JP2006305049A - 宅配商品用受箱 - Google Patents

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卓 中山
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Abstract

【課題】保温性を具備し、生産コストを安くでき、長期間に亘り安定して使用できる宅配商品用受箱を提供する。
【解決手段】箱本体1と、この箱本体に第1及び第2のヒンジ41,43で起伏自在に取り付けて設けられ、箱本体の開口上端部を開閉する開閉蓋2とを備え、箱本体及び蓋2は発泡樹脂材等の断熱性素材で構成する。第1及び第2のヒンジは粘着テープ等で構成する。蓋2の背面側の外側壁面と箱本体の背面上端部側の外側壁面を第1のヒンジで連結し、蓋2の背面側の下端面と箱本体の背面側の上端面を第2のヒンジ連結する。箱本体の背面部に固着して設けた第1の保護部材51で第1のヒンジの箱本体側の部分全体を覆わせる。蓋2の背面部に固着して設けた第2の保護部材52で第1のヒンジの蓋側の部分全体を覆わせる。両保護部材は蓋2の起伏方向への動きを所望の範囲内で許容するように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、宅配される商品を受け入れる宅配商品用受箱に関する。さらに詳しくは、例えば家の勝手口や塀或いはフェンス等、住居等の近傍等に設置し、例えば牛乳販売店から宅配される牛乳や食品販売店から宅配されるレトルト食品等の食品、或いはその他の商品販売店から宅配される各種商品を受け入れて収容する宅配商品用受箱に関する。
従来の宅配商品用受箱として、箱本体と、この箱本体にヒンジで起伏自在に取付けた開閉蓋とを備え、前記蓋を起伏させることに箱本体の開口上端部を開閉するように構成したものが一般に知られている。
上記従来の蓋起伏開閉形の宅配商品用受箱は一般に、箱本体は外側容器と、この容器内に嵌合した内側容器とからなり、外側容器は硬質プラスチックで構成されていると共に内側容器は発泡スチロール等の発泡樹脂材で構成されている。また、開閉蓋は外側蓋体と、この蓋体内に嵌合固着して設けた内側蓋体とからなり、外側蓋体は硬質プラスチックで構成されていると共に内側蓋体は発泡スチロール等の発泡樹脂材で構成されている。そして、開閉蓋の外側蓋体を箱本体の外側容器にヒンジで回動自在に取付け、ヒンジ部を支点として前記蓋を回動して起伏させるように構成してある(例えば、特許文献1参照)。
上記した従来の宅配商品用受箱は保温性を具備しているので、例えば牛乳受箱やレトルト食品、その他の宅配商品用受箱として一般に普及されている。
上記したように、宅配商品用受箱は保温性を具備することが肝要であるが、従来の受箱は上述したように、箱本体を外側容器と内側容器で構成すると共に開閉蓋を外側蓋体と内側蓋体とで構成してあるため、生産コストが高くなる。
そこで、保温性を具備させながら生産コストを易くするため、上記のような外側容器及び外側蓋体を省略し、発泡樹脂材製の箱本体と開閉蓋とで構成する宅配商品用受箱の開発が試みられている。
しかるに、箱本体と開閉蓋を発泡樹脂材で構成すると、開閉蓋を箱本体に起伏自在に取付けるヒンジの構成等が困難である。即ち、発泡樹脂材は脆いため、従来例のような方法のヒンジ手段を採用することはできない。例えば、ヒンジ手段として粘着テープを採用する方法が考えられる。この方法によると、粘着テープをヒンジとして機能させることができる。しかし、粘着テープは風雨に曝されたり、紫外線を受けると貼着剤が酸化して硬化し、貼着力がなくなって剥がれる。したがって、貼着テープを採用する場合には、耐久性の問題を解決する必要があるが、その技術は未だ開発されていない。
特許第2972984号公報
