要因となった合成ユニットからIDを抽出し、抽出したIDをデータ送信部の再送要求受信部37へ送信する。
本実施形態のデータ転送方式においても、第1の実施の形態と同様に、複雑な処理を行うことなくデータユニットの転送及び再送が可能であるため、データ転送をハードウェアで容易に実現することが可能になる。したがって、管理モジュールやCPUの処理負荷が軽減するため、装置全体の処理能力を向上させることができる。
本発明のデータ転送方式の第1の実施の形態の構成を示す図であり、データ送信部の構成を示すブロック図である。 本発明のデータ転送方式の第1の実施の形態の構成を示す図であり、データ受信部の構成を示すブロック図である。 図1に示したデータ送信部の処理手順を示す図であり、再送要求が発生しない場合の処理手順を示すフローチャートである。 図1に示したデータ送信部の処理手順を示す図であり、再送要求が発生した場合の処理手順を示すフローチャートである。 図2に示したデータ受信部の処理手順を示すフローチャートである。 本発明のデータ転送方式の第2の実施の形態の構成を示す図であり、データ送信部の構成を示すブロック図である。 本発明のデータ転送方式の第2の実施の形態の構成を示す図であり、データ受信部の構成を示すブロック図である。 図6に示したデータ送信部の処理手順を示す図であり、再送要求が発生しない場合の処理手順を示すフローチャートである。 図6に示したデータ送信部の処理手順を示す図であり、再送要求が発生した場合の処理手順を示すフローチャートである。 図7に示したデータ受信部の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
11、31 フロー上流側レイヤ主機能部
12、32 データユニット記憶部
13 アドレス記憶部
14 書き込みアドレス制御器
16、36 データ転送合成部
17、37 再送要求受信部
21、41 受信バッファ
22 再送要求アドレス抽出部
23、43 受信済みデータユニット廃棄処理部
24、44 フロー下流側レイヤ主機能部
33 データユニットID記憶部
34 カウント値ロード部
35 データユニットカウント値検索部
42 再送要求ID抽出部

Claims (6)

  1. データユニットと該データユニットを識別するための情報である識別情報とを合成した合成ユニットを送信し、前記データユニットの再送を要求する再送要求として前記識別情報を受信すると、該識別情報に対応する前記合成ユニットから順次再送するデータ送信部と、
    前記データ送信部から受信した合成ユニットを蓄積し、前記合成ユニットの蓄積量が予め設定された閾値を越えたとき、該閾値を越える要因となった合成ユニットから前記識別情報を抽出し、前記再送要求として該識別情報を前記データ送信部へ送信するデータ受信部と、
    を有するデータ転送方式。
  2. 前記識別情報は、
    前記データユニットの転送元及び転送先を示すアドレスである請求項1記載のデータ転送方式。
  3. 前記データ送信部は、
    送信対象のデータユニットを一時的に保持するデータユニット記憶部と、
    前記データユニットに対応するアドレスを一時的に保持するアドレス記憶部と、
    前記データユニット記憶部から出力されたデータユニットと前記アドレス記憶部から出力された前記アドレスとを合成した合成ユニットを出力するデータ転送合成部と、
    前記データユニットの送信時に、送信中のデータユニットに対応するアドレスをカウントする送信アドレスカウンタを備え、前記データ受信部から前記再送要求を受け取ると、前記送信アドレスカウンタのカウント値を該再送要求として受け取ったアドレスに一致させ、前記アドレス記憶部に該アドレスから順次再出力させ、前記データユニット記憶部に該アドレスに対応するデータユニットから順次再出力させる書き込みアドレス制御部と、
    を有する請求項2記載のデータ転送方式。
  4. 前記データ受信部は、
    前記データ送信部から受信した前記合成ユニットを一時的に蓄積し、所定のタイミングで出力する受信バッファと、
    前記受信バッファの前記合成ユニットの蓄積量が予め設定された閾値を越えたとき、該閾値を越える要因となった合成ユニットから前記アドレスを抽出し、前記データ送信部へ送信する再送要求アドレス抽出部と、
    を有する請求項2または3記載のデータ転送方式。
  5. 前記データ送信部は、
    送信対象のデータユニットを一時的に保持するデータユニット記憶部と、
    前記データユニットに対応する識別情報を一時的に保持するデータユニットID記憶部と、
    前記データユニット記憶部から出力されたデータユニットと前記データユニットID記憶部から出力された前記識別情報とを合成した合成ユニットを出力するデータ転送合成部と、
    前記再送要求として受け取った識別情報に対応するカウント値を検索し、検索したカウント値を出力するデータユニットカウント値検索部と、
    前記データユニットの送信時に、該データユニットの送信数に合わせてカウント値をインクリメントし、送信中のデータユニットに対応する識別情報と関連付けられたカウント値を保持する送信カウンタを備え、前記データユニットカウント値検索部からカウント値を受け取ると、該カウント値に前記送信カウンタのカウント値を一致させ、前記データユニットID記憶部に該カウント値に対応する識別情報から順次再出力させ、前記データユニット記憶部に該識別情報に対応するデータユニットから順次再出力させるカウント値ロード部と、
    を有する請求項1記載のデータ転送方式。
  6. 前記データ受信部は、
    前記データ送信部から受信した前記合成ユニットを一時的に蓄積し、所定のタイミングで出力する受信バッファと、
    前記受信バッファの前記合成ユニットの蓄積量が予め設定された閾値を越えたとき、該閾値を越える要因となった合成ユニットから前記識別情報を抽出し、前記データ送信部へ送信する再送要求ID抽出部と、
    を有する請求項5記載のデータ転送方式。
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