本発明は上記のような実情に鑑み、保温性を具備させ、構成を簡素化して生産コストを安くでき、長期間に亘り安定かつ良好に使用できる宅配商品用受箱を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明のうちの1つの発明(第1の発明)は、宅配商品用受箱であって、箱本体と、この箱本体にヒンジ手段で起伏自在に取付けて設けられ、起伏させることにより前記箱本体の開口上端部を開閉する開閉蓋、及び前記ヒンジ手段を保護する保護手段とを備え、前記箱本体及び開閉蓋は発泡樹脂材等の断熱性素材で構成され、前記ヒンジ手段は、前記箱本体の背面上端部側の外側壁面と前記蓋の背面側の外側壁面とを連結した粘着テープ等の連結用テープよりなる第1のヒンジと、前記箱本体の背面側の上端面と前記蓋の背面側の下端面とを相対的に起伏自在に連結した粘着テープ等の連結用テープよりなる第2のヒンジとで構成され、前記保護手段は、前記第1のヒンジの前記テープの前記箱本体側の部分全体を覆わせて前記箱本体の背面部に固定して設けた第1の保護部材と、前記第1のヒンジの前記テープの前記蓋側の部分全体を覆わせて前記蓋の背面部に固定して設けた第2の保護部材とを備え、前記両保護部材は前記蓋の起伏方向への動きを所望の範囲内で許容するように構成してあることを特徴とする。
なお、この明細書において、「商品」とは、宅配される牛乳,乳酸菌飲料,ジュースその他の飲料、レトルト食品,生鮮食品その他の食品、或いはその他の宅配される各種商品を含む広い意味として用いられている。また、本発明において、「連結用テープ」には、貼着テープ以外に接着テープ等も含む。
本発明の他の1つの発明(第2の発明)は、第1の発明の宅配商品用受箱において、保護手段は、開閉蓋が箱本体に対して起立して所定位置まで開蓋した時点で第2の保護部材が第1の保護部材に当接して、それ以上の開蓋方向への前記蓋の動きを規制するように構成したことを特徴とする。
本発明のさらに他の1つの発明(第3の発明)は、第1又は第2の発明の宅配商品用受箱において、保護手段は、第1の保護部材に形成した傾斜壁面と、第2の保護部材に形成した傾斜壁面とを備え、開閉蓋が所定位置まで開蓋した時点で前記両傾斜壁面が当接して、それ以上の開閉方向への前記蓋の動きを規制するように構成したことを特徴とする。
本発明のさらに他の1つの発明(第4の発明)は、第1ないし第3の発明の宅配商品用受箱において、開閉蓋は背面部に第2の保護部材の上縁部に沿わせて突設した庇用部材を備えていることを特徴とする。
本発明のさらに他の1つの発明(第5の発明)は、第1ないし第4の発明のいずれかの宅配商品用受箱において、箱本体は上端部に開閉蓋と篏脱自在に嵌合する嵌合筒部を備え、前記蓋は前記筒部に嵌合して倒伏し、閉蓋するように構成したことを特徴とする。
本発明のさらに他の1つの発明(第6の発明)は、第1ないし第5の発明の宅配商品用受箱において、開閉蓋の正面部に突設した鍔部と、箱本体の正面側の外側壁面に前記鍔部と所定の間隔を存して相対向して設けた鍔状突条部とを備えていることを特徴とする。
本発明のさらに他の1つの発明(第7の発明)は、第1ないし第6の発明の宅配商品用受箱において、箱本体は、この箱本体の底部に固定して設けた重りを備えていることを特徴とする。
本発明のさらに他の1つの発明(第8の発明)は、第1ないし第7の発明の宅配商品用受箱において、箱本体及び開閉蓋の少なくとも外側壁面は防水剤でコーティング処理されていることを特徴とする。
本発明のさらに他の1つの発明(第9の発明)は、第1ないし第8の発明の宅配商品用受箱において、箱本体内に出し入れ自在に嵌合収納する内側容器をさらに備えていることを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を奏する。(1)保温性を具備させて生産コストを安くすることができる。(2)粘着テープ等の連結用テープ等よりなる第1のヒンジは第1及び第2の保護部材で覆わせてある。したがって、第1のヒンジを風雨や紫外線から保護し、前記テープの貼着剤が酸化して硬化するのを防止する。そのため、前記テープの貼着力を維持させて長期間に亘り安定かつ良好にヒンジ機能を持続させることができる。(3)第2及び第3の発明によれば、前記効果を加え、開閉蓋の開蓋角度を規制するストッパーとしての機能を持たせることができる。(4)第4の発明によれば、前記効果に加え、第1のヒンジの保護作用を一層良好にできる。(5)第5の発明によれば、前記効果に加え、受箱内の保温効果を高めることができる。(6)第6の発明によれば、前記効果に加え、開閉蓋の開蓋操作が簡単になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態の一例を説明する。
図1は本発明の宅配商品用受箱の最良の一実施形態を示す縦断面図、図2は同上受箱の正面側から見た斜視図、図3は同上受箱の背面側から見た斜視図、図4は同上受箱の開蓋した状態を示す斜視図、図5は同じく側面図、図6は同上受箱のヒンジ手段による取付部分を拡大して示す縦断面図、図7は図6に示す部分の開蓋した状態を示す縦断面図、図8は保護手段を示す説明図、図9は内側容器を示す斜視図、図10は開閉蓋を箱本体に第1のヒンジで連結する作業工程を示す説明図、図11は同じく第2のヒンジで連結する作業工程を示す説明図である。
上記図1ないし図11において、この実施の形態の宅配商品用受箱は、箱本体1と、この箱本体1に起伏自在に設けられ、起伏させることにより箱本体1の開口上端部を開閉する開閉蓋2と、開閉蓋2を箱本体1に起伏自在に取付けるヒンジ手段3と、ヒンジ手段3を保護する保護手段4とを備える。
前記箱本体1は所望の大きさに形成され、宅配される牛乳やレトルト食品、或いはその他の各種商品(図示せず)は箱本体1内に収容される。なお、箱本体1内に後述する内側容器5を備える場合には、前記宅配される商品は内側容器5に収容される。
箱本体1は、発泡スチロールその他の発泡樹脂材等の断熱性素材で構成されている。実施の形態の箱本体1は、前壁板11a(正面壁板),左右側壁板11b,11c及び後壁板11d(背面壁板)で隅丸の概略角筒状に形成した胴部11の上端を開口し、下端に底壁板12を設けてなっている。両側壁板11b,11cには持ち手用の突出部13,13が設けてある。
実施の形態の箱本体1の胴部11の上端部には、開閉蓋2と嵌脱自在に嵌合する嵌合筒部14が胴部11の内周壁部と延長させて設けてある。嵌合筒部14の周囲における箱本体1(胴部11)の上端面15は平坦面に形成されている。嵌合筒部14には、筒部14の外周壁部に沿わせてエンドレスに形成した凸条16が設けてある。
開閉蓋2は前記筒部14に嵌合して箱本体1上に倒伏し、閉蓋するように構成してある。これにより、閉蓋時における箱内の保温性が向上する。また、前記蓋2は、筒部14に嵌合した際に蓋2の後述する嵌合部31の頂壁面32が突条16と当接して閉蓋される。これにより、閉蓋時における箱内の保温性が一層向上する。
実施の形態の箱本体1の正面側の外側壁面、即ち、前壁板11aの外側壁面には、箱本体1の上端部側の適当な部位に位置させて形成した鍔状突条部17が設けてある。前記突条部17は開閉蓋2の後述する鍔部33と適当な間隔を存して相対向して設けてある。前記鍔部と突条部17との間の間隔は、例えば通常の人間の二本の指が入る程度の寸法に設定する。これにより、前記鍔部と突条部17との間に二本の指を入れ、その状態で両指を開くことにより、蓋2を開けることができる。したがって、片手で蓋2を開けることができるので、開蓋作業(操作)が簡単になる。
箱本体1の前壁板11aの外側壁面には適当な形状(図示では四角形)、大きさ、及び深さの嵌合凹部18が形成されている。前記凹部18には、凹部18と対応する形状、大きさ、及び肉厚のプレート19が嵌合され、接着等により固着されている。プレート19は箱本体1と同質材で構成されている。
プレート19には、図示しないが、宅配される商品のメーカー名その他の所望事項等がスクリーン印刷等により印刷されている。前記印刷はプレート19を前壁板11aに固着する前の段階で行なう。この構成を採用すると印刷作業が容易になる。また、印刷する際に失敗等が生じても別のプレートに印刷すればよいので、無駄を少なくすることができる。この場合、箱本体に直接印刷し、印刷不良が生じると、箱本体の全体が不良品になる。
箱本体1の底壁板12の下面側には、適当な形状(図示では四角形)、大きさ、及び深さの嵌合凹部20が形成されている。前記凹部20は底壁板12に重り21を固定するために設けたものである。前記凹部20には鉄板等で構成した重り21を嵌合して接着等により固定、その上からプレート22を嵌合し、接着等により固着してある。
前記重り21及びプレート22は凹部20と対応する形状及び大きさに形成されている。また、プレート22は箱本体1と同質材で構成されている。この構成を採用すると、箱本体1に重量を付与する。したがって、箱本体1が風圧等により飛ばされるのを防止できる。なお、前記重り21及びプレート22は所望に応じて設けるもので、省略することもできる。
実施の形態の箱本体1の背面上端部側の外側壁面、即ち、後壁板11dの上端部の外側壁面には、図10,図11に詳細に示すように、所定の距離を存して形成した係合凹部23,24が設けてある。前記両凹部23,24は保護手段4の後述する第1の保護部材51の両端に形成した係合突部56を係合し、第1の保護部材を箱本体1に安定して固定するために設けたものである。25は箱本体1の下端の各隅角部に形成した脚台を示す。
前記開閉蓋2は、箱本体1の上端部にヒンジ手段3で起伏自在に取付けて設けてある。前記蓋2は発泡スチロールその他の発泡樹脂材等の断熱性素材で構成されている。
実施の形態の前記蓋2は、箱本体1の嵌合筒部14に篏脱自在に嵌合する嵌合部31を備えている。前記蓋2は前記筒部14に嵌合部31を嵌合して箱本体1の上端部に倒伏して閉蓋するように構成してある。前記蓋2の嵌合部31の頂壁面32は平坦面に形成され、嵌合部31を前記筒部14に嵌合した際に、頂壁面32が前記凸条16と当接するように構成してある。
実施の形態の前記蓋2は、正面部に突設した鍔部33を備える。この鍔部33は上述したように、箱本体1の前記突条部17と相対向して設けてある。前記蓋2の背面側の外側壁面には、図10,図11に詳細に示すように、前記凹部23,24と一致する距離を存して形成した係合凹部34,35が設けてある。
前記両凹部34,35は保護手段4の後述する第2の保護部材52の両端に形成した係合突部56を係合し、第2の保護部材を開閉蓋2に安定して固定するために設けたものである。
前記蓋2の背面部には、庇用部材36が突設してある。実施の形態の庇用部材36は、前記両凹部34及び35の上端間に掛けて形成してある。庇用部材36はヒンジ手段3の後述する第1のヒンジ41を保護するために設けたものである。そして、後述する第2の保護部材52は庇用部材36の下面に沿わせて前記蓋2に固定される。
前記蓋2の天板37の外側壁面には適当な形状(図示では四角形)、大きさ、及び深さの嵌合凹部38が形成されている。前記凹部38には、凹部38と対応する形状、大きさ、及び肉厚のプレート39が嵌合され、接着等により固着されている。プレート39は蓋2と同質材で構成されている。
プレート39には、図示しないが、宅配される商品の販売店名その他の所望事項等がスクリーン印刷等により印刷されている。前記印刷はプレート39を天板37に固着する前の段階で行なう。このプレート39を設けた構成は箱本体1の前記プレート19と同様の理由により採用したものである。
なお、実施の形態では、箱本体1の前記プレート19,22及び開閉蓋2の前記プレート39を全て同一の形状、大きさ、及び肉厚に形成してある。これにより、各プレート19,22及び39は同じ型で製造できるので、製造コストの節減になる。
前記ヒンジ手段3は、箱本体1の背面上端部側の外側壁面、即ち、後壁板11dの上端部側の外側壁面と前記蓋2の背面側の外側壁面とを連結した連結用テープ42よりなる第1のヒンジ41を備える。また、箱本体1の背面側の上端面15と前記蓋2の背面側の下端面とを相対的に起伏自在に連結した連結用テープ44よりなる第2のヒンジ43を備える。
ヒンジ手段3は第1のヒンジ41と第2のヒンジ43で構成されている。第1及び第2のヒンジ41,43の連結用テープ42,44の素材は特に限定するものではないが、例えば、粘着テープや接着テープ等を採用できる。連結用テープ42,44は、その目的から肉薄で丈夫なものを採用することが好ましい。実施の形態では綿等の繊維を含有させて丈夫に構成した市販の粘着テープを採用している。また、透明の粘着テープを採用することもできる。
実施の形態の第1のヒンジ41は、前記テープ42の略下半部を箱本体1の前記両係合凹部23,24間に貼り付けると共に前記テープ42の略上半部を前記蓋2の前記両係合凹部34,35間に貼り付けて構成されている。これにより、前記蓋2は第1のヒンジ41を支点として箱本体1に起伏自在に取り付けられている。
前記テープ42の貼り付け作業は例えば次のように行なえる。即ち、図10に最も詳細に示すように、前記蓋2の嵌合部31を箱本体1の嵌合筒部14に嵌合する。そして、この状態で上述したように前記テープ42の略下半部を箱本体1の所定部に、また、前記テープ42の略上半部を前記蓋2の所定部にそれぞれ当接して強く押し付ける。これにより、前記テープ42は貼り付けられる。したがって、前記テープ42の貼り付け作業は簡単に行なえる。
実施の形態の第2のヒンジ43は、前記テープ42の略下半部を箱本体1の両係合凹部23,24間に貼り付けると共に前記テープ44の略上半部を前記蓋2の両係合凹部34,35間に貼り付けて構成されている。これにより、蓋2は第1及び第2のヒンジ41,43を支点として箱本体1に起伏自在に取り付けられる。
前記テープ44の貼り付け作業は例えば次のように行なえる。即ち、第1のヒンジ41の前記テープ42の貼り付け作業を終了した後、図11に最も詳細に示すように、前記蓋2を全開させる。これにより、箱本体1の上端面15と前記蓋2の下端面は略水平状(面一状)になる。そして、この状態で上述したように前記テープ44の略下半部を箱本体1の所定部に,また、前記テープ44の略上半部を前記蓋2の所定部にそれぞれ当接して強く押し付ける。これにより。前記テープ44は貼り付けられる。したがって、前記テープ44の貼り付け作業は簡単、かつ良好に行なえる。
前記保護手段4は第1のヒンジ41の連結用テープ42を保護するものである。保護手段4は箱本体1の背面部における上端部に沿わせて設けた第1の保護部材51と、前記蓋2の背面部に設けた第2の保護部材52とを備えている。実施の形態の第1及び第2の保護部材51,52は発泡スチロールその他の発泡樹脂材等で構成されている。
第1の保護部材51は、第1のヒンジ41の前記テープ42の箱本体1側の部分42a(図6、図10参照)の全体を覆わせて箱本体1の背面部、即ち、後壁板11dの上端部側に沿わせて接着等により固定(固着)して設けてある。
また、第2の保護部材52は、第1のヒンジ41の前記テープ42の前記蓋2側の部分42b(図6、図10参照)の全体を覆わせて前記蓋2の背面部に接着等により固定(固着)して設けてある。
前記第1及び第2の保護部材51,52は同一に構成されているため、第1の保護部材51について、その構成を説明し、第2の保護部材52の構成については第1の保護部材51と同一の符号を付して、その説明は省略する。
第1の保護部材51は所定の巾、即ち、実施の形態では前記蓋2の庇用部材36の下面から前記蓋2の下端までの長さ(寸法)と同一の巾、かつ、前記一方の係合凹部23の外端から他方の係合凹部24の外端までの距離と同一の長さに形成されている。
前記第1の保護部材51は、図8に最も詳細に示すように、一方の面は平坦壁面53に形成されている。また、前記部材51の他方の面は平坦壁面53の一方の側縁54(図8において上縁)から斜め外方に向けて所望角度のテーパーを付した傾斜壁面55を備える。このように、保護部材51は側縁54を頂点とする三角断面形状(但し、保護部材51の図8において略下半部側は断面四角形状)に形成されている。前記部材51の平坦壁面53の両端には、前記係合凹部23,24(前記係合凹部34,35も同様)に係合する係合突部56,56が形成されている。
前記第1の保護部材51は、前記側縁54を箱本体1の上端側に向け、一方の係合突部56を係合凹部23に係合すると共に他方の係合突条56を係合凹部24に係合し、接着等により箱本体1に固定(固着)して設けてある。
また、前記第2の保護部材52は、前記側縁54を開閉蓋2の下端側に向け、一方の係合突部56を係合凹部34に係合すると共に他方の係合突部56を係合凹部35に係合し、接着等により前記蓋2に固定(固着)して設けてある。
上記により、第1の保護部材51は、箱本体1の上端から斜め下方に向けて所望角度のテーパーを付した傾斜壁面55を備えている。また、第2の保護部材52は、蓋2の下端から斜め上方に向けて所望角度のテーパーを付した傾斜壁面55を備えている。
上記構成により、第1のヒンジ41の前記テープ42は前記両保護部材51,52で覆われて保護され、風雨や紫外線により粘着剤が酸化するのを防止する。
また、開閉蓋2は第1及び第2のヒンジ41,43を支点として、前記第2の保護部材52の傾斜壁面55が第1の保護部材51の傾斜壁面55に当接する範囲内で自由に起伏し、箱本体1の開口上端部を開閉するようになっている。そして、前記蓋が所定位置まで開蓋した時点で第2の保護部材52の傾斜壁面55が第1の保護部材51の傾斜壁面55に当接し、それ以上の前記蓋2の開閉方向への動きを規制するように構成してある。
実施の形態では、前記蓋2が箱本体1に対して起立して、略鉛直の位置より幾分後方側まで開蓋した時点で前記両傾斜壁面同士が当接するように構成してある。この場合、前記蓋2の開蓋する範囲(度合)は前記傾斜壁面のテーパー角度を変えることにより調整することができる。
上述した実施の形態では、第1のヒンジ41の前記テープ42を箱本体1の後壁板11dの外側壁面及び前記蓋2の背面側の外側壁面に貼り付けた例を開示してある。この場合、前記両部位に前記テープ42の肉厚と対応する深さの凹部を形成し、この凹部に前記テープ42を貼り付けるように構成してもよい。或いは、第1及び第2の保護部材51,52の平坦壁面53の所定部位に前記した凹部を形成する構成を採用することもできる。
また、第2のヒンジ43の前記テープ44についても箱本体1の上端面及び開閉蓋2の下端面の所定部位に前記と同様の凹部を形成し、この凹部に前記テープ44を貼り付けるように構成してもよい。
前記箱本体1、開閉蓋2、第1,第2の保護部材51,52及び各プレート19,22,39の全体の壁面、或いは少なくとも前記各部材の外側壁面は防水剤でコーティング処理する構成を採用することができる。防水用のコーティング剤としては、例えば、酢酸ビニル等を例示することができる。例えば、発泡スチロールは多少の吸水性があり、吸水すると材質が脆くなる。そのため、防水剤でコーティング処理して防水作用を付与させることが好ましい。
前記コーティング処理方法としては、例えば前記各部材を酢酸ビニル等の防水剤(液状体)に浸漬(ドブ漬け)し、或いは防水剤をハケで塗布する等により行なえる。ただし、上記方法に限定するものではない。
実施の形態の宅配商品用受箱は、箱本体1内に出し入れ自在に嵌合収納する内側容器5を備えている。内側容器5は適当な肉厚(例えば、約0.5〜約1.2ミリ程度)の硬質プラスチック等で構成されている。内側容器5は上端を開口し、箱本体1と対応する形状の有底概略角筒状に形成され、容器5の上端周縁部には外方へ向けて突設したフランジ板61を有している。
前記容器5は箱本体1内に出し入れ自在に嵌合収納されている。そして、上述したように、宅配される商品は内側容器5内に収容される。内側容器5を設けると、その分だけ生産コストが高くなるが、箱本体1を補強すると共に箱本体1内の汚れを防止することができる。この場合、箱本体1内を洗浄するのに比べ内側容器を洗浄する方が簡単に行なえる。この内側容器5は所望に応じて設けるもので、省略することも勿論可能である。
なお、上記した実施の形態は一例として開示したもので、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の技術思想を越脱しない範囲内において任意に変更可能なものである。
本発明の宅配商品用受箱の一実施形態を示す縦断面図である。 同上受箱の正面側から見た斜視図である。 同上受箱の背面側から見た斜視図である。 同上受箱の開蓋した状態を示す斜視図である。 同じく側面図である。 同上受箱のヒンジ手段による取付部分を拡大して示す縦断面図である。 図6に示す部分の開蓋した状態を示す縦断面図である。 同上受箱の保護手段を示す説明図であって、同図(a)は第1の保護部材を示す斜視図、同図(b)は第2の保護部材を示す斜視図、同図(c)は同図(a)のA−A線拡大断面図である。 内側容器を示す斜視図である。 開閉蓋を箱本体に第1のヒンジで連結する作業工程を示す説明図である。 同じく第2のヒンジで連結する作業工程を示す説明図である。
符号の説明
1 箱本体
2 開閉蓋
41 第1のヒンジ
42 第2のヒンジ
51 第1の保護部材
52 第2の保護部材

Claims (9)

  1. 箱本体と、この箱本体にヒンジ手段で起伏自在に取付けて設けられ、起伏させることにより前記箱本体の開口上端部を開閉する開閉蓋、及び前記ヒンジ手段を保護する保護手段とを備え、
    前記箱本体及び開閉蓋は発泡樹脂材等の断熱性素材で構成され、
    前記ヒンジ手段は、前記箱本体の背面上端部側の外側壁面と前記蓋の背面側の外側壁面とを連結した粘着テープ等の連結用テープよりなる第1のヒンジと、前記箱本体の背面側の上端面と前記蓋の背面側の下端面とを相対的に起伏自在に連結した粘着テープ等の連結用テープよりなる第2のヒンジとで構成され、
    前記保護手段は、前記第1のヒンジの前記テープの前記箱本体側の部分全体を覆わせて前記箱本体の背面部に固定して設けた第1の保護部材と、前記第1のヒンジの前記テープの前記蓋側の部分全体を覆わせて前記蓋の背面部に固定して設けた第2の保護部材とを備え、
    前記両保護部材は前記蓋の起伏方向への動きを所望の範囲内で許容するように構成してあることを特徴とする、
    宅配商品用受箱。
  2. 保護手段は、開閉蓋が箱本体に対して起立して所定位置まで開蓋した時点で第2の保護部材が第1の保護部材に当接して、それ以上の開蓋方向への前記蓋の動きを規制するように構成したことを特徴とする、請求項1に記載の宅配商品用受箱。
  3. 保護手段は、第1の保護部材に形成した傾斜壁面と、第2の保護部材に形成した傾斜壁面とを備え、開閉蓋が所定位置まで開蓋した時点で前記両傾斜壁面が当接して、それ以上の開閉方向への前記蓋の動きを規制するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の宅配商品用受箱。
  4. 開閉蓋は背面部に第2の保護部材の上縁部に沿わせて突設した庇用部材を備えていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の宅配商品用受箱。
  5. 箱本体は上端部に開閉蓋と篏脱自在に嵌合する嵌合筒部を備え、前記蓋は前記筒部に嵌合して倒伏し、閉蓋するように構成したことを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の宅配商品用受箱
  6. 開閉蓋の正面部に突設した鍔部と、箱本体の正面側の外側壁面に前記鍔部と所定の間隔を存して相対向して設けた鍔状突条部とを備えていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の宅配商品用受箱。
  7. 箱本体は、この箱本体の底部に固定して設けた重りを備えていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の宅配商品用受箱。
  8. 箱本体及び開閉蓋の少なくとも外側壁面は防水剤でコーティング処理されていることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の宅配商品用受箱。
  9. 箱本体内に出し入れ自在に嵌合収納する内側容器をさらに備えていることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の宅配商品用受箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107259927A (zh) * 2017-07-26 2017-10-20 安徽玉杉光电科技有限公司 一种紫外杀菌饮水杯

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